ふと日間の二次創作ランキングをみてたら、130位ぐらいにこの作品があったので嬉しくなりボーナス投稿しました。GGOアニメ2期も始まるし、早めに終わらせたいな
14:12分。スキャンを見終わり、今後の方針を決めたT-Sは、警戒しながら膝立ちしていた姿勢をやめ、立ち上がり自転車に乗って東側の山荘へ向かおうとしていました。
タタタタタタタ……
「……なんか変な音しないか?」
肩に03と書かれた男が、メンバーに聞きました。
「うん?気のせいじゃ無いか?この周辺にはチームがいないし、銃声が聞こえる距離でも無いだろう」
01が返します。
「そうかなぁ……」
タタタタタタタ……
「いや、確かに何か聞こえるぞ」
04が発言し、周囲を見回すと
「なっ!?お、おい!敵だ!西側の壁上!」
「撃て撃て!!速いぞ!」
爆速で走ってくるのは、白金の髪に四つ葉のクローバーの帽子を被ったスーツの女の子。
「……気がつくのが遅い。もう50メートルも無い」
その凄まじい速度を出すために高速で回転する足が、50メートル先でも聞こえるような足音を出していました。
「……全身ボディーアーマ?厄介」
クローバーはそう呟くと、腰の後ろ、尻尾のように棚引いているベルトに括り付けられた、2本の筒をそれぞれの手に持ち、スイッチを入れました。途端に、光の刃が形成され、独特な音を立て始めます。
その武器は、《フォトンソード》。この銃の世界で唯一の剣にして、破壊不可能オブジェクト以外のあらゆる物質を切断することのできる理不尽な武器。
「撃て!撃て!!」
「……」
T-Sがバラバラに放ってくる弾丸の雨を前に、クローバーは物怖じせずに突入しました。
その脳裏にあるのは、第3回BoB優勝者である、フォトンソードによって弾丸を斬り進む、黒い剣士の姿。
彼の技術を見たクローバーは、瞬時に仕組みを理解していました。
ただし、タイミングがズレれば身体に着弾し、表示された順番を間違えれば身体に着弾し、そもそも1秒間に最低でも数本は増えるバレットラインを全て見切らなければなりません。
一体どれだけの修羅場を潜り、脳の処理能力があればそれだけのことができるのか。クローバーは興味があり、第4回BoBに向けて修行していました。あの黒の剣士に勝つために。
そして、その成果は実を結びました。
T-Sの放った弾丸のうち、致命傷だけを右手の剣で叩き斬り。
致命傷では無いが、当たると不味い攻撃のみを左手の剣で叩き斬り。
彼女は、二刀流でもって、T-Sの弾丸の雨を突破しました。
「な、なにっ!?」
30秒ほどの時間でT-Sとの距離50mを詰め、一番至近距離にいた02を逆袈裟斬りに。
そして、切り裂いた02の体を盾代わりとして立ち回りつつ、右隣にいた05の首を刎ねました。
「くっ!?撃て撃て!動かせるな!!」
クローバーを必死に撃つT-S。しかし、死体になった02と05が、ただでさえ目で追うのがやっとで、体も小さく弾が当てづらい、白い悪魔を狙う弾を防いでしまいます。
「ん、さよなら」
指揮をしていた01の頭に、ベルトから外した左手のフォトンソードを投擲し、見事に串刺しに。
それに動揺した03、04、06を、尻尾のように振り回したベルトの先についたフォトンソードが一閃。
さながらゲームに出てくるドラゴンの尾による攻撃のようなことをしたクローバーは、彼らの胴体を、綺麗に上下にサヨナラさせました。
戦闘時間、T-Sが立ち上がってから2分42秒。14:05ぴったりに終了したその戦いを酒場で見ていた観客たちは唖然としていました。
「あれが、第1回BoBでサトライザーと互角にやり合った近接格闘技術か……」
「第3回BoBの優勝者の、キリトとかいうやつの動きを真似してなかったか?弾をすべて叩き斬ってたぞ……」
「これそういうゲームじゃねえから!マジで!!なんで銃の世界のトップを決めるBoBの上位連中は銃使わねーんだよ!!」
「キリトは拳銃持ってたし、クローバーは普段対物ライフルで高原フィールドのやつぶち抜いてるだろ。さっきだってMMTMに使ってたし」
「なんでおれら、1人だけジェダイみたいやつが戦ってるの観戦してるんだ?」
「あいつが今大会で一番頭おかしいからだろ」
「あのPM4のイカれ女よりも?」
「あいつは、向こうの頭のネジが外れてんだ。でもこっちは、俺らが現実を疑う」
「なるほどな」
「これで、T-Sは
時間は遡り、12:03。
「ウォォォォォォォオオオオ!!」
チームMMTMのリーダーは、山荘の付近にいたSHINCとレン、フカ次郎の合同チームに、ハンヴィーごと突っ込んで行きました。
「お前たちに恨みはないが!!クローバーに一矢報いるために死んでもらうぞ!!」
「「な、なんじゃそりゃぁぁぁあ!?」」
当然、謂れのない八つ当たりを喰らう羽目になったレンとフカ次郎は驚愕しました。
「ふっ!!」
ハンヴィーを運転しつつ、片手で窓から愛銃を撃ってくるリーダー。
「あんたら!イケメンさんが高級車乗ってきたよ!お出迎えしてあげなぁ!!
「あいよ!!」
「りょーかい!!」
SHINCがハンヴィーを撃ち、注意を引きつけます。
「お前たちに用はない!!LFCのリーダーはどこだぁぁぁあ!!」
幸いなことに、SHINCがいる位置とレンたちのいる位置は、山荘を挟んで反対側。SHINCの場所で暴れているハンヴィーには、絶対見つけることのできない位置。
「フカ、ボスたちのいる方向に12発撃って!ボスたちのは退避して!!」
「あいよぉ!12発、注文入りましたーっと!!」
『了解だ!全員退避!!』
「くっ、LFCのリーダーはスキャンではこのあたりにいたはずだが……!!」
車内にいたリーダーは、上から降ってくる爆弾に気がつくことはできませんでした。
ドドドンドンドンドンドッドンドドンドンドン!!!!!
ハンヴィーはボコボコになり、中に【Dead】マーカーが輝きました。時間は、14:14:48。12秒の差で、MMTMは5位になったのでした。
「……ふう、倒し切れた……」
『いやー危なかったねー……でも、撃っちゃって良かったの?あたしらの場所、ピトさんにバレちゃわない?』
「バレたのはフカの位置。私はもうすでに移動してるから」
『バ、バカヤロー!!置いてくなー!!』
コソコソと姿を隠しながら合流したフカ次郎。
「で、こっからどうすんの?」
「うーん、わかんない。クロ待ちかな。クロなら、壁からこっちに10分ぐらいで来れるはず。その間は、逃げ出さないようにボスたちで牽制してもらいたい』
『了解した。敵の数を減らせるよう、トーマに対物ライフルを取って来させよう』
こうして、ピトフーイたちを追い詰めたLFCと SHINC。懸念点や邪魔をするチームは、もうありません。
残り、LFCが3人、 SHINCが4人、PM4が5人。
最後の戦いが、幕を開けようとしていました。
地の文は
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です、ます等の敬体のままでも良い
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〜である、〜だった等の常体にして欲しい