DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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今日は2回連続行動の2話目を投稿致します。
前回からの続きでいよいよナメック星行き宇宙船へと悟空達が乗り込みます。
では、本編へどうぞ。


第9話 いざナメック星へ、Z戦士の遠征と修行開始!

 クウラ訪問から2日後、悟空達が無理を言って自宅で絶対安静を条件に退院し、カプセルコーポレーションの敷地内に停泊しているクウラの乗って来た高速宇宙船の前に集まっていた。

 無論クウラはこの星を2日間視察し、ドラゴンボール以外にも価値はあるかと改めて確かめながら宇宙船へと戻って来ていた。

 それと同時刻に船内の技術者とニィープ、ブルマが船から降りて来てニィープ等が敬礼していた。

 

「それで、結果はどうなのだブルマとやら」

 

「ええ、メディカルマシーンは治癒性能を5割位性能向上が出来たし、あの船にあったトレーニングルームの重力制御装置を最大100倍から500倍に引き上げつつ船に悪影響が出ない様にしたわよ。

 これで満足かしら?」

 

 クウラはブルマに2日間の時間を与えた成果を問うと、技術者やニィープ達は汗をダラダラと流しながらブルマを見ていた。

 更にブルマの口から語られたのはメディカルマシーンの性能が5割増になった事やトレーニングルームの性能が5倍になった事だった。

 クウラはこの女は何を言っている、この船の設備は最新鋭であり出来ても2割程度マシになると思っていた所5割や5倍である。

 ニィープ達の様子からこれは間違い無いと察したクウラは半分呆れながら「成る程」と頷いていた。

 

「後航行システムも片手間でしか弄る時間が無かったから3割程度しかマシにならなかったわ。

 もう少し時間があればもっと速く出来たんだけどね〜」

 

「おい待て、貴様弄る時間は無いと言っていなかったか?」

 

「そうよ、だから3割位しかマシに出来なかったのよ」

 

 更にブルマは航行システムすら弄って3割も速く航行出来る様にしたと告げるとクウラも流石に嘘だろと思いニィープ達を見ながらブルマに問いたが、これすら間違い無いとするニィープ達の態度を見てクウラは改めて確信する。

 この地球の技術をフリーザに渡してはならない、奴の手に渡れば増長して破壊神に目を付けられるレベルでヤンチャを起こして宇宙の危機を迎えさせると。

 

「悟空、ピッコロ達よ。

 今ナメック星へ向かう所であったか。

 カリンより仙豆を預かって来た。

 其処のサイヤ人ニィープが素材を手に入れるのを手伝ったので個数は多めに確保出来た、有効に使うと良いぞ」

 

「ニィープ、アンタ何時カリン様と面識を………って、一回神様の神殿に来た時にカリン塔を沿って直接来たんだったな。

 その時に仙豆を知ったな?」

 

「正解、地球で何もしないのも性分に合わないからあのニャンコさんに結構凄い豆の材料集めを手伝ってくれと言われたから言う通りにしたわ」

 

 すると地球の神とミスター・ポポがカプセルコーポレーションを訪れ、カリンから預かった仙豆を腕が空いてるクリリンに預ける。

 その際にニィープが仙豆の素材集めを手伝った事を知り、1年の間に結構復讐の為の準備は進めてたんだなと逆に感心していた。

 そして怪我が特に酷い悟空、ラディッツ、ナッパに仙豆を食べさせると3人は忽ち怪我が治り復活する。

 

「ひゃっほ~、治ったぞ〜!!」

 

「あ、あんな豆がメディカルマシーンよりも凄え効果を発揮するなんて………!?」

 

「矢張り地球は何かが可笑しいぞ…」

 

 悟空は当然が如くの反応ではしゃぎ回るが、ラディッツやナッパ、更にそれを見ていたクウラ達はあの小さな豆が食した重傷者を治す効果を目撃し何故こんな物や技術者が辺境惑星に集まるのかと驚愕していた。

 

「それで悟空達よ、私とミスター・ポポは既にドラゴンボールを集め切っている。

 しかしこれはナメック星に転移する為の物では無い、ナメック星から地球へ緊急脱出する為の非常手段だ。

 敵は余りにも強大過ぎるが故にこの様な準備も進めたのだ。

 だから仮にヤムチャ達が死んでもボールを使う事は無い、それだけは忘れぬ様にするんじゃぞ?」

 

「分かったよ神様、ドラゴンボールを使う事態にならない様に修行もするし何とか頑張るさ」

 

 すると神はドラゴンボールを既に集め切っている事を悟空達に告げ、しかしこれはナメック星から地球へ転移…つまりは緊急脱出する為にしか使わない事を告げると、悟空やピッコロ、更に例題に出されたヤムチャ達は死なない様にこの宇宙船内で修行し力を付ける約束をすると神も頷きながらその後ろ姿を見送ろうとしていた。

 

「悟飯ちゃん、はいこれ。

 修行も大事だけんど勉強も疎かにしちゃならねえからしっかり勉強するんだべ!」

 

「うん、ありがとうお母さん!」

 

「えーと少し拝借してパラパラと…うん、この程度なら私も教えられるからチチさん、勉強が遅れるって点を心配する事は無いわ。

 しっかりと勉強させながら修行もさせるわ」

 

 次にチチが悟飯に勉強ドリルを渡し、修行もしながら勉強をさせようとするとニィープがそのドリルをパラパラと捲り、この程度の勉強なら教えられると豪語してそちらの心配は無いと語った。

 無論これは本当であり、しかしこんな幼いながらも既に2次方程式等を解かせる辺り悟飯が将来学者になるのはこの辺からもう既定路線だったのだろうとニィープは感じていた。

 

「おいブルマ、貴様もこの宇宙船に乗るが良い。

 貴様の頭脳を地球で寝かせるのも勿体無い上、ドラゴンボールのレーダーを修理出来るのは貴様だけだろう? 

 ならば付いて来ない選択肢は無いな?」

 

「そりゃそうでしょ、ドラゴンレーダーが壊れたら誰が修理出来るのよ? 

 初めから付いて行く気だったわよ私? 

 と言う訳で神様、地球側の通信機を渡すから私から連絡があったら直ぐにドラゴンボールを使ってね!」

 

「うむ、心得た」

 

 するとクウラはブルマに付いて来る様に命じると、ドラゴンレーダーの修理はブルマにしか出来ない事は本人がよく理解していたので言われずともついて行く気であった。

 更にこの中で戦闘力が無いのは自分とも理解してる為地球との連絡役を買って出ており、神様に通信端末を渡して危なくなればドラゴンボールを使い避難する準備を整えていた。

 クウラもそれを聞き、緊急手段を幾つも講じるのは戦略面でも重要だとニィープが散々訴えていた為其処は理解していた。

 但し自身はフリーザ如きに逃げるなど考えていないが。

 

「それじゃあチチ、亀仙人のじっちゃん、神様、ちょっくら行って来るな。

 必ず悟飯や皆と帰って来るから待っててくれな!」

 

「うむ………地球の命運はお主達に掛かっておる。

 頼んだぞ、悟空達よ」

 

 そうして悟空を初めとしたZ戦士達は見送りに来たチチ、亀仙人、神様達に一旦の別れを告げてクウラの宇宙船内へと入って行く。

 流石にチチも心配で泣きそうになっているが、悟空の言葉や悟飯の事を信じて涙を流さない様に前を見ていた。

 それからクウラとニィープは高速宇宙船の艦橋に入り、この中でNo.2のニィープがクウラ軍一般兵から渡された地球で搬入させた水、食料等の物資の確認を一通り行い全てチェックが完了する。

 

「クウラ様、出撃準備は整いました。

 何時でも行けます」

 

「よし、ではこれよりフリーザ軍との全面戦争へと移る。

 目標はナメック星、フリーザにドラゴンボールを使わせぬ為に事に当たれ。

 高速船No.001出撃せよ」

 

「了解、高速船No.001出撃!!」

 

 クウラの命令によりクウラ軍高速宇宙船No.001が地上を飛び立ち、成層圏を抜けて一気に太陽系を突き抜ける。

 地上からそれを見ていたチチ達は空を見上げながらそれぞれ想いを馳せた。

 

「悟飯ちゃん、悟空さ………」

 

「頼んだぞ弟子達よ、ワシ等の運命はお主達に託したぞ…」

 

「ピッコロよ、非力な私の代わりに故郷と同胞を救ってくれ。

 そしてワシにお前が神を、大魔王を超えた更なる成長を遂げた姿を見させてくれ…」

 

 こうして地球の命運はZ戦士達に託された。

 フリーザが嗤うのか、Z戦士達が拳を上げるのか、異聞となったこの世界の未来を知る者は少なくとも現代の第7宇宙内には存在しない。

 そう、創造を司る界王神も破壊を司る破壊神も知らないのだ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから1時間後、悟空達は準備運動を終えてそれぞれのレベルに合わせたトレーニングルームへとニィープに案内された。

 振り分けメンバーは悟空、ピッコロ、ラディッツ、ナッパがトレーニングルームNo.1、悟飯を含めた他の戦士がNo.2である。

 この振り分けをした理由は戦士の中で突出した戦闘力を持つのがこの4人であり、他は更なる基礎固め及び基礎戦闘力向上のステップが必要だと判断されたからである。

 因みにニィープはクウラ専用トレーニングルームでサンドバッグ役を兼任したより過酷なトレーニングを課せられていたりする。

 

「じゃあカカロット達、貴方達は今何倍の重力に耐えられるか測ってみて。

 身体が重く感じたラインが今の限界値よ。

 先ずは10倍の重力、これは惑星ベジータと同じ重力よ」

 

「分かった、10倍だな。

 ………特に重くないな。

 それじゃあ上げてくぞ、20………30………40…っ!? 

 今は40倍の重力がオラ達の限界か………!!」

 

「お、重い…!! 

 これが40倍の重力か………!!」

 

 悟空はニィープの指示通り重力を上げて行き、原典では20倍の重力で音を上げていた最初の部分が原典より戦闘力が増したりした為か40倍まで耐えられる様になっていた。

 それはピッコロ、ラディッツ、ナッパも同じであり4人共この重たい重力を肌で感じ汗を掻いていた。

 因みにニィープはケロッとしている。

 この分では250倍の重力でも平気だろうと考えていた。

 

「それじゃあ貴方達はこの重力で慣れて互いに限界までスパーリング出来るまでやり、40倍で平気になった後は更に重力を重くしてを繰り返す事。

 これを繰り返せばカカロットとラディッツは界王拳の高い倍率にも耐えられる肉体作りが出来る筈よ。

 後ピッコロ、もしも余裕があるならカカロット達から界王拳のやり方を盗んでみなさい。

 攻撃力を上げられる技は覚えておくだけ損は無い筈よ」

 

「ケッ、俺様に命令出来るのも…今の内、だぞニィープ! 

 直ぐに貴様の吠え面を、拝んでやるぞ…!!」

 

 それからニィープはスパーリングが出来る様になるまで慣れさせ、そのスパーリングも限界ギリギリまでやらせる気だった。

 幸いメディカルマシーンの性能が上がったお陰で3時間は治癒が必要な時間がブルマの改良で5割増しになった為より短い時間で治療と休息が完了出来る様になっていた。

 更にピッコロには界王拳のやり方を悟空達から盗む………ピッコロのプライドを考えて教わるでは無く盗む様に指示を出す。

 当然ピッコロは命令される事すら癪だが強くなる為ならば、この澄ました女サイヤ人の吠え面を拝む為に血反吐を吐こうが何しようがやってやると意気込んでいた。

 因みにナッパには界王拳を覚える様には言っていない。 どうもニィープや悟空の勘でナッパにはこの技は向かないと判断した為である。

 そうしてニィープはNo.1のトレーニングルームから退出し、No.2に移る。

 

「うぎぎぎぎ………お、重い………!!」

 

「ご、悟空の奴こんな中で修行してたのか………!?」

 

 此方は地球の重力から10倍重い中で四苦八苦していた。

 惑星ベジータと界王星が同じ重力で助かったと思いながら指示を出し始める。

 

「はい、貴方達はカカロットやラディッツが界王星でやったとされる修行を3日で物にしつつ、その後は重力を重くして慣れてスパーリング…この流れをどんどん繰り返してせめて100倍の重力に耐えられるまでになりなさい。

 並行して気のコントロールも更に練度を上げる事を忘れずに。

 それと見た感じ気のコントロールが上手いクリリン、天津飯、それからピッコロの弟子の悟飯くんは悟空から界王拳のやり方を教わって来なさい。

 一時的なブースト技とは言えあれを覚えるだけでも戦力面はかなり強化できるわ。

 そしてクリリンはやれるなら元気玉も教わって来なさい、私の見立てではクリリンが元気玉も得られる才覚はあるわ」

 

「む、無茶言ってくれるけど………それ位やんないと悟空達に追い付けないんだろ…? 

 だ、だったら、やってやるさ…!!」

 

 ニィープは原典でのナメック星行きの宇宙船内でやったイメージトレーニングによる気のコントロールの練度上げもさせつつ10倍の重力に慣れてバブルス君に見立てたドローンを捕まえる事を3日で終わらせ、次に悟空達の様な修行もさせつつクリリン、天津飯、悟飯は悟空から界王拳を、クリリンには更に元気玉を教わっての習得を命じた。

 前世の記憶でクリリンが界王拳、元気玉を覚えるゲーム………つまり歴史があった為、其処に賭けて2つの技の習得をさせようとしてるのだ。

 無論界王拳等を覚えさせるのはフリーザとの戦いで死なない為である。

 ヤムチャと餃子は恐らくナッパと同じく界王拳すら無理なので悟空達の修行をやらせて基礎戦闘力を上げさせる事に集中させる。

 

「(特に餃子の超能力は実力差があると通用しないからその差を埋めれるだけ埋めて置いてけぼりを食らわない様にさせないと。

 ヤムチャもヤムチャしやがってフラグは常に付き纏うから余計に、ね)」

 

 ニィープは餃子やヤムチャの事も考えながら修行をさせて地球人の戦士もなるべく前線に残れる様にさせたいと考えていた。

 何せ原典の物語では地球人戦士は皆置いてけぼりを食らい1線級に残ったのはサイヤ人とナメック星人、更に純粋な人間と呼べない人造人間や魔人にフリーザだった為、地球を守るならば純粋な地球人の力も必要だと考えてるからである。

 そうしてトレーニングルームNo.2から出ると、ニィープはクウラ専用トレーニングルームに入ると丁度300倍の重力でスパーリングをしており、ニィープも少し重さを感じ此処ら辺が今の限界と見て間違い無いのでクウラの側に近付く。

 

「ふん、呼ぶ手間が省けたな。

 では貴様が覚えた地球人達の戦闘技法、戦闘力のコントロールを俺に教えろ」

 

「勿論ですよクウラ様。

 では先ず彼等の専売特許の気を消す…つまり戦闘力を0近くになるまでのコントロールです。

 気を抑える事、戦闘力を抑えるのは既にクウラ様は自然と出来てますので今度は0にする方です。

 これは漠然としてますが、心を無にして精神を研ぎ澄ませて自らの気を自然と一体化させてし、己の存在を無にするのです。

 これが出来ると戦闘力を解放せずに雷よりも早く動き、より無駄な消費が無い高速移動が出来る様になります。

 これが出来れば次は気の探知です。

 気を消す事と密接に関係した技術なのでそちらが出来れば今度は自分の気を周囲に張り巡らせて敵の位置をスカウター無しに把握出来る様になりますね。

 あ、今ナッパが躓きましたね。

 …つまり、地球人は第六感的感覚で周囲の把握が出来ちゃってるんですよ」

 

 クウラは早速地球人達よ戦闘力のコントロールをニィープに問い質すと、ニィープは気の球体を作りながら自分がサンドバッグにされても適度な怪我で済んでる実例がある為気を抑える技術が出来る事を踏まえて、今度は気を消すと気の探知を並行して覚えさせようとする。

 ニィープは実践で己が気配を周囲に溶け込ませ、クウラに其処に居る筈なのに居ない様な錯覚を覚えさせる。

 更に己の気を周囲に馴染ませて相手の気を探知する事も見せ、ナッパが躓いた事を口にしつつ実践する。

 この時クウラは監視カメラを確認し、ナッパが本当に躓いた事を何も見ずに察知したニィープに第六感的な物を研ぎ澄ませてこの様な事が可能なのだと理解する。

 

「で、最後に抑えてる気の集中及び爆発と解放させる事。

 これは気を抑えるのとは逆に己の中の気を一点に集中、其処で蓄積、増幅した気を爆発させる事で全身レベルで解放される事になるプロセスとなってます。

 例えば………こんな風にですね、はぁ!!」

 

【ボォッ!!】

 

 

 最後に気の集中、爆発と解放を実践するとニィープの戦闘力が研ぎ澄まされて上がり、960万の最大戦闘力を発揮する。

 クウラは一連の物を見て地球人達はパワー…気を抑えてる所か0まで落とし、更には抑えた物を爆発させ増幅しながら解放出来ると言う数々の星の1級戦士達とは更に違う戦闘力のコントロールを行うのだと理解し、確かにこれならば無駄な体力を使わない上に必要な時に必要な分のパワーを瞬時に用意可能になると合理的な技術であると考えていた。

 更にスカウターを抜きにして敵を探知可能なのも便利であり、一々目で見渡して探す事も必要無くなる為これを会得しない理由は無かった。

 

「成る程、これが地球人達の戦闘技法か。

 ならば今直ぐに会得してやろう。

 フリーザ一族最強の俺に出来ぬ事などほぼありはしないのだからな」

 

 そうしてクウラはニィープに見守られながら先ず坐禅から始めて心を無にしながら気配を消して行き、これを平時でも出来る様になるまで僅か20分以内に物にしてしまう。

 そして気のコントロールを完全に自らの物とするのに1時間も掛からなかった。

 ニィープは思った、フリーザ一族のポテンシャルやべえと。

 そうしてクウラは気のコントロールを得た事で1億5000万から2億3000万まで一気に上昇し、更に最終形態の戦闘力も4億7000万から6億5000万まで上がり、ナメック星に着くまでには更に戦闘力が上がるだろうと言う目算まで立てられ同時にニィープのサンドバッグがより過酷になり、その分戦闘力を研ぎ澄ませられるスピードが早くなりこちらも基礎戦闘力を更に上げる事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガツガツガツガツガツガツガツガツ!!」

 

「バクバクバクバクバク、凄え旨え!!」

 

「ゴクゴク、ズルルルルルルルル!! 

 地球人は何時もこんな食事を摂っているのか!! 

 惑星フリーザにあった食堂の料理なんか足元にも及ばないレベルで地球のメシは旨い!!」

 

 それから食堂で地球の食材をふんだんに使い、更にニィープが1年間で学んだ(のと前世の記憶から引っ張り出した)地球の料理を振る舞うと、悟空は勿論ナッパやラディッツも地球の料理の旨さに脱帽し、これ等を日常的に食べてる地球人を羨ましいと考えていた。

 なお悟飯もサイヤ人のハーフなので悟空並に食べられるので今日は特に疲れた為沢山食べていた。

 勿論クリリン達も普段より腹が減っていたので沢山食べてる。

 

「………この地球の肉料理、野菜の油炒め、それからラーメンなる麺料理に白米なる物、確かに宇宙の美食ランキングを塗り替えるレベルで旨いな。

 これ程の美味を生み出すとは………地球とは矢張り環境がただ整っているだけでは無い様だな」

 

 更に食べる料理に関しても少し煩いクウラの口に熟成肉を使ったミディアム・レアステーキや野菜炒め、オーソドックスな醤油ラーメンに白米と言った地球では当たり前な料理を口にし今まで食べた美食ランキングの料理は何だったのかと問いたくなるレベルで舌を唸らせていた。

 船員達も地球の料理に感動し、咽び泣く者まで現れる始末でありナッパやラディッツは悟空が地球を更地にしなかった事に今この瞬間は感謝すらしていた。

 クウラはこの時点で地球はその辺の星よりも余程価値があり、尚更フリーザに渡す気など失せていた。

 

「はいはい、おかわりは沢山あるし他に食べたい料理があるなら作れるだけ作るよ~。

 地球の食料は本当に積めれるだけ積めて来たから食料難になる事は先ず無いよ〜」

 

 其処にニィープが厨房から顔を出し、地球料理をどんどん調理しながらリクエストを募集していた。

 サイヤ人5人の食事を賄える食料がある理由は無論カプセルコーポレーションのホイポイカプセルで食料を積められるだけ積めたからであり、これでも食料難にならない辺り地球は食材にも他の資源にも恵まれた星であるとニィープは改めて思っていたのだった。

 

 

 

 

 

「で、此処はX²はこれになるからY²の数値はこうなるの。

 理解出来るよね悟飯くん?」

 

「はい、ありがとうございます!」

 

 更に修行を終えた後の休息時間でニィープは悟飯の勉強を見ており、このまま進むとどんな数式すら解き、前世の世界でヤバい物であるミレニアム懸賞問題も大人になる辺りで解けれる様になるのでは?と考えてしまう程に天才的な頭脳を持っていた。

 横から見ていたラディッツやナッパも勉学はそれなりに出来る方だったが、悟飯のそれは5歳にして自分達並かそれより上の学力だと思い知らされ、チチから学者になれと言われるのも無理ないし悟飯本人も学者希望であった。

 

「(………こんな頭脳を持つ子がカカロットが死ぬ未来では学者になる夢を諦めて人造人間打倒の為に闘い死んで行くのか………本当に、運命って物は残酷過ぎるわ)」

 

 ニィープは悟飯を見ながら悟空が死ぬ絶望の未来世界の事を考え、夢を諦めて人造人間と闘い死ぬと言う残酷な運命を毛嫌っていた。

 そして、この世界はどうか違って欲しいと言う願いを込めながら悟飯のドリルの点数付けを行い、見事100点を取る程だった。

 これでチチが語る他の子より遅れてしまうのは無理があるのでは? と思いつつ悟飯に勉学をサボって欲しくなかった方便だったのかとも考える様になった。

 

 

 

 

 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ、界王拳!!」

 

「ふんっ!!」

 

「やぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 それから更に3日後のトレーニングルームNo.2にて、ニィープが本来想定した物よりも更に修行が捗り気のコントロールが上手かったクリリンや天津飯、才能の塊である悟飯は遂に界王拳を会得出来ていた。

 そもそも気の爆発解放と界王拳は原理が違い、気の解放は身体の内に気を貯めて爆発、それを全身に浸透させる為最大戦闘力が通常の120%程になり、それが全力となる物である。

 対する界王拳は気を貯めて爆発させると言うより、気その物を倍率分体内で生み出し増量させながら燃料の如く燃やしてあらゆるステータスを一時的に増加させる技なのだ。

 その為攻撃力も防御力もスピードも界王拳の方がバフ量が多いのだが、気を増量させる点で体力を削り、気を燃やす事で肉体に大きな負荷が掛かってしまうのだ。

 これこそがニィープが導き出した界王拳の原理と避けられぬ負荷であり、これならば確かに無理して戦闘力を倍加させなくても基礎戦闘力を上げて気の解放による最大戦闘力を伸ばす方が良いと考えるのも無理ないと考えていたし、超サイヤ人と界王拳の重ね掛けは命を捨てる行為と言われる訳だと納得する。

 

「(けど超サイヤ人みたいな変身やナメック星人みたいな融合が無い地球人だからこそ界王拳は必須だとも考えるわ。

 要は無理をして倍率を上げて倒せないって事を無くせば良いだけだから基礎戦闘力や最大戦闘力を伸ばしながら界王拳の負荷も慣れて行けば地球人だって超サイヤ人にも追い付けない事は無いんだ。

 それに界王拳を攻撃の一瞬だけ使うってのもクリリンレベルの気のコントロールがあれば可能だから負荷も其処まで大きくならない筈………矢張り私の見立ては間違いでは無かったわね)」

 

 しかしこれからの闘いに付いて行くなら界王拳を極める事も必須事項とも考えるニィープはクリリン達の動き等を見て考えが間違いでは無かったとしてクリリン達の将来的な強さに期待していた。

 そしてクリリンは船員達から僅かに元気を分けて貰った後、ニィープが作った繰気弾の様に動きをコントロールする気弾に向かって目で追わず気を探知して先読みで青い球体を投げつけ爆発させた。

 これこそ悟空もベジータ戦で使おうとしたか想定外が起き過ぎて結局使えなかった元気玉であった。

 遂にクリリンは別の歴史と同じく界王拳と元気玉の会得に成功したのだ。

 

「ご、悟空の奴こんな切り札を用意してたのか………。

 けどベジータが予想外に強過ぎたし大猿なのに速かったり太陽拳からの復活も早かったから結局使えなかったみたいだし、コイツは本当にいざって時の切り札として使わないとな…」

 

 クリリンは少し貯めただけの元気玉の威力に感嘆しながらこの切り札(ジョーカー)を切るタイミングを間違えない様に気を付けながら闘おうと身を引き締めていた。

 そんなトレーニングルームNo.2の成果を見つつNo.1の悟空達を覗くと。

 

「おりゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「かぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「ぬおらぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「でぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっ!!」

 

 全員120倍の重力すらもう平気に動き、更にピッコロは本当に界王拳を悟空から盗み出して会得し開いていた最大戦闘力が此処に来て埋まっていた。

 ブルマが連日改造したスカウターでそれぞれ戦闘力の数値を測ると1番低い餃子で12万、成長が著しかった天津飯とクリリンは界王拳の5倍込みで80万。

 悟飯に至っては6倍界王拳で最大戦闘力110万でそれぞれ界王拳を抜いても16万と約18万と明らかにギニューを超える戦闘力を身に付けていた。

 更に悟空達は10倍界王拳を物にしてしまい、無理して20倍にすれば悟空の最大戦闘力3000万にも届きそうと言うとんでも無い戦闘力となり他の3人も同レベルであり、基礎最大戦闘力300万の壁を超えて更に戦闘力を伸ばす事すら夢では無いと考えていた。

 

「皆良い調子じゃない。

 たった3日でこの成果、矢張り修行には競い合える相手の存在が必要不可欠ね」

 

 ニィープはたった3日でこの成果を出した事をひとえに修行したのみならず、競える相手が直ぐ側に居てくれるお陰で負けたくないともっと高みを目指せたのだと確信し、闘い嫌いの悟飯にもお母さんやお父さん、他にも友達や大切な人を守る為に力を手にするのは悪ではないと説いた事でこの時期の悟飯も強くなれていた。

 これ等を間近で見ていたニィープは当然が如く負けられないとクウラと共にトレーニング時間を増やし、更にクウラと共にちょっとした伏せ札も用意する事に成功するのであった。

 




此処までの閲覧ありがとうございました。
Z戦士達は特に悟飯、天津飯、ピッコロ、そしてクリリンを強化パッチを入れました(界王拳)
特にクリリンは界王拳と元気玉を覚えてセルを打倒した歴史(ゲーム)が存在する為今作では元気玉の習得も出来ました。
これからどんな風に成長し闘いを制するのかお楽しみ下さいませ。
そしてクウラ様、気のコントロール技術を1時間で完全習得。
原点よりも更にパワーアップしました。
これには本作のクウラ様は強さを求める事に理由がある為ですが、それはまた後々明かします。
後オマケにブルマの技術力はチート。

次回もよろしくお願い致します。


追記:トンデモないオオボカを起こした為この作品のフリーザ達一族の呼び名をコルド一族→フリーザ一族ヘ変えさせて頂きます。
読者の皆様、大変申し訳ありませんでした………。
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