DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第48話目を更新致します。
少しだけ後書きに報告がありますので前書きは余り書きません。
では、本編へどうぞ!


第48話 超決戦!!闘え戦士達!!

 一方地球でラディッツとニィープは超サイヤ人3に変身しキリを吸収しパワーアップしたダーブラと激闘を繰り広げ、魔力で形成した4つの刃をアビスエッジで弾いたり気弾の応酬を繰り返していた!! 

 

「ぺっ!!」

 

「おっと危ない!!」

 

 そんな時不意打ち気味に唾をラディッツに向けてダーブラが吐くが、シンの忠告をしっかり聞いていたラディッツは上手く避けてその唾は地面を這うトカゲに当たり石化する! 

 それを見てたラディッツは矢張り石化する唾は厄介だなと思いながらも闘えない相手では無いと判断し、コイツが何か1つでも隙を晒せば一気に仕留めると意気込みながら更に闘っていた!! 

 

「フハハハハハハハハ、まさか暗黒魔界の王たるこの私と互角に闘える表宇宙の人間が居るとはな!! 

 面白い、暗黒魔界復活の暁には貴様達を家来にしても良いぞ!!」

 

「悪いわね、私達の主はクウラ様ただ1人!! 

 アンタみたいなぽっと出の奴の配下には死んでもならないわ!!」

 

「そして、貴様如きがサイヤ人を御せると思っているなら大間違いだと言う事を教えてやる、はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ドガァ!! 

 ボガァ!! 

 ドガァ!! 

 ドガァ!!】

 

 ダーブラはその戦闘力を見て家来に加えようと勧誘して来るが、当然ラディッツとニィープは拒否しながらパンチやキックをぶつけ合い地面にヒビが入る程の衝撃波を飛ばす!! 

 コレを遠巻きに見てた現代ルリアは自分のパパとママはやっぱり凄いと思いながら目を輝かせ、同時にトワと闘う自分に似た女性…未来ルリアにも興味が惹かれ、2つの戦闘を交互に見ていた。

 そのトワと未来ルリア、パン、ブロリーの闘いも熾烈を極め、トワのバリアをブロリーが強引に叩き割りながら攻撃を加えようと余りにも破壊的な行動を取りトワに冷や汗を搔かせていた!! 

 

「トワ、他所見禁止!!」

 

「やぁ!!」

 

【バギィ!!】

 

「あうっ!! 

 この、人間風情がっ!!」

 

 更にトワのバリアが壊れた隙を狙い未来ルリアとパンが超サイヤ人2限界突破の力を叩き込みダメージを着実に与え、トワを苛立たせた!! 

 しかもトワはこの中で防御力が低い魔術師タイプである為、超サイヤ人2の攻撃は痛いのにそれを超える限界突破の攻撃を受ければより大きなダメージに繋がっていた!! 

 この戦場の中で1番有利に戦況を運んでいるのはこのブロリー達の戦場であった!! 

 

『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』

 

【ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン!!】

 

 更に近くではトワの援護に向かおうとするミラを阻むクウラ、未来トランクス、未来ロスマの3人が凄まじい衝突を見せ、現代トランクスと現代ロスマはブロリーやあの自分達に似てる人は凄い戦士だと思いながら目を輝かせていた! 

 その戦場でミラはトワの身が危ないと悟ってる為焦りが生まれていると同時に、漸く全身の力を振り絞って闘える事への喜びが混在しこの闘いを楽しみたい心とトワを助けたい心の2つが不思議な同調を見せ、今まで以上に自分の身体が動く不思議な感覚を覚えていた!! 

 

「はぁ!!」

 

【バギィ!!】

 

「ぐっ、はぁぁ!!」

 

【ドガァ!!】

 

 更にクウラもいよいよ因縁あるミラとの決着をつけられるこの日を心待ちにしており、ロザック星では足止めを受けた自分が今度はコイツを足止めしている事に自身の成長を如実に感じ取りながらこの未完成の力が徐々に完成に近付く感覚を覚える!! 

 今なら………今なら4割程出来上がった力をミラにぶつけられる、それでこの男を終わらせられると確信し、目をギラリと輝かせ金色のオーラが更に強まった!! 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ドゴバギドガドゴッ!!】

 

「うごぉっ!?」

 

 突如としてクウラのパワーが増した事にミラは驚愕し、その金色のオーラを見やると確信する、この男はもう直ぐ………どの歴史よりも早く『ゴールデン』の力を物にしてしまうと!! 

 それに対して抱いた感想は………喜びだった!! 

 更なる成長を遂げ始める強敵と闘える事に喜び、より手を伸ばして闘いたい、そんな感情をミラを突き動かした!! 

 

『やぁぁぁぁぁ!!』

 

「感謝するぞ戦士達、俺はお前達と闘えるこの瞬間を何よりも充実した時間だと今確信した!!」

 

「ならばその喜びの中で死ぬが良い、戦士ミラ!!」

 

【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガァ!!】

 

 そうして戦闘力でクウラに劣ってる筈のミラは無理矢理身体を動かしてそれに喰らい付き、未来トランクス達の攻撃も受けながら3人を相手に更に互角以上の戦闘を繰り広げていた!! 

 そしてその中でクウラは確信する、この男もまた真の戦士であり下劣なトワと違いこのクウラが全力で闘い倒すに値する強敵だと!! 

 

 

『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』

 

【ボンボンボンボンボンボンボンボン!!】

 

 それを確認したクウラとミラは未来トランクス達を交えながら成層圏まで飛び立ち、ダメージを与えては受けて与えるを繰り返す決戦に至っていた!! 

 正に真の戦士同士の闘い………例えトワであろうと横槍を入れられぬ死闘が其処にはあった、そしてそれはなおも激化し、未来トランクス達が呼吸出来る大気圏ギリギリまで上昇し地球全土を回りながら血を流し、それでも勢い衰えぬパンチやキック、気弾や気功波の応酬を繰り返すのだった!! 

 そして地上でもまた激闘が繰り広がっていた!! 

 

「ふぅ………ふふふ、私が吸収した別の歴史の孫悟飯はどうやら少し違う私に敗北しながら身体の一部に取り込まれ吸収され掛かった様だぞ? 

 にも関わらず、同じ姿に変身した君は私と互角以上に闘っている!! 

 別の歴史の私は君を許さないと口にしていたが………私は違う、君や君達こそが私の闘う真の強敵に相応しいぞ、孫悟飯、ピッコロ、そしてクリリン!!」

 

「そりゃどうも!!」

 

【ドゴッ、バキッ、ドガッ!! 

 ビシバシビシバシバシビシドガドガドガドガボォォォォォン!!】

 

 魔人ブウ(悪)はこの世界のアルティメット化した悟飯、ピッコロ、クリリンと闘い楽しいと言う感情を抱きながら闘っていた!! 

 しかし…魔人ブウとは太古より存在し本来破壊の本能に赴くまま星や宇宙を壊して暴れ回る存在、第7宇宙にとって不純物無く死を迎える為の存在、謂わばアポトーシスの様な存在である。

 それをビビディが目覚めさせ操っていた為原典の物語では界王神達はビビディが生み出したと勘違いしたのだ。

 しかしアポトーシスであるなら余計な感情は無い筈なのにブウが喜びや怒りと言った様々な感情を得たのは人間の悪の心や界王神達を吸収した事により、明確な心が生まれたのだ。

 

【ドゴォ!!】

 

「ふふふふ!!」

 

 それによりこのブウ(悪)も、ブウ(無邪気)も、果ては原典の物語で元気玉に恐怖を感じていたブウ(純粋)すら感情を抱き行動しているのだ! 

 ただその比重が悪か、善か、本来持つ破壊衝動のどれかに向いているだけなのだ!! 

 そしてこのブウ(悪)は明確に闘いを楽しんでる………破壊衝動から解放され誰かと闘い勝つ事への感情に比重が向いていた!! 

 だからこそ負けない、最強の魔人である自分はサイヤ人にもナメック星人にも地球人にも、誰にも負けない存在と証明したいが為に闘うのだ!! 

 

「くぅぅ、魔人ブウ…幾らやってもダメージが入らない!! 

 やっぱり未来の21号みたいに一撃で全部吹っ飛ばすしか倒す手段が無いみたいだ!!」

 

「ふっ、界王神様達ややニィープが恐れる訳だ………今こうして闘っても上手く勝てるか分かりはしない………此処までの力を付けてなおこんな敵が存在するとは思わなかったぜ………!!」

 

 それと相対するクリリンやピッコロは21号よりも厄介と口にした大界王神達やニィープの言葉を此処に来て漸く理解し、元気玉でも特大の元気玉を用意しなければ消滅させられないと感じ冷や汗が流れていた! 

 しかもこうしている間も気円破斬で切断したり魔貫光殺砲で貫いた部分が綺麗に再生し、全くダメージにならず辟易し始めていた! 

 

「それ程に宇宙は広いんですよピッコロさん、クリリンさん。

 だけど………僕達は地球を守る為に負ける訳には行かないんだ!! 

 だから、勝つ!!」

 

「良いぞ、その調子で来い!!」

 

 しかし次世代の戦士として大成しつつあるこの歴史の悟飯は諦めない! 

 魔人ブウが地球を滅茶苦茶にするならば勝たねばならない、負ける訳には行かないと心を奮い立たせて気を身体中に漲らせ突撃する!! 

 魔人ブウ(悪)はそんな悟飯達に歓喜し同じく気を漲らせ激突する!! 

 全ては地球や家族、そして愛する者を守る為に!! 

 そのレベルの違う闘いに悟天はひたすら兄ちゃんは凄いとしか思えず目で追えなかった! 

 

「お前達、面白いな!」

 

「………………」

 

 一方此方は魔人ブウ(無邪気)とサタン達の闘いだったが………このブウは破壊衝動も悪の心も抜け落ちた所為なのか邪気が無く、サタンやセル達との闘いも決闘ごっこの様にしか思っておらず、またお腹はまだ空いていないのでお菓子にして食べようとも考えていなかった。

 パンチやキックの応酬をしても、サタンはやり難い所か寧ろ倒して良い敵とは思えずアルティメット化の力を向ける事を躊躇い、界王拳・極4倍を使い取り押さえる様な闘いしか出来ていなかった。

 当然セルや17号もサタンのその状態やあのブウの無邪気っぷりに気付かない訳が無かったが、それでも地球を守る為なら闘うしか無いと割り切っていた。

 

「や、矢張りブウはどんな姿でも手強過ぎる………私が幾ら修行してもほんの僅かに奴の方が上だ………!!」

 

 一方シンは自分以外の界王神達の仇を討つべく本気で攻撃していたが、戦闘力3兆6000億まで修行して実力を向上させてもキリを吸収した魔人ブウ(無邪気)の戦闘力4兆に僅かに及ばなかった!! 

 そんな自身に歯痒さを覚えるも、下界の戦士達が上手く闘える様に超能力を使い動きを止める等をしていた! 

 が、矢張りダメージが無いのでセルも舌打ちしていた! 

 

「………あ、あの、魔人ブウさん、その………私、貴方の事をそんなに悪い人じゃないって思うんですよ…。

 だから、その、こんな風に闘うのは止めませんか?」

 

「えっ、ミスター・サタンさん一体何を!?」

 

「待ちなさいシン」

 

 するとサタンが突如ブウ(無邪気)に対して話し掛け始める。

 その内容もこんな無益な闘いを止める様にと言う説得であり、シンは魔人ブウにそんな話が通用する訳が無いと思いながら叫ぼうとするが、大界王神に止められてしまう。

 

「どうして? 

 俺は闘うのは楽しいぞ?」

 

「た、闘うにしても…こ、殺し合いじゃなくても試合とかで闘うでも良いんじゃないんですか? 

 私はこの闘いに虚しさを覚えちゃってますよ…」

 

 ブウ(無邪気)はピッコロの頭脳を得た訳でも無く今現在は悪の心と破壊衝動が完全分離した存在だった。

 なので闘う事を無邪気に楽しんでいたが、サタンはまるで遊んで楽しむ子供を虐める大人の様な構図に心が苦しくなり闘う気が失せ、試合なら良いとさえ話してしまっていた。

 それを聞いたブウ(無邪気)は少し考え、でも少し分からないのでもっと話をし始める。

 

「でも、ビビディは殺したり壊したりするのは楽しいって言ってたぞ?」

 

「で、でもそいつ悪い奴でしょう? 

 そんな悪くて嫌な奴の言う事を聞いてブウさんは本当に楽しいんですか…?」

 

 するとサタンはビビディを悪くて嫌な奴だと断じながら話すと、ブウ(無邪気)も考え………バカなりに確かに嫌な奴だなと思い、そう考えると何であんな奴の言う事を聞いていたのか不思議に思える自分が居た。

 更に目の前のサタンと言う男は自分を怖がらずに話し掛けてくれた稀有な存在だった為、不思議とその言葉に耳を傾けたくなっていた。

 オマケにトワも自由にしろと言ってたので矢張り話を聞く様に考えた。

 

「お前、俺が何かを壊したり殺したりするのを嫌に感じるのか?」

 

「は、はい………どうもブウさんはまだこの世界の事を良く知らなそうじゃないですか。

 なのにそんな人に無理矢理壊したり殺したりさせるなんて………私はそんな命令を出した奴を許せないし、ブウさんが不憫と思って………」

 

 しかもこのサタン、ブウの事を不憫に思い諭す様に話し掛けているではないか。

 原典の物語では邪気がある状態でもサタンと過ごす内に友達になり、殺しとかを止めると宣言したがこの悪の心も破壊衝動も抜けたブウならどうなるか? 

 当然ながら………そんな過程が抜けても大丈夫な程にサタンと言う人物を知りたいと思い、隣に立ち始めた。

 

「ならお前、名前は何て言うんだ?」

 

「えっ、さ、サタン………」

 

「じゃあサタン、ゆっくり話ししようか! 

 どうもサタンと話してると俺、楽しく感じるからもっと話したい! 

 駄目か?」

 

「い、いえ勿論! 

 沢山話しましょう!!」

 

 そうして、魔人ブウ(無邪気)の説得に成功して話し合いで無力化に成功しじっくりとサタンと話し始めてしまった!! 

 シンやキビトは信じられない物を見てる目を向けながら驚き、大界王神も前世の記憶持ちであるが故にサタンとブウは惹かれ合う運命にあると考えつつ、邪気の無くなったブウにカイカイマトルを撃つのは忍びなかったのでこれで良いとも考えてその話に混ざり界王神として道が分からぬ物を諭す神の責務を果たし始めていた。

 

「………フッ、そうだぞもう1人の私よ。

 もうビビディにも破壊衝動の塊の私達では無い私に従う必要は無い。

 自由に生きて自由に話すのもまた正解だ」

 

「………?」

 

 そんな様子をブウ(悪)は何処か嬉しそうな笑みを溢すとピッコロにしか聞こえなかった独り言を語りながら再び悟飯達と激突する! 

 それを見逃さなかった悟飯、ピッコロ、クリリンは何か妙だとも感じたが、それでもコイツが闘う事を望んでいる為その闘いを止めず拳を振るうのであった…! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 所変わり界王神界ではドミグラの介入により凶悪化し戦闘力を増したブウ(純粋)に追い詰められたベジータ、21号はボロボロになりながらも悟空のやろうとする手段が出来上がるまで待っていた! 

 

「ぎゃぎゃぎゃ!!」

 

【ドゴォ、キュピン!!】

 

「うぐぉぉ………!!! 

 カ、カカロット………まだなのか………!!」

 

 そうして決定的な一撃を受けてしまい遂に超サイヤ人2限界突破の変身が解け通常状態に戻ってしまう!! 

 此処から闘うには仙豆を食べて回復するしか無いが、そんな隙は見たらないのでもう悟空に頼らざるを得ない状況になってしまった!! 

 

【シュン!!】

 

「すまねえベジータ、21号、待たせたな!! 

 後は………俺がやる!! 

 だりゃぁぁぁぁ!!」

 

「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」

 

【ドガドガドガドガ、ドゴォ!!】

 

 それから悟空が遂に参戦し直しベジータと21号の代わりに闘い始めたが、ベジータの受けた攻撃を例え超サイヤ人3の肉体強度で受ければ大ダメージは免れず無理矢理反撃してもボロボロにされて行くだけだった!! 

 悟空でも無理なのか………ベジータと21号もそんな考えに心が支配され掛かり、しかしそれでも仙豆を食べて回復して再び変身し戦闘態勢を整える! 

 悟空が負けたその時に備えて! 

 

「ぐぁっ!! 

 ぐっ………俺が、俺がやらなきゃ………!!」

 

「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」

 

「俺がやらなきゃ、誰がやる!! 

 おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ドガァ!!!!!】

 

 しかし、悟空は未だ諦めずに吠えるとブウ(純粋)にカウンターを見舞い上空へと飛ばす!! 

 更に全パワーを右腕に込め、その拳に………かつてピッコロ大魔王を倒した時と同じ様に全てを賭けた一撃を放つ!! 

 だがそれはもう大猿の幻影が見える物では無い、気は黄金の龍の形となり真っ直ぐブウ(純粋)へと伸びて行く!! 

 そして、その技の名は………!! 

 

「龍拳!!」

 

【グオオオオオオオオオオオン!!】

 

「ぎゃ………!!!!?」

 

 ニィープやクウラ、ブロリーとの激闘に等しき修行の結果、この技のみ戦闘力を10倍に引き上げ全身全霊を乗せて放つ事が可能になった元気玉以外での最後の手段、悟空が全パワーを集約して初めて放つ事が可能になる龍拳である!! 

 そしてその龍拳に呑み込まれたブウ(純粋)は天まで昇って行き、細胞の欠片も………初めの魔人ブウと結び付いた先代大界王神の神力をも纏めて消し飛ばし、遂にドミグラの所為でパワーアップした魔人ブウ(純粋)は消滅するに至った!! 

 しかも細胞の一欠片も無いので再生する事も無い、本当の勝利を悟空とベジータ、21号は得たのだった!! 

 

「す、凄い………あんな技があるなんて………!!」

 

「ふん、だがあの技の反動で超サイヤ人3が完全に解けやがった。

 本当に全パワーを乗せた最後の手段だったんだろうな………全く、お前は何時も俺の上を行きやがるな、カカロット…!」

 

 21号も龍拳に圧倒され、ベジータはまた悟空が上を行った事に少し悔しい表情を見せた………が、あの魔人ブウ相手に上手く技を当てて消滅させた事を今回は素直に認めて直ぐ戦士の笑みを浮かべながらライバルを見ていた。

 そんな悟空は2人はサムズアップし、やったぞと言った様子を見せた。

 今回は正に悟空の底力が手繰り寄せた勝利でもあった………が、ドミグラの横槍があったので満足出来なかったのも事実であり、閻魔大王にブウ(純粋)を転生させて貰おうと考えた悟空だった。

 

『ふっふっふ、また歴史に無い結末が1つ………』

 

 そんな3人に再びドミグラの声が響き渡り、恐らくミラとトワを倒しても今度はドミグラが相手になると考えもう今度は奴の邪魔があろうが完璧に勝つと決めた。

 そしてまだ闘ってるニィープ達やいつの間にかこの時代に来ている未来トランクス達を援護すべく悟空も仙豆を食べて瞬間移動するのであった! 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃあっ!!」

 

 一方トワはブロリーの止め様の無い暴力的なパワーと未来ルリア、パンの連携に追い詰められボロボロになってしまっていた!! 

 対するルリアもパンもまだまだ余裕があり何時でもフルパワーをぶつけてトワを消滅させる用意が出来ていた!! 

 

「(ど、どうする………撤退するにしてもミラが離れ過ぎてて連れて行けない!! 

 かと言って、此処で死ぬ訳には………!!)」

 

「隙ありだ………ギガンティック・オメガ!!」

 

「き、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!?!」

 

【キュォォォォォォォォォォッ!!!】

 

 トワは此処で撤退しようかと一瞬………ほんの一瞬止まった瞬間、ブロリーが懐に飛び込みギガンティック・オメガを放ちそのエネルギー波で上空へと押し飛ばされる!! 

 伝説の超サイヤ人ブロリーの前で余計な考え事をする、それが命取りになるとトワは思い知りながら何とかガードし切ろうとする………が、その飛ばされて行く上空には既に未来ルリアとパンが先回りしていた!! 

 そして2人もまた技をチャージ完了してフルパワーで放つ!! 

 

「魔閃光ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「フォビドゥンブラスト…!!」

 

【ギュォォォォォォォォォ、グォォォォォォォン!!】

 

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………………!!!!!」

 

 そうして3つのエネルギー波に挟まれたトワは最早ガードも出来ず、ただただ身体を焼かれ切る運命しか其処に無く………そして、歴史の侵略者の片割れは遂に此処で死ぬ事となったのだった!! 

 

「ば、バカな、トワァ!!」

 

 その様子を見ていたダーブラは未来世界の人物とは言え最愛の妹が眼前で消滅させられた衝撃は大きく、ニィープとラディッツから視線を外してしまった! 

 だが………此方もそれが命取りになる!! 

 

「はぁ!!」

 

【ズシャ、ジャギ、ビュン、ボン、ドガァ!!】

 

「ぐ、ぐがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 ニィープは悪のサイヤ人、敵が如何なる理由でも隙を晒せば当然急所を狙い的確に殺し始める!! 

 よってダーブラはこの一瞬で両目、両耳、両鼓膜を潰された挙げ句鼻も超サイヤ人3のパワーで潰されてしまう!! 

 だが此処で終わる訳が無い、ラディッツと共にニィープは更に攻撃を重ねる!! 

 そしてそれは他の急所や関節を重点的に狙われ、もう暗黒魔界の魔族だろうがボロ雑巾の様になり命は風前の灯となってしまう!! 

 

「ぐ、が、あ………!!」

 

「終わりよ、デストロイバースト!!」

 

「ファイナルスピリッツキャノン!!」

 

【グボォォォォォォォォォォン!!】

 

 其処にラディッツとニィープの気弾技が炸裂し、ダーブラは宇宙空間に飛ばされた挙げ句太陽に呑まれると言うオーバーキルをさせられ完全に死んでしまった! 

 ラディッツはトワのやろうとした事ややって来た事を考えて同情せず、ニィープは元より情けを掛ける気は0だったのでしっかりと止めを刺され暗黒魔界の王兄妹はこうして死ぬのであった! 

 更に、それを大気圏ギリギリで闘いボロボロとなったミラも探知する! 

 

「…すまないトワ、お前を守る事より闘う事を優先してしまった…。

 そしてもう直ぐそちらに逝くだろう………だが、そうであろうと全身全霊を尽くす!! 

 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! 

 ギャリック………光線砲ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「良くぞ言ったミラ!! 

 では死ぬが良い………スーパーノヴァ!!」

 

「終わらせる、ファイナルフラァァァァァァッシュ!!!!」

 

「スローイングブラスター!!!」

 

 そして、自身のトワを守る使命を果たせなかった事を悔いながらも最後まで闘い抜くとしたミラとクウラ、未来トランクス、未来ロスマの攻撃が衝突する!! 

 地面に着弾すれば太陽系が消滅必須のエネルギーが籠もった4つの技はそれぞれが拮抗し、身体に残った力の押し合いと化した!! 

 

『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』

 

 そしてクウラも、未来トランクスも、未来ロスマも、ミラすらも諦めず自身の中にある全ての力を振り絞り最後の一滴まで使い尽くそうとする!! 

 こうなればもう底力と意地が上の者が勝つのが必然であり、そして………未来トランクスも、未来ロスマも絶望の中戦い抜いた為意地は誰よりも強く、クウラも真の最強を目指すが故に意地は本来の歴史のクウラ(アナザークウラ)よりも上であった! 

 故に………ミラの技を押し込み、そしてその身体すら呑み込むのだった!!!! 

 

「うぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 

 ぐあ、が、トワ………すま、ない………!!!!」

 

【ズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!】

 

 そうしてミラも身体が徐々に消滅して行き、最後までトワへの贖罪の言葉を投げ掛け、もう居ない彼女に手を伸ばしながら消えて行った! 

 その最期を見届けたクウラは………もしもトワが暗黒魔界の復活や歴史介入をしなければ良き競争相手になったかも知れない。

 そんな惜しさを感じながらも直ぐに手と共にそれを払い、仙豆を食べて未だ闘いが続く地上へとトランクス達を伴いながら向かおうとした。

 

「クウラさん、申し訳無いですが俺達は魔人ブウと闘えません。

 タイムパトローラーとして歴史の侵略者や異物と闘えはするんですが、この歴史と紐付けられた俺達はその歴史に関わる敵と闘えば世界に影響を齎すかも知れないんです。

 なので、俺達は闘いの行く末を見届ける事しか出来ません」

 

「むっ、そうなのか。

 貴様達も難儀な物になったのだな」

 

 すると未来トランクスは地上に向かって飛びながら自身達の現状を説明し、未来ロスマもそれに頷くとクウラはタイムパトローラーになった4人の援護は期待出来ない事を知りつつ、矢張り自分達の歴史は自分達で勝ち取るのが筋だとも同時に考えながら地上へと降り立つ! 

 すると其処にはブウ(無邪気)はサタンや大界王神、それに混ざってシンも漸く話し始めてる光景と、悪の気に満ちてるブウ(悪)が悟飯達とひたすら真っすぐ闘い続け、かめはめ波同士の衝突も互角…否、悟飯が押し返して身体を半分滅っしたが直ぐ再生し闘いを再開していた! 

 

【シュン!!】

 

「クウラ、皆は大丈夫か!!」

 

「孫悟空か、その様子なら勝てた様だな。

 ああ、残りはあの悪の気に満ちた魔人ブウと太い魔人ブウだが………太い方はサタンに任せて大丈夫として、俺達は悟飯やピッコロ、クリリンが闘うブウに注力すべきだ」

 

 すると悟空達も合流し、状況はブウ(無邪気)は無力化されたので残りはブウ(悪)となり全員その闘いの行方を見守っていた。

 そして、悟飯達と闘っていたブウ(悪)は此処で他の者が死んだ事を悟り、いよいよ決着の時かと考えていた! 

 

「ふっ、どうやら終わりの時の様だ! 

 さぁ、最後の幕引きをするぞ孫悟飯達!!」

 

「来るぞ、気を集中しろ!!」

 

 そうしてクリリン、ピッコロはブウ(悪)に合わせる様に気を集中し、全身全霊の一撃を放とうとした! 

 それに合わせ悟飯もかめはめ波を構えようとする………が、途中で止めてしまう。

 

「むっ、どうした悟飯!?」

 

「………ブウ、お前僕達ともっと闘って勝ちたいんだろう? 

 けど 殺し合いで勝つ事じゃなくて試合の様に闘って勝つ事に切り替えるのも本当は出来るんじゃないか?」

 

「はっ、私を懐柔する気か? 

 ならばそれは大間違いだぞ孫悟飯! 

 私は魔人ブウ、全てを壊し尽くす悪の魔人だ!!」

 

 悟飯はブウ(悪)が何処かクウラやニィープの様な戦士然とした悪に感じられてしまい、ならば殺し合うだけでなく違う解決が出来るのではないかと考えてかめはめ波をチャージしなかったのだ。

 しかしブウ(悪)は未だ攻撃を止めようとせず、クリリンやピッコロ達に向けてかめはめ波を撃とうとしていた! 

 当然クリリン達も対抗しようもした………が、悟飯がその間に割り込むとブウ(悪)をジッと黙って見続けた。

 

【キュルルルルルルルルルルルル!!】

 

 しかしまだブウ(悪)はかめはめ波のチャージを止めず何時フルパワーになっても可笑しく無かった! 

 当然合流したニィープやラディッツも止めに入ろうとするが、悟空がそれを制して割って入らせない様にする! 

 これも息子の悟飯が下した判断を信じる親心あっての事だった。

 そうして………………………ずっとかめはめ波をチャージし続けたブウ(悪)だったが、吸収した別の歴史の悟飯以上に大成しつつあるこの歴史の悟飯に根負けし、かめはめ波のチャージを止めてしまった。

 

「………ふう、それで、何故私が君を攻撃しないと思ったのだい?」

 

「何となく………あっちのブウを見て何か嬉しそうに感じてる様に見えたから、其処からまだ話し合いが出来る悪なんじゃないかと思って僕はずっと根比べをしただけだよ」

 

「…フッ、まさかこんな風に負けるとは思わなかったよ………この世界の孫悟飯と地球の戦士達よ………」

 

 そうして根比べに負けた魔人ブウ(悪)は地面へと降りて行き、其処から腰を据えて座り込み微妙な実力差よりもこの身に宿った心の敗北を受け入れ、満足気に笑っていた。

 どうやらこの魔人ブウもまた、破壊衝動の塊だった最初の魔人ブウから解放されてより強い相手と闘いたい情念が残るだけに至ったらしかった。

 その為、最早この宇宙にアポトーシスを司った魔人ブウは消え去り此処には無邪気なブウと強さをひたすら真っ直ぐ求めて止まないブウしか居なかったのだった。

 




此処までの閲覧ありがとうございました。
悪ブウは破壊衝動の塊だった純粋ブウが消えた上に此処には強え奴一杯居るじゃんと楽しくなり、頭も良くなったので壊すよりもより楽しみたいと思う様になったのでこの歴史の悟飯に根負けしちゃいました。
まぁもし止まらなければ悟飯が本気出して消滅させましたけど(吸収された別の歴史の悟飯達はドラゴンボールで生き返らせる算段)。
太っちょブウも同様に悪も破壊衝動も抜けたので、ね。オマケに相手がサタンだったのが幸いし友達になる選択を取りました。
この2人は本当に切れない縁で結ばれてるんです。
此処でちょっとだけ戦闘力掲載します。

悟空
龍拳爆発:42兆

ミラ
闘争本能覚醒:19兆8000億

この闘いでミラは誰にも縛られず強敵と闘えたので其処から急成長しました。
が、矢張りこの歴史のクウラに及ばず未来トランクス達の力もあり敗北しました。
そして悟空も超サイヤ人3の全パワーを集中し振り絞る事で10倍のパワーを引き出した一撃を放てる様になりました。
超サイヤ人3の欠点が解消出来ないなら元気玉に代わる超火力を出せば良いじゃないの発想です。
此処で報告ですが、土日に39度超えの熱を出してしまい体力も何もかもボロボロになりましたので3日程更新をお休みさせて頂きます。
その間にストックを作れたら作りますので何卒ご容赦とお許しを下さいませ。

休息解除後に次回もよろしくお願い致します。
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