ファラオ・アーカイブ   作:めろんムーン

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 風紀委員との対決にはいけません。余は今、アビドス砂漠にいます。

 アプリだと3話くらい使っててもアニメだと1話分なので、どう圧縮すればいいのかわかりやすくていいですね。


 ゲヘナ風紀委員会2

 

 〜先生side〜

 

 "シロコ!左奥をお願い!セリカは右の遮蔽物に隠れた風紀委員を!ノノミは弾幕を張って!!"

 

「ん」

 

「わかったわ!」

 

「はーい⭐︎」

 

 ズダダダダダダダン!!

 

「くっ、思ったより強い……やっぱりメト軍事顧問ぐらいアビドスは全員強いのか!?」

 

 イオリが指揮をしながら叫んで戦ってる……メト軍事顧問?メト……たしか、転校した3人のアビドスの生徒の1人だっけ……

 

 "シロコ、セリカ!イオリを挟み撃ちに!逃げ場をなくしたら、ノノミが倒して!"

 

「くっ!?」

 

「行きますよ〜⭐︎」

 

 ズダダダダン!!

 

「ぐあっ!?」

 

 "そこまで、みんな、止めて"

 

「ん」

 

「くっ……負けた……」

 

「はぁ……やっぱりですか……」

 

 イオリを倒すと、向こうからチナツが歩いてきた。

 

 "久しぶり、チナツ"

 

「先生……こんな形でお目にかかるとは……」

 

「先生がここにいるとわかった時、即座に軍事行動を取りやめるべきでした。あなたの指揮能力の前には勝ち目がありませんし……万が一、シャーレ部長が出てくることがあれば敗北どころか壊滅必至ですから……」

 

 ……?ナツミのことか?

 

「アビドス対策委員会、奥空アヤネです。所属をお願いします」

 

「それは……」

 

 イオリが渋る。と、突然通信が入った。

 

『それは、私から答えさせていただきます』

 

「通信……?」

 

「アコちゃん?」

 

「アコ行政官?」

 

『こんにちは、アビドスの皆様。私はゲヘナ学園所属の行政官、アコと申します。今の状況について少し説明させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか?』

 

 そういうと、聞いていたイオリが顔色を悪くして発言する。

 

「アコちゃん……その……」

 

『イオリ。反省文のテンプレートは私の机の、左の引き出しにあります。ご存知ですよね?』

 

「うう……」

 

 やっぱダメだったんだね……チナツもやれやれって顔してるし。

 

 

 

 ん?ハルカ……

 

「許せない……許せない……許せない……」

 

「許せない……許せ……?」

 

 あ、目が合った。見なかったことにしよう……

 

 

 

「行政官ということは、ゲヘナ学園風紀委員会のナンバー2……」

 

『あら実際はそんな大したものではありませんよ。あくまで風紀委員長を補佐する秘書みたいなものでして……私より権力を持っているのも、風紀委員長と軍事顧問の2人いますし』

 

「ん、そういうってことは、ナンバー2じゃなくてもナンバー3ではあるってこと」

 

『……おや、なるほど……素晴らしい洞察力ですね。確か……砂狼シロコさん、でしたか?』

 

「……」

 

『アビドスには生徒会の面々だけが残っていると聞きましたが、みなさんのことのようですね。アビドスの生徒会は五名と聞いていましたが、あと一人はどちらに?』

 

「今はおりません。そして、私たちは生徒会ではなく対策委員会で、アビドス高校の生徒数は5人ではなく6人です。一人は、対策委員会には入っていませんけど……」

 

 アヤネが誤情報を訂正する。

 

『奥空さん……でしたよね?それでは、生徒会の方はいらっしゃらないということでしょうか?私は、生徒会の方と話がしたいのですが』

 

「アビドス生徒会はずっと前に解散して、今は私たち対策委員会が生徒会の代わりよ!言いたいことがあるなら、私たちに言いなさい!」

 

「こんなに包囲して銃を向けられたまま『お話ししましょうか〜』なんていうのは、お話の態度としてはどうかと思いますけどね〜⭐︎」

 

 確かに。

 

『ふふ、それもそうですね。失礼しました。全員、武器を下ろしてください』

 

 (スッ)

 

 (ススッ……)

 

 おお、武器を下ろしてくれたね

 

『先ほどの愚行は、私の方から謝らせていただきます』

 

「うう……先生がいたなんて……」

 

『イオリ?そういう問題ではありません。命令に、『まずは無差別に発砲せよ』なんて言葉が含まれていましたか?』

 

「うぐっ……」

 

『ましてや、()()()()()()()()()()なのですから、きちんとその辺は注意するのが当然でしょう?』

 

「はい……」

 

 めっちゃ叱られてる……

 

『失礼しました、対策委員会のみなさん。私たちゲヘナ風紀委員会はあくまで、私たちの学園の校則違反をした方々を逮捕するために来ました。先ほどの行為は好ましくなかったですが……やむを得なかった、ということで、どうか風紀委員の活動にご協力をお願いできませんか?』

 

 なんか引っかかるな……まるで他校の自治区内でも犯罪者の逮捕のためなら活動できるような……

 

「先ほども言いましたが、そうは行きません!他の学校が、他校自治区内で、堂々と勝手に戦闘行為をするなんて!」

 

「まさか、ゲヘナほどの学園の風紀組織ががこんな暴挙をするとは思ってもいませんでしたが、ここは譲れません」

 

 

 

『……そうですか。これだけの兵力を前にして、怯まないとは……さぞ、優秀で信頼できる大人がついているから、でしょうか?』

 

 …………

 

『ねえ、シャーレの先生?』

 

 "便利屋は困った子達だけど、悪い子じゃないかもしれない。悪いけど、渡すことはできないよ、アコ"

 

「いやいや先生!?そんなわけないでしょ!?ラーメン屋爆破したのよ!?」

 

「セリカ、多分あれは偶然で━━」

 

 お、シロコがセリカに説明してくれてるね。

 

「━━でも、結果的に爆破させたことは事実。このままおとなしく引き渡すわけにはいかない」

 

「そうですね⭐︎まだ、便利屋の裏にいる方の正体もわかりませんし⭐︎」

 

「そういうわけで、交渉は決裂です!ゲヘナ風紀委員会!!あなた方に、退居を要求します!!」

 

 

 

『……はぁ、これは困りましたね……』

 

『本当は穏便に済ませたかったのですが……こうなっては仕方ありません……ヤるしかなさそうですね』

 

 そうアコが言った時━━

 

 ダダダダダダッ!ダダダダダダダダダッ!!

 

「うわあっ!?」「ぐあっ!?」

 

 近くで私たちを取り囲んでいた一団に隙間ができた!?

 

「な、なんだ!?」

「許せない……!!」

「はっ!?」

 

 イオリのすぐ近くにハルカが!?

 

「許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない!!!!」

 

 ダン!ダンダン!ダンダンダンダン!

 

「ぐっ!?うぁっ!?」

 

  バタッ……

 

 

 

「嘘をつかないで、天雨アコ」

 

『その声は……』

 

「偶然なんかじゃないでしょ。最初からアンタが狙ってたのはこの状況だった」

 

 カヨコ!

 

『カヨコさん……!!便利屋達、包囲網を抜けて……!!』

 

「最初は、どうしてこの場所に風紀委員会が現れたのか理解できなかった」

 

『それは、あなた達を追って……』

 

「風紀委員会が私達を追ってこんなところまで来る?ありえない。温泉開発部や美食研究会を放置してまで捕まえに来るほど、私たちの優先度は高くないはず」

 

「だからアコ、これはあんたの独断的な行動に違いない」

 

 ……???

 

 部活のイオリが独断専行したと思ったら、上司のアコも独断で動いてた……???

 

 風紀委員会大丈夫……???

 

「それに、私たちを相手にするにしてはあまりにも多すぎるこの兵力。これは、他の集団と戦うことを想定していたなら説明がつく」

 

「とはいえ、アビドスは前情報では5人、実態を知っていても6人しかいない。なら、結論は一つ」

 

「アコ、アンタの目的はシャーレ。最初から、シャーレの先生を狙ってここまで来たんだ」

 

「な、何ですって!?」

 

「……」

 

「せ、先生を!?」

 

 "私?"

 

『……ああ、便利屋にカヨコさんがいることをすっかり忘れていました。呑気に雑談なんてしている場合ではありませんでしたね』

 

『実力行使で行きましょう』

 

 ザッザッザッザッザッザッザッザ!!

 ザッザッザッザッザッザッザッザ!!

 ザッザッザッザッザッザッザッザ!!

 

「12時の方向、それから、6時の方向……3時、9時……風紀委員の更なる兵力が四方から集結しました!!」

 

 "まだこんなに……"

 

『うーん……少々やりすぎかとも思いましたが、シャーレを相手にするのですからこれぐらいあっても困らないでしょう』

 

「だめだね、アコ。仮に先生を相手にするんだとしても、この数は少ないと思う」

 

「なっ!?」

 

 "私そんなに強くないんだけど"

 

「シャーレの部長、誰か忘れたの?アコ」

 

『シャーレの部長……確認はしていませんでしたが……か、神殿ナツミ!?』

 

「そう、神殿ナツミ。あの金ピカが部長だってことを考慮してないなんて、浅かったね、アコ」

 

『ま、不味いです……総員、撤退準備━━』

 

 

 

 ドゴカン!ズガガガガガガ!!

 

「なっ!?9時方向の風紀委員が……いえ、6時、3時方向の風紀委員の部隊も壊滅!?」

 

 アヤネが声を上げる。どういうことだ???

 

『な、なにが!?後方部隊まで壊滅ですって!?この一瞬で!?』

 

 アコも慌ててるな……本当の非常事態なんだね

 

『も、もしかして……神殿ナツミがここに……』

 

「ちがうね、アコ。あれはもっと大々的に名乗りをあげて注目を集めるよ」

 

『だとしたら、何が━━』

 

【アコ行政官。我らが王、引いては『王国』とシャーレに楯突くのか?愚かだ、あまりにも愚行。なぜこのような事をしたのか理解し得ない】

 

『ひっ!?』

 

 どこからか響く声。

 

「いるでしょ、あなたたちの仲間にも、あの金ピカの仲間が一人……」

 

 ギュン!ドゴン!!

 

 周囲の騒音が収まった後、なにかが私たちの前に降ってくる。

 

「な、なに!?なんなのよ!?」

 

「ん……」

 

 "警戒して"

 

 煙が晴れ、落ちてきたものの姿が見えてくる。

 

『な、なんでここに……あなたは今日、他校自治区まで移動した美食研究会を捕まえに行っていたはず……身隠メト軍事顧問……」

 

「聞くに耐えない声色だ。何をそんなに怯えている?美食研究会を捕まえてここまで走ってきただけだ。そのような些事よりも、お前達が起こした事の顛末を納めることが先だろう」

 

 そこには、純粋な暴力の化身がいた。

 

 





 はい。やっと最後のオリキャラを出すことができました。めちゃくちゃ辛辣ですが悪い子ではないんです。Fate好きならこの口調も見覚えがあるかなと思いますけど。

 Picrewの「よっこら少年少女」で身隠メトの立ち絵を作りました。
 
【挿絵表示】


https://picrew.me/share?cd=dLm2MPdkNT #Picrew #よっこら少年少女

ナツミの出番は

  • ん、王様の一人称の出番もっと増やして
  • ん、王様の三人称の出番もっと増やして
  • ん、王様の出番は今のままでいい。
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