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読んでみたい話とかあったら教えてください。メトはもう決まったんですが、ナツミの小話をどうしようか決めあぐねているので。
ホシノたち対策委員会がナツミと先生に協力してもらい、カイザーと黒服をどうにかすることを決意した次の日。
彼女たちは、全員で恒例の対策委員会定例会議を行っていた。
「現在の問題は、ホシノさんに交渉を持ちかけている、『ゲマトリア』と言う組織の『黒服』さんをどうするかと言う問題と、カイザーがアビドス砂漠で行っている何かを突き止める。この二つです」
そうアヤネが切り出す。
「突き止めるにはどうしたらいいかな〜」
「直接砂漠に見に行けばいいじゃない!」
「然り。最も早いであろうよ」
「ん。たしかに」
「黒服は、用心深いが抜けている男だ。今ホシノが契約を受諾しても、余からの差金とすぐ思い当たるであろう。なにか、アビドスが切羽詰まる状況を作らねば始まらん」
"なるほど……だから黒服のことは一旦置いておくの?"
「うむ」
「わかりました〜。では、アビドス砂漠へレッツゴー!ですね⭐︎」
こうしてアビドス砂漠にやってきた4人。
ナツミと先生、アヤネはオペレーターとして学校に残った。
最も、黒服やカイザーにナツミが積極的に関わっていると悟られないためでもあるが。
「ここから先が、捨てられた砂漠……」
アヤネがそう呟く。
「砂だらけの市街地に行ったことはありましたけど、捨てられた旧市街地や完全な砂漠まではきたことありませんでした〜。ここから先は、初めてですね⭐︎」
「いや〜、久しぶりだね、この景色も」
「ん、先輩は、来たことあるの?」
「うん。前に、生徒会の仕事で何度かね〜。ナツミ先輩やメトちゃんとの戦闘訓練なんかも、ここでやったかな〜」
「もう少し進めばなんと、かつてアビドスの砂祭りが行われていたオアシスがあるんだよね!もう干上がっちゃってるけど〜」
「オアシス?」
「うん。元々はそこらの湖より大きくて、舟を浮かべられるくらいだったらしいよ〜」
「ま、実際に私は見たことはないんだけどね」
「へー」
そんな会話をしながら進んでいく。
しばらく進むと、アヤネから通信がくる。
『皆さん、この先に何かものすごく大きな施設があります!』
『ふん。どうやら当たりを引いたようだぞ?気を引き締めておくが良い」
そうしてホシノたちが進むと見えてきたのは、壁と有刺鉄線に囲われた、巨大な施設。
「こんなの、昔はなかったけど……」
そう呟くホシノ。
『施設に、なんらかのマークを確認しました!』
『ふむ、余に見せよ……これは、カイザーPMCであるな』
「カイザー?当たりね!」
「PMC……ということは、カイザーの運営する民間軍事会社?なんでこんなところに……」
「ん、やっぱりここで何かが起きてる」
そういうと同時に、銃声が聞こえてくる。
ダダダダダダン!
「侵入者だ!」
「逃すな!」
『発見されました!装甲車にヘリや戦車も近づいてきています!!』
『ふむ?通信も妨害しようとしておるな。舐められたものだ。この程度で余の声を遮ろうとは』
『"みんな、油断しないで"』
そうして、包囲されたアビドスの面々。
すると、包囲していた兵たちが道を開け、1人の男が歩いてくる。
「侵入者と聞いていたが……アビドスの生徒とはな」
「あの人は…」
(あいつは…」
その大きなオートマタは、スーツに赤いマフラーを身につけて、余裕そうにこちらを眺めている。
「勝手に人の私有地に入ったことへの賠償金を求めてもいいのだが……まぁ、対して変わらないな……ん?」
ホシノを見て動きを止めるその男。
「お前は……確か、ゲマトリアが狙っていた生徒会長……いや、副会長だったか?」
「……面白いアイデアが浮かんだ。便利屋やヘルメット団を雇うのよりも良さそうだ」
「なにを……?」
「そもそも、あなたは誰なんですか?」
ノノミが男に聞く。
「……まさか私のことを知らないとはな?まぁいい。私は、カイザーコーポレーションの理事を務めているものだ」
『「「「!!」」」』
「……」『……』
『"カイザーコーポレーションの理事……"』
対策委員会の後輩たちは驚き、ホシノとナツミは見定めるかのように黙る。
「正確には、カイザーコーポレーション、カイザーローン、そしてカイザーコンストラクションの理事だ。今は、カイザーPMCの代表取締役も務めている」
「ん、それはどうでもいいけど。要はあなたがアビドスを騙して搾取した張本人?」
「そうよ!ヘルメット団と便利屋を仕向けて、ここまで私たちをずっと苦しめてきた犯人があんただったってことでしょ!?」
「ふむ?」
「あんたのせいで私たちは……アビドスは……!」
「やれやれ。最初に出てくる言葉がそれか」
「勝手に私有地に侵入しておいて……ククッ、面白い」
「だが、口の聞き方には気をつけたほうがいい。ここは、カイザーPMCが合法的に事業を営んでいる場所。ここでは、君たちの方が不法侵入をした人間だということを覚えておくといい」
「「……!!」」
「さて、話を戻そう。アビドス自治区の土地だったか?確かに買ったとも。
「ここにきたのは、私たちがここで何をしているか気になったからか?教えてやろう。私たちは、アビドスのどこかに埋まっているという
「……!」
『……ほう?余の宝物か?いや、それならば黒服が止める。別のものが埋まっているのか……』
ナツミが呟く。
「ん。宝探しが本当だとしても、この兵力は説明がつかない。これは、私たちの自治区を武力で占拠するため。違う?」
「……数百両もの戦車、数百人もの選ばれし兵士たち。数百トンもの火薬に弾薬。たった5人しかいない学校のために、これほどのものを用意すると?自意識過剰だな」
「あくまでこれは、どこかの集団に宝探しを妨害された時のためのもの。ただそれだけだ」
『……預言者対策か、それとも余か?はたまた奔放なシスを警戒でもしておるのか……』
ナツミがまた呟く。しかし、さっきも今も、ナツミの声は対策委員会にしか聞こえてはいない。そのため、カイザーPMC理事は関係なく話を続ける。
「君たち程度、どうとでもできるのだ。たとえば、こんな風に」
そう言って、カイザーPMC理事は一本の電話をかける。
「……そうだ。……進めろ」
「なにを……?」
そうしてアビドスの面々に向き直るカイザーPMC理事。
「残念なお知らせだ。どうやら、君たちの学校の信用が落ちてしまったそうだぞ?」
『た、大変です!金利が跳ね上がって、3000%に!?来月以降の利子の金額は、9130万!?』
「なっ!」
「えっ!?」
「そんなの、払えるわけないじゃない!」
「くっくっく……これでわかったかな?君たちの首にかけられた紐が今、誰の手にあるか」
「「「「……!」」」」
「そして、そうだな……借金に対する補償金でもいただこうか。1週間以内に、三億円。支払ってもらうぞ?」
「そんなっ!」
『今の利子でも精一杯なのにっ……!?』
「……帰るよ、みんな」
「ホシノ先輩!?」
「これ以上ここで言い争っても無意味だからね」
「ほう、さすがは副生徒会長。話がわかる」
「ああ、思い出したよ。かつて君と一緒にいた、あの全くもってバカな生徒会長のことをね」
「……!!」
『……ほう…………』
「では、保証金と来月以降の返済についてはよろしく頼むよ、お客様?ふふっ、ふははははは……!!」
かかったな、阿呆が!
"計画は順調……全ては王のシナリオ通りに……"
「先生、いきなりどうしたのだ?」
実は今回は━━
ほぼ本編通りです。
アビドス編後は
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