ファラオ・アーカイブ   作:めろんムーン

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 アンケ作りました
 結果によって次回から書き方を変えます


アビドス編
先生、アビドスへ行く


 

 〜ナツミside〜

 

 親愛なる我が民達よ!余の声を聴くことを許す!

 

 なに?余は誰だと?痴れ者どもが、余に誰何するか!

 

 まぁよい、外なる次元の観測者達よ。貴様らは特殊な存在ゆえ、余は不敬を許そう。

 

 余の名は神殿ナツミ!キヴォトスの王にして唯一絶対の支配者よ!貴様らには余の名を覚える栄誉をやろう。泣いて喜ぶが良い。

 

 何?余が今何をしているのかだと?

 良い、答えてやろう。余は今、シャーレの『先生』と書類仕事をしている。

 

 む?何故先生と仕事をしているかだと?

 余は臣下たる先生の嘆願に答えてやったのだ。未熟なる先生は、1人で書類を終えられぬ故にな。

 

 だが…

 

「フハハハハハハハ!!!脆弱脆弱ゥ!!トロいぞ先生!貴様の手は余には止まって見えるわ!」

 

 先生は実力が足りておらん。あまりの痴態に笑えてくるぞ!

 まぁ実際には余の王たるポテンシャルならば先生程度が余に並ぶことなど不可能なのだがな。 

 

 "くっ…ナツミの事務処理速度は化け物か…!?"

 

 くくく、自身のとの格の違いに賛美を謳うとは、なかなか面白いではないか。

 

 余の事務処理能力ならば一枚につき大体2秒見れば内容など把握できる。

 故に、確認のみの書類と記入せねばならん書類を分け、確認用書類を先生に与えておるのだ。

 先生が100枚1山の書類を読み終える間に、シャーレのサインを書くのみの雑務を1枚に0.5秒で書く程度故、余にとっては片手間よ。

 

 それにしても、

 

「いつまでその束を読んでおるのだ!余が書類500枚を書き終えるよりも遅いではないか!」

 

 "ええ…筆のような残像を残しながら右から左に紙の山が移っていってるようにしか見えない…"

 

 フハハ、余の実力に恐れ慄いておるな?

 

「これぞ我が王の力よ!崇め敬うがいい!」

 

 さて、続きの書類を…ほう?これは……選別時に紛れたか…ふむ……

 

「それを読んでおけ。かつての四大校にして今は砂に埋もれ落ちぶれた我が母校からの嘆願書だ」

 

 "これは…アビドス高校というところからの手紙?"

 

「行くが良い。貴様はこのようなものを出されて放っておく質ではあるまい。シャーレ顧問印を余が使うための許可書類を書いておけば余はここで王の政務を続けるが故にな」

 

 "……わかった!"

 

 十中八九、あの借金の問題であろうが、余に手伝う気はない。

 

「アビドス…余の母校。もはや余にあの地を踏む資格などないが…」

 

 しかし、新旧の臣下達の行く末を見定めるのも、王の勤めであろうな。

 

 

 

 

 

 〜先生side〜

 

 王様…ナツミに渡されたアビドスからの手紙に従って、この子達の助けになればとアビドスに来たんだけど……

 自治区広すぎないかな?

 事前にダウンロードした地図は砂に埋もれているこの土地では少しも役に立たないし。

 そのことが判明した瞬間ナツミに電話をかけたけど、

 

「それは試練だ…余の臣下足らんとする貴様への試練なのだ…乗り越えて見せよ」

 

 とだけ言われて電話を切られた。母校だって言うなら道案内くらい…と思ったけどナツミがしてくれるわけないか……

 

 キキーッ!

 

「ん…?」

 

 "…………"

 

「…あの…大丈夫?」

 

 ……正直答える気力も体力も残っていないから、全力で懇願の眼差しをおくる。

 

「ん、これ飲んで」

 

 "…………"

 

「ん、今コップを……あっ」

 

 ゴクッゴクッゴクップハー!

 

 "ありがとう!助かったよ!"

 

「あっ…うん、よかった」

 

 あれ?なんか顔赤くなってる?

 

「こんなところになにしに来たの?この近くだとうちの学校しかないけど…」

 

 "うちの学校……?君はアビドスの生徒なの?"

 

「うん、そうだよ。もしかしてあなたは『アビドス』に行くの?」

 

 "うん、そうなんだ"

 

「……じゃあ私がつれていってあげる。すぐそこだから」

 

 こうして、この娘のおかげで私はアビドス高等学校に着くことができたのだった。

 

 

 

「ただいま」

 

「おかえり、シロコせんぱ…い…?」

 

 正直体力の限界だった私は、今シロコと呼ばれているこの娘に背負われてアビドスの校舎に入った。

 

「わあ、シロコちゃんが大人を拉致してきました☆」

 

「拉致!?もしかして死体!?」

 

 おかしいな、生きてるんだけどな。そこまで見窄らしかった?

 とりあえずシロコにおろしてもらって立ち上がって、挨拶しよう。

 

 "…えっと、こんにちは?"

 

「わあ、びっくりしました。お客さんがいらっしゃるなんて!」

 

 そんなに人来ないのかなここ……でも砂漠だしな、仕方ないのかも。

 

「そ、そうですね……でも、来客の予定なんてありましたっけ?」

 

 "ああ、私が自分からここにきただけだよ。私は、連邦捜査部『シャーレ』の先生だ。"

 

 

 

「連邦捜査部『シャーレ』の先生!?」

 

「わあ☆支援要請が受理されたのですね!」

 

「ん、でも私が見かけた時は倒れてた」

 

 "あはは、遭難しちゃって……"

 

「あ、早くホシノ先輩にも知らせてあげないと...あれ? ホシノ先輩は?」

 

 ホシノ先輩という人をみんなが探そうとした時━━

 

 ダダダダダダダダダダダ!!!!

 

「わわっ、銃声!?」

 

「大変です!武装した集団───『ヘルメット団』が、こちらに攻めて来ます!」

 

「あいつら…性懲りもなく…!」

 

「皆!ホシノ先輩を起こしてきたよ!ほら、寝ぼけてないで武器を持って!」

 

「う〜ん、むにゃむにゃ…。おちおち昼寝もできないじゃないか。ヘルメット団め〜」

 

 ヘルメット団ってなんだろう?と言うか私だけ置いてけぼりだな。

 

「私はオペレーターをします!皆さん頑張ってください!」

 

 メガネの子が言う。なら、直接戦えない私も似たようなことをしようかな。

 

 "ちょっといいかな?私も指揮ができるんだ。みんなを助けるよ"

 

「え?……わかりました、お願いします!」

 

 疑問点はあるだろうけど、ごめんね?

 

ナツミの出番は

  • ん、王様の一人称の出番もっと増やして
  • ん、王様の三人称の出番もっと増やして
  • ん、王様の出番は今のままでいい。
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