ガンゲイル・クローバー   作:めろんムーン

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 サブタイトルとか章機能とか全くわからない…難し…難しくない?

 オリ主視点で語るの難しい…徐々に増やしながら慣れていくしかないのか


2.SJ2、その準備

 

 

 

 その少女はクローバーの咲く高原に伏せ、狙撃銃をかまえていました。崖から銃身を出し、下にも続く斜面を狙っています。

 2km先には森が見えますが、現在地との高低差は600m。そこまでずっと斜面に四葉のクローバーが絨毯のように生えています。

 少女は全身をクローバーに埋もれさせながら、自分の身長ほどもある大きな狙撃銃のスコープで森を見続けていました。

 少女は四葉のクローバーを模したベレー帽を被り、白金の髪を風に靡かせ、着ているポンチョの背中にも大きな四葉のクローバーがプリントされています。

 

 やがて大女たちが森からやってきます。それは以前どこかの酒場で見た映像で、ピンクの少女と戦っていたゴリラ女のチーム。

 少女はそれを見るとゆっくりと狙いをつけて──やがて撃ちました。

 それからしばらくして、光り輝いて消えていくカケラを6体生み出した少女はまた一人、森を見続けるのでした。

 

 

 

 

 

 小比類巻香蓮は悩んでいました。

 3月4日に送られてきた、第二回スクワッド・ジャム開催のお知らせ。

 SJで共に戦ったチームメンバー、緑の大男、エムの中の人──阿僧祇豪志と名乗る男の人に伝えられた、『SJにエムとピトフーイが参加し、優勝できなければ二人とも自殺する』『レンがピトフーイを倒せば、自殺を阻止できる』ということとその理由を伝えられたこと。

 

 そんなことを伝えられれば出ないわけにもいきません。しかし、香蓮はその上で悩んでいました。

 

「今回……誰と出ればいいんだ……」

 

 そう、SJはチーム・バトルロイヤルです。レンは前回優勝者としてシード権を所持していますが、肝心のチームの仲間がいません。

 GGOの知り合いといえば、イカれ女ピトフーイ、前回仲間のエム、前回戦ったゴリラ女チームの《SHINC》。しかし今回は全員敵です。

 

「うーん…」

 

 ゲームで負ければ人が死ぬ、などという事情を説明して参加してくれる信用のある人など香蓮の知り合いにはいません。

 

「うううー…」

 

 香蓮の唸り声を神崎エルザの澄んだ歌声が止めました。携帯電話の着信です。

 香蓮が着信主を見るとそこには

 

「いたあっ!そんな人!」

 

 篠原美優の名前が表示されていました。

 

 

 

 事情を説明し、美優にALOからGGOにコンバートするようお願いした香蓮。それに対して美優は、

 

「ふっ……フカ次郎はこの春、GGOで大暴れか……勢い余って、そのピトフーイってヤツを私が殺しちゃわないように手加減しないとな……」

 

 と答えました。

 

 

 

「ところでなんだが、なんで黎葉を誘ってないんだ?香蓮の教官だろ?」

 

 美優の質問に

 

「あっ」

 

 香蓮はGGOをやっている方の親友をすっかり忘れていたことを思い出しました。

 

 

 

 フカ次郎がコンバートした時、レンはGGOのスタートポイントで待っていました。

 このゲームのスタートポイントは首都グロッケンの一角です。

 大気組成が狂っていつでも赤い空、天空までそびえるビル、ピカピカ金属床、ケバケバネオンで構成された近未来都市。

 それが、首都グロッケンです。

 

 レンは、コンバートしてきたフカ次郎の見た目を一眼見てこう思いました。

 

 金髪美少女だ、と。

 

 魔女見習いのような雰囲気のフカ次郎をつれて寂れた酒場の個室に入ったレンは、作戦会議を始めました。

 SJ2で勝つための準備はとても多いのです。

 まず、フカ次郎のステータスチェックです。

 フカ次郎のステータスは、筋力と耐久が凄まじく高く、持ち運びの総重量や打たれ強さがかなり高い構成となっていました。

 レンは、この強力な助っ人に

 

「頼りに!なるっ!」

 

 心の声が漏れました。

 

 次は武器、装備の調達です。レンがエムさんに請求すると、快くお金を渡してくれました。フカ次郎はもらったお金で、グレネード・ランチャー《MGL-140》を二丁と、弾と、そのほかの装備を整えました。

 

 そのあとは、二人でバトルのできるフィールドに出て、猛特訓。春休みを返上しました。

 

 

 

 春休み中盤、香蓮は黎葉と連絡をとっていました。

 

「こんなこと無茶な頼みだってわかってる。でも、私とフカ次郎の二人じゃピトさんとエムさんに勝つのは難しいかもしれないの。どうか──、お願いっ!」

 

 忘れていた負目もあって弱気な交渉しかできない香蓮。それに対して黎葉は

 

「ん、問題ない。でも、自慢じゃないけど私は強いから。ピトさんとやらを間違ってレンより先に倒しちゃうかもよ?」

 

「それは…困るんだけど…」

 

 レンがピトフーイを倒さなければ、今回の作戦はおじゃん。そう伝えれば、黎葉は少し考えた後に、こう提案しました。

 

「ん、ならこうしよう。私はレンとピトさんの闘いには介入しない。その代わり、露払いは私がやるよ。」

 

「それなら勝てるかも!ありがとうっ!!」

 

 といった感じで、レンは黎葉も仲間に引き入れることができました。

 

「あと私の都合で修行は参加できないから。二人で頑張って。私は大会開始前の酒場で合流する。」

 

「えぇっ!?黎葉の薄情者ぉー!」

 

 

 

 レンとフカ次郎が修行に明け暮れる中、ゴリラ女たちのチームも修業をしていました。

 チームリーダーのボスことエヴァの率いる新体操部チーム、SHINCです。

 彼女たちは前回、エムの使っている7.62mm弾をも弾く最強の盾を攻略するための作戦を立てていました。

 

「あの盾を正面からぶち破る方法が必要だ!より強力な武器だ!あいにく欲しかった情報は片方は手に入れられず、万全とは言い難いが…」

 

 仲間たちが固唾を飲んで見守る中、ボスは高らかに宣言しました。

 

「明日、それを取りに行く!」

 

 

 

 2026年、3月25日の水曜日、12時頃のこと。ピッタリ三十で埋まっていたリストに、新しく一つのチーム名が加わりました。

通常なら三十一番目に加わるはずの《LFC》という名前は──、金色に鮮やかに光って、一番上に表示されました。

 

 

地の文は

  • です、ます等の敬体のままでも良い
  • 〜である、〜だった等の常体にして欲しい
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