DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様こんばんはです、第43話目を更新致します!
何時もの更新時間辺りに投稿出来ず本当に申し訳ありませんでした!
急用が入り急ぎそちらを片付けてました…。
さて、今回から異聞魔人ブウ+α編になります。
+αが何を示すかはまた今後に期待下さいませ。
では、本編へどうぞ!


異聞魔人ブウ+α編
第43話 それからの一時。平和を謳歌する戦士達。


 エイジ767の6月、先月末にキングキャッスル内にて地球の宇宙連盟参画が発表されてからはや数週間が経過した。

 其処からの地球の対応は早く中の都を含む5つの都に宇宙港を建設し宇宙船の離着陸と数々の宇宙人達の旅行、物資の輸出入等が行われる様になっていた。

 

「ひゃ~、クウラの奴も考えたな〜」

 

「そりゃ地球の技術も資源もこのままにしておくのは勿体無いもの。

 だからそれを宇宙に知らしめるのもこの宇宙に良い刺激を与えるって事だからあの交渉を行ったのよ」

 

「そして見事に締結…………クウラ様は矢張り考えたら即行動するものだな」

 

 悟空とラディッツ、ニィープが空を見上げながら絶え間無く宇宙船が離着陸するのを見届ける中2人は思い返す。

 あれは未来へトランクス達が帰った直後、クウラがフリーザ軍を完全接収した事で実質的な宇宙の支配者となっていた。

 その結果自身が管理する星々の間で同盟を結び、何らかのトラブルがあればクウラ軍が救援に向かったり技術や資源の交流等で更なる発展を目指そうと言う話になり宇宙連盟が発足され、地球もそれに参画させるとなったのだ。

 ニィープは初めは大丈夫かと思ったが、この世界のクウラなら任せても平気と思い「良いと思いますよ〜」と気軽に返事してしまった。

 

「で、私のこの返答でクウラ様は滅茶苦茶早く法案等の整備をしちゃった訳なのよね……」

 

「義姉ちゃん、少し迂闊な返事だったと思うぞ?」

 

「うう、何も言い返せない……」

 

「俺ですら迂闊過ぎだと思ったぞニィープ……」

 

 其処からのクウラはニィープが考えるスピードよりも早く何もかもを整備し、最早銀河王やその配下の銀河パトロールも文句が言えないレベルで穴の無い法整備をしてしまい宇宙連盟が発足されてしまった。

 振り返りになるがこの世界のクウラはサタンを鍛え上げてしまう位にフットワークが軽いのだ。

 其処を見落としたニィープは自身の迂闊さを恥じながら成り行きを見守り、そして現在に至るのだ。

 

「でもって宇宙連盟発足にあたって宇宙の犯罪者が来ても問題ねえ様に各惑星の最強戦士達で固めた警察組織やそれと銀河パトロールやクウラ軍本体の連携を取らせるっちゅう話も出来てオラ達の方からも何人かがその警察組織、宇宙警察って奴に出るってなったよなぁ〜」

 

「その代表者がクリリンと天津飯、そして餃子にサタンか。

 世の中面白い事が起きる物だな」

 

 更に戦闘力の高い宇宙人の犯罪を取り締まる為に銀河パトロール、及びクウラ軍の傘下となる各惑星の警察組織の立ち上げも出ると正義感が強いクリリンがいの一番に名乗り上げると、クウラもクリリンなら大丈夫と思い一応一定の学力テストを行い試験を合格させ、宇宙警察地球支部の隊員第一号に任命された、されてしまった。

 復活の「F」の先取りとも言わんばかりの展開にニィープはいい加減頭が痛くなり、更に天津飯や餃子、サタンまで宇宙警察に入ったので更に頭を痛めた。

 理由は勿論犯罪者とは言え強敵と闘える環境が欲しかったとの事である。

 因みにランチとのゴールインも間近になってるらしく、ランチから式場は何処が良いかとチチやブルマ共々相談を受けてた。

 

「そしてサタンが宇宙警察地球支部署長、か」

 

 更にミスター・サタンは知名度補正もありクウラ軍から直々に宇宙警察地球支部の署長に任命されていた。

 格闘技の世界チャンピオン兼表立った地球の治安組織のトップの地位を獲得し地球では更なる有名人となり真の大スターとなったのだった。

 勿論この歴史のサタンは向上心が衰える事が無かったので調子に乗らずより高みを目指し謙虚さを保っているのでまだまだ強くなるだろう。

 

「で、そっちはチチの体調はどうなのだ?」

 

「ああ、2人目っちゅう事で最初よりかは慣れてるみたいだぞ。

 勿論オラもサポートはちゃんとしてやってるぞ」

 

「なら良いけど……チチさん泣かせちゃ駄目よカカロット?」

 

 其処から話が変わり悟空の2人目の子供の話題となる。

 悟空もする事はするのでチチの第二子の妊娠が最近発覚し、悟飯も弟か妹が出来ると喜んでいた。

 ニィープは当然口酸っぱく悟空にチチを支えろと言ったので悟飯の時よりかマシな事になってるらしく、つい昨日も「ニィープ義姉さんには頭が上がらねえだよ」とチチに言われていた。

 この時悟空はラディッツに2人目作らないかと相変わらずデリカシーの無い事を言われて頭を小突いてたりもしてる。

 

「でもって悟飯くんの勉強をしつつ修行も出来る様になっちゃって…………チチさんも良く修行を許したわね〜」

 

「何でも悟飯の今の学力なら良いトコの学校にも行けるし、義姉ちゃんが教えてるなら平気だからあんまり人前で超サイヤ人にならなきゃ修行もして良いぞって話らしいぞ? 

 オラでもチチの首を簡単に縦に振らせられなかったのに義姉ちゃんは凄えぞ!」

 

「逆にお前がだらしないと言える事だぞカカロットよ……」

 

 オマケに悟飯の修行も全然許して貰えた為、この世界の悟飯は「危険なふたり! 超戦士はねむれない」の世界線みたいに修行をサボらず実力を保ったまま……否、保つだけでは無く更に上を目指せる様になるとニィープは考えてる為勉強と修行の両方に力を注ぐ気であった。

 もう未来21号の時みたいに安易に超サイヤ人ゴッドに頼る事はしないと決めての事である。

 

「でカカロット、ベジータやブロリー達とこれから決闘なんでしょ? 

 こんな所に居て良いの?」

 

「あ、もうそんな時間か。

 んじゃ2人共、オラ行ってくっぞ!!」

 

【ビュウゥゥゥゥゥ!】

 

 そして、この世界では遂に悟空は死なずに済んだ為ベジータやブロリー、ピッコロと言った面々達との対決が持ち越しになる事は無かった。

 その為悟空もそうだが、特にベジータが不満が溜まる事が無さそうなので今後バビディに操られる事も無さそうだと考えながら空を見上げていた。

 ニィープはこの世界が良い方向に向かって流れ始めた事を嬉しく思いながら、今日も今日とてラディッツやニオ達と修行したり、18号の恋愛相談に乗ったりルリアをあやしたり、地球戸籍を獲得して何か働いてみようとするのであった。

 

 

 

 

 

 それから半年以上が経過したある日。

 悟空の2人目の息子である孫悟天が生まれてから月日が経ち、ルリアが一人立ちして歩ける様になると同時に舞空術で空を飛んでしまう事が発覚した頃の事。

 この日悟空、ラディッツ、悟飯、クウラ、ニィープ、そして追加でベジータとブロリーまでがピッコロに連れられ神の神殿へと赴いていた。

 

「それでピッコロ、用事って何なんだ?」

 

「うむ…………正確には俺ではなく……」

 

「我々が用事があるのです、孫悟空さん達」

 

 そうして神殿へと着くと、其処にはシンと大界王神、ついでにキビトが立っておりニィープ達は挨拶していた。

 シンや大界王神も下界へ来ては修行をしてたりするのでブロリーも意外な強敵と闘えて笑っており、しかも地球環境に慣れ始めニィープが何処かで見たZ戦士達と仲が良いブロリーが見れてしまっていた。

 因みにブロリーは表向きはニィープが立ち上げた農業会社のブロリー農場の管理者だが、裏では宇宙人や地球人両者に金を貸し借りを行う高利貸し金融会社『BROLY』の元締めとしてその筋で有名になってたりする。

 

「界王神様達が我々に用事とは何なのでしょうか?」

 

「はい…………先ずニィープさん、貴女は前世の記憶、それもこの世界に関する知識をお持ちですね? 

 そして最近、貴女は自身が世界に影響を与えたが故に歴史がご自身が知る物と少し変わってしまったと悩んでますね?」

 

 勿論ニィープ達は何の用事なのか分からない為聞いてみると、大界王神がいきなり前世の記憶持ちである事を確認して来た事でニィープも眉を潜め、キビトが前に出ようとするとシンがそれを制し成り行きを見守せる。

 更に最近になり悩み始めていた事すら言い当てて来たので警戒心を露わにしていた。

 

「何故そんな事を聞いて来るのですか?」

 

「……結論から言えば確かに前世の記憶を持つ者は世界にそれなりに影響を与えるかも知れませんが、結局ほんのちょっと個人の強さが変わるとか、生き残る人がほんの僅かながら多くなる程度でそんなに大きな影響は出ませんよ。

 そして世界により大きな影響……例えば悪人が善人に変わるとかの余程の影響を齎すのは未来から過去への過度な干渉に他ならないです。

 あの暗黒魔界の魔族であるミラとトワはこの時代で生まれた訳では無く、あの未来のトランクスさんの歴史で生まれたのです。

 だからあの2人が歴史干渉をするだけで更に大きなパラドクスが発生するのです」

 

 大界王神はニィープが悩んでいた事への回答として前世の記憶持ちが齎す影響を口にし、更に最も大きな影響を齎すのは歴史干渉の方だとした上でミラとトワがこちらの歴史で生まれたのでは無くトランクス側の歴史で生まれ育った事を話した。

 トワ達の出生は未来21号が来た際に語った回想の中で少し語られたので分かっていたが、そうなればこの歴史はラディッツが凶悪化した所から干渉を受けたが為にニィープが知る物とが大きく変わったのだと悟空達は理解する。

 

「そしてそんな二人やあの21号がタイムマシンで過去に干渉した結果、最早この世界の流れはかなりの変化を起こしながら本来ある流れにも沿ったパラドクス現象を伴った物になったのです。

 これは時の界王神様にも確認したので間違い無く、更にこんな変化はミラとトワだけでは起きず、他の第三者の干渉もある事まで示唆され、強さや死者の増減、貴女の前世の記憶の目覚めに関しては他の前世の記憶を持つ者がもっと大昔に生まれたが為に起きたと言う考察を頂戴しました」

 

「時の界王神様…………第三者…………他の前世の記憶持ち」

 

 すると大界王神はミラとトワ以外にも歴史干渉を行ってる者が居ると口にしたのみならず、ニィープの前世の記憶の目覚めや悟空達は自分達の強さ…………つまり今の戦闘力についてもニィープよりももっと昔に生まれた者が影響した事を伝えられ、まだ他にも歴史の侵略者や前世の記憶持ちが居るのかと思い呆れていた。

 そしてニィープは…………他の前世の記憶持ちについて少し考えられる可能性があるので大界王神を見ていた。

 

「他の歴史の侵略者については時の界王神様とタイムパトローラーの調査報告を待っている所です。

 そしてニィープさん…………私は貴女に謝罪しなければなりません。

 貴女に余計な苦悩を持たせた事を…………」

 

「…………そう語るって事は、大界王神様が前世の記憶持ちって判断して良いって事ですよね?」

 

『なっ!?』

 

 そうしてニィープは自身が行き着いた答え…………他の前世の記憶持ちは大界王神であると言う事を語ると悟空達は驚愕し、シンやキビトは目を伏せていた。

 更に大界王神自身も頷きながら答え始めた。

 

「その通りです。

 私が生まれたのは今から1500万年前の事です。

 前世の記憶を持ちながら芯人として生まれ、自身の存在が世界にどんな悪影響を齎してしまう悩んでいた所に先代の大界王神様がお声を掛けて下さり、自身の後継者たる大界王神として育てるとお話になられました。

 勿論私は初めは断りました、前世の記憶持ちである私が世界にどんな悪影響を齎すか不安で仕方ありませんでしたから。

 しかし先代様は私がつい先程語った事を私にご教授して頂き、私が過去に行きそれを悪用しないなら宇宙の秩序は保たれたままだと……そう、私の不安を解消して下さりました」

 

 其処から大界王神は自身の出生と先程ニィープに語った事を先代大界王神に説かれ、更に過去に行き歴史干渉をしないなら大丈夫だと語られた事も明かし、大界王神の脳裏にはその時の出来事が今でも焼き付いており、自身は先代大界王神に救われると同時にこの方や他の界王神達を守ろうと言う決意が生まれていたのだ。

 

「其処から私は先代様から教わるべき事を教わり、1000万年前までにはあのお方が身に着けていた全ての神術を会得出来ました。

 ……しかし、それでも500万年前の魔人ブウにより仲間達や先代様が殺される事を変えられなかった。

 先代様が仰った通り、自身が居ても強さが変わる程度で世界の流れは変わらないのだと思い知らされました……。

 ですが、それでも魔人ブウの存在は放っておけないので私は先代様が死ぬ直前に引き継いだ大界王神としての任を全うしつつ生き残ったシンを鍛え上げ、そして現在に至り、私が居る影響でニィープさんの前世の記憶が目覚めニオさんが惑星ベジータから生き残ったのです」

 

 しかし世界は残酷な物だと思い知らされ、先代大界王神や東の界王神以外の仲間達が死んだ事をニィープ達は聞かされていた。

 ニィープはこの事に覚えがあった。

 そう…………悟空が心臓病で死ぬ前にドラゴンボールで何とかしようとしたあの時である。

 アレの様に世界には人や、界王神程の高位の神であろうが歴史干渉しない限り変えられない大きな物があると改めてニィープは思い知っていた。

 それと同時にニィープはこれを『運命の壁』と呼称する事にした。

 

「…………大界王神様も相当悩んだっちゅう訳か」

 

「前世の記憶持ちと聞き少し警戒したが…………成る程な、貴様やニィープが過去を改変しない限り世界は大元の流れを保ったままになる訳か……通りでニィープが語った事の大筋は変わらない訳だぜ」

 

「はい、サイヤ人流に言えば精々より強さを極められるか否か程度の差しか無いですよ」

 

 悟空達も大界王神の苦悩を理解し、ベジータも口ではアレコレ言っているが守りたかった物を守れなかった無念を持つ事を悟り彼のトラウマを刺激しない様な言い回しをしていた。

 ベジータの語りにラディッツやニィープ、悟飯やピッコロも変わったなと思いつつも言及せず大界王神の方を見つめた。

 

「さて、私が今日皆様を此処へ呼んだのはそれを語りニィープさんの悩みを解消する事と此処でお手合わせする事の為です。

 皆様はアレからどれだけ強くなったのか見せて下さい」

 

「ふっ、大界王神も意外と俗物なのだな…………良いだろう、ならば貴様達に俺の強さを存分に見せてやろう!!」

 

 そうしてニィープの悩みが解消された所で大界王神やシンは早速手合わせを願い出るとブロリーは早速伝説の超サイヤ人2に変身し戦闘を開始する!! 

 それを見た悟空達はやっぱりブロリーは少し落ち着き始めてもブロリーのままだと思いながら自分達も今のフルパワーを発揮し、界王神達に挑み掛かるのであった。

 ニィープはその手合わせに手応えを感じ、これならば想定より早く超サイヤ人3になれると感じ取っていた。

 そしてそれはこの場に居る戦士達だけでなく地球に居る戦士達全員が何か手応えを感じていたのであった。

 

 

 

 

 

 エイジ768の3月、雪が溶け始め宇宙人達が珍しく無くなって来た……地球人順応し過ぎとニィープがボヤいた頃の事。

 悟空はあの世の戦士と交流し、中でもメタモル星人のフュージョンを面白いと覚えていた。

 一方のニィープは企業の準備と地球での戸籍を作る為に役所に出向き、全ての手続きを終えた後にルリアの教育番組は何が良いかと車の中に付いているテレビを点けて番組を回していた所、衝撃的な物が目に入ってしまう。

 

『全員揃ってギニュー特戦隊&クウラ機甲戦隊!!』

 

「…………はぁぁぁぁ!!?」

 

 何とギニュー特戦隊とクウラ機甲戦隊がヒーロー番組の主演となり何時もよりもキレがあり、より洗練されたスペシャルファイティングポーズを見せて敵組織(と言う設定の演者)を魅力していたのだ!! 

 更にニィープは電子パッドで地球のネットを見ると番組は高評であり、ギニュー達のポーズも格好良い等々の評価を得ていた事に驚愕していた。

 

「そ、そんなバカな…………」

 

「ニィープ、ルリア、帰ったぞ〜…………って、何故ギニュー達がテレビに出てるんだぁぁぁぁぁ!!!!?」

 

 更に其処にラディッツも地球の名前である『孫悟礼/ラディッツ』と『孫果琳/ニィープ』の名が記された戸籍謄本のコピーを持って車に入るとギニュー達がテレビに出演してる事に驚愕し目ん玉が飛び出る勢いで叫んでいた。

 ルリアは何処か嬉しがって喜んでいたが。

 そうしてクウラに連絡しギニュー達が何故テレビ出演してるかを問い質した所……。

 

「……俺も分からん。

 何時の間にか決まっていてしかも視聴率が高いので打ち切る訳にも行かなくてな…………。

 なので撮影で怪我人を出すなよと注意する位しか出来なかった…」

 

 どうやらクウラすら把握してない所でテレビ進出を果たしていたらしく、これにはニィープもラディッツも脱力し項垂れてしまっていた。

 しかも視聴率が高い…………具体的には子供も大人も夢中になる位に高かったのでクウラも打ち切りに出来なかった様だった。

 しかも調べると特戦隊と機甲戦隊でそれぞれのグッズまで出てるらしく、意外にもクウラ軍の収益に繋がってる事まで判明してしまう。

 ニィープは自分が全く知らない事象が起きた為、これも全部ミラとトワの所為だとして2人に恨み節をぶつけるのであった。

 因みにトワはこの日時空の狭間でくしゃみをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから更に時間が経過して8月の某日。

 この日ランチと天津飯が結婚式を挙げていた。

 当然知り合いの皆は呼び出され、オマケに知り合いの知り合いと言う事でベジータやクウラ達まで参列し、ギニュー達は祝福のファイティングポーズを見せていた(しかも無駄にキレが良過ぎて注意出来ない)。

 

「皆さ〜ん、私幸せになりますね〜! 

 え~い!」

 

【ポイ、トス】

 

「…………ん? 

 私?」

 

 そしてランチのブーケトスが行われ、投げられたブーケは18号の手に収まり更に周りが盛り上がっていた。

 クリリンは現在18号と交際中なので少し顔が赤くなっていたのだが、18号は誰も見ていない所で赤面してしまいニィープに相談を持ち掛けると言う事態になっていた。

 

「…………ふう、天津飯!! 

 奥さんを大事にしなさいよ!!」

 

「ああ! 

 当然だ!」

 

 それは兎も角としてニィープは天津飯にランチを幸せにする様に女として忠告すると、天津飯本人は当然と返した事でこれなら将来安泰だと思い笑みを浮かべているのであった。

 それからランチはくしゃみで相変わらず人格が変わるがそれでも夫婦間の幸せは変わらず、生涯互いに天命を全うするまで共に過ごす事となるのだがそれはこの世界で約束された未来であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 更に時間が経過してエイジ769のある日。

 悟飯がギニュー達から格好良いポーズを教わったりする中で悟空とニィープ達は大界王神が作り出した空間で乱戦状態になっていた。

 その中で…………悟空は遂にその到達点へと至った!! 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ギュビィィン、バチビシ、バチビシ!!】

 

「あぁ〜、カカロットに先越されたぁ!!」

 

 遂に悟空は超サイヤ人2を超え、超サイヤ人3に到達しそのパワーを存分に振るう事となったのだ! 

 当然ニィープやラディッツ達は先を越されたのが悔しいので特訓して超サイヤ人3に意地でもなろうとし、ベジータは超サイヤ人3が短時間しか保たない短期決戦の変身と見抜いたので超サイヤ人2のまま3並のパワーを引き出せる様に修行をし、悟空とは別ベクトルで更なる強さを求めるのであった。

 

「ふふふふ、とうとう其処まで来たかカカロット!! 

 ウオオオオオオオオオ!!」

 

【ギュビィィン、バチビシ、バチビシ!!】

 

「げっ、ブロリーが超サイヤ人3に成りやがった!?」

 

 当然悟空がその領域に到達した事を歓喜したブロリーは成って当然かの如く伝説の超サイヤ人3に変身し、悟空と熾烈な争いになるのであった。

 後日ブロリーに何時超サイヤ人3に成れたのか聞いた所、未来21号との闘いで既に変身出来る状態だったとの事。

 しかしあの時は幾らやっても未来21号に追い付けず、また自分が食われてエネルギーに変えられたらニオやロスマ達がヤバイと悟り敢えて変身せず超サイヤ人ゴッドの力を見る事にしたと言う。

 無論ゴッドのパワーは想像を遥かに超えていたのでその域に自分の力で辿り着くと豪語し、そしてビルスに挑戦する事も目標となった様だ。

 これを聞いたクウラは歓喜し、ブロリーに挑み掛かる時間が更に増えたと言う。

 

 

 

 

「マーマ、マーマ!」

 

「は~い、ママですよ〜」

 

「パパも居るぞ〜!」

 

 それからルリアが喋り始めた頃。

 ラディッツとニィープの育児様子を見に来た21号や18号、ニオはルリアがもう喋り始めた事に心が温まっていた。

 

「子供の成長は早いものね〜。

 うちのロスマももうブロリーと戯れ始めてワンパク坊主って感じで凄いわ」

 

「ふふ、母親になるって大変だけど良さそうなんだな」

 

「そうですよ18号。

 私もゲロ博士の妻で子供が2人居たんですけど研究と育児の両立は楽しかったですよ~」

 

『えっ?』

 

「えっ?」

 

 そんなママ友会の様な女子会の中で21号は衝撃のカミングアウトを行っていた。

 何と彼女はドクター・ゲロの妻であり、息子が2人も居たと言うニィープも聞いた事が無い情報を開示したのだ。

 そしてニィープはゲロの妻だったと言う事は、未来21号はそれを知りながら16号を破壊しようとした業が深い事が起きてたと知るのだった。

 

「…………そう。

 ねえ21号、ドクター・ゲロと結婚して幸せだったかしら?」

 

「…………それは、ニィープさんやニオさんが良く分かってるんじゃないんですか?」

 

「ふふ、言えてるわね」

 

 それからママ友会話を行うニィープとニオに対し、21号は満面の笑みを浮かべて見つめ返していたので本当に幸せだったと示していた。

 これ等を見た18号は母親になる幸せ…………それを体験してみたいなと思い始め、更に頭の中にクリリンが浮かんで来たので余計に赤面するのであった。

 

「(これは18号とクリリンに春が来るのも近いかもね)」

 

 そんな18号を見ていたニィープはルリアを抱きながら将来的な幸せが訪れるのが近いと感じ、ラディッツと共にルリアに惜しみなく愛情を注ぎながらこの日常を噛みしめるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドラゴンボールを揃えし者よ、さあ願いを言え。

 どんな願いも3つ叶えてやろう」

 

「俺とパラガスを今の強さのまま40代前半まで若返らせてくれ!! 

 パラガスは兎も角俺はこのままだとエイジ778には老年期が来ちまって弱っちまう!! 

 だが俺はまだまだ闘いたいんだ、だから若返らせてくれ!!」

 

 更に時間が経過してエイジ770、クリリンと18号が結婚した後にパラガスとナッパがまだ闘いたいと言う理由からドラゴンボールで若返らせて貰おうと言う話になり、悟空達はライバルが減るのが惜しいのでそれに了承してドラゴンボールを集め切り願いを叶えさせた。

 結果、パラガスとナッパは強さは今のままで若返り大喜びしていた。

 が、ナッパが禿げたのは30代後半の頃だった為ギリギリハゲが治る事は無かった。

 諸行無常、世界はナッパは禿げたままで居よとさえ言っている様に聞こえたのは気の所為だろう。

 

「ではさらばだ」

 

【キュウゥゥゥゥゥン!!】

 

「よし回収!! 【パシッ!!】」

 

 その後神龍が消えてドラゴンボールが飛び去ろうとした瞬間、悟空達は勢い良く飛び上がり即回収して悟空にパスし、ドラゴンボールを受け取った悟空は瞬間移動で神殿へと飛び精神と時の部屋の中にドラゴンボールを放り投げるのだった。

 そして100日後にまたドラゴンボールはしっかり使用可能になる上にマイナスエネルギーが溜まるデメリットを解消出来て正に良い事尽くめであった。

 

「おいラディッツ、ニィープ、話がある」

 

「ベジータ?」

 

 そうして若返りまだまだ前線で闘える喜びを得てるナッパ達の前でベジータが真剣な表情で話し掛けて来る。

 ラディッツ達は何事かと思いながら話を聞き始める。

 

「貴様達は超サイヤ人3に成る事を目指しているのか?」

 

「無論だ、カカロットに置いて行かれるのは兄として癪だからな。

 貴様は違うのかベジータ?」

 

「ああ、予め言っておくが俺は超サイヤ人2のまま3のパワーを引き出してみせる。

 貴様達も精々俺達に遅れぬ様にするんだな」

 

 するとベジータはラディッツ達に宣戦布告……超サイヤ人2のまま3並のパワーを引き出す修行をすると言い始めたのだ。

 これを聞いたラディッツとニィープは上手い事を考えたと感想を抱くと同時にその宣戦布告を有り難く受け取り、ベジータだろうが悟空だろうがブロリーだろうが遅れぬ…………サイヤ人として頂点に立つとモチベーションを上げながらニヤリと笑みを浮かべていた。

 

「話は以上だ。

 …………ルリアの子育ても忘れるなよ、貴様等」

 

「えっ? 

 あ、あ~…………言われなくても分かってるわよ〜!!」

 

 そうしてベジータは去り際に子育てにも励む様にとベジータなりの激励を贈ると、ニィープは察しながらサイヤ人流にありがとうと言うとナッパとパラガスの為に集まった者達は再び修行へと入るべく立ち去る。

 そして超サイヤ人3の覚醒が早まった事でニィープは自分もより超サイヤ人3に成る事への意欲を見せ、そしてその先にすら手が届かせると笑みを浮かべながら家と帰るのであった。




此処までの閲覧ありがとうございました。
漸く2代目大界王神はニィープと語り合えたのと遂に超サイヤ人3に悟空が覚醒しました。
そしてブロリーもとっくに覚醒しており、何時も通り本気でボコりに向かう日常です。
そしてナッパとパラガスの若返りは兎も角ギニュー達のヒーロー番組出演は…どうしてこうなったと作者の自分も困惑してます。
しかもそうなれば人気にならねば可笑しいとなり………芋蔓式にファイティングポーズが魅力的な物になりました。
戦闘への影響は士気が上がった気がする程度(勿論気の所為)です。
最後に此処からまた強さのインフレが始まり、誰が置いて行かれるか…そんな超特急が発進し始めます。

次回もよろしくお願い致します!
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