激震! 中世ヨーロッパ警察24時!!!【完結】 作:PureFighter00
世襲の騎士のい
「中世一刀流、ヨーロッパ警察ざーんっ!」
「なっ……まだ出自解説段階なのにあーた……」
「あーたじゃねーわクソたわけ! なんで騎士が世襲しとんじゃ!」
「だってきぞ……ヘブっ!」
「騎士は貴族じゃないから世襲出来ない、いいね?」
「何でさ、私は領地を持つ地主の家系よ?」
「地主が土地を持ち小作農を囲うのは構わんし、誰かに臣従して騎士になるのも構わない。しかし騎士は貴族ではないので自動的に代襲出来んよ」
「貴族貴族って、たかが血縁とか血筋でしょうがっ! そんなもんの有無がそんな大切なんですかっ!」
「うっ、開き直りやがった!」
「国の頂点に立つ王が血縁で代襲するんだから、そら血統第一になりますがな。貴族は青い血と呼ばれてた時代だぞ」
「そんな、無茶苦茶な……」
「君みたいな現代の人権平等主義者の言い分も分からないではないが、ここは中世ヨーロッパで血統差別アリアリの世界なんだ。まず君は自分の生まれ育った世界の常識を忘れた方がいい。あと、朗報を教えてやろう。君は庶民である程度裕福な家庭に生まれているから……ワンチャン騎士にはなれる」
「なんでよ?」
「騎士は別に庶民からでもなれるからだ。血統は問われない」
【血筋は問われない】
基本、騎士全盛期は戦場の主力兵種であり、それなりに損耗もあるから「実力主義」なんですよ。ロックユーでも最後黒太子から騎士叙勲されてたでしょ? 貴族で世襲が基本なら「あんなことは出来ない」んだよ。
「じゃあ、騎士の専門学校でも行くか……」
「現代の常識をまず捨てろパンチ!」
「ヘブぅっ!」
「徒弟制度全盛期に現代日本みたいな専門学校ある訳無いだろっ! 鍛冶屋や商人みたいに主人に弟子入りして徒弟として学ぶんだよ。
まず、なんか見込みありそうな子供を雑用係として雇ったり、騎士になりたがってる金持ちの子弟が騎士や騎士技能を持つ貴族の下で雇用されるの。で、雑用の合間に戦闘訓練したり、騎士としての基礎素養を学ぶ」
「ほうほう?」
映画、ロックユーでも最初期は主人公チームは雑用係〜従士みたいな感じで、庶民だったでしょ? 辺境の老騎士でも若年時の従士時代の話あった。
「で、ある程度戦えるようになったら「従士」として徒歩で戦争参加。これが「フットマン」な」
「騎士になる前から戦争参加するのぉ?!」
「そうだぞ。まぁ、戦乱が無ければ無理だが。幸いにトーナメントみたいな模擬戦も結構盛んだったから、そういうのに参加しても良い。ご主人様が許せばだがな!」
【フットマン】
フットマンという階級?職業は近世以降にも形式として残り、執事や家令、メイドさんなどと同じ使用人の一部となった。馬車の周りや先を走って探り、馬車の運行の妨げになるもん警戒したんだって。また、男性の使用人は雇用費用が高額で「抱えている事がステータス」だったから、イケメンで足の速い人が重用されたらしい。専用の華美な服着せて自慢したらしいぞ。
中世期にはその様な事はなく、実用一辺倒で戦闘力が高く、気の利く人物が採用された。日本語でいう共周りとかみたいな感じ。時に徒歩で馬上の「主君の敵」狙う関係上、長柄武器を使う事が多かったみたい(フットマンズフレイルとかを参照せよ)
「はぁはぁ、何とか擬似戦闘で敵従士3人とご主人様との共同戦果で騎士を1人討ち取ったぞ!」
「お、君のご主人様の上役が君見てゴニョゴニョ話してるな、チャンス到来!」
「騎士になれるの?!」
「だが、気をつけろ。騎士は必ず臣従対象選ばなきゃいかんのだが、君が君のご主人様と同じ主人に仕えると、君はご主人様と同格になるかもしれん。元主人としては面白く無かろうね?」
「うっ……人間関係難しい……」
「かと言って、ご主人騎士様は封土や給金あんま無いからなぁ。今の状態では君を配下の騎士として雇用するのも難しかろう」
「ど、どうしたら……」
「先ずは謙遜。我が主人あればこそです!とご主人アゲ。君も騎士の基礎素養として韻文や詩歌を学んだよなぁ?」
【韻文や詩歌の知識】
騎士はこんな事も学ばにゃいかんかったらしい。
「上手い事ご主人の封土を増やしてもろて、ワイも騎士としてご主人様に仕える段取りになったやで!」
「まぁ、諸般の都合で飛び地だがな……つまり君はご主人の代官として所領経営する事になった訳だ」
「代官ってwww」
「中世ヨーロッパにも居たぞ。ロビンフッド読んだ事ないか?(当たり前の様に語る中世ヨーロッパ警察だが、ロビンフッド読んだことある人なんて……)」
「……まさか、私腹をアレする為に重税課して、差額着服ウマーしたのが……」
「見事なまでの悪代官だな。ご主人様の求める通りに善政を敷き、人々を助けて領地発展させるのが良い代官」
「……せっかくだし、この間生まれた長男にここの代官やって欲しいなぁ」
「やれなかないぞ?」
「いや、だって代襲は……」
「君同様、従士として鍛えて騎士位叙勲されたらえーんや。幸いご主人様まだ現役だし、息子を奉公に出せば主家との繋がり強化にもなる。ある種の人質だし」
「そうか、実力付けたら良いんだもんな!」
「主家に出す前に英才教育とかも出来るし、他の騎士希望者より有利だべ?」
イギリス辺りだと少し流れが違うのだが……元々は騎士ではなく広い意味で男爵(バロン・バロネス)という貴族階級があり、その男爵の中で議会に呼ばれる者が貴族となり、議会に呼ばれない低位の者を騎士とした。この為代襲出来る出来ないより「国政参加権のあるなし」が大きな違いである。また、イギリスでは後に戦費を稼ぐ目的で準男爵という階級が作られたが、これは平民であるが世襲が出来た(17世紀初頭から)
封建制というものは「基本としては」、権威者により土地と名誉や家格を与えて「土地の経営権を与える」ものであり、その受封者と権威が双務的に土地の防衛を行う。貴族や騎士は王により一定の軍役が科され、王は代わりに諸侯の土地が襲われた時に防衛を担った。
あとでもうちょい書き足すかも。
騎士と主君の関係性が封建制度の基本だから、これを押さえて「中央集権制」との違いが理解出来ないと中世と近世がごっちゃになるんだ。
リチャード獅子心王の話書きたいんやけど
-
誰それ?
-
あの面白いおっさんか! 書け!
-
欠地王も忘れずに書け
-
あ、フランスDisる気だなてめー
-
修道騎士会の事書いてからな!
-
むしろサラディン
-
胡椒の話を飛ばすな
-
飯の話は?