ハッピーエンドに導く方法   作:ギリギリニート

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宝具展開

 

ここは、廃墟の学校『穂群原学園』

 

俺たちは、キャスターを仲間にしたあと、休息できる場所を探していた

 

そして、何の因果かわからないがこの学校にたどり着いたというわけだ

 

「それじゃ、休める場所も確保したわけだし、説明してもらうわよ 彼方」

 

「はい?」

 

オルガマリーが俺の方へ近づく

 

「貴方がサーヴァントと戦った時のアレよ!一体何なの⁉

 

サーヴァント体であるマシュでさえ、歯が立たなかったのに!」

 

「詳しく聞かせてもらおうか?坊主」

 

「あっ!私も気になる!」

 

「教えていただけますか?彼方さん」

 

どうやら、『ビルド』が気になるのは所長だけではないようだ

 

『410:転生系名無し まぁ無理もないわなぁ』

 

『411:転生系名無し シャドー相手に無双するイッチを見てしまえばなぁ』

 

しかし、困った。 何と説明すればいいのだろうか?

 

転生特典なんて口が裂けても言えないし...

 

『415:星喰いの転生者 こいつらをごまかすなんかいい案ないか?』

 

俺は掲示板を頼ってみることにした

 

『416:転生系名無し うーん』

 

417:転生系名無し サーヴァントに対抗するための兵器とかどうやろか? 』

 

418:転生系名無し >>417 ええな!それ』 

 

『419:転生系名無し あとはイッチの大根演技でなんとかなると思うで!』

 

何故、俺は煽られているのだろうか?名演技だと思うのだが?

 

それはともかくいい案がでた、やはりこの掲示板は便利だ

 

女神様にお礼を言わなきゃな

 

『照:そんなに褒めても何も出ませんよ///』

 

なんでお前が照れるんだ『ナビ』

 

女神様に作られたスキルだからだろうか?

 

俺は四人に見られているなか、虚数空間からビルドドライバーを取り出した

 

「これは、生身の人間がサーヴァントに対抗するための兵器です」

 

「「「「「!!!!!!!!!!!!!!」」」」」

 

一同が驚愕する

 

『な、なんだってー! どうしてそんなものを彼方君が持っているんだい⁈』

 

ロマニが叫ぶ

 

「それが僕も良く分からないんですよ」

 

「分からないってどういうことなの?」

 

立香が問う

 

「...ある日夢を見ましてね、僕は真っ白な空間にいたんですよ

 

それで、しばらくするとやけに神々しい女性が現れまして

 

このドライバーとボトルを渡してきたんです」

 

ラビットフルボトルを取り出し、見せびらかす

 

「夢ですって?バカバカしい、本当のことを言いなさい彼方」

 

オルガマリーが俺を睨む

 

妥当な反応だろう、他の奴らも納得はしていないようだ

 

 

一人を除いて

 

 

「いや、坊主の言ってることはホントのコトだと思うぜ?お嬢ちゃん」

 

「なんですって?」

 

皆がキャスターを見る

 

「こいつにはでたらめな量の神秘が内包されてやがる おそらく、こりゃ神造兵装だな」

 

フムフムとキャスターはドライバーを見ている

 

『し、神造兵装⁉』

 

「ドクター、シンゾウヘイソウって何なんですか?」

 

立香がロマニに聞く

 

『神造兵装とは人の手ではなく神と定義されるもの、もしくはそれと匹敵する存在が作り出した武装のことだよ

 

有名なもので言えばアーサー王の『エクスカリバー』がそれに属している

 

つまり、彼方君のそれはとんでもなくヤバい代物なんだ!』

 

「ドクター、語彙力が低下しています」

 

マシュの鋭いツッコミが刺さる

 

「なるほど、これで納得がいったわ」

 

オルガマリーが俺を見ながら言う

 

「何のです?」

 

「カルデアで最底辺の貴方が立香に対して偉そうな態度をとっている理由よ」

 

「え?最底辺ってどういうことですか?」

 

立香は、首を傾げている

 

「彼方はカルデアの中でも一番魔術の才能が無いのよ

 

魔術回路の量も、質もね 

 

だから、正直彼方があなたを見下だす資格なんてないのよ」

 

彼女は俺を指さしながら言った

 

「そう、だったんですね」

 

マシュがポツリと呟く

 

「そうよ、マシュ なんなら立香の方が魔術の才能があるわ」

 

その通り、今の俺は魔術の才能が一般人以下なのだ

 

ブラッド族の肉体は簡単に改造ができるので、便利だ

 

『肩書だけに固執する底辺魔術師』いい響きである

 

「まさかあのエイトスターズ家とヴォーダイム家の子供が魔術の才能がゼロに近いなんてね」

 

オルガマリーはフッと鼻で笑った

 

「所長、彼方さんは元一般人だと聞いていたのですが」

 

マシュが尋ねる

 

「いいえ、彼方の両親はどちらも時計塔で有名な魔術師だったのよ

 

でも、数年前に突然時計塔から姿をくらましたの

 

まさか一般人になっているなんて思いもしなかったわ」

 

以前お父様とお母様の魔術回路を調べたことがあったのだが

 

本当にとんでもなかった

 

特にお母様はキリシュタリアを超えていた

 

そんなお母様を射止めたお父様はなかなかのやり手である

 

「そうだったんだ 全然知らなかった」

 

立香が俺をみる

 

「でも、おじさんとおばさんは今のカナ君みたいな感じじゃなかったよ?」

 

「あの二人は元々一般人よりの考えだったんだ 甘い人たちだよ全く」

 

あの性格で魔術師は無理だろう

 

「もう僕のことはいいでしょう それよりマシュの宝具をどうするのかを考えるべきでは?」

 

俺はマシュを見ながらそう言った

 

「強引に話を終わらせたわね」

 

「ですが、彼方さんの提案は間違っていません 十分な試運転はできたはずなのに

 

私はいまだに宝具を発動できません どうやら私は欠陥サーヴァントのようです」

 

マシュは下を向きながら悔しそうに言った

 

「マシュ...」

 

『うーん、マシュは責任感が強いからなぁ でも仕方ない事だと思うよ?

 

だって宝具だし、そんな簡単に使えたら英霊の面目が立たないというか』

 

ロマニはそう言ってマシュをフォローする

 

「あ?そんなのやる気が足りねぇだけだ やる気が

 

お嬢ちゃんが英霊になった時点で宝具は使えるはずだぜ?

 

なのに使えないってことは魔力が詰まってんだよ

 

とにかく、大声をあげる練習をしてねぇだけだ」

 

キャスターが指摘する

 

そうなんですか⁉

 

マシュの大声に一同が驚く

 

「ちょっとマシュ!いきなり大声出さないで!鼓膜が破れかけたわよ!」

 

「お前、例えってのが分からないの?英霊の大声なんてもはや口撃だよ口撃」

 

真面目過ぎるのも大概ではなかろうか

 

「ぁ...申し訳ありません 本当に効果的だと思いまして...」

 

マシュがシュンとする

 

「ガハハ、やる気があるのは十分だ 立香、今からお嬢ちゃんの特訓をするが構わねえな?」

 

キャスターが立香に問う

 

「うん! でも具体的にどんなことをするの?」

 

逆に立香が尋ねる

 

確かオルガマリーに厄寄せのルーンを刻むんだったような

 

しかし、学校の中まで敵をおびき寄せるのだろうか

 

キャスターは俺の肩にポンと手を置いた

 

 

 

お嬢ちゃんには坊主と戦ってもらうぜ!

 

 

 

...は?

 

「な、何を言っているのよ!キャスター!」

 

オルガマリーがキャスターに問う

 

「いいか?宝具ってのは英霊の本能だ なまじ理性があると出にくいんだよ

 

だからお嬢ちゃんには坊主と戦って精も根も使い果たしてもらうっていう算段さ!

 

いやー、冴えてるな、オレ!」

 

キャスターはどや顔で俺の背中をバンバン叩く

 

「彼方、断りなさい 

 

貴方は強いけれどマシュも今では他のサーヴァントに遅れをとっていません

 

大体こんな方法でたらめよ!」

 

「そうだよ!キャスター ここに来るまでに黒いサーヴァントが襲ってきたけど

 

マシュが倒してたの見ていたじゃん! カナくんが危ないよ!」

 

オルガマリーと立香は反対のようだ

 

実際マシュの動きは良くなってきているシャドーサーヴァント程度には負けないだろう

 

原作のようにキャスターに全部任せた方が効率が良いと考えられる

 

ここは俺も反対しておくか

 

「キャスターさん僕も「私も反対です」...」

 

今まで黙っていたマシュが口を開く

 

「この作戦で彼方さんが怪我をしてしまったら申し訳ないですし

 

もっと理屈にそった方法があると思います」

 

彼女はこちらをチラリと見ながらそう言った

 

____へぇ

 

「おいおい、言われてるぜ坊主 コイツらにはお前が弱く見えているようだ」

 

ニヤリといらずらを企む子供のように笑うキャスター

 

コイツ、こうなること分かってたな?

 

「い、いえ そんなつもりで言った訳では「分かりました」」

 

俺がマシュの弁明を遮る

 

俺はいかにもイラついているといったような仕草をする

 

「さっきから聞いていれば、危ないだの怪我をするだのごちゃごちゃと

 

僕が負ける?この欠陥サーヴァントに?フッ、片腹痛い」

 

ギロリとマシュを睨む

 

「_っ!」

 

マシュはビクッと肩を揺らす

 

「カナくん!マシュはカナくんのことを心配して言ってるんだよ!」

 

立香がマシュと俺の間に入る

 

「おいおい、立香 坊主がやる気なんだ 止めてやるなよ」

 

キャスターが立香を諫める

 

「で、でも...」

 

俺はマシュに近づく

 

「表に出ろ 叩き潰してやる」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そうして俺たちは学園の運動場へとやってきた

 

いかにも高跳びでヒロインを堕としそうな場所である

 

『432:転生系名無し イッチブチ切れてて草』

 

『433:転生系名無し 所長なんかイッチの顔見てブルブル震えとったで』

 

『434:転生系名無し でもそんなにキレるようなことか?』

 

『435: 星喰いの転生者 別にキレてないで、マシュが俺を『守る対象』として

 

見ないように認識を変えるためであって

 

なんか俺がマシュよりも弱いみたいな風に見られていることにキレてるわけでは

 

全くないからな 勘違いすんなよ』

 

『436:転生系名無し 途中から猛虎弁使ってなくて草』

 

『437:転生系名無し 普段イッチがレスするときは第一人称『ワイ』なのに

 

ブチ切れて『俺』って素が出てるの草』

 

スレの奴らが草を生やしまくっているが怒ってないと言えば怒っていない

 

...

 

 

......

 

 

 

.........

 

 

 

 

...正直に話そう 

 

 

 

 

腸が煮えくり返っている

 

 

 

前はこんなことでいちいちキレたりする性格ではなかったはずだ

 

多分

 

やはり、ブラッド族に肉体が変わったせいなのか好戦的になっているのだろうか?

 

『生の感情』が芽生えているブラッド族はこうなるのだろうか?

 

『否:マスターの性格は元々はこのような性格でした』

 

おかしい クールキャラだと思っていたのだが

 

何故か知らんが『ナビ』からため息が聞こえているような気がする

 

だがこんな自分に納得はしている

 

気に入らないのだろう、マシュよりも弱いと思われることが

 

『守られる側』と彼女に思われるのが

 

マシュは立香を守る盾であって、俺を守る盾ではない

 

 

俺を庇って彼女が死ぬなんてことあってはならないのだから

 

 

この認識は早いうちに変えておかなければならない

 

「よーし、準備はできたかー」

 

キャスターの声が響く

 

両者の間隔は30mといったところか 

 

オルガマリーと立香は離れたところでキャスターと一緒に二人を見ている

 

俺はビルドドライバーとラビットとタンクのフルボトルを取り出す

 

フルボトルを振らずにドライバーへセットする

 

ラビット タンク ベストマッチ!!!

 

「本当にいいんですね?」

 

マシュの顔は暗いままだ

 

「あぁ、かかってこい」

 

俺はレバーを回し『スナップライドビルダー』を展開する

 

「行きます!!」

 

それとほぼ同時にマシュがこちらに突進してくる

 

Are you ready?

 

「...変身」

 

鋼のムーンサルト!!! ラビットタンク!!!

 

「ハァ!」

 

盾を使った体当たりでマシュは俺を吹き飛ばそうとする

 

しかし

 

「なっ!!!」

 

俺はそれを左脚一本で受け止める

 

「くっ」

 

マシュは振り払うが上半身を後ろへそらし、避ける

 

「がら空きだ」

 

俺はマシュの懐へ高速で移動し左の拳を叩き込む

 

「がはっ!」

 

マシュは数メートル後方へと飛ばされる

 

「マシュ!!」

 

立香の悲痛な叫び声が響く

 

盾を杖代わりにしながら盾の少女は立ち上がる

 

「最初の突進、お前 手加減してただろ?」

 

マシュはハッと目を見開く

 

「その様子だと当たりかな? 今の僕は君の敵だよ?

 

遠慮はいらない... 殺す気でこい」

 

「っ! ヤァーーーー!」

 

彼女は飛び上がり盾を俺に打ち付ける

 

頭上で腕をクロスし、攻撃を受け止める

 

衝撃が全身に伝わる

 

攻撃の余波で足元の地面が沈む

 

俺は右足に組み込まれている無限軌道装置によって後ろへ滑るように下がる

 

「ドリルクラッシャー」

 

俺の声に反応しドライバーから『ドリルクラッシャー』が生成される

 

俺は盾に向かってフェンシングの要領で突きを放つ

 

マシュは地面に足がついておらず、抵抗もできないまま後方へ飛ぶ

 

『450:転生系名無し マシュちゃんの攻撃半端ねぇ』

 

『451:転生系名無し それに対応できるイッチもヤバいわ』

 

『452:転生系名無し でも、盾相手に攻撃しづらいよなぁ』

 

そう、盾相手だと今のままでは決定打に欠ける

 

いざ、相手にしてみるとめんどくさいものである

 

マシュが盾を軸に回転蹴りを放つが避け、足を掴む

 

そのまま左脚で高く跳ぶ

 

そして勢いよく、地面へとマシュを叩きつける

 

「うっ!」

 

ドゴーンと轟音と土煙が舞う

 

「ほぉー、坊主も案外やるなぁ 関心関心」

 

「そんなこと言ってる場合⁈ マシュは無事なの⁈」

 

「おいおい、よく見てみろ お嬢ちゃん、地面と接触する前に盾を召喚して衝撃を逃がしやがった よく考えたもんだぜ」

 

「マシュ...凄い」

 

誰だよこいつにキャ●テンアメ●カ見せたの

 

あぁ、俺か...

 

最低な魔術師を演じる前は、よくロマニとマシュと一緒にいろんな映画見てたなぁ

 

そんなこと考えながら着地する

 

「フッ!」

 

マシュは俺に向かって盾を投げる

 

俺はそれをドリルクラッシャーで弾くが...

 

「ハァ!」

 

その隙に少女の腕からは考えられない威力のパンチが俺に炸裂する

 

ゴムまりのように吹き飛ばされてしまう

 

...どうやら投げた盾に隠れて高速で移動し、攻撃したのだろう

 

「ねぇ、キャスター やっぱりこんな作戦やめた方がいいんじゃ...」

 

「そうよキャスター、マシュの方が彼方より強く見えるのだけど?」

 

立香とオルガマリーは俺たちの戦いを見て、キャスターに抗議する

 

「うーん、こりゃ俺の見当違いだったか? 坊主ならもうちょっと戦えると思ったんだがなぁ」

 

キャスターは顎をさすりながら俺を見る

 

全く、好き勝手言いやがって

 

俺も予想外だよ まさかマシュがこんなに戦えているだなんて

 

 

違和感はここに来るまでにあった

 

彼女が敵と戦っている姿は、戦い方を学習しているようには見えなかった

 

勘を取り戻しているかのような

 

どう戦えばいいのかを思い出しているかのような

 

動きのキレだって戦えば戦うほどよくなっていく

 

叩き潰すなんて言ったが今のままでは難しいだろう

 

 

 

今のままでは

 

 

 

 

『ドラゴンフルボトル』と『ロケットフルボトル』を取り出す

 

ドラゴン ロケット

 

Are you ready?

 

「ビルドアップ」

 

トライアルフォーム『ドラゴンロケット』へと姿を変える

 

ビルドドライバーから『ビートクローザー』を生成する

 

マシュは俺の動きを伺っている

 

俺はビートクローザーから長大な炎の剣を作り出し、薙ぎ払う

 

しかし、それは盾で防がれる

 

「ハァァァァァァ!」

 

マシュは俺に向かって突進する

 

「...」

 

俺はロケットの推進力で加速しながら

 

ビートクローザーを両手で持ち、マシュに接近する

 

「フン!」

 

青白い炎を纏わせながら逆袈裟斬りを放つ

 

「くっ!」

 

ドラゴンの剛腕によって盾をはじく

 

そのまま、マシュに向かって連続で剣撃を放つ

 

彼女は辛うじて攻撃を防ぐが防戦一方となってしまった

 

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『なんなんだい、あの剣撃 まるで()()のようだ』

 

ロマニが声を漏らす

 

「さっきまでマシュが押していたのに...」

 

「坊主の動き...まさか」

 

「どうしたのキャスター、彼方の攻撃に見覚えがあるの?」

 

オルガマリーがキャスターに問う

 

「...あぁ、坊主のあの動き あれに似ている奴を知っている」

 

「誰なの?」

 

「セイバーだ」

 

「「!!!!!!!!!」」

 

『セ、セイバーってMr.キャスターが言っていたあの⁉』

 

三人はキャスターの発言に驚愕する

 

「だからMr.は余計だって言ってんだろ、確証はねぇが親玉のセイバーは

 

華奢な体をしているが魔力放出でかっ飛ぶんだよ

 

その動きが坊主の戦い方にそっくりなんだよ」

 

キャスターは苦々しく俺の剣撃を見る

 

「さっきの坊主とはまるで違ぇ、あの野郎、殺す気か?」

 

「え?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ヤァ!」

 

マシュが俺の攻撃を振り払おうとするが剣で盾を弾き飛ばす

 

「ぁ...」

 

そして丸腰になったマシュに接近、急加速した拳を叩き込む

 

「ごはっ!」

 

体内の空気が強引に出される声と共に少女は飛ばされる

 

「ハァ、ハァ、ハァ」

 

どうやら立つのもやっとのようだ

 

「マシュ!」

 

「立香!戻りなさい!」

 

立香が耐えきれず、マシュの元へ近づく

 

「せん、ぱい」

 

「こんなに傷だらけになって...カナくん!もうやめてよ!」

 

彼女を俺に呼びかける

 

「...」

 

ラビット タンク ベストマッチ!!!

 

鋼のムーンサルト!!! ラビットタンク

 

ドライバーからドリルクラッシャーを生成し、ガンモードに変形 銃口を立香に向ける

 

「ッ!! 先輩!」

 

盾を召喚し、立香の前に出る

 

引き金を引くが盾にふさがれる

 

「なんの...つもりですか」

 

マシュが俺に尋ねる

 

「なんのつもり? 言ったよな、今の僕は敵だって

 

サーヴァントのマスターが何も考えずに姿を現したんだ

 

殺そうとするのが当たり前だろ?」

 

俺は銃口を向けたまま答える

 

「っ!これは特訓です!そこまでする必要はないはずです!」

 

マシュが叫ぶ

 

「人形が言うようになったじゃないか なぁ、マシュ」

 

俺はパンッと両手を叩く

 

「そうだ!マシュ、僕は今から君に必殺技を放つ それを防いでみろ」

 

「何を...言っているのですか? こ、ここには先輩がいるんですよ?」

 

彼女は俺の発言に動揺している

 

「だから?何?」

 

俺は淡々と返す

 

マシュは絶句する

 

『彼方君なにを言っているのか分かっているのか⁉ 君のソレは神造兵器だ!

 

それの必殺技なんてサーヴァントの宝具と同じ威力になるはずだ!

 

そんなことをすればマシュと立香は死んでしまう!

 

やめるんだ!彼方君!』

 

ロマニは必死に俺を止めようとする

 

「僕の攻撃を止められないなら、どうせセイバーに殺されますよ

 

死ぬのが今なのか、後なのか たったそれだけの違いです」

 

底冷えするような声色でロマニに告げる

 

『立香ちゃん!今すぐそこから逃げるんだ!彼は本気だ!』

 

立香はロマニの掛け声でその場から離れようとする

 

 

 

しかし

 

 

 

 

「動、かない 足がナニカに掴まれて...」

 

彼女の足は影のようなもので固定されていた

 

『これは...まさか!』

 

「サーヴァントの問題はマスターの責任、逃げれるなんて思うなよ?」

 

「やめなさい! ホントに死んでしまうわよ!」

 

オルガマリーは半狂乱で叫ぶ

 

俺はレバーを回し始める

 

Ready go!

 

その場で高く跳びあがる

 

マシュは盾を構える

 

ボルテックフィニッシュ! イェーイ!

 

俺の必殺技とマシュの盾がぶつかる

 

「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」

 

マシュは全身に力を込め、防ぐ

 

足元の地面は割れ、徐々に後ろに下がっていく

 

立香は覚悟を決めたのか、マシュの手を握る

 

「マシュ、信じてるから!」

 

彼女は笑顔を浮かべるが、目じりには涙が浮かんでいる

 

それでも立香は震える手でマシュを支える

 

「せ、んぱい!ッ!アァァァァアァァア!!!!!!!!」

 

マシュは主の覚悟を受け取り、雄叫びを上げる

 

 

 

瞬間、盾が光り出す

 

 

 

少女の想いは顕現する

 

 

 

巨大な幾何学模様が展開され、俺は校舎まで吹き飛ばされる

 

 

 

俺は校舎の壁を突き破り、渡り廊下を超え、奥の教室の壁に衝突する

 

『報:ダメージの許容量を超えました 変身を解除します』

 

ナビの知らせと共に装甲は赤と青の粒子となって消える

 

血まみれになった体を見ながらため息を吐く

 

辺りは割れたガラスと破壊された教室

 

意識が朦朧とする

 

この感覚はマシュにぼろ雑巾にされた以来か

 

肉体を再生するのもありだが、流石に怪しまれてしまう

 

あくまで今の俺は人間だからな

 

それはそうとナビ、解析はできたかー?

 

『報:『マシュ・キリエライト』の戦闘及び宝具の解析が完了しました』

 

ナイスー、ビルドドライバーの最適化も頼むー

 

『呆:マスターは私に頼りすぎです、もう少し感謝してください』

 

頼りにしてるぜ、相棒

 

お前がいないと俺は生きていけないからな

 

ホントに感謝してる

 

『照:...仕方ないですね 全く...身体の損傷が激しいので休んでください』

 

ホントにキミ、スキルなの?

 

こっちが素なの?

 

しょうもないことを考えながら

 

意識を落とした

 

 






戦闘描写が苦手過ぎるぅーー


ちなみに、マシュが防げなかったとしても、彼女たちが死ぬことはありませんでした

彼方君が何の対策もなく、立香ちゃんを危険にさらすことは決してありません



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