今回はまだインターバルです。
しかし後々の物も含めてフラグを立てたりします。
では、本編へどうぞ!
ドミグラを撃破してからほんの数時間後、クウラは宇宙連盟の加盟惑星の代表者達を集めた緊急議会に参加していた。
その議題はナメック星人達のドラゴンボールが何者かによって使用され3つの願いが叶えられた、と言う不穏な物であった。
宇宙連盟に加盟した各惑星のトップはどんな願いも叶えられるドラゴンボールがナメック星と地球に存在してる事を認知してるが、誰もがドラゴンボール頼りになるのはいけないとして各代表者達はドラゴンボールの情報だけは厳重に封鎖してるのだ。
にも関わらずドラゴンボールが何者かに使われた、これは由々しき事態であるとして緊急議会が開かれたのだ。
「成る程、何時も通りの生活をしていた所で突然ドラゴンボールを使用されポルンガが現れた兆候が出たと。
其処で保管していたドラゴンボールが盗まれた事に気付いたと」
「はい………我々の迂闊でした、ナメック星に悪人が寄り付かなくなりドラゴンボールを安置してそのままであったが為に………」
「いや、近年はナメック星付近での犯罪が減っていたのもある上に態々ナメック星に出向く愚か者が居るなどそうは思わんだろう。
しかもそれがドラゴンボール狙いで、この俺やいち早く動ける地球の戦士達が皆魔神ドミグラの対処に出ていたのと時期が被るなど予測不可能だ。
それよりも………ドラゴンボールで何を願われたか、分かるか?」
ムーリ最長老の自責にクウラは予測外の事だったとして責める事はせず、それよりも気掛かりなのは下手人がドラゴンボールを揃えて何を願ったかだった。
もしも厄介な願いを叶えられていたら急いで対処しなければならないと判断しながら回答を待っていた。
「いえ………ドラゴンボールが全ての願いを叶えられて石になったので130日経過しない事には確認が出来ません。
ただ3つ目の願いを叶えられた際に我々ナメック星人の若者達が下手人の人相を見ていたのでその人物のスケッチを取ってあります」
ムーリ最長老は丁寧に答えると同時に下手人の似顔絵を見せ、星々の代表者はそのスケッチが正確に人相を捉えている事を悟りながらじっくりと見ていた。
更にクウラもその似顔絵を確認すると………其処に写されていたのは自身も知るフリーザ軍残党の指揮官であるソルベ、その部下のシサミとタゴマであった。
「ふむ、成る程な。
こいつ等はクウラ軍がフリーザ軍を完全接収した際に軍門に下らず追われる身になったフリーザ軍残党、そしてこいつがその指揮官のソルベだ。
ならば奴等がどんな願いを叶えたのかも容易に想像出来るな」
「フリーザ軍の残党が願いを叶えるドラゴンボールを使った………まさか、このソルベと言う者が願ったのは!?」
「頭の回転が速くて助かる。
そう、奴等は恐らくだが俺の愚弟………フリーザを生き返らせた筈だ。
そして潜伏する為に何処かの星に転移した、と言った所か?
しかしフリーザがその場に居なかったとするならばフリーザも別の惑星を指定して蘇らせた可能性が高いだろう」
クウラの予測を聞いた途端ムーリ最長老や他の星の代表者達はざわめき始めた。
あのフリーザが………宇宙の帝王が蘇った可能性がある、その恐怖を骨身に刻み込まれた者達にとってこの情報は途轍も無い衝撃とあの頃の絶望感が場を支配し始めていた。
「静粛にせよ。
確かにフリーザの復活の可能性は看過出来ない、ならばクウラ軍が総出で各惑星を警戒し、俺やフリーザと因縁がある地球の戦士達が直ぐに対処出来る様にしよう。
その事を頭に刻みながら各惑星の住民にもフリーザがこの世に蘇った可能性を流布し、警戒と避難の準備を整えておけ。
そして蛮勇でフリーザを捕らえようとしたり変な刺激を与えるな、良いな?
ではナメック星のドラゴンボールの無断使用に関する議論はこれにて終了とする」
そうしてクウラは軍が警戒し、フリーザが動けば自身と地球の戦士達………天下一武道会で何度も目撃したフリーザを打倒した超サイヤ人達や圧倒的な戦闘力を持つ者達が動くと言うある種の安心感を持たせながら緊急議会は閉会となった。
その後各惑星では代表者が直々にフリーザが何らかの手段を用いてで蘇った可能性がある事が流布され、クウラ軍が宇宙連盟の加盟星なその周辺宙域を警備しつつフリーザが潜伏していると思われる惑星の捜査が同時並行で進むのであった。
「フリーザが蘇った可能性がある…か。
まさかオラ達がドミグラと闘ってる間にそんな事になってたなんてな」
「今更フリーザが、とは思わん方が良いだろうな。
何故ならフリーザの性格からして直ぐに此方へ復讐しにやって来る筈なのに地球所か太陽系にその影すら見当たらないのだからな」
「チッ、奴め………俺達に勝つ為に力を蓄えてやがるな」
緊急議会が執り行われてから翌日、悟空達は西の都でドミグラに勝った事で歴史の侵略者が全て倒されたのでブルマ主催の祝勝会をする予定が、クウラからまさかのフリーザ復活の可能性を示唆されてしまい祝勝会がZ戦士達のフリーザ対策会になってしまっていた。
しかもフリーザが蘇ったのに地球に直行して来ない理由も不穏であり、悟空達の間で緊張が走っていた。
「以前話した様にフリーザはジャネンバ事件の時に気のコントロールを完璧な物にしてました。
しかも僕に100%のパワーを使って挑んで来たんですけどその時は何とか倒せました。
けれど………旧ナメック星で見たフリーザと何かが違う、僕は闘ってる時にそう思いました」
「孫悟飯の認識でそうならば恐らくは地獄に落ちた後何かがあったのだろうな。
最も私はフリーザと面識が無い故に憶測でしか無いがな」
その会話の中で悟飯はジャネンバ事件の際のフリーザを蒸し返して話し、直接闘った悟飯がそう言うならばそうなのだろうとZ戦士達は感じていた。
しかしフリーザは復活すれば脅威になる事は間違い無いので警戒を怠る選択肢はZ戦士の中には無かった。
「んじゃ、皆何時でもフリーザが動いても良い様に各々で身体を温めながら修業するっちゅう事で良いんだよな?」
「それで良かろう。
フリーザの奴が更に強くなるならば俺達ももっと強くなれば良いだけだ。
つまりは何時も通りだ」
「はい、分かりました」
そうして悟空達はフリーザが強くなって来るならば此方も強くなれば良い理論で話を纏めてご飯に更に手を付ける。
その中でニィープはフリーザは4ヶ月後にやって来ると知っているが、それ以前の時点で気のコントロールが完璧なのは想定外であり、このまま4ヶ月後を迎えれば奴はゴールデンフリーザの力を完璧な物に仕上げて来るだろうと判断していた。
無論この予測は兄であるクウラも同様であり、その時はより強敵となった
それから2週間が経過した頃、悟空達のみならずニィープ達も含めて最前線メンバーの全員がビルスが居を構える破壞星へとウイスにより連れて来られていた。
其処で悟空達の様に神の気を使える者はウイスが、クウラ達の様に神の気を使えない者はビルスが直接見ておりその中でゴールデンクウラと超サイヤ人4のニィープとブロリー、アルティメット化した悟飯がそれぞれ入れ替わりでビルスと手合わせしていた。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
【ギュォォォォォン、ゴォォォォォォォォッ、ズドォォォォォォォォォン!!!!】
そしてクウラはビルスに一撃を浴びせて距離を稼いだ瞬間ゴールデンの力を全て込めたスーパーノヴァを放つ!!
ビルスは態勢を立て直した所にスーパーノヴァが目の前に飛んで来た為、ガードをする事が出来ず直撃して大爆発が起きた!!
手応えあり………クウラはゴールデンが解除されながらも確かな一撃を与える事に成功し、肩で息をしながら爆煙が晴れるのを待った。
それから暫くして爆煙が晴れると………ビルスは土埃を払いながら立っていた、しかも無傷で。
「ふむふむ、流石はクウラと言った所か」
「はぁ、はぁ、はぁ、まだ、届かんか………!」
「当然だよ、ボクは破壊神なんだ。
その力に上限がないんだよ………ただ、お前達ならばいずれボクをも超えた存在になり得ると思ってるよ。
その可能性を潰さぬ様に修練を積み続けるんだな」
ビルスはクウラや悟空達が自身を超える存在になり得ると口にしてその成長を期待している事を明かす。
それを聞いたクウラはそのいずれがまだ先………しかし、手が届き得る先にある事を知れたのは収穫であったが為この手合わせも無駄ではないとして頭に刻み込んだ。
無論先にビルスへ挑んだ悟飯、ブロリー、そしてニィープもまたビルスの言葉を飲み込みながらより力を洗練させようとするのであった。
「よし、んじゃお前達仙豆を食べてクウラはブロリーと、ニィープは悟飯と闘い合え。
今日の手合わせはそれで終了だ」
「あ、その前に私とブロリーのサイヤパワーを回復しないといけないから地球に居る悟天達を呼んでくれませんか?
超サイヤ人4に必要なサイヤパワーは仙豆や回復術では回復出来ないんですよ」
「おい、それは初耳だぞ。
………いや、悟空とベジータ、悟飯達のサイヤパワーを吸収して、悟空達の減った気は魔人ブウの回復光線で戻せば良いからチビ共は呼ばんぞ」
それから悟飯達の手合わせになるが、サイヤパワー不足の解消をニィープが提案するとビルスは今この場に居るメンバーで賄わせ、悟天達は意地でも呼ばない様にしていた。
今では起きているがビルスは昼寝してサボる癖と手抜きをしまくる事で有名であり、余計な人数を呼び込むのも嫌うので悟天達を呼ぶ事を却下したのだ。
当然ニィープとクウラはこれを面倒臭いからそうしたと理解してる為ジト目でビルスを見ていたが、破壊神は自由気ままな上に自堕落もあるのでそんな視線は何処吹く風であった。
そうして悟空達のサイヤパワーを受け取る事で超サイヤ人4に再度変身するニィープとブロリーはそれぞれ悟飯、クウラと相対するのであった。
「さあ来なさい悟飯くん!!」
「では、本気で行かせて貰います!!
だりゃああ!!!」
【ガシッ、ドシッ、バギッ、ドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギ!!!!】
先ずビルスが着目したのはニィープと悟飯のサイヤ人対決である。
ニィープは先も闘い、目にした様に超サイヤ人4と言う悪のサイヤ人の到達点、神の気を得る事無く神次元の領域へと足を踏み入れる凄まじい変身で闘い、一方孫悟飯は老界王神が潜在能力を限界以上に引き出す………悟空達はアルティメット化と呼ぶそれで闘っていた。
無論超サイヤ人4は超サイヤ人ブルーと比べても遜色無い上に大猿を人間サイズにした様な物の為どの超サイヤ人よりもパワータイプである。
そんな変身にアルティメット化だけで神次元の領域へと足を踏み入れた孫悟飯………その潜在能力は恐らく孫悟空すら上回る、ビルスはそう評価しながら2人の闘いを見ていた。
「ははは、やっぱり悟飯くんは凄いわ!!
アルティメット化一本で此処まで闘えるなんて私やカカロット達にすら無理なのにそれを実現してる!!
本当にその成長を見届け切磋琢磨し合うのが楽しいわ!!」
「はぁぁ!!!
僕は父さんやラディッツ伯父さんが超サイヤ人3やゴッドに、ニィープ伯母さんが超サイヤ人4になってから決意したんです!!
僕は僕なりのやり方で、皆とは違うこの身体に眠る力だけで父さんや伯母さん達を超えようって!!
だからこそ僕は………アルティメット化をより極めて前へ走り続けます!!」
「良く言ったわ悟飯くん、それでこそ潜在能力が私やカカロット、ベジータやラディッツ達をも超える逸材よ!!」
【ドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガァァッ!!!
ギュォォォォォン、ギュルルルルルルルルルルルル!!!!
ズドォォォォォォォォォォン!!!!!
ドガバギドガバギドガバギドガバギ!!!!】
ニィープと悟飯は会話を交わしながら格闘戦、更に10倍の威力となったフォビドゥンブラストと悟飯のかめはめ波による撃ち合いを行い何方も相殺され、その爆煙が広がる中を突撃して再び激しい格闘戦を繰り広げると爆煙が霧散して2人の姿が現れる!!
何方も満足が行く闘いをしており、ビルスから見てもこの2人が最前線から外れる事は無いだろうしこれからももっと成長し続けるとして視線をクウラとブロリーの方に移した。
ニィープ達の闘いもレベルが高いが此方は………何方かと言えば恐ろしく血腥い、原始的且つ殺意マシマシな殺し合いとも見える闘いだった!!
「フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
ゴールデンの力と悪のサイヤ人のリーダーの直系子孫たる証の伝説の超サイヤ人、それが超サイヤ人4にまで段位が引き上がった事でブロリーの闘争本能は最高潮にまで達し、対するクウラも相手が強ければ強い程闘争本能を増して行く!
故にこの2人が修練でも闘い合えば流血沙汰間違い無し、何時も闘い終えれば仙豆のお世話になる程の怪我を負いながらボロボロとなるのだ!!
しかも2人共負けず嫌いが過ぎるので悟空やベジータみたいに最もライバルとして成立してる組み合わせでもある!
そしてその戦績も勝率、引き分け率何れも五分五分の為相手を完全な形で負かせようと攻撃を仕掛けるのだ!!
【ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!】
「あ~あ、地面を気弾で穴ボコにして………あの2人此処がボクの住む星って忘れてないかな?
後で吹っ飛ばした地面を埋める作業をさせてやろうか」
更にその苛烈な戦闘で地面が吹き飛び湖も水飛沫を上げ、特に地面は破壊痕が残る程穴ボコになったのでビルスは景観が悪くなったので後でクウラ達に地面を元に戻させる様にすると決めると血みどろの闘いに呆れながらオレンジジュースを飲んでいた。
しかしクウラもブロリーも攻勢を緩めず攻撃し続けた結果両者ダブルノックダウンとなり引き分けになった。
それを見届けたビルスは早速仙豆を食べさせてから地面の埋め立てをさせようと寝っ転がる姿勢のまま2人の下へと飛んで行くのだった。
「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃあ!!!!」
「オッホッホッホッホ、私は此方ですよ〜悟空さん〜」
一方ウイスは悟空の手合わせに付き合い、自身に一撃を与えてみよと言う試練を課していた。
が、悟空の攻撃は全く掠らず、かと言ってウイスは別に回避に徹してる訳では無くまるで『攻撃されたら身体が勝手に避けている』様であると悟空や観戦してる者達は感じており、これでは悟空の攻撃は一生当たらないとすらベジータ達は予想していた。
「ひぇ〜駄目だ、全く攻撃が当たんねえや!」
「うふふ、それは勿論ですよ。
何故なら我々天使は『身体が勝手に動く極意』を身に着けていますから悟空さん達の攻撃は自動で回避してしまうんですよ。
そして悟空さん達も素晴らしい才覚をお持ちですから超サイヤ人ブルーや神威によって身に纏う神の気をより洗練し、1つの壁を超えればこの極意に到達する事も可能ですよ」
「身体が勝手に動く極意、か………」
ウイスから身体が勝手に動く極意と言う物がある事を聞いた悟空やラディッツはいつかそれを使える様になった時、また見える世界が違うのかと思いながら想像するがその極意はまるで雲を掴む様に実態が掴めず上手くイメージ出来ずにいた。
無論ウイスはそんな簡単にイメージ出来ない物だと知ってる為これから成長し続けて行けば形に出来ると信じながら再び手合わせを始める。
するとベジータは心の中でその身体が勝手に動く極意はカカロット達が覚えるだろうと考え、ならば自分はどうするか………勿論カカロット達とは別の方法で高みへと行くのみだと思考する。
それを読心で読んだウイスは笑みを浮かべながらベジータの前に立った。
「ベジータさん、貴方は悟空さん達とは別の方法でより上を目指したいとお考えですね。
うふふ、その意欲は感心出来ますよ。
ですが、悟空さん達の目指す物と違う手段を目指すのであるならば………それは少々難しい上に私よりもビルス様が上手く指導出来る筈です。
その旨を伝えてビルス様から教授して貰えば貴方ならば更に大きく成長出来るでしょうね。
ではベジータさん、頑張って下さいね」
「………カカロット、俺は俺のやり方でお前を、お前達全員を超えてやる。
そしてその時こそが俺が真のNo.1に返り咲く時だと思い知らせてやるぜ…!」
ウイスからビルスに指導して貰えとアドバイスを受け取ったベジータはその足でビルスの下へと向かおうとした所で悟空達の方を向き、No.1に返り咲く為の決意や己の矜持を賭けてでもこの上を行く覚悟を固めていた。
そんなベジータを見ていた悟空やラディッツはベジータ自身のやり方を貫く事を理解しながらも自分達がそれを超えると考え、より超サイヤ人ブルーを極める道をそれぞれ模索するのであった。
「………」
そんなベジータを見ていた者がもう1人この場に居た。
それはクウラその人であり、恐らくベジータと目指す場所が被るだろうとクウラも考えていたがそんな事は関係無くより強く、そしてビルスに真の意味で勝てるならばそれはそれで構わないと思いながら拳を振るいながら気を充実させて行った。
それから破壞星では様々な組み合わせでの組み手が行われ、そのどれもがビルスから見てもこの第7宇宙の選りすぐりを集めた最高峰だと考える物だった。
これらが自身に対して挑戦して来る事を楽しく思いながら今日もビルスはウイスと共に地球の食べ物を頬張るのであった。
一方地球ではナッパが超サイヤ人ブルーに変身しながら悟天達チビっ子戦士達やヤムチャ達と組み手しており、ヤムチャ達もヤムチャ達で先日の失態を取り戻そうと躍起になっていた。
その中でもヤムチャ、餃子、そしてギニューとサウザーが際立っておりナッパに全く緩まない攻撃を仕掛けていた!!
「ヤムチャ、餃子、ギニュー、サウザー!
お前等は準前線メンバーの中で特に頑張ってるじゃねぇか!
余程ドミグラの奴に操られたのが堪えたみたいだな?」
「はぁ、はぁ、ああ、そうだぜ!
俺達はドミグラに操られて皆に迷惑を掛けちまった!
だから、絶対に今度は操られない様にしてやるって躍起になってるんだぜ!」
「我々特戦隊も機甲戦隊も、悟飯達や17号達が居なければあのまま暴れてただろうし、何か取り返しがつかない事をしでかしていたかも知れん………そう考えれば考える程不甲斐なかったとさえ思うのだ!!」
「だからナッパ、悟天達の育成に回ったがお前は本来最前線メンバーの1人なんだ!
その力で、我々をとことん鍛えて欲しい!!
今度こそクウラ様達の役に立てる事を、証明する為にも………!!」
「僕も、天さんの役に立ちたい!」
ヤムチャ達は自らの決意をナッパに語ると息切れを直ぐに整えて再び身構える!
しかもその眼は嘘を吐いていない………本気で悟空達の足手纏いにならない様にする為に強くなろうと言うのだ。
そんな事を聞いてしまえばこの漢気気質なナイスガイ、ナッパは嬉々として動き出すだろう。
「へっ、良いぜ!!
だったらこの俺がお前等を徹底的に鍛え上げてやる!!
だが此処からはお前達よりワンランク上のパワーでやらせてもらうぜ………それで音を上げればお終いだが、音を上げないならば今より強くなれるぜ!!」
「上等だぜ!!
なら俺達の決意が本物だって事を証明してやるぜ!!」
「よ~しそれならば………ギニュー特戦隊&クウラ機甲戦隊、そしてヤムチャ&餃子!!
ファイト~………」
『おぉ〜!!!!』
ヤムチャがナッパの威圧に吠えると同時にギニューが掛け声を上げ、そしてナッパに鍛え上げられてる皆は手を挙げながらそれに合わせて掛け声を上げる!!
まるでスポーツ漫画のノリだとトランクス達は思ったが、不思議とヤムチャ達の決意は伝わって来ていたのでトランクスも頷いて立ち上がる!
「よ~し、それじゃあ俺達も頑張ろうぜ!!
悟天、ルリア、ロスマ、まだまだ気合を入れてトレーニングするから気を緩めるなよ!!」
「うん、分かってるよトランクス君!!」
「あ~あ、スポ根みたいで暑苦しいったらありゃしない………でも、ママ達を驚かせたいし頑張りますか!!」
「そうだな」
そうしてトランクス達もまた超サイヤ人から段位を上げて超サイヤ人3や超サイヤ人2限界突破に変身するとより一層力を込めて修業を始める!!
勿論息切れしようが構わない、とことんまで強くなって憧れでもあり壁でもある偉大な先人達を超えたい………そんな想いをトランクス達は当然の事ながら持っているのだ!!
「………ふ~ん、トランクスも頑張ってるんだ」
そんなトランクスの様子を行く宛が無かったのでカプセルコーポレーションに居候する事を彼から提案されたピラフ一味のマイがこっそりと見ていた。
トランクスの自分の前で格好付けようとするお子様な一面を見た彼女も自分の見てない所ではあんな風に愚直に、しかし目標を持って努力する姿を目撃して素直にその努力を認めていた。
更に肉体が若返った影響が精神にも影響を及ぼした為かマイはトランクスの事をボーイフレンドとしてこっそりと認める様にもなっていた。
勿論自身を振り向かせたいならもっと強く、もっと格好良くならないと駄目だとしていた。
「………頑張りなさいよ、トランクス」
そんな細やかな変化が訪れたマイはトランクスの事を応援しながらその場を去りピラフやシュウ達と一緒にブルマの手伝い(部品運び)をするのであった。
無論トランクスはマイに応援された事など露知らずではあるものの、それでも偉大な父ベジータやそのライバルである悟空達を超えて立派な地球を守る次世代戦士になる為、更に一目惚れしたマイや大好きなママ達を守る為に今日も悟天達と切磋琢磨し合う。
その途中でナメック星のドラゴンボールを守り切れなかったネリテスとフリーザ復活の知らせを聞いたネーヴェはより一層強くなる為に地球を訪れ悟天、トランクス達と共にトレーニングを重ねて行くのであった。
フリーザ復活から約4ヶ月後の宇宙空間を漂うソルベが確保したフリーザ軍の宇宙船内にて、トレーニング用のジャージを脱ぎ捨てたフリーザ、ザーボン、ドドリアは肩を鳴らしながら力むと己の中の戦闘力が4ヶ月前より遥かに向上した事を実感する!
特にフリーザは地獄での戦闘力向上、イメージトレーニングを重ねた事も相まって既にスタミナ不足と言う欠点は解消されてしまっていた!
そしてその背後には裏方のソルベ以外の戦闘員、特にシサミとタゴマは戦闘力を途轍も無い………具体的には70兆を超える戦闘力を身につけてしまっていた!!
「ふむふむ、一般兵の皆さんは戦闘力が700万を超えてシサミさんとタゴマさんは約70兆オーバーですか。
素晴らしいパワーアップを果たしましたね、お陰で私もザーボンさんも、ドドリアさんもより力を付ける様にモチベーションが保てましたよ」
「それにしても………余りにも怪我の治りが速いメディカルマシーンにこの最新型スカウター、戦闘力130兆まで測ってもまだ壊れないってどうなってやがるんだ?
しかも一度戦闘力を探知すれば潜在戦闘力まで測りやがるし………俺達が旧ナメック星まで使ってたスカウターがまるで玩具だぜ」
「それだけ技術力の革新があったのだろう。
それも………地球の科学者、我々が調べ上げた中ではカプセルコーポレーションのブルマ、其処のお抱え研究者兼人造人間製作者のドクター・ゲロと助手の人造人間21号、この3名が関わった事でサイヤ人達の所為で失ったツフル星人達の技術をキコノが完全再現して取り戻したらしいからな」
フリーザは戦闘力の向上に満足し、ザーボンとドドリアは自身達がフリーザ軍として名を轟かせていた頃と比べ物にならない技術力に驚愕していた。
特にメディカルマシーンとスカウター、この2つはフリーザ軍に入る以前のサイヤ人が根絶やしにした為失われてしまったツフル星人達の技術をキコノが部分的に再現した物だったが、地球人の科学者………ブルマ達が関わった事で遂にツフル星人達の技術を完全再現に至り宇宙中で特にこの医療技術が浸透していた。
フリーザは改めて地球とは整った環境やドラゴンボールのみならず一粒でどんな怪我をも治す仙豆、そして技術的特異点に到達している科学者が揃ったこの宇宙内でも目に見える価値よりも潜在的価値、更に損失した際の影響力が途轍も無く大きな星だと確信するのだった。
「そんな地球で育った孫悟空達もまた戦闘力を大きく伸ばす要因になった………そう考えればあの星の価値は恐ろしい程高いでしょう。
クウラも宇宙連盟に加盟させてナメック星共々最重要な惑星と捉え重宝させるのも納得ですよ。
全く、昔の私はあの星の価値を碌に考えもせず破壊しようとしていたのが恥ずかしい位ですよ。
………さて皆さん、楽しい雑談は此処までにしてそろそろ向かいましょうか、地球へね」
『はっ、フリーザ様!!』
そうしてフリーザは過去の己を省みながらも準備が整ったとしてフリーザ軍総勢1000名に地球へ向けて移動開始を命じると宇宙船の機器を兵士達は操作し始め、そして宇宙船は地球に向けて発進した。
この宇宙船もまた最新技術が投入されている為現在の星系から北の銀河の地球まで約2日で到達出来るスピードで航行が可能だった。
更にフリーザは別行動を取る事になったコルド大王に対して………完全な離別の感情を込めながら彼が向かった方角を見ていた。
結局コルド大王はトレーニングに参加しなかった、この時点で最早戦力としての価値が無く貴重な部下を護衛に回す事も贅沢と呼べる程の無駄飯食いとなっていた。
他にもフリーザが父親を見捨てる理由があるのだが、取り敢えずザーボンとドドリア以外に説明出来る部分は此処だけなのでそれを周知させていたのだった。
「ふふふ、いよいよ決着の時ですよクウラ、そしてサイヤ人の皆さん………このパワーアップしたフリーザ達の力を存分に見せて差し上げましょう………!」
そしてフリーザ、ザーボン、ドドリアは宇宙船の窓から地球の方角を見て笑みを浮かべながら船が目的地に到着するのを今か今かと待ち侘びていた。
そんな3人の浮かべるその表情は………何処かスッキリとした、憎悪に染まった者には決して浮かべる事が出来ない表情であった事を知る者は、本人達しか居なかった…。
此処までの閲覧ありがとうございました。
コルド大王、フリーザから心の内で戦力外通告される。
まぁ………あの方変身があるか否か分からないですし………それに息子の方が強いって何か本人も言ってた気がしますのでソルベ的には宇宙支配の象徴の1つとして蘇った感じです(なお戦闘力は一般兵を遥かに上回る模様) 。
更に悟空達もアレコレと知れたのでちょっとずつ未来への布石を積み上げて行きます。
なおシサミやタゴマ達を含めたフリーザ達の戦闘力は次回以降に掲載します。
次回もよろしくお願い致します!