DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第51話目を更新致します。
既に50話を突破してたこの作品………色々感慨深いと感じるこの頃です。
まだ天下一武道会は続きますので引き続きよろしくお願い致します。
それでは、本編へどうぞ!


第51話 激突するチビ達!目指せ、優勝!!

【キィィィィン、ドガァッ、ドサッ!】

 

「これで僕の勝ちだよね?」

 

『はい、気絶後10カウント後に起きなかったので第4回戦はロスマ選手の勝利です!!』

 

 それから第2回戦はネーヴェが勝ち、更に3回戦を飛ばして4回戦は順当にロスマが勝利した。

 当然の事ながらブロリーやニオは我が子の、パラガスは愛する孫の勝利を喜んでいた。

 それを横から見ていたニィープは我が子の活躍を喜ぶ気持ちは大いに共感し、更に次はルリアの試合なので武舞台に注目していた。

 

『続きまして第5回戦、ルリア選手対ロール選手の対決です! 

 何方も可愛い女の子、一体どんな闘いを繰り広げるのか楽しみです!!』

 

「ルリア〜、目潰しとかの急所攻撃は禁止だから普通に闘いなさいよ〜!」

 

 ルリアが平然と入場した中でニィープは直伝の急所攻撃の使用禁止を叫ぶと、ルリアは分かってます〜と言った表情で対戦相手のロールを見ていた。

 何処かのヒューマノイド型宇宙人らしく、肌の色はヘラー一族の様な色をしてるが、ヘラー一族の生き残りはボージャック一味のみなので違うとニィープは断定し、戦闘力も参加した地球人より高く30万はあると探知していた。

 

『それでは試合………始め!!』

 

【シュン!!】

 

「えっ!? 

【ドガァ!!】きゃあ~!!?」

 

 そして試合開始直後、ルリアは戦闘力30万程度では目で追えない高速移動をして蹴りを軽く当てた! 

 その瞬間ロールは場外にまで落ちて行き、試合時間は僅か0.8秒で終わらせてしまった! 

 これには華のある闘いを想像していた観客達の度肝を抜き、ルリアは外見からは想像出来ないパワータイプの戦闘を見せ付けたのであった! 

 最もニィープ達はサイヤ人の女なら当然と考えつつ手を振っていたが。

 

『え、え〜………ロール選手場外! 

 ルリア選手の勝ちです!!』

 

「まっ、サイヤ人の私なら当然ね!」

 

「え、えぇ〜………貴女戦闘民族のサイヤ人だったの? 

 フリーザって悪者に母星を滅ぼされて絶滅寸前ってパパ達から聞いたんだけど〜………」

 

 其処からルリアは自身がサイヤ人と明かすとロールもどうやらサイヤ人を知ってるらしく、フリーザの事や惑星ベジータの事を話していた………が、ルリアは地球生まれの純血サイヤ人であるので惑星ベジータとかは全く関係無い上に穏やかなのでロールの手を掴み武舞台に上げていた。

 地球の観客達はサイヤ人を知らないが、異星人の大体はサイヤ人の事を知ってるのでその強さに納得していた。

 因みに観戦してたロールの両親は自分達が知るサイヤ人にしては穏やか過ぎると思い不思議がっていた。

 

「じゃ、次の人達の試合が始まるから早く控え室に行こっか! 

 知り合った記念に私の持ってるゲームを布教してあげるわ!」

 

「ゲーム? 

 地球のゲームってやった事無いからどんな物なの?」

 

 それからルリアはロールと共に控え室へ戻って行くとゲームを布教し始めていた。

 勿論ロールは面白いゲームをやった事で地球のゲームに大変興味を持ち更にルリアにゲームを布教されるのだった。

 クソゲーさえ絡まなければマトモなゲームを布教してくれるのでその様子を見てた悟天は朝クソゲーを全部家に置いてかれた事に心底安心しながらガールズトークから試合の方に視線を移した。

 

『さあさあどんどん行きますよ! 

 続きまして第6回戦、ピナッツ選手対ココロ選手です!

 地球の外から来た選手同士、どちらが勝つのか楽しみです!! 

 それでは………始めぇ!!』

 

【キィィィィン、バキバキドガビシビシバシビシドガドガ!!】

 

「ふむ、戦闘力50万辺りか………」

 

 其処から地球人達や異星の観客達は目で追えないのでモニターのカメラ映像を頼りにしつつ、戦闘力が高い悟空達は舞空術で飛び空で格闘戦を繰り広げる選手2人を完全に捉えていた。

 しかも戦闘力はフリーザ軍だった頃のギニューを超える戦闘力を持っていたのでクウラもつい戦闘力に言及し、セルや魔人ブウも将来有望な者達だと笑みを浮かべながらその成長速度に期待を掛けていた。

 一方ゲーム布教が続くルリアはヘビーゲーマーの力を見せ、幾つものソフトとゲーム機を持ち込んでたのでロールも凄いゲーム好きな女の子だと思う様になっていた。

 

「そう言えば大界王神様………ケン、様? 

 芯人って子供は居ないのですか? 

 それとも居るんですか?」

 

「勿論居ますとも。

 しかし芯人が皆強い訳では無く、界王もくじ引きで決まる上に滅多に生まれない我等界王神となるべく黄金の実から生まれた者は子供の内に外へ出るのは禁じられています。

 せめて大人の部に出場出来る年齢になるまでは界芯星で修行漬けですね。

 そしてこの宇宙の新たな界王神候補は矢張り子供ですので後100万年は待たないと天下一武道会に出られませんね」

 

 此処でニィープは界王や界王神候補の芯人が子供の内にから界芯星から出られない事や、もう既に新しい界王神候補が誕生してるらしいが悟空達も気の遠くなる歳月も待たねば天下一武道会に出れないと知り少し惜しいと考えつつ、遠くない未来で敵として現れる『他の次元宇宙の界王神見習い達』の様に変な風に染まる事が………まだ界芯星に居るなら無いとも思い一長一短な物だなと思っていた。

 それと同時にその時は未来のトランクスやルリア達の世界が危機になるとも考え、より今より力を欲する目的が生まれるのであった。

 

「(………そう言えば大界王神様も前世の記憶持ちなら………あの界王神見習い………『この歴史世界のザマス』をどうする気なのかしら?)」

 

 未来の敵………界王神見習い達………神の正義を謳う愚か者、ザマス達を考えていた所でニィープはケンがこの時間軸の世界に居るまだ過ちを犯す前、潔癖症なまでに不完全な存在である人間や他の神に過激な思想を持ちつつある現時点のザマスに如何なる沙汰を本職の界王神として下そうとしてるのか気になり視線を合わせる。

 するとケンは界王神としての真面目な表情を見せながら頷き、まるで任せろと言う態度を取っていた。

 第7宇宙の大界王神の考えが何なのか本人で無いので分からないが、何か自信がある様なのでそちらは任せて確実な敵である未来世界のザマスと並行世界のザマス………『孫悟空の肉体を奪った馬鹿野郎の方』への対処する力を付ける事に専念すると決めるのであった。

 

『第6回戦はココロ選手の気絶によりピナッツ選手の勝利です!! 

 2人共お疲れ様でした! 

 次に第7回戦を始めたいと思います! 

 ネリテス選手とロコット選手は入場して下さい!』

 

「あっ、もう第7回戦か。

 考え事は此処までにして試合観戦に集中するか」

 

「義姉ちゃんが考え事なんて珍しいな? 

 もしかしてヒルデガーンとかの今後地球に来る敵の事を考えてたんか?」

 

「そんな所よ」

 

 それからニィープは試合の方に意識を向けるとネリテスが礼をした後に身構え、その所作に無駄らしい物が見当たらず戦闘力も既に内に貯めている事を見抜き、これは先程のルリア達の様に一撃で試合が終わると考えながら見ていた。

 

『それでは試合開始ぃ!!』

 

「はっ!!」

 

【ドォォン!!】

 

 試合開始直後、ネリテスはロコットを気合砲で場外に吹き飛ばして勝利を手にする! 

 この時感じられた戦闘力は500億位上で、4万2000でナメック星人最強の戦士タイプと称されたネイルを超える逸材だと判明し悟空達も思わず目を輝かせていた! 

 ネイルと融合して時間が経ってるピッコロは肌で感じた次世代戦士タイプの天才、その力を誇らしく思いあの子が健やかに成長すればナメック星とドラゴンボールの守護者として申し分無い者になると改めて思いながら視線を向ける。

 

『何とネリテス選手、気合砲でロコット選手を場外まで飛ばしてしまいました!! 

 これが宇宙連盟の中でも特に民度が高く更に農民ですら高い戦闘力を持つナメック星人の力なのでしょうか!? 

 今後の試合にも注目が集まります!! 

 そして最後に第8回戦、ケイク選手対トランクス選手の試合になります!! 

 2人共武舞台へ入場して下さい!!』

 

 アナウンサーも興奮冷め止まぬ様子を見せながらトランクス達の入場を促すと、獣人型異星人のケイクが武舞台へ上がる前に拳を突き出したのでトランクスも合わせて拳を突き出すと2人は拳を合わせて試合前の挨拶を交わした。

 ベジータは自慢のトランクスが負ける訳が無いと考え、ブルマが応援する中2人は身構え始める! 

 

『それでは準々決勝前の最後の試合、始めてくださ〜い!!』

 

【シュン、バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ!!】

 

 そして試合開始直後、トランクスは超サイヤ人無しの基礎最大戦闘力の375億のパワーを引き出すがこれにケイクが対応してしまう!! 

 ベジータはあのトランクスの相手は超サイヤ人無しで勝つのは難しいと判断し、矢張り宇宙には強き者が多く居ると思いながらトランクスが次の手を繰り出すその時を待つ! 

 

「お前やるじゃん、クウラさんの部下になればもっと強くなれるんじゃね?」

 

「どうも、将来の夢はクウラ軍に入って宇宙の秩序を守りたいからその言葉は嬉しいぜ!」

 

「へへ、なら俺も少し隠してる力を出さなきゃ拙いみたいだから………見せてやるよ、超サイヤ人を!!」

 

【ギュビィィン、ギュインギュインギュインギュインギュインギュイン!!】

 

 ケイクはトランクスの褒め言葉に笑みを浮かべながらも隙を伺おうとしているが、ベジータの訓練成果が出てるのか隙らしい隙が無く突撃出来ずに居た! 

 その中でトランクスはコイツには超サイヤ人で闘っても良いと判断し、早速変身する!! 

 

『おおっと、トランクス選手が金色に輝く変身をしました!! 

 これは何なのか〜!!』

 

「す、凄い!! 

 それが1000年に一度現れるって伝説の戦士、超サイヤ人なのか!? 

 まさかこんな所でお目にかかれるなんて俺は幸運だよ!!」

 

「へぇ~、超サイヤ人ってそんなに貴重な奴だったんだな! 

 んじゃ、続きをやろうぜ!!」

 

【シュン!! 

 ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!】

 

 アナウンサーも地球人の為、まだ超サイヤ人を知らないので準々決勝前に情報を運営から貰おうとする中、全ての銀河で伝説の戦士と謳われる超サイヤ人が目の前に現れた事にケイクは興奮し、トランクスは超サイヤ人がそんな風に言われている事を此処で知る。

 それを悟天やルリア達も聞いたのでお父さん達は凄いんだと更に思う様になりつつ試合を観戦し、トランクスとケイクの更なる激闘を目にする! 

 ケイクはトランクス達の超サイヤ人と比べると一歩劣る程度の戦闘力だが必死に超戦士に喰らい付き拳を当て、トランクスも割と本気でパンチやキックを見舞っていた!! 

 

「行くぜ、パパ直伝の〜ギャリック砲!!」

 

【ボォォォォォォォォッ!!】

 

「は、はは、本当に凄いぜ地球の戦士は!!」

 

【ドォォォォォォン、ドン!!】

 

 其処からトランクスは勝負を早速決めるべく直伝のギャリック砲を見舞うとケイクは満足しながら直撃し、場外へとすっ飛んで行くのだった!! 

 当然我が息子の活躍に上機嫌なベジータは腕を組みながら誇らしげにしていた。

 

『場外、トランクス選手の勝利!! 

 決め手はギャリック砲と言うエネルギー波で、ケイク選手も耐えられず場外へ飛ばされました!! 

 ………おおっと、トランクス選手がケイク選手に手を差し伸べて居ます! 

 皆様、大変素晴らしい試合を見せてくれた2人の選手に惜しみない拍手で見送りましょう!!』

 

【パチパチパチパチパチパチ!!】

 

 そうしてカメラモニターで2人の動きを追い続けた観客達はその健闘に惜しみない拍手を贈りながらトランクス達を見送った。

 その間にケイクは負けはしたものの超サイヤ人と闘ったと言う栄誉をその身に、心に刻みながらトランクスに「準々決勝進出おめでとう!」と勝者への賛美を贈る。

 トランクスはこそばゆくなったのか鼻を横に掻きながらもう片方の腕でサムズアップしているのだった。

 

『さあ、あっという間に第8試合まで終わり次は準々決勝です!! 

 此処で10分の休憩を取りますので皆様今暫くお待ち下さい!』

 

「ひゃ〜、チビ達の楽勝と思ったらトランクスの方に滅茶苦茶強え奴が居たな〜!」

 

「ロスマも超サイヤ人を解禁しなかったが割と苦戦してたな。

 フフフ、俺の息子を手こずらせるとは褒めてやる所だ」

 

 悟空、ブロリーはまさかのチビ達が苦戦する相手がちょこちょこ居た事に驚きながら負けはしたがその高い実力を褒めていた。

 ニィープもフリーザ一族はナメック星人程では無いが長寿の一族であるので自分が更に老けた辺りで将来有望なクウラ軍候補の子供達を見て後進に道を譲ったりクウラの側近として教育する準備を整えようと言う気になり、電子パッドに早速次世代戦士の育成プランを纏め始める。

 当然クウラもこの宇宙の将来は取り敢えず安泰だと思いながら、ネーヴェの力を見極めようと次の試合に意識を集中する。

 

『皆様お待たせしました、これより準々決勝第1試合、孫悟天選手対ネーヴェ選手の試合を始めます! 

 孫悟天選手は第23回天下一武道会の優勝者孫悟空さんの息子であり、その力は未知数と言えるでしょう! 

 対するネーヴェ選手はクウラ軍の長であるクウラ様と同じフリーザ一族の子供であり、その力は宇宙の帝王と恐れられたクウラ様の弟であり恐怖の象徴であるフリーザを超えると称されている様です! 

 そんな2人がどんな試合を繰り広げるのか、現時点で興奮して来ちゃいます!!』

 

 そうして悟天とネーヴェの試合がいよいよ始まるらしく2人が入場する中でアナウンサーは悟天の偉大な父である悟空の天下一武道会の優勝経験やネーヴェがフリーザを超えると口にし地球の観客達は悟天の方に、異星人の観客達はネーヴェに注目していた。

 そうして2人は礼を交わすと身構えつつ、試合開始の合図を待つ! 

 

『それでは試合………開始ぃ〜!!』

 

「やぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン!!】

 

 そして試合開始の直後、2人は突撃しながら拳をぶつけ合い空も飛びながらその応酬を繰り返す!! 

 その力の衝突に観客達は目を奪われ、悟空達はネーヴェの力を見て頷いていた!! 

 

「はぁ!!」

 

「うわぁっ!?」

 

 そうして幾分かの攻防の末、ネーヴェが悟天のガードを抜きキックをクリーンヒットさせる!! 

 悟天は武舞台へ落ちて行くが上手く着地し、この人はとても強いと思うに至っていた! 

 

「悟天君、君は悟空さんの息子なんだろう? 

 なら成れるだろ、超サイヤ人に? 

 その力を僕に思う存分見せて体感させて欲しい。

 僕もこれから………本気を出すから!! 

 はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ギュォォォン!!】

 

 更に着地したネーヴェは第1形態の姿から一気にフリーザの最終形態と同じ姿に変身し、その戦闘力は3兆5000億と言うとんでもない上昇を見せる!! 

 ニィープも矢張りフリーザ一族らしくあの変身が出来る上にフリーザみたいに使い慣れてない訳では無いらしく100%のパワーの証である筋肉の盛り上がりを直ぐに押さえ込み、靭やかな体型を維持したままその力を発揮する!! 

 クウラもこれには思わず「ほう」と漏らし、同族が悪の突然変異を経ずに此処までの力を有した事を称賛していた。

 

「わぁ、強い!! 

 それじゃあ僕も超サイヤ人になるけどただの超サイヤ人じゃない………超サイヤ人2に変身しちゃうよ!! 

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ギュビィィン、バチバチ、バチバチ!!】

 

 それに対して悟天も超サイヤ人2に変身し、3兆7500億の戦闘力を発揮する!! 

 しかし悟天達の戦闘力は15兆と計測器で測られていたのでサイヤ人の大人や悟飯達は明らかに超サイヤ人3か2の限界突破か、何れかの力を有している事を悟りながらネーヴェのフルパワーに合わせた闘いをするのか、それとも勝負を決める時に更なる変身を行うのかと考えていた。

 

『こ、これは凄いです!! 

 悟天選手もトランクス選手と同じく金色の戦士、この宇宙で1000年に一度現れるとされる伝説の戦士超サイヤ人に変身しました!! 

 しかもこの姿、トランクス選手の時よりも明らかにパワーが漲って稲妻が迸ってます!! 

 これは悟天選手の言葉を借りるなら超サイヤ人2と言う形態なのでしょう!! 

 見てるだけでも凄まじい力を感じます!!』

 

「す、凄い………超サイヤ人にも上の力があったんだ!! 

 そんな力を惜しみなく見せてくれるなんて………有り難いよ悟天君!! 

 さぁ、もっと楽しい試合をしよう!!」

 

「勿論だよネーヴェ君!!」

 

【ギュォォォッ、バギィ!! 

 ドゴッ!! 

 ガギィ!!】

 

 そうしてアナウンサーが運営から貰った超サイヤ人の情報を口にしながら悟天の言葉も拾いつつ会場を盛り上げると、それを合図に高揚感に満ちた悟天とネーヴェは激突する!! 

 最初は互いにパンチを当て合いながら力の感触を確かめ、次にカメラモニターが更に機能を上げて漸くその姿を捉える程のスピードで動きながら格闘戦を繰り広げる!! 

 悟空もラディッツもまるでかつてのフリーザと超サイヤ人の激突を彷彿とさせ、しかしあの時よりも更にステージが上がった戦闘を繰り広げる2人に興奮気味に視線を向けていた!! 

 

「やぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「ぐぅぅ、はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 しかし超サイヤ人2の肉体強度とパワーに物を言わせた闘い振りに僅かに戦闘力が劣るネーヴェは少しずつダメージを蓄積させて行き、それでも負けないと意地で悟天にダメージを与えてほぼ互角の闘いに持ち込む!! 

 悟天も、ルリア達も超サイヤ人2に成ってるのにこうも決着がつかない事に驚きながら試合を観戦し、これは一気に勝負を決める為に精神と時の部屋で得たピッコロが話した超サイヤ人2を更に超えた力を使う時かと思っていた! 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、ま、まだまだ闘えるよ悟天君!!」

 

「はぁ、はぁ、凄いやネーヴェ君!! 

 まさか超サイヤ人2で勝負を決めきれないなんて、僕思ってなかったよ!! 

 ………だからね、僕もいよいよこの上の力を使うよ!! 

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ギュビィィン、バチビシ、バチビシ!!】

 

 そうしてネーヴェが粘る中で悟天も遂にこの上の力………どうもパワーの消耗が激しいが直ぐに勝負を決めて変身を解除すれば其処まで消耗しないと考え遂にピッコロが無理矢理監修させられた精神と時の部屋で得た力………超サイヤ人3に変身を遂げる!! 

 悟空達も、ナッパさえもアレだけ苦労して漸く成れた超サイヤ人3にあんな子供が変身出来た事に戦闘力を見抜いてようが度肝を抜かれ、改めてうかうかしてるとチビ達が上に行くと感じていた!! 

 

「これが僕の切り札、超サイヤ人3!! 

 ごめんね、この変身にまだ慣れてなくて直ぐに変身出来ないし直接変身出来ないんだ! 

 でも、ネーヴェ君が物凄く強かったから僕もこの力で勝たせて貰うよ!!」

 

「………は、はは、やっぱり上には上が居るんだな〜。

 でも、ただでは負けない!! 

 デスフラッシャー!!」

 

「行くよ、かめはめ波ぁ!!」

 

【ギュルォォォォォォォォォン!!】

 

 悟天の力に圧倒されたネーヴェだったが、先ず目指す目標を見つけられた事を僥倖としながらデスフラッシャーを放つ!! 

 それに対して悟天もかめはめ波(ニィープ達にかめ『かめ』波からちゃんと矯正されてる)を放ち、デスフラッシャーを呑み込みながらネーヴェに当たる!! 

 勿論フルパワーで撃てばネーヴェは死ぬが、これは試合の為殺しが目的の闘いではないので威力を調節し、彼が戦闘不能になる程度のパワーで放っていた!! 

 結果ネーヴェは笑顔のままボロボロになりながら気絶し、悟天も直ぐに超サイヤ人3を解除しこれ以上の消耗を抑える!! 

 

『ネ、ネーヴェ選手戦闘不能!! 

 よって孫悟天選手の勝利です!! 

 まさかの超サイヤ人2の上、超サイヤ人3と言う力を持っていた孫悟天選手!! 

 それらに負けじと喰らい付いたネーヴェ選手、2人の力に観客達も大盛り上がりです!!』

 

「ふむ、ネーヴェは先ず戦闘力の壁を知れたか。

 フリーザと違いちゃんと100%のパワーに慣れている………もしかすれば、俺と同じくもう1回の変身が出来るやも知れんな」

 

 アナウンサーと観客達が大盛り上がりの中クウラが独白すると、あのネーヴェはフリーザよりもクウラの方に似た潜在能力を持っているのかと悟空達は思い、現にクウラはあの子はこの俺と同じ変身に至る才能を秘めてると感じていた。

 そして同じ最終形態に変身出来れば直ぐにでも悟天達の超サイヤ人3に追い付けると判断していた。

 しかもクウラはネーヴェを甘いとは言わなかった………これは彼があの少年を認めたと言う証明であり、ニィープも相手の才能を見抜く直感があるのでクウラの独白は間違い無いと判断し、ルリアに新たなライバルが出たぞと言う視線を向けていた。

 

『此処までボロボロになり気絶したネーヴェ選手ですが、直ぐに回復させる為にスタッフがブロリー農場から栽培された仙豆を今食べさせて………あっ、傷が治って起き上がりました!!』

 

「………そうか、負けちゃったか。

 でも、もっと力を付けて今度は負けないからね悟天君!」

 

「うん、僕ももっと修行して負けない様に頑張るよネーヴェ君!!」

 

 それから仙豆で回復したネーヴェは悟天と握手しながら再戦の約束を交わし、悟天もそれに応じながら新たに現れたライバルに負けないと誓っていた。

 原典の物語では10年後、更に言えばそれ以前から修行をサボり気味になってた悟天だがこの歴史ではトランクス以外にロスマやルリアと言う純血サイヤ人の子供も居たので 恐らく修行をサボらないだろうと考えていたニィープだったが、ネーヴェと言う更なるライバルの登場によってよりその才能を伸ばす土台が出来つつあると考えていた。

 現に超サイヤ人3に変身出来たのだ、もうサボると言う甘ったれた事は起きないだろうとも思考していた。

 

『さぁ皆様、準々決勝第1試合からいきなりとんでもない闘いを見せた超人部門子供の部はまだまだ続きますよ!! 

 第2試合のラムイ選手対ロスマ選手を間もなく始めます!!』

 

 そうして次にロスマの準々決勝となり、ネーヴェの様な力を持つ者が現れた上に悟天が準決勝に駒を進めたのでロスマは悟天と闘いたいと考えていたので出だしから伝説の超サイヤ人2に変身し、一気に勝負を決めてしまおうと作戦を立てていた! 

 

『それでは………始めぇ!!』

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【キュォォォォォォン、ギュビィィン、バチバチ、バチバチ!!】

 

「げっ!? 

 お前も超サイヤ人かよ!? 

 1000年に一度に現れるって話じゃなかったっけ!?」

 

 そしてロスマが伝説の超サイヤ人2に変身するとラムイは超サイヤ人がこの子供の部だけでも3人は現れた事に驚愕し、当然親達も超サイヤ人に成れると思っていたので1000年に一度とか言う話と矛盾していると考えていた!! 

 

「超サイヤ人に変身するには戦闘力をサイヤ人の瀕死回復からのパワーアップが働かなくなるまで上げて穏やかな心を持ち、激しい感情の昂ぶりで変身出来るんだ。

 父さん達曰く今地球に居るサイヤ人以外は皆穏やかな心をそもそも持たなかったから1000年に一度の頻度でしか現れなかったって言ってたよ。

 だから………初めから穏やかな心を持つ僕らなら割と簡単に変身できるのさ!」

 

「な、成る程………サイヤ人って皆気性が荒かったって有名だったからなぁ〜………」

 

 ラムイの疑問にロスマは懇切丁寧に答えると、ラムイも親達からサイヤ人がフリーザ軍の中でかなりの暴れ者と聞き及んでいたので納得しつつその言葉を飲み込んだ。

 最もロスマの場合はブロリーの息子でありその才覚を完璧に受け継いだ悟天達以上に初めから変身資格を持っている伝説の超サイヤ人なので少々違うが、ブロリーと違い穏やかなので大体は合ってるので矛盾点は無かった。

 

「さあ行くよ………はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ドガァ!!】

 

「やっぱり速攻で負けますよね〜!?」

 

 そしてロスマは突撃してパンチを当てると、ラムイは面白い位あっさり武舞台の外へと飛ばされてしまい場外負けになった! 

 悟空達は相手が悪かったなと思いながら、クリリンに至っては何だか何処か親近感を抱きながらラムイを見ていた。

 ニィープや大界王神は原典の物語でクリリンが良く敵の強さを思い知らされる当て馬、噛ませ犬にさせられてる事を前世の記憶で知ってたのでラムイはこの世界でそんな属性を持って生を受けたのだと思い少しだけ不憫に思っていた。

 

『ラムイ選手の場外でロスマ選手の勝利です!! 

 さあさあ次は第3試合のルリア選手対ピナッツ選手です!!』

 

 次にルリアが武舞台に上がると、ロスマまで超サイヤ人2を使った上に自身も身体が温まったのでもう試合開始前に超サイヤ人2に変身していた!! 

 

「わっ、ちょっと待って降参!! 

 降参します!!」

 

『お、おっと!? 

 ルリア選手の超サイヤ人2を見てピナッツ選手が降参しました!! 

 よってルリア選手の勝利です!!』

 

「はは、超サイヤ人がある意味脅しになってら」

 

 ピナッツがまさかルリアまで超サイヤ人に成れた事で戦意喪失し降参した光景を見てヤムチャが超サイヤ人が脅しの道具と評して笑っていた。

 悟空達も強さが段違いなら怪我する前に降参するも止む無しと考えていたのでピナッツの事を誰も責めなかった。

 ただ相手が悪過ぎたのだと思っていた。

 そして………次はいよいよネリテスとトランクスの試合になるので控え室では既に2人が臨戦態勢になっているのであった。




此処までの閲覧ありがとうございました。
はい、悟天も超サイヤ人2の先へと変身可能になりました。
そうなると当然トランクス達も………。
但し子供の身体なので滅茶苦茶消耗が激しいので大人以上に短時間しか変身出来ません。
もっと大人になれば少しは変身時間が延びるでしょう。
それから事前告知になりますが大人の部はかなりダイジェストになると思います。
理由は………その回が更新されれば分かると思います。

次回もよろしくお願い致します!
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