DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第40話目を投稿致します。
今回は未来21号との闘いに終止符を打つ話になります(確定)。
そして………今回の最後には散々擦り続けたあの方が出ます。
うん、超サイヤ人ゴッドが出ちゃうと、ね。
では、本編へどうぞ!



第40話 未来21号撃破!!超サイヤ人ゴッド降臨!!

 悟空達はジンジャータウン近辺から一旦西の都のカプセルコーポレーションまで飛び、他の戦士達にもニィープの電子パッドから連絡を取る事で未来21号が封印されてから20分で全員が揃うに至った。

 

「それで悟空、そっちが見た未来の21号ってどんな奴だったんだ?」

 

「…ハッキリ言うぞ、アレは今のオラ達じゃやっぱり無理だ。

 とても精神と時の部屋を限界まで使っても勝てやしねえ。

 やっぱり義姉ちゃんの言う通り超サイヤ人ゴッドって奴に賭けるしか勝ち目が無えぞ…!」

 

 クリリンの問い掛けに悟空は誇大表現もせずありのまま感じ取った物を話すと、ベジータやブロリーは面白く無さそうな態度を取りながら舌打ちしていた。

 しかし、この2人やクウラすら気の探知を駆使して感知したあの強大過ぎるパワー…ミラが自分以上と話したのも強ち間違いでは無かった事を理解した為、苛立ちを見せてもそれ以上には発展しなかった。

 

「でも悟空さん達は良く逃げられましたね?」

 

「ああ、何か急に助っ人が現れてソイツが未来の21号を2時間保つ封印を施したみたいなんだ。

 にしてもアレは誰だったんだろうな?」

 

「その答えなら我々からご説明致しましょう」

 

 現代21号の疑問に悟空が簡潔に答えていた所で声が響き渡り、全員がそちらを向くと3人の者が立っていた。

 1人は先程悟空達を助けた者、1人は皺がある巨漢な者、そしてもう1人は悟空達を助けた者とヘアスタイルが同じだが肌色や違うし身長は1番低かった。

 ニィープは先程の者以外は前世の記憶通りの付き人キビト、そして東の界王神と断定していた。

 

「お、さっきオラ達を助けてくれた人だな。

 おめえ達は一体誰なんだ?」

 

「無礼な態度を取るな下界の戦士よ! 

 この方達はこの宇宙を統べる全界王達の頂点に立つ創造を司る神、界王神様達なるぞ!」

 

「なっ、か、界王神様!?」

 

 悟空の問い掛けにキビトがいきなり大声で叫ぶと、神と融合したピッコロはその知識から自分達の上に立つ界王神が態々下界へと降り立った事を知り驚いていた。

 更に悟空も界王様の上に立つ神と知りとんでも無い奴が来たと思っていた。

 

「これキビト、彼等を威圧するではない。

 申し訳ありません下界の戦士の皆様方、この付き人のキビトは真面目過ぎる性格でして少々圧を込めて話してしまうのです」

 

「うっ………も、申し訳ありません、大界王神様…」

 

「(だ、大界王神様!? 

 そんな馬鹿な、大界王神様ってあの太っちょでブウに吸収されて居なくなった筈じゃあ…!?)」

 

 すると悟空やニィープ達を助けた者、付き人キビトより大界王神と呼ばれた者は悟空達にキビトの非礼を謝罪し、物腰柔らかい態度を見せていた。

 もう1人の東の界王神も同様に頭を下げており、2人は礼節を重んじるタイプだと悟空達は感じていた。

 しかしニィープは口に出さないが大界王神は本来なら空席のままが続くのに何故か別の者が居ると思い困惑していた。

 

「貴女の疑問は良く分かりますよニィープさん。

 けれど、それより今はあの21号を何とかする事が先決でしょう? 

 それに先程申しました通りアレは長くて2時間の封印です、下手をすればもっと短い………1時間保つ事は間違いないですがそれ以上の保証は出来ません。

 なのであの未来世界から来た悪の異物を排除して欲しいです」

 

「あ、私の心読まれた? 

 ………でもまぁ、その方が先か………。

 取り敢えず界王神様、大界王神様、私達の援護ありがとうございます。

 後は我々下界の戦士で何とか致します」

 

 その困惑を心を読み把握してる大界王神はそれより未来21号を先に片付ける事を促し、ニィープもこれには同意だったので勝手に心を読まれた事を無視して礼を述べていた。

 しかしキビトは確かに凄まじいパワーの持ち主達だが、大界王神様が動かなければやられていた程度の戦士達に何とかなるのかと疑問視していた。

 

「キビト、大界王神様があの襲撃を超えれば下界の戦士達で何とかなると仰ってるのです。

 なら我々はそれを信じるべきです」

 

「………分かりました、界王神様」

 

 そんなキビトを諌めた東の界王神は大界王神の言う通り下界の戦士達を信じる事にして見守る事としていた。

 大界王神と呼ばれた者も肯定するかの如く頷いていた。

 クウラも界王神達の態度であの一回の手助けをしたのはサービスみたいな物と思い、ならば残りは自分達で何とかするのみと思考していた。

 

「取り敢えずカカロットや悟飯くん、ラディッツが殺られなくて助かったわ。

 お陰で逆転の一手が潰える事が無くなったから。

 だから今度は私達全員で未来の21号の下へ向かうわよ。

 そして………」

 

「オラ達の中で誰かが超サイヤ人ゴッドを作り上げて一気に倒すって作戦だな。

 なら………オラがなって奴を倒す! 

 それで良いよな、義姉ちゃん!」

 

 それからニィープは改めて作戦を確認し、悟空達も同様に確認、同意してから空へと飛び立ち始めた!! 

 勿論ベジータやブロリーはそんな作戦は不服なのだが、あんな戦闘力を感知しては勝てる勝てないの土俵に立つにはそれしかないと改めて思いながら後を追い飛び立つ。

 そんな悟空達の前に再びクローン戦士達が超サイヤ人なり界王拳なりを使い立ちはだかり始めた!! 

 

「いい加減しつこいぞ!!」

 

 先頭の悟空の一喝で全員がフルパワーになるとただの突撃だけで一気にクローン戦士を突破し、ジンジャータウン近辺へ向かい高速で飛ぶ!! 

 その様子を見ていた界王神達は笑みを浮かべ、特に大界王神は勝利を確信している様子を見せていた。

 キビトは当然それを理解出来ずにいたが、それでもあんなパワーを持つ者は破壊神ビルス様しか現状倒せない上にタイムマシンで未来から来たと言うならこの世を全て破壊されかねないので内々で済ませるしかないとも思っていたのだった。

 

「邪魔だ退けぇ!!」

 

 Z戦士達が更にスピードを上げて飛ぶその間もクローン戦士が飛び掛かっては悟空、ラディッツ達の突撃で突破されてしまっていた!! 

 最早見るのもウンザリしてきたのでそろそろ誰かが残りクローン戦士達を全て引き付けようかと考え始めた………その時、悟空達は漸くジンジャータウン近辺へと到着したのであった! 

 

「あ、また来たわね私のご馳走!! 

 待ってなさいよ、この封印を破ってやるからぁ!!」

 

 その目の前には相変わらず鏡の様な物に封じられた未来21号が居たが、鏡の様な物は既にヒビ割れ始めており大界王神の言う通り2時間は保たなそうであった! 

 早速ニィープは悟空に合図を送り、善のサイヤ人候補である悟飯、トランクス、ルリア、パン、ラディッツで悟空を囲み気を送る準備を始める! 

 更にそれ以外の戦士はその前に出て6人を守る態勢を整え、クリリンは時間稼ぎになればと元気玉の準備に入る!! 

 そしてニィープは更なる時間稼ぎの為、未来21号の素性を聞き出そうとする! 

 

「未来から来た21号、アンタがタイムマシンでエイジ788から態々此処まで来た事は既に知ってるわ。

 封印を破るついでにアンタの詳しい素性を教えてくれないかしら?」

 

「きゃは、何それ! 

 新手のデートのお誘いかしら! 

 ん〜でも良いわね〜、このまま封印をただ破るのは詰まらないし〜、教えてあげるわ!」

 

 ニィープの時間稼ぎの誘導にアッサリ乗っかる未来21号。

 其処にあるのは自信か、或いは時間稼ぎすら理解出来ぬ愚か者の感性か。

 その何方かを証明する為の話が語られ始めた。

 

 

 

 

 

 

 事の発端はエイジ780、メタルクウラが大挙して地球にやって来たあの日。

 あの日孫悟飯は地球に来たほぼ全てのメタルクウラを1人で引き付けながら戦闘を行っていた。

 だが………その際魔導師バビディと暗黒魔界の王のダーブラも実は地球にやって来ており、更に魔人ブウが封じられた玉が衝撃で封印が解け、不完全な復活を遂げたらしい。

 

「魔人ブウ、バビディ、ダーブラ!! 

 お前達の相手は我々界王神だ!! 

 今直ぐ地球から離れた場所で闘え!!」

 

「喧しい界王神だ!! 

 そんなに死にたい場所を選びたきゃ選ばせてやるよ!! 

 パッパラパー!!」

 

【シュン!!】

 

 その際に未来世界の界王神達が現れ、魔人ブウ達と共にこの星から居なくなった様だった。

 なので話は此処で終わり…と言う訳には行かなかった。

 未来世界でまだ稼働していたスパイロボットが不完全復活した魔人ブウの細胞の一部を採集しており、それを秘密研究所へと運び21号を活性化させる為に使用してしまったのだ! 

 其処から21号は長い年月自身の心が完全な悪となるのを心地良く感じ………そしてエイジ785、遂に稼働を始めたのだった!! 

 

 

 

 

 

 

 

「其処から私の行動は早かったわ。

 私は先ずはヒルデガーンをお菓子に変えて不味かったけど食べて、次に弱かったけど美味しい方だったトランクス達も、宇宙中の連中全員を3年掛けて食べ尽くしたわ!! 

 でも私の飢餓感は満足する事が無かった…。

 だからタイムマシンを使って過去に跳び、其処には美味しかったトランクス達に負けない極上の戦士達が居たわ!!」

 

 其処からは飢餓感に赴くままに宇宙中の人間を食い尽くした事を明かし、その発言から戦士達は未来21号とは相互理解不可能だと知り、現代21号も何故此処まで自分と彼女は違うのかと戦慄していた。

 ニィープはこの違いをどの状態の魔人ブウの細胞…分離前か分離後の状態を使ったかの違いが思い浮かび、それしか無いと考察していた。

 

「でもって皆面白い位強くなって行くな〜って思ったし、未来で不味い悪人ばっかり食べたから少し寝て私のエネルギーを整える時間を与えれば、貴方達美味しそうな戦士がもっと美味しくなると思ったの!! 

 そして寝て起きちゃった時の為にクローン戦士を用意してお菓子にして食べてまた寝て過ごしたわぁ!! 

 全ては孫悟空達を美味しく食べる為にね!!」

 

「………そっか、ならオラ達は絶対に負ける訳には行かねえっちゅう事だな。

 おめえみたいなどうしようもなく悪い奴にオラ達の宇宙を滅茶苦茶にさせる訳には行かねえ!!」

 

 更にクローン戦士の本来の用途もおやつ程度の物と白状し、悟空達が強くなるこの時を待っていたと狂気に染まった笑みを浮かべながら叫んでいた。

 最早悟空も此処で負ければ宇宙中が滅茶苦茶にされてしまうと確信し、何が何でも負けられないとして超サイヤ人ゴッドの使用の決意も完全に固める! 

 

【ピシ、ピシピシ、パキィィィィン、ビュオオオオオオオ!!】

 

『う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

「ヤムチャ、餃子、ギニュー!!」

 

 その時、封印が遂に破られて先程以上の戦闘力………恐らくフルパワーを発揮した未来21号が実空間に復帰し、その圧力と風圧でヤムチャやギニュー達が吹き飛ばされてしまった!! 

 其処から感じられる戦闘力は………恐らく4兆はあると思われた!! 

 これにはブロリーやクウラすら出し惜しみ出来ず、精神と時の部屋で成れた伝説の超サイヤ人2やクウラは最終形態に少し金色の気を纏う………しかし未完成の形態を出してまで対抗しようとする!! 

 

「ちっ!!」

 

「ゴッド完成よりも奴の復帰が早かったか…!!」

 

「あっはぁ!! 

 漸く貴方達全員を食べられるわ!!」

 

 其処から戦闘が勃発し、最前線に立つ超サイヤ人ゴッドの儀式を行ってる者以外の戦士達は突撃した!! 

 当然現代21号も戦闘特化形態に変身し闘おうとするも………未来21号はビンタ1発でベジータを沈め、ロスマや17号達やピッコロ、伝説の超サイヤ人2に成ったブロリーすら蹴りやパンチ、ラッシュで沈めてしまい戦闘力差をこれでもかと見せ付ける!! 

 しかし奴はベジータ達を殺さない、何故なら食べられるお菓子の量が減るのが惜しいからだ!! 

 ニィープはその点のみは感謝しながらパンチを何とか当てるも、全く効かず尻尾に捕まってしまい投げ飛ばされる!! 

 更にクウラも殺さない程度で痛め付けられて地面に叩き落されてしまう!! 

 

「ぐっ………ゲホッ、ゲホッ!! 

 ビルス以来の………手も足も出ない圧倒的な敗北だな………!!」

 

「ビ、ビルス様よりかは全然マシですよ………は…はは………」

 

 何とか意識を保っていたクウラ、ニィープはビルスの名を出しながら悔しさとまだこんな強い奴が居た事への想定外に笑う事しか出来ず、残りは超サイヤ人ゴッドと成った悟空に託すしか無いと思っていた!! 

 

「うごぅ!!」

 

「ぐはっ!!」

 

 その間にサタン、天津飯も突っ込むが矢張りあしらわれてしまい地面に叩き付けられる!! 

 しかし、此処でクリリンは漸くチャージが完了していたそれなりに大きな元気玉を完成させ、未来21号に投げ付けた!! 

 だが、それをサッカーボールの如く蹴り飛ばした後、クリリンも殴り飛ばされ戦闘不能になってしまった!! 

 

「やぁぁぁ!!」

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

「偽善者と人形が粋がってんじゃないわよ!!」

 

【パシィィィン、バギッ、ボンッ!!】

 

 最後に残った現代21号と16号が破れかぶれの突撃をするも、未来21号は明らかな嫌悪感を以て2人を攻撃した!! 

 特に16号は下半身のボディが完全に破壊されて墜落、現代21号以上に戦闘不能状態と化してしまう!! 

 ギリギリ意識を保つブロリーやピッコロ、クリリンや17号達は悟空はまだなのかと思いそちらの方に向くと………途端に悟空の気が消え去った。

 

【キュウゥゥゥゥ、フワァッ!】

 

 代わりに界王拳とまた違う太陽の様なオーラに赤い髪と紅い瞳になり、筋肉も無駄が削がれたシャープな物となった悟空がその場に浮かんでいた。

 しかも気を感じられなくなってるのにその場に居るだけで息を呑む圧力を感じ取り、ベジータやナッパはただただ驚くばかりだった! 

 アレではまるで破壊神ビルスの様だと!! 

 

「は、ははは………未来の21号、アンタの………負けよ………!」

 

 ニィープはそれを見て笑っていた。

 本当に自分達に勝つなら悟空達の方を先に狙うべきだったのに遊んでいたが故に勝利の芽を潰したのだと。

 クウラもこの気配が無いのに空気に伸し掛かる圧力はビルスの物とやや異なるが、それでもあの領域に立つ物と察知しこれが超サイヤ人ゴッドなのかと思いながら此方も笑っていた。

 そして当然こう思っていた、これの誕生を許した未来世界の21号はまだまだ甘い、と! 

 

「待たせたな未来の21号、今度はオラが相手だ!」

 

「あら何その姿? 

 気を感じられなくなってるし何か界王拳みたいで超サイヤ人より弱そうに思うわ。

 でもまぁ………孫悟空だから美味しいでしょ! 

 てなわけで、プディングケーキになれ〜!!」

 

【ビビビビビビビッ、ブゥン!!】

 

 超サイヤ人ゴッドと成り、その力に自分自身が圧倒されながらも地球や仲間を救う為に身構えた悟空に、気を探知出来なくなった未来21号はそれを弱体化と捉えながらお菓子光線を遠慮無く発射する! 

 だが、悟空はこれをただ手で払っただけで掻き消してしまう!! 

 

「え、は、えっ!?」

 

 その光景を見た未来21号は何が起きたか理解出来ていなかった!! 

 しかも未来21号をまるで歯牙に掛けず今の行動でもまだ自身の力を把握し切れてない様で戸惑う姿を悟空は見せる! 

 悟飯やトランクス達、更に少し意識を取り戻したベジータも目撃し、こんな強さの次元その物とが違うステージがあるなんてと圧倒されていた!! 

 

「まさかこんな世界があるなんてな…オラも驚いたぞ。

 ………本当なら自分の力だけで此処まで行きたかったけどな。

 んじゃ、次は…オラの番だな!!」

 

【シュン、ドドドドドドドドドドドドドドドドドドガァァァッ!!】

 

「あ、がぁ!!?」

 

 次に悟空の方から動き出すと、全員の目には悟空が未来21号の後ろに回った様にしか見えないが直後に打撃音が響き未来21号に重たいダメージが蓄積された事で悟空は音すら置き去りにするトンデモない速度で攻撃をしたのだと理解する!! 

 此処まではフュージョンで誕生した超サイヤ人のゴジータ等でも出来るが、超サイヤ人ゴッドはそれを更に超える為パワーもスピードも何もかもが次元が違っているのだ!! 

 更に悟空は未来21号を蹴り上げ、其処から更に先回りして蹴り上げて行き成層圏ギリギリまで押し上げる!! 

 

「ぐっ、やってくれんじゃないのよアンタぁ!!」

 

 それら一連の攻撃にキレた未来21号はダメージを直ぐ再生させ悟空に突撃し格闘戦を行うが、悟空はこれを全て捌き切ると気合砲で更に吹き飛ばし宇宙空間ギリギリまで未来21号は飛ばされる! 

 しかしそれでも未来21号は突撃しては悟空のパンチやキックを受けて大ダメージを負う!! 

 

「ぐぅぅ、このぉ〜!!」

 

【キュン!!】

 

 だがこれもダメージが再生し、悟空は一撃で全てを消滅させるしか勝つ手段が無いと悟る。

 ならば次の一撃で全てを終わらせると決意し、超サイヤ人ゴッドのパワーを込めたかめはめ波を放とうとする!! 

 

「か〜、め〜、は〜、め〜!!」

 

【ギュルルン、キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!】

 

「こっちだってかめはめ波で対抗してやるわよ!!」

 

 それを見た未来21号もクローン戦士のかめはめ波を見て覚えたのか、赤黒いかめはめ波をチャージして悟空の物に対抗しようとする!! 

 2つのかめはめ波は順当にチャージされ、直ぐにでも発射出来て星を吹き飛ばす以上の破壊を齎す威力に跳ね上がる!! 

 未来21号はお菓子が減るのは仕方ないが散々一方的にやってくれた悟空に仕返ししないと済まないので最早地球諸共消す事しか考えていなかった! 

 そしてそれは………悟空も既に察知している!! 

 

【シュイン、シュイン!!】

 

「なっ!?」

 

「波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ボシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!】

 

 悟空は未来21号の目の前に瞬間移動し、其処からフルパワーのかめはめ波を放ち未来21号の全てを呑み込む!! 

 未来21号の考えはかめはめ波の撃ち合いに勝つ事だが、悟空はそれを上回りそもそも相手に撃たせようとさせずにかめはめ波を当てたのだ!! 

 未来21号は声にならない悲鳴を上げながら超サイヤ人ゴッドのパワーを込められたかめはめ波に焼かれ、ガードしようがバリアを張ろうが全て無駄で細胞を1つ残らず消滅し始めた!! 

 

「あ、あが、そ、そんな、何も、出来なく………!!? 

 私、まだ………お菓子、食べ切れ、て………!!!」

 

【ボシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!】

 

 未来21号は未練を零しながら手を伸ばし、悟空をお菓子に変えようとするもその手から消滅して行く! 

 永遠に襲い来る飢餓感、それを超えるご馳走を永遠に食べられなくなる…死への恐怖に未来21号は支配され始めた! 

 そして終いには全ての細胞が塵も残さず消し飛び、かめはめ波はひたすら真っすぐ宇宙空間を切り裂くように飛び続け、それから悟空が発射を止めると漸く光は収まった! 

 

「へ、へへ、やった、ぜ………!」

 

【ポシュン、キィィィィィィィィィン!!】

 

 悟空は笑みを浮かべながら構えを解いた瞬間超サイヤ人ゴッドが解除され、更にこの時代の悟空はまだ土台が完成し切れてない中で超サイヤ人ゴッドになる事自体が無茶だったが故に意識を手放し、地球の地上に落下し始めた!! 

 このままの勢いのまま地面に叩き付けられれば悟空でも死ぬだろう………が、それを救う者は存在する。

 

「お父さぁぁぁぁぁん!!」

 

「悟空ぅぅぅ!!」

 

「カカロットォ!!」

 

 仙豆で回復した悟飯、クリリン、ラディッツが落下していた悟空を受け止めると、静かに地上に降ろして地面に寝かせる。

 悟空は吐息を立てながらスヤスヤと眠り、外傷も何も無かった為Z戦士達は息を吐きながらその無事に安堵していた。

 ベジータ、ブロリーはあの戦いを見て恐らく土台が出来上がってない今の悟空では自在にゴッドの力を振るえてなかったと考えていたが何れは十全のパワーを振るえる完全な超サイヤ人ゴッド、或いはそれ以上の力を付けてやると意気込みながら悟空を見ていた。

 

「カカロット、お疲れ様。

 そしてゴッドに無理に成らせてごめんね」

 

 その中でニィープは現在の悟空が無理に超サイヤ人ゴッドに成った為に意識を失っている事を正しく把握してるので労いつつ謝罪していた。

 それと同時に現代21号も空を見上げ、もしかしたら自分もああなっていたかも知れない可能性に対して複雑な想いを抱きながら消えて行った方角をジッと見つめるのだった。

 

「(超サイヤ人ゴッド………あの力を孫悟空が自在に振るえる様になれば恐らくビルスに近付く事が更に可能になる筈。

 ならば今後はその土台を完成させる事に注力するか………この俺が、あの次元の闘いへと踏み入る為に………!)」

 

 更にクウラも超サイヤ人ゴッドの力をその目に焼き付けた為、正に自身が目指す頂である破壊神ビルスと同じ神次元の領域の力だったと理解していた。

 そして、自身がビルスに挑む為に悟空やゴッドに成り得る存在を更なる力を付けさせて自身もそれを上回る為に手に力を込めるのだった。

 全ては破壊神ビルス、かの頂、このクウラの脳裏に刻み付けた力の頂点へと挑戦する為に…!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、此処はこの宇宙、『第7宇宙』と呼ばれる悟空達が住まう次元宇宙の何処かにあるとされる破壊神の住む星。

 星と言うより城と呼ぶべき物でもあり、逆ピラミッドの上に木などがあり、そしてこの星の寝室に第7宇宙の破壊神………クウラがこの宇宙の頂点と認め、更にベジータ達も恐れ慄く者、今まで散々ぼかしたり心の中で呼んだりと一部の者しか名を口にしなかった破壊神ビルスが寝ていた。

 この日、何時もは惰眠を貪るビルスだったのだが………何故か不意に目を覚まし、外に出始める。

 

「おはようございますビルス様。

 今日は珍しくご自身から目をお覚ましになりましたね」

 

「ああ、おはようウイス。

 いや何、さっきまで普通に寝てたんだけど………面白い物を感じ取ったから目を覚ましたんだよ」

 

 其処にビルスの付き人であり師でもある天使のウイスが珍しい彼の起床に声を掛けていた。

 勿論ビルスは目を覚ます予定は無かったのだが………自身の気の探知に面白い物が引っ掛かった為、眠気を覚まして起き上がったのだ。

 当然ウイスもその面白い物を探知しており、此方も興味津々でその方向を見つめていた。

 

「まさか私達以外に純度の高い神の気を纏う者が現れるとは。

 何やら面白そうな事が起きそうな予感がしますね〜」

 

「ああ、それに神の気と言えばボクが予言魚から言われた超サイヤ人ゴッドと闘う事になるって奴があったよね? 

 もしかしたらその超サイヤ人ゴッドが現れたのかもね。

 だったらその戦士に挨拶してやらなきゃね」

 

 ビルス達が探知した物、それは自身達には及ばないが純度の高いクリアで充実した神の気だった。

 更にビルスは予言魚の予言を引き合いに出すと、ウイスも超サイヤ人ゴッドなんて物を言われた事を思い出しふむふむと感心した様子で頷いていた。

 しかし予言魚はもう少し後に出現し闘うとも言ってたのでこれは何なのかと思い笑みを浮かべていた。

 

「それにしても何かフリーザの奴の気が消えちゃってるし、代わりにクウラの方が寝る前よりもずっと強くなってる感じがするね。

 何があったのか久々に下界へ行くのもアリだね。

 それじゃあ行くよウイス」

 

「ええ、分かりましたよビルス様。

 え~と今クウラさんが居るのは北の銀河の………地球と言う辺境惑星みたいですね。

 あのクウラさんがそんな所に居るなんて珍しいですね〜」

 

 それからビルスは前に寝た30年前と違いフリーザやコルド大王が何故か消えてクウラしか居なくなってる事も察知し、ウイス共々面白そうな何かを感じ取り北の銀河の地球へと向かい始める。

 到着までは約35分、その間にウイスはビルスが破壊するのをサボり放置されていたボージャック一味や機械惑星ビッグゲテスターが消え去っている事も察知し、第7宇宙で何やら面白い………それも中立であるべし、破壊神が自ら関わる事以外で人間に手解きする事も許さぬと定められてる天使である自分や、その破壊神たるビルスの興味を唆る何かが起きてると思い久方振りに心が躍っていた。

 

「さて、今向かってる星………地球で何があるのか楽しみだねぇ………」

 

 ビルスはその何処までも余裕で底知れぬ力を持ちながらも割と俗物な所がある気分屋な気質で地球にある物に対して笑みを零していた。

 勿論自分が負ける筈が無いしもっと言えば全ては自分の下に居る、全てが挑戦者だと考える真の頂点としての心持ちでもうどれ程前か分からない昔振りの挑戦者が現れる事を心待ちにしながら、ウイスの高速移動術の中でジッと立っていた。

 無論その光景を見る物が居れば忽ち泡を吹いて倒れるだろう。

 こうして地球が未来21号の脅威が去ったと思えば次は超サイヤ人ゴッドの早期出現に合わせて破壊神のフライング来訪と言うトンデモ事態に晒されている事を知る者は、地球に来てる界王神達を含めて存在しなかった………。




此処までの閲覧ありがとうございました。
はい、ビルス様もウイスさんもフライング出演になります。
超サイヤ人ゴッドを下手に出すとセットで彼が出て来る罠………なんだけど、未来21号の戦闘力が高過ぎたのがいけなかったんです。
そして、未来21号の本気の戦闘力と超サイヤ人ゴッドの悟空の戦闘力を掲載します。

人造人間21号(未来)
最大戦闘力:4兆

孫悟空
超サイヤ人ゴッド:????????(数値化すれば60兆)

勿論超サイヤ人ゴッドの力はこんな物ではないですが、悟空の土台が出来上がってないので此処までの力しか出せないです。
ついでに神次元の領域を覚える事はまだ無いです。
せめて超サイヤ人3に変身し魔人ブウと闘える様になるまでは…。

次回もよろしくお願い致します!
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