DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第47話目を更新致します。
タイトル通り遂に魔人ブウが現れてしまう回になります。
更にミラ達が居るので色々厄介ですが悟空達はどんな風に対抗するか見届けて下さいませ。
では、本編へどうぞ!


第47話 始まる異聞の闘い!!魔人ブウ復活!!

 エイジ850の時の巣にて、ニィープ達が生きる歴史の巻物に異常な反応が発生する!! 

 その一報を受け、かつて彼等と共に闘いタイムパトローラーとしての日々を送り、元の時代にちょくちょく戻ってはこちらに呼び出されを繰り返した結果心身を年齢と共に共に成長したトランクス達4人が走っていた!! 

 

「時の界王神様、遂にミラ達が動き始めたんですね!!」

 

「ええ、そしていよいよ私達と彼等の決着の時よ!!」

 

 トランクス達が駆け付けると既に時の界王神は闇のオーラが噴出した巻物を広げその異常な反応がある部分…エイジ774のある時間を開き見せていた! 

 本来彼等は過去改変した世界は赴くだけで歴史干渉する様になるので許されないのだが、この歴史は既に前世の記憶持ちの2人やミラ達の幾度もの介入の為に特殊な歴史となり、歴史の外から来た者が歴史に無い事を意図的にやらない限り歴史干渉が起きないかなり特殊な世界と化している。

 よって時の界王神がタイムパトローラーに施す歴史修正の力と歴史干渉の枠から外れる時の神術を付与する事でトランクス、ルリア、ロスマ、パンも直接乗り込む事が可能になっていた!! 

 

「良い、貴方達は神術を施したけど念の為魔人ブウや洗脳が解けたダーブラと闘っては駄目よ。

 狙いは」

 

「何時も通りミラとトワ、分かってるわ」

 

「父さん達の世界を守るのは父さん達の使命。

 だから、もう俺達は力は貸せない事は重々承知してる」

 

「てな訳で時の界王神様、神術をよろしくお願いします!!」

 

 無論幾ら歴史との紐付けが特殊な事情で乱れてるとは言え、細心の注意を払うべく本来通り歴史に関わらない闘いをする様に時の界王神は4人に命じている。

 よってミラとトワ、トランクス達の世界に居たあの2人や彼等が呼び出した敵としか闘えず、魔人ブウ達との闘いに参加は禁じられてた。

 トランクスだけでなくルリア達もそれは分かってる為過去の旧ナメック星でもミラとトワとしか闘わず、この時まだ会ってない為ニィープ達との接触も許されなかった。

 が、今回は既に知り合った後なので接触してもタイムパトローラーと明かして良い事に一応なっている。

 それから直ぐに時の界王神は神術を4人に施した! 

 

「さあ行ってらっしゃい皆!」

 

『はい!!』

 

【シュン!!】

 

 そうしてタイムパトローラー4人はミラとトワと闘うべく時の界王神の術によりかつての歴史へと跳ぶのであった。

 今まではのらりくらりと逃げられ出し抜かれた事も出し抜いた事もあった、だがそれも此処までである。

 トランクス達はそう思いながら前を見つめ続け、そして視界に地球の荒野の光景が広がり………悟空やニィープ達と共に闘った歴史に降り立つのであった! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エイジ774の4月14日。

 悟飯が学校に慣れ始め、周りの友人がニィープコンツェルンの孫果琳と苗字が一緒として悟飯に聞き、悟飯自身が果琳=ニィープが伯母である事や友人のシャプナーが調べ上げた情報で悟飯の父孫悟空が天下一武道会の常連だった事を明かすと一躍話題の人になってしまった。

 勿論悟飯自身も難問に答えたり体育でとんでもない身体能力を見せたりしたのでクラブ等に引っ張り凧になった為、ビーデルがそれを防ぐと言う日常が生まれていた。

 

「………であるからして、この考古学者の方は………」

 

 そうして今日も今日とて悟飯は勉強をしながら次の試験範囲の問題を頭に入れて良い点を取ろうとしていた………そんな時に事件とは空気を読まずに訪れるのだ。

 

【ビィー、ビィー、ビィー!!】

 

「っ、時計のこの音は………!!」

 

 悟飯のグレートサイヤマン変身用の時計、それにはブルマやドクター・ゲロ達が作ったミラ達の時間移動を感知したスパイロボット達が一斉に信号を送り、Z戦士の持つ緊急連絡用スカウターに警告音を発する仕組みと同じ物が搭載されている事をブルマ達に渡された日に明かされていた。

 つまりこの音は………ミラ達の襲来が察知された事を意味していた!! 

 

「すみません先生、緊急の用事が出来ましたので僕は今から欠席します!!」

 

「あ、はい、悟飯さんお気を付けて下さいね!」

 

「悟飯君、今日の授業はノートに書き写しておくから安心して!」

 

 それから悟飯は授業の先生の許可を取りながら教室を飛び出し始める! 

 悟飯の事はハイスクール全教師に地球警察の協力者…特に特殊案件に出て行く者と保護者達から説明をなされていたので教師陣もそれを承知していたのでスムーズに授業から抜け出せたのだ! 

 更にビーデルも授業を書き写すと伝えたのでもう悟飯に止まる必要は無かった! 

 屋上に出て超サイヤ人2へと変身すると空に飛び上がり、一旦集合場所の西の都のカプセルコーポレーション上空へと向かい始めた!! 

 

「悟飯、おめえにも緊急信号が来たんだな!」

 

「父さん、伯父さん、ベジータさん! 

 はい、僕のこの時計にも皆が持つスカウターと同じ機能が搭載されてましたので!」

 

「全く、カカロットの奴がフュージョンとか言う下らんポーズを取らせる物を悟天とトランクスに教えて融合戦士の実力を見ていた所に………空気が読めない事だけは信頼出来る奴等だぜ!」

 

 其処にちびっ子戦士達の特訓と悟天、トランクスにフュージョンを教えて漸く完成し誕生した戦士………ゴテンクスの実力を見てた悟空、ラディッツ、ベジータが合流する! 

 ベジータも最初はフュージョンなど下らんとしていたが、ゴテンクスの実力を見てしっかりと修行させればトランクス達の切り札になると認識したので練習を許可したのだ…が、そんな時にミラ達の襲来だったので機嫌が頗る悪かった。

 そんな風にベジータが苛立ちを口にしてる間にカプセルコーポレーション上空へと着き、其処には既にピッコロとニィープ、クウラとブロリーが到着していた! 

 

「孫悟空や悟飯達も来たか、いよいよミラ達との決着をつける時が来たぞ」

 

「ククク、今日は逃さんぞミラ、トワ…!!」

 

「ブロリーの殺意高いな…」

 

 クウラ達も悟空達の到着に気付き、他の対ミラ・トワ用戦士達が到着するまで待っていた。

 その中でブロリーが殺意を滾らせ、悟空達のも久々にブロリーが大暴れする時が来たと思いながら同じく対ミラ・トワ用戦士達を待った。

 するとクリリン、サタン、17号そして最後にセルと21号が到着しこれで全員となった。

 因みに実力的にこのメンバーと変わらない者達やヤムチャ達は周りに雑魚が現れた瞬間対処したりヤンチャな子供達が前線に出てしまわない様にする為や交代要員で待機しているのだ。

 

「よし、これで全員だな………それじゃ行くぞ!!」

 

「フフフ、歴史の侵略者共よ、人造人間の力を思い知ると良い…!」

 

「もうこの世界を好き勝手にはさせない…!!」

 

「ミラ、トワ………長年の因縁にケリをつけてやるわ!!」

 

 そうして全員が集まったのを合図に悟空が掛け声を発するとミラとトワの時間移動を探知した場所………南の都方面にある1軒しか民家が無い場所に向かい始める! 

 ニィープ、クウラは此処は大界王神と共に魔人ブウの封印された玉が放置されてる場所だったのだが、何故か消えてたので警戒を強めるに至った地点でもある。

 其処にミラ達が現れた=魔人ブウを復活させる気である事を意味し、全戦力を投入すると危険であるとも考えたニィープは念の為魔人ブウ用メンバーをミラとトワ用メンバーと被らせていたのだ。

 

「皆様、我々も共に行きます!!」

 

「界王神様達、大丈夫なのか?」

 

「ええ、その為に皆さんと私達は共に修行をしたのです。

 足手纏いにはならないと誓いましょう」

 

 其処にシン、キビト、大界王神までもが追い付き、これで魔人ブウとの闘いに参加するメンバーが揃った。

 もしも危険なら界王神達やキビトにカイカイを使わせ撤退させる様にするのも事前の打ち合わせでなされており、其処から更に老界王神と共にナメック星のドラゴンボールを使い何とか生き返り逆転の手段を使う用意もあった。

 そして………遂にミラ達が出現した地点へと到着する!! 

 其処には人間の形をした石が砕かれ放置されており、ニィープはこの民家の住人がダーブラに石にされ殺されたと知り、怒りの目を気が発する方向へと向けた!! 

 其処に空中を飛ぶダーブラとそれに寄り添うトワ、更にミラと宙に浮かぶ魔人ブウの玉が居た!! 

 

「あらやだこわ~い、私達は邪魔になる奴を兄様に石に変えて貰っただけなのに〜」

 

「最も、手が滑って石を砕いてしまうドジをやらかしてしまったがな…フフフフフ」

 

「ちっ、既に犠牲者が出やがったか…!!」

 

 トワとダーブラはその視線を嘲笑うかの様に民間人を石にして砕いた事を明かすと、悟空やクウラ、ベジータ達も犠牲者が発生したと石を見ながら理解し怒りの視線を向ける! 

 その間にニィープはダーブラが頭のM字が消えてる事を見抜き、更にバビディの姿が無い事を確認し問い質し始める。

 

「おいトワ、魔導師バビディの奴はどうしたのよ? 

 お前の愛しいお兄様は魔導師の魔術で洗脳されてたとか抜かしてたわよね?」

 

「バビディ? 

 ふん、あんな下等生物もうとっくに殺した後魂も殺したわ、もうこの世にもあの世にも居ない…完全に消えたわよ」

 

「それもこれも、全ては我が前にひれ伏すべき下等な暗黒魔界の魔導師種族如きが私を操り家来にしたと錯覚した罪だ。

 ついでに奴に操られた戦士も殺して憂さ晴らしをしたさ………最もそちらは操られただけの存在なのでバビディと違い魂までは殺さなかったがな」

 

 するとバビディはもう殺されてたらしく、しかも魂の状態でもう一度死んだと明かされ界王神達も驚いていた。 が、本来の主従の関係をはき違えた愚か者の末路としてはこれ以上に無い裁きだともニィープやクウラ達は思い、次に魔人ブウの玉の方に注目が集まっていた。

 ニィープはまさかこの3人でキリを集め切りブウを復活させるのかとも思っていた。

 が、トワとダーブラは再び嘲笑い始めた。

 

「フフ、魔人ブウの封印をどうやって解放するか気になってるでしょ? 

 その件ならもうキリは集まり切ってるから安心して良いわ、何故なら…」

 

「貴様達が7年前に未来から来た人造人間21号を超サイヤ人ゴッドとやらで葬り去った時、トワは莫大なキリを獲得するに至ったのだ! 

 そう、魔人ブウを復活させてなお有り余るキリを!!」

 

「…成る程、邪魔者を俺達に消させて自分達はキリを集める為の槍玉にあの21号は使われたか………フン、キリを集め切ってさぞ嬉しいんだろうな。

 その笑顔が苛立つぞ…!!」

 

 魔人ブウ復活のキリも未来21号と超サイヤ人ゴッドの激突で集め切ったらしいトワとダーブラは神経に障る笑みを浮かべたので、クウラやブロリーはキレ始めており拳 を強く握り締めていた!! 

 悟空もベジータもしてやられたと思いながら、今魔人ブウの玉を攻撃すれば封印は不完全に解除されると思い手に気を集めていた…が、これもトワとダーブラは嘲笑う! 

 

「フフフ、今魔人ブウの玉を攻撃すれば…とか思ったでしょ? 

 でももう残念、とっくにキリは注入してあと2秒で魔人ブウは復活するわ!!」

 

『何っ!?』

 

【ボン!!】

 

 トワは直ぐに魔人ブウが復活する、その宣言を行った瞬間封印の玉が勢い良く弾け飛ぶと中からピンクの煙がモクモクと出て来たと思えばそれが徐々に人の様な形を成して行き………そして、魔人ブウがフルパワーで復活を遂げてしまった!! 

 

「ブウ〜!!」

 

「あ、あぁ………ま、魔人ブウが、フルパワーで………!!!!」

 

「あらでもこれじゃあ戦力が足りないわよね? 

 だからこの有り余るキリと魔術を利用して………え~い!!」

 

【バチィ、グググググ、ポン!!】

 

 シンやキビトが恐れ慄く中、トワがブウの隣に立つと何やら魔術を行使し始める! 

 すると………ブウの身体が分裂を始め更に形を変えて魔人ブウが増えてしまった!! 

 しかも2体………それもただの2体では無い、魔人ブウの悪の心が前面に現れた魔人ブウ(悪)と、一番初めのブウである魔人ブウ(純粋)に分かれていた!! 

 

「ど、どうなってんだありゃ!? 

 姿形が違うがブウが増えちまいやがったぞ!!」

 

「なっ、一番初めのブウが………トワ、貴女は何をしたのです!!」

 

「何って、魔人ブウの悪の心と一番初めの破壊衝動を切り離しつつキリを注いで独立した魔人ブウとして存在させただけよ? 

 勿論全てのブウがパワー不足にならない様にキリは注いであるから全員100%の力を持ってるわよ。

 そしてオマケに………悪の心に満ちたブウ、コレを受け取りなさい!!」

 

 悟空達が驚き、大界王神が睨みながら問い質すとトワはアッサリと手品の正体を口にした挙げ句、魔人ブウ(悪)に何かのピンクの細胞片を注いでしまった!! 

 ニィープや大界王神はアレは魔人ブウの細胞であり、誰かを吸収する際にああやって肉体の一部でで包み身体と一体化させる事を知っていた!! 

 更に此処で吸収させると言えば………ピッコロやゴテンクス、更に悟飯と言った面子だが生憎此方の悟飯達は吸収されていない、つまり別の歴史からソレを持って来たと判断する!! 

 因みにこの間に魔人ブウ(純粋)が星の破壊を試みた為、ミラがソレを取り押さえていた。

 

「う、うごごごごご!! 

 ………………ふう、頭がスッキリした様な気分だ。

 暗黒魔界の魔族、トワと言ったか? 

 極上の頭脳と戦闘力に満ちた物を私に提供した事を感謝しよう。

 その見返りはお前達と共に彼処に居る戦士達の抹殺で良いのか?」

 

「ええ、その後はもう自由にして良いわよ。

 この地球の人間全てをケーキに変えて食べるも良し、星を破壊するのも良し、何でも自由にして良いわよ〜」

 

「フッ、随分と気前が良いのだな。

 命令ばかりして自分の都合が悪くなれば再び封印した魔導師ビビディとは大違いだ………と言う訳だ地球の戦士諸君。

 我々魔人ブウはお前達と闘う事に決まったぞ!」

 

「俺も闘うのか?」

 

 そうして変化した魔人ブウ(悪)はアルティメット悟飯吸収形態に変化し、トワと長い会話をした後に地球戦士達に視線を向け戦闘宣言を行う! 

 因みに悪の心と破壊衝動の2つが身体から抜けた魔人ブウ(無邪気)は状況が分からないらしく取り敢えず隣の話が出来る自分に闘うのかと問うと、魔人ブウ(悪)は好きにしろとしか答えなかった。

 その間にシンはタダでさえ厄介な魔人ブウが3人に増えた事に絶望感で支配され掛かるが、界王神の使命を心に強く持ったのでヘタれず戦線に立ち続けられる様になっていた。

 

「それにしてもさっきから其処の一番初めのブウが邪魔ねぇ〜………ねぇアンタ達、私が魔術で送ってあげるから誰かコイツを界王神界でやっつけてくれないかしら? 

 勿論コレに乗らないならコイツを野に放って辺り一帯を破壊し尽くすわよ?」

 

「げっ、なんて厄介な………仕方無い、カカロットとベジータ、21号があのチビのブウを相手して! 

 それと気を付けて、ブウは気が読み辛いけど強さはあの太っちょよりちょっとは強いし、何より破壊衝動の塊だから逃がせばビルス様が動くわよ!」

 

「マジか…こりゃ全力でやらなきゃならないらしいぞベジータ、21号…!」

 

「クソッタレめ…!!」

 

 するとトワは魔人ブウ(純粋)が邪魔だと感じ始めていたのでZ戦士達に押し付けると、ニィープの指示で悟空とベジータ、更にブウの細胞を持つ21号が相手取る事に決まりその3人は一番厄介そうな奴の相手をする事になったと知り汗を掻いていた。

 するとトワが魔術を使い界王神界にブウ(純粋)と悟空、ベジータ、21号を飛ばすと残ったブウ達もアレが消えてホッとしており、残った戦士もあのブウが厄介だったのだと知り始めた。

 

「さて此方は5人、向こうは10人………戦力差は少し不利だが、我々とミラに残りのキリを注げば…」

 

「ええ、コレだけのパワーを生み出せるわよ!!」

 

【ババババババッ、ギュオォォォォォォォォン!!】

 

 更にトワはダーブラとミラ、そして自分自身にキリを注ぐ事でパワーアップし、その戦闘力は全員4兆を超えるとんでもないパワーになっていた!! 

 ニィープやクウラもこれで戦力差も埋まったと判断し、身構え始めていた………その時、ダーブラ達現代の敵とミラとトワの未来の敵を引き離す様に気弾が飛び込みミラがトワを庇いながら避けた!! 

 其処に何とトランクス、ルリア、ロスマ、パン………かつてこの時代で共に闘った者達が成長した姿を見せ、トワとミラの前に立ちはだかる!! 

 

「貴方達、どうやって過去に!?」

 

「また来たわねタイムパトローラー!! 

 もう良いわ、此処でアンタ達ともケリをつけるわ!!」

 

 ニィープがどうやってトランクス達がこの時代に再び来たのかと声を上げると、苛立ったトワがその答えを口にした! 

 タイムパトローラー…ミラ達の邪魔をする者…かつて旧ナメック星でミラ達を押さえていたのはトランクス達だったのかと漸く気付き、何処までも彼等には助けられてると言った複雑な笑みを浮かべていた! 

 

「ミラ、トワ、俺達もお前達と決着をつける為に此処に来た!! 

 もう逃がしはしない!!」

 

「フハハハハハ!! 

 良いタイミングで来たなお前達!! 

 クウラ、ミラはお前にくれてやる。

 俺はかつて俺に凶悪化をさせたあの女に復讐する!!」

 

「フッ、話が早くて助かるぞブロリー。

 ニィープ、残った戦力配分はお前に任せる、必ず勝て!!」

 

 其処からブロリーは自身を操ろうとしたトワ、クウラはミラに狙いを定めながらトランクス達に合流するとニィープは戦力配分を考え始める! 

 この中で一番危険なのは今の魔人ブウ(悪)である事は間違い無く、戦闘力は………恐らく20兆はあるので現在アルティメット化した悟飯やピッコロ、クリリンをぶつけなければ勝てないと判断し、次にブウ(無邪気)はサタンと17号、セルをぶつければ何とかなると見抜き、残る自身とラディッツはダーブラと闘えば良いと判断した。

 残る界王神達は各々の判断で分かれれば良いと考えた。

 

「…良し、シンは何とかあの先代大界王神様を吸収した姿のブウを相手なさい、私は………全ての神力を使いもう一体のブウを………!!」

 

「フッ、カイカイマトルを使う気なのだろう、2代目大界王神よ。

 ならばやめておけ、私にはそれはもう通じない。

 何故ならば私は封印されていた中でその技の解呪法を既に身に着けてしまったのだ。

 よって無駄に力を減らすだけの徒労に終わるぞ?」

 

「な………くっ、まさか、500万年前のあの闘いで受けた物から………魔人ブウ、我々はお前を侮っていたらしいですね…!!」

 

 それから大界王神はカイカイマトル………全ての神力を使い敵の力を封じる先代大界王神が使っていた封印術を放とうとしてブウ(悪)に言葉で止められてしまう。

 シンもカイカイマトルが通じないとなればあのブウを止められるのは現状悟飯達しか居ないと思い歯痒さを覚えていた。

 そうして大界王神もまたブウ(無邪気)の前に立つ事にし、ニィープもこればっかりは想定外だなと思いながら声を上げる!! 

 

「悟飯くん、クリリン、ピッコロはあの山吹色道着を着たブウを相手して!! 

 サタンとセル、17号はあっちの太っちょのブウを!! 

 私とラディッツはダーブラを潰すわ!!」

 

「分かりました!!」

 

「ラディッツさん、ニィープさん、ダーブラの唾は相手を石に変える力を持ちます!! 

 それだけは十分気を付けて下さい!!」

 

 そうしてそれぞれが相手の前に立つとシンはダーブラの唾に対して警告を発し、キビトは何時でも界王神達を安全な場所に逃がせられる位置に陣取りながら身構えた!! 

 更にこの場に居る者は最大パワーを引き出し、ラディッツやクウラ、ブロリーは悟飯達のアルティメット化のパワーに驚きつつもそれよりも目の前の敵として意識を再び前方に向ける!! 

 

「それじゃあ皆死なない様にね………はぁぁぁぁ!!」

 

「ひれ伏せ、人間共!!」

 

「今後2度と現れる事の無い最強の魔人の力を見せてやろう!!」

 

「行くぞ、ブウ!!」

 

 そうして先ずはニィープとラディッツ、ダーブラが衝突し、次にブウ(悪)と悟飯、ピッコロ、クリリンも激突し地球が大きく揺れた!! 

 それを合図にミラも動き出しトランクス、ロスマ、クウラが迎え撃つ!! 

 更にトワも魔術の雷を放つとブロリーがそれをガードしながら突っ込み、パンとルリアも突撃する!! 

 こうして7年振りの超決戦の火蓋が落とされ、この場に居ない戦士達も何時でも駆け付けられる位置へと飛び、その隙に悟天達チビっ子戦士達も巻き込まれないギリギリの位置まで近付いて親や兄達の闘いを覗き見するのであった!! 

 

 

 

 

 

 同じ頃、既に老界王神は新ナメック星に移動しもぬけの殻となった界王神界にて、既に魔人ブウ(純粋)と超サイヤ人3と超サイヤ人2限界突破、戦闘特化形態へ変身した悟空、ベジータ、21号の闘いが繰り広げられていた!! 

 

「だりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」

 

「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」

 

「クソが、コイツ21号の攻撃位しか碌なダメージを受けてないぞ!! 

 トワの奴め、厄介な奴を増やしやがって!!」

 

「それでも負ける訳には行きません、特にこのブウが厄介だと私に使われたブウの細胞が警告してます!!」

 

 その戦闘で同じブウの細胞が使われた21号の攻撃でしかダメージが上手く与えられない事を気付き、悟空とベジータは少し焦りを感じていたが冷静な21号も居たので何とか変に力を込めた攻撃を繰り出さずに済んでいた! 

 悟空はこの特性からやるなら未来21号を倒す際もやった圧倒的な火力による一撃消滅しか無い、そう見切りを付けその手段をこの中で自身のみが有する悟空が仙豆の残りを確認しながらブウを見つめ、一旦戦闘を止める! 

 

「………ベジータ、21号、オレに考えがある!! 

 何とか時間を稼いでくれないか!!」

 

「フン、良いだろうカカロット! 

 だが時間稼ぎとは言わず俺がこいつをぶっ倒してやるぜ!!」

 

「分かりました、時間稼ぎは任せて下さい悟空さん!!」

 

【ドガァ!! 

 ボン、ボン、ボン、ボン、ボン、ボン、ボン!!】

 

 其処からベジータ、21号が悟空の提案を受けて戦闘を継続する!! 

 しかも悟空が抜けても2人は上手く立ち回り、原典の物語でフルボッコにされていたベジータさえもこのブウ相手に真に互角の闘いを繰り広げていた!! 

 更にベジータは試してみる価値はあるとして自身のパワーをフルチャージし、両手に集約する!! 

 

「喰らえ、ファイナルフラァァァァァッシュ!!」

 

【ボシュウゥゥゥゥゥ、ゴォォォォォォォォォォォォォッ!!】

 

 ベジータはフルパワーのファイナルフラッシュを放ち、ブウ(純粋)を呑み込むと界王神界の空へとエネルギー波は伸びて行き、その宇宙まで伸びて行った! 

 ベジータ自身は手応えを感じ爆煙が晴れるのを待つと、空中に小さな破片があり其処から新品同様の魔人ブウ(純粋)が再生し、先程の攻撃は少しだけ焦ったのかふぅと溜め息を吐いていた! 

 

「チッ、どうやら今の俺の技では奴を完全に消し飛ばす事が出来んらしい………カカロット、お前の手段とやらに賭けてやるんだから仕留め損なうなよ…!!」

 

 其処から冷静に戦況を見据えたベジータは上手くやれれば21号も倒せる可能性があるが、逆に殺られる可能性の方が高過ぎた為悟空の案に賭けて闘いを進める。

 

「ぐ、ぎゃぎゃ、ギャァァァァァァァァ!!」

 

【ゴゥッ!!】

 

「な、何だ!?」

 

「ブウの力が………増した!?」

 

 そんな時、突如として魔人ブウ(純粋)のパワーが引き上がり何が起きたと3人は見つめる!! 

 そうして観察すると、それはトワの凶悪化と原理は同じだがトワの力は界王神界では無く相変わらず地球で感じられた為、まさか大界王神が話したトワやミラと別口の歴史の侵略者がコレをやったのかと考え始める! 

 

『そうだ、私があの魔人ブウを凶悪化させパワーを増幅させているのだ!』

 

「誰だ!!」

 

 その瞬間、此処に居る者以外の声が響き渡りベジータが声を荒げると其処に幻が実体を持つかの様に姿を現す赤い髪が三つ叉に分かれた男が居た!! 

 

「初めましてだな、孫悟空達。

 我が名は魔神ドミグラ。

 7500万年の封印から目覚めつつある1人の魔神だ! 

 私の手により最初の魔人ブウは戦闘力を大きく伸ばす事となった、これに貴様達はどうやって対抗するか見届けさせて貰うぞ」

 

「ふざけるな、消えろ!!」

 

【ポゥ、ドォォォォォォォォォン!!】

 

 ドミグラと名乗る魔神を自称した男は自身が魔人ブウのパワーを引き上げたと言い放った瞬間ベジータの気功波を受け消え去る………が、その消え方がまるで実体が無い幻の様な消え方の為手応えはあっても分身の様な物とベジータは悟る! 

 事実ドミグラが消えてもその笑い声は消えていないのだから!! 

 

「 ………ぎぎゃ〜!!」

 

「ちっ、コイツは厄介な事になったぞ………!!」

 

「悟空さん、早くして下さいね…!!」

 

 そうしてパワーを馴染ませたブウ(純粋)はベジータと21号に狙いを定め、邪悪な笑みを浮かべていた!! 

 戦闘力も多分7兆以上はあると思われ、ベジータと21号は悟空が早く試そうとする手段を使う様にしろと思いながら、この戦闘力を増した魔人の足止めを命懸けで行う事となるのであった…!!




此処までの閲覧ありがとうございました。
はい、トワとミラ達が過剰な歴史干渉をした所為で特殊歴史になった上に其処で歴史に無い戦いが発生した為魔神ドミグラが7500万年前の封印から解放されつつあります。
更に魔人ブウが(無邪気)、(悪)の悟飯吸収態、(純粋)の3体に分かれた上に全員フルパワーでついでにドミグラもブウ(純粋)を凶悪化させつつパワーを引き上げてしまいました、お前達何してくれとんねん。
無論タイムパトローラー達が黙ってないので先ずはミラ達を此処で倒すべく未来トランクス達も緊急参戦しました。
後はどうなるかお楽しみに。
因みに未来トランクス達はエイジ790のトランクス達です。
更にブウについて、本作独自設定で500万年前に先代大界王神のカイカイマトルを受けていた事になってます。
しかしそれでも1000万年前に一度使ってた為モロの様に完全な力の封印は出来ず中途半端な封印となり、界王神達は殺されたり吸収された設定です。
それを反映してブウにはもう2代目大界王神が会得したカイカイマトルが通じなくなってしまいましたがこんな事が出来るのは魔人ブウ位です、モロとかが受けたら問答無用で再び力が完全封印されます。
そして、此処でミラ達やブウ達、更にタイムパトローラーになったトランクス達の戦闘力を掲載します(TP=タイムパトローラー)。

ダーブラ
最大戦闘力(洗脳解除&キリ吸収):4兆2000億

魔人ブウ(無邪気)
最大戦闘力(キリ吸収):4兆1000億

魔人ブウ(悪)
最大戦闘力(キリ吸収):6兆3000億
悟飯吸収:20兆

魔人ブウ(純粋)
最大戦闘力:4兆(キリ吸収)
凶悪化:7兆〜10兆

トワ
最大戦闘力(キリ吸収):4兆1000億

ミラ
最大戦闘力(キリ吸収):4兆6000億

トランクス:TP
超サイヤ人3:4兆5000億

ロスマ:TP
伝説の超サイヤ人3:4兆5000億

ルリア:TP
超サイヤ人2限界突破:4兆5000億

パン:TP
超サイヤ人2限界突破:4兆5000億

ブウ(純粋)と(悪)がかなり厄介な事になってますが、悟飯や悟空達を信じる他無いです。
次回もよろしくお願い致します!
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