前回の終盤でビルス様が目覚め地球に向かい始めた続きです。
はてさて、破壊神様をどうやって何事も無くお帰り頂くかは本編をお楽しみに。
では、本編へどうぞ!
─追記─
今確認した所、お気に入り登録者数が400を超えてました!
本当に初めての事で驚くばかりです!
皆様これからもよろしくお願い致します!!
「う、ううん………」
「あ、お父さんよ目が覚めた!!」
「おはようカカロット、アレから30分振りの目覚めよ」
未来21号を超サイヤ人ゴッドの力で撃破してから30分、神の神殿に運ばれた悟空は寝室で目を覚まして背伸びをし、立ち上がって準備運動をしてから広場へと出る。
「あ、悟空!
もう身体は大丈夫なのか?」
「ああ、もう大丈夫だ。
けど超サイヤ人ゴッド、アレはまだオラ達には早かったみたいだ。
変身が解けた途端意識を保てず、ゴッドの力で体感した世界の形が頭の中で有耶無耶になっちまった」
クリリンや皆が心配する中で悟空は自分達には超サイヤ人ゴッドは早過ぎたと結論付け、ニィープも未来でゴッドの力を吸収してビルスに喰らい付いた天才肌でも矢張り土台が完成し切れてないとゴッドの世界を本当の意味で体感し物に出来ないのだと悟空の言葉から悟る。
それと同時に今の自分には『サイヤパワーを全て発揮した超サイヤ人の更なる先』は早いと悟り、ならば当面は超サイヤ人3になる事を目指しつつせめてミラ達を超えるまで実力を上げようと思っていた。
「孫悟空さん、お目覚めになりましたね。
良くやりました、貴方のお陰であの脅威的な存在である未来から来た人造人間21号は消滅しました。
本当にどれだけお礼を述べれば良いか………」
「ま、まさか下界の者があれ程高純度の神の気を纏い闘えるとは………大界王神様はこれを見抜かれておられたのか…!!」
すると悟空達に大界王神達が話し掛けて来る。
その横でキビトは悟空達を見てただただ圧倒され、下界の者と少し侮った事を非礼だと思いつつ大界王神の慧眼にも圧倒されていた。
「え~と大界王神様に界王神様、後キビトだっけか?
オラ達はオラ達がやろうと思った事をやっただけだし礼なんて要らねえよ」
「…大界王神様の言う通り豪胆さと謙虚さを兼ね備えた方なのですね、彼やその仲間達は。
なら、彼等に我々の頼みを聞いて貰えるかも知れませんね」
悟空は平然とする中で東の界王神、シンは悟空やZ戦士達の頼もしさを感じ取り頼みを聞いて貰おうと話していた。
するとニィープは、魔人ブウの話も前倒しになるのかと思いながらその話を聞こうとしていた。
クウラやピッコロは神、ましてや宇宙を統べる界王神が人間に頼み事をするなど聞いた事が無いので何かと思いながら耳を傾け始める。
「孫悟空さん、そして皆様。
私達『生き残った界王神』が貴方達の下へ来たのは他でもありません。
我々はこの宇宙の危機………あの未来の人造人間21号や現代の人造人間21号に使われた細胞の大元の討伐の協力を頼みに来たのです」
「私に使われた細胞の、大元………」
「ニィープ曰く、魔人ブウだな」
大界王神は生き残った界王神と前置きしてからこの宇宙の危機と不安を煽る話を始める。
それは人造人間21号に使われてしまった細胞の大元の存在………魔人ブウの脅威を伝える事と、更に討伐の協力依頼であった。
トランクス達は未来21号が語った魔人ブウを聞き、この世界にはまだあんな無軌道な破壊を齎そうとする脅威があるのかと思い、汗を掻いていた。
「生き残った………失礼ですが界王神様達、貴方達はもしや昔魔人ブウと闘ったのですか?」
「その通りです。
私や今の大界王神様は約500万年前に魔導師ビビディと言う暗黒魔界の魔導師種族の1人の手により魔人ブウが大暴れし…か、界王神の中で1番未熟だった私…東の界王神とかつては大界王神候補であった大界王神様を残し、他の界王神と先代大界王神様は殺されてしまったのです…。
大界王神様はその時の自分を恥じて魔人ブウが再び復活した時に備えて私も含めて鍛え上げる事としたのです…。
ですが、より確実に、そして下界を守るなら下界の者の手でと言う神の立場もあり皆様に協力をお願いする事に…」
ニィープの敢えて出した質問にシンは素直に答え始め、それによりこの大界王神が今代の2代目大界王神と判明し頷いていた。
しかしそれと同時にこの大界王神は此方の心を読んだので前世の記憶も読まれたかとマルチタスクで心に雑音をかなり立てながら考えていた。
「今はまだ奴は封印されてますが、恐らく10年以内には魔導師ビビディの意思を継ぐ者、息子の魔導師バビディが動き出し魔人ブウを蘇らせるでしょう。
それまでの間に我々も監視を強めつつ下界の戦士の中でも洗練された貴方方を私達と共に鍛え、そしてこの宇宙に平和を齎させてください。
それが我々界王神の願いです………どうか、お願い致します」
すると2代目大界王神は頭を深々と下げながら悟空達に宇宙の平和を守る事の協力をお願いする。
無論界王神達も自らを鍛えて何とかしようとする意思を見せつつ、神のスタンスである人の世は人の手で守らせる事を逸脱しない程度に協力をする気であった。
ニィープはこの大界王神も真面目だと思いながら見ていた。
そして戦士達は互いに見合うと、面倒臭い返事は悟空に任せると言う者が一部混じるが悟空の答え待ちとなっていた。
「…1つ聞くけどよ、魔人ブウって未来の21号みたいにヤベえ奴なんだよな?」
「はい。
どうも現代の21号さんには邪気は感じませんがあの21号は本来の魔人ブウの細胞を使った際の凄まじい破壊衝動と飢餓感に満たされてました。
更に魔人ブウの特性もどうも正しく受け継いでるらしく、奴の言い分ではお菓子に変えられた戦士を食べてエネルギーに変えてパワーを増してた様ですね。
最も魔人ブウの場合は相手を吸収し姿形を変えてパワーを増す危険性があるとかの違いはありますが…再生能力も何もかもが同等か大元の魔人ブウの方が上、といった感じです」
悟空は最終確認として魔人ブウは未来21号並にヤバイかと聞くと、大界王神は同等かそれ以上と話してブロリーやベジータもアレよりヤバイ特性持ちかと思い辟易していた。
無論未来21号に受けた屈辱によりもう超サイヤ人ゴッドに頼らずに未来21号を倒せるパワーを修行で得ようと考えていたが。
なので界王神達の話は実は願ったり叶ったりでもあったりするのだ。
それから悟空は少し考えてから口を開く。
「分かった、オラ達も未来の21号に自分の力だけで勝てなかったのが悔しいし、界王神様達と一緒に修行して魔人ブウを倒すぞ!」
「ありがとうございます悟空さん、皆様」
悟空も未来21号に超サイヤ人ゴッド無しで勝てなかったのが悔しかったらしく、界王神達の話を受けて握手を交わしていた。
2代目大界王神は笑みを浮かべながら「(流石は孫悟空さん)」と考えながらその温かい手を握っていた。
「へぇ~、何やら面白そうな事を話してるじゃないか界王神達」
「ヒッ、そ、そのお声は………!!」
そんな良いムードの中、それを切り裂く剣呑な雰囲気を悟空達は感じ取る!
更にシンやキビト、ピッコロやベジータ、ナッパに至っては泡が吹きそうな程怯え、クウラやニィープ達はその声がした方向を見て………そして視認する。
破壊神ビルスがこの場に居る事を!!
「おっほほほほ、お久し振りですね界王神の皆さん」
「ビ、ビ、ビルス様ぁぁぁぁぁぁ!! 【ズサァァァ!!】」
「………破壊神ビルス様、お目覚めになられておられたのですね。
天使ウイス様も約500年振りでございますね。
本日はお日柄も良く、ビルス様やウイス様のお顔色も優れていらっしゃる様で何よりです」
「弱っちい東の界王神は相変わらず小物臭いし、大界王神候補………いや、今は正式な大界王神か。
お前も世辞が下手だな。
で、お前達は魔人ブウを倒すだの何だの話してるけど………気付いてないのかな?
其処の4人、明らかに時を超えてやって来た奴だよね?
幾ら鈍感なボクでも時間を超えてやって来た奴の匂いは分かるんだよ?」
シンがスライディング土下座をし、大界王神が頭を下げながら世辞を話すとビルスはそっちは興味無さそうな様子を見せた。
しかしトランクス達は別で、時間を超えてやって来た者特有の感覚を感じ取り声のトーンを下げながら界王神達に圧迫面接を行っていた。
クウラやニィープもトランクス達が破壊されそうな雰囲気を感じ取りながら4人をガード出来る様にしながらごく自然な力で立っていた。
そんな中ビルスは寝っ転がりながら宙に飛び、してトランクス達未来組4人の前に浮いていた。
「お前達、もしかしなくてもタイムマシンを使って来ただろう?
それが神々の間でも最大の禁忌と知らず、悪戯に並行世界を生む危険性を孕んでいる事を理解しなかったのか?
それとも知りながらも使ったのか?
答えによっては………ムカつくからお前達を破壊するよ?」
ビルスは有無を言わせぬ問いをトランクス達に投げ掛け、悟空達にも睨んで動かぬ様にさせるとジッと裁定者として答えを待つ。
ニィープも蛇に睨まれた蛙の如く動けず、しかしルリアの危機である為に恐怖を乗り越え動こうとしていた。
するとトランクスが代表として口を開く。
「………未来の母さんや恩師の皆さんがパラレルワールドを生む可能性があると俺達に警告してくれました。
でも使った事には変わり無いので下手な言い訳はしません…」
トランクスはビルスに頭を下げながらパラレルワールド、並行世界の誕生の可能性を知ってた事を話しつつタイムマシンを使ったと話した。
ベジータは素直に話し過ぎだと思いながら万が一トランクスが破壊されそうになれば自分が盾になると考えながら身構えていた。
ビルスはそんなベジータごと破壊すれば良いと考えたが、他にもクウラやナッパと言った面々や、オマケにサイヤ人にしては頭が良かったニィープの様子を見て何か面白そうだと思い始めていた。
「ふ~ん、ならジッとしていろ。
頭の中を覗いてやる」
するとビルスはトランクスの頭を指で触れると瞬時に記憶を読み取る。
すると未来ではメタルクウラだのが暴れて宇宙の秩序が乱れた事やコナッツ星のヒルデガーンまで何故か現れてる事を読み解き、更に先程までの記憶も読み取ると暗黒魔界の魔族2人がこの4人以上に時間移動してちょっかいを掛けるわ、しかもちゃっかり界王神達(ついでに寝てた自身も)が死んだ上に別の未来から人造人間21号とか言う奴が来るわと言った具合だった。
「…ふ~ん」
それ等に対してトランクス達は闘い、まるでクロノアの所のタイムパトローラーみたいな事をしてると思いながらジッとトランクス達を見ていた。
そして、あの孫悟空と言うサイヤ人が超サイヤ人ゴッドになった事やニィープが前世の記憶持ちと言う事も理解したが、前世の記憶持ちの対処はクロノアの所轄なので無視する事にした。
「暗黒魔界のミラとトワねぇ~。
オマケに未来から21号………しかもボクが他の時間軸で未来の21号をこの世ごと破壊したねぇ〜。
まぁやるだろうね、何せ破壊神だから」
「ミラとトワ………この世の破壊………あ、そう言えばこれをビルス様達にお見せしようとも思ってました」
ビルスの面倒臭そうな様子を見た大界王神は何かを収める箱を取り出し、中身を見せると其処には銀の指輪と割れて消滅し始めてる翡翠色の指輪があった。
ニィープはその指輪を知っていた。
アレは時の指輪、界王神が管理する物であり銀の指輪は本軸を表す物、翡翠色は過去に渡り禁忌を犯した際に生まれる並行世界往来用の指輪だと。
「げっ、時の指輪がこんなに増えて………しかも今消え始めてる………。
これ、もしかしなくても………」
「はい………多分我々の頂点に在らせられるあのお方のお怒りを買い全宇宙が消滅したのでしょう………。
ですがこの本筋の時間軸は原因となる事態は彼処のトランクス達の力添えもあり阻止出来たので彼等への処罰は不問として頂けませんか…?」
それを見たビルスは翡翠色の指輪が消え始めている事でその世界が………全ての神の頂点に立つ全王様により消滅したのだと察し、大界王神もそれを知ってるが故にトランクス達が原因の阻止をした事を話して彼等は不問にして欲しいと懇願する。
勿論全宇宙消滅の原因は第7宇宙のこの世を破壊し、人間レベルが著しく下がり今の宇宙は存続に値しないと断じられた為であった。
ビルスも少しだけ汗を流し、それから直ぐ溜め息を吐き条件を提示して不問にしようと決定する。
「なら不問にする代わり質問に答え、最後に此方の要求に従って貰う。
貴様達下界の者は超サイヤ人ゴッドとやらを知ってるのか?」
「…はい。
畏れ多いながらビルス様の質問に私サイヤ人ニィープがお答えします。
我々は超サイヤ人ゴッドの存在を認知し、先程の闘いで使用しました」
先ずビルスは先程トランクスの記憶を見たのに態々超サイヤ人ゴッドの話を振って来たのでニィープが知ってる事も使用した事も語った。
ビルスも其処は間違いないかと悟る。
「次に超サイヤ人ゴッドだけど、あの未来の21号を倒した時より強くなれるのか?」
「なれるでしょう。
今はカカロット、孫悟空の強さの土台が出来上がってない中で無理に超サイヤ人ゴッドになったのでビルス様が満足されない力しか振るえなかったですが、今から大体10年程………具体的にはエイジ778には満足出来る結果を生み出せるでしょう」
「ほう、面白い…」
次に何か自身の思った程では無かった超サイヤ人ゴッドが更に強くなれるか問うと、ニィープは敢えて時間制限を設けてエイジ778…ミラ達が設けたタイムリミットの4年後にビルスを満足させられると話すと何処か楽しそうに、そして危険な色を含めた笑みを浮かべていた。
それ等に満足したのかビルスは一言「よし」と言うと話を進める。
「ならエイジ774にあの暗黒魔界の魔族共が何かして来たのを退けて4年後のエイジ778にもう一度地球に来よう。
そして改めて超サイヤ人ゴッドと闘い満足出来ればそれで良し、でなければ罰として地球は破壊させて貰うよ。
それとトランクス、ロスマ、ルリア、パンと言ったか?
お前達は1週間以内に未来へ帰れ。
そしてタイムマシンを破壊し、2度とタイムマシンで過去に来るなよ?
これを守らなきゃ即地球を破壊してやるから覚悟する様に」
「………寛大な措置に感謝致します、ビルス様」
其処から気分屋で癇癪を起こせば直ぐ破壊するビルスにしては珍しく神視点で寛大で甘いとも取れる沙汰を下すと界王神達、そしてニィープを始めとしたビルスの恐ろしさを知る者達は頭を下げ、トランクス達も同様に下げた。
更に悟空達も頭を下げて礼節を弁えた。
そしてこの措置には裏があり、ビルスが超サイヤ人ゴッドと闘いたいだけでなくもう第7宇宙のこの世を破壊しようと考えたがどうもそれをやると全王様の怒りを買うと翡翠色の指輪の様子を見て悟り、全王様に消されない為にそんな措置を下したのだ。
破壊神は何処までも自分本位で我儘なのだ。
「ではボク達は帰るよ。
また改めて来たらちゃんと強くなってるんだぞ?
界王神共もその役割から余り逸脱するなよ?」
「畏まりました。
ではビルス様、お帰りになられる前に此方を受け取って下さい。
地球の御中元です」
するとビルスが帰る直前に大界王神が何時の間に買ったのか地球の御中元…悟空達のお礼の品と別に自分達用に買ったその辺に売ってる紅茶と菓子折りセットをウイスに手渡すと、グルメなウイスは態々大界王神が渡す物だから不味い物では無いだろうと考えて受け取るのだった。
「それじゃまたな、下界の者達」
「また会える日を心待ちにしておりますよ、皆様方」
【シュン!!】
そうしてビルス、ウイスは高速移動術で破壊神の星へと戻って行った。
その直後ニィープやラディッツは深く息を吸い、ナッパやサタンと言った面々は腰が抜けてしまい、ブロリーはアレが破壊神と思いながら伝説の超サイヤ人であろう者が初めて恐怖を抱く等様々な様子を見せていた。
悟空もビルスやウイスを見て只者ではないと悟り、武者震いが未だ止まらずにいた。
「さて、話の続きをしたいのですが…その前にトランクスさん達は1週間以内に未来へ帰る様に言われましたね?
ならばその1週間で存分に強くなって未来へ帰ると良いでしょう。
皆様の心を少し読ませて頂きましたが此処には精神と時の部屋と言う物があるのでしょう?
なら其処で限界まで入ってから帰ると良いでしょう」
「そ、そうですね………せめてヒルデガーンを倒し、恐らく俺達の未来に居る21号を俺達だけの力で倒せる様になるまで入ります。
それからは直ぐに未来へ帰ります」
それから大界王神は話をする前にトランクス達に精神と時の部屋に入り修行させる様に促すと、そう話を振られると予測していたトランクス達はそれに頷きながら皆を見ていた。
するとニィープと悟空は互いに頷きながらトランクス達を見た。
「じゃあ今度はトランクス達だけで入って貰うわね。
このまま過去の私達におんぶ抱っこは良くないからね」
「ああ、トランクス達の未来はトランクス達の手で守るべきなんだ。
だから今回の精神と時の部屋にオラ達は付いて行かず、外で待たせて貰うぞ」
「………はい、分かりました。
では皆さん、また部屋から出たらお話しましょう」
「母さん、ありがとね」
悟空とニィープは今の状態でトランクス達は十分強くなったので、今度は自分達で考えて修行させる様にした。
無論それは、未来を自分達の手で守らせる事への準備である。
トランクス、ロスマ、ルリア、パンはそれぞれ頷き、そして部屋へと再び入って行った。
これにはクリリン達も寂しく思うが、矢張り彼等の未来は彼等の手で守らせるべきと言う考えは一緒なので仕方無いと受け入れつつ大界王神を見つめる。
「さて、ビルス様が来て少し有耶無耶になったのでもう一度話しますが…魔人ブウを倒す為の修行をして貰い、我々もそれにお付き合い致します。
こんな話を急に振ってアレコレしろと言うのは界王神であろうと許されないので、我々も責任を取って魔人ブウ打倒のお手伝いをします。
そしてある手段を使う事を許して頂けるならそれをさせて下さい」
それから大界王神はこれから魔人ブウ打倒の修行やその手伝いをすると改めて話し、更にある手段を使うと話されたのでニィープはゼットソードやポタラかと思いながら聞いていた。
但しポタラは本当に緊急手段としか使わない様にと考え、ゼットソード………老界王神による潜在能力解放を悟飯に施す事位しか無いと思っていた。
「(………いや待て、この世界ならピッコロやクリリン、天津飯やサタン、オマケにヤムチャ達にも使えばヤッバイレベルで戦力アップ出来るのでは?
明鏡止水や界王拳・極って境地や技を生み出したんだから行けるかも?)」
しかし此処で悟飯のみと言う考えを改め、Z戦士全員やギニュー達に使えばかなりの戦力アップを期待出来る………少なくともバビディの部下共や近い将来ひょっこり復活するフリーザ軍とかギニューと同等とか評価されたタゴマとか言うポッと出の奴に遅れを取らない様になると考え、なら魔人ブウ復活直前まで存分に鍛えて潜在能力のプールを更に深めてからやらせてみようと考えた。
「所でよ、界王神様達ってどれ位強えんだ?
ちょっと力を見せてくれねえか?」
「ふむ、そうですね………孫悟空さんはまだ超サイヤ人ゴッドの負担が残ってる様なので孫悟飯さんとピッコロさんのお二人が私とシン………東の界王神とで力の見せ合いをしましょう」
すると悟空から界王神達がどれ位強いかと問われ、2代目大界王神はピッコロと悟飯を指名し、東の界王神とのペアで力の大きさ比べをすると話した。
ニィープは東の界王神が原点の物語でフリーザを一撃で倒せる程度の実力と思い出し、ならば100億あれば良い方かと考えながら見ていた。
大界王神もカイカイマトルが使えないなら1000億あれば良い方かとも考えてその力を見ようとしていた。
それからピッコロは界王神・極を1.5倍で発動するとその戦闘力は6000億となり、ブロリーとクウラがしれっと見せた伝説の超サイヤ人2やゴールデンの成りかけより強い実力を発揮する!
更に悟飯も超サイヤ人2になり、戦闘力1600億となりこれなら界王神にも負けないとニィープは考えていた。
「では………行きますよ。
ふっ!!」
【ブォォン!!】
「いぃ!?」
「(あ、あれは………老界王神の潜在能力解放、通称アルティメット化!?)」
しかし此処で更にイレギュラーが発生する。
何とシンも2代目の大界王神もアルティメット化し、とんでもない戦闘力となっていた!!
シンの方でも8000億はあり、大界王神に至っては2兆2000億はあるのではないかと思えるレベルだった!!
それを見たピッコロは………勝てないと判断し、神の序列もあり矛を収めてしまう。
悟飯もビックリし、超サイヤ人2を解いてしまった。
「ま、まさか界王神様達が此処までお強いとは………!」
「ふう、いえ………これでも魔人ブウにはまだ不足してます。
奴は今の段階ならまだコレで勝てますが、吸収能力等を考えるとそれすら許さぬ様にやらなければなりません。
せめて今のミラやあの未来の21号とも互角以上に強くならなければ………」
ピッコロは創造の神である界王神が此処までの力を発揮するとは思っておらず圧倒されたが、2代目大界王神はコレで不足だと話し、悟空達に魔人ブウが如何に脅威かを伝えていた。
流石のベジータもこんなに強い界王神が脅威と話す魔人ブウに興味を持ち、ならばそれよりも…更に未来21号やミラよりも強くなってやると考えていた。
当然ながらブロリーやクウラ、悟空やラディッツ、ニィープ達も同じであり更にモチベーションが上がるのだった。
それから界王神達は一旦自分達の世界である界王神界に帰るとして悟空の瞬間移動に似た、しかしそれよりも高度な術で消え去り、残りはトランクス達が部屋から出るのを待つだけだった。
戦士達は体を動かしながら、悟空は超サイヤ人ゴッドの負担を治しながら1日、2日と待った。
そして3日経過した時、部屋のドアが開くと3日前と比べて遥かに強くなった4人が出て来た。
「トランクス達、もう良いのか?」
「はい、今の俺達ならヒルデガーンを倒した上でパワーアップする前に未来の21号を倒せると確信を持てました。
皆さん、大変お世話になりました」
悟空はトランクス達に話し掛けると、4人はもう大丈夫と頷きながら笑みを見せていた。
ニィープもトランクス達は超サイヤ人2の壁をも超えたと確信し、なら最後に未来の情報をくれたお礼のアドバイスだけをしてから帰そうと話し掛ける。
「皆、ヒルデガーンは幻魔人の名の通り幻の様に消える特性を持ってると知ってるわね?
でも奴は攻撃する時だけは実体化する。
だから其処を狙ってカウンターを決めれば…」
「今の私達でも倒せる、ね。
ありがとう母さん、父さん…!」
そのアドバイスを聞くとルリアはニィープとラディッツに抱き着き、3人は互いを力強く抱き締めた。
更にトランクス、ルリア、ロスマは現代の自分達の頭を撫でてからタイムマシンに乗り込み始める。
「あの、パンちゃん!
………元気でね」
「………はい、悟飯さん!!
そして皆さん、今までお世話になりました!!」
最後に悟飯が未来の娘であるパンに話し掛けると、その声に元気を貰えたのでパンは全員に、特に悟飯とビーデル、サタン、そして悟空やニィープ、ラディッツに強い尊敬の念を抱きながらタイムマシンに乗り込み始めた。
そして、タイムマシンが上昇を始めいよいよ時間跳躍しようとしていた。
「………【ピッ】」
「………【ピッ】」
その時、最後の最後でベジータは2本指を立ててトランクスにさらばと無言の挨拶を交わし、トランクスもそれに習い2本指を立てた。
ロスマの方はブロリーとニオ、パラガスに笑みを浮かべているとニオとパラガスは兎も角、ブロリーが不器用な笑みを浮かべて見送っていたのだった。
【シュン!!】
そしてタイムマシンは消え去り、トランクス達は未来へと帰って行った。
それを見届けた悟空達は笑みを浮かべ、ニィープは………珍しく涙を流すともう会えない未来の娘の幸福を願いながらずっと空を見上げるのであった。
「あら、この紅茶とお菓子、美味しいですねぇ!」
「美味い!!
おいおい何だよ地球、辺境惑星かと思ったらこんなにも美味い物があるじゃないか!!」
一方その頃、2代目大界王神に御中元を貰ったビルスとウイスはその中にあった茶菓子に舌を唸らせながら美味いと叫んでいた。
地球の食べ物や一部技術等は第7宇宙の中でも随一なのであるのでこの反応は当然のことであった。
そして二人は割とグルメな事で有名であり、地球を破壊するのが少し惜しくなり始めたが一度宣言した事を撤回するのはプライドが許さないので少し悩むビルスであった。
此処までの閲覧ありがとうございました。
ビルス様、自身のこの世破壊により全王様降臨を恐れ何もせず帰るの巻。
そして地球の食べ物を少し知り、地球の破壊が惜しく感じ始めた模様。
更にしれっと界王神界でゼットソードが抜かれてた模様。
そしてトランクス達も未来へ帰りましたのでいよいよ異聞人造人間編も最後が近付きました。
最後はその未来での結末を描き締めます。
此処で本編の界王神達の戦闘力を掲載します。
東の界王神
アルティメット化:8000億
2代目大界王神
アルティメット化:2兆2000億
今はこれ位ですけど悟空達に混ざって修行しちゃうともしかしたら…?
次回もよろしくお願い致します。