DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第58話更新致します。
今回も修行回となっています。
しかもただの修行回では無いです。
では、本編へどうぞ!


第58話 それぞれの修行!!超えろ、限界の壁を!!

 界王神界へと来た後精神統一の修行をしていた悟空、ベジータ、ラディッツの3人はより集中して神の気を洗練させて行く。

 その傍らには何とウイスが、離れた場所では甲斐甲斐しくシンがビーチウェアに寝転がるビルスに地球の食べ物や飲み物を振る舞っていた。

 しかもハンバーガーには種類があると聞き、様々なバーガーをコーラやポテト、更にチキンナゲットと共に食べながら修行の様子を見ていた。

 まさかビルス達がやって来るとは思わず悟空達はビックリしていたが、ウイスがより神の気を練り上げられる様に周囲の音を遮断する空間を作り出して精神統一を、修行の手伝いをしていた。

 

「まさかビルス様達が直々に手解きをしてやるとはのう…世の中は珍しいもんが滅茶苦茶あるもんじゃな」

 

「何を言ってるんだ老界王神。

 ボクだって生きてるんだ、興味が湧いた物には関わりたいと思うのは至極当然の話じゃないか。

 俗世から一切の関わりを捨てた仙人なんかじゃないんだ、何処までも自由気ままで好き勝手やるのが破壊神なんだよ」

 

 老界王神はフランクにビルスに話し掛け、ビルスも封印した昔の知り合いが残りの寿命を削って今話し掛けて来るこの瞬間にも破壊神として尊大な態度を示していた。

 しかもただバーガーを食べてるだけなのに雰囲気がヤバイとシンに思わせ、キビトに至ってはまた気絶している程割と剣呑な雰囲気を見せていた。

 これには誰も怒らせない様に努めねばならぬと気を引き締め、悟空達もビルスをガッカリさせる様な無様な姿は晒せないとして集中する。

 すると神の気が一定の値まで洗練され練り上げられた結果、悟空達は超サイヤ人ゴッドに変身を果たした! 

 しかもその状態でまだ精神統一を続けてどんどん持続時間を伸ばし始めていた! 

 

「へぇ~、思ったよりも早く超サイヤ人ゴッドに成れたじゃないか。

 やっぱりアイツ等近年稀に見る天才だよ、このボクがハッキリと認めてやろう」

 

「うふふふ、その調子ですよ悟空さん、ベジータさん、ラディッツさん。

 そうやって気の量を増やすのではなく質を高めれば高める程超サイヤ人ゴッドの力は貴方達の物になります。

 そしてニィープさん達が見せた力………ふむふむ、超サイヤ人4とゴールデンクウラと呼ばれる力にも負けない力を得られるのですよ」

 

 ビルスが感想を述べる中でウイスも超サイヤ人ゴッドの先の力をもう既に見据えており、其処へ到達するのも時間の問題だと考えながら競争相手のクウラとニィープを引き合いに出す等上手い具合に焚き付けて集中力を高めさせていた。

 一方悟空達も超サイヤ人4とゴールデンクウラと言う名を聞き、脳裏にはあの力を見せた2人が思い浮かび………更にその後を他の戦士達もどんどん追って行く姿が浮かびこの先も凄え事や力が待っているのだと確信を持っていた。

 それと相対した時どれ程闘えるのか………悟空もベジータもラディッツもワクワクが止まらなかった。

 正にサイヤ人らしく闘争心を湧き起こしながら、されど精神を均衡に保ちゴッドの解除をさせずにいるのであった。

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、ニィープは自宅で超サイヤ人4に変身した感覚をゴールデンクウラとの一戦で掴んだ為、再び力を入れるとアッサリと超サイヤ人4へと変身が完了する。

 しかも時間経過で昼になっているのでサイヤパワーは十分回復していたのでもうフルパワーを発揮出来る様になっていた。

 

「にしても興奮状態は超サイヤ人3以上………大猿由来の凶悪性を人間サイズに落し込んだからこんなにも精神がザラついてる訳か。

 これじゃ界王拳は………超サイヤ人4の耐久力で無理矢理使おうと思えば使えるけど現実的じゃないし反動が多分デカ過ぎる。

 やっぱりより強くなるには地力を上げて超サイヤ人4のパワーを上げて行く方向になるか」

 

 更にニィープは鏡を見ながら様々な考察と思案を重ねるが、結論は矢張り地力強化による戦闘力向上が1番だと判断し界王拳の案は捨て去った。

 もしもより強いパワーを得るには他のサイヤ人のサイヤパワーを吸収して超フルパワーサイヤ人4になるしか無いとも理解し、そちらは最終手段として取って置く事にするのだった。

 

「ママ~ただいま〜。

 あ、超サイヤ人4にもう自在に変身出来るんだ!! 

 ママ凄い!!」

 

「お帰りなさいルリア。

 クウラ様との対決で感覚を掴んだからね、お陰で楽々と変身出来る様になったわ。

 これで超サイヤ人3以下の変身は超サイヤ人4が必要無いと判断しない限りはもう使わないわね。

【ギュゥゥン】ふう、じゃあご飯を作るから手を洗って来てね」

 

 それから帰って来たルリアと会話を交わし、更に変身を解いてから作っておいた料理を盛り付け始めていた。

 幾ら戦士と言えどニィープは一児の母なのだ、家事や育児を疎かにするのは彼女のポリシーが許さない。

 闘いも家事も育児も仕事も修行も完璧に熟す、それが自分のあり方として40年以上生きて来た人生で漸く辿り着いた答えであり、そしてそれ等を全て並行してやれて且つ疲れないスペックを持っていた。

 サイヤ人の身体はこう言う時に便利である。

 

【プルルルルルルル】

 

「あら電話ね、もしもし」

 

『もしもし伯母さん、悟飯です。

 今日の夕方ピッコロさん、クリリンさん、天津飯さん、サタンさん、18号さん達と一緒にそちらに伺って良いでしょうか? 

 あ、ビーデルさんも見学したいらしいです』

 

「あら悟飯くん、良いわよ? 

 今日はこの後家でリモートワークをやって大体午後3時から暇になるから、買い物や夕食の調理を先に終えてから待ってるわね」

 

『お願いします』

 

 そんな中で悟飯から電話が掛かり、内容もピッコロ達明鏡止水に至った組と18号や見学でビーデルが共にやって来ると言う物であった。

 この僅かな会話で悟飯達の要求を察してその後の事も考え夕食をかなり作り置きしようと予定を立てていた。

 そうして手を洗ったルリアと一緒に洋食系で固めた昼食を食べ始めた。

 なおラディッツは超サイヤ人ゴッドの修行中である為既に1週間の有給を申請してるので居なくても問題が無かった。

 寧ろ超サイヤ人ゴッドをより完璧に仕上げるならもっと時間をやる所なのだが、1週間で良いと言われたのでその申請通りに有給で仕事を休ませるのであった。

 

 

 

 

 それから数時間経過し悟飯達がラディッツ夫婦の家へやって来たのでニィープは外に出ると………悟飯やクリリン、サタン、天津飯は普段着や宇宙警察の制服から道着に着替えており、オマケにブロリーまでやって来ていた。

 ブロリーは聞いていなかった為意外な来客だと思いながらも悟飯達を見据えて話を始める。

 

「貴方達の言いたい事、やりたい事はもう分かってるわ。

 超サイヤ人4と闘いたい、そうなんでしょう? 

 良いわよ、存分に闘いましょう………特にブロリー、アンタは私と闘う事で超サイヤ人4の道を見つけるでしょうね」

 

「話が早くて助かります伯母さん」

 

「フッ、さあ来いニィープ! 

 言っておくが簡単にやられると思ったたら大間違いだぞ!!」

 

 話が手短に終わり悟飯達はアルティメット化、更に伝説の超サイヤ人3への変身し臨戦態勢を整えた! 

 悟飯達の言葉から未だ彼らの闘志は失われていないと悟るニィープは笑みを浮かべた直後、超サイヤ人4に変身し相対する!! 

 戦闘力差は歴然、それでもコレはトレーニングでもあり目指すべき物を彼等に示せる良い機会であった! 

 特に今集まった戦士達はこの歴史ではより上を目指せるであろう人材であるが為、ニィープの拳に力が込められる!! 

 

「さあ行くわよ悟飯くん達。

 この姿の私はちょっと強いぞ」

 

「これでちょっとかよ………行くぞぉ!!」

 

【シュン、ドガァァァァァァ!!!】

 

 そうしてニィープは死なない程度に加減を抜いたパワーで全員と闘い超サイヤ人4の力を存分に体験させ始める!! 

 先ずはクリリンとのパンチ同士の激突はパワーと肉体強度の差でクリリンが少し吹き飛ばされ態勢を立て直した直後腕を少しだけスナップさせて痛みを払っていた! 

 続いて悟飯とピッコロ、ブロリーが同時に攻撃を仕掛けて来たがこれをノーガードで受け止め………全くノーダメージである光景を見せ付ける!! 

 超サイヤ人4は肉体の強度、ステータスその物を底上げする今までの超サイヤ人と同じだが、それが今までの比では無い為せめて戦闘力が10兆程度の差まで縮めなければダメージにすらならないのだ!! 

 

「ちぃ、てんでダメージにならんとはな!!」

 

「これが超サイヤ人4よ、生物としての力を極め、圧倒的な暴力で全てを超える悪のサイヤ人の到達点! 

 アルティメット化だけでこれを超えられると思ったら大間違いだよピッコロ、悟飯くん!! 

 そしてブロリー、アンタもさっさと超サイヤ人4に成りなさい!!」

 

【バギィ、ドガァ、ドゴォ!!】

 

「うおおおおおおおお!!! 

 くっ、クククククク………言ってくれるじゃないかニィープ!! 

 だったら俺も其処へ必ず到達してやる、覚悟しろぉ!!」

 

「僕もまだまだ強くなる、父さんや伯父さん伯母さん達とは違う自分なりのやり方で!!」

 

 そうして超サイヤ人4の余りのパワーに一撃を受けただけでとんでもないダメージを受ける悟飯、ピッコロ、ブロリーだったがそれでも必ずこの力を超えると意気込みながら、又は此処へ到達すると闘争心を滾らせながら殴り掛かる!! 

 其処に天津飯がアルティメット化を経て遂に出来上がった『極・気功砲』を、18号とサタンが気弾連射している最中クリリンもアルティメット化で得たリソースを研鑽する事で作り上げた気円破斬を超える『気円極斬』を放つ!! 

 しかし………ニィープはどれもこれもまともに受けても怯まない、切断されないととんでも耐久力をこれでもかと発揮した!! 

 

「へへ、俺達が必死こいて作り上げた技が通用してねぇや………これが俺達と今のニィープの差なのか…!!」

 

「だが必ず超えてやる、それが俺達武道家の信念だ!!」

 

「はい、その通りですとも!!」

 

「あたしもクリリンの妻だからな、その隣にずっと立つ為に負けてられないよ!!」

 

「良いわよクリリン達、その調子でより高みを目指しなさい! 

 そして、私の今の力に負けないパワーをそれぞれ得る事ね!!」

 

 それからニィープは1対多の闘いを行い、されど超サイヤ人4のパワーで全てをゴリ押しで地に倒れ伏させて行った! 

 しかし悟飯達もより強く、より高みへ登ろうとするモチベーションが生まれそれぞれの日常により密な修行が追加されるのであった。

 勿論見学していたビーデルは悟飯が強くなる事を喜び、そしていつの間にか大きくなったその背中をより意識するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方月にはクウラ、セル、魔人ブウの3人が訪れ2人の人物を険しい目で見ていた。

 その2人とは………現代のトワ、そしてミラである。

 3人はトワ達に魔術のテレパシーで呼び出されて此処を訪れ、そしてかつて倒した者達の同一人物と相対したのだ。

 

「呼び出しに応じてくれてありがとうクウラ、セル、魔人ブウ。

 貴方達を呼んだのは他でも無いわ、ミラと闘って欲しいからよ」

 

「何? 

 今更ミラと闘った所で実りがあるとは私達は思えんが………」

 

「確かに未来の俺は強かった………が負けた。

 そうであるが故に俺は鍛錬を欠かさなかった………そしてその成果をお前達で試したいんだ。

 他でも無い、かつてミラを倒したお前達に」

 

 トワとミラの瞳に映る危ない色は未来の彼女達と比べれば明らかに鳴りを潜め、その代わりより強い想い………強き者と闘いたい、ミラの成長を見たいと言う物が透けて見え未来の彼女達と現代の彼女達は何かが違うと3人は思えた。

 特にトワは暗黒魔界復活の為に全てを利用する悪女の筈が、何処かミラに並々ならぬ物を向ける女に変わっていた。

 それを顧みたクウラは………無言で最終形態へ移行し、先ずは完全なゴールデンでは無く僅かにゴールデンの力を引き出していた。

 

「ありがとう、俺達の我儘に付き合ってくれて」

 

「はぁ、どうするセル? 

 クウラがやる気満々だぞ?」

 

「仕方あるまい、我々も力を解放するぞ」

 

 そんなクウラに引っ張られセルもパーフェクトセルバーストの力を引き出し、魔人ブウも戦闘力の解放を行う。

 対するミラも深呼吸をして………そして戦闘力を爆発させた!! 

 その時セル、魔人ブウは目を見開きミラを見据えていた!! 

 何故なら感じ取れる戦闘力は40兆を超え、更に戦闘力が上昇し最終的に66兆まで上がったからだ!! 

 

「ば、馬鹿な………何故ミラがこれ程のパワーを………!?」

 

「この時代、この世界の俺には作り上げた際に未来の俺のコアが使われた。

 結果彼の遺志と力がこの身に宿り、より強くより最強を目指せと俺の魂に訴え掛けたのだ! 

 だから俺は鍛錬を続け此処までの力を得た………だがこれも超サイヤ人ゴッド達には及ばない、ましてやゴールデンクウラにも。

 だが、それでも、俺が最強へ挑まぬ理由にはならない!! 

 さあクウラ、その力を存分に見せて貰うぞ!!」

 

「フッ、良いだろうミラ………今度こそ貴様をライバルとして俺の力の糧、そして競争相手にさせて貰うぞ!! 

 さあ、始めようか!!」

 

 現代ミラの闘志を、未来ミラと同等と認めたクウラはまだ悪事を犯してないこの男をライバルとして互いに高みを目指す者として闘い始める!! 

 当然戦闘力差は約3倍ありミラがズタボロになる事は確定しているが、それでもミラはその一撃を受け、又は放つ事で満足気な顔を浮かべながら更に闘志を燃やした!! 

 それにより融合したコアから更に力が沸き立ち、戦闘力が一気に77兆に膨れ上がり成長していた!! 

 そんなミラを見てトワはまた満足気な表情を浮かべ、より最強になろうとする彼をこのまま伸びて行く事が不思議と嬉しく思えていた! 

 

「それでどうするのだトワ、貴様はミラと違い強くなろうとしないのか?」

 

「…そうね〜、お兄様が死んでしまったし暗黒魔界の女王にでもなろうかしら? 

 なら相応の力を持つ必要があるから………その力を付ける手伝いをしてくれるのかしら、貴方達は! 【ギュゥゥゥゥゥゥン!!】」

 

「むっ、貴様も戦闘力30兆程のパワーを………良いだろうトワ、ならばこの魔人ブウを筆頭に貴様にも力を付けさせてやろうではないか!!」

 

 そんなトワもミラの鍛錬に付き合った為戦闘力を未来の自身よりも大幅に上昇させ、明確にセルと魔人ブウの闘志に火を付けさせる!! 

 そうして魔術と気弾が飛び交う戦闘が繰り広げられ、此方も此方でより高みに行く為の激しい修練が発生した!! 

 そんなトワとミラ、2人の姿勢を見たクウラ達はこの2人が歴史干渉をする事はもう無い、この時代で互いに強くなるべく競争するライバルとなる事を確信しながら互いに不敵な笑みを浮かべるのであった!

 そうしてこの闘いの後、トワとミラは地球へ頻繁に来る様になるのは当然の帰結であり、それをZ戦士達は自然と受け入れるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから2年後のエイジ776、サタンが記念パーティーを開いたと同時にベジータの弟のターブルが地球に来訪し、それを追いフリーザ軍残党のアボとカドまで地球に襲来して来たが結局悟空達に敵う訳も無くアッサリ倒されその後和解していた。

 所詮当時のフリーザ以上と言っても結局戦闘力20億ではどうにもならないのだ。

 そんな事があった日の夜、ブロリーは修行を継続しながら待ちに待った満月の夜を迎えニヤリと笑っていた。

 

「ふふふ、超サイヤ人4には尻尾が必要なのは十分理解した。

 過去に親父が尻尾を取り除いた事で自然と生える事は無くなった………と、親父もニオも思っていただろう。

 だが………ふん!!」

 

【キュッ、プラプラ】

 

 その継続した修行の中で超サイヤ人4に至るにはサイヤ人の象徴である尻尾が不可欠だと十全に理解し、ブルマに頼んでブルーツ波発生装置を作って貰う事も選択肢にはあったがあくまで選択肢止まりだった。

 何故ならブロリーは伝説の超サイヤ人、肉体構造が通常のサイヤ人とまるで異なるのだ………故に、切除された尻尾を自力で生やす事など容易いのだ! 

 そうして満月を見上げたまま身体が脈動して行き………黄金の大猿へと変貌する!! 

 

「そして此処から………はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ギュビィィン!!!!】

 

 更にブロリーは理性をアッサリ保つとその身に溢れるサイヤパワーと大猿の姿を凝縮させて行き、遂に人間大のサイズへと縮小し………光が収まるとブロリーは黒の長髪になり、目の周りには赤い縁取りと赤い体毛に覆われた両腕とはち切れんばかりの胸筋等が特徴の姿………伝説の超サイヤ人4、其処へ至ったのだ! 

 そうして水に浮かぶ我が身を見届け変身が完了した事に笑みを浮かべると、直ぐ背後に居る存在に話し掛け始めた。

 

「それで、何時まで覗き見してるのだニィープ?」

 

「当然覗き見は終わりよ、アンタが超サイヤ人4に至るのを見届ける為に気をゼロにまで下げていたのだから。

 そして超サイヤ人4に変身した今、アンタと私で闘い合いたいから気をわざと漏らしたのよ………超サイヤ人4の気を、ね」

 

 その背後に居た存在、ニィープを言葉で引き摺り出すと彼女は既に超サイヤ人4に変身しており今直ぐ闘いたくてウズウズしていた様だった。

 超サイヤ人4同士の闘い………何とも蠱惑的で甘美なる物であろうか。

 その言葉と内容だけでブロリーもニィープもサイヤ人の闘争本能が更に刺激され、もう今直ぐ闘わねば暴発する程昂ぶっていた! 

 そうして2人は身構え………即座に突撃する!! 

 

『はぁ!!』

 

【ドガァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!】

 

 ブロリーとニィープの規格外のパワーが籠もったパンチが衝突した事で地面にクレーターが発生し、更に其処から上空へと飛び立ち互いに一歩も譲らぬ格闘戦を仕掛けると2人は僅かに離れ気功波を撃ち合った!! 

 

【ギュォォォォォォォン、パキィィィィィィン!!!!】

 

 その気功波が衝突した瞬間、超サイヤ人4の超パワー同士が衝突した事で次元の壁が崩れて2人は異空間へと入り込んでしまう!! 

 しかし2人はそんな事はお構い無く何度も格闘戦を繰り広げ、オマケにニィープの気弾連射もブロリーは回避しブロリーのイレイザーキャノンをニィープは回避し最後は互いのパンチを衝突させると次元の穴が塞がり2人は実空間へと帰還した!! 

 

「フハハハハハハハハハハハ!!!!! 

 超サイヤ人4同士の闘いとは何故こうも楽しいのだろうか!! 

 こんな事を教えてくれた貴様には感謝せねばなニィープ!!」

 

「そりゃどうも、だけど足元がお留守だよ!!」

 

【ヒュン、バシィ、ドゴォ!!!】

 

 

 ブロリーが超サイヤ人4同士の闘いに酔い痴れる中でニィープは足払いを行いブロリーの態勢を崩すと直ぐ様鳩尾に全力のパンチを叩き込む!! 

 その瞬間ブロリーは唾が口から吹き出しながら吹き飛び、更に吹き飛んだ先へニィープは先回りするとカオスアサルトを叩き込み関節や首へ攻撃を集中する!! 

 だがその攻撃をブロリーは超サイヤ人4と伝説の超サイヤ人の2つが合わさった出鱈目な耐久力で耐え切った瞬間ニィープの頭を持ちそのまま地面に何度も何度も叩き付けてからサッカーボールの様に蹴り上げる!! 

 それをニィープは蹴り上げられる直前に右腕のアビスエッジでブロリーを斬り、左腕の気弾でダメージを与えると言うタダでは転ばない戦法を取った!! 

 

「イテテ………私はサンドバッグじゃないっつうの!」

 

「ふん、貴様こそ俺の攻撃を受けながら反撃したし俺の急所を狙いまくったではないか。

 これでお互い様だろう?」

 

 そんな言葉を交わした2人の闘いは熾烈を極め、互いに痛手を負いながらもより相手より上を行く為に攻撃を強めて行く!! 

 無論互いに自身の勝利を疑わず、その一撃一撃の威力は衰える事無く放たれ続けた!! 

 そうして2人はこのままでは戦闘力差が余り無い為折角の超サイヤ人4同士の闘いが相討ち、引き分けに終わってしまうと考え始めていた。

 そんなくだらない結果に終わらせる訳には行かない、その考えが一致した結果ニィープとブロリーは空気が吸えるギリギリまで上昇してから次の一撃に全てを賭けながら全パワーをチャージし始めていた!! 

 

「お互い考える事は一緒か…なら、此処で終わらせるわよブロリー!!」

 

「来いニィープ、ケリを付けてやる!! 

 おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! 

 スローイングブラスタァァァァァッ!!」

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 

 デストロイバーストォォォォォォォォ!!」

 

【ギュォォォォォォォォォォォォォォン!!!!】

 

 そしてニィープは最大の破壊力を持つデストロイバーストを、ブロリーもスローイングブラスターを超サイヤ人4の特性で10倍の威力に増しながら放たせた!! 

 当然何方の気弾技もその密度が超サイヤ人3までで放つ物を遥かに超える、次元その物が違うと言えるのだ!! 

 そんな2つの技が衝突する事で再び次元が割れて異次元に2人が飛ばされ、其処で押し合いになっていた!! 

 2人の戦闘力は187兆5000億と並び、ブロリー自身も伝説の超サイヤ人4に到達した時点で基礎最大戦闘力も増して通常状態から2500倍の倍率となったのだ!! 

 よって此処からは僅かな差で勝つ闘いとなりながら2人はサイヤ人としての意地を張り続けた!! 

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』

 

 雄叫びを上げる2人の気弾は既に爆発しても可笑しく無いのに形を保ち続け、超サイヤ人4の全パワーを注ぎ込まれ続けていた!! 

 そうしてニィープとブロリーは身体の底から力を振り絞り続け………デストロイバーストがスローイングブラスターを押し込み始め、そして呑み込むと同時にブロリーへと真っ直ぐ飛ぶ!! 

 此処で明暗を分けたのは超サイヤ人4の力をどれ程の期間使い続け練度を高めたか、それだけの差だった! 

 ブロリーは伝説の超サイヤ人である事に変わりは無い、超サイヤ人4の力も全て即座に引き出せていた。

 が………それでもニィープが先に超サイヤ人4に変身しこの力を熟知する時間が与えられた。

 それによりほんの僅かな差がニィープとブロリーの間に発生し、これを埋めるにはブロリーも時間を掛けて超サイヤ人4の力を熟知する必要があるのだ!! 

 

「………次は勝ってやるぞ、ニィープ!!」

 

「次も勝ってやるわよブロリー!! 

 はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

【ギュォォォォォォォォォン、ズドォォォォォォォォォォォォン!!!!】

 

 そうしてニィープのデストロイバーストが直撃した瞬間異次元から実空間へと2人は戻されるとブロリーは超サイヤ人4の変身が解けて落ち始め、しかし此処は伝説の超サイヤ人の意地で自力で空中で静止しながらニィープの方を睨み………しかし同じ悪のサイヤ人として全てを掛けて闘った彼女に称賛の笑みを浮かべるとそのまま地面へと急降下し着地する。

 するとその着地地点にはニオとパラガス、ロスマが立っており、2人もまたブロリーに笑みを浮かべながら迎え入れていた。

 

「良くやったよブロリー。

 今回はニィープの勝ちだが、次は勝てるだろう。

 何故ならお前は伝説の超サイヤ人であり俺の息子であるんだからな」

 

「お疲れ様ブロリー! 

 はいこれ、激しく動いた後はスポドリで水分補給ね!」

 

「凄く格好良かったよ父さん!! 

 僕、父さんみたいな格好良い人が父親で本当に幸せだよ!!」

 

「親父、ニオ、ロスマ………フッ、ありがとうとだけ言っておこう」

 

 そうしてブロリーも3人の家族に素直に感謝するとゆっくりと歩き続けて行き、そのまま車に乗り込みドライブしながら帰宅して行った。

 その様子をニィープは超サイヤ人4の全パワーを消費した為変身が解けながら見届け、此方も笑みを浮かべ振り返るとラディッツとルリアが出迎えていた。

 ニィープとブロリーは今を生きる悪のサイヤ人の最たる例だが、そんな2人も家族を得て穏やかな生活を送る権利はあるのだ。

 それを否定出来る者はこの世には居らず、またあの世にも居ないだろう。

 何故ならこれ等全ては人間の美徳である愛の形の1つなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、第7宇宙の大界王神のケンは界王神界である人物と対話を交わし続けていた。

 その人物はエイジ770から既に積極的に関わり、ヒルデガーンまでを倒したエイジ774からはより関わり合いを持ち見聞を広める為に此方の宇宙へと来させていた。

 その名はザマス、第10宇宙の界王神見習いであり将来的に危険な思想………神が生み出した物の中で人間は唯一の失敗作としてその全て、及び自身以外の神のを排除し神の正義を以て過ちを正すと言う過激な思想に目覚める未来が待つ者である。

 そんなザマスを第10宇宙の界王神ゴワスとの話し合いで一時的にケンがその身を預かり稽古や界王神としての役割、心得等を教えていたのだ。

 

「………私は………」

 

 そんな恐るべき者になろうとするザマスは揺れ動いていた。

 自身の取るべき道は如何なる物か、自身の考えは正しいのだろうかと迷いが生まれていた。

 確かにザマスは人間全てを排除しようとする思想に目覚めるが、それはまだ先の話であり今では無いのだ。

 故に界王神見習いとして苦悩している彼がケンとの対話で起きた物で己を見つめ直そうとする事態が生まれていた。

 それは一体何なのか、それはエイジ770の出会いまで遡る事になる…。

 

 

 

 

 




此処までの閲覧ありがとうございました。
現代のトワとミラがまさかの仲間入り(!?)。
更にブロリー、伝説の超サイヤ人4に覚醒し基礎最大戦闘力も向上、そしてニィープと同じ戦闘力になりました。
必要な時以外は超サイヤ人3以下に変身しないでしょう。
更に………ザマス、フライング登場。
何故ザマスなのかは次回辺りに………。
次回もよろしくお願い致します!!
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