此処から本来の歴史には無い要素が出て来ます。
具体的にはタグが働いて来ます。
では、本編ヘどうぞ。
悟空が神から界王の下に向かう様に告げられた直後、ニィープは大事な事に気付く。
界王はあの世の閻魔大王の間から直ぐ横にある蛇の道を辿ったその先に居る事である。
閻魔大王の下に行くには死ぬ位しか無く、ニィープはまさか悟空に自殺を促すのかと早合点しながら神に問い掛ける。
「あの地球の神、その界王とやらの場所に行くにはどんな方法があるの?
少なくともクウラ軍のデータベースとかには存在してない情報よ?」
「うむ、界王様はあの世の蛇の道の先に居られる。
故に本来は死ぬしか会いに行けぬ」
「いぃっ!?
オラ、まさか自殺しなきゃなんねえのか!?」
「ちょ、ちょっと神様!!
他に方法は無いの!?」
その問いに神は界王があの世に居る事、本来は死ぬしか会いに行けないと告げると悟空やブルマ達もまさか自殺させるのかと思い他の方法を聞き出そうとし始める。
「慌てるな孫悟空!
神の奴が本来は、と前置きしているだろう!」
「つまり、カカロットが死なずとも会いに行く方法があると言う事だな神よ」
「ピッコロ達の言う通り、死人しか界王様の下に行けぬとそれはそれとして修行を付けさせる数がかなり限られる上に時期も数十年単位でバラけてしまう。
なので、星々に居る神が特別に推薦した実力ある生者も向かわせられるのだ。
よって悪戯に命を粗末にしてあの世に行く必要は無いぞ?」
ピッコロやラディッツが神の話を良く聞いていた為話の続きを神が自ら告げて早合点を解き、悟空やブルマ達はホッと胸を撫で下ろした。
因みにニィープも内心「(あっぶな〜!!)」と思いながら聞いていた為、修行の機会を生者にも与えてくれてる界王様マジ神様と思いながら態度はしれっとしていた。
「孫悟空の奴がその界王の下に向かうとして、誰かの師事を受ける気は無いが何故俺様にも界王とやらの下に向かえと言わん?
実力は俺も近いぞ………まさかこのピッコロ様が孫悟空に劣るからとかそんなくだらん理由じゃなかろうな?」
「いや違う、違うのだが………今のピッコロでは界王様に修行を絶対に付けて貰えないのじゃ。
後で無理な理由を話してやるから取り敢えず今は時間が惜しい、孫を今直ぐ閻魔大王様の下に向かわせ、其処から自力で界王様の場まで向かわさせたい」
ついでにピッコロが噛み付いて来るが、今のピッコロでは修行を付けさせて貰えないと神がハッキリ告げると、ニィープは穏やかになってない今のピッコロではくだらないギャグを言うなんて無理と考えそりゃそうだと内心同意していた。
そして神は悟空の手を取る………その時、ラディッツも立ち上がり、神に話を始める。
「ま、待ってくれ地球の神よ!
その界王の下に俺も向かわせてくれ!!
俺は、俺は今のままでは尻拭いすら出来ぬのだ………それに地球の戦力になると今さっき誓った!!
だから頼む、俺にも行かせて欲しい!!」
「ラディッツ、アンタがサイヤ人としてのプライドを捨てて私やクウラ様以外に頼み事をするなんて本当に珍しいわね…ベジータ達が自分の所為でこっちに来て好き勝手するのがそんなに癪に障るのね」
ラディッツはサイヤ人としてのプライドをこの一時、カカロット達の住む星がベジータに狙われる尻拭いをする為に捨てて地球の神に自分も界王の下に向かわせて欲しいと頼んでいた。
ニィープは援護射撃で本来頼み事を一部以外にはしないと告げて余程ベジータ達が好き勝手する事の方が許せないと話した。
「………良かろう、お主のその言葉や覚悟に嘘偽りが無いなら界王様に修行を付けて頂けるだろう。
ラディッツ、お主もワシの手を取るが良い」
それを聞いた神は時間が惜しい事に変わりが無い為、ならば界王様の下に向かわせて本当にプライドを捨てられるか試す意味合いを込めて連れて行く事にした。
これで直ぐに帰って来ればそれまで、違えばそれもまた良しと判断した上である。
そして神は悟空とラディッツを連れて神の神殿へとワープした。
「………さて、悟空達が修行に向かった事じゃし、息子の悟飯をワシ等がチチの下に帰すとしよう」
「そうね、バタバタし過ぎて悟飯君を外に連れ出すのを忘れそうになったわ。
ねぇ其処のニィープってサイヤ人、悟飯君を返してよ!」
その直後に亀仙人達は本来の目的である悟空の安否確認と悟飯の救出をすべくニィープに悟飯の身柄を返せと叫ぶと、言われたニィープ本人はラディッツの宇宙ポッドに近付き搭乗口を開ける。
すると、闘いが悟空劣勢で悲鳴が上がると言う原典の流れが消えた為か疲れて眠ってしまっていた。
父親の悲鳴1つで悟飯の状態が変わるとは難儀なと考えつつ、抱き上げながら宙を浮かびピッコロと亀仙人の間に立つ。
「よ、よし………お前、変な気は起こすんじゃ無いぞ…」
「………ふむ………ねぇ其処のピッコロって奴、少し良いかしら?」
「何だサイヤ人!」
クリリンがジリジリと近付く中、このまま悟飯をクリリン側に渡してしまうと悟飯の才能が埋もれて色々詰むとも思考し、ならば多少強引な理由を付けてピッコロに預けてやれと言う考えに至りピッコロに話し掛ける。
当然ピッコロは警戒しながら怒鳴る様に応答するが、お構い無しに話を進め始める。
「アンタ、この子の修行を付けてみないかしら?」
『な、何ぃ!?』
「何だと、貴様…このピッコロ大魔王に子守でもしろと言うのか!!」
「違うわよ、実はアンタ達が来る前にスカウターが高いパワーを感知して、それがラディッツのポッドの中だったのよ。
しかもその時にだした数値はざっと300はあったわよ。
これ、スカウターの故障じゃないとしたら戦士として鍛え上げれば十分地球の戦力として数えられる様になるわよ?
私、これでも他人の才能を見る目は確かにあるつもりだから戦士になれる確率が高いとオススメするわよ?」
何とまだ4歳の悟飯をピッコロに渡して修行させると言う常人の思考ではない狂気の沙汰にブルマ達は驚き、ピッコロもニィープの発言に子守をさせると思い反発する。
しかし、ニィープは才能を見る目があるやらスカウターで高いパワーを感知出来たと話しアレコレ理由を付けて悟飯をピッコロにやろうとする。
そして質が悪い事にニィープの才能を見る目があるのは事実であり、結果ラディッツは強くなれたし、才能を見抜いた上でナッパとベジータを煽って相対的に強くさせもしたから観察眼は間違い無くある方だった。
スカウターの反応も嘘ではない為自信満々にしながらピッコロに近付いていた。
「(こ、この女サイヤ人………ラディッツよりも強いのは間違い無い上に発言に揺らぎが無さ過ぎる………ま、まさか本当にこんなガキが戦士になれるのか?
確かに孫悟空の息子だが、奴の才能が受け継がれてるとは限らんのに………だ、だが悔しい事に俺にはコイツをどうこうする手段が無い………余りに屈辱的過ぎる………このピッコロ大魔王ともあろう者が異星人とは言え女に怯えるとは………!!!!)」
対するピッコロはニィープに勝てる所か闘いが成立すらしないと感じ取ってる為、この女の言うがままにしなければこの場で殺され、魔の天下を取れなくなると考えながら悟飯を受け取るか否かの2択を迫られていた。
しかもこの女は嘘をついていないと理解出来るがそれでも誰かの言いなりになるのは屈辱的だとも考えながら攻撃も出来ずにいた。
クリリン達もピッコロの様子が可笑しいと感じ、もしやこの女はラディッツよりもヤバイのではと理解し始める。
それから1分か、10秒か分からない時を悩み抜いたピッコロの答えは…。
「………もしもこのガキが役に立たないと判断したら貴様をあらゆる手を使って殺す、肝に銘じておけサイヤ人」
「ええ、そうさせて貰うわピッコロ大魔王さん」
悟空の息子、つまりサイヤ人の子と言う部分で才能がある事に賭けて連れて行く事にした。
無論もしも役立たずだった場合は家に即送り返して魔族、それもピッコロ大魔王に子守をさせたこの女を必ず殺すと決めて。
ニィープはこれで悟飯の才能が埋もれる事は無いだろうと考え一安心しつつ自身はどうするかと考え、ラディッツが回収しなかったスカウターを見ながら考えていた。
「ちょっとアンタ!!
悟飯君をピッコロなんかに預けるなんて何考えてんのよ!?
アイツは魔族よ、大魔王よ、間違い無く殺されちゃうじゃない!!」
「だからあの子は大丈夫よ、仮にもカカロットの息子…つまりサイヤ人の血を引く子よ。
地球人よりは頑丈だし潜在能力もかなり秘めてると見たわ。
私、これでも上級戦士で一番才能が無いなんてレッテルを貼られたラディッツを他のサイヤ人達より強くして見返した経験あるし、後はあのピッコロって奴私は其処まで悪を極めてるって思ってないから大丈夫だと9割方思ってるわ」
当然ブルマ達から非難轟々に晒されるが右から左へ受け流すニィープは経験上と自身の見る目から大丈夫と意見を曲げす、クリリンも「なんて酷い奴なんだ…!」とハッキリと口にしサイヤ人の印象がかなり地に落ちたが血と殺戮を好むのがこの宇宙のサイヤ人であるが故他人からの評価など何処吹く風である。
「…じゃ、じゃが、もしもお主の見立てが本当なのだとして、あの子が闘いを望むのか?
悟空や奥さんのチチと共に育った悟飯は、短い時間しか見ていないが礼儀正しく育ち、武術は教わっておらんらしいから恐らく闘いを避けたい優しい子の筈じゃ。
そんな子に無理矢理闘いを、武術を教えて上達すると考えているのか?」
「あのね、今のままベジータ達が地球を襲えばアンタ達地球人は皆殺しにされてドラゴンボールを好き放題に使われるのよ?
それを撃退するにはカカロットだけじゃない、地球人の1級戦士や戦士になり得る才能を持つ者を急いで育て上げて闘わないとならないのよ?
なのにまだそんな呑気な事を抜かすの?
もしも私がいなくてラディッツが凶悪化したままだったらカカロットは死んでたし何もかも終わってたわよ?
今回そうじゃなかっただけでアンタ達はまだ絶滅の危機に瀕している、次も今のまま大丈夫と考えるのは慢心を通り越してただの愚策、だったら何が何でも生き残る手段を講じなさいよ当事者の地球人!」
「お前等が勝手にやって来てこんな事にしておいて何言いやがるんだよ!!」
しかし亀仙人が武道に向かない人間も見て来てる年の功で反論するが、ニィープは最早地球が今の状態でベジータに襲われれば終わると、更に自分が居なかったら悟空は凶悪化のアクシデントでラディッツに殺され全てが終わってたとしてならば力の才能がある者も育てるのが今だと平行線を辿る。
ニィープはこの世に生を受けて20数年、考え方はサイヤ人のそれに染まってる為クリリンや亀仙人達の言葉も分かれど生温いと感じており、互いに主張を譲る気は無かった。
「兎に角1年後に備えてアンタ達も鍛え上げなさい、死にたくないならね。
それと、私は自分の宇宙ポッドは回収するけどラディッツのスカウターとポッドは管轄外よ。
解析なり改造するなりするならお好きにどうぞ、地球にそんな技術や科学者が居ればね。
ついでにその際のロイヤリティもラディッツと相談なさい。
じゃあね地球人達、生き残れたら褒めてやるわよ」
最後にニィープはラディッツのポッドとスカウターを回収する様にしつつクリリンやブルマが特に頭に来る様に煽り、そのままピッコロが向かった方角へ飛び立つ。
ピッコロと悟飯を見ながら自身も地球特有の気の操作技術を身に付け、その後ついでにクリリン達の修行も見る為に。
そんな思惑など知らないクリリンやブルマ達はニィープの態度に怒りながらクリリンはヤムチャや天津飯達を呼び共に修行を神の下で開始させ、ブルマはニィープの言葉に技術者としてのプライドに火が点きラディッツのポッドとスカウターを回収し、もっと良い物を作ってやると意気込むのであった。
「成る程、それで生者を界王様の下に向かわせるのか地球の神よ。
事情は理解した…が、其処のサイヤ人は真に地球の戦力になるか怪しい物だ」
所変わって閻魔大王の間にて、閻魔大王が地球の神より事情を聞き悟空を界王の下に向かわせるを承諾するが、ラディッツは怪しいとして怪訝な目を向けていた。
「ならば俺が地球に害を為せばその場で殺せば良いし命も差し出す。
その死後は閻魔大王、アンタの手で問答無用で地獄に叩き落とせば良い。
これなら文句はあるまい?」
するとラディッツは時間が惜しいが故、地球側を裏切れば命を差し出し死後は地獄に行くと誓いこの話題を早く切り上げさせようとする。
それを聞いた閻魔大王はそれならば…と更生する気があるとして渋々了承し、2人を案内役の鬼に誘わせ蛇の道の前に連れて行かせ地球の神とは今の内容を必ず履行させよと命じる。
それから悟空とラディッツは蛇の道の前に着きひたす伸びる道に驚いていた。
「ひゃあ〜、先が全く見えねえや!」
「これはこれは…気が遠くなると言う言葉を体現する道が存在するとは思わなんだ」
「ではこの全長100万km、地球の25周分にも及ぶ蛇の道を挑戦するに辺りルールを話すオニ。
これは界王様に会う資格があるか判定する試練でありますので舞空術で空を飛ぶのは禁止でしっかり走り切る事オニ。
また、蛇の道の下は地獄に通じてるので落ちない様に気を付けて下さいオニ。
では頑張って下さいオニ〜」
それから案内役の鬼は蛇の道のルールを説明し、舞空術…つまり空を飛ぶのは禁止で100万km走り切る事や蛇の道から落ちれば地獄に落ちると2人に念押しさせてから閻魔大王の下に帰って行った。
悟空は100万km、具体的に地球の25周を走り切ると聞きこれを早く突破して界王様の下で修行しないと地球が危ないとして改めて気を引き締め、ラディッツも地球25周分を飛ばずに走るのは良いトレーニングになるとして悟空の横に立つ。
「ではカカロット、さっさと此処を走り抜けて界王とやらの下で修行をするぞ。
言っておくが途中でへばっても俺はそのまま貴様を置いて行くから肝に銘じておけ。
まぁ蛇の道から落ちそうになったら手助けだけはしてやるがな」
「へへっ、オラだってそっちがぶっ倒れても走って追い抜いて先に界王様から修行を付けて貰うからな。
後、オラは孫悟空だ!」
「ふん…では行くぞ!!」
【バッ、タタタタタタタタタタタタタタタタッ!!】
それから悟空とラディッツは互いに先に界王の下へ辿り着くとバチバチと競争心を滾らせながら同時に走り始める。
無論戦闘力の関係で本来はラディッツがより先に走り抜けるが、漸く会えた弟カカロットと24年の空白を埋めながらサイヤ人兄弟の競い合いをするのも悪くないと考えて悟空にペースを合わせつつ体力を余計に消費する走り方をしている。
対して悟空はラディッツがわざとペースを合わせる事に気付いてる為追い抜かれる事は無いだろうと考える向こうを見返してやるべくより速く走り、悟空はまだ認めてないが2人は仲の良い兄弟として競いながらこの先が見えぬ道をひたすら前へと行く。
最も界王の下へ辿り着いた後でラディッツはサイヤ人流に可愛がりをやり悟空を多少痛め付けてより強くさせようとするだろうが。
そして悟空は競い合う相手が横に居た、それも相手は自身の兄であるラディッツであったが為、原典よりも更に早く蛇の道を走り切る事になるとは地球に残ったニィープも予想出来ない良い意味での想定外であった。
更に所変わりピッコロと悟飯が修行する場となるブレイク湿地にてピッコロは良い意味での想定外を見る。
悟飯が修行をしない、お家に帰りたいと泣き喚くだけで本当にあの孫悟空の息子かと疑いたくなる様なガキであったが為、つい苛立って岩に向かって死なない程度だが勢い良く投げた所………何と岩を気の奔流で消し飛ばし地面に真っ直ぐ焦げ抉れた跡が残り高い潜在能力を目にしたのだ。
あのサイヤ人の女、ニィープはこれを見抜いていたのかと思い見立ては間違って居なかったと癪だが認めていた。
「どうピッコロ大魔王、その子の潜在能力は?」
「むっ、貴様俺の後をつけてやがったのか!
…ふん、確かに高い潜在能力を持ってると認めよう。
だが今の腑抜けた精神ではそれも持ち腐れになるだけになる。
よって魔族流に荒療治させて貰うぜ」
「良いよ、サイヤ人の血を引くならそれ位は耐えて生き抜いて貰わないとね」
「あっ、待って、置いて行かないでよ~!!」
それからピッコロは原典通り悟飯を1人湿地地帯に残して飛び去り(但し見えない所で見守ってる)、ニィープも同様に飛び去り悟飯を置き去りにする。
それから恐竜に追い掛けられそれから逃れる為に高い岩場へ潜在能力を解放して飛び上がり、今度は逆に降りれなくなると言った世話の焼ける様子を見せたがピッコロはサイヤ人と闘わせる魔族の戦士に育て上げる為苛立ちを我慢して見守り続けていた。
それを間近で見たニィープは本当の悪人ならばあんな甘ちゃんなお子様をこんなに世話を焼く事は無い為、ピッコロは本当の意味で悪人では無いと改めて思いつつ独学で気の操作技術を身に着ける修行に入り始めようとするのだった。
「………と言う訳で、ベジータ達と地球人やカカロット、ラディッツ達との戦いを責任を以て見届けてからそちらに帰還させて頂きます」
それはそれとして一旦耳の良いピッコロの下からかなり離れてクウラ達にラディッツがベジータ達と闘う経緯を説明しつつ自身も成り行きを見届けるとして地球に残る報告を入れる。
勿論クウラにもドラゴンボールの事を話しつつである。
クウラ越しにフリーザにドラゴンボールの存在がバレる事は無い為平気で包み隠さず報告する為本当に職務に忠実である。
『どんな願いも叶うドラゴンボールか………不老不死すら叶えるだろうと聞いたが、俺自身は興味は無いな。
だがベジータやフリーザならば喉から手が出る程に欲しがるのは理解出来るし、そんな物があれば環境も整ってるのも相まって侵略価値が上がるだろう。
ならばこそこの情報は要望通りフリーザや親父達に流れぬ様に封鎖しておこう。
そしてニィープ、貴様は地球人の戦闘技術を身に着け我々にもそれを伝える任務を追加で命じる。
戦闘力を操るタイプの戦士は珍しく、しかもスカウターも無しで相手の位置が分かるのはフリーザには無いアドバンテージに繋がる上、俺ももっと高みを目指せるだろうからな、失敗はするなよ?』
「はい、クウラ様」
そしてスカウター越しのクウラはドラゴンボールの情報をコルド勢力全体に流れぬ様にしつつ、地球人が身に着けている戦闘技術…気の操作技術をニィープに習得させ、それを持って帰らせる任務を追加で授けて通信を終える。
ニィープも自分が覚えればクウラが気の探知等を得るのはあの才覚ならば簡単だと思いながら再びピッコロ達の下に向かい気の操作技術を習得する為に静かな行動を取るのだった。
それから更に月日が経ち、悟飯が大猿化するアクシデントや月の破壊がありつつも(この時ニィープは満月を見ない様にしていた)、すっかり逞しく恐竜を撃退しては尻尾を切り落として焼いて食べるに至り遂にピッコロとの修行を開始し、同時期にニィープもピッコロの黙想や気配の感知等を見続けた結果遂に気の操作技術を身に着け今や神の神殿で修行しているクリリンやヤムチャ達の気も探知出来るに至っていた。
其処に至りニィープは地球戦力強化に乗り出し始める。
「ほらほら悟飯君にピッコロ大魔王、これから来るベジータ達はこんなに甘くは無いわよ!
もっと真面目に殺す気で掛かって来なさいな!」
「クソが、このピッコロ大魔王を舐めるなよサイヤ人!!」
「くっ、おりゃあっ!!」
【ドガガガガガガ、パシッガシッバキッドガッ!!】
ニィープは先ずは悟飯とピッコロの修行に割り込み、サイヤ人流のトレーニングを施してかなり痛め付けながらベジータ達はこんなに優しくはないと頭に叩き付けさせて更に戦闘力を高めさせる。
ベジータ襲来初期の中で地球戦力で1番基本戦闘力が低いのが悟飯である為、此処を特に鍛えて戦場で恐怖で動けなくなる事を失くさせる様に仕立て上げようとする。
更に所変わり神の神殿にて。
「全く、地球人は脆くて仕方無いわね!
そんな事ではベジータ達の前で無念とかほざきながらアッサリ殺されるわよ?
そうなりたくないならこの私を見返す位強くなれ、敵と同じサイヤ人にこんな事を言われて悔しくないの!」
「チクショウ、これがサイヤ人の強さなのか…!!」
「ぐう………明らかに手加減されてるのに手も足も出せんとは………!!」
「ボクの超能力が効かないなんて………」
「ぐ、ぐう………!」
神の下で修行し続けるクリリン達4人+ヤジロベーを壊れない程度に痛め付けつつ悔しさをバネに更に強くさせようとする。
無論神には睨まれたが、そんなの知った事かと過酷なトレーニングを課させてサイヤ人の恐ろしさや強さを理解させ、ニィープの目論見通り原典よりも更に地球戦力…ヤジロベー以外のZ戦士達は戦闘力を大きく伸ばし餃子や悟飯でも1万を超える戦闘力を身に着けさせる事に成功し、ピッコロに至っては3万と今向かっているナッパの2万7000を超えさせる事に成功した。
しかしベジータの7万5000は現段階の地球の修行環境では超えられず、しかしこれは妥当と判断して概ね満足し後は界王星の悟空とラディッツが強くなるか否かを知るだけだった。
更に神の神殿の直下にあるカリン塔を前世の記憶通り見つけたニィープは中に居た主のカリンと仙豆について会話していた。
因みに神様と話をしていた事がミスター・ポポ越しに伝わり地球をどうこうする気が無いと理解されてやや警戒気味だが会話が成立する様になっていた。
「ふーん、こんな豆粒1つ食べたら10日も何も食べずに済むし酷い怪我も忽ち治るなんて便利ね〜。
でも見た感じ、かなり数が少ないみたいね」
「うむ………昔は壺にタンマリ入ってる程あったんじゃがヤジロベーの奴が年がら年中食べてる所為で作る量と減る量が釣り合わなくなってのう………せめてもっと素材を手に入れられれば悟空達が困らない程度に備蓄出来るんじゃが…」
ニィープは神殿で見た刀使いのヤジロベーが仙豆を食べまくってるから備蓄出来なくなったと聞き、もしかして原典の物語でもヤジロベーが食べてたからあんなに少なくなったのか? と疑問を抱きながらも、ヤジロベーに文句を言っても仕方無いので素材があればと嘆くカリンに対して頷きながら更に会話を続けた。
「つまりもっと材料があれば仙豆の備蓄が出来るのね?」
「う、うむ、ヤジロベーの奴は面倒臭がって仙豆が無くなるまで探しに行かんのでのう…」
「なら私が探してあげるわ。
この星に居ながら手ぶらなのは性分に合わないから材料の場所を教えなさいな」
ニィープから仙豆の材料取りを手伝うと言う提案を聞き、何が目的かと思うカリンだが単純に何もしない宙ぶらりんになる事が嫌いだった為に手伝うのだ。
勿論嘘では無いのでカリンも納得せざるを得なかった。
「…そ、そうか。
ならこの紙に書いてある物をその場所から採って来て欲しい。
地球人より丈夫で空も飛べるサイヤ人なら楽に集まるのじゃろう?」
「ふむふむ………やっぱり便利な物は変に凝った素材が必要な場合が多いわね。
OK、30分以内に相当量集めてあげるわ」
それからニィープは紙に書かれた過酷な環境下で育つ物を採る為に全速力で飛ぶ。
これで相当量の素材が集まり、ヤジロベーに仙豆の食事制限を掛ければ備蓄が出来る様にはなる筈だとニィープは考え、将来的な事を考えてそれぞれを回り切り相当量の材料を採取した結果カリンをビックリさせるのであった。
その頃界王星にて、悟空とラディッツは界王にオヤジギャグを聞かせたりラディッツに至っては地球の神や閻魔大王に話した誓約を話し、更にフリーザへの復讐に関してもフリーザより強くなれなければ迂闊な手出しをさせないと条件付ける事で共に修行を受けられる事になった。
此方も原典よりも戦闘力を大きく伸ばし2万9000まで伸びつつ界王拳、元気玉もラディッツが競争相手であったが為原典よりも早く習得に至り界王を驚かせた。
更にラディッツも気の操作技術を身に着けたばかりか、善人では無かった為元気玉は習得出来なかったが界王拳の方は習得に至り、最大戦闘力は悟空より僅かに上の2万9500と少し伸びた程度だが充実した結果を久々に感じていた。
「それにしても2人共界王拳を習得し、悟空は元気玉をも完璧に身に着けるとはのう。
これならば2人が手を組めばベジータを倒せるやも知れん。
しかしラディッツよ、それでもフリーザには到底及ばない。
それだけ隔絶した強さを持つのだ、それだけは肝に銘じ迂闊な手出しをせぬ様にするのだぞ?」
「ああ、ニィープもそれが分かってるからこそクウラ様の下で戦闘力を伸ばし続け…そして未だ無理だとを判断してるのだ。
アイツがOKを出すまでは俺も迂闊な行動はしないと心積もりでいる………そしていずれ親父達を殺したフリーザへの復讐を達成すると決めてるのだ」
界王は改めてラディッツにフリーザへの迂闊な手出しをすると言う危険極まりない事をするなと念押しし、対するラディッツもニィープが大丈夫と判断したその時までは絶対に動かないと決めてる為言われずとも分かっていた事である。
界王拳を得てもフリーザに通用するかは見極められる目はある為嘘は吐いていなかった。
そんな時、悟空はふと自分の両親がどんな人物か気になり始めラディッツに問い掛け始める。
なお、この月日で悟空はラディッツを漸く兄と少し抵抗はあれど呼べる様になり、ラディッツも穏やかさを手にするに至っていた。
「なあ兄ちゃん、オラ達の父ちゃんや母ちゃんってどんな奴だったんだ?
オラ、宇宙ポッドに入れられて地球に送られた時の事をどうも覚えてたっぽいから顔と声は思い出せたけど、性格とかさっぱり分からねえんだ。
だから兄ちゃんの見た2人の事を教えてくれよ」
「むっ、うむ………そうだな。
親父………バーダックはサイヤ人らしい奴だった。
それこそお前が赤子の時戦闘力2しか無い事に失望してクズがと口にする位な。
それでいて下級戦士でありながら上級戦士の上位にすら匹敵する最大戦闘力2万8000と言う数値を身に着ける事で最前線の戦場に立ち続け、サイヤ人の王族にすら一目置かれる程の偉大な男だった。
それと同時に昔は弱虫だった俺に厳しく痛め付けて強くさせようとしてた………今思えばあれは親父なりに上級戦士に認定された俺の将来を気にしてあんなにも厳しくしたのだろうが、それでも俺にとっては怖く厳しい父だった」
ラディッツは自身の中の父バーダックの印象や悟空と同じ下級戦士でも戦闘力は自身が界王星での修行時に自己申告した2万6000を上回る事を口にし、同時に恐ろしい程厳しい父親だったと付け加える事で悟空も「ひょえ〜」と口にしながら、そんな父と手合わせが出来ない事を悔しがった。
「対してお袋、ギネ何だが…これがサイヤ人としてはかなり珍しく戦闘本能が弱く穏やかで優しかった。
ガキの頃の俺も甘ちゃんと小馬鹿にする位には甘く、親父と交際した事を機に配給所の給仕班に移って戦場に立つ事は無かった。
だからこそそんなお袋と親父がどうやって交際に至ったか気になって聞いてはいたんだが、昔親父と同じチームで戦って命の危機を何度も救って貰いその過程で恋愛感情を抱いたらしいんだ。
しかもサイヤ人の夫婦は淡白な事が普通なんだが、親父達の夫婦仲はかなり良好でサイヤ人の仲でかなり珍しい夫婦だったんだ」
一方の母ギネはサイヤ人の気質が弱く穏やかで優しかったと評し、ギネの事を話す際のラディッツもついつい顔が穏やかで溢れてしまう程に優しかったのだと悟空は感じる。
更にサイヤ人の夫婦としても珍しい関係だったとも聞き、そして記憶の片隅にあるあの顔とラディッツの話す性格が一致し、悟空は母ちゃんとも会って話してみたかったなと思う様になっていた。
「まぁ、そんなお袋なんだがな…滅多に怒らないんだがこれが怒るとめっちゃ怖かったんだ。
うん、マジで怖かった、どれ位怖いかと言うと親父も黙る位には怖かった。
だから親父もお袋を怒らせる事は絶対するなと釘を刺していたよ」
「えっ、そうなんか………」
そんな話に付随して滅多に怒らないギネが怒った時は滅茶苦茶怖かったとラディッツは語った。
これには悟空も意外だと感じ、ラディッツがサイヤ人らしかったと評した父が黙る程に怖かったと聞き、まるでチチみたいだな〜と思いもし死んで話す事があっても怒らせない様にしようと決めていた。
そんな会話があった事を知らないニィープも、原典の悟飯のブチギレ状態はバーダックよりもギネの形質が受け継がれたんだとギネと話し、怒った場面を目撃した事で確信していた。
………そしてラディッツが几帳面な事もあり蛇の道から地球に帰るまでの時間も計算に入れて修行した結果、悟空とラディッツはナッパとベジータが地球に来る3週間前には修行を完了させ地球に帰還し、その襲来に各々備える事になった。
そして運命の日であるエイジ762の11月3日、遂に地球にベジータ達が侵入するのであった。
此処までの閲覧ありがとうございました。
界王様との修行は本来死なないと行けないと思われますが、今作では星々の神が推薦した生者も修行を付けられる事になります………蛇の道を走って渡り切れば。
他にも悟飯のブチギレパワーアップ要素はギネから由来しているとしました。
バーダックの方には見られない要素なのでそのしわ寄せみたいな物です。
更に悟空は競い合う相手が居た為原作よりも大幅にパワーアップしました。
但しバタフライエフェクトで戦闘力が伸びたベジータとの差は原作通り約3倍差のままです。
後は戦闘力が伸びた関係で界王拳も無理すれば5倍まで耐えられる様になりました。
そしてラディッツまでもが界王拳を覚え、他のZ戦士達の戦闘力もめっちゃ伸びました。
ラディッツは上級戦士と言う明かされた設定を活かし悟空並の才能を本来持っていたと本作では設定します。
そして此処までで名前が出ているキャラ達の戦闘力を載せます。
孫悟空:2万9000(基礎最大値)/7万7000(界王拳3倍)
孫悟飯:1万3000
ピッコロ:3万
ヤムチャ:2万
クリリン:2万3000
天津飯:2万6000
餃子:1万5000
ヤジロベー:6000(これでも伸びた方)
ラディッツ:2万9500(基礎最大値)/7万8500(界王拳3倍)
ナッパ:2万7000
ベジータ:7万5000
ニィープ:960万(気の操作技術会得で上昇)
フリーザ:53万(第1形態)/1億2000万(最終形態100%)
クウラ:1億5000万/4億7000万(最終形態)
フリーザやクウラの存在があるのでサイヤ人編で1万や2万、3万に到達しても誤差の範囲である。
DB世界はやっぱりヤバいぜ…。
次回もよろしくお願い致します。