テイワットで楽しく過ごしたいのに選択肢が邪魔をしてくる   作:作刀

14 / 21
今回でモンド編は終わりです
次話からは璃月編です


第十二話、さらばモンド。また帰ってくる日まで

「はぁ、神様たちに会わなくちゃいけないからモンドを出て璃月に行くと」

 

「うん、だから今まで私たちを助けてくれたセンに出来ればついてきて欲しいなって」

 

「センはオイラたちにご飯を奢ってくれるからいてくれると嬉しいぞ!」

 

「ああ、助けってそういう……」

 

 

今の俺は絶望してると思う、パイモンちゃん達には何度か奢ったことがある。蛍ちゃんは普通の量だからいい、でもパイモンちゃんはよく食べるから食費が……

 

 

「ごめんね、セン。パイモンの言ってることは気にしなくていいから」

 

「ああ、うん」

 

 

ああ、ちなみに今は2人が璃月に行くから出来れば俺にもついてきて欲しいという旨の話をする為に我が家に来たので上がってもらってお茶を出してその話を聞いている状態です。ちなみにパイモンちゃんには俺特製アップルパイを振る舞ってる。選択肢のせいでなんか無駄に料理が上手くなったから。

 

例としては『家事は大事だ。まずは料理を作れるようになろう』とか『モテるために料理スキルは必要不可欠。料理の腕を磨こう』というなんか似た感じの選択肢が出てきたからまあ料理が上手くなったんですよね。とまあこの話は置いといて───

 

 

「うーん、行くにしてもまずは挨拶からだね。まずはジンさんのところに行こう」

 

「わかった。行こうパイモン」

 

蛍ちゃんがアップルパイを食べているパイモンちゃんに声を掛ける。それを聞いたパイモンちゃんは半分ぐらい残ってたアップルパイを一瞬で全て平らげた。それ結構大きめに作ってるんだけど……ちゃんと噛んでる?

 

 

『ちゃんと噛めよ……』

 

『そんな一気に食べると喉を詰まらせるぞ』

 

 

うーん、選択肢も同じ事考えてたな。ていうか上、これ孫親子にピッコロさんが言った台詞じゃねえか。まあこっちにしよ

 

 

「ちゃんと噛めよ……」

 

「うん?噛んだぞ?」

 

「いや、あれ噛めて……まあいいや」

 

 

あ、ハイ、もういいです。ジンさんのところに行きましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よく来てくれたな、センに栄誉騎士とパイモン」

 

「オッスジンさん」

 

 

はい、ジンさんのいる騎士団本部にやってきました。門番とかいるけど俺顔パスだからすっと入れるんだよね。顔パスって便利ね。(しかしモンド限定)。まあ本部に来たからそのままジンさんのいる部屋に直行したよね

 

 

「それで、栄誉騎士はいいとして、滅多に騎士団本部に来ないセンが居るのは珍しいな。何かあったのか?」

 

「いやぁ、実はカクカクシカジカで……」

 

「セン、まともに説明してくれ」

 

「アッハイ」

 

どうやら今の説明では分からなかったようだ。まあそりゃそうだろ。今の説明で分かるのはギャグ時空とかだけ──

 

 

『なんで今の説明でわかんないんだよ。わかれよ』

 

『その程度の理解力で騎士団の代理団長が務まんのかよ?』

 

 

───だろ………はぁぁぁ(クソデカため息)

 

おいゴラ選択肢テメェなんでそこで煽るんだよ馬鹿なんじゃないの?あれは完全に超絶分かりにくいどころか内容の一つにも触れてないカスみたいな説明だったんだぞ?

 

 

嫌だぁ、言いたくなぃぃぃぃ!!

 

 

 

「なんで今の説明でわかんないんだよ。わかれよ」

 

「……いいから説明してくれ」

 

「はい、ごめんなさい。蛍ちゃん達が璃月に行くから出来れば俺にも付いてきて欲しいと話をされて行くかは迷ってるけどまあ多分行くと思うから挨拶しに来た所存であります」(超早口)

 

「あ、ああ。そういうことだったのか」

 

ごめんねジンさん。綺麗な顔なのに貫くような視線で睨まれたからつい早口になっちゃった

 

「そうか。璃月に……」

 

「なんか問題でも?」

 

「いや、特に問題はないのだが……いや、一つある」

 

「……それは?」

 

 

なんとなく予想はついてるけどつい聞いてしまう。絶対この空間にいるみんなどういう問題なのかわかってると思う。

 

 

「センの奇行についてだ」

 

「ですよね。知ってました」

 

「でもセンの奇行は発作だから自力ではどうしようもないんでしょ?」

 

「できるならもうその発作はなくなってるはずだもんな」

 

 

うん、俺も自力でなんとかできるならそうしたいんだよ。でも選択肢は俺じゃどうにもできないんだよな。なんかこう、俺じゃ手が届かないようなところに解決策があるような気がしてる。それが何処か分かれば手も届きそうなんだけどね

 

 

「まあ、この国でもそれなりに上手くやってたし。意外となんとかなる気がしないでもない」

 

「どっちだよ……」

 

「だが、センの言っていることも強ち間違いではない。実際センはこの国に馴染んでいるからな。今ではなくてはならない存在だ」

 

「おお、そんなふうに思ってくれているとは。まあ確かに俺が街で奇行をしててもみんな温かい目で見守ってくれてるしね」

 

 

やっぱいい国だよ、モンドは

 

 

『やっぱモンドは最っ高だよなぁ!!』

 

『でもそろそろ飽きてきたのでここらで旅に出ようと思います』

 

選択肢さんよぉ、もうちょっと音量下げましょうぜ。急に叫んだらびっくりするでしょうがよ。下はお前薄情すぎんだろ、何年育ってきたと思ってんだ。俺は一生モンドが好きだよ、舐めんじゃねえ

 

 

てことで上だぁ!!

 

 

「やっぱモンドは最っ高だよなぁ!!」

 

「「「!!?」」」

 

「せ、セン?急に叫んでどうしたの?」

 

「先ほどまで大丈夫だと思っていたが、やはりこれを見ると心配になってくるな……」

 

「うう……オイラが一番近かったから耳がキーンてしたぞ……」

 

ほんとごめんなさい、特にパイモンちゃん。耳キーンってしたよね

 

「あー……それじゃ俺は他の人達にも挨拶しに行くからこの辺で。蛍ちゃん達も挨拶したい人に挨拶してくるといい。終わったらモンドの入り口の門で集合ね」

 

そう言ってドアを開けて出ていこうとする。でもそんなことを許さない選択肢がまた俺を邪魔してきた

 

 

『せっかくだからジンを抱いてから行こう(通常)』

 

『せっかくだからジンを抱いてから行こう(意味深)』

 

 

ファァァァァァァァ!!?な、なんだこの選択肢はぁ!?通常は普通に抱きしめるんだと思うけど下の意味深はこれそういう意味だよな?アホかよまじで、俺に社会的に死ねと申すか。いや抱こうとしたらジンさんに殺されるんじゃね?もちろん物理的に

 

 

まだ死にたくないので上を選びます。どっちも非っ常に選びたくないけど消去法で上です

 

 

「ジンさん」

 

「ん?挨拶に行くんじゃ………!?」

 

「「!?」」

 

あらら、抱きついた瞬間ジンさんの顔が赤くなって口パクパクしてる。なにこれ可愛い。で、その横で目を見開いてる蛍ちゃんとパイモンちゃん

 

 

「せ、セン、これは一体?」

 

「いや、しばらく会わないだろうからとりあえず何かしておこうと思った結果抱きつくことにしました。嫌だったならほんとごめんなさい。煮るなり焼くなり好きにしてください」

 

「別に嫌というわけでは……い、いや、今のは聞かなかったことにしてくれ」

 

「アッハイ」

 

よし、もうそろそろ離れよう

 

「それじゃあ今度こそ俺は……」

 

俺は部屋を出て今度こそ挨拶しに行こうとした。しかし……

 

 

『ジンだけでは満足できない。他の女の子にも抱きつきに行こう(通常ルート)』

 

『ジンだけでは満足できない。今度は男に抱きつきに行こう(ホモルート)』

 

 

あ、ホモは嫌なのでビンタ覚悟で女の子に抱きつきに行きます。………これ旅に出てから帰ってきた時に処刑とかされないかな?

 

 

 

 




モンド編いったん終了です。次回からは璃月に入ります。璃月でも選択肢があらゆる人達を振り回すと思うのでよろしくお願いします

センに神の目を持たせるかどうか

  • いる
  • 初めから強いしいらない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。