DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

33 / 92
皆様おはようございます、第32話目を更新致します。
今回はいよいよタイトル通りメタルクウラとの闘いになります。
本作では何処まで行けるか、また倒せるのかお楽しみ下さいませ。
では、本編へどうぞ!


第32話 分岐点来たる!!メタルクウラ襲来!!

 その日、宇宙を震撼させる事件が発生した。

 南の銀河に謎の機械兵団が突如襲来し、その際多くの戦士が抵抗したが、機械兵団は次々と犠牲者を増やさせた。

 痺れを切らせた南の界王が自身も今を生きる精鋭を連れて機械兵団の排除を狙った。

 だが想像以上に機械兵団の力が強く、また今生きる戦士達はあの世の戦士達と比べても弱かった為、南の界王ごと全ての戦士は皆殺しにされ、南の銀河は蹂躙され尽くしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ブロリーが来てから数日が経過し5月15日。

 彼もまた心臓病を患ってるが故に安静にする様にとされてパラガス達と共にカプセルコーポレーションで世話になる事になる。

 因みにベジータと一悶着あるかと思ったがそんな事は無かった。

 何故ならニオがこんな発言をしたからだ。

 

「悪いのはベジータ王とその取り巻きで息子のベジータは何も知らなかったのよね? 

 それにそいつ等全員フリーザに殺されてるから復讐対象は既にこの世に居ないし、関係無いベジータ王子に復讐するってお門違いよね?」

 

 そんな事を平然と言い放ち、パラガスも一時はベジータに憂さ晴らしの復讐をしようとしてたので、彼の口から言わせれば「関係無いベジータ相手に復讐心を満たそうなどと、その気になってた俺の姿はお笑い様だったぜ」とニィープがこの世界で聞いた事が無いのに記憶に残るフレーズを言うだろうと少し腹を抱えて笑うのを抑えていた。

 

「待て待て悟飯さん、ビーデルさん〜!!」

 

「待たないわよ〜!!」

 

 更に目の前ではパンとこの時代のビーデルと悟飯が修行の休憩で鬼ごっこをしてる光景が映っていた。

 この世界でパンが生まれて来なくなるのではと少し危機感を抱いたニィープだったが、トランクス達は無理矢理付いて来たパンには誰の子なのか等の未来の情報を特にビーデルには開示しない様にすると言う話で纏まった事を聞いた。

 悟飯には………パンも強くなりたいとせがんだ為、精神と時の部屋と言う場所に入って修行中に知る事になるだろうので色々と覚悟して話すと決めてるらしい。

 因みに未来の精神と時の部屋はラディッツが瞬間移動で神の神殿に飛んだ後、追って来たメタルクウラにより神殿ごと破壊された様だ。

 その際ミスター・ポポも死に直せる人が居なくなり利用出来なくなった様である。

 

「(其処から未来の悟飯くんを超サイヤ人2に覚醒出来るまで成長させるなんてね。

 かなり心を鬼にして修行をさせたのね、未来の私)」

 

 更にニィープは未来の自身が悟飯を超サイヤ人2にまで成れる様に成長させた事を少しだけ感心し、かなり鬼の修行を課していたのだろうとも思っていた。

 なら矢張りこの世界ではメタルクウラを自力打倒後に何とかしようと考えていた。

 そんな時、電子パッドに緊急通信が入りニィープは直ぐに通信回線を開くと、ドーレが画面に現れる。

 

「ドーレ、緊急通信を使うって事は宇宙で何かあったのね!」

 

『ああ、先ず南の銀河が謎の機械兵団に蹂躙されて南の界王も死んじまった様だ!! 

 今大規模軍隊になったクウラ軍の幾つかの艦隊を南の銀河の生き残りの救助に当ててる!! 

 それと並行して新ナメック星に何が近付いてる事を3分前に監視員が連絡して来たが、直後に通信と信号が途絶してる!! 

 これはもしかしたら、クウラ様やお前が警告したビッグゲテスターがやって来る兆候かも知れないぜ!!』

 

 ドーレからの通信によりニィープは未来の情報と前後しているが南の銀河が何かに蹂躙され南の界王も死に、新ナメック星に何かが近付いている様だった。

 これによりニィープはメタルクウラが動き始めたと察知し、其処からの行動は早く電子パッドの通信を繋げっぱなしにしながら先ずは周りの皆に聞こえる様に叫ぶ! 

 

「ならドーレ、ネイズやリクーム達と一緒に兵を連れて新ナメック星へ行って!! 

 ナメック星人達を襲う奴等が居れば片っ端から片付けて!! 

 私達も直ぐに応援に駆け付けるわ!!」

 

『そう言うと思ってもう俺達は新ナメック星に向かってるぜ!! 

 残り10分で着くからそっちもなる早で来てくれよ!!』

 

【プン!】

 

 ニィープの叫ぶ様な通信にドーレも既に緊急性が余りにも高い事を察知し、リクーム達と共に多くの兵士を連れて新ナメック星のナメック星人救助に当たる為に既に出動していた。

 それから通信が切れると同時に悟飯と悟飯達を見守ってたピッコロとサタンが近付き、遂にターニングポイントその1が訪れたかと言う表情を浮かべていた。

 

「ニィープさん、今の通信は…!」

 

「お察しの通り、遂に地球の命運が分かれるターニングポイントその1が来たわよ!! 

 早速皆に渡してるブルマ特製のスカウターに緊急信号を発信させて集まる予定地の神の神殿に呼び寄せるわ!!」

 

「ならば俺達は先に神殿に向かうぞ! 

 遅れるなよ悟飯、サタン!!」

 

「分かりました!!」

 

 ニィープは悟飯達に遂に地球の命運が分かれる闘いその1が来たと告げ、ニィープが緊急信号を皆に渡したスカウターに発信させると同時に悟飯達は先に神殿へと飛び立つ! 

 更に家の中で少し用事を済ませていたラディッツがスカウターの緊急信号を聞き取り外に飛び出して来る! 

 

「ニィープ、遂に来たのだな!!」

 

「ええ、そうよラディッツ!! 

 アンタの瞬間移動で新ナメック星へ飛ぶから責任重大だから気を引き締めて!! 

 チチさん、ルリアや子供達の見守りとカカロットの事は任せましたよ!!」

 

「ああ、任せておくだべ!! 

 皆は思いっきしワルモンをぶん殴っておくれだ!!」

 

 ラディッツも瞬間移動で戦士達を連れて新ナメック星へ飛ぶ事が最初の責任重大事項として気を引き締めており、ニィープも改めてそれを話していた。

 更にチチに悟空と子供達の世話を任せて神殿へと飛び立つ!! 

 因みにパンは悟空が完治し、精神と時の部屋で修行するまでは絶対に前線に出ない様にと釘を刺されたので悟空を守る為に地球に居残りする事をトランクス達と約束してたので付いて来る事は無かった。

 

 

 

 

 ニィープとラディッツが神殿へと付いてから10分後、既にニィープとラディッツはプロテクターに着替えて準備を完了している間にヤムチャが最後に神殿へ到着する。

 この場には17号と18号、更に16号もおり、今居ないのはブロリーを安静に寝かせてるニオとパラガス位でありそれ以外の動ける戦士は皆集まっていた! 

 

「よし、全員集まったわね! 

 今から10分前にドーレから通信が来て新ナメック星に何かが向かってる事を監視員が報告してたらしいわ! 

 その前に南の銀河が何かに蹂躙されて南の界王が死んだらしいとの事! 

 少し未来の情報と前後してるけど、これはビッグゲテスターが新ナメック星に向けて侵攻を始めたと見て間違い無いわ!!」

 

「遂に来たのか、奴等が………!!」

 

 そうして集まった戦士達にニィープが説明すると、未来組は矢張りパラレルワールド化で話が前後しているが大まかな流れは一緒でビッグゲテスター………メタルクウラが動き始めた事を聞き表情を険しくしていた。

 ニィープも未来の多くの戦士や悟飯や自身、更にクウラが犠牲になったのはコイツの所為だと理解してる為、トランクス達の想いは痛い程分かっていた。

 よってこの闘いは絶対に負けられないと気を引き締めていた! 

 

「それじゃあラディッツ、新ナメック星に瞬間移動するわよ! 

 此処であ、場所何処だっけは無しよ!」

 

「心配要らん、新ナメック星の位置は既にニィープが妊娠中の時期に割り出して1度飛んでる! 

 もう位置もナメック星人の気も把握してる!! 

 では皆、それぞれ身体に触れておけ!! 

 1番前に居るニィープやクウラ様が俺に触れてるのでそれにより間接的に俺に触れてる事になる!! 

 では行くぞ、跳んだ先が既に戦場かも知れんと心掛けろ!!」

 

【シュイン!!】

 

 そうしてラディッツは既に位置やナメック星人達の気を捕捉していたので瞬間移動で戦士達を伴い一気に新ナメック星へと跳ぶ! 

 それから新ナメック星に広がる光景は、ビッグゲテスターが既に新ナメック星にへばり付き、機械の兵士達がナメック星人達を襲い始めクウラ軍がそれに応戦している光景だった。

 しかしリクーム達以外の兵達は戦闘力が上がり20万程度まで上がってるにも関わらず全く歯が立たず倒され、リクーム達しかまともに相手出来ていなかった。

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁ、コイツ等俺の能力知ってるみたいで時を止める隙が無ぇぇぇぇぇ!!」

 

「ああ、グルドが危ない!! 

 サウザー、共に行くぞ!!」

 

「応、ギニュー!!」

 

 するとグルドが優先的に追い掛け回されていた為、ギニューとサウザーが共に飛びグルドやナメック星人、クウラ軍兵達を狙う機械兵団を破壊する!! 

 

「あ、隊長!!」

 

「グルドは救出した、今こそ好機!! 

 さあ集まれ特戦隊の皆!!」

 

『了解!!』

 

 グルドを救出したギニューは今こそ特戦隊が全員揃った時にやるアレをやるぞと号令を掛けると特戦隊の全員が反応する! 

 更にその言葉を聞いていたサウザー達も負けてられないとして反応し1箇所に集まる! 

 

「リクーム!」

 

「ジース!」

 

「バータ!」

 

「グルド!」

 

「ギニュー!」

 

『皆揃ってギニュー特戦隊!!』

 

『更に、クウラ機甲戦隊!!』

 

 ギニュー特戦隊は久々に揃い、新たなスペシャルファイティングポーズを取るとクウラ機甲戦隊もそれに合わせて新しいファイティングポーズを取る! 

 それが奇跡的な調和を取り何時もよりも美しく格好良いポーズとなり、本来ならそんな物を気にしない機械兵団すらも魅了し釘付けにする!! 

 悟飯も思わず「格好良い!!」と叫ぶ程であり、クウラ軍兵達の士気も上がった………様な気がした。

 すると視線が特戦隊達に釘付けになっている機械兵団にヤムチャ、餃子が突撃して破壊を始める!! 

 

「狼牙風風拳!!」

 

「ボクの超能力、えい!!」

 

 ヤムチャの狼牙風風拳が次々と機械兵団を破壊し、餃子の超能力が機械兵を取り押さえると周りの機械兵達にぶつけて被害を拡大化させる!! 

 

「ラディッツ、クリリン、此処は俺達に任せろ!!」

 

「天さん達はビッグゲテスターへ!!」

 

 するとヤムチャと餃子が此処は任せろと叫び、他の皆をビッグゲテスターへと向かわせようとする! 

 ラディッツ達もこれは有り難いと感じ、更にはギニュー達もファイティングポーズを終えた後は大暴れを始め、ヤムチャ達と合流してクウラ軍兵達やナメック星人達の救助を進める! 

 

「う、うわぁ!!」

 

「あ、デンデ!! 

 やぁぁ!!」

 

【ドガァッ、ドォォォン!!】

 

 その時、デンデが機械兵団に襲われていたので悟飯が間に立ち全ての機械兵を破壊しデンデの救出を完了する! 

 するとニィープもデンデに近付き話し掛ける。

 

「デンデ、ムーリ最長老や他のナメック星人達は!?」

 

「あ、地球の皆さん!! 

 ムーリ最長老様達はクウラ軍の皆さんが既にドラゴンボールと共に救助したので、今は逃げ遅れたナメック星の皆さんを助けて回ってるんです! 

 それと、ツーノ長老達が捕まってしまいあの星の中に連れて行かれて…!!」

 

「大多数は無事なんだな!! 

 なら俺達はビッグゲテスターへ突き進み、内部のナメック星人達を助け出すだけだな!! 

 デンデ、ヤムチャさんやギニュー達から離れるなよ!!」

 

 どうやらナメック星人達は初動が早かったクウラ軍のお陰で多くが助けられ、逃げ遅れてる人々と既に囚われたナメック星人を助けようとリクーム達が奮闘している所だった様だ。

 それ等を聞きクリリンがデンデに一言話すと全員が戦闘力を解放してビッグゲテスターに向けて突撃する! 

 そうして機械兵団を潰しながら徐々にビッグゲテスターに近付くと………クウラが自分に向けて何かが飛んで来る事を直感で察知し、近くに居た天津飯とクリリンを軽く吹き飛ばしながらバリアで防御する!! 

 その瞬間バリアに何かが着弾し爆発する!! 

 

「な、何だ今の!? 

 誰か見えたか!?」

 

「いや、何かが着弾直前に輝いて爆発したとしか………!!」

 

 全員、特にクウラに庇われたクリリンと天津飯は何かが着弾したとしか分からず困惑していた! 

 しかしニィープはこれはメタルクウラが放つ不可視の技、『ロックオンバスター』と気付き周りを見渡す! 

 すると………崖上に居た!! 

 メタリックボディで肉体が構成された最悪な敵、クウラと同じ容姿を持つ者、メタルクウラが!! 

 

「ふん、まだ仲間などと言う物と馴れ合いをするのか…この世界の俺よ!」

 

「…そうか、今のは貴様がやったんだな。

 アナザークウラ…いや、メタルクウラ!」

 

 メタルクウラはクウラが未だに馴れ合いの微温湯に浸る事に苛立ち、対するクウラは冷静に自らと同じ容姿を持つアンドロイドに目を向ける! 

 Z戦士達もメタルクウラを見つけて身構えていた!! 

 更にニィープやラディッツ達全員はメタルクウラが量産兵器であり、コイツ1体では済まない上に戦闘によりアップデートされる事をトランクス達から聞いてる為、油断など一切出来ないしアップデートされ続けたら終わるとも理解していた! 

 

「どうやら貴様達は俺が何故生きていたのか知っている様だから手短に話してやる。

 俺はビッグゲテスターの技術で蘇った後復讐する為にこの地へ来たのだ。

 ナメック星人を餌に暴れれば貴様達が此処に来ると予測していたからな。

 そして………俺が復讐すべきは貴様等2人だ、この世界の俺と超サイヤ人ニィープ!! 

 貴様等は明確に、俺に敗北を刻み、屈辱を与えたのだ!! 

 許せる訳が無い………貴様等2人だけは必ずこの手で殺す、絶対にだ!!!」

 

 更にメタルクウラは明確な憎悪、殺意をニィープとクウラに向けながら叫びながら指にデスビームを溜めながら構えていた。

 ニィープはそれ等を見聞きしコイツは本当に救えない奴だと思いながら超サイヤ人に変身し、身構えていた! 

 更にクウラも最終形態へと変身しニィープの隣に立ちながら無言で構えていた! 

 

「おいニィープとクウラ、貴様達だけ獲物を横取りするなど許さんぞ!!」

 

「ならば新たに力を得た俺の腕試しに付き合って貰えるか、ベジータ?」

 

「げっ、メタルクウラがもう1体!?」

 

 ベジータがニィープとクウラに不満を漏らすと、その背後にもう1体のメタルクウラが出現する! 

 まさかもう追加で出現するとは思わずナッパも驚きながらベジータと共に超サイヤ人になりもう1体のメタルクウラと相対する!! 

 もう1体現れるとは………そんな事を思っていると砂利を踏む音がするとラディッツと悟飯がそちらを向くと、3体目のメタルクウラが現れていた!! 

 

「なっ、3体目!?」

 

「くそ、一気に3体現れるとはな!!」

 

 悟飯、ラディッツが3体目のメタルクウラへと向くと2体目、3体目のメタルクウラは不敵な笑みを浮かべていた! 

 だがピッコロは周りを見て、他にメタルクウラが見当たらない事に気付き、念話を全員に送り始める! 

 

「(お前達、どうやら今の所メタルクウラは3体だけの様だ!! 

 ならば俺達はビッグゲテスターへと突き進むぞ!!)」

 

 17号達を含む戦士達に念話が届き、此処は超サイヤ人とクウラに任せて自分達は大元のビッグゲテスターへと侵入し、Z戦士達はトランクス達から聞いていたメタルクウラのコアを破壊する事を優先しようと行動を開始する! 

 それを見た1体目のメタルクウラはデスビームをピッコロに向けて放とうとする…が、その瞬間クウラが腹を蹴り、ニィープが顔面を殴る!! 

 

「ぐおわっ!!」

 

「貴様はまた俺達が居る事を忘れたな? 

 フッ、何処までも………甘い奴だな」

 

「き、貴様ァァァァァァァァァ!!」

 

 クウラは旧ナメック星での闘いの様に他に気を取られて目の前の相手から視線や注意を外す癖を突きながら嘲笑していた。

 オマケにニィープも鼻で笑っていた。

 その瞬間メタルクウラA(1体目)は憎悪を爆発させ特にクウラ、ニィープを殺そうと躍起になり突撃する!! 

 更にそれを合図にベジータ達やラディッツ達も追加で現れたメタルクウラと激突する!! 

 その衝撃波は大きく、星を揺らしながら格闘戦が繰り広げられる!! 

 

「おぉらぁ!!」

 

【バギィ!!】

 

 格闘戦の最中でナッパは隙を突きメタルクウラB(2体目)の胴体左半分以上をその剛腕で破壊する! 

 これにはナッパも大した事は無いと思いながらニヤけていた。

 

「油断したな、ナッパ」

 

【グニュルルル、シュゥン、ドガァッ!!】

 

 しかし、メタルクウラは破損箇所を直ぐに修復した上にお返しに左腕でナッパを殴り飛ばす!! 

 超サイヤ人と成っていた為耐久力が上がったナッパはマジかよと思いながら再びその剛腕で左半分のボディを破壊しようとした………が、先程と同じ力を以てしても破壊が出来なくなっていた!! 

 ナッパはこれが未来から来たトランクス坊っちゃんが散々言っていたアップデートかと戦慄していた! 

 

「ナッパ退け、ビッグ・バン・アタック!!」

 

【ボウゥゥ、ドォォォォォォォォォォォォン!!】

 

 そんなやり取りを見ていたベジータはメタルクウラがアップデートするならばそれを許さぬ威力で破壊すれば良い! 

 そう短く思考してビッグ・バン・アタックをメタルクウラBが避けられぬタイミングで放ち破壊に成功する! 

 しかもメタルクウラは量産型と聞いた為、そのアップデートが共有されたら拙いと同時に考えていたのでまだフルパワーで放っていなかった。

 結果、この場に居る戦士達がいきなり詰むアップデートが成されずに済んでいた! 

 

「魔閃光!!」

 

「サタデークラッシュ!!」

 

 更に悟飯とラディッツも伯父と甥の3年間共に鍛えた事で癖等を理解した一糸乱れぬコンビネーションでメタルクウラC(3体目)を翻弄し、それぞれの得意技で目の前の個体を消し飛ばした! 

 手応えあり………悟飯もラディッツもそう感じる攻撃を与えられ笑みを浮かべていた。

 

【シュン、ドガァッ!!】

 

「うわぁっ!!」

 

「ご、悟飯!!」

 

 しかし、そんな悟飯の背後から突如メタルクウラ………しかも先程の個体とはまた違う、別の個体がいきなり現れ蹴りを喰らわせて来た! 

 ラディッツが直ぐに吹き飛ぶ悟飯を抱き抱えて受け止めると、悟飯も曲がりなりにも超サイヤ人と成ってる為気絶せず痛がりながらも無事でいた。

 

「そうやって油断する所はサルらしいな!」

 

「まさかもう追加で来るとは………しかも今のは………トランクス達の情報は間違って無かった様だな!!」

 

 ラディッツもお代わりがもう来るとは想定外だった為驚いていた上に、いきなり悟飯の背後に現れた事でトランクス達の話を1から思い出してメタルクウラも瞬間移動が使える事を再認識する! 

 ラディッツはその情報に感謝しながら、本来機械故に気が無い筈の………しかしアナザークウラの恨みが宿る機械が故に僅かに気を発するメタルクウラのソレを感覚で捉えた!! 

 その刹那、瞬間移動でメタルクウラDの懐に潜り込むとファイナルリベンジャーでダメージを重ねた上に素手でメタルクウラの機械ボディを完全破壊する!! 

 

「(再び倒したがまだ来る筈………瞬間移動の要領で気を張り巡らせ………来る!!)」

 

「油断しがっ!?」

 

 しかしラディッツはまだ追加で来ると油断しておらず、瞬間移動を使う時の感覚を応用して相手の瞬間移動の波を捉えようとした所、その予想は当たり瞬間移動で不意討ちを仕掛けようとしたメタルクウラEにカウンターを入れて隙を晒させる! 

 その瞬間悟飯が突撃し、先程より強い攻撃を重ねた上で今度はかめはめ波を撃ち込みメタルクウラEを完全消滅させる!! 

 すると不意討ちを諦めたのか、メタルクウラF、G、Hがラディッツと悟飯を囲む様に現れる! 

 

『どうやらラディッツも瞬間移動を使える様だな。

 サルにしては良くやると褒めてやる』

 

「おい、1人ずつ喋れ! 

 気が散るわ!!」

 

 追加のメタルクウラ達は嫌がらせの如く同時に喋った為、ラディッツもつい戦闘中にツッコミを入れてしまい何とも言えない空気を作り出してしまう。

 しかしメタルクウラ達は嘲笑いながら構えて襲い掛かろうと………した所でメタルクウラAがクウラのサイコキネシスで吹き飛びながらH個体に激突し巻き込まれ事故を起こしながら吹き飛んでいく!! 

 

「数が増えた所でこの程度の質なら大した事が無いな!!」

 

 更に吹き飛んで行く先で待ち構えていたクウラが2体をサイコキネシスで再び捕えると今度はゴミを潰すかの如くメタルクウラ2体を圧力で潰す!! 

 これにはメタルクウラも堪らず悲鳴を上げながら潰されると言うテレビに流れたら視聴者にダイレクトアタックしそうな絵面が出来上がる! 

 悟飯やラディッツはそれを見てああはなりたくないと思いながらそれぞれの追加個体を相手取り、激戦はまだ続く! 

 

「サル女、貴様とこの世界の俺は念入りに殺す!!」

 

「あらあらストーカーですか、気持ち悪いわね!」

 

 一方ニィープの方にメタルクウラが更に4体も追加で現れて同時に襲って来ていた。

 しかし、ニィープはコレを全てあしらいながら全て対アンドロイド用の戦法でメタルクウラ達の視界レーダーを潰すと同時に関節部を破壊し行動不能にした上で気功波で消し飛ばしたりアビスエッジで細切れにしたり気団連射で破壊したりとやりたい放題をしていた! 

 前回の13号達では物足りなかったがこのメタルクウラ達は幾らでも出てアップデートされて行くので満足しながら破壊出来る、ニィープはそんな事を考えながらこの学習能力0のアンドロイド共を壊しまくっていた!! 

 

「ふっ、それでこそニィープ、だな!!」

 

 其処にクウラも混ざり次々と現れるメタルクウラ達を相手にデスフラッシャーやフリーザも使っている気を纏いながら突貫する技『デスクラッシャー』を使いメタルクウラ達を破壊し続ける!! 

 だが………ニィープやクウラ、ベジータ達も気付き始めている。

 メタルクウラ達の破壊が徐々に容易では無くなっていると。

 初めは難なく破壊出来たが、戦闘開始から約5分と合計15体を倒した辺りからボディにダメージを与えるにも結構力を入れたギャリック砲やフォビドゥンブラスト並の破壊力が必要になっていた。

 これがアップデートの脅威か………この場に残る戦士達はそんな感想を抱きながら戦場を少しずつビッグゲテスターへと近付けながら闘い続けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 一方ビッグゲテスターへと向かったピッコロ達はラディッツ達がメタルクウラの目を引いている事から内部に侵入する為のメンテナンス用通路等を発見し、其処から侵入して目的のナメック星人救出とメタルクウラのコアの破壊を並行して行っていた。

 ピッコロを先頭に17号、クリリン、トランクス、天津飯、サタン、ロスマ、18号、16号、ルリアの順番で監視カメラや赤外線センサーを16号が機械タイプである事やドクター・ゲロのアップデート措置で追加されたハッキング能力を駆使して掻い潜り、徐々に気の探知やパワーレーダーに映るやや小さめの邪悪な気…恐らくコアと思しき存在に近付いていた。

 更に通路が分かれており、そちらにはナメック星人の気が感じられていた。

 

「ナメック星人が真っ直ぐ行った直ぐ先に居て、右手通路の奧に多分メタルクウラのコアがある。

 トランクス、ピッコロさん、どうする?」

 

「二手に分かれても片方にメタルクウラが現れては厄介だな。

 ならば三手に分かれて右手奥と真正面は隠密行動、そして他はこの近くに残ってメタルクウラを引き付ける…か」

 

 ロスマの問い掛けにピッコロが二手ではメタルクウラにより目的達成が困難になると指摘する。

 よって三手に分かれる事になる………と話した所で17号と18号がエネルギー波を無言で貯めて壁に放とうとしていた。

 この行動でこの場に残るのは人造人間組と決定され、トランクス達未来組は右手奥の通路に進もうとしていた。

 ピッコロは未来は大体メタルクウラの所為で終わり掛けてた事を思い出し、ならばコア破壊はトランクス達に任せようと0.7秒で決めていた。

 

「サタン、クリリン、天津飯、俺達はツーノ長老達を助ける。

 他の事はトランクス達や人造人間達に任せるんだ!」

 

「わ、分かった! 

 ………皆、死ぬんじゃないぞ!!」

 

 ピッコロの決定に異を唱える者は居らず、それぞれが目的を果たそうと行動を開始しようとした所でクリリンが死ぬなと激励を飛ばしながら走り去る。

 トランクス達も無言でそれに頷きながら更に奥へと突き進んで行った。

 

「だってよ18号、案外俺達も好かれてるのかもな」

 

「ふん、おめでたい奴等だよ本当に!! 

 ………大体死ぬなって言うアンタの方が肉体的に脆いんだから気を付けろっての」

 

【ボウゥゥゥ、ドォォォォォォォン!! 

 ボウゥ、ドォォォォォォォン!!】

 

 17号は姉を誂う目的で話し掛けながらエネルギー波を放つと、18号も口では色々言っていたがあのゲームセンターでのラリーで少しはクリリンが気になったらしく、その興味対象が死ぬのはゴメンだと考えながら同じくエネルギー波を放つ。

 更に16号もハッキングをしつつ新ナメック星の自然を壊す醜悪な機械惑星を壊す事に抵抗感は一切無いのでロケットパンチを飛ばす等をして破壊工作を手伝っていた。

 そうしていると………メタルクウラが2体、人造人間達の前に現れる!! 

 

『先程の地球人共か。

 ビッグゲテスターに侵入したその勇気は褒めてやるが、結局貴様達の運命は此処で終わるのだ』

 

「うわ、気持ち悪い位ハモってる…!」

 

「たく、喋るなら1人ずつ喋れよガラクタが…!!」

 

 メタルクウラ2体のハモった喋りに気持ち悪さを感じた18号、17号はあからさまに不快な視線を向けながら身構え、地球産人造人間と宇宙産アンドロイドの何方が上かを競う………但し敗者は破壊される仁義無きゲームの火蓋が落とされる! 

 今の所フリーの16号は現在のメタルクウラなら17号達でも対処可能と判断するも、もしも対処が困難になれば飛び出してこの者共を破壊する様に永久式エネルギー炉を温め始めるのであった…! 

 

 

 

 

 

 

「悟空さん、お薬の時間だよ〜? 

 ………悟空さん?」

 

 同じ頃、孫悟空の家で留守番をしていたパンは悟空に薬を飲ませようと部屋に入るが、中はもぬけの殻だった。

 更に道着も一式無くなり窓が開け放たれており、誰の目からみても悟空が何処かへ行った事が明らかであった。

 




此処までの閲覧ありがとうございました。
量産兵器メタルクウラ襲来でした。
此処からラディッツ達が倒せるか否か見届けて頂けたら幸いです。
此処で機械兵団(劇場版のロボット兵)とメタルクウラの戦闘力を掲載します。

機械兵団
戦闘力:50万

メタルクウラ
戦闘力:19億(此処からアップデートされる)

はい、以上の様になってます。
因みに未来世界でも同じ戦闘力でしたので現代の同時期より弱い未来のニィープ達はアップデートを許しまくって逆転不可になったのです。

次回もよろしくお願い致します!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。