テイワットで楽しく過ごしたいのに選択肢が邪魔をしてくる   作:作刀

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どうやらセン君の尊厳は選択肢によって破壊されたそうです


第七話、オデノソンゲンハボドボドダ

モンドに帰ってきてから俺はずっと逆立ち腕立て伏せをしている。もう途中から数えてない。いやだって選択肢が声をかけられるまで逆立ち腕立て伏せをするか肉体美を見せつけるために全裸でブレイクダンスをするかだよ?そんなの腕立て伏せに決まってるじゃん。全裸でブレイクダンスなんてしたら通報されるじゃん

 

 

……でもこんな街のど真ん中で逆立ち腕立て伏せしてるような奴に声をかけてくれる人なんていないんだよなぁ……

 

いやこれもう何かの罰ゲームだろ……ん?誰か来た……て、蛍ちゃんにパイモンちゃん!!天使が降臨してきたぁぁぁぁぁ!!

 

「セン?そんなところで何やってるんだ……?」

 

ふ、2人とも……!!やったぁぁぁぁ!!これで腕立て伏せから解放されるぞぉぉぉぉ!!

 

「いや!気にしないでくれ!!」

 

「いや、気にするぞ!?」

 

「どうしてこんな街の中心で腕立て伏せなんか……しかも逆立ちで……」

 

「ふ、男たる者いついかなる時でも鍛錬を怠ってはならないのだよ」

 

それっぽいこと言ってるけど実際は街で腕立て伏せしてる変人だからね。何も誇れないよ。ていうかもうメンタルが辛い

 

「あ、そう言えばセンはなんで3つ目の神殿に来なかったんだ?」

 

「は?3つ目?」

 

「あれ?センは知らなかったの?」

 

「え?……うん。ああ、だから俺が帰ってきた時は竜巻とかなくなってなかったのか……」

 

今はなくなったけどこれ蛍ちゃん達が3つ目の神殿を攻略したからなんだね。ていうかなんで竜巻とかあるのに腕立て伏せとかさせんの?悪魔かよ

 

「やっぱりな!ちゃんと説明を聞いてないからそうなるんだぞ!」

 

「ご、ごめ──」

 

『泣き土下座で許しを請う』

 

『細かいこと気にしやがって、ぶち殺してやるぞ!!』

 

もぉぉぉぉぉ!!出しゃばってくんじゃねえよぉぉぉッ!いちいち殺意高すぎるんだよテメェはよぉ!!ていうかなんで泣き土下座なんだよ、もっと謝り方とかあっただろうが!!俺の尊厳が地に落ちるだろうが!!まじで頭湧いてんのか!……

 

 

アアアアァァァァッッ!!また頭痛がァァァァ!!悪口言ったらすぐこれだよ!!このクソ短気がアアアアァァァァ!!??

 

 

 

待っで!!俺が悪かっだ!!もう言わないからやめでぇぇぇぇぇ!!

 

 

 

ああ……もういいです……

 

 

「ごめんねぇぇぇぇぇ!!謝るがらゆるじでぇぇぇぇぇ!!お願いだよぉぉぉぉぉ!!蛍ちゃぁぁぁぁん、パイモンちゃぁぁぁぁぁん!!うわぁぁぁぁぁん!!」

 

「「!?」」

 

 

 

アアアァァァァァァァッッ!!!!!俺のプライドも尊厳も何もかもおしまいだ。殺される、奴は伝説の超選択肢なんだどー!!選択肢に(尊厳が)殺される、これも俺の運命か……

 

ていうか街のみんなからの視線が痛い!そんなゴミを見るような目で俺を見ないで!!オデノソンゲンハボドボドダ

 

「うわぁ……」

 

「セン、今のはちょっと気持ち悪いよ……?」

 

「もう無理マジ死ぬ……」(死んだ目)

 

 

気持ち悪いって言われた……ていうかこの2人からこいつとは他人のふりしようっていう感情が伝わってくるんですけど。この2人に嫌われたらなんかマジでもう立ち直れなさそうなんですけど。ホントどうしてくれるんですか選択肢さん。もう責任とか取らなくていいんで黙っててください

 

「はあ……あ、そうだ。そういえば君たちに飯を奢るって話だったね」

 

「そうだ!オイラお腹ペコペコだぞ!」

 

「じゃあ早速行こうか」

 

「ごめんね、セン」

 

「いや、俺から奢るって言い出したし別に構わないよ」

 

 

ということで、レッツゴー

 

 

 

 

 

───────

 

 

 

 

はいさっきまで「鹿狩り」ってところで飯食ってたんだけど……

 

 

「ヘヘッ、燃え尽きたぜ……真っ白にな」(財布の中身が)

 

「いやぁ、美味しかったぞ!ありがとう、セン!」

 

「セン、大丈夫?」

 

「ああ、大丈夫だよ……」(死んだ目)

 

「ほんと、ごめんね?」

 

パイモンちゃんのあまりの暴食っぷりに俺の財布の中身は跡形もなく消え去った。こ、これからの食費がぁぁ……いや、だがパイモンちゃんの笑顔を見れたならこんなものどうということはない!

 

「じゃあ、俺はもう色々と疲れたから帰って寝るね」

 

「う、うん。またね?」

 

「また明日な!」

 

俺は二人に手を振って家に帰りそのままベッドにダイブして寝た

 

 

 

 

そして翌日、俺は何故か上裸でランニングをさせられていた。というのも、朝起きて歯磨きをしてたら『やはり自慢の肉体を見せつけなければならない。上裸でランニングをする』ていうのと『この程度の生活で満足などできない!全てを己のものにするために世界征服だ!』とかいうアホすぎる選択肢が出てきたんだよね。おかげで眠気吹っ飛んだわ。ということで世界征服とか論外なので上裸でモンドをランニングしてます

 

 

いや、チラチラ見られてるんだが……しかもなんかいつもと向けられる視線が違う。何ていうか舐め回すような視線を感じる……!?

 

今、なんか寒気がしたぞ……?

 

 

「ああもう、ほんっと最悪だな……ん?あれは蛍ちゃん達と……ジンさんと知らない女?」

 

ランニングしていると知らない女と話しているジンさんとそれを見ている蛍ちゃんとパイモンちゃんを見つけた。あ、蛍ちゃん達を見つけたら自由に動けるようになった

 

 

「おーい、2人とも何してんの?」

 

「ああ、センか。おはよ……て、なんで上裸なんだ……?」

 

「これにはふかーい理由があるんだよ……」

 

「深い理由?」

 

「そう、海よりも深い理由がね……あ、理由は聞かないでね」

 

「気になる……」

 

「まあ、今そのことは置いといて、あれジンさんと誰?」

 

「それが、私たちにも分からないの」

 

「へぇ……まあとりあえず観察を……」

 

『暇だからダンスを披露する』

 

『自分だけ上裸は恥ずかしい。蛍たちも上裸にする』

 

アホかァァァァァァ。観察するって言ってんじゃん!!なんでお前は黙って待つってことを知らないんだよ!!急にダンスなんてしだしたらマジで距離置かれるだろうがッッ!?ていうかそもそも上裸にしたのお前な!?なにが恥ずかしいから蛍ちゃん達も上裸にするだよ!!俺が殺されるわ!?社会的にも肉体的にもなッッ!!

 

もぉぉぉぉぉ嫌だぁぁぁぁぁ!!

 

「おいこら!お前たち!もう余興はおしまいだ!今から楽しいビンゴ大会の、始まりー始まりー!」

 

「「!?」」

 

「おい!どうしたんだよ急に踊りだして!?」

 

「やめて、セン。気づかれちゃうから……」

 

「ごめんねぇ!?でも俺は一度踊りだすと止められないんだぁ!?」

 

はい、突然ダンスを始めたせいで2人が慌てています。俺も大人しく観察したかったんだよ……ていうかなんでビンゴダンスなんだよ。もっと他にあったろ。それに何故かジンさん達も気づいてないし。あれ?俺はスルーされているのか……?ハアっ☆

 

 

 

あ、ダンスが終わった。それよりなんかジンさん達が険悪な雰囲気になっているな……今度こそ様子を……

 

 

『二人の間に割り込み一発芸を披露する』

 

『上だけじゃなくて下も脱いでから間に割り込む』

 

あ、ふーん(諦め)険悪な雰囲気って言ってんのにそんなことさせるんですね君は。死ねよ。ねえ、まじで大人しくしててくんない?

 

 

ていうかこいつ下も脱がせようとしてんな??あほか!!テメェはどんだけ俺を牢にぶち込みてえんだ!!ならもう恥もプライドも捨てて一発芸やってやるよ!!もう失うものなんてねぇ!!失うものがないやつは最強なんだよッッ!!

 

とうッ!!

 

 

「はいお二人さん、ちゅうもーく!」

 

「セン!?」

 

「……なんだお前は?」

 

「アソレ、アソレ、ア、ソレソレソレソレ。険悪な雰囲気?だけども、だっけえど、でもそんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ、はい、オッパピー!!」

 

なんで小島よしおなんだよッッ!?他に一発芸する人とか結構いるじゃん!?いやまあ小島よしおが嫌いなわけじゃないけどね?むしろ好きな方だけど!?ここでやるべきではないじゃん!?

 

ああ……恥もプライドも全部捨ててやったよ。まあもう元からなかったかもしれないけどね?これで失うものがなくなりましたね。嬉しくねえッ!!

 

 

「セ、セン……?一体何を……」

 

ほら、ジンさん困惑してんじゃん。あっちで見てる蛍ちゃんとパイモンちゃんも冷たい視線を向けてるし……全部捨てた結果がこれはちょっと心にくるものが……

 

 

「……どうやら邪魔が入ったようだ。今日はここまでにしよう」

 

あ、仮面つけたお姉さんが帰っていった……何たったんだろうなあの人

 

「ねぇジンさん。さっきの誰?」

 

「ああ、奴はスネージナヤ、七神の中で氷神を祀る国家からの使者、名はファデュイ。聞いたことはないか?」

 

「……ああ、あるよ?あるある!」

 

「絶対嘘だろ!ていうかなんでセンは知らないんだよ!オイラでも知ってるんだぞ!」

 

うん、ごめん知らない。俺ほんとこの世界のこと何も知らないね。20数年間何やってたの俺?

 

「それで、そのファデュイと何話してたん?」

 

「奴らは風魔龍を殺すべきだと言っていた。だが私はそうは思わない」

 

「まあ、四風守護の一体だしねぇ」

 

「それに、氷の神が率いるファデュイは風神眷属の力を望んでいる……それが見え見えなんだ」

 

「風神眷属……??」

 

「セン、後で一緒にお勉強しよう?」

 

「ハイッ!」

 

うん、俺もそれがいいと思う。ていうかモンドに住んでんのになんでそんな事も知らないんだろうね。ああ、知ろうとしなかったからか。バカじゃん

 

「あ、力といえば……」

 

「うん?ああ、騎士団本部に戻ろう」

 

あ、俺も行きますね……そういえば俺上裸だった。やっぱ行くのやめます

 

 

 

 

 

 




ていうかこいつ強いはずなのに全然戦闘シーンとかねえな。まあ後々出てくるか

センに神の目を持たせるかどうか

  • いる
  • 初めから強いしいらない
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