テイワットで楽しく過ごしたいのに選択肢が邪魔をしてくる   作:作刀

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璃月編に突入します



璃月編
第十三話、新天地璃月


女の子たちに抱きつきに行くという選択肢による奇行を終わらせた後、俺は一度家に戻り荷物を整理して蛍ちゃん達の元に向かった

 

 

 

 

「お待たせ、蛍ちゃん、パイモンちゃん」

 

「そんなに待っては……どうしたのその服装?」

 

 

俺は今、璃月に行くということでそれに見合った服装をしている。所謂功夫服というやつだ。璃月は行ったことないけど聞く話では転生前の世界での中国っぽいところだ。だって国の名前が璃月と書いてリーユェなんだもん。あ、ちなみにこの服は自分で作ったものです。例のごとく選択肢さんのせいですね。以前『他の国に行くことがあるかもしれない、まずは形から入るために服を作ろう』という俺を服屋にさせる気しかない選択肢を出してきた。もう一つの方は盗んでこよう、とかいうふざけた選択肢だったから作ることにした。ちなみに他の国……確か稲妻やらスメールだとかの雰囲気に合った服も作ってる

 

 

「これは自分で作ったんだよ。功夫服っていうんだ」

 

「服を自分で?前から思ってたけどセンって何でもできるよね」

 

「そうだな!さっき旅に誘いに行った時もアップルパイ作ってくれたもんな!すっごく美味しかったぞ!」

 

「そう?だったら嬉しいね」

 

ほんと、無駄に料理が上手くなってしまった。まあそれは置いといて、璃月にはどうやって行くんだろうか?歩くのか?

 

 

「璃月にはどうやって行くんだい?歩きで行くなら……いや1時間もかからないね。俺なら」

 

「いや、私達はワープポイントが使えるからそれで行くつもりだよ」

 

「warpPoint!?」

 

「な、なんでそんなに発音がいいんだ……??」

 

「い、いや、それよりもワープポイントってことは行ったことない場所には行けないでしょ?ということは……」

 

「うん、一回下調べで璃月に行ったことがあるんだ。その時に璃月にあるワープポイントを解放しておいたの」

 

「へぇ~、すっげー便利ね」

 

「でしょ?これのおかけで旅が快適になるの」

 

「態々同じ道を何回も通るのは面倒だからな!」

 

 

確かに、いちいち何度も何度も往復したりするのはめんど……

 

 

『ワープポイントばっかり使ってたら旅がつまんなくなるでしょうが!』

 

『歩いたりして汗とかかいてる蛍ちゃん達を見たいからワープポイントは使わない方向で』

 

 

キッモ、なんだよ汗かいてるとこ見たいって。変態すぎるだろ!!ていうか上も上だろ!便利だっつってんのになんで旅がつまんなくなるだろ!とか叫ぶんだよ情緒不安定か??

 

 

もういいです……下は論外なんで上で

 

 

 

「ワープポイントばっかり使ってたら旅がつまんなくなるでしょうが!」

 

「え、ええ!?センお前、さっきは便利とか言ってたのに急に矛盾したこと言い出したぞ!?」

 

「うーん……発作っていうのは分かってるんだけど、やっぱり急に来るとびっくりするし突っ込みたくなるね。まあツッコミはパイモンがやってくれるからいいか」

 

「オイラにばっかり任せようとするんじゃない!!」

 

「はは、おもろ」

 

「何笑ってるんだよ!」

 

「ごめん」

 

ごめんあまりに微笑ましすぎて笑ってしまった。とまあ、それは置いといて、そろそろ行こうか

 

 

「ここで話してるのもなんだし、そろそろ璃月行こうか」

 

「そうだね」

 

 

こうして俺達は門から離れワープポイントがある場所まで向かう

 

 

「へぇ~、ずっと何かあるなとは思ってたけどこれワープポイントだったんだ」

 

「うん、それじゃあ一緒にワープするから手、出して?」

 

「おけ」

 

 

俺は手を出し、その出した手を蛍ちゃんが掴む。手、柔らか!

 

 

『蛍ちゃんの手を頬にスリスリする』

 

『蛍ちゃんの手にキスをする』

 

 

ぐおあぁぁぁぁぁぁ!!何だその選択肢はァ!?頬ずりするかキスをするかだぁ!?吉〇吉影かよッ!!確かに綺麗だけどさぁ!!いやそうじゃねえよ!!し、しかもこのワープポイント街の中にあるやつだから手に頬ずりかキスするところをたまたま通りがかった人に見られるかもしれないんだよね。そしてそれは俺だけじゃなく蛍ちゃんも……今までも結構引かれてんのにそんな事したら今度こそ口聞いてもらえなくなるだろうが!*1

 

 

だが、今はあいにく人は通っていない。今のうちに……!!

はぁ、まあキスよりは頬ずりのほうがマシだろ……キショいけど、ええいままよ!!

 

 

「ちょっとごめんね蛍ちゃん」

 

「どうし───!?」

 

「んー、すべすべで柔らかくて気持ちいい」(死んだ目)

 

「な、何してるんだ!?」

 

「何って、蛍ちゃんの手に頬ずりしてるだけだよ?」(死んだ目)

 

「きm……いや、気持ち悪いぞ!!」

 

「言い直してくれるのかなと思ったけどあんま変わらんかった」

 

「………」

 

「あ、あの、蛍ちゃん……?」

 

 

蛍ちゃんの顔を見たら絶対零度かと思えるほどの冷たい眼差しだった。あ、これ絶対怒ってるわ

 

 

「……セン?」

 

「はい」

 

「どうして急に頬ずりなんてしたの?」

 

「い、いや……」

 

 

パ、パイモンちゃん助けてくれ……!!

 

俺は目線だけパイモンちゃんの方に送ったが、パイモンちゃんは気づかずにふよふよ浮いていた

 

 

「ねえ、どこ見てるの?こっち向いてよ」

 

「は、はい……」

 

 

 

そこから俺は、璃月に行って初めて会う女の子たちにこんな事したら怒るからね。と蛍ちゃんに釘を刺された。でもなぜか俺が蛍ちゃんの手に頬ずりしたことに関してはあんまり言われなかった。せいぜい急にこんな事しちゃだめ、って感じだった。なんかもう蛍ちゃんがママに見えてきた

 

 

「ま、まあ俺のせいで遅くなっちゃったけどそろそろ行こうか」

 

「ホントだぞ!急に手に頬ずりなんてするから!」

 

「あの、できれば掘り返さないでもろて」

 

「それじゃあ、今度こそ行くよ?」

 

「ああ!」

 

「おう!」

 

 

俺たちが返事をすると目の前が光る。そして光が収まり目を開けるとそこはいつものモンドではない、文字通り中国風の街があった

 

 

『璃月、来たぁぁぁぁぁぁぁ!!と叫ぶ』

 

『新天地璃月。まずは女の子と仲良くなるためにナンパをしよう』

 

 

死ねッ!!

 

 

「璃月、来たぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「「!?」」

 

 

俺が叫ぶと周囲にいた人達が一斉にこちらを向いた

 

「せ、セン!急に叫ぶなよ!」

 

「ごめんなさい」

 

 

 

はぁ、これから先、俺璃月でやっていけんのかな……?

 

 

 

 

 

*1
なおモンドで好感度を稼いでいるためそんなことにはならない




セン君は選択肢によって料理を作ったり服を作ったり掃除や戦闘なんでもこなせる超オールラウンダーなキャラになってしまいました。これだけなら選択肢さん有能なんだけど奇行ばっかりさせるからプラマイゼロどころかマイナスなんですよね


ところで、センくんに神の目を持たせるか持たせないかで迷ってるんですけどどっちにしましょう?とりまアンケート取ります。一応璃月編終わるぐらいまで
まあ、持たせるとなった時に何元素にするかはまだ決まってない。個人的には雷か炎あたりがいいと思ってます



センに神の目を持たせるかどうか

  • いる
  • 初めから強いしいらない
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