DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第57話目を更新致します。
今回から異聞超編へと突入します。
更に、遂にこの作品でこの形態、超サイヤ人4が扱えます………そう思うと感慨深いです。
そしてそれに合わせて彼も………。
では、本編へどうぞ。


異聞超編
第57話 超パワー覚醒!!超サイヤ人4とゴールデン!!


 悟空達が超サイヤ人ゴッドのパワーを取り込み完全に物にした日から2週間。

 ルリアはミノシアに地球のゲームを勧めてミスター・ブウやロスマと共に遊んでいた。

 更にトランクスはタピオンの剣に憧れて自分も剣を振りたいとベジータ達にせがんだ結果、先ずは木剣からとして未来トランクスやタピオンの剣と同じデザインの木剣を振って剣術の練習をしていた。

 悟天も悟天で地球に来てたネーヴェやネリテスと組手をしていたのでチビ達の毎日は彩りに満ちていた。

 

「はぁぁぁぁぁ…!!」

 

 そんな中で悟空はあの一瞬自力で超サイヤ人ゴッドに成れた感覚を思い出しながら自らの気を高め、更にあの質が高くクリアな物に昇華させようとしており………結果、ほんの2秒だが超サイヤ人ゴッドに成れたが、2秒では意味が無いので此処から先は手探りか、神の気の扱いを良く知る者から教わらないと無理と判断しケン達界王神達から教わるべきかと考え始めていた。

 

「どうやらお前も同じ考えの様だなカカロット」

 

「ベジータ、兄ちゃん」

 

「我々も何とか超サイヤ人ゴッドに2秒は成れたんだが………矢張りその先が駄目だな。

 今の環境ではゴッドの持続時間すら伸ばせられんだろう。

 神の気を扱える者から教わらぬ限り、な」

 

 すると其処にベジータ、ラディッツが現れると悟空が導き出した結論と同じ物を語り、悟空もこの2人でも駄目なら矢張り界王神界へ跳ぶ必要があると考え悟空とラディッツはベジータを伴い瞬間移動で界王神界へと跳ぶ。

 するとキビトやシン、老界王神が3人を出迎えながら何故此処に来たかを聞くと、老界王神は表情を険しくしながら答え始める。

 

「うむぅ………お前さん達には悪いが此処でも思った様な結果に繋がるか分からんぞ? 

 何せ界王神とは本来は創造を司る神、闘う事が本職では無いんじゃ。

 この宇宙はビルス様がサボり癖が激しいから界王神が数多く居てまた必要以上に強くなっているが、それでも神の気を上手く扱う指導はワシでも出来んよ」

 

「いぃ〜!? 

 ど、どうにかならないんかよ界王神様達!?」

 

 老界王神が界王神の本来の役割と自身でも神の気を扱う指導が出来ないと話すと悟空達もビックリし、老界王神の肩を持ちガクガクと震わせながら打開策が無いかと詰め始めた。

 シンやキビトはご先祖様の御老体を労って欲しいので悟空と老界王神を引き剥がして距離を取らせ、老界王神は少し目を回したが咳払いをしてから話を続ける。

 

「うぉっほん!! 

 本来ならと言っておろうに慌てるでないわ。

 彼処を見ろ、今ケンの奴が修行をしているのが見えて且つ今のお前さん等ならその気を感じられるだろう? 

 じゃがな、今のケンは高純度の神の気を纏って瞑想をしているんじゃ。

 ビルス様の代役を務めるには神の気を纏い神次元の戦闘力を得てなければ無理じゃからな。

 だから神の気を感じられぬ奴にはただ彼処でジッとしてる以外の感想は浮かばんじゃろう」

 

「えっ!? 

 …あっ、本当だ!! 

 大界王神様は超サイヤ人ゴッドみたいな気を纏ってるぞ!!」

 

 そうして老界王神は今代の大界王神であるケンが真面目に破壊神ビルスの代役………荒事も担当する為に神の気を纏ってイメージトレーニング中だと話すとラディッツやベジータ、更に悟空も超サイヤ人ゴッドの様な気を感じて驚いていた。

 当然の事ながら老界王神も、まだまだ修行中のシンにも神の気を纏う事は不可能である。

 が、カイカイマトルまで受け継いだ大界王神たるケンならばその神力を以て神の気を纏う事が容易なのだ。

 すると瞑想していた筈のケンは高速移動で悟空達の前に立ち、シンやキビトはそれを目で追えずに居た。

 

「ようこそ悟空さん達。

 昨日の超サイヤ人ゴッド同士の闘いはこの未熟な私もとても興奮する程の闘いでした。

 そんなとても貴重な物を見せて頂いたお礼に貴方方3人に神の気を纏う修行をつけてあげますよ。

 ただ私自身もまだまだ未熟なので手探りの様な形にはなりますが其処はご了承下さい」

 

「いや、オラ達もかなり苦労してるから助かるよ!! 

 そんじゃ大界王神様、早速オラ達に神の気の纏い方を教えてくれ!!」

 

「はい、ではこちらに付いて来て下さい」

 

 其処からケンは悟空達を案内し始め、より集中出来る場所へと行く。

 それからケンはその身の内にある神の気を先ずは感じ取り、それを引き出してより質を高める様に指導を始めた。

 これが思いの外悟空達も苦労し、汗を流し始めていた。

 

「良いですか、気の量を単純に増やすだけでは駄目なんです。

 神の気とはそれを引き出し、そして質を高める物なんです。

 なので超サイヤ人に変身する要領では何時まで経ってもゴッドに変身出来ないんです。

 己の中の神域の力を掴み取り、そしてより純度を高めて行く事で超サイヤ人ゴッドに変身出来る筈です」

 

「き、気の質を高める………何だかフンワリしてるけど、超サイヤ人みたいな感じじゃ駄目だって言うのはやってみて分かったよ…!!」

 

「ふぅ〜………となれば精神統一に近い物だな………その要領で神の気をより知覚し引き出せれば自ずと…!!」

 

 しかしケンの話す気の質を高める、この発言から3人は精神統一系統の修行が1番ゴッドに向いてると悟ってからは超サイヤ人になる様な動の形と真逆に静の形の修行へ移行し始める。

 すると悟空、ベジータ、ラディッツの3人は取り込んだ超サイヤ人ゴッドの気を見つけるとそれを引き出しつつもより精神と気を静かに研ぎ澄ませ、そしてより純度の高い気へ仕上げて行く修行の仕方を見つけていた。

 これを続ければ超サイヤ人ゴッドに自ずと成れる………その手応えを感じながらも浮かれずに精神統一をより一層集中し続けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 悟空達がケンから精神統一の修行を教わったその日の夜、遂に今日が満月の夜であった。

 今日がいよいよ自分自身、そして人の領域としての壁を超える時だと修行を大体完遂したニィープは確信を持っていた。

 悟空達が超サイヤ人ゴッドになり修行を始めた、ゴッドの力を完全に物にするのも時間の問題だろう。

 ならば自分も人の身のまま、悪のサイヤ人らしくあらゆる物を超える日と決めていた。

 そしてこの日、ニィープはそれまでの自分を超える為の相手として相応しい者…クウラ、自身の前に常に立つ絶対強者をパプリカ荒野に呼び寄せて相対していた! 

 

「フッ、お前から俺を呼び込むとは………どうやら超サイヤ人ゴッド、孫悟空達の熱にお前も当てられた様だな。

 お陰で俺も7割程度完成したこの身に宿る力をより完璧に仕上げる為に思考し始めた所だ」

 

「そんな所ですねクウラ様。

 そして………私としても今日は絶対貴方を超えてより一層上のステージへ立とう、ビルス様への挑戦権を獲得しちゃおうって画策してるんですよ」

 

「ほう………其処まで豪語すると言う事はもう既にお前自身の目指す先が見えて………且つ、其処に到達する用意があるのだな、ニィープ?」

 

 それからニィープ、クウラ共に会話を交わしながら闘志をギラつかせ、気も充実させクウラは7割完成したゴールデンの力を身体に漲らせた! 

 その戦闘力は最終形態の12兆から大幅に上昇し、既に120兆のパワーと既に超サイヤ人ゴッドを超えるパワーとなり、これでまだ7割である為末恐ろしいとニィープは思っていた………が、それでもまだ勝てる自信が不思議とあった。

 そう………今日この日なると決めた姿にさえ成れば!! 

 

「………本当、今日は月が綺麗ですよねクウラ様?」

 

「月? 

 ………満月………まさか、今更大猿か!?」

 

 ニィープの言葉に夜空を見上げたクウラは満月を確認し、更にサイヤ人の特性を改めて思い出すと彼女がこの日、この時間にこのクウラを呼び付けた理由の『半分』を理解すると、超サイヤ人3があるのに力が10倍増すだけで図体ばかりが大きいだけの大猿に何の価値があると考えていた! 

 そんなクウラを他所にニィープの瞳に満月が映り込み1700万ゼノを超えるブルーツ波が吸収され、尻尾にその特殊な電磁波が蓄積されて行き身体が脈動を始める!! 

 プロテクターを着用した身体はどんどん大きくなって行き………そして、ニィープは実に14年以上の月日を経て大猿に変身する!! 

 

「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 しかし、その大猿はただの大猿では無かった! 

 何と体毛が超サイヤ人の様に金色になり、更には上級戦士の中でも大猿に成っても理性を保てるエリート戦士であるニィープがいきなり理性が吹っ飛び掛けて大猿本来の理性無き闘争本能と破壊衝動の塊の存在になっていた!! 

 クウラもこれはただの大猿では無い、しかしニィープがこの程度で満足する奴では無いと分かってるので何の意図があって大猿の変身をしたのか見極めるつもりで居た! 

 

「グルルルルルルル…!!」

 

 そんな黄金の大猿と化したニィープはクウラを視界に映すと拳を振るおうとする………が、左腕が右腕を押さえ込みその拳を振るわせようとさせなかった!! 

 確かにニィープは理性が飛び掛けた、しかしそれは飛び掛けただけなのでまだ理性を保てるギリギリのラインであった!! 

 

「こ…の…!! 

 私の目的は、この先………!! 

 こんな所で………クウラ様を失望させる訳には行かないし、超サイヤ人ゴッドになったカカロット達にこのまま置いて行かれるなんて私のプライドが許さないのよ!!!! 

 はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

【ズガァァァァァン、ギュインギュインギュインギュインギュインギュイン!!!!】

 

「むっ、大猿の姿が縮小し始めた!? 

 元の人間の姿に戻る………いや、ニィープはこの先と語ったな! 

 なら、この後現れる物がアイツの真の狙いなのか!!」

 

 そうしてニィープは意地とプライドで理性を最後まで保ち大猿の闘争本能を抑え込む………否、完全に取り込むと大猿の身体から金色の輝きが放たれ、その姿が人間大の身長に縮み始める!! 

 クウラは此処でニィープが大猿の先にある物を掴む事が目的だと理解して目を見開きながらその光景を見届ける! 

 するとニィープの脳裏には今までの闘いの光景が年代を遡る様に浮かび、更に目の前にある光を掴む様に腕を伸ばした!! 

 その瞬間………先程までの大猿のパワーを更に上回る、それこそ超サイヤ人ゴッドの力すらも大きく超えたとんでもない戦闘力を持つ戦士が金色の光の中から現れ始めた!! 

 

「な、何だこの力!? 

 ………あれは………ニィープ伯母さんなのか!?」

 

「こ、これは………!!」

 

「…先を越されたか」

 

 其処に地球に突如として現れた超パワーに驚きパプリカ荒野に駆け付けた悟飯、セル、ブロリー、魔人ブウ、ピッコロ達大人やチビっ子戦士達はその光景を見て驚愕し、ブロリーは本能的に先に越されたと理解する!! 

 そうして光が収まると其処には黒髪だが超サイヤ人3の様に長髪になりつつ超サイヤ人の様な碧眼、プロテクターは完全に消えてインナー姿となり、更に腕のインナーは消え去り赤い体毛に覆われた腕が露出し、そして目の周りは大猿の赤目の様に赤く縁取られた異質な姿と化していたニィープが其処に居た!! 

 

「待たせて済まなかったわね…これが私が目指した超サイヤ人3すらも超える、悪のサイヤ人が至れる到達点………サイヤ人のサイヤパワーを全開にした姿、超サイヤ人4よ。

 フッ、まさかエリート戦士の私でも大猿の本能に呑まれるのかと一瞬焦ったけど成るように成るとはこの事ね」

 

「………まさか今のこの俺の力を、超サイヤ人ゴッドの圧力すら超える物を放ってるとは…!! 

 流石にこの俺でもコレは驚いたぞ、ニィープ…!」

 

「驚いてくれて有り難いわ。

 お陰で少し苦労して変身出来た甲斐があるって思えるわね。

 さて、そろそろ一本勝負しましょうか? 

 私もこの変身は未だ慣れてないから次に大猿を介さず変身出来るのか分からないからさっさと今どっちが上かケリをつけたいわ…」

 

 そうしてニィープはその口で語る変身、超サイヤ人4を語りながら気を解放すると余りの気の風圧に観戦していた悟飯達も力を込めねば吹き飛ばされそうになる程となる!! 

 更に口調もやや荒くなっており、どうやら超サイヤ人4は今までの超サイヤ人以上に興奮状態が強いのだと全員は思いながらその力にただ圧倒され、ルリアはママが格好良くなったと思っていた!! 

 クウラも肌で感じられる超サイヤ人4の戦闘力は187兆5000億と正に自身同様神の気に頼らず神次元の領域を侵す力を発揮したと理解していた!! 

 

「………フフフフ、フハハハハハハハハハハハハハハ!! 

 そうだ、俺はこれも求めていたのだ!! 

 お前が何れ俺の先を行き、そして俺自身の力でそれを完全に追い抜く事を、そうなる様にと求めて止まなかったのだ!! 

 ニィープ………今お前はこのクウラの最大のライバルの1人として名が挙がり、そしてそれを倒す機会を与えた事を、この宇宙の中で誰よりも感謝するぞぉ!!」

 

「私もクウラ様に感謝してるわ………常に目の前に立ってモチベーションを保たせてくれたことをね!! 

 はぁぁぁぁぁ!!」

 

【ドガァァァァァァァァァァ!!!!】

 

 そうして狂った様に笑い、歓喜に打ち震えたクウラとテンションが最高潮のニィープは拳同士を衝突させるとその超パワーの余波で地面に大きなクレーターが出来上がる!! 

 其処から2人はルリア達や、ましては悟飯達すらも影を追うのがやっとな戦闘を繰り広げる!! 

 その際にクウラはニィープの拳を受けると………その余りのパワーに肋骨が罅割れるかと思う程の痛みが走り、対して自身の攻撃は当たっても超サイヤ人3も超える肉体強度で謂わばゲームで言うスーパーアーマーの様に仰け反らず次の攻撃に移っていた!! 

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

「ぐぅ、このパワー、耐久力!! 

 間違い無い、その姿は大猿の力を完全に取り込んでいるな!!」

 

 そんなデタラメな力と耐久力の正体をクウラは見抜きながらもだからどうしたと言わんばかりに攻撃を受け吹き飛ばされる!! 

 クウラの予測通り超サイヤ人4とは謂わば人間サイズになった大猿の様な物であり、その耐久力も圧倒的なパワーも全て大猿由来の物なのだ! 

 それでいてスピードは人間サイズになったが故に戦闘力と据え置きの物にまで上がり全てが高水準、それまでの超サイヤ人を遥かに超える力を有する、正にサイヤ人の力が全て引き出された姿なのだ!! 

 

「ウラララララララララララララララララララァ!!!」

 

【ドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギ!!!】

 

「ぐぅぅぅ、まだだ、こんな所では終わらん!!」

 

【バギィ!!】

 

 そんな超サイヤ人4のラッシュを受けてもまだ倒れないクウラは蹴り上げると、先程までのパワーよりも更に強い力がニィープの肉体を揺らした! 

 ニィープはこの攻防の最中にゴールデンの力が更に完成に近付いていると確信する! 

 もしもゴールデンが完成したらどうなるか………いや、考えるまでもなく直感で分かっていた。

 超サイヤ人4の力が持続していれば例え今のクウラがゴールデンを完成させてもまだこちらが僅かに上のままだと! 

 故にニィープはより強く、そして超サイヤ人4の全力を出したいが為にクウラのゴールデン完成をトレーニングとは全く呼べない闘いで早めさせようと判断した!! 

 

「はぁ!!」

 

【ドゴォッ!!!】

 

「ごっ!!?」

 

 その思考後ニィープは超高速移動で迫り思い切り膝蹴りをクウラの鳩尾に叩き込むとその身体はくの字に曲がる!! 

 だがクウラは倒れない、倒れる訳には行かない!! 

 此処でこの強大な力を呼び水に自らの力を完成させる、そしてあの頂に挑む真の権利を得るのだ!! 

 その為に………こんな所で意識を失い倒れる訳には行かないのだ!! 

 

「ぐぅぅぅぅぅ!! 

 うおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

 

【ギュォォォォォォォォォォォォン、キィィィィィィィィィン!!!!】

 

「………遂にお出ましですね」

 

 そうしてクウラの尽きぬ闘志とニィープの超サイヤ人4の圧倒的なパワー、それを呼び水にしてクウラの中で完成されつつあった力が遂に100%の完成率に到達し、黄金のオーラが炎の様に吹き出し其処から輝きに包まれ………そしてクウラの肉体は黄金に染まり上がり、その力も最大で180兆まで膨れ上がっていた!! 

 そう………クウラもニィープと同様真の意味で生物の力のみで戦闘力その物が神の領域へと到達したのだ!!! 

 

「ク、クウラの身体が超サイヤ人の様に金色に………!!」

 

「しかも………ニィープ伯母さんの新しい姿と合わせて強さの次元その物が違い過ぎる…!! 

 この圧力…本当に超サイヤ人ゴッドになったお父さん達以上の…!!?」

 

「ま、まさか、こんな力を得るなんてよ………やっぱりあいつ等も凄えや…!! 

 お、俺達も負けてられないよな、これ…!!」

 

 ピッコロ、悟飯、クリリンはその力に圧倒される皆を代表して言葉を紡ぎ、しかしそれでも負けていられないと口にするのはこの歴史で最前線で闘い続けて来た戦士の意地か、それとも純粋な好奇心…あの領域へと自身が至れた際にどんな世界が見えるのか、何方の心境なのかは悟飯達本人にしか分からないだろう。

 だが確実に言える事は、先程までの闘いと比べ物にならない超絶バトルが巻き起こる事だった!! 

 

「ふぅ〜………漸く、漸く完成したぞ。

 この金色の姿…俺は無意識に超サイヤ人をリスペクトしたのか、それともフリーザ一族が全てこの神次元の領域へと踏み込むとこの姿に至るのかは俺自身も分からん。

 だがこれで俺はビルスに挑戦する権利が生まれた………感謝するぞニィープ。

 お前のその姿、超サイヤ人4の隔絶したパワーにより俺はこの力を完全な物とする事が出来た! 

 そしてこの姿を名付けるなら………超サイヤ人やパーフェクトセルバースト等に合わせて『ゴールデンクウラ』としようではないか!!」

 

 そうしてクウラとニィープはパプリカ荒野の地面に相対しながらその力に、現在見える世界がまるで違う事に打ち震えたクウラは童心に帰りながら高らかに新たな姿にゴールデンクウラと名付けると拳を握りしめて更にオーラの噴出を強める!! 

 その姿を見たニィープは不敵な笑みを浮かべ、それから直ぐに表情を険しくしながら構えを取り此方も超サイヤ人特有の金色のオーラを炎の様に噴出させる!! 

 そのオーラ同士がぶつかり合うだけで地面が抉れ始め、地球もまた震え始めた!! 

 そして此処に………今現在に於いての第7宇宙最強の戦士を決める闘いが勃発する!!!!! 

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

【ドガァァァァァァァァァァァッ!!!! 

 ドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギ!!!!!】

 

 2人は咆哮を上げた直後突撃しパンチ同士が衝突するとそれだけで地球が揺れ、次に空中に上がりながら激しく闘い合うと雲が吹き飛び空も揺れる恐ろしくも目に焼き付いて止まない激闘が繰り広げられる!! 

 更に高速移動で動いた瞬間もうピッコロ達は影すら追えなくなり、超上空まで上昇すると地球を何周もしながら格闘戦を繰り返しクウラもニィープもボロボロになりながら笑みを浮かべていた!! 

 身体の底から力を振るうこの喜び、新たな力を十全に使い熟すこの歓び、次元の違う闘いを自らが引き起こしてるこの悦び!! 

 その全てがニィープとクウラのテンションを今までに無い程高揚させていた!! 

 更に超サイヤ人4もゴールデンクウラも持続時間の点も超サイヤ人3の様な燃費の悪さは見当たらずまだまだ長く長く長く、より長く闘える事を理解し歓喜しながら拳と蹴りをぶつけ、気功波や気弾を衝突させ合う!!! 

 

「今度は私が勝つ!!!!」

 

「いいや、これからも勝つのは俺だ!!!!」

 

 そしてニィープもクウラも尽きず絶えず乾かず飢えぬ闘争心を滾らせその力をとことんまで振るう!! 

 最強の頂へと手を伸ばせば届く………その座を勝ち取りたいが為に2人は全てのパワーを集中した一撃を放とうとした!!!! 

 

「喰らうが良い、デスフラッシャー!!!!」

 

「これが超サイヤ人4の特性、10倍の…フォビドゥンブラストォォォォォォ!!!!!」

 

【ギュォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!】

 

 クウラはゴールデンの力を込めたデスフラッシャーを、ニィープは超サイヤ人4の特性により威力が10倍に増したフォビドゥンブラストを放つとエネルギー波同士はぶつかり合いながら巨大なドーム状の気の衝突を生む!!! 

 それはクウラの方が僅かに劣る筈なのに全く拮抗し合いながら膨れ上がって行き、そして大爆発を起こし2人を飲み込む!!! 

 

「…フッ」

 

「はは…」

 

 そして2人は悟空達の様に気の奔流に呑まれて行き、そのまま地面へと落下し始めた。

 その際に悟飯、ピッコロ、クリリン達が受け止めるとゆっくりと地面に降り立つ。

 が、その姿…クウラはボロボロの上に通常の最終形態に戻ってしまっていたが、ニィープはボロボロだがまだ超サイヤ人4が持続して闘えそうな様子であった。

 つまり………この闘いは明確なニィープの勝利に終わったのだ。

 この結果に負けたクウラも不満は無く、この敗北もまた次の糧となるとして受け入れるのだった。

 対するニィープは絶対強者のクウラを今超えた事で歓喜に打ち震えながら手を掲げていた。

 更に2人はよりこの力を洗練させると意気込み、両者共に次に見据えるのは真の頂…破壊神ビルスであり、彼に挑戦する為に今よりももっと強くなるだろう。

 そんな確信がこの場の全員にあり、またピッコロや悟飯達も負けてられないとしてより修行に励むのである…。

 

 

 

 

 

「さ、さっきまで感じた気は間違い無くクウラや義姉ちゃんだったよな? 

 な、なんちゅう強さだったんだ………こりゃ早く超サイヤ人ゴッドを完全な物にしねぇと置いて行かれちまうぞ!!」

 

 一方界王神界では超サイヤ人4とゴールデンクウラの衝突に驚き目を見開く悟空達3人とシン達、そして遂に2人があの力をそれぞれ得た事を喜ぶケンが居た。

 

「うかうかなどして居られんな…カカロット、ベジータ! 

 より精神統一に集中するぞ!!」

 

「貴様達に言われなくても分かっている!! 

 ニィープ…クウラ…今に見てろ、真のNo.1は誰か教えてやるぜ!!」

 

 無論サイヤ人3名はよりモチベーションが高まり、超サイヤ人ゴッドの力を完全な物にするべく精神統一により励み神の気の練度を上げ始める! 

 この分なら4年後までに超サイヤ人ゴッド所か、『蒼き闘神』の力を…『超サイヤ人ゴッド超サイヤ人』、或いは『超サイヤ人ブルー』と呼ばれるあの領域へと到達しかねない程に悟空達のテンションが爆上がりしていた! 

 そんな事を予感するケンもまたより一層精神統一に励み、そして神の気を洗練して行くのであった。

 勿論シンも負けられないとして修行をし、ケンと同様純度の高い神の気を得ようとするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ~………まさか本当に神の気を持たぬ者がボク達神々の領域へと踏み込むなんてね………少しだけ侮っていたよクウラ、そしてニィープ」

 

「ふむ………矢張り現在の第7宇宙は粒揃いですね~。

 孫悟空さん達も超サイヤ人ゴッドを物にしそうですし、何よりニィープさん達も仲間の皆様もまた限界知らず…。

 私も少しだけワクワクしてしまいますよビルス様」

 

 そんな戦士達を見守るビルスとウイスはそれぞれの力を見届けた瞬間、ビルスは破壊神に挑む権利がある者が5人もこの世に現れた事に破壊神にしか許されぬ剣呑な笑みを浮かべウイスは本当に珍しくワクワクが止まらない様子であった。

 正しく頂点に立つ者が挑戦者を見つけ高揚感が湧き上がる瞬間であった。

 お陰でビルスはもう昼寝などして居られない、ウイスもビルスの昼寝を止めなければならない、この力が行き着く先を神や天使として見届けなければならない使命感と挑戦者を迎え撃つ覚悟を決めていた! 

 

「ウイス、ボクが許す。

 孫悟空達がより力を付けられる様に手解きをしてやれ。

 この破壊神に挑むその心意気を、その力をより洗練させ充実させるんだ。

 そしてボク自身が教えてやるんだ、神の領域へと足を踏み入れれば其処はもう天井知らずだと言う事をな…」

 

「はい、そのお言葉をお待ちしてましたよビルス様。

 では早速孫悟空さんとベジータさん、ラディッツさんの下へ行き超サイヤ人ゴッドの力を完全な物にするお手伝いをして来ますよ。

 うふふふふ、久々に誰かに何かを教える喜びを味わえますねぇ…」

 

 そうしてビルスは本来中立の立場である天使を破壊神権限で挑戦者の力を洗練させる名目を持たせて悟空達への介入を許した。

 勿論大神官や全王様に咎められぬ天使の範疇に収まる程度だが、その程度でも今この世に生きる者達はより一層力を付ける事だろう。

 そんな予感がビルス、ウイスの脳裏を過ぎり2人の高揚感も止まらないままであった。

 

「クックックック………本当に久々、大体数千万年振りに何処までも身の程知らずでバカで、純粋な戦士が現れたものだよ…。

 全く、これだから人間達は面白いんだ。

 この破壊神の心を躍らせる程の力を見せ付けてくれるんだからねぇ…! 

 本当に4年後が楽しみだよ、孫悟空達よ…!!」

 

 そうして約束の時である4年後を待ち遠しいと思いながらビルスは第7宇宙の地球や界王神界に居る戦士達を一瞥し、漏れそうになるケンや超サイヤ人ゴッドよりもより純度が高くクリアな神の気を抑えながら何処までも面白い者達に笑みを浮かべるのであった。

 クウラ達が童心に帰った様にビルス達も久々に童心へ帰り下界の者達に本格的に干渉し、近くでその力を見なければ満足出来なくなっていたのだ。

 それからビルスとウイスは界王神界へと高速移動術で飛びながら地球のハンバーガーなる物を頬張るのであった。

 

「美味い!!!」

 

 そして今日もまた地球の食べ物に舌を唸らせていた。

 破壊神と天使は何処までも自由気ままで興味ある物には徹底的に関わりたい質なのだ。

 それはかつてもこれからも絶対不変である…それを理解出来るのは同じ破壊神と天使だけである。

 




此処までの閲覧ありがとうございました。
遂に超サイヤ人4とゴールデンクウラが登場し、その戦闘力が判明しました。
超サイヤ人4の戦闘力の倍率は2500倍、ゴールデンクウラの倍率は元々クウラの最終形態がこの段階では3兆に到達していたので其処から60倍になります。
一応戦闘力を掲載します。

ニィープ
超サイヤ人4:187兆5000億

クウラ
ゴールデンクウラ:180兆

因みにゴールデンクウラが現段階で僅かに劣ってる理由は単純にゴールデンへ到達したばかりだからです。
此処から更に強くなるし何ならその内追い越すかも?
そしてビルス様ニィープ、クウラを改めて悟空達3人やニィープ、クウラをロックオンです。
しかもケンの発言の所為で色々と粒揃いな者達と関わり干渉して近くでその力の行く末を見届けるでしょう…それはそれとして早く超サイヤ人ゴッドや超サイヤ人4、ゴールデンクウラと闘いたいとウズウズしてます。

次回もよろしくお願い致します!

追記:クウラの戦闘力3兆と12兆を間違えてましたので倍率共々訂正します、申し訳ありませんでした。
12兆→180兆が正しく、倍率も15倍です。
何故こんな間違いをしたのか…はい、寝起きでした………。
本当に、本当に申し訳ありませんでした!!
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