テイワットで楽しく過ごしたいのに選択肢が邪魔をしてくる 作:作刀
「周囲からの視線が痛い」
俺は選択肢によって叫ばされたことにより、周囲からなんだコイツ……?みたいな目で見られている。そして横で歩いている蛍ちゃんたちにも若干視線が向けられていた。多分急に叫びだすキチガイ野郎と一緒にいるからだろう
「急にお前が叫ぶからだろ!」
「おっしゃる通りでございます」
俺は苦笑しながらそう答える。だって反論の余地とかないもん
「まあ、それは置いといて、迎仙儀式っていつなん?」
「私はわからない。パイモンは知ってる?」
「えーっと、今日かもしれないし、明日かもしれない…」
「わかんないってことね……」
「でも!せっかく璃月に来たんだから、ここの人たちに聞いてみよう!」
「そうだね。まあそれなら俺に任せてよ。二手に分かれて後から合流すれば……」
「ダメ、センも私たちと一緒に来て」
「え?」
「だって、センを一人にしたらまた変なことしそうだし」
おうふ……これもう信用なくなったな?そりゃ毎度毎度あんな奇行ばっかしてたら信用もなくなるか……
「わかったよ、否定はできないしね」
「できれば否定してほしかったんだけどな……」
「じゃあ行こう。センは勝手にどこか行かないように私と手を繋いで」
「わかっ……え?」
蛍ちゃん今手を繋ごうって言いました?しかもその理由が勝手にどこか行かないように……?
いやなんか子供扱いされてない!?
『こんの……!!ガキ扱いしやがって!』
『ハイッ!お母さん!!』
ぬうぉぉぉぉぉぉぉ!!何故だぁ!何故だぁ!?何故お前は俺に蛍ちゃんをお母さんと呼ばせようとする!?さっき変なことしそうって言われたばっかじゃん!絶賛しなきゃいけないじゃん!?
上もなんか言いたくないし……
もうダメだぁ……おしまいだぁ……勝てるわけがないyo☆奴は伝説の超選択肢なんだどー!!
「ハイッ!お母さん!!」
そう叫んで蛍ちゃんの手を握った。多分今の俺は引き攣った笑顔になってると思う
「セン!お前言われたそばから早速変なことしてるじゃないか!なんで旅人を母さんなんて呼ぶんだよ!」
「いや、手を繋いで歩こうって言ったのがなんか母親っぽかったから……待てよ?蛍ちゃんみたいな美少女が母さんならそれはそれで……いやうちの母さんも美人だったわ。父さんは40後半のくせして若く見えるバグイケメンだし」
「家族もハイスペックだったのか!?」
「うん、なぜかうちの家族は容姿には恵まれてるんだよね。ちなみに父さんも母さんも神の目持ってんの」
「へぇ~、使える元素は何?もしかしてセンよりも強い?」
「父さんは氷で母さんは風だね。それと実力は俺のほうが上だよ。なにせ物心ついた頃からハードなトレーニングしてたし」
「伊達にモンド最強って呼ばれてたわけじゃないんだな!」
「うん、それはトワリンやアビスとの戦闘で分かってたよ。でもセンのお父さんとお母さんか……会ってみたいな」
「いずれ会えるさ。あの二人も旅をしてるからね。蛍ちゃんもお兄さんを探してるんでしょ?そのついでだと思えばいい。二人のことは俺の方で探しておくから」
「うん、そうだね。きっといつか会えるよね」
「オイラも会ってみたいぞ!」
『会えるさ。きっと、多分、おそらく、メイビー』
『会えるわけねぇよバカwww』
うっぜえ!?なんで煽るんだよ!ていうか言ってることが矛盾してんだよなぁ、なんでさっき会えるって言ったばっかなのに会えねぇとか言って笑うんだよクソボケが
「会えるさ。きっと、多分、おそらく、メイビー」
「なんか微妙に自信がないな……」
「ま、切り替えて聞き込みに行こうか!」
「お前のせいだけどな!」
「もう変なことしないでね?」
「ハイッ!」
──────────
「璃月は初めてかい?実は私も初めて七星迎仙儀式を見に来たんだ。ほら、あれが璃月七星の天権、凝光様だよ」
俺たちは今、旅商人のイヴァノヴィチさんから話を聞いている。そしたら璃月のお偉いさんである璃月七星の凝光様って人がいることを聞いた
「璃月を管理する者に、迎仙儀式を仕切る資格が与えられるんだ」
「へぇ~、すげぇ人なんだなあの人………あの、蛍ちゃん?」
「何?」
「いや、人目もあるしそろそろ手を離してほしいなって」
「ダメ」
「ダメかぁ……」
マジで蛍ちゃんと手を繋ぎながら歩くことになった俺は、流石に人目が多くなってきたから手を離してもらうように頼んだが断られた。くぅ〜……これが日頃の行いってやつか
「君たちは、随分と仲がいいんだね?」
「いやまぁ、まだ会ってから半年も経ってないけど、それなりに仲いいとは思ってる」
「うん、でもちゃんと見てないとセンは変なことばっかりするからこうして手を繋いでるの」
「まるで子供を見る母親みたいだな」
「俺もそう思う」
「まぁ全部センが悪いんだけどな」
「確かに」
「ははは、そうだ。話は変わるんだけど、璃月の仙人たちの多くは獣の形をしていてね。岩王帝君自身もこのような公式の場では半分麒麟、半分龍の姿を見せるらしい」
龍と麒麟て、めちゃくちゃカッコ良さそうなんだけど。目、見たい……!
「あ、願いの邪魔をしたら悪いね。さあ、この場所は君に譲るよ」
そう言ってイヴァノヴィチさんは去っていった
「それじゃ、俺たちも願い事をしようか」
「うん」
蛍ちゃん達はそれぞれ願い事をした。さて俺も……
『彼女が10人ぐらいできますように!!』(大声)
『世界征服が上手く行きますように』(大声)
バッキャロウ!!何が彼女10人だ!!何が世界征服だ!!なんで堂々と10股宣言しなきゃいけないんだよ!!なんで、世界征服なんて言わなきゃいけないんだよ!!ていうか願い事って普通心の中で言うもんじゃないの!?
あーもう俺知ーらね。世界征服より彼女10人のほうがいいだろ。クズ野郎に変わりはないけど
「彼女が10人ぐらいできますように!!」
「は、はぁ!?」
「……セン?」
「アッ……」
周りからの視線もやばいことになってるが、それが気にならないぐらい蛍ちゃんの目がやばい。ハイライトがないです。ハイライトさん!帰ってきてください!まだ仕事の時間ですよ!?
「私、変なことしないでって、言わなかった?」
「はい、言ってました」
「じゃあなんであんなこと叫んだの?また発作?」
「はい、俺に刻まれた発作という名の呪いなのでどうにも……」
「はぁ……もうしちゃダメだからね?」
「はい、できる事なら俺もしたくないです」
でも選択肢がある限り多分またやります
「セン、発作って言ってももう少し抑えられるだろ?」
「まあそれは、(選択肢の)気分によるね」
「え!?発作って気分で決まるのか!?」
「気分で発作が出ちゃうなら今までの変な行動も全部そういう気分だったってこと?」
「あ、あぇ……?」
まずい!言葉選びを間違えた!選択肢のことは言ったら変な目で見られるから控えたけどそのせいで俺が気分でアホみたいな行動をするヤバい奴という認識になってしまった!!
『そうだよ』
『そうなんです』
F〇UK!!こんのカス野郎が!!
「そうだよ」(涙声)
「今までは発作って聞いてたからあまり怒らないようにしてたけど、気分のせいならこれからは変な行動をしたら怒るからね?」
「あ、ハイ……」
これからも選択肢は暴れるだろうからその度に蛍ちゃんに怒られることが確定した。もうダメだぁ……おしまいだぁ……
一応セン君のプロフィール書いときます。本格的なキャラ設定とかは璃月編が終わってから出そうと思います
センタク
性別:男
年齢:23歳
誕生日:12月5日
所属:モンド冒険者協会(仮)
神の目:無し(手に入るかは不明)
オリジナル料理:センタク特製ビッグアップルパイ
紹介文:モンド出身の青年。選択肢という名の悪魔に肉体・精神ともにボロボロにされながらも楽しく生きようとしている。モンドの住民たちからの評価は高いが「たまに出る奇行はなんとかならないのか」と密かに言われている
容姿は焦茶色の髪と目を持った童顔のイケメン。身長は175センチぐらい。容姿には結構恵まれてます。ちな服装は国によって変わります
センに神の目を持たせるかどうか
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いる
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初めから強いしいらない