此処から異聞の物語が始まって行きます。
そして、タグにある様にラディッツがめっちゃ強くなる予定です。
そしてオリ主のニィープも滅茶苦茶強くします。
前世の記憶込みで初めにフリーザに復讐するから仕方ないね。
では、本編へどうぞ。
第1話 異聞への兆し、私の名はニィープ。
エイジ735、戦闘民族サイヤ人の母星、惑星ベジータのトレーニングルームで戯れる子供が2人とそれを見ている男が居た。
2人共髪は長髪だが、片方は明らかに顔立ちは少女のそれである。
そして男は長髪の少年の方の親であり、顔立ちは他の使い捨てのサイヤ人下級戦士はタイプが少ない為他の使い捨て達と余り変わらないが、その戦闘力は下級戦士でありながら1万に迫る猛者である。
その男の名は『バーダック』、下級戦士でありながら中級や上級戦士に匹敵する戦闘力を持つ為他のサイヤ人達から一目置かれていた。
「く、くそっ!!」
「ほらほら『ラディッツ』、アンタ生まれた時の戦闘力が高い方だったんだからもっと頑張りなって!
じゃないとまた弱虫ラディッツなんて呼ばれるよ!」
そしてトレーニングルームで戯れる子供の少年はバーダックの息子であり名はラディッツ。
生まれた時の戦闘力が高かった為上級戦士に認定されたが戦闘力の伸び悩みがある為他の同世代のサイヤ人からは弱虫ラディッツと言う不名誉なあだ名を付けられてしまっていた。
そんなラディッツに毎回絡んでは戦闘力を伸ばす為のトレーニングを施している少女の名はニィープ。
彼女はバーダックがチームを組んでいる者達の中の1人、『パンブーキン』の娘であるが容姿は今は亡き母親の方に似ており、性格も短絡的な親と違い頭が回り戦闘力も今の時点で8,000を超えると言うエリート街道を歩いている子供である。
「チクショウめ、今度こそお前を泣かせてやる!!」
「ウンウンその調子、だけど足元がお留守だよ!」
「ウゲッ!?」
ラディッツは事ある毎にニィープに絡まれては一方的に揉まれていて且つ常に負けている為、サイヤ人のプライドが傷付けられていた。彼女を泣かせて土下座させてやる事が目標となっており、そしてラディッツはまだ気付いていないがニィープとトレーニングをしてから戦闘力の伸び幅が増えており、このまま2人のトレーニングが続けば………ラディッツは知らないが、彼女が関わらない本来の歴史よりも遥かに高い、上級戦士の肩書に相応しい戦闘力を身に付けるだろう。
そんなトレーニングもニィープが注意散漫になったラディッツの足を払い、次に脇腹に蹴りを入れて吹き飛ばしラディッツがダウンした為またしてもニィープの勝利に終わる。
「ゲホッ、ゲホッ……!!
クソぉ………また負けた………!!」
「うん、また勝ったよ。
それでバーダックさん、ラディッツの今のトレーニングの動きは何点でした?」
「あ?
んなもん赤点以下に決まってるだろ!
たく、上級戦士と格付けられた俺の息子のクセにこの体たらくとは…サイヤ人の面汚しが!」
ラディッツが悔しがり、ニィープは余裕の態度を見せながらバーダックに今のトレーニングでの息子の動きの点数付けを聞くと、バーダックは明らかにキレながらラディッツを罵倒し睨んでいた。
ニィープは「あらら~」と口にしながらも何時もの事ではあると考えつつ、最近ラディッツの動きが良くなって来ている事をバーダックが察してない訳が無いとも考えていた。
そしてそれは、恐らくではあるがラディッツの中のサイヤ人のプライドを刺激させ、もっと強く、それこそ自分やニィープすらも超える戦士になる様にと言う期待の裏返しであるとも考えていた。
「ぐ、ぐぐ………も、もう一回だニィープ!!
今度こそお前を倒してやる!!」
「おっと、今日のラディッツは一段とやる気に満ちてるねぇ〜。
今日はバーダックさんが非番だから張り切ってるのかな?
ならトコトン付き合ってあげるよ、勿論日が暮れるまでね!」
「ほざけぇ!!」
そんなバーダックの強めの言葉に刺激を受けたラディッツはこの怖くしかし偉大な父に認めて貰う為、再び立ち上がってニィープに挑んでいた。
時にフェイントを混ぜ、先程の足払いを受けない様に注意を払いながら果敢に攻める。
勿論ラディッツはニィープよりも弱い、戦闘力は2200程度しかない為手加減されている事は分かっている。
だが、それでもこの女に負けっぱなしは悔しくて堪らない!!
ラディッツはそんなサイヤ人のプライドを以て目の前の同い年のエリートに何度も何度も挑み続けるのだった。
「クソぉ、今日も負けっぱなしだった………!」
「でもまぁ、半年前よりも動きは格段に良くなって来てるからもっと頑張れば上級戦士のランクに相応しい戦闘力を身に付けるよ。
ラディッツなら絶対そうなれるよ」
「しかも俺を負けさせてる女にこんな慰めを受けるなんて悔しい………!!」
「だったらニィープを地べたに這い蹲らせろよ、俺の倅だったら情けない姿を何時までも見せてんじゃねぇ!」
それから日が暮れて夕食の時間になり食堂に3人はテーブルに運ばれて来る料理を食べながら会話をしている。
バーダックは今日もニィープに負け泣きべそをかきそうなラディッツに怒りながら明日の任務……どうもパンブーキンと『トテッポ』が攻めてる星が中々しぶとい為他のチームメイトへ応援を頼んで来た為力を蓄える為に食べ貯めていた。
そんなラディッツはニィープに慰められ、バーダックには相変わらず怒られてばっかりの為益々ニィープを負かせてやると言う決意を胸にしまいながら兎に角食べて食べまくっていた。
「まぁまぁ、ラディッツも最近戦闘力が前よりも伸び始めてるんでしょ?
ならもっと頑張ればパンブーキン達やバーダックに並べる位強くなれる筈よ。
ニィープもそう思ってるから周りの同い年の子達と違ってラディッツに構い続けてるんでしょ?」
「そうですよ~『ギネ』さん」
そんな3人に料理を運びながら話しかけて来たのはバーダックの妻でありラディッツの母親のギネである。
彼女は他のサイヤ人と違って戦闘本能が弱い為バーダックと結婚してからは料理の配給係に移り、その料理の腕でサイヤ人の胃袋を満足させていた。
「おいギネ、このバカ息子を甘やかすんじゃねぇよ!」
「バーダックは何時も怒ってばっかりでしょ?
なら私が褒める役をやらないとバランスが取れないでしょ?
心配しないでよラディッツ、アンタならニィープにだって負けない強い男になれるわ。
だって私やバーダックの息子なんだから!」
「お、お袋…」
ギネはラディッツの頭を撫でながら将来はしっかりとしたエリート戦士になれると疑わない真っ直ぐで純粋な視線を向け、バーダックにも反論して黙らせながら笑顔を見せてラディッツを安心させていた。
それを見ていたニィープはこの日常が何時までも続けば良いなぁと考えていて………そして近い将来、具体的には2年後には失われてしまうと『知っていた』
「(そう、この惑星ベジータも殆どのサイヤ人も、フリーザ一味に殺されてしまうんだ………そんな未来なんか知りたくなかったのに、前世の記憶なんて物が目覚めて知識としてある様になるなんて………本当に、嫌になるわ)」
結論から言おう、ニィープは転生者である。
最も、それを自覚したのはパンブーキンがニィープをサイヤ人流の可愛がりした際に誤って頭から壁に強く打ち付けてしまい、その衝撃で前世の記憶が………『ドラゴンボール』と言う漫画があり、アニメや映画にもなった作品を見た事があるニィープになる前の『私』だった時の記憶が目覚めたのだ。
それを思い出した時、純血のサイヤ人の生き残りが『ベジータ王子』と『ナッパ』と『ターブル』、そしてラディッツと2年後に生まれる彼の弟『カカロット』こと『孫悟空』と、色々未来へのルートがあるが兎に角劇場版で居る事が確定している『ブロリー』親子しか居ない為、自分がサイヤ人で惑星ベジータに居る為近い将来フリーザのスーパーノヴァでこの星ごと消されてしまうとほぼ決まっており、ならば爪痕を残してやるとラディッツに構っていたのだ。
「(でもサイヤ人の出生、兵士登録のデータベースをハッキングして見ても側近にパラガスの名前があってもブロリーの名前がまだ無いし、この時空は多分アニメ版Z寄りの時空なんだろうね。
となればブロリーが生まれるのも2年後、そして悟空………カカロットの夜泣きに悩まされて伝説の超MAD素材………違う違う、伝説の超サイヤ人に目覚めていくんだろうね。
でもその未来自分私が見れる時は多分来ない………それだけは、悲しいかな………)」
更に機械関係にも明るいニィープはサイヤ人の出生記録等をハッキングで盗み見てパラガスの名前や、オマケに『ターレス』の名前を確認しこの世界はアニメ版Z寄りの時空と仮定し、そしてその未来を高確率で見られない事に何処となく哀しみを抱き………ラディッツを鍛えてからはその感情が徐々に強くなり、2年後を迎える事が憂鬱に感じているのであった。
次の年のエイジ736、ニィープはパンブーキンと共に惑星マグネに攻め入り、パンブーキンが無駄に周りを破壊する中で彼女は一応フリーザ軍は地上げ屋と言う事を念頭に置いていた為惑星の環境等に影響が出ない程度に攻めて抵抗しない原住民は追い出し、抵抗して来た者は消していた。
最初の内は前世の記憶から抵抗感が出ていたが、サイヤ人の本能が強い為か何回か同じ事を繰り返す内に抵抗感が無くなっていた。
そして、自分が死ねば地獄に落ちるだろうとも確信を持っていた。
「へっへっへっへ、コイツで終いだぜ!!
ありがとよニィープ、お陰でマグネを早く落とせたぜ!」
「全く父さんったら、私達フリーザ軍は地上げ屋でしょ?
惑星を売るのが仕事なのにその売り物を穴ボコだらけにしたら商品価値が落ちるって何度も言ってるでしょ?
少しは加減しながら攻撃する事も覚えてよ〜」
そして上機嫌のパンブーキンにニィープは地上げ屋としての自覚の無さに呆れながら毎度の如く惑星をアナボコにするなと話していた。
因みにこの惑星を穴ボコにするのは大体のサイヤ人がやっていて、しかもベジータ王子や側近のナッパですら同じ有り様だった為これではサイヤ人の地位がフリーザ軍の中で低くなるのは当たり前だと考えており、任務で一緒になったサイヤ人には例えベジータ王子であろうが同じ事を進言していた。
が、ベジータ王子やナッパ、更には大体のサイヤ人に指図するなと言われ、これをまともに聞いてくれるのはバーダックチームの皆だけだった。
最もこれもパンブーキンの娘で彼の亡き妻が同じ事を言っていたらしく、それで耳にタコとなり渋々聞いている程度である。
「はぁ、全く…お前はホントに死んだカミさんに似てるよ。
こう言う説教臭い所や、将来的な物を見据えるやり方も………」
「それも何回も聞いたよ。
後、お母さんは身体が少し弱い方で私を産んで死んじゃった事もね。
まぁサイヤ人だから顔立ちも似ちゃうんだろうけど………お母さんって将来設計が上手い人だったんだろうな〜。
出来れば一緒に暮らして、他愛無い話をしたかったな………」
ニィープは感慨にふけるパンブーキンを見やりながら自分の母は性格も似ていたと何度も聞いた為、生きていたらどんな事を話したのだろうかと考えながら…しかし迫るサイヤ人滅亡の時と避けられぬ父の死………しかも相手はフリーザの側近であるドドリアに『トーマ』達諸共殺られる事が脳裏に浮かび、本当ならそれに抗いたいが自分の戦闘力は今のベジータ王子の戦闘力1万3000にも満たない1万1000である為、来年にはこの命も消え去る事を予感しながらフリーザ軍の惑星保全班が降下して来る所をその黒い瞳に映していたのだった。
それから更に1年後のエイジ737、遂にカカロット(とブロリー)が生まれた。
それと同時にラディッツとニィープはベジータ達エリートグループの近くの惑星に出撃させられた。
ニィープ自身は死ぬまでの時間が少しだけ延びたなと思いながら、ラディッツと自身のスカウターを弄りハッキングを喰らい惑星ベジータ方面やベジータ達一部のサイヤ人以外への通信が出来ない状態を出来心で解除しながらラディッツにスカウターを返した。
「全く、突然スカウターを貸せと言えば弄り回しやがって。
壊れたらどうするんだ」
「私が機械に明るいサイヤ人だってそっちも知ってるでしょうが。
兎に角他のサイヤ人のスカウターに何となく通信しようとしたら何故か繋がらないから繋がる様に少し弄っただけよ。
………と、バーダックさんのスカウターに繋がったわね。
バーダックさん、聞こえますか〜?
なんか父さんにも通信が繋がらなかったからスカウターを弄って私達だけ繫がる様にしましたよ〜」
ラディッツはスカウターが壊されるかヒヤヒヤしながらニィープと同じくバーダックのスカウターに通信を繋げる。
因みにニィープはこの時点で父パンブーキンは既に死んでいるだろうと考えた為、スカウターを敢えて繋げずにいた。
…………転生者と言う自覚を持ってからも、同じ飯を食べ同じ星を攻めたり、そしてトーマや『セリパ』達やバーダックも交えてトレーニングをした父の死を実感したくない、そんな無意識の逃避からそうしたのだ。
『………………』
「………親父?
なんで何も話さないんだよ?」
『………ラディッツなのかい?』
「えっ、お袋!?
何故親父のスカウターにお袋の声が!?」
するとラディッツの声を向こうも受信したらしく、あちらからバーダック………ではなくギネの声が聞こえた。
ラディッツはバーダックのスカウターに通信を掛けた筈なのに何故ギネが出ているのか不思議に思いながら声を上げていた。
『其処にニィープも居るんでしょ?
実はね………バーダック達が、フリーザが私達サイヤ人を裏切ったって食堂に乗り込んで来たんだよ。
トーマとトテッポがドドリアに殺されたって皆に訴えてフリーザに反撃しようって。
尤も、私以外は信じていない様子だったけど…』
「ハッ?
フリーザ様が裏切ったって………トーマ達が死んだって………一体何言って………」
「えっ、その言い方なら………お父さんは、まだ生きてるの?」
『うん、バーダックとセリパと一緒にフリーザの所についさっき飛び出して行ったよ…』
ラディッツはフリーザが裏切った、トーマとトテッポが殺されたと聞き訳が分からなくなりながらギネの言葉を復唱し、ニィープはギネの言い方からこの世界ではパンブーキンとセリパが生き残りバーダックと共にフリーザの下に向かったのかと思い、ギネに父の生存を確かめてからスカウターをパンブーキンの方に繋げる。
するとパンブーキンのスカウターに戦闘力1200や1500の集団が迫る事が記録され、明らかにたった今フリーザ軍の大群と戦っている事を知る。
『フリィィィィザァァァァァァ!!』
『トーマ達の仇、此処で討たせて貰うよ!!』
『死にたい奴からかかって来やがれぇぇ!!』
何故パンプーキンやセリパが生き残ってしまったかと言えばニィープがトレーニングに交わった為、戦闘力が伸びた為である。
その為トーマとトテッポも交えてドドリアを苦戦させ、その2人がパンブーキン達を逃がしてバーダックと合流させたのだ。
そのバタフライエフェクトによりパンブーキン、セリパは決戦まで生き延びたのだ。
「お、お父さん!?」
『その声、ニィープか!
何でスカウターの通信が………いやそうか、お前は機械弄りが得意だったよな!
けど悪いな、今からこの通信を切れ!!
でねぇとフリーザの野郎にお前が真実に気付いたって知られちまう!!』
パンブーキンはニィープの声を聞き彼女が機械弄りが得意でスカウターの修理も出来る事を思い出しながら、この通信記録がフリーザ側に残る事を自身の無い頭で知恵を絞り出す。
それ程までに切羽詰まりながらも娘の未来を考えて発言したパンブーキンの言葉にニィープは断腸の思いでスカウターの通信だけ切り、戦闘力の記録だけは残していた。
後でフリーザ軍のデータベースに侵入し自身のスカウターの記録で都合の悪い部分は消せると自信があった為この行動に出たのと………誇り高きサイヤ人である父の勇姿を、最期の瞬間をこの脳裏に焼き付けようと言うサイヤ人の本能がそうさせたのだ。
そして………遂に53万の戦闘力が動き出し、バーダックの最大戦闘力はバタフライエフェクトや瀕死からの回復により伸びに伸びて本来の歴史の倍以上である2万8000まで上昇していた。
だが………所詮2万8000程度では運命を変える事など出来る筈も無く、ニィープのスカウターからパンブーキン、セリパ、そしてバーダックの順反応が消えて行った。
『ああそうだラディッツ、私とバーダックね、カカロットを地球って星に飛ばし子として逃がしたのよ。
何時か迎えに行ってあげてね。
私達は………もう、無理そうだから………』
「お、お袋、何を言って………それに、何なんだよこの音!?
何が起きてるんだよ、おい!!」
『ラディッツ、あんたの事を私もバーダックも愛してたよ。
カカロットにもこの事を伝えてね………』
【ゴゴゴゴゴゴゴ、ブツンッ!!】
バーダック達の反攻が失敗した事を悟ったギネはラディッツに弟のカカロットを飛ばし子として逃がした事を話し、そして息子達をバーダックと共に愛してたと口にしながら…………フリーザの放ったスーパーノヴァにより惑星ベジータは消し飛ばされた為、ギネとの通信は此処で途切れてしまった。
「………な、なぁお袋、何かの冗談なんだろう?
ほら、ジャジャーンドッキリでした~って言ってくれよ、なぁ、お袋ぉ………!」
「………お父さん………!!」
ラディッツは茫然自失になりながら何度もスカウターのスイッチを押してギネとの通信を試みるが、結果はただの耳障りなノイズのみであったのだがこんな事………バーダックやギネが死んだなどと言う非現実を受け入れられずにいた。
対してニィープはセリパ、トテッポ、トーマ、パンブーキン、そしてバーダック達が死んだ事をスカウターの戦闘力記録から理解してしまい、サイヤ人が此処でほぼ全滅する事は前世の記憶で理解しているつもりでいた。
しかし、いざ現実になれば受け止め切れられず自分が如何に甘い考えの中で生きていたか、これが現実であり画面越しの物語では無い事を改めて理解させられてしまった。
そして………そんな2人は時間が経つにつれて徐々に現実を受け入れて行き、親やその知人達に加えてほぼ全てのサイヤ人がフリーザに…………あの宇宙の帝王を自称し、サイヤ人をこき使った挙げ句気に入らなくなったから皆殺しにしたクソ野郎に殺されたと認識し始めていた。
「…ぐ、ぐぐぐ………フリーザァァァァァァァァァァァァ!!!!
うおぉぉぉあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「…許さない、フリーザ………アイツ等だけは………絶対に………許さない………許さない!!
ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
【ズドドドドドドドドドォォンッ!!】
ニィープとラディッツはフリーザへの怒りから辺り一面を手当たり次第に攻撃し焦土にしていた。
だがこんな物では怒りは収まらず、また今のままでは逆立ちしてもフリーザは愚か、ザーボンやドドリアにも勝てないとも理解している為、2人は行き場の無い怒りと悔しさに涙を流しながら地面を叩いた。
「くそ、くそ、くそぉぉぉぉぉ!!!!
お、親父、お袋…!!
討ってやる………何時か絶対に、フリーザよりも強くなって、親父達の仇を取ってやる!!
カカロットを何時か迎えに行って俺達兄弟やニィープ達生き残ったサイヤ人の手で絶対に、絶対に!!!!」
「私達が取るんだ、皆の仇を………サイヤ人の無念を晴らすんだ!!
それが生き残った私達に出来る最後の親孝行よ…!!」
そうしてまだ幼い2人のサイヤ人は宇宙の帝王であるフリーザへの復讐を誓う。
どんな手段を取ろうが必ず討つ、サイヤ人の手であの怨敵を殺すと決意を固めながら惑星ベジータがあった方角の空を見上げた。
更にラディッツはギネの遺言であるカカロットを何時か迎えに行くと言う事も絶対に果たそうと口にしていた。
それから一条の流れ星が流れて………否、何かが惑星ベジータのあった方角から向かって来ていた。
それも物凄い速度で。
「な、何か来る!?」
「まさか、フリーザ達にスカウターの通信を気付かれた!?
だとしたら………くっ!!」
ニィープはフリーザ軍がスカウターの通信記録に気付き迫って来ていると思い、こんな所で自分は殺されるのか、まだ何も成せていないのに死ぬのかと絶望感に苛まれながらも向かってくるそれから目を離さなかった。
果たしてそれは確かにフリーザ軍、と言うよりコルド大王の軍が持つ宇宙船であった。
そして宇宙船が着陸し中から現れたのは………フリーザ達とはまた違った者達だった。
「な、なぁ!?」
「あ、アンタ等は………!?」
「ふん、スカウターの通信機能のジャミングを解除されて傍受されていた事にも気付かないとは。
フリーザもまだまだ………甘いな」
それはコルド大王の2人の息子の内の長男であり、フリーザ軍と比べれば規模は小さいが更に戦闘力が磨かれた精鋭揃いの軍を率いる者。
フリーザ以上の恐怖とされる宇宙の帝王の兄、宇宙の覇者と謳われる男…クウラであった。
此処までの閲覧ありがとうございました。
サイヤ人として生まれたなら当然サイヤ人基準で悪に染まるし色々するけど、でもバーダック達との絆は本物だったからそれを全てフリーザに壊されれば復讐を誓うのも無理ないと言う話でした。
更にこの世界はニィープが惑星ベジータ消滅までは爪痕を残すとかの気分で動いたりした為、バーダック達の戦闘力が上がったり最終決戦に参加した人数が増えたり、ラディッツがギネの遺言を受け取りつつ惑星ベジータやサイヤ人の滅亡の真実を知ります。
そうして現れたのはクウラ。
何故現れたかはまた次回に。
まだ連投は続きますのでよろしくお願い致します。