DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第63話目を更新致します。
今回はドミグラ編後編になります。
果たしてどうなるか………お楽しみに下さいませ。
では、本編へどうぞ!


第63話 歴史を守れ!!ドミグラの最後!!

 エイジ850年代にある時の巣、此処へ過去から来るには界王神達の持つ時の指輪のみでは不可能であり天使の手助けが必要だった。

 その為ウイスは、ドミグラが全時空の支配を目論むならばそれ即ち破壊神に弓を引くと同義と捉え、破壊神が関わる事柄として事態の解決にタイムパトローラー、そしてドミグラと関わった悟空達を現地へと送れたのだ。

 そして時の巣は建物が崩れ、空が赤黒くなり禍々しい物に変貌していた! 

 しかし、凶行が起きる前に間に合ったらしくドミグラがトランクス達に押さえられている場面に遭遇する!! 

 

「貴方達、手助けに最前線に立つ皆で来たわよ!!」

 

「悟空さん、ニィープさん、皆さんも!!」

 

「ちっ、あの歴史世界の孫悟空達か! 

 しかも雁首を揃えて来おって………しかし、新たな宇宙を生み出す力を持つトキトキは我が手に落ちた!! 

 新たな神となった私の最初の仕事として、顔を見るのも見飽きた貴様達も全ての時空も消し去り新たな歴史を始めるとしよう!!」

 

 更に魔神ドミグラはその野心が叶う一歩手前まで事態が進んだ事で全時空の支配から全時空の消滅後に新たな歴史を始めると宣った! 

 これには神としての責務を履き違えてるとしてケンも、それを間違えてると捉えられる様になったザマスも表情を険しくしながらドミグラを見ていた! 

 無論そんな勝手な真似は悟空達も、トランクス達も許す訳が無く全員が最大の力を解放する!! 

 

「ふっ、超サイヤ人ブルーに超サイヤ人4、ゴールデンに………あの歴史世界で生まれた新たな力か。

 だが神となった私にそれが通用すると思ったら大間違いだ!! 

 神に歯向かう愚か者共に神罰を与えてやる!!」

 

「悟空君、トランクス君、ニィープちゃん、皆思い切りやって構わないわ!! 

 ドミグラを倒してトキトキを取り戻すのよ!!」

 

「時の界王神様は我々が保護します、皆様は安心して力を振るって下さい!!」

 

「OKよ………それじゃ、私達の歴史に手を出した事を後悔させてやるわ!!」

 

 時の界王神の保護をケンとザマスが担う中、遂にドミグラと悟空達の戦闘が勃発する!! 

 トキトキを吸収した事でその戦闘力は前に見た分身と違い120兆まで上昇しているが、まだ本気を出していなさそうだと感じたので悟空やニィープ達はさっさと倒して歴史の侵略を終わらせるべく殴り掛かる!! 

 

「はっ!!」

 

【ブゥゥゥゥン!!】

 

 しかしそのパンチをドミグラは魔術のバリアで防ぐと直ぐに反撃をしようとする!! 

 だがそれを阻む者がこの場には多く居り、中でもトランクス、ルリア、ロスマ、パン達タイムパトローラーと修業と未来のミラのコアが同調した果てに新たに覚醒した超サイヤ人4の様な姿を持つ超ミラに成り、190兆のパワーをトランクス達と共に放ちバリアを破壊する!! 

 

「喰らいやがれ!!」

 

「はぁぁ!!!」

 

【ドゴォォォッ!!!】

 

「うぐ、神に傷を付けるとは愚かな!!」

 

 其処にベジータ、ラディッツの2人が同時攻撃を仕掛けドミグラにダメージを与える!! 

 これに怒ったドミグラは魔術で編んだ杖を幾つも放ち攻撃するが、その悉くが悟空達に撃ち落とされ相殺される!! 

 更にその隙を合間縫ってゴールデンクウラ、クリアセル、ブウコンビが気功波を放ちドミグラに更にダメージを与える!!! 

 

「き、貴様らぁ!!」

 

「だりゃぁ!!」

 

「ウラァ!!!」

 

【ボゴォォォッ!!!】

 

 そのダメージにより生まれた隙を悟空とニィープがパンチとキックを浴びせ更にダメージを蓄積させる!! 

 更に超サイヤ人ブルーと超サイヤ人4のパワーで吹き飛んだ所に17号、18号、16号、21号が同時攻撃を仕掛けて徹底的にドミグラを痛め付ける!!! 

 其処にスイッチして悟飯と神威を発動したピッコロ達が必殺の攻撃を仕掛ける!! 

 

『かめはめ波ぁぁぁぁ!!!」

 

「魔貫光殺砲!!!!」

 

「神・気功砲!!!!」

 

「Gダイナマイトシュートォォ!!!」

 

【ボシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!】

 

「うがぁぁぁ!!!!」

 

 悟飯とクリリン、ピッコロ、天津飯、サタンの必殺技をモロに受けたドミグラはより大きなダメージを負い、その身を焼かれる!! 

 更にその隙を逃さずベジータもビッグ・バン・アタックを、ラディッツもダブルサンデーを、ブロリーとニオがイレイザーキャノンを放ちドミグラは威力が高過ぎる気弾技も受けてしまいボロボロになり始める!! 

 その上でトランクスのギャリック砲、ルリアのフォビドゥンブラスト、ロスマのギガンティック・オメガ、パンの魔閃光を受けてしまいいよいよ王手が掛かり始める!! 

 ニィープもそろそろ本気を出さねば死ぬぞと考え始め、そしてその時が近いと予感していた!! 

 

「貴様らぁぁぁぁ………もう許さんぞ!!!! 

 貴様達が歴史に無い戦いを繰り返した事で得た力、そして7500万年溜め込んだ我が魔力とトキトキの力を解放し、葬り去ってくれるわ!!!!!」

 

【ギュゥゥゥゥゥゥンッ!!!!】

 

 そうしてトキトキの力とドミグラ自身が溜め込んだ力が解放されると時空に穴が空き、時の界王神達も巻き込んで悟空達はドミグラごとその穴に飲み込まれ時空の狭間へと辿り着く!! 

 そうして全ての力を解放したドミグラは身体がブロリーと比べても僅かに大きくなり、身体の色は服と同じ青い色に代わりその姿も竜やニィープ達の歴史では遭遇しなかったヤコンの様な化け物然とした物に変貌した!! 

 そして肝心の戦闘力は………何と600兆を上回りこの場の誰もがドミグラの力を下回ってしまう!! 

 

「な、なんて野郎だ!! 

 此処までの力を持ってたなんて!!」

 

「くっ、悟空君達の戦闘で生まれた歴史干渉のキリに加えてトキトキの力も魔力を全て使って此処まで強くなるなんて………ドミグラ………貴方は………!!!」

 

「さあ、殺してやるぞ孫悟空達よ!!!」

 

 そしてドミグラはその巨体に見合わない超サイヤ人ブルーや超サイヤ人4と比べても全然素早いスピードで集まった戦士達を次々と攻撃し、その圧倒的なパワーにより大ダメージを受けて行く!! 

 更に魔人ブウ達や21号もトキトキの力を吸収し解放した為か、その再生能力を阻害されてダメージを与えられてしまっていた!! 

 これはヤバイ、全員でバラバラに闘っても勝てないとニィープは即座に計算しこれを逆転するにはフュージョンかポタラによる合体戦士の力が必要だと考えた!! 

 

「カカロット、ベジータ、もうこれ囲んで叩くも通用しないわ!! 

 さっさと合体して奴を倒すしかないわ!!」

 

「けどフュージョンしようにもアイツが速過ぎて無理だ!!」

 

「なら悟空さん、ベジータさん、これを使って下さい!!!」

 

 そうしてニィープが自身の考えを口にした直後、悟空とベジータにそれぞれケンが付けていたポタラが投げ込まれ2人はそれを受け取る!! 

 悟空とベジータはケンが意味も無くアクセサリーを投げ渡す事は考えられないとしてこれがフュージョン同様に合体の力を持つアイテムだと判断した!! 

 

「悟空さんは左耳、ベジータさんは右耳にそのポタラ付けて下さい!! 

 そうすれば2人はフュージョンの様に合体出来ます!! 

 そして合体時間は界王神では無い者が使うと1時間に限定されますが悟空さん達ならば十分でしょう!!」

 

「………ならば私も力を貸さねばなりませんね。

 ニィープさん、そしてタイムパトローラーのルリアさん、私のポタラを受け取るのです!!」

 

「おっと!!」

 

 ケンがポタラの説明を行い、悟空達も十分として耳に装着し始めるとドミグラが邪魔しそうになるが、それをセルやクウラ、悟飯達が必死に阻み始める!! 

 更にザマスも自らのポタラをニィープ、更にルリアに投げ渡すと2人は互いに見合いながらも余り戸惑う事はせず直ぐにニィープが右耳、ルリアが左耳に緑のポタラを装着し始めた!! 

 

「そうはさせんぞ!!」

 

「そりゃこっちの台詞だ!! 

 喰らえ、100倍太陽拳!!!!!」

 

【ピカァァァァァァァァッ!!!!!!】

 

 無論ドミグラは邪魔しに向かうが其処をクリリンが新たに編み出した100倍太陽拳による圧倒的な光でドミグラの目を眩ませた!! 

 太陽拳はこう言う時にこそ文字通り輝く技なのだ!! 

 

「よし、着けれた!!」

 

「私達もよ!!」

 

【ポゥ、ギュゥゥゥゥゥゥゥン、ギュルルルルルルルルルルルル!!!!!】

 

 そうして悟空とベジータ、ニィープとルリアはそれぞれポタラにより引き寄せられその身体がぶつかる様に触れ合うと、合体戦士が生まれる気の渦が2つ発生した!! 

 そして、その渦が晴れた瞬間それぞれの服装と容姿が合わさった合体戦士が誕生する!! 

 

「よっしゃあ!!!」

 

「はぁぁ!!!」

 

「くっ、しまった、ポタラ合体を許してしまったか!!」

 

 合体戦士2人が誕生した瞬間を目撃したドミグラはクリリン達に上手く阻まれたと思い煮え湯を飲まされていた!! 

 一方クリリンや悟飯、クウラ達はフュージョン同様ポタラによる合体も悟空とベジータ、更にはニィープとルリアの相性が良過ぎて基礎最大戦闘力が4人単体の時よりも桁違いに上がってると肌で感じこれは勝ったと確信していた!! 

 

「ベジータとカカロットが合体してベジットって所だな! 

 更にコイツが………ベジットブルー!!!!」

 

【ギュビィィィィィィィィン!!!!!!】

 

「ならこっちはニィープとルリアが合体してニィーアってとこね!! 

 そして其処から超サイヤ人4よ!!!!!」

 

【ギュビィィィィィィィィン!!!!!】

 

 合体戦士は互いにベジット、ニィーアと名乗るとそれぞれ超サイヤ人ブルー、超サイヤ人4に変身し余りにも桁違い………最大戦闘力3040兆の超パワーを発揮し時空の狭間を大きく揺らした!! 

 ドミグラもまさか自身が7500万年の封印から解かれて漸く得た力を更に大幅に上回る力を生み出した孫悟空達を睨み付けていた!! 

 

「おのれぇ孫悟空、ベジータ、ニィープ、ルリア!! 

 貴様達は神である私を何処までも………!!!」

 

「来いよ、ドミグラ!」

 

「ぐっ、舐めるなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

【ガシッ、グイ!!!】

 

「もっと本気でやって欲しいもんだな。

 はぁぁぁ!!!」

 

【ドガァァァァァァ!!!!!】

 

 ドミグラはベジットの安い挑発を受けて突撃したが、アッサリと受け止められて逆に蹴り返されると言う明確な力の差を見せ付けられてしまう!! 

 其処にニィーアが突撃するとドミグラは全く反応出来ず、更に高速移動をされてその姿を見失ってしまう!!! 

 

「ど、何処へ消えた!!」

 

「後ろよバーカ!!」

 

【ドゴォォォッ、ドガァァァァァァ!!!】

 

 更に背後に回っていたニィーアはドミグラが振り返った瞬間殴り、蹴り上げてベジットにパスするかの様に吹き飛ばす!! 

 当のベジットもサッカーボールの様にドミグラをリフティングした直後にニィーアへシュートし、更にニィーアはバレーボールのシュートを極めてドミグラで遊んでいた!! 

 余りの力の差にまるで相手にされていないと理解するドミグラはこの新たな時空を司る神に対する無礼を働く2人に苛立ち、極大まで大きくしたエネルギー弾をチャージする!!! 

 

「おのれぇぇぇぇぇぇぇ、消えろ、消えろ、消えろ、無礼者共ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

【ボヒュゥゥゥゥ!!!!】

 

「はい男子、任せた」

 

「へっ、こんな時だけ女子アピールするなよ………オラぁ!!!」

 

【グニッ、ポゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!】

 

「なっ、ぐおぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」

 

 超サイヤ人ブルーに変身したベジットはその巨大なエネルギー弾をあっさりと………単純に此方に来たボールを蹴り返すが如く蹴って文字通りドミグラに返却し直撃させた!! 

 セル達も矢張りこれは出来ないので合体戦士が如何に規格外なのかを如実に示す物であった!! 

 その光景を見ていたウイスは矢張り悟空とベジータ、2人が手を組めば………あの合体した姿になれば恐らくビルスに勝てると現段階の力を正しく理解して笑みを浮かべていた。

 最も悟空達は自身の力のみでビルスに勝ちたいからフュージョンやポタラに頼る事は無いとも断定していたが。

 

「お、おのれぇぇぇぇ………!!!」

 

「余所見をしてる場合かな?」

 

「何っ!? 

【ドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!】

 うごあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

 爆煙が晴れてドミグラが怒り心頭になっていた瞬間、ニィーアが既にまた背後に立って更に打撃も後から襲い掛かって来た!! 

 その余りにも重い攻撃に変化したドミグラの肉体の防御力も貫通してズタボロになって行く!! 

 更にニィーアは道端の石ころを蹴る様にドミグラを蹴り飛ばすとその隣にベジットが合流した!! 

 

「くそぉ………………私こそが、新たな歴史を作り上げる神なのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 

 消えろ、虫けら共ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

【ギュォォォォォォォォォン!!!!】

 

「そろそろ終わらせるぜ!! 

 ファイナル………かめはめ波ぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

「私も、フォビドゥンエンドォォォォォォ!!!!」

 

【ボゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!】

 

 ドミグラはそんな合体戦士達を葬り去るべく全ての力を集約した拳で突撃し、まるでエネルギー波の様に飛ぶ!! 

 対するベジットも、それに合わせてニィーアも確実にドミグラを仕留める為に最大級の気功波を放ち、ドミグラの7500万万年溜め込みトキトキの力を得たエネルギー波を撃ち合いにすら発展せず呆気無く呑み込むとそのままドミグラをも呑み込んだ!! 

 

「そ、そんな馬鹿な………私は………オレは………神になった………神に、なった筈なのに………!!」

 

【ギュォォォォォォォォォォォッ!!!!!】

 

 ドミグラは最期まで自身は神になった………そう信じて疑わずに居たがそれでも敗北した理由を探し求める様に驚愕した表情のまま肉体が消滅して行く!! 

 しかしその視界の先にクロノアが居り………彼女と自身の違い、メチカブラの甘言に惑わされて時の界王神への可能性を閉ざした自分と時を守る者としての使命を貫きこの魔神ドミグラとメチカブラ達を封じた彼女、其処に大きな差があった………それを僅かに理解しながらドミグラは消滅して行った! 

 そうしてファイナルかめはめ波、フォビドゥンエンドを撃ち終えたベジットとニィーアは互いにその末路を見届け、そして気の残り香を手から払うと勝利を確信するのだった!! 

 

「ドミグラ………貴方はどんな理由があれど道を踏み外した、だからこそ負けたのよ………」

 

「キイー」

 

 一方戦闘を最後まで見届けたケン達も一安心した所でクロノアはかつての修業仲間だった男にもう届かない言葉を投げ掛け、ドミグラが消えた事で解放されたトキトキをその小さな腕に乗せながら時の界王神として、クロノア個人としての想いを目を閉じながら消滅した男に向けていた。

 そうしてドミグラが生み出した時空の狭間が彼の消滅で崩れ掛けたので悟飯達やトランクス達は慌ててウイスの下へと集まり、ベジットとニィーアもやって来ると事態は解決したと判断したウイスにより時の巣へと再び時空移動術で戻るのであった。

 

 

 

 

「皆ありがとう、これで全時空はドミグラの手から守られたわ。

 貴方達には本当に感謝し切れないわ」

 

「いや、オラ達の力が役に立ったんならそれで十分さ」

 

「皆さん申し訳ありません、あれだけ啖呵を切ったのに結局皆さんのお力を…」

 

「いや、ドミグラの奴の力が想定以上なだけだった、ただそれだけの話だ。

 トランクス達の力は十分俺達が理解している、そう己を卑下するな」

 

 そうして時の巣へと戻った皆はそれぞれ思い思いに会話を交わす中、トランクス達は重責を感じていた………のだがベジータが珍しくフォローを入れており、矢張り息子が強くなってくれた事を嬉しく思っているのだろうと悟空達は思った。

 更にトランクス達の手で守れと言う部分もニィープとルリアがポタラ合体した事で部分的にも守られているのでそれで十分とクウラも考え何も言わなかった。

 

「兎に角、これにてドミグラが巻き起こした事件は全て貴方達の手で解決されました。

 この結果にビルス様も大いに喜ばれる事でしょう。

 悟空さん、ニィープさん、トランクスさん、皆さん、お疲れ様でした」

 

「………へへ、サンキューなウイスさん!」

 

 そしてウイスの労いの言葉を締めとして悟空達とトランクス達は拳を突き合わせて互いの成長と健闘を讃えた。

 ニィープもドミグラが消えればもう歴史干渉の心配は無い、残るはフリーザと第6宇宙との御前試合、更に未来世界のゴクウブラックとザマスと力の大会………だが、ゴクウブラックに関してはザマスの態度からこの世界ベースでは生まれない筈なので矢張り更なる並行世界のブラックが来るだろうと考え、ニィープは今よりももっと力を高める意欲を示していた。

 無論これに反応を示さない悟空達では無いので最前線メンバーはこれからも強くなって行くだろう、地球を守りより強い相手に負けない為に………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方悟空達がドミグラの対処で出払っていた頃、クウラ軍が独裁政治を終わらせた事で惑星の住民が自由になり、他の星へ移住して居なくなった元惑星フリーザNo.53でフリーザ軍残党の現在の指揮官であるソルベは一仕事………途轍も無く重要な任務を終わらせて一息吐いていた。

 その任務とは宇宙連盟に属するナメック星へと赴きナメック産ドラゴンボールを使いある願いを叶える事であった。

 この時の為にナメック語を必死に覚え、住民達の監視網を掻い潜り何とかシサミやタゴマと共にドラゴンボールを集め切り願いを叶えたのだ。

 その願いとは今のフリーザ軍残党にとって必要な物であった。

 

「………ふむふむ、ジャネンバの事件から4年が経過したのですか………それにしてもソルベさん、よくぞドラゴンボールを使い私やザーボンさんにドドリアさん、それとパパをこの廃墟と化した星に蘇らせましたね。

 お陰でクウラ軍やナメック星人達の追跡を振り切れましたよ」

 

「ソルベ、俺達も復活させた事は褒めてやるぜ」

 

「お陰でお灸を据えられた閻魔が管理する地獄での蓑虫生活から漸く解放されたよ」

 

 そう、ソルベ達はフリーザ親子とザーボン、ドドリアを地獄からこの星で五体満足の状態で復活させ、3つ目の願いでこの星へと転移して合流したのだ! 

 ソルベは腑抜けたクウラやそれに付き従うベリブルやキコノを見限り、真の宇宙の帝王たるフリーザによる宇宙支配を再び目論んでいたのだ! 

 そしてそれはドミグラの復活と言う重大事件と偶然被る様に行われた結果、ナメック星人達が気付いた時にはポルンガの願いが3つ全て叶えられた後だった! 

 

「フフフフフ、腑抜けたクウラを制裁し再び我々フリーザ一族が宇宙の支配者に返り咲く時が来たのだ…!! 

 この絶好の機会、逃してなる物か!!」

 

 フリーザの隣ではコルド大王が宇宙支配への意気込みを語り、ソルベやフリーザ軍残党達はこの剣呑な雰囲気を待っていたのだと歓喜しフリーザ達に仕える喜びを再び味わうのであった! 

 一方タゴマは過去の遺物であるフリーザ達の復活に懐疑的であり、こんな奴等が今更蘇った所で大丈夫なのかと疑問視していた。

 するとコルド大王を尻目にフリーザは宇宙を………地球の方角を見上げると静かに目を閉じながらフリーザ軍一同へと振り返る。

 

「さて皆さん、我々が蘇ったので早速宇宙支配………とする前に、我々の戦力を見直しましょうか。

 先ず一般兵達は戦闘力の平均が30万となってますが………貴方達はクウラ軍の中では落ちこぼれであると話されましたね? 

 更に現在のクウラ軍の平均戦闘力は既に500万を超えてるので貴方方では赤子の手を捻る様に鎮圧されるのがオチです。

 次にシサミさん、タゴマさんですが………まぁ此方はソルベさん曰く叩き上げれば強くなるとの事です。

 次に復活した私やザーボンさん、ドドリアさんは生前よりも大きく力を伸ばしたとは言えクウラや超サイヤ人達と比べても戦闘力が劣ってると考えて良いでしょう」

 

 フリーザはフリーザ軍残党達の現実を突き付けると兵士達は下を俯き、ザーボン達もジャネンバ事件でZ戦士達に敗北したのが記憶に刻まれており、更にあれから4年経過したので奴等は更に強くなってると考えており現在の戦力で勝ち目などまるで無い事を理解していた。

 例え地獄の蓑虫生活中でずっとイメージトレーニングを続けていた自分達やフリーザであっても。

 こればかりは変えようが無い事実だった。

 

「ですので………私は皆さんの戦闘力を底上げする為にこれからトレーニングを私自身や皆さんに施すつもりです。

 それもただのトレーニングでは無く、地獄を見る様な過酷なトレーニングを、です。

 これを乗り越えれば貴方達も私達も現在と比べ物にならない力を手にするでしょう」

 

「ハッ、結局勝てないからトレーニングとか………やっぱりかつての宇宙の帝王も所詮名ばかりって訳だな!!」

 

「おいタゴマ、フリーザ様に何と無礼な!!」

 

 そんなフリーザが地獄のトレーニングをすると案を出すとタゴマは遂にフリーザへの懐疑心が爆発し生意気な口を聞いてしまった。

 これにはソルベも諌めるが全く効果が無く、側近であるザーボンやドドリアは………若造の法螺吹きに呆れた笑みを浮かべており、完全にタゴマを見下す態度を取っていた。

 一方生意気な口を聞いたタゴマに対してフリーザは少しだけ悩む素振りを見せた後、高速移動でタゴマに接近してその鳩尾にパンチを叩き込む!! 

 これにタゴマは反応出来ず、更に鋭く重過ぎるパンチを受けた為胃液をぶち撒けながら倒れ込んでしまった!! 

 

「ふふふ、これでも地獄でのバーダック達との闘いに加えてイメージトレーニングを繰り返した結果4年前よりも更に大きく戦闘力を私やザーボンさん達は伸ばしたのですよ。

 それで、これでも私達が過去の遺物であると仰いますかタゴマさん?」

 

「お、おぇぇぇぇぇ………!!!!」

 

「ふむ、これでもうそんな口は聞かないで済みますね。

 さて………皆さんもこれからトレーニングを施されるのです。

 嫌とは言わせませんよ、何故なら貴方達は今この場に集ったフリーザ軍の貴重な戦力なんですからね」

 

『………………………』

 

 それからフリーザは改めてトレーニングについて命じるとタゴマの礼節を欠いた上に舐め腐った態度に対する制裁を目撃し、これこそがフリーザであるとしみじみと兵士達は感じており全員が膝を突きながら頭を下げていた。

 それはシサミも同様であり、彼自身もフリーザ様に生意気な態度を取ればこうなると理解しながら宇宙の帝王に忠誠を誓っていた。

 

「ふふふふ、そうだフリーザ。

 我々フリーザ一族に必要な物は絶対的な強さと他者を恐怖により支配する事のみ。

 クウラの様な愚息が得て来たものなど無用、所詮自らの弱さを隠す為の飾りでしかないのだ! 

 はっはっはっはっは!」

 

「………………………」

 

 その一方でコルド大王はこの力による支配、恐怖をばら撒く事がフリーザ一族と豪語しクウラの選んだ道やその姿勢を徹底的に否定していた。

 そのコルドを見たフリーザは………無表情、絶対零度の感情を向けながら無反応を示した。

 そんな愚かな父がソルベと共に今後のフリーザ軍の指揮系統を定める為の会議………と言う名の指揮権全ての明け渡しを取り決める中、フリーザは廃墟と化したビルの上へと立ちながら地球の空を見上げている所にザーボンとドドリアがやって来る。

 それを察知したフリーザは口を開いた。

 

「ザーボンさん、ドドリアさん、貴方達は何があろうとも私に付いて来る覚悟はお有りですか?」

 

「勿論ですフリーザ様」

 

「我々の命はフリーザ様と共に在り、ですぜ」

 

 フリーザの問い掛けにザーボン、ドドリアはノータイムで答えるとフリーザは笑みを浮かべた。

 矢張りこの2人は信頼出来る側近であると。

 このフリーザのみならず2人も蘇らせたソルベは取り敢えず良い仕事をしたと評価し、其処から再び地球がある方角を見つめていた。

 

「クウラ、孫悟空、ベジータ、ラディッツ、ニィープ、そして地球の戦士達。

 今の所はそちらへは行かないので精々楽しい時間を謳歌しなさい。

 ですが………この私達がトレーニングを終えたその時は………フフフフフフフ」

 

 フリーザはクウラや悟空達に対して呟くと振り返りフリーザ軍兵士達の下へと歩きながら地獄のトレーニングを始めようとしていた。

 こうして、この宇宙に悪の象徴たる者フリーザが蘇り暗躍を始めた。

 その思惑、胸中を知る者は当然ながら本人と地獄を共にしたザーボン、ドドリア位しか居なかった…。




此処までの閲覧ありがとうございました。
ドミグラもゼノバースのラスボスらしく超サイヤ人ブルー等を上回る意地を見せましたが、ベジットとニィープとルリアがポタラ合体したニィーアの前には敵いませんでした。
そうして歴史の侵略者は消えた………所で復活の「F」の導入です。
勿論本作は異聞なのでザーボン達も生き返りましたし、原作やKAKAROTの展開そのままにはならないとだけお伝えします。
では此処でドミグラ、ベジット、ニィーアの戦闘力を書きます。

ドミグラ
第1形態:120兆
第2形態:600兆

ベジット
超サイヤ人ブルー:3040兆

ニィーア
超サイヤ人4:3040兆

最後に連絡になりますが、今回の更新で本作の書き溜めたストックが無くなりました。
なので此処からは次話を直ぐに書く→投稿になりますので定期更新は出来ないと思われます。
ですので、完全不定期更新になりますが閲覧してくださった皆様、どうかこれからもよろしくお願い致します。
では、重ね重ねになりますが次回もまたよろしくお願い致します!
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