光の影山、原作時空へ飛ばされる 作:光の影山零治
失踪しない様に頑張ります!
「「「違う世界から来た!?」」」
「その通りだ、私はサッカーを恨んでなど居ないしイナズマイレブンとして優勝もした。私の世界では響の営むラーメン屋の出資もしていた」
「な、何だと……!?」
この驚きようである、これで異世界に来た事は確定だろう。
友人の中で1番仲良く酒も飲み交わす仲の響でさえ、この違いなのだから。
有人の方を見ると明らかに動揺している、信じられないという気持ちの他にも何がありそうだが。
「有人……いや鬼道、お前は私の姿をよく知っているな?」
「……あぁ」
「ここの私はサッカーをしていない、ならば身体もサッカーをする様な体格ではないだろう。鬼道ならば言いたい事はわかってくれるな?」
「……縛られている時もブレなかった、体幹も鍛えられているのもわかる。何より俺が知る影山より筋肉が出来ている、細身なのは変わらないが」
そう、私はそれこそ帝国学園の総帥でサッカー部の監督だ。自らが有人達に教え導いた、世界との戦いのイタリア対日本を終えた後有人に負ける迄師として強者でいたのだから。
あの時の感動は忘れられない、もうそのゴーグルは必要ないなと言ったら「これは貴方との大切な思い出です、これからも使わせていただきます」と……
いかん、涙が出てきそうだ。
「円堂君、君はシュートを受ければどんな人物か分かるな?私のシュートでこの私がどんな人物化を見極めて欲しいのだが、構わないかね?」
「おう!いいですよね、監督!」
「……気をつけろ、円堂」
_________
「準備はいいかね、円堂君」
「あぁ!いつでもいいぞ!」
「鬼道、あの影山の事どう思う?」
「……分からない、あの影山がこうなるのが理解が追いつかない。本来の影山であれば自らサッカーをするなんて言わないはずだからな」
豪炎寺と有人が何やら話しているが、まぁそこはいい。
エイリア事件の初日であれば、確かマジン・ザ・ハンドが円堂君の最大ワザだった。
この世界の私が悪人のそれであれば、恐らく真・帝国学園を作るのは一緒だとして禁断ワザをプレイヤーに使わせるだろう。
それも身体を作り上げる前に……
私が悪人ならばエイリアと接触し、あのエイリア石を用いる位はするはず……それが出来ると断言出来る。
私はやろうとも思わんがね、となれば先に見せておくのも悪くないか。
「鬼道、帝国学園には禁断のワザが幾つかある。シュート技とキャッチャー技、その2つを答えろ」
「……?皇帝ペンギン一号、それにビーストファングだ」
「そうだな、それを3回も打てばサッカー選手として戦えなくなる。だがそれは特訓無しに使えばの話だ」
「何だって!?そんなの影山から聞いたことないぞ!?」
皇帝ペンギン一号もビーストファングも、それ専用の特訓を積む事で制限なく使えて身体も壊さない。
分かりやすく言えばベンチプレス、いきなり重いのを持ち上げれば怪我をするが訓練を積めば持ち上げられるようになる。
至極真っ当な理由だな、それもそれに合わせた特訓というのも前提だ。
「今から見せるのは究極の必殺技、皇帝ペンギン一号だ!」
「!?」
「行くぞ円堂君!皇帝ペンギン……一号ォオオオ!!」
赤いペンギンが脚に喰らいつく……事はなく、足の周りを高速回転し振り抜きと同時にサッカーボールに突撃しゴールを目指す。
「マジン・ザ・ハンド……っ!!うぁああああ!!」
「円堂のマジンザハンドがああも簡単に!?」
「アフロディのゴッドノウズも止めた必殺技なのに!」
「……〜っ!すっげぇシュートだった!熱い気持ちが伝わってきたぜ!」
「ふっ、どうもありがとう。さてこれで少なくともこちらの影山零治とは違う事が分かってくれたかな?」
とここまで言って振り返れば、そこには尊敬の眼差しを向けているであろう有人……はいなかった。
なんなら恐怖で顔がひきつっているまであった、何故だ!?
……もしや私が怪我をするのではないかと心配で?
「何を怖がっている、私はこの通りピンピンしているぞ?」
「一体……何なんだ!?お前は!?」
「」
「お、おい落ち着けよ鬼道!見ろよ影山を、グラサンズレて白目むいてる」
「ゴホン!今傘美野中にエイリア学園が現れたと情報が入った!お前達は先に傘美野に向かってくれ!」
「響監督は!?」
「……俺はとりあえずこの影山を見張る、後で合流しよう」
「わかりました、行こう鬼道!皆!」
哀れ影山、ひとえに原作影山が鉄骨野郎になったせいだが……
光の影山時空編
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