ハッピーエンドに導く方法   作:ギリギリニート

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この話を書いてて痛感したんですけど、FGOって初っ端から厄ネタ多くないですか?




焦げ付いた後遺症 / 少女の寿命

 

スレから意識を外した俺は身の回りの状況を把握する

 

全身を包帯に巻かれ、人工呼吸器が付けられている

 

そして...

 

 

「ッ! 目が覚めたのか!」

 

 

ロマニはハッとして、俺のバイタルを確認する

 

それにしても...さっきしていたあの顔

 

いかにも曇っているといった表情だった

 

まぁ、助手が血だらけで帰ってきたらそんな顔をするか

 

というか『ナビ』驚いたぞ、()()()()()()1()0()0()()()()()

 

 

『報:マスターの存在は私によって確証されています』

 

 

えぇ、なんかとんでもないことしてない?

 

存在の証明なんて簡単に出来るもんじゃないんだけど

 

 

『誇:私は優秀なので( ・`ω・´)』

 

 

なんだろう、すんごいドヤってる気がする

 

おそらく女神様が張り切って性能モリモリにしてしまったのだろう

 

なにせ彼女は高次元の神なのだから

 

この世界で完全に女神様を知覚できるものはいないだろう

 

 

『このくらいはさせてください!!決して悪いようにはしませんから!!(`・ω・´)=3』

 

 

なんか『ナビ』と『女神様』がダブって見えるんだが...

 

 

「こ、これは...!」

 

 

ロマニは信じられないといった目でバイタルを見ている

 

彼は無言のまま、俺の人工呼吸器を外した

 

 

「助かりました、ロマンさん。 人工呼吸器ってしゃべりづらいんですよねぇ」

 

 

ベッドから上半身を起こす

 

 

「...彼方君」

 

 

ロマニの顔はまた曇っていた

 

 

「君の肉体は異常な速さで回復していっている、そこは前々から知ってるから問題はない。驚いたけどね」

 

 

「ロマンさん」

 

 

「...なんだい?」

 

 

「言いたいことがあるならはっきり言ってください。まぁ、僕も人のことは言えませんけどね」

 

 

たはは、と笑う俺を見て、ロマニは決心がついたようだ

 

 

「彼方君。君はもう、今までのように魔術を使うことはできない

 

 

 

...あっ、それ⁉

 

てっきり「やっぱり君は人間じゃないよね?」とか「レフの仲間なのか?」とか聞かれると思っていたので驚いてしまった

 

まぁ、そうかあれだけ「悪徳魔術師ムーブ」してれば妥当か

 

おかしいな、ミステリアスなセリフとか考えていたのに台無しになってしまった

 

というか驚くなんていつぶりだろうか?()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「...君の魔術回路はセイバーの宝具を受けた時点で焼き切れていた。そこに大量の魔力が流れ、完全に壊れてしまったんだ」

 

 

そう言って、ロマニは俺の右腕の包帯をとった

 

俺の右腕は黒く変色しており、所々に裂傷のようなのが出来ている

 

 

「あのロマニさん、自分で外しておいてドン引きするのは流石にヒドイですよ」

 

 

「ご、ごめん」

 

 

「これが、焼き切れてしまった後遺症ですか?」

 

 

「ああ、逆にこの状態でおさまっているのが奇跡だよ」

 

 

俺のやったことを魔術師に見せたら、ほとんどがイカレてると思うだろう

 

おかげで腕が「エミヤオルタ」のように変色してしまった

 

 

「まぁ、自業自得ですね。これは。」

 

 

「そ、そんなにあっさり片づけていいのかい⁉ 君にとって魔術は大切なものだろう?」

 

 

ロマニは淡々と語る俺にツッコミを入れる

 

 

「僕にとって魔術は武器の一つでしかありません、それに...僕には『ビルド』がありますから。それで...ロマンさん」

 

 

真剣な眼差しを作り、ロマニを見る

 

 

「...なんだい?」

 

 

ゴクリ、と彼も真剣な顔になる

 

 

 

「シャワーを浴びてもいいですか?」

 

 

 

ガクッ!とロマニは体勢を崩す

 

 

「彼方君!真面目な顔してふざけるのはやめてくれ!僕の胃がキュっとなるんだよ!」

 

 

「ジョークですよジョーク。シリアスは疲れますからね」

 

 

「はぁ、分かった。 着替えは置いておくから行っておいで。あっ、くれぐれも安静にしておくんだよ!」

 

 

そう言ってロマニは部屋を出て行った

 

 

シャワーを浴びた後、俺は着替える

 

服は『カルデア制服』だった

 

よし、部屋を出よう!

 

安静なんて言葉は俺の辞書にはない

 

俺は集中治療室を出て、歩き出した

 

 

191:転生系名無し 

イッチは一体どこに行っているんや?

 

192:星喰いの転生者

>>191

食糧庫やね

 

193:転生系名無し

食糧庫?

 

194:転生系名無し

何でそんなところに?

 

195:星喰いの転生者

ちょっと取りに行くものがあるんや

 

196:転生系名無し

えー?なんだろ?

 

 

 

スレ民たちと会話しながら、俺は食糧庫へ着いた

 

やはりここは、無事だったか

 

あの節穴ミミズ(レ/フ)は食糧庫に爆弾を仕掛けていなかったらしい

 

歩いていて確信したのだが、あの魔神柱はバカである

 

俺だったら真っ先に食糧庫に爆弾を仕掛ける

 

外に出れない状態で食料が無ければ人間はすぐに息絶えるだろう

 

物騒なことを考えながらお目当ての物を探す

 

あ、あった

 

俺が探していたものは完全栄養食である

 

カルデアに置いてある完全栄養食はその辺の物とは違う

 

本当にそれだけで栄養が取れてしまうスーパーフードなのだ

 

俺はどんどん魔術で作り出した空間へと栄養食を放り込んでいく

 

 

211:転生系名無し

うわぁ、絵面やべぇ

 

212:転生系名無し

泥棒イッチ、見参!

 

213:転生系名無し

手際が妙に良いのが腹立つわwww

 

214:転生系名無し

虚数魔術便利すぎるやろ

 

215:転生系名無し

四●元ポケットみてぇだ

 

 

 

何やらガヤガヤ言われているが気にしない気にしない

 

生き残ったスタッフたちは管理室でわちゃわちゃしているはずだ

 

今が一番、食糧庫の警備が手薄になる

 

サーヴァントが増えだしたらもってのほかだ

 

固形の物や、ウィダーになっているものなどを拝借した

 

合計1392個、これだけ盗ってもまだまだある

 

俺の食料は十分に確保できた

 

取り過ぎじゃないかと思ったが、何故かこの完全栄養食は人気がないので問題ないだろう

その後、俺は自分の部屋へと戻っていた

 

特別な改造を施していたおかげで俺の部屋は無傷だった

 

冷蔵庫から地下へと移動する

 

ここなら人目に付かない

 

 

「『ナビ』」

 

 

パンパンと手を叩く

 

すると目の前に光の玉が現れる

 

 

『問:いかがなさいましたか?マスター』

 

 

「立香とマシュのバイタルを出してくれ」

 

 

『咎:女性の身体的情報を開示するのはいかがなものかと』

 

 

「はぁ、すまない『ナビ』。ジョークはまたの機会にしてくれ」

 

 

『解:承知しました』

 

 

ヴォンとホログラムのようなものが現れる

 

ふむふむ、特に異常はない、か

 

やはり、あそこで立香を止めておいたのは正解だったな

 

マシュも異常はない...しかし

 

彼女には()()()()がある

 

 

「『ナビ』、マシュの活動期間を教えてくれ」

 

 

画面が切り替わり、マシュのデータが映し出される

 

 

『解:『マシュ・キリエライト』の活動限界は『729日23時間50分30秒』です』

 

 

「『ナビ』。それはデミ・サーヴァントとして活動しない場合の時間だろ?」

 

 

『ナビ』は何かを出し渋っているような感じがした

 

まったく、変に人間臭いのが女神様そっくりだ

 

 

「デミ・サーヴァントとして彼女が戦いに参加した場合、活動期間はどうなる」

 

 

『解:...369日17時間46分23秒です』

 

 

「チッ」

 

 

思わず、舌打ちをしてしまった

 

マシュは造られた人間、寿命が非常に短い

 

しかもこの時間は、彼女に無理をさせればされるほど減っていく

 

人理修復の途中で限界が来る可能性もある

 

 

 

 

『せん...ぱいを頼みま、す。彼方さん...』

 

 

 

 

「...だりぃ」

 

 

俺は手を払い、目の前のホログラムを消した

 

マシュの復活イベントはゲーティア討伐後に発生する

 

つまり、彼女を終章まで生き残らせなければならない

 

マシュの性格上、立香を守るためなら無茶なことも躊躇わない

 

そして、自分のせいでマシュに無茶をさせてしまったと曇る立香

 

バットエンドである

 

いっそのこと二人仲良くホルマリン漬けにしてしまおうか...

 

 

「フォウ!!!グルルルル」

 

 

どこからか侵入してきたフォウが俺に向かって威嚇する

 

 

「冗談に決まってんだろ、白モップ」

 

 

「フォウ!」

 

 

「まぁまぁ、これでも食べて落ち着きなすって」

 

 

干し肉をフォウに差し出すと、彼はおとなしくなった

 

 

「人理や抑止もヒドイよな?純粋な少年少女にこんな無理ゲーをさせてくるなんて」

 

 

「ムシャムシャ、フォーーーウ」

 

 

「お前はそもそも人じゃない?マスコットかと思わせといてラスボス級のお前に言われたくねぇよ」

 

 

「フォウフォウフォウ!」

 

 

テシテシと足を叩いてフォウは抗議する

 

 

「まぁ、マシュの生存にはお前も必要不可欠だ。頼むぞ?」

 

 

「フォウ...」

 

 

「君もいずれ分かるさ。善良な人類がいかに美しいかをね」

 

 

ニヤリと、含みを持たせた笑みを浮かべる

 

 

「フォーウ」

 

 

「白モップ。お前のキャラじゃないとか言うんじゃない。俺はミステリアスキャラを目指しているんだ」

 

「お前は立香やマシュと変わらない?御冗談を、俺は目的のためなら手段を選ばないクズなんだぜ?」

 

 

「フォウ...ムシャムシャ」

 

 

フォウは『コイツ、何も分かってねぇな』みたいな目で干し肉を頬張っていた

 

 

 

 

 





あとがき

なんとUAが90000を超えました!

妄想を文字にしたものがたくさんの人たちに見られているというのはありがたいながら恥ずかしいものですね(笑)


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