総武高校奉仕部うすしお味。   作:ひつまぶし太郎

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今回は番外編です。
時系列は夏休み前です。



十三時間目。誕生日

 

誕生日。

俺にとっては毎年新たなトラウマが刻まれる日ではあるが、今日は俺の誕生日ではない。

今日の主賓は由比ヶ浜。

 

今泉のせいで少し気恥ずかしさもある部室の中で、俺は思う。

こうして改めて互いの関係をスタートさせる事が出来て良かったと。

だって、そうだろ?

 

心の底から誰かを祝うなんて、ここ最近妹の誕生日以外にはなかったのだから。

…クラスの連中に強制されて乾いた拍手と口パクのバースデーソングを歌ったことならあるけど、なんてのは記憶の奥に封じてしまおう。

祝う側が暗い顔してる誕生日ほど、やりにくい日はないからな。

 

 

 

 

 

「なぁ、雪ノ下。今日はもう部活なしでいいんだよな?」

 

『あったところで本読んでるだけじゃないですか。先輩依頼者が来たときいつも初手無視でしょ』

 

「や、違うよ?あれはあれだよ、なんかほら…あれだよ。どうせ話しかけられないしいいかなって…」

 

『言い訳すら思いつかないほど正論パンチになるとは…すみませんでした』

 

「謝るなよ…」

 

そんな俺と今泉の会話に一瞥をくれることなく、雪ノ下は答える。

 

「そうね。このあとは由比ヶ浜さんの誕生日を祝うわけだし、奉仕部としての活動はできないわね。文句でも?」

 

「や、別に文句ないしむしろ休みでラッキーって感じなんだが。ほんと由比ヶ浜が生まれてきてくれてよかったよなー。おかげで今日は部活しなくてすむし」

 

『やーほんとにめでたいですね。超めでたい。めでたすぎるんでここはヒキガヤ先輩のオリジナルバースデーソング流しません?』

 

「お前マジでやめろ!」

 

『いいじゃないですか!ギター弾けないからメロディーは鼻歌。ちょっと斜に構えてアンハッピーバースデーなんか言っちゃうあたりが最高なのに!』

 

「お前が今目の前にいたら俺は殴ってたかもしれないぞ…」

 

いつもの会話。

いつものテンション。

だが、一つだけ違うことがあった。

 

『えー、どうせ()()()()()()()先輩は拳を握りませんよ。だって先輩は優しいもんげ』

 

「そこは仲間であれよ。パロネタの定型文を崩したら元がわかんないだろ」

 

『誤字報告されちゃいますか』

 

「何言ってんの?」

 

そう、今泉の言う通りやつは現在俺の前にいない。

あるのはスマホであり、その小さな画面の中で今泉は呑気にグラサンをかけてアロハを着てリクライニングチェアにもたれ、なんかよくわからないけどトロピカルなジュースを飲んでいた。

タイトルは逃亡犯の休日らしい。

意味がわからなかった。

 

「にしてもほんと、そこまで避けるか普通…」

 

『お説教されるのは好きなんですけどね。なんか雪ノ下先輩から逃げるのが楽しくなっちゃって』

 

てへ、と笑う今泉のその言葉に、名指しされた雪ノ下の眉がピクリと動き、それからゆるゆるとため息をついた。

…どうでもいいが、そのいちいち絵になる雪ノ下の動作を、見えてないはずの今泉がウインクしながら完璧にタイミングをあわせているのが気持ち悪い。

 

『これがメンタリズムです』

 

「違うと思う」

 

「…別にお説教はしないわよ」

 

…そうだな。

どうしたらお礼を言えるか、なんて相談を俺と由比ヶ浜にするくらいだもんな。

雪ノ下がしたいのはお説教ではなく礼なのだ。

だが、『やだなぁ、僕なりの愛ですよ!感謝してください?』と言ってたくせに、今泉自身に感謝されるつもりがないのが問題をややこしくしていた。

感謝されたとて、あいつは別に適当に受け取って終わるのだろう。

 

普段他人に興味ないくせに、不意に他人を助けてまた自分の世界に戻る。

感謝を求めず、やりたいことをやるだけ。

これほどたちの悪いヒーローもそういない。

 

『ならなおさら逃げます。捕まる理由が今消滅しました』

 

「お前…」

 

そんな俺達の気持ちに気付きもせずに、サムズアップする今泉は2つのため息を前にしてもどこ吹く風だ。

相も変わらず今泉は今日も今日とてふてぶてしい。

…思えば、この状況もそうだ。

 

『───なんか僕抜きで面白いことしようとしてる気配がしました!』

 

と突然電話かけてきたかと思えば、ビデオ通話に切り替えてくださいだの、よく見えないんで移動させてくださいだの注文つけてきて、スマホ越しに部室に居座っているのだ。

 

そして、俺たちが由比ヶ浜の誕生日を祝おうとしている話をしたところ、わざわざ画面の向こうで椅子やらグラサンやら小道具を用意してきて、今のよくわからない状況が完成した。

 

「やっはろー!…ってヒッキーが電話してる!?」

 

「驚くのがまずそこかよ…」

 

「彼は今泉くんからの電話に嬉々として出て、普通にパシられてるのよ」

 

「ばっかお前、普段誰からも電話かかってこないからって俺がそんなので喜ぶわけ無いだろ!」

 

「うわ…ヒッキー…」

 

『パシるなんてとんでもない!ちょっとバースデーソングを流すか、僕の手伝いをするか選んでもらっただけですよ』

 

「うわ…今泉くん…」

 

『ああいい…っ!その目線が欲しくてわざと脅しなんて方法を使ったんですよ!』

 

「お前通話切ってもいいんだからな?」

 

『そんときゃこまっちゃんにでも電話しますよ』

 

 

 

 

 

 

『…パンパカパーン、ザイモクザイ先輩が合流しました!装備する?』

 

「装備扱いなのかよ」

 

『付けたら外せなくなります。どうしますか?』

 

「しかも呪いの装備なんだ!?」

 

「や、そもそも我の名前材木座…」

 

『伝勇伝は嫌いですか?』

 

「ふむん、あれは名作よな…」

 

『ならいいですよね!』

 

「あ、あれぇ!?いや、うん…イイヨ」

 

『あとそんな風にプロットだけ持ち歩いてないで作品仕上げないとですね!』

 

「ひぐぅ!?」

 

「もうそのへんで勘弁してやれよ…」

 

『あれ、また僕なんかやっちゃいました?』

 

「追放するぞ」

 

『ザイモクザイ先輩はお亡くなり。僕を追放してももう遅い』

 

「最低かよ!」

 

途中ヒキガヤ先輩にプロットを見せようとして近づいてきたザイモクザイ先輩が(強引に)合流し、さらには戸塚先輩も合流。

そして、カラオケで先に待ってたこまっちゃんに自分のスマホを預けてヒキガヤ先輩が受付に行って以降、僕のスマホ係はこまっちゃんへと受け継がれた。

次は君だ。

 

「そう言えば今泉さんって私と同じ中学ってことは兄のこと見かけたこともあるんじゃないですか?」

 

『…?同じ中学?』

 

「え、こないだの勉強会の時に…」

 

『ああ、あれ嘘。家庭教師してると各中学のテストの情報も入ってくんだよね』

 

「………」

 

『どうかした?』

 

「な、なんでもないでーす」

 

…?

さて。

そんななぜかこまっちゃんと距離が開いた、あるいは逆に幻想ではなく現実をみてくれるようになったので近づいたともいえる会話を挟みつつ、誕生日会は始まった。 

 

「……………えっと」

 

いや、始まったのに始まらなかった。

全員グラスを持って困惑顔だ。

こまっちゃんと戸塚先輩は自分がしゃしゃり出るのもなぁみたいな顔をしているし、ザイモクザイ先輩は端から音頭を取るつもりがない。

まぁゲストだし。

 

でも主役の奉仕部3人が困惑してるのはなんでだよ。

 

『…はいそれじゃあ、お誕生日会初心者の先輩方の代わりに僕が音頭取りますね』

 

「えっ」

 

『なんですかガハマ先輩なんですか!僕がやっちゃだめですか!かーっ!つめてぇなぁ!かーっ!獣はいるのに!僕だけのけもの!ちょっと公開嘘ラブレターしてデートスポットで脅して無理矢理仲直りさせただけなのに!』 

 

「や、結果的には感謝してるけどむしろだからこそ不安っていうか…」

 

『そんなに不安がられると期待に応えたくなっちゃうんですけど。具体的にはヒキガヤ先輩の寝取られビデオレターみたいな』

 

「べ、別に私のじゃないし!全然いいけど!?いいけどね!?でもやめて!見たくないから!」

 

「おいまず俺の人権…」

 

『ふーんだ。じゃあガハマ先輩やります?自分の誕生日会の音頭』

 

「……いやうーん…それはちょっと」

 

『なんで一瞬迷ったんですか?まさかやったことあるとかないですよね?』

 

「いやぁ、そんなことは…さすがにないよ、うん。自分の誕生日会で盛り付けとかしてるうちに気がついたら終わったりしてたくらいで…えへへ」

 

『…………』

 

ふぅ、やれやれ。

まったくほんとに、えへへじゃないんだが?

ほら見ろ、ウキウキだったこまっちゃんと戸塚先輩の顔が曇っちゃったじゃん。

かわいいかよ。

ザイモクザイ先輩はソシャゲ始めてるし。

これは別にかわいくはない。

 

さて。

ほんとに僕でいいんですか?とカメラ越しに目で問えば、先輩方は目線をそらした。

 

「いや、やり方わからんし…」

 

「作法とか知らないもの…」

 

『もー、この先輩方は…』

 

まったくほんと、まったくほんとにもう!

ていうか今さら何を恥ずかしがってんだか。

互いの黒歴史を共有した仲だろうに。

 

『…おほん。えー汝、目の前の新婦との永遠の愛を誓いますか?誓いますよね。誓うんですね?そうですかなら新婦と新婦による誓いのキッスまで3,2,1───』

 

「結婚式か!あと神父がキスを急かすなよ!」

 

「というか眼の前ってゆきのんじゃん!…まぁ確かにタキシード似合いそうだけど!」

 

『おや意外と満更でもない顔。キテる…キテるのか?』

 

「結衣さんおめでとうございます!兄をもらってもらえたらよかったんですが…結衣さんが幸せならOKです!」

 

「小町ちゃんも乗らないで!ゆきのんもなんとか言ってよー!」

 

「そうね…結婚───」

 

ドン、と雪ノ下先輩が口を開く前に壁が叩かれ、全員が一瞬沈黙する。

 

「…あんまり騒がしいから隣の人が怒ってるじゃない」

 

『カラオケなのに?』

 

「防音なのに…」

 

ガハマ先輩と僕に合わせて他の数人も首を傾げるも、結局答えは出ずに仕切り直すことになった。

 

『まぁ、気を取り直して!ガハマ先輩、誕生日おめでとうございます!先輩の新しい一年がいいものになることを陰ながら願っています!』

 

「…おめでとう」

 

「おめでとう由比ヶ浜さん!」

 

「結衣さんおめでとうございますー!」

 

「賀正」

 

「いやめでてぇけど賀正に誕生日的な意味はねえぞ材木座…その、なんだ。おめでと」

 

「…!みんな、ありがとう!じゃあロウソク消すね!フゥー!」

 

「「『いえーい!』」」

 

「「「………」」」

 

乾杯と拍手。

そして沈黙。

沈黙多いなこの誕生日会。

 

「え!?な、なにこの空気」

 

「なんだかお通夜ではしゃいじゃったーみたいな気まずさが……」

 

ガハマ先輩とこまっちゃんが不安げな顔で周りを見渡しているが、どうせ無理矢理大げさに盛り上がるなんて寒々しいとか思っているのだろう。

否定はしない。

でもどうせなら誕生日の記憶は楽しい思い出であってほしいと僕は思う。

なので、僕は負けじと叫んだ。

 

『プレゼント交換ターイム!いえ〜!』

 

「「い、いえー!」」

 

『まずは雪ノ下先輩から!』

 

そして、雪ノ下先輩がエプロン、ヒキガヤ先輩が犬の首輪、戸塚先輩が髪留め、こまっちゃんが写真立てを贈り、ザイモクザイ先輩は突発参加なのでなし、僕の番。

 

『僕からの誕生日プレゼントはなんと!』

 

「毒か?」

 

「いえ、きっと洗脳装置よ」

 

「うっ、大丈夫今泉くんはいい子。いい子…?うん、いい子…!」

 

「ねぇ小町ちゃんこの4人何かあったの?」

 

「…あー、ちょっと黒歴史が…ごにょごにょみたいな?」

 

失礼な反応だなぁ。

まぁ、夏休み終わったあとくらいには戻るでしょ。

知らんけど。

 

『僕からのプレゼントはなんと、あだ名です!』

 

「「「「「…あだ名?」」」」」

 

『はい!ガハマ先輩って、中二とかゆきのんとかヒッキーとかさいちゃんとか同学年の皆さんにあだ名つけてますけど、ご自身のはないですよね?』

 

「言われてみれば確かに…私あだ名ないかも」

 

「いや、そのあだ名、由比ヶ浜が勝手につけてるだけなんだが…いや歴代の中じゃマシなんだけどよ…」

 

「私も最初は拒否したのだけれど結局直らなかったからもう諦めたわ……」

 

「うむ。我も中二呼ばわりはちょっと傷付いたな…」

 

「あ、ぼ、僕は気にしてないよ?それにヒッキーってあだ名も可愛くていいと思うけどなぁ…」

 

「えー、いいあだ名なのに」

 

戸塚先輩以外からの否定にガハマ先輩は怯まない。

さすがだ。 

 

さて、納得してもらえたところで発表といこう。

 

『デデン!』

 

「どんなのかなぁ」

 

『ゆいにゃん』

 

「えっ」

 

『ゆいにゃんですっ☆』

 

「絶対嫌だ!!!!!!」

 

迫真の拒絶で草。

通話越しなのに耳割れるかと思った。

 

『じゃあゆいっち@パパ大好き』

 

「却下却下却下ー!」

 

『はぁ…ならゆいゆいでいいですよねもう』

 

「ん、んー、一番マシかな…」

 

「…あなた正気?そんな恥ずかしいあだ名つけるなんて自虐癖でもあるの?何か悩んでいるなら相談にくらい乗るけど……」

 

「真剣な顔で心配されてる!?」

 

「ぼくはいいと思うけどなぁ、可愛くない?」

 

「そうですねー。結衣さんっぽいです」

 

…なんか全部却下された上でプレゼント渡すつもりだったけど、アダ名が通りそうなのでもういいか。

いやまぁ一応準備だけしておこう。

 

『…まぁ試しに呼んでもらえばいいんじゃないですか?』

 

「な、ならゆきのん…」

 

「絶対に嫌」

 

「ぬぬぬっ、ひ、ヒッキー…」

 

「う、いや…そんなファンシーでメルヘンなアダ名呼びたくねぇよ…」

 

『…ならゆいゆい先輩にはヒキガヤ先輩のオリジナルソ───「っとか言って呼ばないのは寒いよな!うん!呼ぶ呼ぶ超呼ぶ!呼ばせてください!お願いします!…だから今泉それしまえ、な?」…では張り切ってどうぞ!』

 

「「…………」」

 

沈黙。

だが、この沈黙は嫌な沈黙ではない。

全員がニヤニヤと、あるいは真剣な表情で見守る中、ヒキガヤ先輩は口を開いた。

 

「…ゆいゆい」

 

「…うん、ごめんやっぱこのあだ名なしで…ほんとごめん」

 

「遠慮すんなよ。な、ゆいゆい!」

 

「ちょ、ごめんって!やめて!正気に戻ったからやめて!」

 

「ゆいゆい!おいどうしたんだよゆいゆい!照れんなよ、な?」

 

『ゆーいゆい!ゆいゆい!かわいいよ!こっち向いてー!』

 

「いじめか!」

 

「あなたたち、その辺にしておきなさい」

 

こうして、騒がしいお誕生日会はそこからさらに盛り上がっていって、日が暮れる頃にようやく終わりを告げた。

途中隣の部屋の客が平塚先生で、騒がしいからではなく【結婚】というワードに反応して壁を叩いていたことや、カラオケデュエットで男女比半々なのにヒキガヤ先輩とザイモクザイ先輩が組まされてたりしていたが、全ていい思い出だ。

きっと。

 

だから僕は、平塚先生のいた部屋の先輩方の部屋を挟んで反対側。

つまりは普通に隣の部屋から抜け出して、扉の前に一応形に残るプレゼントも置いておく。

先輩方に気づかれる前に帰ってしまおう。

夏休みまでは逃げるって決めてるし。

にしてもまさか、適当に入っていた部屋の隣に来るとは。

どんな確率だよ。

 

「んー!歌ったー!ゆきのんまた来ようね…ってあれ?包み紙?プレゼント?」

 

「『清涼剤より』…今泉くんからのようね」

 

「さすがに先輩からのプレゼントはあだ名だけじゃなかったんですね。さすがに」

 

「十分盛り上げてくれたから気にしなくていいのに…ぼくも楽しかったし」

 

「ふむん、あの後輩意外と気が遣えるのよな。我が孤独感でスマホに向かい合ってたとき、何度も我でも入れる話題で盛り上げてくれてたし…」

 

「ま、だから嫌いになれねえんだけどよ…開けてやれば?」

 

「ヒッキー…うん、そうする。…ありがとう今泉くん」

 

後ろからそんな声が聞こえるが、僕は階段を一気に駆け下りる。

だってほら…うん。

恥ずかしいじゃん。

先輩のために真剣に選んだプレゼントなんて、さすがに目の前で開けられたくない。

 

「あ、写真」

 

「私たち3人の写真ね。いつの間に撮ったのかしら…『お礼はいいからちゃんと本音で話せる仲良しでいてください』…難しいことを言うのね」

 

「あとお揃いのマグカップか…青に赤に緑か。『白はもらいました。清涼剤なので』?つーかなに、光の三原色じゃねえか。その中心持ってくのか…いやいいけど」

 

「あ、ならぜひ小町がプレゼントした写真立て使ってください!あとそのマグカップかわいいですね!形が丸っこくて!」

 

「わー!3人ともいい表情!いい写真だね八幡!」

 

「うぬぬぬ、敵ながらあっぱれよ」

 

「お前は何目線なんだよ」

 

ハッピーバースデー。

僕は聞こえないことを承知で呟きながら、店を飛び出すのだった。

 

…このあと、泣きながら走る平塚先生に抜き去られて呆然とした、なんて余談はそっと胸にしまっておこう。

後日聞いたら、婚活パーティーを追い出された平塚先生に向かってガハマ先輩が『先生は一人でも生きてけますよ!強いし!結婚が全てじゃないし!』という会心の一撃を放ったらしい。

人の心とかないんか?

 

…でも意外とガハマ先輩ってクソデカ恋心引きずって独り身期間長引きそうなんだよな。

最終的に幸せになるのは確実だし、恋が実るのが一番なんだけども。

 

「ヒキガヤ先輩は誰を選ぶのかなぁ」

 

僕のつぶやきは、誰に聞かれることもなく空に消えた。

 

 




今回も最後まで読んでくださってありがとうございます。

文化祭、プロットはできたのであとは形にするだけです。
そこが大変なんですけども。
とりあえずがんばります。
あと1週間か2週間ほどお待ちください。
そして、たくさんの高評価と感想、ここすきをくださっている皆様本当にありがとうございます!
何度も見返してニヤニヤしてます。
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