DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第44話を更新致します。
今回は異聞人造人間編で碌な出番が貰えなかったあの戦士やちょっとした小話も混ぜた回です。
異聞魔人ブウ+α編は魔人ブウ出現まではこんな日常が続く様になってます。
では、本編へどうぞ。


第44話 戦士達のそれから。そして新たな戦士、セル到来!!

 エイジ771の5月、カプセルコーポレーションに呼ばれた悟飯とラディッツ、ニィープは悟天とルリアをトランクスと遊ばせていると、2人はベジータにより特別トレーニングルームへと招かれる。

 

「ベジータさん、僕達をこのトレーニングルームに呼んでどうしたんですか?」

 

「貴様達を呼んだのは他でも無い。

 今の貴様達がサボってパワーダウンしていないか確かめる為だ。

 此処なら思い切り暴れても壊れる心配が無いからな………本気で来いよ、悟飯、ラディッツ、ニィープ!」

 

 どうやらベジータは悟飯が勉強ばかりをしてて腕が訛ってないかを確かめる為に、ついでにラディッツとニィープの2人を呼んで纏めて叩きのめそうとしていた様だった。

 悟飯はベジータのそう言った部分は変わらないと思いながら、3人は見合いながら本気で来いと言われたので全力を発揮する!! 

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

【ギュビィィン、バチビシ、バチビシ!!】

 

 ラディッツとニィープは遂に到達した超サイヤ人3に変身し、悟飯は超サイヤ人2ではあるが3並のパワーを引き出した超サイヤ人2限界突破へと変身した!! 

 ラディッツは当然顔がゴツくなり元々長い髪の毛が更に伸びた状態になり、ニィープは眉毛が薄くなりながらもゴツくはならず靭やかな筋肉を保った姿となっていた!! 

 悟飯の方はニィープが此方の変身がオススメとしてさせた結果ピタリとハマり、悟空の超サイヤ人3以上の戦闘力を発揮するに至ったのだ!! 

 対するベジータも悟飯と同じく超サイヤ人2限界突破に変身し、全員遜色無い実力を持つと充実した気からでも判断出来る圧力を発していた!! 

 

「ふっ、面白い。

 では次はどれ程の闘いが出来るか………確かめてやる!!」

 

「思いっ切り行きますよベジータさん!!」

 

「フッ、俺達も混ざらせて貰うぞ!!」

 

【ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボンッ!! 

 シュンシュンシュンシュンシュンシュン、ドガァァァァァ!!】

 

 ベジータ、悟飯、更にラディッツ、ニィープの4人は今までよりもずっと上の超高速戦闘を行い、残像が残るスピードで飛んではトレーニングルームが揺れる衝撃の格闘戦を行いベジータも途中からノリノリになる程に楽しい手合わせが出来ていた! 

 悟飯が勉強してても此処までの実力を保つ所か更にパワーアップしてるのはひとえにニィープが修行も並行してやらせた結果である。

 なので原典の物語でベジータをガッカリさせた悟飯は、この歴史では悟空と同様のライバルと認めて拳を振るうに至っていた!! 

 

「サタデークラッシュ!!」

 

「カラミティブリッツ!!」

 

 更にそれはラディッツやニィープも同じであり、悟空と悟飯、ピッコロとクウラ、クリリンやサタン、更にブロリーが特にパオズ山で修行する際に鉢合わせするメンバーであり、彼等と共に強さの追求を行い続けていた! 

 そしていずれはあのミラや未来の21号を超え更なる戦闘力を手にする………全員がそう志して研鑽し、技も磨き、経験を培ったのだ!! 

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

【ドガァァァァァァァァァッ!!】

 

 結果、既に最前線メンバー全員が2兆を超える戦闘力をこの時点で手にしていたのだ。

 しかも界王神達も急遽参戦した中でもキビトはヤムチャ達と同じ600億を超え、エイジ774まで行けば1000億になれる筈との見立てがクウラやニィープ、悟空すら立てていた。

 そして自分達もまた………その時までに更なる超パワーを得て、悟空は今度こそ超サイヤ人ゴッドの力を完全に物に出来ると考えていた!! 

 

「ファイナルフラァァァシュ!!」

 

「ウィークエンドォォォォォォ!!」

 

「フォビドゥンブラストォォォォォォ!!」

 

「魔閃光ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

【ドォォォォォォォォォォォォンッ!!】

 

 そうして4人は充実した気持ちの中で必殺技を放ち、4つの光は衝突直後に大爆発を起こしてベジータを含む全員がボロボロになり倒れていた。

 が、悔しいよりも楽しかったと思う心の方が大きく気分が頗る良いと感じていた。

 そうしてベジータは地球の環境に慣れながらも充実した毎日を送った結果原典の物語よりも穏やかで地球や其処に住まう者達を好きになる気持ちを否定する事が無くなるのであった。

 

 

 

 

 

 一方同時刻、高利貸し金融会社BROLYの応接室で超サイヤ人に成りながら黒いスーツを着熟したブロリーとパラガス、更にクウラ軍の取り立て班が地球に来て金を借りた元フリーザ軍のネコル星人(男)を取り囲み圧を掛けていた。

 

「ネコル星人のノコノ、俺は言った筈だぞ? 

 金を返せなければトゴで利息が膨れ上がるとなぁ…」

 

「ひ、ひぃ………!!」

 

「まさか宇宙裁判所で破産申請すれば逃れられると思っていたか? 

 そんな訳が無いだろう………元フリーザ軍の中でも札付きの犯罪者、しかも幾つもの名前を使い分けて金を持ってトンズラこく貴様如きに弁護士が破産申請をやってくれる訳が無いよなぁ………?」

 

 ブロリーの運営する金融会社はクウラ軍とも提携している為、金を借りる者の情報を瞬時に集めては犯罪歴の有無等で金利を決めて金を貸しているのだ。

 例え相手が偽名を使おうがお構い無く本名をすっぱ抜いて金を貸し借用者を作成している。

 無論こんな事は本来法律違反なのだが、高利貸し金融会社BROLYは一般人には一般的な金利で金貸しを行い、更に犯罪者を手招いては借金返済後に宇宙警察に逮捕させてるので文句が余り言えない裏社会の監視者となっているのだ。

 よってブロリーもまた悪で悪を蹂躙する秩序悪なのだ。

 

「さあ、金を返すアテはあるのか? 

 無いなら………楽しい楽しい返済プランを此方で用意させて貰うぞ…」

 

「ち、畜生、こんな所で終わって堪るk」

 

「フゥン!! 【ドゴ、キィィィィン、ドゴォォォォォォォ!!】

 もう終わりか、所詮クズはクズなのだ…!」

 

 そうして今日もまた哀れな犯罪者がブロリーの巻いた餌に引っ掛かり、更に殺してでも逃げようとした結果伝説の超サイヤ人に成ったブロリーのラリアットを受けて会社に設置されてる自動開閉ドアの先にある岩盤に沈められ気絶するのであった。

 なお、ブロリーの着るスーツは伝説の超サイヤ人の筋肉でも破けないブルマ特製の素材で編まれたり、この岩盤はドラゴンボールに願ってないのに何故か再生したりと色々とニィープが見たらカオスと一言物申す様な光景である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ベジータと悟飯達が激突してから1年後のエイジ772、春先になり暖かな陽気と桜の花弁が舞い散る中で18号は去年クリリンとの間に出来て生まれたマーロンを連れて買い物をしていた。

 マーロンは乳母車の中でスヤスヤと眠り、18号はクリリンと結婚して良かったと改めて思っていた。

 

「あれ〜、その子可愛いわね〜!」

 

「………誰アンタ、馴れ馴れしいね」

 

 するとブルマの髪色等に似た少女が乳母車の中のマーロンを見ながら18号に話し掛けて来た為、鬱陶しいと感じながらその女をジッと見ていた。

 すると少女は考え事をしながらポンと手を叩くと改めて口を開く。

 

「ごめんね〜、私名乗ってなかったみたい。

 私はマロン、くりくり坊主のクリリン君の元カノなの〜!」

 

「………ああ、クリリンが前に話したわね。

 一旦付き合ってたけど結局自然と別れた女が居たってね。

 ソイツが何の用なのさ?」

 

 その少女はマロンと名乗ると、クリリンがデート中に話していた元カノを思い出し、聞いた通りの空気を読まない人物として辟易とした態度を示し始めた。

 しかし心臓に毛が生えてるのかそんな18号にお構い無く話を続け始める。

 

「ねえねえ、この子の名前って何なの? 

 教えてくれないかな〜?」

 

「………マーロンよ」

 

「あらやだ〜、私と似た名前ね!」

 

 マーロンの名を聞いたマロンは自分の名前と似ていると口にすると言う明らかな地雷を踏みに行っていた。

 これをニィープが見てれば直ぐに2人の間に介入しただろう………が、それすらも18号は平然とした態度を取りながら答え始める。

 

「違うよ、この子の名前はクリリンが栗って名前があるから私とクリリンが其処から捩って決めた名よ。

 決してアンタの名前を入れた覚えは無いわ。

 と言うか、アンタ私がクリリンと結婚してる事を知りながら話し掛けたでしょ? 

 だったら残念だったわね、私とアイツの仲は絶対に引き裂けないし間に入る余地は無いわ。

 だから今直ぐ消えな、痛い目に遭いたくなきゃね」

 

 18号はキッパリとマーロンの名は自身とクリリンが考えて決めた名であり、更にマロンに入る余地は無いと新婚に成り立ての惚気話を交えながら語る。

 それらを聞きマロンは少し驚きながら、しかし直ぐに笑みを浮かべて18号とマーロンを見つめ直した。

 

「………そう、本当に幸せなのね。

 クリリン君の奥さん、クリリン君の事をしっかり愛してあげてね。

 あの人、少し寂しがり屋さんな所があるから独りにさせないでね」

 

「はぁ? 

 何でアンタなんかにそんな事言われなきゃいけないのよ。

 大体アイツはもう寂しく無い生活してるし私はアンタ何かと………」

 

 18号が辟易しながら頭を掻いて目を離した直後、マロンはほんの少し18号に自身が知るクリリン像を話したままその場から消えてしまっていた。

 しかし彼女が居た場所の足元付近に新聞の切り抜きがあった。

 18号は手に取りそれを読み………大体の事を察した18号は新聞の切り抜きを投げてそれは風に乗るのだった。

 そして記事の内容は交通事故、被害者はマロン、病院に搬送後間も無く死亡と書かれていた。

 

「………ふん、良いよマロン。

 同じ男を愛した事がある奴の好さ、アンタの分まで………いや、それ以上にクリリンの事を愛してやるよ」

 

 18号はほんの少しだけ儚さを感じながらも今を生きるクリリンを愛する事を誓いながら乳母車を走らせた。

 その後ろ姿は夫の居る女性としての力強さを感じられる物であった為か、新聞記事は未練が無くなったかの如く風に乗り何処かへと飛んで行くのだった。

 そしてその日の夜は18号はクリリンに抱き着いて離れなかった為、クリリンが夜寝られなくなる弊害が起きたのはご愛嬌と言うべきだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 春が過ぎて夏頃、5歳になったルリアにいよいよ格闘技を教える事となりニィープはラディッツやチチの立ち合いの下身構えていた。

 

「さあルリア、お母さんは手加減してあげるから何処からでも掛かって来なさい!」

 

「ブー、ママが本気で来ないなんてなんか嫌!! 

 絶対にママに本気出させてやるんだから!! 

 やぁぁぁ!!」

 

 この世界でのルリアは未来のルリアの様に過酷な環境で育たなかった為か、物静かな性格では無くお転婆娘として成長し格闘技の事になると意地でもニィープに本気を出させようと躍起になっていた。

 ラディッツはそんなルリアの成長を喜びながら可愛らしい組み手を見ており、チチも微笑ましく見ていた。

 

「もう、何で攻撃が当たらないの!?」

 

「ルリア、貴女の攻撃は素直で真っ直ぐ過ぎて予測し易いのよ。

 もう少し搦め手や急所狙いを囮にして別の場所を狙うとか考えながら攻撃してみなさい!」

 

 当然の事ながらルリアの攻撃は当たらないし格闘技のイロハが無いので予測し易い弱点があったのでニィープがそれを矯正しようと指摘していた。

 するとルリアは少し立ち止まって頷き、ニヤリと笑みを浮かべるともう一度身構え始めていた。

 

「頑張れよルリア〜」

 

「うん、見ててよパパ、叔母さん! 

 やぁぁぁぁぁぁぁぁ、はぁ!!」

 

【ギュビィィン、ギュインギュインギュインギュイン、バシバシバシ、ドカッ!!】

 

『いぃぃぃ!!?』

 

 ラディッツが和みながら応援する中、何とルリアは5歳で超サイヤ人に変身しニィープにガードを使わせて少しだけ後ろに仰け反らせる! 

 それを見たラディッツやチチは驚きの余り目ん玉が飛び出る位に表情が崩れ、ニィープは矢張り超サイヤ人に成れたかと考えながらガードした右手をスナップして痛みを払っていた。

 

「どうよママ、今のは良かったでしょ!!」

 

「うーん30点、赤点ギリギリね。

 初見なら通用するけど次からは全く通用しない手だからやっぱり何か他の搦め手とかを考えて攻撃した方が良いわよ。

 でもまぁ、私にガードを使わせたのは良かったから後で何か欲しいゲームでも買ってあげるわね」

 

「わ~い、ママ大好き〜!!」

 

 ルリアはニィープに何か買って貰えると聞き喜びながら搦め手を考えろと言われたので、喜ぶ裏でフェイントや急所攻撃を交えた物をイメトレすると言うマルチタスクをしながら大好きなママへと抱き着いていた。

 勿論ニィープはちゃんと格闘技のセンスがある事を見せて貰えたので頭を撫でて存分に甘えさせ、プレゼントを買う約束までしていた。

 未来のルリアにも精神と時の部屋でさせてあげた様にしっかりとした母親らしく、慈しみの笑みを浮かべながら。

 

「ル、ルリアちゃんが………不良になっただ………!!」

 

「や、ヤバイ………スカウターで測ったら戦闘力が500億はあるぞ………!!? 

 こ、これはのんびりと修行していられんな………!!」

 

「(あちゃ〜、500億かぁ…トランクスや悟天、ロスマもコレ位あるな、多分…)」

 

 が………チチは超サイヤ人嫌いな為ルリアを不良になってしまったと思い卒倒し、ラディッツは下手したらルリアが早い内に自分達を超すかも知れないと考え、うかうかしてられないとして更にニィープと共に修行に身を入れるのであった。

 そうして後日ロスマの方に顔を出すと、何と7歳でありながら伝説の超サイヤ人に変身しブロリーすらあんぐりとさせたトレーニングが起きてしまう。

 しかも戦闘力も700億ある上に正気を保ってるので相当ヤバイと感じたブロリーやニィープはより強くなる為に悟空達の所への顔出しをより多くするのであった。

 

 

 

 

 エイジ772の夏、悟空は17号と16号に呼び出され再び精神と時の部屋へと入る。

 其処には立派な王立自然公園の自然保護官となった17号と16号、更には18号と21号やベジータにラディッツ、ニィープも居りやっと待ち人が来たと言った表情を浮かべていた。

 

「おっす! 

 おめえら今日はこんなとこに呼んで何の用なんだ?」

 

「態々言わなくたって分かるだろ孫悟空? 

 俺達が作られ、目覚めた理由を知ってるならな」

 

「今までは諸事情で有耶無耶にして来たが、今ならミラ達が来るまでに時間がある。

 だからこそ孫悟空、そしてベジータ達………今こそ俺達人造人間に決着の機会を与えさせてくれ」

 

 どうやら17号………否、ドクター・ゲロが作り出した人造人間達はメタルクウラ、ボージャック、未来21号と言った難敵達の出現や悟空の心臓病があり目的である孫悟空とその仲間の打倒が出来ずに居たのだ。

 故に今現在時間がある内に決着をつけようと17号達は互いに示し合い、今日この日に悟空とベジータ、ラディッツとニィープと言うメンバーを呼んだのだ。

 本当はピッコロもクウラも呼びたかったが、2人は現在組み手中だったので呼べなかったのだ。

 

「ふっ、良いだろう。

 俺も貴様達人造人間には少しだけ辛酸を舐めさせられたからな………その借りを返してやるぜ!」

 

「カカロットの兄として、サイヤ人として、そして戦友(とも)として決着を望むのであるならば答えてやらねばならんな!!」

 

「改めて人造人間と闘えるのは嬉しいわ………手加減抜きでやるわよ!」

 

 そうして呼ばれたサイヤ人3名は当然の如く超サイヤ人3と2限界突破へと変身し、フルパワーで人造人間達を迎え撃とうとしていた! 

 更に17号達も修行していた事や、永久式エネルギー炉の改良等をしていた事や、16号はエネルギー炉の同調によるフルパワーで更に戦闘力を増したので未だベジータ達に置いて行かれて無いので余裕ある、しかし真剣な表情で相手を見据えていた! 

 

「…へへ、オラもおめえ達と本気で闘いたいって思ってたんだ!! 

 んじゃ、思いっ切りやらせて貰うぞ!!」

 

【ギュビィィン、バチビシ、バチビシ!!】

 

 そして悟空も超サイヤ人3に変身しフルパワーになりながら17号を見つめる!! 

 悟空達の現在の最大戦闘力は………何と3兆だ!! 

 クウラ達やブロリーはこれより少しパワーが上にある程度だが同等であり、2人以上で掛かれば未来21号とも闘える領域に既に立っていた!! 

 だがこれで満足はしない、1人で闘える様になるまで………そしてミラや未だ見ぬ魔人ブウやヒルデガーンとの闘いに向けてこれからも更なる力を付けるのだ!! そんな悟空達に対し21号も戦闘特化形態へと変身し、2兆9000億のパワーを発揮する!! 

 そして………悟空と17号の靴が地面を擦った瞬間4対4の対戦が勃発する!! 

 

「てりゃあぁぁぁぁぁ!!」

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「おおおおおお!!」

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

『うおおおおおおおおおお!!』

 

『やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

 悟空対17号、ベジータ対18号、ラディッツ対16号、ニィープ対21号の対決となりそれぞれがスピードとパワーで互角に闘い、更にスタミナ差も超サイヤ人の耐久力のゴリ押しでダメージを更に与え続けると言う作戦と呼ぶには余りにも原始的な物でスタミナのアドバンテージ差を強引に埋めてしまう!! 

 ニィープに至っては幾らでも再生する21号に対して魔人ブウ程の無慈悲な物では無く再生した分少しパワーを減らすと見抜き、ならばダメージを過度に与えてパワーもスタミナも減らし尽くすとサイヤ人らしい思考でロジカルな21号に肉薄する!! 

 

「波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

【ギュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン、ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!】

 

 そうして………どれ程の時間闘ったか分からくなった頃、互いに必殺技の衝突の余波で戦闘不能になりながら倒れ込みながら満足の行く闘いが出来たと思いながら息を吸う者は吸い、16号はシャットダウン寸前になりながらこの戦闘記録をメモリーに刻み込み、人間ならば心と呼ぶべき物からの喜ぶを噛み締めながら笑みを浮かべるのであった。

 その後悟空達はミスター・ポポに連れ出され外で休むのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その1ヶ月後、ドクター・ゲロの研究所である1体の人造人間が動き始めた。

 その名はセル。

 本来なら未来世界から来た個体が悟飯に殺られ、現代の個体はコンピューターごと破壊される筈がこの歴史ではゲロの管理下の下で完成し、そして培養カプセルから外へと出て来ていた。

 しかも………本来なら第1形態の筈が、21号の研究成果と彼女のサポートがあったが為に17号達無しで完全体の姿でこの世に生誕したのだ! 

 

「おはようセル、気分はどうだ?」

 

「………悪くないなドクター・ゲロ。

 まさかコンピューターの予測を上回り私を完全体の姿でこの世に生み出すとは………更に歴史の侵略者と、魔人ブウ………それがこの私に用意された敵と言う訳か」

 

「その通りじゃ」

 

 更にコンピューターの教育や指令を切り替え、孫悟空の打倒から完全にミラ達や魔人ブウの打倒を目的に設計され、フリーザやコルド大王達フリーザ一族の細胞はクウラで代用し、オマケにブロリーやラディッツ、ニィープや悟飯達の細胞を取り入れる事でセルは日の目を浴びる事となったのだ。

 更に完全体になった原因も伝説の超サイヤ人ブロリーの細胞を使った事で完璧に仕上がった事が大きく、更に性格も丸くなって来たブロリーやニィープ、クウラ達の物を使いコンピューターの教育も変えた為残忍性が薄れひたすら高みを目指すクウラや悟空達の思考に近く、更に利用出来る物は利用する強かな物となっていた!! 

 

「………ふむ、しかし私と共に闘う者が力不足だと少し不安だな………誰か実力を測れる手頃な人物は居ないのか?」

 

「うむそうだな………最近孫悟空達は子供の育児と修行、それと働くのに忙しいからのう………ならば孫悟飯と闘うと良い。

 連絡はワシ達から入れよう」

 

「フッ、助かるぞドクター・ゲロ、21号」

 

 そうしてゲロと21号はセルが手頃な相手が欲しいと言う願いを聞き入れ、孫悟飯を適当な場所………本来ならセルゲームの会場となる場所に呼び出し、其処で新しく出来た人造人間と闘って欲しいと要請して呼び出すのであった。

 

 

 

 

 

 

「来たか、孫悟飯。

 おや、ガールフレンドも一緒か」

 

「君がゲロ博士の言ってた新しい人造人間か? 

 父さんやニィープさんに伯父さん、それに僕やクウラさんやピッコロさん達の気を感じるな」

 

 セルが適当に会場を仕立て上げた頃、悟飯とビーデルがその場へ赴きセルの前に立った。

 その気は複数が混ざり合った物であり、感じられるだけでも悟空、ラディッツ、ベジータ、ナッパ、ニィープ、悟飯、クリリン、ピッコロ、クウラ、ブロリーと言った面々の気が目の前の人造人間から悟飯は感じ取っていた。

 

「そうだ、私の名はセル。

 ドクター・ゲロが様々な戦士の細胞を基に生み出したバイオタイプの人造人間だ。

 今そちらが感じてる様に私は孫悟空達の細胞を使いこの世に生を受けた。

 そして私の使命は歴史の侵略者のミラ達や魔人ブウの打倒だ………が、私と共に闘う者が弱いと話にならないのでな。

 よってその実力を確かめるべく私はこの場で地球戦士を待ってたのだ」

 

「成る程な………なら僕の役目はそっちが満足出来る様に闘うって訳か。

 ビーデルさん、下がって!」

 

「うん、悟飯君も頑張ってね!」

 

 悟飯はセルの言葉を一通り聞いた後、ドクター・ゲロがセルを満足させられる戦士が欲しかったが故に白羽の矢が立ったと知り、ビーデルの応援を背に準備運動をしてから身構えるとセルも身構え、そして同時に突撃する! 

 

【ガシッ、ビシッ、バシッ、ドカドカドガァッ!! 

 シュン、シュン、シュン、ボォォォンッ!!】

 

 悟飯とセルは準備運動の段階でも十分な闘いを行うと高速移動やパンチやキックの応酬とガードを繰り返し、最後にパンチ同士をぶつけて距離を離す! 

 この動きにセルは笑みを浮かべ、悟飯も笑みを浮かべると2人は何も語らない。

 ただそうするのが正しいと思い、2人はフルパワーを発揮し両者共にオーラに激しい稲妻が迸る!! 

 悟飯が超サイヤ人2限界突破に変身した様にセルも自身のフルパワーを引き出して同等のパワーを発揮したのだ!! 

 

「やるじゃないか、アンタ」

 

「ふっ、どうやら孫悟飯のパワーを基準に考えた方が良さそうだ………では、存分に試合を始めるとしよう!!」

 

「来い!!」

 

 悟飯とセル、原典の物語ならば殺し合う2人であったがこの歴史では競い合い、またこのセルは現代のセルの為本当に因縁の様な物は存在しないのだ。

 よって悟飯は新たな戦士の到来を、セルは自身の限界を極め競う相手が居る事の喜びを噛み締めながら闘いあった!! 

 

「悟飯君イケイケ〜!! 

 其処よ、パンチよ!!」

 

 そんな戦闘を見ていたビーデルは何と2人を目で追いながら悟飯を応援していた。

 実はサタンから闘いに出ない、あくまで試合の為に強くなる事を条件に様々な物を教えられた結果、今では非戦闘員ながらも現在のサタンのレベルまで戦闘力を高め、悟飯も試合で油断すれば負けると思う程に強くなったのだ! 

 そうして2人の闘いは佳境を迎え、両者共にかめはめ波のチャージを開始していた!! 

 

『か〜、め〜、は〜、め〜、波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

【ギュオォォォォォォォォォンッ、ズガァァッ、ギュオォォォォォォォォォォォォォォォン!!】

 

 悟飯とセル、両者のフルパワーかめはめ波は衝突の瞬間から拮抗し合い、どちらも力を抜けば自身が負けると悟りながら踏ん張りを入れて放ち続けた!! 

 そして、2人のかめはめ波は大爆発を起こしビーデルは慌てて空へ飛び上がると、悟飯とセルは爆発に巻き込まれダブルノックダウンとなっていた! 

 

「あ、あはは、本気でやったのに強いや………!」

 

「ふ、ふははは………これ程の戦士がこの世に存在し、しかもまだ複数居るとは………世界とはこんなにも広い物なのだな………!!!」

 

 2人はフラフラになりながら立つと互いに近付き握手をし、満足気な笑みを浮かべながら健闘を無言ながら讃え合うのだった。

 これもこの歴史にのみ許された光景であり、ある意味良い方向へ転んだ可能性の集約でもあった。

 

「ひゃ~、アイツ強えな義姉ちゃん! 

 それに悟飯も凄えや!!」

 

「そうね………まさか現代でセルが完成して味方になるとはね………まぁ、これも良い競争相手が見つかったと思えば良いわね。

 ふふふ、本当に腕が鳴るわね………!!」

 

 その様子を見ていた悟空とニィープはセルの到来と悟飯のフルパワーに歓喜し、2人に向かって握り拳を作るといずれは本当の意味で抜き去ると考えながらサイヤ人の闘志に満ちた笑みを浮かべていた。

 ニィープも悟空同様親になってもまだまだ挑戦者であり探求者なのだ。

 故に強さを求める姿勢に際限など存在しないのだ。

 そしてそれこそがサイヤ人の性であった。




此処までの閲覧ありがとうございました。
ドラゴンボールZアニオリキャラのマロン…自然とフェードアウトしましたが本作では交通事故で他界しもう数年以上が経過し、クリリンはその事実を知らないとさせて頂きます。
知ってるのは彼女が未練があり1日だけ…自身の命日にこの世に来た際に出会えた18号と閻魔大王と言った面々程度です。
そしてクリリンと18号の夫婦仲を知る事が出来たのでもうこの世に来る事は無いです。
そして、未来から来ないなら現代の奴を完成させれば良いと言った具合に現代セル爆誕です。
オマケに超サイヤ人2限界突破(漫画の未来トランクス編でトランクスが変身した2なのに3並のパワーを持つ超サイヤ人)と同等の力を持つ『パーフェクトセルバースト』と言う形態に変身可能です。
オマケにコイツ性格も改善されて敵になる要素皆無です。
これもミラ達が色々歴史介入して世界に影響を与えまくった弊害ですね。

セル「ドヤァ」

ついでにブロリーはMADみたいな事になってますがこれでも真面目にやってます。
最後に戦闘力の掲載については魔人ブウが出た時に載せます。

次回もよろしくお願い致します!
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