レッドマンサーガ&ワールドトリガーサーガ超決戦!!近界魔星国家   作:怪物怪人怪獣さん

1 / 6

モチーフが沢山有り過ぎて絞れない……でもできる限り……読者の心に残る良い内容にしたい。
簡単な登場人物説明。
剣持夢想(16歳)この物語の主人公で三門市立第一高校に通う高校生でボーダーのC級隊員。ヒマラヤで地球活動をする為に父親と共々レッドマンに殺されて死体を憑依された少年で、B級香取隊を始めボーダーのABの様々な隊員と交流を持つも……香取隊の隊長、香取葉子とは前の剣持と今の剣持の違いに気付き詳しい事も知らずに誤解して……現在絶交状態。香取葉子の安全を考えて誤解されたままにしてあるが、頭ではわかっているが心はズタズタに引き裂かれている少年。本当は誤解を解き香取と仲直りしたいと願っている……好きな物のは映画鑑賞。特撮番組。人の笑顔。ポジションは攻撃手で防御や受け流しを基本戦術にするレイガスト使いの前衛。巨人であるレッドマンが持つレッド・サンダーエネルギー+レッドマンのトリオンエネルギーを合わさった訓練用トリガーレイガスト(自己進化版)で戦う。


第一話 虚空の激突/時空移動メカ コセイドン号。 猛毒巨虫ビッグライガー登場

【この日の事は生涯で忘れられない数々の経験の中で一際良く覚えている……】

レッドマンと共に怪獣や宇宙人と戦う日々の中で……その日は比較的平和な方で……僕は今……レッドマンの姿でマッハ5の速さで地球から宇宙に向かっている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM交響組曲「ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ」第一楽章「虚空の激突」〕

宇宙空間 青と緑の美しい星、地球に太陽の光が照らしだされる。その地球から離れた宇宙に響き渡る咆哮。

「「キシャァァァァッ!!」」

高速で移動する凶悪な形相をした蛾の宇宙怪獣が空気の無い宇宙空間に羽を羽ばたかせ暗黒星雲のR星から遥々地球に向かっている怪獣の名はビッグライガー。そのビッグライガーの背後を玩具の竹蛇の如く動く怪獣型宇宙船ジャバラが続く。前方にある宇宙船の残骸や隕石を蟹のハサミに似た2本角で挟み込み粉々にしてしまう。

 

猛毒巨虫ビッグライガー

体長55㍍ 翼幅46㍍ 体重1万5000㌧

出身地 暗黒星雲R星

別名猛毒巨虫。

暗黒星雲R星からやってきた蠅や蛾に似た宇宙昆虫怪獣。凶暴で残忍で知能程度0コンマ5

武器◎巨大な頭部に生えた蟹のハサミのような2本角でアポロ宇宙船も真っ二つにしてしまう。また宇宙を飛ぶ時の方向レーダーにもなる。◎鋭い牙が幾つも生えた口で人工衛星をバリバリと噛み砕いてしまう。◎昆虫特有の左右に3本のづつ生えた手足で10万㌧タンカーを持ち上げてしまう程の力が持つ。◎両翼の大きな羽を羽ばたかせると風速100m以上の大風が吹き荒れ、台風以上の凄さだ。※必殺の翼チョップ!!巨大な翼を利用した必殺のチョップで、直径20mの大隕石でも真っ二つ。◎スペース・アイ

………50万m先をハッキリと見る事が出来る目は、宇宙で飛ぶ時のレーダーの役割をする。◎背中に生えているトゲトゲで宇宙を飛ぶ時、色々な宇宙エネルギーを吸収する。◎口から霧状ので猛毒ガスを吐く。人間が一息吸っただけで死んでしまう恐ろしいガスだ。手足の先端にある爪には人間や動物の身体を腐らせてしまう毒がついている。

◎宇宙をマッハ20のスピードで飛ぶ。

 

偽装宇宙船ジャバラ

全長35m 重量1万8000㌧

地球侵略を目論むインベーダーが搭乗するカブトガニの様な形状をした怪獣型宇宙船。内部に複数の小型宇宙船を収納しており集団攻撃や撹乱といった連携が可能。機体のアンテナ部分の突起と前部発光部から怪光線。内部から小型宇宙船を出撃させる事出来て船体に電流が帯びさせて触れた相手に電流を流す事が可能。

 

 

怪獣ビッグライガーは月上空を通過しようとするが、月面にある防衛基地からビッグライガーに向けて攻撃が開始される。月面防衛基地の砲撃を物ともしないビッグライガーは軽く吼えて施設に接近して空中から懸命に手足を振るい上げてバルカン砲台やレーザー砲を倒し破壊する。

壊れる基地の様子を見て嬉しいそうに吠えるビッグライガー。

だがその背後から何処から共に無く放たれレーザー光線が命中して一瞬怯み、自身にレーザー光線を放った存在をスペース・アイで見るビッグライガー。

 

ミラーマンと共に戦ったSGMの大型戦闘機ジャンボフェニックスの系統を持つ大型戦闘機スーパーマッハドッグが宇宙怪獣目掛けて強力レーザー砲を発射する。

 

スーパーマッハドッグ

種別 分離・合体戦闘機

開発 エリア51.1

対空攻撃を任務とする大型戦闘機。また単体で大気圏外へ飛び出すことも可能としている。最高速度はマッハ2.4。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

怪獣は直ぐ様月面を飛び上がりスーパーマッハドッグに突進攻撃をするも、

ムラマツ「機体を分離するぞ。」

激突する事なく戦闘機を3つの機体に宇宙空間で分離させて宇宙怪獣の突進攻撃を回避する。

ホシノ《各員三方向から怪獣を攻撃する。》

《了解っ!?》

月面上空に繰り広げられるドッグファイト。頭部の2本角や手足を動かし分離した戦闘機を握り潰そうと掴もうとするが、互いにカバーして怪獣の動きを止める。

???(ビッグライガー!?そんな連中達は無視しろ。あの青い星に向かって飛べ!)

ジャバラから聞こえた指令にビッグライガーは従いスーパーマッハドッグを無視して飛行する。その後をジャバラも続く。

ムラマツ「α号が怪獣の注意を引き付ける。β号γ号は怪獣の背後から攻撃しろ。」

黒野《危険です!?》

ムラマツ「あの怪獣が地球に到達した方が遥かに危険だ!?」

β号とγ号が怪獣の背後に回り込みレーザー光線を発射する。

「「キシャァァァァッ!!?」」

背後を絶えまなくレーザー砲で攻撃されるもビッグライガーは地球に向かって突き進む。

アラシ「糞っ!?この怪獣、ビームが効かない!?なら!?」

アラシはターゲットを巨虫を後続するジャバラに向かってレーザー光線を発射する。

竹蛇の如く宇宙空間を進むジャバラにレーザー光線が直撃し破損箇所から小さな緑色の爆発が起きる。

???(己っ!?ビッグライガーよ!?私を守れ!?)

知能指数0.5のビッグライガーは深く考えずに指令を聞き入れて、加速させて孤を描くように急旋回して背後にいるβ号とγ号の間を通り過ぎる。

ムラマツ《いかん!?回避しろ!!》

機体を傾けさせる事により怪獣の突進の直撃は避ける事は成功するも、それぞれの主翼部分を掠ってしまい、ふらつくβ号とγ号。

アラシ「うわぁぁぁぁ〜〜あの怪獣っ!?蛾の癖に味な真似しやがって!!」

操縦席に火花が飛び散り中でβ号はふらつく機体を何とか安定させて怪獣の腹部に向けてレーザービーム砲を発射して怪獣に命中するも致命傷は与えられず、怪獣から急いで距離を取る。怪獣の手足がギリギリまで機体を掴もうと迫るも、小回りがきく機体の為にビッグライガーから離れて3方向からトライアングル状に攻撃するも、加速して攻撃を回避するビッグライガー。

ムラマツ「速い!なんて速さだ。」怪獣の脅威の速さに感心すら覚えてしまうムラマツ隊長。

黒野《感心している場合ですか!?あんな速度で機体に激突されたらこっちが粉々になりますよ!!》

γ号を操縦する黒野が隊長にツッコミを入れる中…ビッグライガーは獲物を決めて突き進む。

ホシノ「不味い!!」

大きな黄色い複眼をアラシ達が操縦するβ号に向けて迫るビッグライガー。口を大きく開き牙を掻き鳴らし

アラシ「【ジョーズ】のサメ映画みたいな展開だ!!嫌だぁ〜〜死にたくない〜〜」

「「イヤッ!!」」

戦闘機に直撃する寸前に高速に飛来する赤く発光する球が、ビッグライガーの下顎に直撃して、ビッグライガーはクルクルと回転しながら月面に墜落して行く。

 

アラシ「…レッドマン……。」

危機を脱したアラシは安堵の表情と共に自分を助けてくれた者の名を呼ぶ。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨挿入歌SHINE'ON LOVE〕

赤い光の球に激突し月面に叩き落とされたビッグライガーは、体勢を整えて自分を月面に叩き落とした相手の姿を見上げる。

???(己っ!?現れたなレッドマン!?ビッグライガー!!奴を殺せ!?)

赤い光が消えて怪獣同様に月面に着地する地球を守る勇者。レッドマン。

(奴は猛毒巨虫ビッグライガー。以前三門市で戦った暗黒星雲R星人の故郷のR星に生息する宇宙昆虫怪獣だ。口から吐く霧状の猛毒ガスと手足の爪にある毒に頭部のカニのハサミのような2本角が武器に気を付けろ。)

「「レッドファイトッ!?」」

ファイティングポーズを構えて怪獣に向かって素早く接近して取っ組み合うレッドマン。力と力の押し合いをしてビッグライガーの突進力に押されており押されながらレッドマンは膝蹴りを怪獣の下顎に目掛け放ち続く肘打ちの追撃を上に羽ばたき回避するビッグライガー。

取っ組み合いから両者離れてビッグライガーは急降下攻撃を仕掛けるもレッドマンはバク転で攻撃を回避すると瞬時に怪獣の大きな顔に向かってヤクザ蹴りを叩き込み、ビッグライガーも上から手足を振り上げる。手足の爪に毒があるとベムに聞いている為に回避に徹して隙が来るのを耐える。

「「レッドナイフ!?」」

両手からレッドナイフを出現させて振るわれる怪獣の左右3本づつの手足の爪と鍔迫り合いを繰り広げられる。

「「レッドショット!!」」

上に飛ぶ怪獣に目掛けてレッドナイフの先端の刃を飛ばすも、

怪獣は素早く羽をばたつかせ回避する。

「「レッドレーザー!!」」

レッドマンの額の黄色いランプからレーザー光線が発射されて、高く飛ぶ怪獣に命中するも、ダメージらしいダメージにはなっていないようだ。レーザーの発射をやめて飛行しようとするレッドマンだが

【ーーーーッ!!】

危険信号を感じたレッドマンは瞬時に姿勢を限界まで低くして、

頭上を通過したビッグライガーは、頭部の2本角で近くにある月の岩山の登頂部分を挟み込み簡単に真っ二つして粉々に砕く。月の石の欠片があちこちに飛び散る。レッドマンを狙う為に再び高く飛ぶビッグライガー。

 

「「イヤッ!」」

(……成る程……これは確かに気を付けた方が良いな……)

大きな口がレッドマンをバリバリと噛み砕こうと迫り、レッドマンは両手で迫る上顎と下顎を受け止め怪獣の動きを必死に封じ込める。

その隙を『お化け屋敷』の面々は見逃さずに、分離した戦闘機達は再び集結しスーパーマッハドッグに合体。

アラシ「レッドマンと怪獣。どっちを攻撃したら良いですか?」

黒野「そんなの敵だと思う奴を攻撃すれば良い。」

アラシ「なら凶悪そうな形相した怪獣だな。」

スーパーマッハドッグは3機のレーザーを合わせた強力レーザー砲を発射してレーザー砲は……ビッグライガーの横顔に命中し痛みに悶えるビッグライガー。その隙をレッドマンは逃さない。

ターンキックを怪獣の顔に叩きつけて右腕を赤く発光させてアッパーカットを下顎に放つ。

「「レッドパンチ!!」」

レッドマンは怪獣の下顎を殴り飛ばしそのまま怪獣の腹部を蹴りを入れて怪獣の後ろに回り込み、怪獣の上に飛び乗る。2本角を両手で掴みへし折ろうとするが怪獣は頭を激しく振りレッドマンは振り落とされる。

月面の大地に倒れるレッドマンは起き上がると両手で怪獣の手首を掴み勢い良くビッグライガーを振り回しジャイアントスイングをする。平行感覚を一瞬失ったビッグライガーは顔面を月の岩山に叩き込まれて、

赤い電撃を全身に纏まったレッドマンは赤く激しく発光させて両腕にレッド・サンダーエネルギーを一点集中させ交差して怪獣目掛けて必殺電撃光線を叩き込む。

「「レッドサンダー!!」」

羽をばたつかせた背中を向けるビッグライガーに目掛けて放たれ必殺レッドサンダーが怪獣に命中して大爆発する。

アラシ「やったぜ!!」

戦いの終わりに安堵の表情をする『お化け屋敷』の面々…

黒野「まだだ……」

ホシノ「…あぁ。」

只、その中で怪獣の絶命した死骸を見るまで警戒を解かない黒野隊員とホシノチーフ

(よしっ。勝った。)

(言い忘れていたが、ビッグライガーの背中のトゲトゲ部分は宇宙で飛行する時、宇宙エネルギーと言った色々なエネルギーを吸収出来る。)

(えっ!?)

【ーーーーッ!?】

爆炎の中から紅い炎に包まれたビッグライガーがレッドマンを真っ二つしよう2本角を激しく動かし体当たりする。

レッドマンは咄嗟に両腕で防御するも、ぶつかった衝撃に吹き飛ばされて大地に叩き付けられる。

加速移動して身を纏う炎を吹き飛ばし急旋回しレッドマンに再び体当たりを敢行するビッグライガー。

(ベム、どうするんだ!?)

(エネルギー光線が効かないんじゃない。さっきの技のダメージはしっかりと残っている。吸収限界までエネルギーを吸って致命傷を避けただけだ。……俺が戦う。)

レッドマンは加速するビッグライガーに激突するもその直前に

「「レッドアロー!?」」

片手に銀の十字がある赤い短槍を出現させ月の大地をスライディングして、加速するビッグライガーの腹部に狙いを定めて

(奴の速さを利用する。)

両手にレッドアローを握りしめて突き刺すもレッドマンは怪獣に飛行速度に引き摺られて背中を大地に擦られながらレッドアローを手放さず、槍に突き刺され悲鳴を上げるビッグライガー。刺さった箇所は、加速する自らの身体がレッドアローを一気に深く突き刺さり両者、そのまま月の岩肌に激突し、

「「イヤァァァッ!?」」

ビッグライガーの身体をレッドアローで突き刺したまま怪獣の身体を持ち上げて一気に跳躍して飛翔しクルッと宙返りして一気に大地目掛けて槍でビッグライガーを叩き落とす。

「「っ!!!!」」

大地に転がる月の石が激しく飛び散る事もお構い無しに、激しく身体を痙攣する怪獣を叩き付けたレッドアローを怪獣の腹部から抜き、別の箇所に向かってレッドアローを突き刺し……また抜きまた次の箇所に向けてレッドアローを何度も……何度も突き刺す。飛び散り痙攣するビッグライガーの黄色い体液が無重力の宇宙に漂う。

 

怪獣の息の根を完全に止めるまで安心はしない。それが赤い勇者……赤い通り魔の日常だった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【何時もと同じ地球に迫る或いは地球の何処かに現れる危険な"怪獣"が現れては退治する日常が……僕…剣持夢想の秘密の日常であった……だがこの日は何時もと少し違っていた……】

???(己っ!?ビッグライガーが殺られた!?だが奴らが月面にいる隙に地球に……うん?何だアレは!?ああああああ~〜〜!!)

 

完全に息の根が止まったビッグライガーを他所にレッドマンは後続した怪獣型宇宙船を追い掛けようと視線を向けたが……

「「イヤッ?」」

偽装宇宙船ジャバラ近くの宇宙空間が突然前触れもなく歪み始めてジャバラを吸い込もうとする。

(何アレ?地球のあんな近くにまさかのブラックホール!!?)

(ブラックホールに確かに似ているが………違うな。どちらかと言うとアレは"ワームホール"だろう。珍しいな。)

ジャバラはレッドマン達を無視して必死にワームホールから離れようとするもワームホールの方が力が強いのか少しずつ引っ張られてしまう。

「「レッドレーザー!」」

額からレーザー光線を発射してジャバラに命中し緑色の爆発を起こし、その衝撃でジャバラはワームホールに吸い込まれてしまう。ジャバラを吸い込んだワームホールはやがて其処に最初から何も無かったかのように忽然と消える。

???(このクソ通り魔ァァァ!!絶対に覚えていろよおおおぉぉぉっ!!!)

ジャバラに乗っていた宇宙人の怨嗟が込められた叫び声を他所にレッドマンは全身を赤く発光させて月面から姿を消す。

【幸い怪獣に襲われた月面の施設の損害は想像していたより軽微で防衛用の兵器の幾つかが破壊させただけで人的被害や死者はなかった。】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【さて舞台は宇宙から地球の島国に日本の都市の一つ"三門市"に舞台を移す。】

【三門市 人口28万人を擁するこの街の3年前のある日、異次元の門が開いた……近界民。後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が門付近の地域を蹂躙……街は恐怖に包まれた……此方の世界とは異なる技術を持つ近界民には地球上の兵器は効果が薄く……誰もが…都市の壊滅は時間の問題と思い始めた……その時、突如現れた謎の一団が近界民を撃退し。こう言った……】

??『コイツらの事は任せて欲しい……我々はこの日の為にずっと備えて来た……』

【近界民のテクノロジーを独自に研究し"こちら側"の世界を守る為に作り上げた"戦う組織""界境防衛機関ボーダー"彼らは僅かな期間で巨大な基地を作り上げ近界民に対する防衛体制を整えた……其れから3年後……】

 

 

現在 三門市 

界境防衛機関ボーダーに所属する16歳のC級訓練隊員の少年 剣持夢想は数か月前に作られたボーダーの新しい部署。普通の科学では解決出来ない未知の怪現象・怪事件を専門とする調査・研究・捜査・対策をする部署『お化け屋敷』の秘密基地の施設内部にいた。

新部署と言いながらその秘密基地はボーダー本部から離れており……市外の山奥のある同じくボーダーに所属するB級の正隊員の黒野賢人が所有する黒野の館地下に存在していた。

 

【基地で隊員達に勉強を教えて貰う時たま、此処の施設に所属する学会に追放されてもおかしくない変な考えを持った博士達が開発する怪しい商品の実験を手伝う事がある。だが……今回は違っていた。】

数時間前にレッドマンの姿に戻り宇宙に飛び月面で怪獣と交戦し地球に帰ってきた少年は目の前にいる白衣を着た科学者達の名を言う。

「……すいません。鹿野博士。スポーク博士もう一回お願いします。」ヒマラヤでレッドマンに殺されてその死体に憑依され人生を狂わせられた少年 剣持夢想の表情は戸惑いを隠せずにいた。

鹿野「剣持君と黒野隊員には、前々から人知れず開発していたこの試作時空移動メカ…"コセイドン号"に乗って貰おうか。」

【………偶に自分の理解の範疇をグニャグニャと超えたヘンテコメカの運用試験を見学したり、暴走して巻き込まれたりする事がある。】 

 

 

地下研究室

(……これアレじゃね?【バック・トゥ・ザ・フューチャー】の有名なデロリアン的なアレじゃね?)

映画を良く見る自分の目の前にある何処かで見たことあるが少し似てない銀色の改造車を見て剣持の心境は戸惑い一色に染まっていた。

鹿野「あっ、今こう思ったでしょ。有名なデロリアン的なアレじゃねって……そっくりだけどちょっと違うんだよ〜〜」

滅茶苦茶嬉しいに……妙に胡散臭さを感じる笑顔を僕らに向ける鹿野博士。

鹿野「元々は多次元世界が存在するかの研究をしていてね。多世界解釈の実証用に開発したんだ。動力はエネルギーは電力とイオンエネルギーだよ。」

「否、聞いてませよ。何か【バック・トゥ・ザ・フューチャー2】のミスター・フュージョンに似た物が見えるんですけど……」

映画に登場するそこら辺の生ゴミや燃えないゴミを核融合を起こす機器に視線を向ける剣持。

鹿野「おぉ〜剣持君。目の付け所が良いね。プルトニウムとかほいほいと使えないからさ。ウチの秘密基地で使われている機関室の動力機関を限界まで小型化したのさ。」

黒野「行く行くは【アイアンマン】の胸の動力源アークリアクターサイズまで小型化する予定らしい。」

現在影浦隊の攻撃手として所属する僕より早く入隊した黒野先輩は何やら目の前にあるこのなんちゃってデロリアン"コセイドン号"を知っているらしい。

鹿野「毎度研究資金や希少な素材を提供してくれた黒野財閥と黒野賢人に感謝する。」 

「先輩!?またヘンテコマシンの開発に協力したんですか!?」

目を見開かせて黒野にツッコミを言う剣持。

黒野「否、流石に今回は商品化はしないよ。でも剣持。俺の黒野財閥の傘下の中に自動車関連の会社があるのは剣持も知っているだろう。」

「先輩の傘下の自動車関連の会社が開発した自動車ってザイカーン地方とか妙な地域にある改造車を超えたヘンテコ自動車達ですよね。僕、三門市で見たこと無いんですけど……」

何とも言えないジト目を黒野先輩に向けながら剣持は言う

黒野「そうか?三門市周辺都市のカーショップでも割と売れているぞ。」

 

パワーガード

万能未来カー

「ドライバーの命を守る世界一安全な車」というコンセプトで開発された万能未来カー。事故から運転者を守る厚さ20センチの

装甲、自然にやさしい960万馬力水素エンジン、パンクレスタイヤなど、さまざま機能がもり込まれている。

 

あなたとジルバ

高速未来カー

「瞬速の貴公子」というコンセプトで開発された高速未来カー。マッハ1.5のスピードで高速道路に走ることができる。

 

バグブルー

小型軽量親切未来カー

「家族みんなが運転できる」と言うコンセプトで開発された小型の未来カー。最新式の超電動リニアモーターで地上をすべるように走る。

 

と道路交通法に真正面から戦いを挑む諸々なヘンテコ自動車は全く売れない訳ではなく妙な地域や地方でカルト的な人気があるらしい……と違う違う。

 

「何で俺と先輩がその自動車に乗らないといけないんですか?」

鹿野「後はさ。このコセイドン号の実用段階の最終始動テストが必要なんだよ。」

「普通に犬とか乗せて遠隔操縦で最終始動テストをしたら良いんじゃないですか?」

スタートレックのバルカン星人のスポック博士にとても良く似た地球人?のスポーク博士が言う。

スポーク「剣持、それは非論理的だ。」

「スポック博士の真似をしないで下さい。」

スポーク「仮に黒野隊員が飼っている雌の犬の……犬の名前は?」

黒野「ジョン。」

(雌なのに名前が雄の名前なんだ……)

スポーク「ジョンをコセイドン号に入れて別次元に入れてもし帰ってこなかったら、飼い主である黒野隊員が悲しんでしまうだろう。何より動物愛護団体が怒る。」

「俺や先輩なら悲しむ人がいないから良いと!?良くわかってますね!?」

母を小学生に上がるより前に亡くし兄は怪獣に殺され父と僕はレッドマンに殺されて散々な人生を送っているも、忙しい日常が悲しみを忘れさせる今、僕は目の前のコセイドン号に物凄く嫌な予感を覚える。

黒野「そんなに心配なら博士達も同行させたらどうだ?それなら仮にアクシデントが起きても問題ないだろ。」

鹿野「簡単だけど色々と説明しようか?質問あるなら言ってね。」黒野「どうしてコセイドン号は自動車型時空移動メカなんだ?」

スポーク「良い質問だ。」

鹿野「……あれは子どもの頃だ。幼稚園とかの何気ない童話とか日本の昔話を読み世の中は摩訶不思議な事が沢山をあると感心を覚えた時、俺の……」

黒野「何か質問と関係ない事話し始めたぞ。この博士!?」

「イヤもしかしたら壮大なきっかけ。人生の恩師と出会ったのかも知れない。」

鹿野「親が【バック・トゥ・ザ・フューチャー】のビデオをレンタルして私はそれを観てSFに嵌まった……「結局【バック・トゥ・ザ・フューチャー】かよっ!!?」

鹿野「だが私も何時までも子どもではなくSF作品を時折探しては見つつ中学生の頃……異世界に行きたい余り自転車で家の2階から飛び出して大怪我をして……「想像以上に中学生時代はっちゃけてるよ!この博士!!」

鹿野「色々あって……専攻を宇宙物理学にした。っで何の質問だっけ?」

スポーク「時空移動メカを自動車型にした質問だ。」

鹿野「あっ、……正直に言うともっと東大とか専門大学の大型研究室にある大掛かりな装置を作る予定だったけど……突拍子も無い研究テーマだったから俺の大学の研究予算は出ないから……東京にある一の谷博士が主宰の一の谷研究所で訪れた際に……"大掛かりな装置じゃなく小回りが利く乗り物にしたら良いんだっと

言ってくれた親友が居てね。その親友とスポーク博士達で現実的に可能な物が何なのか会話していたら、"時空移動メカならある意味タイムマシンの親戚だろ。どうせなら自動車のデロリアンの方が格好良いっとアイデアをくれたんだよ。」

「……随分変わった親友ですね。黒野先輩。どうして……開発協力したんですか?」

黒野「3年前に起きた近界民の大規模侵攻で思い出が沢山詰まったウチの屋敷を破壊されて土地はボーダー本部建設の為にボーダーに買い取られ義妹の真琴の為に急ぎ新しい家が必要になって無事な不動産会社に色々と相談していたら此処の館を勧められたんだ。」

スポーク「……所々ボロボロな館なのも理由がある。黒野隊員が今住んで居るこの館は元々鹿野博士の親友"飛鳥博士"が住んでいたんだよ。」

黒野「……三門市では可笑しな発明家で割と有名だったらしい……購入するか検討する際に館の中を散策中、俺が現在使っている書斎の部屋の机の上に飛鳥博士の手紙があったんだ。"鹿野徹博士とスポーク場留伽博士が共同開発する時空移動メカの開発を手伝ってやってくれ"と書いてあってさ……興味湧いちゃった。」

「興味湧いちゃった……じゃないでしょうに……」無表情に呆れた目を自分の先輩に向ける剣持。普通なら怪しいの一言で無視するようなイタズラ手紙のような内容をこの先輩は、手紙の持ち主の気持ちを察して手紙の内容通りに手伝いを買って出たのだろう。

黒野「俺も自動車のデロリアンをベースにするとは知らなかったんだよ。もっとボーダーにありそうな……否、何でもない。」

鹿野「ある意味の飛鳥博士の遺産だね。」コセイドン号に触れて感慨深そうに言う博士。

黒野「3年の間、我ながら良く耐えたよ。」

鹿野「まぁまぁ、終わり良ければ全て良し。後は実際に乗って別の多次元宇宙に行けるか最終始動テストをするだけだ。」

「多次元宇宙って何処に行くか決められるんですか?」

鹿野「………否、【バック・トゥ・ザ・フューチャー】のデロリアンのタイムマシンと違い理論上移動は可能でも目的地は設定は出来ない。多次元宇宙とは"もしも"の数と選択肢が宇宙の星の数より遥かにある事象だ。」

黒野「つまり?狙って行きたい場所には行けないって事か?」

鹿野「そういう事になる。」

「行き先設定不可能なんてまるっきり危険な欠陥メカじゃないですか!!」

スポーク「だが考えようによっては人類の無数の可能性が見れる。私達人類がどういう可能性が秘めているのか興味が尽きないな。」

「【バック・トゥ・ザ・フューチャー】すら目的地の時間、現在の時間、前回の出発時間が設定出来るのに……」

鹿野「パラレルワールド。平行世界は……無限の可能性が秘めているからね〜〜」

スポーク「……取り敢えず、完成した記念に録画しよう。」

乗ってくれなさそうな雰囲気になりせめて完成した研究成果の記録する事を提案するスポーク博士。

黒野「じゃあ、スマホの録画機能で良いか?」

スマートフォンを出す黒野先輩。

鹿野「あっ、ちょっと待って!?映像撮影可能のデジタルカメラを持っているのに知り合いがいるから連絡するよ。」

そう言い鹿野博士はスマートフォンで何処かに連絡する。

「……時空移動メカ……コセイドン号ねぇ……」

訝し目で銀色のデロリアンの改造車を見る剣持夢想。

【……この時は、余り深く考えなかった……まさか後になってこのコセイドン号が……僕らの運命に大きな影響を与えるなんて……】

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。