DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第42話目を更新致します。
今回で異聞人造人間編は終了となります。
トランクス達の勇姿を見届けて下さったら幸いです。
そして、UA4万超えとお気に入り登録者数400超えを改めてお礼を申し上げます。
皆様、本当に閲覧とお気に入り登録、評価点付与をありがとうございます!
まだまだ物語は続きますのでどうかお付き合い下さいませ。
では、本編へどうぞ!!


第42話 平和を勝ち取れ!!希望の戦士達の闘い!!

 タイムマシンはエイジ785の未来世界………孫悟空や他の戦士達が死した絶望の世界へと降り立ち、トランクス達は自分達の世界へ戻って来たのであった。

 

「トランクス、皆、お帰り〜!」

 

「パ~ン!!」

 

「ただいま、母さん、マイ!!」

 

「ママ〜、ただいま〜!!」

 

 そうしてトランクスはブルマに未来世界で共に生きたマイ、パンはビーデルや老けたサタンに抱き着き自分達の世界へ帰って来た事を実感した。

 ロスマとルリアも2人が家族と無事再会出来てホッとするのであった。

 しかしロスマやルリアにとっても彼女達は親代わりでもあるので2人に手招きされ頭を撫でられるのであった。

 

 

 

 

 

「そう、過去でそんな事が………」

 

「はい………でも父さんや悟空さん達、それに過去の悟飯さんやニィープさん、母さん達に出会えたのは俺達には得難い経験でした」

 

 それからトランクス達はカプセルコーポレーション跡地の地下研究室でコーヒーを飲みながら過去で何があったかを話した。

 そしてニィープやブルマの言う通り悟空が居た事で過去はより良い道を辿れたと話した。

 更には超サイヤ人の壁も超えられた事を話し、充実した日々を送れたと話した。

 ビーデルも幼い頃の悟飯と聞き、あの9歳頃の悟飯を思い出し、胸が温まっていた。

 

「私も、皆さんの役に立てたんですね………。

 あの日、メタルクウラやボージャック相手に生き延びる事しか出来ずニィープさんに任せっきりだった私が………」

 

「はい………サタンさんも居てくれたお陰で俺達は心にゆとりが生まれました。

 勿論それはこの世界でも変わらないですよ」

 

「う、うう………皆本当に良い子に育ったなぁ………」

 

 それからサタンも過去には自分がメタルクウラを倒したり、修行で天津飯やクリリンに何度も土を付けた事を聞き役に立てた可能性があった事を知り喜び、更にトランクス達の言葉で救われていた。

 

「それにお祖父ちゃんやパパはカッコ良かったよ!! 

 勿論ママも可愛かったよ!!」

 

「あらあら、パンったら」

 

『あははは!』

 

 そうして未来世界で久方振りに笑い合える日常を送りビーデルやサタンは目頭が熱くなり、ブルマも破壊神に睨まれたトランクスをベジータが自然と庇おうとした事を聞きやっぱりアイツは見込んだ通りの戦士であり男だったと思い笑みを浮かべていた。

 

『番組の途中ですがヒルデガーンの出現情報です!! 

 ヒルデガーンは現在西の都近辺のパセリシティで暴れています!! 

 周辺住民は直ちに避難を』

 

「来たな、ヒルデガーン!!」

 

「今日こそ決着をつける、行こう皆!!」

 

「ええ…!!」

 

【ギュビィィン!!】

 

 そんな日常を破壊する者、幻魔人ヒルデガーンがパセリシティに出現した事がラジオから流れるとトランクス達は一斉に超サイヤ人2や伝説の超サイヤ人に成り、更にパンも立ち上がり超サイヤ人2に変身する!! 

 

「パン!!」

 

「ママ、大丈夫。

 もうあんな奴には負けないから!! 

 それに私は………孫悟飯の娘で、孫悟空の孫なの!! 

 絶対に勝って来るし、無茶しないわ!!」

 

 ビーデルは思わず立ち上がりパンを止めようとしたが、パン本人は既に勝てる見込みがあり………そして何より孫親子の血を引く者と口にして逞しくなった横顔を見せる! 

 その横顔に………かつての悟飯の面影を見出したビーデルは、少しだけ抱き着いた後は背中を押して行って来なさいと促した。

 そう、もうパンは小さく力量の差が分からない子供ではない。

 しっかりと彼我の戦力差を理解し闘える戦士となったのだ! 

 

「…よし、皆行こう!!」

 

『了解!!』

 

【タタタタタタ、ビュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!】

 

 それ等を見届けたトランクス達は一斉に駆け出し、地下研究所の出入り口から高く空を飛びパセリシティへと向かう!! 

 その空は今までの分厚い雲に閉ざされた希望無き空では無く、太陽が降り注ぐ確かな希望を感じられる空だった! 

 そうしてパセリシティには………幻魔人ヒルデガーンの強大な気と、相変わらず生きてる魔道士ホイの小さな気を捉える!! 

 そして4人はかなりの巨体を誇るヒルデガーンの目の前のビルに立つと睨んでいた!! 

 

「またお前達か!! 

 いい加減もうその姿は見飽きたわ、潰してしまえヒルデガーン!!」

 

「ゴアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

「見飽きたのは、お前達の方!!」

 

「今日こそ………今日こそ平和を取り戻してやる!!」

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

 ホイがヒルデガーンに命令を下した瞬間、トランクス達は一斉に飛び掛ると先ずはヒルデガーンを操るホイを気功波で消し飛ばし、今まで散々地球人達を苦しめた分の恨みを晴らす!! 

 更にコントロールを失ったヒルデガーンは取り敢えず高いパワーを持つトランクス達に狙いを定めると幻の状態になる!! 

 此処でトランクス達は一斉にニィープが最後にくれたアドバイスを思い出し、攻撃の瞬間をカウンターで倒す様にすると気を張り詰める!! 

 

「グオォォォォォォォォォォォォ!!」

 

「其処だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ドゴォ!!】

 

 トランクスは自身の背後に現れたヒルデガーンに完璧なカウンターを極め、初めて明確なダメージを与える!! 

 だがこれでは止まらない、トランクスは更に追撃を与える………それも更なる変身をしながら!! 

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

【ギュビィィン、バチビシ、バチビシ!! 

 ドゴドガドガドゴドガドゴドガドガドゴドガドガドゴドガドゴォ!!】

 

 トランクスは超サイヤ人2を超えた更なる変身、超サイヤ人3へと変身しヒルデガーンに更なる手痛いダメージを与える!! 

 その戦闘力は超サイヤ人2の4倍………そして今の超サイヤ人2の状態で3000億あったのだ、その4倍となれば1兆2000億となったのだ!! 

 更に其処に伝説の超サイヤ人2を超えた姿、伝説の超サイヤ人3に変身したロスマが突撃し、ヒルデガーンに幻にならせる隙を与えなかった!! 

 更にルリア、パンは一見超サイヤ人2と変わらないが2の状態で3並のパワーを出す超サイヤ人2限界突破と言う他の歴史のトランクスが至った姿に成り、全員がトランクスと並び立ちながらヒルデガーンを更に追い詰める!! 

 

「これで終わりだ、ギャリック砲ぉぉぉぉ!!」

 

「魔閃光ぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「ウィークエンド!!」

 

「ギガンティック・オメガァァァァ!!」

 

「グ、グオォォォォォォォォォォォォォォ!!!!?」

 

【ギュオォォォォォォォォォォン!!!】

 

 そして、全員が精神と時の部屋で受け継いだ技を放ち、4重の気功波はヒルデガーンを完全に呑み込み宇宙空間へと押し上げた!! 

 そしてその中で幻になる事が出来なかったヒルデガーンは進化する余裕すら無くそのまま消滅し、遂に未来の世界を脅かした恐るべき幻魔人は希望の戦士達に倒されるのだった!! 

 

「………これで残るは奴だけ………。

 そうすれば俺達はタイムマシンを破壊する時が漸く来るんだ………!」

 

 そうしてヒルデガーンの消滅を見届けたトランクスは皆に言い聞かせる様に残る1体の敵を警戒させる様にさせ、それが終わればいよいよ自分達の過去に跳ぶ禁忌の旅が終わるとして空を見上げるのだった。

 

 

 

 

 幾分の時間が経過した頃、何処かの研究所でそれは目覚めた。

 満たされぬ飢餓感、兎に角美味しいスイーツを食べてお腹を満たしたい。

 そんな尽きぬ食欲に突き動かされたそれは先ずは未来世界の残った人造人間の片割れであるセルをプリンに変えて食べた。

 が、セルが弱過ぎて不味かったので今度はより強い戦士をお菓子に変えようと画策するのだった。

 

 

 

 

 

 それから10ヶ月が経過し、ヒルデガーンにより破壊された数々の街の中にある人々がシェルターから出始め復興作業を執り行っていた。

 その作業をトランクス達は手伝いながら平和な時を過ごしていた。

 そして今日はタイムマシンの最終メンテナンスをする日でもあった。

 

「それじゃあ私は地下でタイムマシンを最終チェックして来るから、トランクス達は街の人達を手伝ってあげてね」

 

「はい、任せて母さん!」

 

「私達、こう言うの得意」

 

「うん、皆元気がよろしい! 

 それじゃあ頑張ってね」

 

 そうしてブルマが地下へと降りて行き、トランクスとルリアは背中を見せていた。

 ………その後ろ姿をジッと見る者が居た。

 全てはこの日奴等を食べてタイムマシンを盗み、過去へと赴き全ての人類や戦士をお菓子に変えて食べる為だ。

 そして、隙だらけのその後ろ姿に指を向けて………。

 

【バシッ!!】

 

「其処までだ、人造人間21号」

 

「アンタを過去には行かせないわよ!!」

 

「なっ、ロスマにパン!? 

 何故私がこの位置にいると分かった!?」

 

 お菓子光線は発射されなかった。

 何とトランクス達の時代の人造人間21号が本来ならジンジャータウンの復興に向かったロスマ、パンによって囚われてしまったからである!! 

 オマケにロスマ達はコンピューターの情報以上に力を付けて21号が幾ら力を込めても振り解けない程に強くなってしまっていた!! 

 

「く、くそ、離しなさいよ!! 

 っ痛〜………そもそも何で私が居るのが分かったのよ!!」

 

「ふん………過去の世界のお前は良い奴だった………だが未来から来たお前は今のお前の様に邪悪だった…!」

 

「過去………あっ!? 

 アンタ達とっくにタイムマシンで過去には渡って別の未来から来た私に出会ったわね!? 

 あ~もう、アンタ達に悟られずに不意討ちでお菓子に変えて食べる作戦だったのに!!」

 

 21号はロスマの言葉から既にトランクス達が過去へ行き別の自身と出会った事を悟り癇癪を起こしていた。

 過去に渡った自分がベラベラと手口を話した所為で作戦が台無しになった為だ。

 そうして戦闘特化形態に変身すると、トランクス達も集まり全員超サイヤ人2や伝説の超サイヤ人2に変身し、未来の21号を睨み付ける! 

 

「此処は折角復興が進み始めてるんだ、場所を変えさせて貰うぞ!! 

 はぁぁぁぁ!!」

 

【ドォォォォォォンッ!!」

 

「うきゃっ!?」

 

 トランクス達は早速21号による被害を出させる訳には行かない為、西の都から遠く離れた荒野へと気合砲で飛ばす!! 

 当然力を解放していなかった21号は気合砲の成すがままに吹き飛ばされ岩にぶつかりダメージをほんの少し受けた! 

 そして当然、トランクス達もその後を追い荒野へと降り立った!! 

 

「くぅ~、やってくれんじゃないのアンタ達!! 

 絶対にスイーツにして食べてやるわよ!!」

 

「なら俺達は貴様を絶対に過去には行かせない!! 

 今日此処で滅ぼしてやる!!」

 

「ほざきなさい、ヒルデガーンから逃げてた奴等如きが私に勝てると思うなぁ!!」

 

【ドォォォォォォンッ、ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン!!】

 

 其処から21号とトランクス、ロスマ、ルリア、パンが入り乱れながらの多対1戦を行い、その度に荒野に穴が開き、互いにダメージを負う様な激しい闘いに発展する!! 

 しかし………矢張り人造人間21号は高い再生能力を有している為か、幾らダメージを負ってもケロッとしておりトランクス達も流石に嫌気が差すレベルで21号を睨んでいた! 

 

「アッハハハハハハハハハハハハ!! 

 アンタ達とっても強いのね!! 

 これなら存分に痛め付け甲斐があるし、きっとお菓子にして食べたら………うふふふ!!」

 

「まだ余裕そうだな、貴様」

 

 そんな中でも21号が未だ余裕を保ち、痛め付けてから食べるとまで話していた。

 そんな態度にロスマは苛立ちを覚えながら睨めば逆に21号は邪悪な心が前面に出た笑みを浮かべると先程の繰り返しであり、そして格闘戦を繰り広げる所まで一緒だった。

 

「あはは、本当に必死こいて抵抗するの面白いんだけど………そろそろ私もお腹が空いたから本気を出してアンタ達を食べるわぁ…。

 はぁぁぁぁ!!」

 

【ギュオォォォォォォォォォ!!】

 

 それに少し飽きたのか21号は戦闘力を解放し、赤黒いオーラが身体を包む!! 

 更にその戦闘力は1兆と破格の物であり、更に此処から自分達が喰われてこんなのを過去に行かせればあんな戦闘力となると納得していた。

 

「どうしたの? 

 余りのレベル差に黙っちゃったのかしら? 

 でももう手加減してあげない、今から食べるから!!」

 

「………確かに、ヒルデガーンよりも強いのは間違いない。

 けど、勝てないレベルじゃない」

 

「だね〜」

 

 21号は早速身構えてトランクス達を叩きのめそうとする…が、ルリアを始めパンですら余裕な態度を示し、オマケにヒルデガーンを引き合いに出した事を疑問視し始めた。

 21号はドクター・ゲロの妻のボミを素体にセルの様に複数の細胞…特に魔人ブウの細胞を使用し生み出された存在。

 そうであるが故にその頭脳は人造人間になった後も引き継がれているのだ。

 だからこそトランクス達の言い分で気付き始めたのだ………この4人がヒルデガーンを倒した事に。

 

「ま、まさか、アンタ達は…!!?」

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

【ギュビィィン、バチビシ、バチビシ!!】

 

 そんな21号を他所にトランクス達は超サイヤ人3や超サイヤ人2限界突破に変身し、その強大なパワーを見せ付ける!! 

 しかも戦闘力は1兆4000億と21号のフルパワーを完全に上回っていた!! 

 その莫大な気による圧力で21号は吹き飛ばされそうになるも、身構えて力を込めた事で後方に飛ばされる事は無かった…が、こんなのが4人居ると隙を見て1人でも食べない限り勝てないと悟り焦っていた!! 

 

「もう一度言うぞ、貴様を過去には行かさん!! 

 此処で消滅させてやる!!」

 

「な、舐めるなぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ブゥゥゥン、ガキィィッ!!】

 

 トランクスが再び処刑宣告を行うと21号は完全にキレて殴りに掛かった!! 

 そしてトランクスの顔面にパンチがクリーンヒットした………が、超サイヤ人3に成り上がった肉体強度や耐久力により完全に踏ん張ると同時に唇を少し切って血が流れる程度のダメージしか与えられなかった!! 

 当然21号は今の僅かなやり取りで自分が勝つには4人の内1人を食べてエネルギーに変換しパワーアップしなければならないと確信する!! 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ドゴォ!! 

 キィィィィィン、ドガドガドガドガドガドゴドガドゴドゴバギビシバギドガァッ!!】

 

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!??!!」

 

 次にトランクスが本気のパンチを叩き込み吹き飛ばすと、4人が吹き飛ぶ21号に追い付き攻撃する者を代わる代わるスイッチしながら今までと比べ物にならないダメージを一度に与える!! 

 これには21号も堪らず悲鳴を上げてボロボロになり始めてしまう!! 

 更にただ殴ってるだけで21号の削れた細胞は消し飛び、破片から再生が期待出来ない程の熱量と威力のパンチやキックをこの4人は放っていた!! 

 

「やぁぁぁ!!」

 

【バギィ!!】

 

 最後にパンが21号を太陽を背にする形で吹き飛ばす!! 

 それに対し21号は何とかダメージを回復するも、これよりも強い攻撃をされれば消滅は必至と考え、最早4人を食べる事よりも生き残る事………地球ごと4人を宇宙の塵に返すしかないと判断する!! 

 そして行動は早く、赤黒い巨大な気弾を全てのパワーを込めて作り出していた

 

「もう良い、アンタ達全員宇宙の塵になりなさい!! 

 アブソリュートリリースボールゥッ!!」

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

 21号が気弾を投げると同時にトランクス達は既にフルパワーとなりながら気弾や気功波を放つ用意が出来ていた!! 

 そうして放つ………その時、21号は幻視する。

 自分が会った事の無い戦士達がトランクス達と重なり、邪悪な者である自身を消滅させようとする事に力を貸す………そんな幻覚を見てしまう!! 

 

「ファイナル…フラァァァァァッシュ!!」

 

「スローイングブラスター!!」

 

「デストロイバースト…!!」

 

「かめはめ波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ボシュウゥゥゥゥゥゥゥゥ、ズォォォォォォォォォンッ!!】

 

 トランクス、ロスマ、ルリア、パンは敵が全てのパワーを込めた一撃を放つなら自分達もそれに対抗するとして最大級の一撃を放つ!! 

 4重の攻撃は21号の気弾を押し返し始め、21号は慌てて気弾に力を込めて押し込もうと藻掻く………が、最早4人の攻撃は止まらない!! 

 トランクス達の攻撃は21号の物を貫き、21号本体を襲う!! 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 当然21号はガードして耐えようとした、バリアを張り防ごうとしたがその全てが無意味に終わり4人の攻撃により宇宙空間へと飛ばされ………更に勢いが止まらずに自身が背にした太陽へと気功波と気弾は向かっていた!! 

 

「ヒッ、嫌ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

【ゴォォォォォォォォォォォォォォォ、ボシュウゥゥゥ………!!】

 

 最後に21号は断末魔の悲鳴を上げながら太陽へと押し込まれ、そして最後にはまだセル位しか食べてない、もっと食べたい………そんな満たされぬ飢餓感に支配された思考を太陽を見ながらやると、人造人間21号は完全に太陽に呑まれて消滅する! 

 タダでさえ4人の攻撃で消滅寸前だった物が太陽に押し込まれた事で細胞の一片に至るまで全てが焼かれ消え去ったのだ! 

 それを気の探知で見届けたトランクス達は………太陽を見ながら全て終わったのだと確信する。

 

「………ふう、終わった。

 これで残るはビルス様との約束を果たすだけだ………」

 

「そう、ね」

 

 それから変身を解いたトランクス達はゆっくりと西の都へと戻り、着地すると其処にはタイムマシンを取り出していたブルマやマイ、ビーデルとサタン達が待っておりいよいよ自分達の歴史がやらかした事の清算をする時と見ていた。

 

「じゃあ、行くよパンちゃん」

 

「やろう、はぁ!」

 

【ドォォォォォォンッ!!】

 

 そうしてトランクス、パンの2人が、孫悟空とベジータも血を引き、孫悟飯とニィープから多くを託された者達は自分達の手でタイムマシンを破壊した。

 これでもうこの世界から過去へは跳ぶ事はない。

 これからは自分達の力で未来を勝ち取るのだ、タイムマシンや過去に頼らずに。

 しかし、先の見えぬ不安な未来であろうと希望の光は消えぬだろう。

 トランクス達が居る限り…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえちょっと!! 

 アンタ達でしょ、タイムマシンを使って過去を変えたバカ達は!!」

 

「えっ、あの、誰ですか…?」

 

「…あの耳飾り、過去で界王神様達が付けてた」

 

「と言う事は、界王神様の1人か?」

 

 そんな空気をいきなりブチ壊しに来た少女が居た。

 見た目は今のパンと同じ位だが、界王神と同じ耳飾りや服装も界王神と似てるのでトランクス達は彼女も数百万年は生きているかも知れないと考えていた。

 

「ええそうよ、私の名は時の界王神! 

 この世界の歴史を管理する者よ!! 

 けどアンタ達みたいに勝手に過去を変えちゃうおバカ達の所為で並行世界化した歴史が増えるし私の仕事も一緒に増えて迷惑してるのよ!! 

 アンタ達、ちょっと私に付いて来なさい!!」

 

「…分かりました、付いて行きます」

 

「ってあら、妙に素直ね?」

 

 時の界王神と名乗るその少女はトランクス達がタイムマシンで過去を改変した事に腹を立てており、それについて話をすべくトランクス、ロスマ、ルリア、パンを連れて行こうとする。

 その横柄な態度でもトランクス達はビルスに言われた様に神々の間でも過去改変は禁忌とビルスから聞いていたので何も言わず付いて行こうとしていた。

 が、時の界王神は大抵こう言う連中は何か言い訳をして来るのが大半なのに何も言わない事を不思議に感じていた。

 

「………うん、少し頭の中を覗かせて貰うわよ」

 

 すると時の界王神も高位の神として他者の記憶を覗く行為が出来るので、早速トランクスの記憶を見ていた。

 その中で最後の辺りでニィープなるサイヤ人が前世の記憶持ちと知りまた仕事が増えたかと思いきや、直後にビルスに睨まれたのに破壊されなかった稀有な存在と知り驚き始めていた。

 

「アンタ達、破壊すると決めたら即破壊しちゃうビルス様に睨まれてまだ存在してるなんて………何か変な徳でも積んだの?」

 

「いえ、俺達は特に何も………。

 それより、時の界王神様は歴史を管理してるとお話しましたよね? 

 それで俺達を罰しに来たのですよね? 

 なら俺達はそれに従います」

 

 更にトランクス達は自身が罰しに来た事を悟り頭を下げて従うとまで言う程に素直だと感じた時の界王神は、記憶を垣間見た中でエイジ767以降もちょっかいを掛けて来る事が確定しているミラ達の存在も知れたのでそちらの対処をこんな素直な連中にやらせれば仕事が少しは減るのが8割方と、タイムマシンを使うまで追い詰められた事を不憫に思うのが2割あり静かに頷き始めていた。

 

「………うん、君達の殊勝な態度に少しだけ感心したわ。

 まぁこれ以上話は此処でするより私が居を構える時の巣ってちょっと特殊な場所で話しましょうか。

 付いて来なさい」

 

「分かりました」

 

 それからトランクス達は時の界王神から再度付いて来る様にと促されたので彼女の肩に触れ時間移動で時の巣と呼ばれる場所へ行こうとする。

 しかしビーデル達が心配そうな表情をしていたので4人は笑みを浮かべて大丈夫だと安心させようとした。

 無論ブルマやビーデル達は心配なのは変わりないが、ヒルデガーンを倒したトランクス達が大丈夫だと思っているのでそれを信じ最年少のパンも見送ろうと決めてジッと見ていた。

 そして、4人は時の界王神によりエイジ850にある時の巣へと赴くのであった。

 そしてこれが、4人のタイムパトローラーの始まりでもあった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方悟空が生存している時間軸のエイジ767の5月30日。

 この日中の都にあるキングキャッスル内の要人と会議する円卓机が配置されてる会議室にて重要な話し合いが行われていた。

 

「う、うむぅ………」

 

「以上が我々の提示したメリットだ。

 無論デメリットである特殊犯罪が増える事も懸念してるだろうが、其処は俺の優秀な部下達に取り締まらせるので心配はするな」

 

 この日国王は悩んでいた。

 午前10時頃にキングキャッスルの目の前に幾つもの宇宙船が飛来し、その中から軍の長と呼ばれるクウラが国王と謁見し、重大な取り決めを行いたいと交渉して来たからだ。

 無論初めは何かの演出かと思ったが、数々の地球に無い技術や見た事の無い種族達に即座に宇宙人と察知し、ピッコロ大魔王の前例があるので何をされるか分からない為直ぐに交渉に臨む様にしたのだ。

 

「………これを飲めば、国民の安全は保証されるのだな?」

 

「無論飲まなくても良いぞ。

 これはあくまで交渉、相手が納得出来る内容に草案を練り直すだけだ。

 そして何か勘違いしてる様だが我々は別にこの星を侵略し、住民に危害を加えようとは考えていない。

 単純に地球の技術や食料と言った資源を宇宙に輸出して欲しいだけだ。

 更に言えばこんな素晴らしい物を生み出す星の民を減らすなど宇宙の損失とも俺は考えている………それで、この草案に判を押すか?」

 

 国王はピッコロ大魔王の様に国民が虐殺されるかと思いビクビクしていたが、クウラは別にそんな気は無いし単純に交渉成立を望むだけだったので平静に、そして必要以上の圧を掛けずに国王をその目で捉えていた。

 それから1分、10分と感覚が分からなくなる程に国王は沈黙し、近衛兵も見守る中で下された物は…。

 

「…わ、分かりました。

 地球はこの宇宙連盟の一員になる事に同意します。

 法案の整備等も直ぐに始めますのでよろしくお願いします…!」

 

「賢明な判断に感謝するぞ、地球の王よ」

 

 国王は国民の安全を第一に考えた結果、クウラが提示した複数の惑星の同盟で成り立つ宇宙連盟への参画と地球技術、食料等の輸出及び宇宙技術等の輸入に同意し、更に宇宙人達の定住や取り締まる組織の設立等の案の全てに判を押したのだった。

 この日、他の歴史を見てもそんな事は見受けられない稀有な例である地球の惑星単位の宇宙進出に地球も宇宙も僅かな、しかし確かな変化が起きた事を第7宇宙のこの世に住まう者達は感じ取るのだった。




此処までの閲覧ありがとうございました。
トランクス達はヒルデガーンを遂に打倒し、パワーアップ前の未来21号も倒しました。
これからの未来は彼等が闘い抜く………と同時にタイムパトローラーになっちゃいました。
後、本作にはゼノバースの主人公達に当たる人物は居ない…と言うよりトランクス達と統合されてます。
あのキャラやこのキャラのタイムパトローラーが見たかった方は申し訳ありません。
そして、最後の方で悟空達の歴史の地球が遂に宇宙進出へ………。
これは本作のクウラ様なら地球が辺境で燻ってるのは勿体無いと考えるのは当然だから仕方無いです。
そして次回からは幕間を含めて異聞魔人ブウ編が始まります。
最後にトランクス達の最終的な戦闘力(超サイヤ人2と3等)、ヒルデガーンの進化を含めた戦闘力、パワーアップ前の未来21号の戦闘力を掲載致します。

トランクス
超サイヤ人2:3500億
超サイヤ人3:1兆4000億

ロスマ
伝説の超サイヤ人2:3500億
伝説の超サイヤ人3:1兆4000億

ルリア
超サイヤ人2:3500億
超サイヤ人2限界突破:1兆4000億

パン
ルリアと同数値

ヒルデガーン
進化前最大戦闘力:4000億
進化後最大戦闘力:9000億

未来21号
最大戦闘力:1兆

次回もよろしくお願い致します!
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