DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第33話を更新致します。
前回に続きメタルクウラとの闘いになります。
ラディッツ達は無事勝てるか見てくださったら幸いです。
では、本編へどうぞ!


第33話 未来を変えろ!!決死の攻防!!

「はぁぁぁぁ!!」

 

「やぁぁぁぁ!!」

 

 戦闘開始から約15分、原典の物語なら超サイヤ人と成った悟空とベジータでもメタルクウラ1体を倒すのがやっとだったがこの歴史では既に30体程メタルクウラの破壊に成功しつつまだアップデートされても倒せる域にまで戦士達はパワーアップしていた。

 だが既に1体1体を全力に近い力で対処しなければならず、徐々に息が上がり始めていた! 

 

「きぇぇぇぇ!!」

 

【ドゴォ!!】

 

「ぐえぇぇぇ!! 

 ぐっ、この野郎!!」

 

【キュィィン、ボォォォォォォッ、ドォォォォォォォン!!】

 

 メタルクウラの一撃にナッパも身体をくの字に折られそうになるも踏ん張り、反撃の気功波で襲い掛かった1体を消し飛ばす! 

 更にその背後ではベジータがフルパワーに近いビッグ・バン・アタックを空中に放ち複数のメタルクウラを破壊する…が、1体が瞬間移動で回避した上に無防備な背中を襲い蹴り上げていた!! 

 

「く、クソッタレがぁぁぁぁぁ!!」

 

【ドガァァァァ!!】

 

 その重たくなった一撃を耐えたベジータは反撃でメタルクウラを破壊し、また追加で現れた個体を体力切れに陥りそうになりながら喰らいつき、激しい攻防を繰り広げる!! 

 

「終わりの時だ、この世界の俺ぇ!!」

 

「甘いわ、まだ終わらん!!」

 

 その近くで複数のメタルクウラがクウラを殺そうと突貫したが、対するクウラは何とサウザーの技であるサウザーブレードを使用して再生不能領域までバラバラに斬り裂き、手傷を負おうと衰えぬ気迫を見せ付ける!! 

 これにはメタルクウラも苛立ちを覚え、スーパーノヴァで新ナメック星ごと消し飛ばしたいと思っていた………が、ビッグゲテスターも吹き飛んでしまうのでそれが出来ずに居た。

 図らずもメタルクウラは自らの行動に制限を掛けてしまっていたのだ! 

 

「カラミティィィィ、ブリッツ!!」

 

「ぐわぁぁぁぁ、サル女がぁぁぁぁぁ!!」

 

 更にニィープは5本の指に超サイヤ人のパワーを貯め込み、その小さな見た目からは想像出来ない破壊力を持つ気弾を投げ放つ斉射技『カラミティブリッツ』を使い、メタルクウラを5体破壊し超サイヤ人の中でもベジータとラディッツ並に大立ち回りをしていた!! 

 

「くたばれ、メタルクウラァァァ!!」

 

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?』

 

 そのラディッツも遂にファイナルスピリッツキャノンを使い、12体のメタルクウラを同時撃破すると言うニィープやベジータ、更にはクウラも驚くド根性を見せ付け本当にサイヤ人上級戦士の意地を発揮していた!! 

 その背中を悟飯が守り、瞬間移動で不意討ちを仕掛けるメタルクウラを蹴って他の個体にぶつけては魔閃光やかめはめ波で吹き飛ばし此方も他の者に負けぬ活躍を見せていた!! 

 

「めんどくせぇ!! 

 ナメック星人や星には悪いがビッグゲテスターにもダメージを与えてやるから勘弁しやがれよ!! 

 クンッ!!」

 

【ズドォォォォォォォォォォォォォォォン!!】

 

 其処にナッパがナメック星人とこの星に詫びを入れながらジャイアントストームを使用し、戦場に居たメタルクウラを全て吹き飛ばして周りを更地にしつつビッグゲテスターの外壁にもしっかりとダメージを与えた!! 

 しかしジャイアントストームは味方も巻き込みかねない技である為、ラディッツとニィープがキッチリ巻き込まれ口から煙を吐いていた。

 

「ゲホッ、ゲホッ、ナッパぁ!! 

 俺達も巻き込むとはどう言う了見だぁ!!」

 

「後で覚えてなさいよアンタぁ!!」

 

「仕方無えだろ、矢鱈数が多いメタルクウラに文句言いやがれ!!」

 

 それから超サイヤ人の3人がみっともない言い争いを始め、その様子を悟飯がたじたじになりながら見ていた。

 が、ベジータとクウラは周りを見て他のメタルクウラは居ないかと探して警戒を怠らずに居た。

 その為か………誰よりもその光景を目にしてしまったのだ。

 

「クウラ様も何か言ってやって………クウラ様? 

 ………………………嘘でしょ………………!?」

 

 それからニィープもクウラに視線を向けて、彼が何を見てるか目で追うと………まだ無事な崖の上に数え切れないメタルクウラが立っており、全員が此方を笑いながら見ていた。

 それをラディッツやナッパ、悟飯も見つけてしまい6人揃って絶句していた。

 

『どうだ超サイヤ人とこの世界の俺? 

 やろうと思えばこれ程の数のメタルクウラを一気に製造し戦場へ送り込む事も可能なのだ! 

 更に今、ビッグゲテスターの資源は僅かだが残っている………つまりはメタルクウラをまだ造れるのだ! 

 貴様達の仲間もビッグゲテスター内で奮闘している様だが最早此処までだ、諦めてビッグゲテスターの資源になるが良い!』

 

 メタルクウラ達は一斉に喋り出し、その上でまだまだメタルクウラを造れると豪語して覆し切れない戦力差がある事をニィープ達に知らしめる。

 更にはビッグゲテスターに侵入した仲間の誰かも闘ってるらしいがそれでも尚戦況を有利に出来ずにいるらしかった。

 

「く、くっふっふっふ、笑うしか無いとはこの事か………!!」

 

「そりゃ………無ぇぜ、マジでよ………!!」

 

 この状況にラディッツも、ナッパも、ベジータも、ニィープすらも笑うしかなく、悟飯はただただ驚き、クウラは………気の探知で分散してるピッコロとトランクス達、後は気が無い人造人間達に任せるしかないと考えながら仙豆を取り出し齧って切れかかった体力を回復させる! 

 その瞬間メタルクウラ達は崖から降りて来る者、空から来る者に分かれて6人に襲い掛かって来た!! 

 

「クソッタレぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

『うおおおおおおおおおおおお!!』

 

 ベジータ達も合わせて仙豆を食べて体力を全快にさせて突撃し、アップデートを繰り返したメタルクウラ軍団に突撃する!! 

 この時点でもうクウラ最終形態や超サイヤ人の全力の攻撃で漸く互角になるまで1体1体がパワーアップしたメタルクウラに全員がタコ殴りに遭い、それでも諦めるかと意識を保ちながら拳を振り上げ、蹴りを放ち、気功波を撃つのであった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 数え切れぬメタルクウラ軍団が現れる少し前、ビッグゲテスター内で破壊工作を行った17号達とメタルクウラ2体が激突し激しい攻防を繰り広げていた! 

 17号はゲロから聞かされた人造人間内でも16号を除き総合力最強である自負があるが、そんな俺に宇宙の機械人形が追従するとは………世界は思ったより広く楽しみは尽きないと思っていた! 

 

「地球人如きが俺と互角に闘うとはな! 

 どうやら貴様達の力を過小評価していた様だ!!」

 

「へぇ、そんな余裕がまだあったのか? 

 なら…その憎たらしい笑みを消してやるよ!」

 

 17号が相手をするメタルクウラは未だ人造人間達を侮っているらしく、その傲りごと目障りなコイツを消し飛ばす為に力を込めて殴り飛ばす!! 

 更に18号もそれに合わせて2体目のメタルクウラを吹き飛ばしてぶつけ合わせ、更には双子の姉弟によるコンビネーションで同一人物による攻勢防御を掻い潜りダメージを蓄積させる!! 

 これは可笑しい、地球人が此処まで動ける訳が無いと判断しメタルクウラ達は17号と18号を解析する。

 それにより………純粋な人間では無くバイオタイプの人造人間と言うスキャン結果がモニタリングされる! 

 

「く、くそぉ!!」

 

「終わりだ、ガラクタ」

 

【キュイン、ボォォォォォォッ、ドガァァァァァァァン!!】

 

 17号と18号は自分達を舐め切っていたメタルクウラにエネルギー波を放ち、ビッグゲテスター内部の壁を何層もブチ抜きながら宇宙のガラクタを消滅させる! 

 この時17号達はまだ7割の力しか込めていないので外での戦闘とメタルクウラのアップデートが追い付いていない事を暗に示していたが、17号達はそれを知らない。

 

「ふん、俺達を舐めてるからこうなるんだ。

 さて18号、もっと暴れてガラクタがこっちに目を向ける様に仕向けるぞ」

 

「分かってるわよ17号。

 私もあんなスカした笑みを浮かべた奴は大嫌いだし、少し本気で此処を壊してやるわ!」

 

 更に17号、18号はメタルクウラの態度が大層気に食わなかったらしく、舐められた分をキッチリ吹き飛ばさないと気が済まないので滅茶苦茶暴れ回り壁もその先のコンビナートも、生命が居ない区画を何もかも吹き飛ばし始める!! 

 

『止めろ、それ以上この中で暴れる事は許さん!!』

 

「おっと新手だな。

 そんなに止めて欲しければ自分で止めてみろよ、雑魚が」

 

 其処にメタルクウラが6体追加で出現し、17号達を襲い始める! 

 17号も啖呵を切って再び戦闘を開始する………が、今度は8割以上の力を引き出さないとならないと僅かな格闘戦で見抜き、其処からゲームに良くある倒したその分だけ強くなるタイプの敵と判断する。

 ならばアップデートする速度を上回る強さで葬る事が自分達が取れる最適解と判断するも、今の状態で8割以上なのでそんなに長く時間稼ぎが出来ないとも考えながら戦闘を続行する。

 あの未来人達が中枢に辿り着く事を信じながら。

 更にメタルクウラは16号にも襲い掛かり始めたので、16号は自分の所為でアップデートしない様に立ち回るのであった。

 

 

 

 

 

 一方その頃、ピッコロ達は見事ナメック星人達を救い安全を確保していた。

 

「おお、ありがとうピッコロ! 

 後少しでアイツ等に殺される所じゃった!」

 

「ツーノ長老達が無事で良かった。

 後は皆を連れて脱出するだけだな」

 

 ツーノ長老や他のナメック星人達はピッコロやクリリン達に感謝を述べたり地球戦士達の恩義に報いようと言う思いで一杯になっていた。

 その間に天津飯とサタンはそれぞれ反対の通路を監視し、メタルクウラや機械兵が来ないかを見張っていた。

 

「よ、よし………皆静かに此処から出てクウラ軍の下へ行くぞ………!」

 

「それは良い考えだな、この俺にバレていなければと言う前提の話だがな」

 

『!?』

 

 クリリンがいよいよ脱出しようと足に力を込めた所、その背後から突如メタルクウラの声が聞こえナメック星人も全員飛び退き始める。

 その視線の先には、壁の中の部品からメタルクウラが構成され、ナメック星人収容区画に出現する光景が広がっていた。

 

「何故貴様達の侵入に気付いていたか分からん様子らしいな? 

 当然の話だ………俺の頭脳はビッグゲテスターの中枢と一体化している。

 よって今やビッグゲテスターは俺の身体の一部であり、異物が侵入すれば直ぐに気付けるのだ。

 にも関わらずナメック星人と合流させたのも全て一網打尽にする為だ。

 それにしても、地球のアンドロイド…人造人間と呼ぶべきか? 

 そんな戦力を手にしようとも宇宙最強であるこの俺に敵う訳が無いのだ!!」

 

 メタルクウラは衝撃の告白をすると、ピッコロ達は初めから捕捉されていたかと思い身構えていた………が、此処でピッコロは気付く。

 コイツは中枢側に向かったトランクス達を何故か無視して人造人間ばかりに目を取られている、と。

 その発言の裏を読み………ある可能性に辿り着いたピッコロはクリリン、天津飯、サタンにそれを口にするなと念話を送っていた。

 

「へ、へへ………ならば………最後の最後まで抵抗させて貰うぜ…地球の戦士としてな!!」

 

「こうなったら破れかぶれだ!!」

 

「一矢、報いてやる!!」

 

「格闘技の世界チャンピオンの力、見せてやるぞ!!」

 

 ピッコロが叫ぶと同時に全員明鏡止水+界王拳最大倍率を使用し、メタルクウラに反抗の意志を見せる! 

 対するメタルクウラは正規パーツで作られてないこのボディでは戦闘力は8割発揮出来れば良い方だと思いながらもこれで十分だとも考え、指から速射気弾を連射する連続フィンガーブリッツを使いピッコロ達を攻撃する!! 

 しかしコレを後ろのナメック星人達を守る為、戦士達はガードを選択し無事受け切ると同時に突撃しメタルクウラを壁に叩き付けながら突き抜けると広い空間に出た! 

 其処から格闘戦を繰り広げ、その間にまた非正規パーツで構成されたメタルクウラが3体追加されるも1対1で互角に持ち込みながら激闘を繰り広げる! 

 

「魔貫光殺砲!!」

 

「烈・気功砲!!」

 

「気円破斬!!」

 

「ミラクルボンバ────!!」

 

【ドォォォォォォォォォォォォンッ!!】

 

 Z戦士達は必殺技をメタルクウラ達に放ち爆散させる!! 

 更にその気弾、気功波等はビッグゲテスターの隔壁も巻き込んで破壊して行き確実に機械惑星にダメージを与える!! 

 そんなZ戦士達の奮闘にメタルクウラの頭脳体であるコアはコイツ等を過小評価し過ぎたかと戦力評価を改め、もう残り少ない正規パーツで作られたメタルクウラを4体増援として差し向けピッコロ達を囲む! 

 

「( 良し、上手く釘付けに出来てるらしいな!! 

 後は頼むぞ、トランクス達…!!)」

 

 ピッコロはメタルクウラ達を引き付ける間にある可能性………『トランクス達がメタルクウラ達に捕捉されていない』事に全てを賭けて、中枢にトランクス達が到達するその時をクリリン達と共に待つのであった。

 そして再び不敵な笑みを浮かべながら界王拳を使い、メタルクウラと闘うのであった…! 

 

 

 

 

「クックックック、外のサル共と中の侵入者共、上手く闘っているらしいがそろそろメタルクウラのアップデートが終わる。

 そうなれば貴様達の敗北は決まったも当然だ!」

 

 ビッグゲテスターの中枢部にて。

 メタルクウラ・コアは全てのメタルクウラがアップデート率が95%を超え始め、遂に外のクウラ最終形態の戦闘力45億をも上回り始めた事に歓喜していた。

 いよいよこの世界の俺とニィープとか言うサルや孫悟空の仲間達を殺し切る時が来た、この憎しみを晴らす時が来たのだと確信を持ち、しかし冷徹に駒を進め明確な詰みへと導き出していた。

 

「後少し、後少しで俺は真の宇宙最強に戻れる………クックックック、ハッハッハッハッハッハ!!」

 

 この世界の俺とサイヤ人のサル共よ、後悔せよ! 

 跪き、無様に死ね!! 

 メタルクウラ・コアは宇宙最強の肩書を取り戻す為に怨嗟の嗤い声を上げながらモニタリングされている地球戦士達全員の姿を見ていた。

 その映像内でも体力切れを起こし掛ける戦士が続出し、そして………。

 

「終わるのはお前だ、メタルクウラァァァァァァ!!」

 

【ボォォウ、ドォォォォォォォォォォォォンッ!!】

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 

 な、何だ、今の攻撃は!? 

 誰がこの中枢に居るのだ!?」

 

 その瞬間は訪れなかった。

 何故なら超サイヤ人に変身したトランクス、ルリア、ロスマの3人が同時に気弾を発射しメタルクウラ・コアに大ダメージを与えたからだ! 

 しかもメタルクウラ・コアは声は認識しても姿を視認出来ていなかった………例えそれが目の前で剣を振りかぶっているトランクスであろうとも!! 

 

【シャキィィン!!】

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「やっぱり俺達を認識出来ない様だな、メタルクウラ!!」

 

 トランクスは左腕に装備した腕時計型の装置を見ながらメタルクウラ・コアに叫び、ルリアとロスマも同じ装置に目を向けていた。

 この装置の正体は未来の世界でブルマが開発したメタルクウラとビッグゲテスターのあらゆるレーダーや計器に捕捉されない様にするステルス装置、その小型版である! 

 未来のニィープとクウラが宇宙船と自身に装備し、同じ様にビッグゲテスターの中枢に乗り込み自爆した際の物を未来のブルマに渡されていたのだ。

 メタルクウラを倒す際に使う最後の切り札として!! 

 

「一気に終わらせるぞ、皆!!」

 

『了解!!』

 

 更にトランクスは号令を掛けるとそれぞれ気を貯め始め、脳髄のみになり弱り切ってる状態から生き延びる為にビッグゲテスターとほぼ一体化しているメタルクウラ・コアに明らかなオーバーキル気味のパワーを放とうとしていた!! 

 この間にメタルクウラや機械兵団達が殺到し始めるも、コアと同じ様に視認も何も出来ない為何処から攻撃が来るか分からずに居た! 

 

「消えろ、魔閃光ぉぉぉぉ!!」

 

「フォビドゥンブラスト…!!」

 

「イレイザーキャノンッ!!」

 

 そんな哀れなメタルクウラ・コアに3人の必殺技が同時に着弾し、大爆発が起きる!! 

 その瞬間メタルクウラ・コアは断末魔の悲鳴すら上げられず滅び去り、同時に周りのメタルクウラ達や外の機械兵達もボディが崩れ始めるのであった! 

 

 

 

 

「ぐぅぅ…!!」

 

 その少し前の外にて。

 クウラはあれから3体のメタルクウラを屠り、ニィープ達も2体以上を倒す事に成功するも仙豆が切れてしまいいよいよ後が無い状態に追い詰められていた。

 ラディッツも、ベジータも、ナッパも、悟飯も、ニィープも………全員疲弊し超サイヤ人が解けかかっていた。

 

『クックックック、この無数のメタルクウラを相手に此処まで闘った事は褒めてやるぞ! 

 そして、最期まで闘い抜いた貴様達に死の褒美をくれてやろう!!』

 

 合計40体を超えるメタルクウラ達は称賛を口にしながらデスビームを構え、その全てが致命傷となる箇所を狙っており当たれば死を覚悟しなければならなかった! 

 ラディッツは何とか瞬間移動のタイミングを伺い、地球………ではなくビッグゲテスター内部へ入ったピッコロ達の下へ跳ぼうとしていた。

 だがこの行動は無意味である、何故ならメタルクウラ・コアは瞬間移動で中枢に入られる事を対策してメタルクウラ以外は瞬間移動で内部に侵入出来ない様にしているのだ。

 またメタルクウラ以外はビッグゲテスター内で瞬間移動が出来ないのだ。

 よってラディッツの準備は無駄な努力で終わる事になる………あらゆる意味で。

 

『………ぐっ、がっ!? 

 何故、コア、がぁぁ………!?』

 

 戦士達が死を覚悟した刹那、突如メタルクウラ達のボディが崩壊を始めパワーも大きくダウンが始まる! 

 ニィープはこの現象を知っている、メタルクウラ・コアが消滅し分体のメタルクウラ達も共に滅ぼうとしているのだ!! 

 つまり、内部に侵入した誰かがコアを消滅させたのだ!! 

 

『あ、ぐ、くそ………せ、せめて………貴様達サルとこの世界の俺だけでも………!!』

 

 もう消滅しようかと言う時もメタルクウラ達は執念で超サイヤ人とクウラを殺そうと動き出そうとしていた! 

 だが、それを阻む者もまた存在している!! 

 

「どどん波!!」

 

「特大繰気弾!!」

 

『特戦隊、スペシャルファイティングレーザー!!』

 

 餃子、ヤムチャ、更にギニュー特戦隊は必殺技と合体攻撃で崩壊寸前となり防御性能もパワーも激減したメタルクウラ達を次々と破壊し、ラディッツやニィープ達の危機を救う! 

 更にそれだけでは無かった、クウラ機甲戦隊も現れ共にメタルクウラを倒し始めた!! 

 

「クウラ様、ニィープ!! 

 此処は我々に任せてビッグゲテスターへ!!」

 

「あれはどう見ても爆発寸前なんだろう? 

 新ナメック星の上で爆発させたら拙いだろ! 

 だから俺達に残党狩りは任せて皆は新ナメック星を救ってくれ!!」

 

「…分かった、任せるぞ!」

 

「さあ、最後の大仕事よ!!」

 

 クウラやラディッツはサウザー達にこの場を任せるとビッグゲテスターと新ナメック星の癒着部へと飛び立ち、崩壊寸前の機械惑星を持ち上げようとしていた。

 ビッグゲテスターが地表で爆発すればヤムチャの言う通り新ナメック星が吹き飛びかねないのだ! 

 しかし、幾ら崩壊寸前でもビッグゲテスターは星1つ分の重さはあるのだ。

 そう簡単に持ち上がる訳が無かった! 

 

「くそがぁ………メタルクウラにパワーを使い過ぎて………持ち上がらねぇ………!!」

 

「ナッパ…泣き事を言う位なら…帰りやがれ…!!」

 

 既に力を使い果たし掛けてる6人は腰に力が入らず、腕も上がらない程疲労困憊となり何時倒れても可笑しくなかった。

 しかし、ベジータは兎も角ラディッツ達はナメック星人達を再び流浪の民にする訳にも行かず無い力を振り絞って持ち上げようとする! 

 其処にナメック星人達を連れて脱出したピッコロ達やトランクス達も合流し、此処と反対側には17号達が行き同じく持ち上げようとしていた! 

 永久式エネルギー炉を持つ17号達も加わった事で崩壊寸前のビッグゲテスターが漸く持ち上がり始める! 

 だが………まだ足りない、持ち上げるにはパワーが足りなかった!! 

 

「く、くそ、此処まで来て………済まないカカロット………俺にはお前の代役は無理だった様だ………!!」

 

「いや、良く頑張ったよ兄ちゃん!!」

 

 ラディッツが弱音を遂に吐き、膝から崩れそうになった………その時、Z戦士達が待ち侘びた声が響き渡る! 

 そう、孫悟空が復活し新ナメック星へと来たのだ!! 

 更に超サイヤ人になり力を込め始めると、崩壊寸前のビッグゲテスターが完全に浮かび始めた!! 

 

『う、うおおおおおおおおおお!!』

 

 そうして超サイヤ人やそれに追従する超戦士達が全身全霊を振り絞った結果、ビッグゲテスターが気合砲やエネルギー波によりそのまま新ナメック星外の宇宙へと押し上げられる!! 

 これで漸く終わる………と思いきや緑色の光弾がビッグゲテスターに吸い込まれて行き着弾、そのまま大爆発を起こした! 

 この時ニィープの頭の中には【デデーン!!】と言うBGMが不意に流れたのは言うまでも無かった。

 

「あっ、今のは………父さん!!」

 

「…ふん、カカロットに頼って星を跳ぶのは癪だったが…親父とニオが遅れた分は働いて返せと煩かったのでな…」

 

 ロスマが歓喜の声を上げ、クウラ達もそちらを見れば其処に超サイヤ人になっているブロリーが居た。

 しかもこの形態で既に戦闘力700億と言うブルマの特製スカウターもオーバーフローを起こす数値を叩き出してる為、敵に回せばヤバイの一言である。

 それは16号もクウラも理解しているので、パラガス曰くミラ達が敵なら共同戦線を張ると言う言葉を信じるならこれ以上に無い位有り難かった。

 クウラに至っては自身の戦闘力を上げられる意味で。

 

「ふん、俺はもう帰る。

 ラディッツ、瞬間移動で俺を地球へ送れ」

 

「はぁ、何で俺が…全く…!」

 

 やがて興味が失せたブロリーはまた悟空に頼るのは癪なので次はヘトヘトのラディッツに命令して瞬間移動で地球へと帰って行った。

 ロスマは朧気に記憶に残る父の姿そのままだったので嬉しく思っていた。

 が、その近くでトランクスがメタルクウラ・コアから回収した1つのパーツを見つめていた。

 

「トランクス…それは…ビッグゲテスターの…」

 

「ああ………こんな物が未来を地獄に変えるキッカケだったんだ………!! 

 こんな物ぉ!!」

 

【ガジ、ボン!!】

 

 トランクスはルリアやロスマ、ニィープ達が見守る中でやり場の無い怒りをビッグゲテスターのコアチップにぶつけ、超サイヤ人の力の限り踏み潰して破壊した。

 これで第2のビッグゲテスターが生まれる事も無くこの歴史の宇宙に平和が戻る事であろう。

 そう、次のヘラー一族がやって来るその時までは。

 

「………さて、色々終わったみたいだから言うけどよ………オラ腹減った! 

 何か食い物無えか?」

 

「あららら、悟空お前って奴はな! 

 病気が治って開口一番がそれかよ!!」

 

 そんな緊張感の中で悟空はお腹が空いたと話すと、当然の事ながらクリリン達からツッコミが入り一部の者は大笑いしていた。

 その間にクウラとニィープはナメック星のドラゴンボールを使用し、新ナメック星がビッグゲテスターにより受けたダメージを元通りにしたり、合体13号との戦闘で若干変わった地球環境を変化する前に戻してもらったり、メタルクウラやビッグゲテスターが荒し回った南の銀河の星と建造物を直す願いを叶えて貰い、新ナメック星から帰還後に地球のドラゴンボールでメタルクウラ達に殺された者を全員生き返らせようと決まり後腐れが無い状態にするのであった。

 

「………母さん、悟飯さん、クウラさん、ニィープさん、俺達………少しはやれましたよね…?」

 

 それからトランクスは空を見上げ、この時代には居ない未来の恩師達や母に上手くやれたかと問い掛けるがその答えは返って来なかった。

 しかし、その代わりに現代の悟飯やクリリン達に呼ばれメタルクウラ・コアを倒した功労者として胴上げされる事となった。

 そしてこれがある意味答えであり、未来で掴みたかった物の1つでもあった…。

 

 

 

 

 

 

「あれが孫悟空か…」

 

 その一方、人造人間達は復帰した孫悟空を見つめて目的の1つを達成するか否かを決める瀬戸際に立っていた。

 何故メタルクウラの力は想像以上であり、これより強い敵が地球を狙って来ると言うのに悟空1人に執着するのを優先すべきか迷っていたからである。

 特に16号がその状態であり、17号達も難儀な物だとしながらZ戦士達に近付き地球へと帰還して行くのであった…。




此処までの閲覧ありがとうございました。
悟空、最後の最後で復活。
オマケにブロリーも。
時期が5月15日ですから此処は時間通りに復活です。
因みにトランクス達は新ナメック星に来る前にステルス装置をONにしてました。
なのでロックオンバスターの時やピッコロにデスビームを撃とうとした際も全く認識されてませんでした。
これもサイヤ人らしい闘いより確実に勝つ事を選べと未来で教わった結果ですね。
此処でメタルクウラ・コアの戦闘力を掲載します。

メタルクウラ・コア:12億

なんか弱そうですが本当に劇場版でもコアの方が弱く見えます。
しかしそれほど戦闘力は衰えてないとの話なのでアナザークウラの最終形態と同じ12億とさせて頂きました。

次回もよろしくお願い致します!

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