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前話のタイトルを変更しました。
「うーん、なかなか見つかりませんね」
「そうですわね〜」
対策委員会のみんなと私こと先生、そしてエイサとヒフミは、ヘルメット団の黒幕の手掛かりを探してブラックマーケットを彷徨っていた。
「これ、美味しいですわね」
「ヒフミさんもどうぞ〜」
「あはは、ありがとうございます」
が、見当たらなさすぎて休憩。現在は、たい焼きをみんなで食べている。なぜかエイサだけ紅茶片手にだけど……いつ淹れたんだろ?
「それにしてもなにも見つかりせんね〜」
「いくらここを牛耳っている企業だとしても、ここまでやるのは不可能なはずなんですが……」
"どういうこと?ヒフミ"
「ブラックマーケットはいわば裏社会の集合体。ここまで徹底して情報を消そうとすれば、他企業などに付け入る隙や確執を生んでしまうはずなんですの。ですわよね、ヒフミちゃん」
「はい、エイサさん。ここの企業たちはある意味開き直って悪さをしていますから、逆に変に隠したりはしないんです。だからこそ、かくすことがディスアドバンテージになったりもするんです」
"へぇ"
「例えば、あのビル」
そういうと、ヒフミは後ろにあった一つの大きな黒いビルを指差した。
「あれは、ブラックマーケットでも一際有名な闇銀行です」
「闇銀行?」
セリカが聞き返す。闇銀行って有名じゃダメでしょ……そう思っていると、エイサが口を開いて、
「あそこはキヴォトスで起きる犯罪に関わる金融資産の約15%ほどがあそこに流れているんですわよ。横領、強盗、誘拐など、さまざまな犯罪によって獲得されたお金が武器や兵器に変えられて他の犯罪に使われる……そんな悪循環が続いてるんですわ」
と説明してくれる。
「それじゃ、銀行が犯罪を助長しているようなものじゃないですか!」
「そのとおりです。ここでは銀行も犯罪組織なんです」
みんなが驚いて声も出ない。その時、
ブロロロロ……
「何か来ましたわね。あれは……現金輸送車ですわ」
現金輸送車が銀行の前に止まり、中から人が出てくる。あ、あれは……!?
「あ、あれって……!」
「ウチに集金に来る銀行員……?」
銀行員は、大きなトランクケースを銀行側にいた男に手渡し、渡された書類にサインを書いてかは去っていった。
「ん……カイザーローンと闇銀行は繋がってる…!」
「か、カイザーローン!?」
「ああ、そういえばアビドスが借金をしていたのはカイザーでしたわね……ヒフミちゃんに伝え忘れていました」
「わ、悪いところ?アンタたち、何か知ってるの?」
セリカが聞いてくれたね。
「かの悪名高いカイザーコーポレーションが運営する小売り金融業者ですよね…?」
「まずいところなの?」
シロコが聞き返すと、エイサが驚いたような顔をする。
「ええっ!?知らないんですか!?伝えてないんですか、ホシノちゃん!?」
「うへ、どういうこと?そういえば、ナツミ先輩がカイザーには黒いところがとか言ってたような……」
「ええ……まさか知らないんですの……?なんで借金元を調べてすらいないんですの……」
「ちょ、ちょっと!説明してよ!」
「ええ。カイザーグループは違法と合法の間のグレーゾーンスレスレで上手く振舞っている多角化企業で、企業界でも評判が悪いんですの。トリニティの生徒会であるティーパーティーや、私の会社も警戒している場所ですわ……まさかホシノちゃんが知らないなんて……」
「うへ……そういえばおじさん調べたこともなかったよ……何やってるんだわたしは……」
"わたしの会社?"
「ああ、私、起業していますの。ヘルメスティック・グループ。聞いたことありますかしら?」
「ああっ!ヘルメスティック・グループ!?」
今度はノノミが声を上げた!
「主に服飾産業と医学分野、都市開発、音楽産業や時計のブランドを扱う、ここ3年で上から数えた方が早いほどの大企業に成長したグループです!」
「トリニティでは起業が許可されているの?便利屋みたいに無許可?」
「便利屋?というのは知りませんが、私がアビドスに入る前に起業したものなので問題ありませんわ」
「うへ……おじさん知らなかった……」
「だって言っておりませんし、聞かれてもおりませんもの。技術支援をしてもらっているシスちゃんと、王様、あとは開示したトリニティでは広く知られていますわね」
「まさかあの大企業のトップが学生でしたなんて……時計に至ってはキヴォトスでも3本の指に入るほどの高級ブランドになっていますよね?」
「ええ、ミレニアムの技術をふんだんに盛り込んだ高級時計ですわ。そのせいで一般に販売している量産品の最低価格が160〜200万クレジットからとなってしまいましたが、好評ですので。機能を増やして技術を詰めに詰め込んだハイエンドモデルの受注生産も受けてまして、この前頼まれたお客様なんかは7000万円のものを頼まれていましたわね」
"す、すごい……"
「まぁ、それは置いておきませんこと?」
その言葉に、ハッとなるみんな。そうだよ!カイザーだよ今は!!
「思えばカイザーローンが返済を現金のみに絞っていたのは、履歴が残らず、足がつきにくいから……?」
「まさか、闇銀行に流れてたなんて……」
「てことは、私たちはずっと、犯罪資金を提供し続けていたってこと……!?」
「うーん、そうなんですけれど、確たる証拠がないですから訴えたりとかはできないと思われますわね」
ううん、どうすれば……あ、ヒフミ?
「あの……集金の際は、受領証明書が出ますよね?その発行の記録が見つかれば、証拠になりませんか?」
"おお!なるほど!"
「そうですわね……でも、すでに書類は銀行内にありますでしょうし、回収は厳しいですわね」
「ブラックマーケットの中でも強固なセキュリティを誇る銀行の中、となってしまうと……うーん……」
そうだよな……やっぱりどうにもならないか……
「ねぇ、ホシノ先輩。ここは例の方法しか」
「うへ?例の方法?ああ!あれかぁ!」
「そうですね!確かにあの方法なら♪」
「あ、あれって……まさか……」
"それって……もしかして……?"
「あ、あの……お話が全然……」
「んん……?なんですの……?」
「ん。残された方法はたった一つ」
「銀行を襲う」
まだ続くんじゃ
Picrewの「よっこら少年少女」で智鳥エイサの立ち絵を作りました!
【挿絵表示】
普段はミニハットですが、外に出る時なんかは大きめのトップハットをかぶっています。ヘルメスティック・グループは、アビドスから転入したエイサがお嬢様学校に入ったり上流階級であることの理由付けなので特に物語に関係とかはしません。
https://picrew.me/share?cd=90W81E4JRd #Picrew #よっこら少年少女
ナツミの出番は
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ん、王様の一人称の出番もっと増やして
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ん、王様の三人称の出番もっと増やして
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ん、王様の出番は今のままでいい。