DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

66 / 92
皆様こんにちはです、第65話目を更新致します。
今回はフリーザ達との闘いの前哨戦になります。
更に前哨戦でも異聞の闘いや歴史である事を意識して描いてますのでお楽しみ下さいませ。
では、本編へどうぞ!


第65話 復活の「F」!!フリーザ軍襲来!!

 ナメック星のドラゴンボールがソルベと言うフリーザ軍残党に使われてから約4ヶ月が経過した頃、地球の衛星軌道にある宇宙警察地球支部はクウラ軍の宇宙船以外にこの星にやって来る物が無いか目を光らせていた。

 そして、その警戒が全く無駄に終わる事が無く寧ろやってて正解だったと思える日が訪れてしまった。

 

『サタン署長!! 

 全天周監視レーダーに地球へ向けて急接近するシグナル不明の反応をキャッチしました!! 

 後5時間で地球へ到着する見込みです!!』

 

「むっ、遂に来たのか!! 

 総員警戒態勢、連絡員は緊急事態発生としてクウラ軍や悟空さん達に報告するんだ!!」

 

 レーダー監視員からの緊急の報告が上がったサタンは即座に施設全体へ警報を鳴らし、更に連絡員にも緊急連絡を各方面へ出す様に指示を出すと自身は道着に着替えた直後エレベーターから地球行きのパトロール車へと向かうと既にクリリン達が乗り込んでおり、サタンも助手席へと駆け込む! 

 

「サタン、遂にフリーザ軍が来たんだな!?」

 

「まだ確定した訳じゃありませんが明らかに地球へ向けて来る何かが居ます! 

 予測では残り5時間程度で地球に着くと言われてますよ!」

 

「兎に角地上へ降りると並行して孫やラディッツ達に気の探知をして貰おう。

 もしもフリーザならば2人がその気を良く知ってる筈だ」

 

 クリリンがパトロール車を走らせる中、天津飯の提案で緊急連絡用スカウターに悟空とラディッツが瞬間移動をする際の気の探知を応用して宇宙船が向かって来ている方角へと探知を向けさせようと言う話になった。

 それをサタンは一言一句違わずスカウターに音声を送りながらパトロール車は大気圏へ突入する。

 一方悟空、ラディッツはクリリン達の提案を受けてその方角へと気の探知を向けていた。

 すると………その強大な気を間違う筈が無かった、これはフリーザの気である!! 

 

「やっぱフリーザだな、こりゃ」

 

「しかもこの気………これが第1形態の気であるならば最終形態の戦闘力も高くなってる………が、この気の感覚からすれば矢張り奴もクウラ様同様ゴールデンの力を得てるだろうな」

 

 悟空、ラディッツは共にフリーザが最悪神次元の領域へ踏み込む力、クウラと同じゴールデンの力を得たと想定すると悟飯、ニィープを連れて瞬間移動でベジータやピッコロの下へと跳ぶ。

 すると其処にはクウラやセル達に加えてヤムチャ達も居り、ヤムチャ達もまた腕を上げてると感じながら空を見上げていた。

 

「孫悟空、お前は愚弟(フリーザ)はどれ程の力を得ていると思う?」

 

「やっぱクウラと同じゴールデンのパワーを得てると思うぞこの気の感覚は。

 しかもこの感じからすると昨日今日得た力って訳じゃなさそうだぞ」

 

「………そうか」

 

 クウラは自身ではまだ感知出来ない位置に居るフリーザの気を察知した悟空に力の是非を問えば悟空はアッサリとゴールデンクウラと同じ力を持っていると答えた。

 それを聞きクウラはあの愚弟………フリーザが自ら鍛え上げて其処に到達する姿を思い浮かび難く居た。

 何故ならフリーザは全てを………力も地位も何もかも生まれ出でた時から持っており、そんな男がトレーニングの価値を理解する事は皆無だったからだ。

 故に奴と俺とでは雲泥の差が生まれた………ビルスの力に魅せられトレーニングを重ねた自身と其処に立ち止まってたフリーザ。

 だがそんな弟が改めてトレーニングを重ねたらどんな風になるのか………宇宙の覇者は初めて愚弟と呼んで来た者に興味を持ち始めるに至っていた。

 

「悟飯、孫、クウラ!」

 

「ピッコロ、17号、18号、16号それに21号も! 

 後はブロリー達だけだな」

 

「俺達は既に来ているぞ、カカロット」

 

 其処にピッコロ達やブロリー一家が集まりZ戦士の最前線メンバーとヤムチャ達準前線メンバーが全員集まった! 

 更に離れた場所には何とブルマとゲロに亀仙人やマイ、オマケにブルマの知り合いである銀河パトロールのジャコそれを守る様に悟天達とナッパが付いており、その近くには何故かフレッシュドリンクを飲むビルスとウイスまで居り地球の闘える戦士や技術者、破壊神までもが集まりながら空を見上げていた! 

 刻一刻と到着予定時刻が近付くにつれて悟飯やクウラ、ニィープ達の気の探知にフリーザ、ザーボン、ドドリアやその他大勢………大体1000人程の雑兵の気が感じられた。

 その中でも今のザーボンとドドリアに並ぶ程の気を持つ者が2名居り、どうやら蘇り強くなったのはフリーザだけでは無いと思いながら悟空達の表情は徐々に険しくなった。

 そして………遂にその時が訪れる!! 

 

【ビュォォォォォォォォォォォォォッ!!!】

 

「来たか、フリーザ…」

 

 クウラが飛来したフリーザ軍の宇宙船の窓に視線を合わせると其処にはフリーザが立っており、向こうもクウラを見つけて笑みを浮かべるとそのまま宇宙船は着陸、その後ハッチが開くと次々とフリーザ軍兵士達が出撃して空に1000人程の敵が浮かんでいた!! 

 更に上部ハッチが開くと其処からフリーザ、ザーボン、ドドリアが船外へ出ると宇宙船の上空で佇んでいた。

 因みにソルベは全員出撃後は物陰にコソコソと隠れていた。

 

「おっほっほっほっほ、どうやら私達が地球へ来ると分かるなり闘える者達を集めるだけ集めて対抗しようと言う気ですね孫悟空、そしてクウラ。

 良いでしょう、先ずは小手調べとして貴方達の戦力が如何なる物か見せて貰いましょうか!」

 

「………にしてもフリーザ様、向こうに何か破壊神ビルス様が居ましたよね? 

 俺達大丈夫ですかね? 

 あの方の怒りを買って破壊なんて事になれば………確か破壊神の破壊は魂すら消すからあの世にも行けなくなるとか昔言われてませんでしたっけ?」

 

「ドドリアさん、それは無用な心配ですよ。

 何故なら破壊神ともあろう者が人間同士の小競り合いに加わるなど沽券に関わるのですから。

 それに怒りを買うにしても恐らくは地球を爆破させるとかが該当するでしょう………あのグルメな神様ならばこの星の食べ物を失うのは惜しいでしょうからね。

 なのでなるべく地球を傷付けなければ我々が破壊されるのはあり得ないですよ」

 

 フリーザは高揚感に満ち溢れていながらも破壊神ビルスを目撃し、そちらへの対処も冷静に行い凶悪化される前の平常心を保っていた。

 しかもフリーザの語った事は概ね合っておりビルスがこの闘いに関わる事はほぼ可能性が無かった。

 しかも地球が壊されないならば少し大きな規模の闘いすら許しているのだ。

 オマケにビルスはフリーザが態々蘇って悟空達に闘いを挑む事にすら興味があり、自身が知るフリーザと今のフリーザがどれ程の違いがあるのか楽しみながら見届けるきであった。

 

「フリーザ様ぁ、あいつ等をさっさとやって良いっすよね〜!!」

 

「ええ、良いですよタゴマさん。

 シサミさんも皆さんも思う存分地球の戦士相手に闘いなさい。

 但しフリーザ軍の看板を背負ってる事もお忘れ無き様に。

 もしもフリーザ軍の名に泥を塗る行為を行えば………その時は覚悟して下さいね」

 

『うおおおおおおお、フリーザ様バンザーイ!!!!』

 

 そうしてシサミもタゴマも逸る気持ちが抑え切れず、他のフリーザ軍兵士と共に地球の戦士達へと一直線に向かい始めた! 

 街の破壊、侵略、地上げ、今はそれ等はどうでも良く兵士達は兎に角フリーザによって上げられた戦闘力を敵に対して試したくて仕方が無いのだ! 

 それに反応した悟空達も身構えるが、その前にヤムチャ、餃子、ギニュー特戦隊とクウラ機甲戦隊が前に出てアルティメット化を使いながら気を解放する!! 

 

「皆、此処は俺達に任せて貰えないか? 

 雑魚共の露払いは俺たちの仕事だぜ?」

 

「まさか我々が再びフリーザ軍と闘う事になるとはな………だが、今の俺達はクウラ軍のギニュー特戦隊だ! 

 しかもどいつもこいつも俺達が知らない木っ端共しか居らん、ならばこそ俺達は先人として奴等に壁と言う物を教えてやらねばならんのだ!!」

 

 それからヤムチャ達、特にギニュー特戦隊とクウラ機甲戦隊がフリーザ軍との闘いに臨み次々と来る兵士達をノックダウンさせて行き、まだまだ本気でないにも関わらずギニューとサウザーを先にシサミやタゴマの下へと辿り着かせた! 

 一方タゴマ、シサミは他の兵士達をヤムチャやリクーム達と闘わせながら何やら笑みを浮かべてギニュー達と相対した! 

 

「おやおやこれはギニュー特戦隊隊長のギニューとか言う過去の遺物とクウラ機甲戦隊の隊長サウザー、フリーザ様と同じ一族でありながら裏切ったクウラなんかにホイホイ付いて行く愚か者共の集まりじゃないか!!」

 

「はっ、俺達の最初の仕事が貴様達裏切り者の始末とは付いてるねぇ!!」

 

 タゴマ、ソルベは共にギニュー特戦隊やクウラ機甲戦隊を過去の遺物扱いにして見下しており、ソルベからギニュー並強くなったと言われても俺の方が上だと豪語していた。

 最もソルベの評価基準は当時のギニュー達しか知らない上に生き返ったザーボン達は兎も角ギニュー達のその後を全く見ていないのでその脳裏に刻まれた姿、力は旧ナメック星時点で止まってる古い物なのだが。

 

「ほう、我々が過去の遺物…とな?」

 

「ああその通りさ!! 

 所詮お前等はフリーザ様を裏切りのうのうと生きた哀れな雑魚なんだよ!!」

 

「対する俺達はフリーザ様から施された地獄のトレーニングで理解した!! 

 人を支配するのは氷の非情さと圧倒的な恐怖だと…!! 

 俺達は変わったんだ、フリーザ様の部下に相応しい最高の戦士に!!!!」

 

「ギニュー元隊長、フリーザ様から直々に手解きされたシサミとタゴマは今やお前以上の実力者だ!! 

 裏切った事を後悔しながら死ぬが良いわ!!」

 

 ギニューとサウザーは余裕綽々な態度で敵対者2名とコソコソ隠れてるソルベの言い分を聞けば、シサミとタゴマはフリーザの絶対的な強さにより何度も死にかけてはそれでもメディカルマシーンにより死ねず強くなるしか道が無く………結果フリーザにとって都合の良い駒として成長したのだと察するに至った。

 それに対してギニューはフリーザに視線を向けると、元主は手を挙げながらやれやれと言った様子をギニューにも分かる様に見せていた。

 両隣のザーボンとドドリアも「(あれ、何か間違えたか?)」的な感想を抱いていると長年一緒にフリーザに仕えて来た身の誼で理解出来た。

 そして………ギニューはタゴマ達を当然フッと鼻で笑っていた。

 

「な、何が可笑しい!?」

 

「可笑しい、か。

 そうだな、貴様達はフリーザ様に忠誠を誓ったのであろう? 

 なのに何故あの方の恩寵や配慮、そしてどんな期待を込めたのか気付いていない様子を見せてるのでな………だからつい笑ってしまったのだ。

 お陰で貴様達が二流戦士だと知れたぞ」

 

「成る程な、こいつ等の発言から感じた違和感はそれか」

 

「な、何だと!? 

 舐めやがって………てめぇ等全員ぶっ殺してやる!!」

 

 ギニューはフリーザに忠誠を誓ったのにこの体たらくのタゴマ達に対して二流止まりだと評価を下し、その発言にキレたタゴマ、シサミは戦闘力を全開にしてオーラも噴出させた! 

 ギニューとサウザー達が装備してる最新型スカウターにタゴマ達の戦闘力が表示され、その数値は72兆と確かに破格の戦闘力を持っていると感じていた。

 感じていたのだが………所詮それだけともギニューは早々に悟っていた。

 

「2つだけ訂正しておこうか。

 まず1つ目、貴様達が味わった氷の非情さと圧倒的な恐怖とやらだが………フリーザ様はそんな物を態々味合わせたりはしない。

 幾らメディカルマシーンの性能が当時よりも大幅に上がろうがフリーザ様程の実力者がその辺の雑魚を攻撃すれば即死して意味が無い。

 更にフリーザ様がそんな恐怖や非情、冷徹さを味合わせるならば相手を過程はどうあれ殺してしまう時のみだ。

 他にもフリーザ様はトレーニングでも其処まで手は抜かない、だが貴様達はそれに耐えて今がある…つまりその力は本来身につけて然るべき物だったのだ。

 結論として貴様達が今発揮している戦闘力はフリーザ様から与えられた恐怖で目覚めた物では無い!」

 

『な、何だと!?』

 

 ギニューはフリーザと言う悪の帝王を良く知る者として2つの訂正し始めた。

 先ず恐怖や非情さを味あわせられる事、これはフリーザの力が向けられた者は耐えられる器でなければ確実に死ぬ。

 それが目撃者を通じて恐怖その物と伝わるだけで帝王の力を向けられた者は大体死んで然るべきであり生き残って恐怖を刻まれた、などそんな甘い例は絶対に無いのだ。

 が、もしもフリーザのパワーを受けて死なないのならば………それは手加減されたからでは無い、フリーザの攻撃を耐えられるポテンシャルがある、それしか無いのだ。

 故にタゴマ達が生き残りながら恐怖や非情さを味わったと言う発言はフリーザと言う人物を知る者からすれば矛盾の塊である為、この2人が自身のポテンシャルもフリーザと言う者を全く理解していないと自白ずる物なのだ。

 

「更に2つ目、フリーザ様は目を付けた戦士がより強くなる事に期待を込めた時以外は直接手解きなどしない!! 

 これは先程の話にも繋がる事柄でもあり、突然変異が如き戦闘力が発揮出来る器の持ち主以外の戦闘員はザーボンとドドリアが叩き上げる程度しかしない、つまりは選りすぐりのエリート戦士になる素質を見出されたと言う大変栄誉ある事なのだ!! 

 事実貴様達以外の兵士はザーボンとドドリアが鍛えていた、違うか!?」

 

「あ、ぐ、ぐぐ………!!」

 

 更に2つ目の訂正をタゴマ達に投げ掛けるギニューに当人達は地獄のトレーニングを瞬時に思い出し、フリーザ様は確かに自分達を鍛え上げていた事、それ以外の兵士達はザーボン達側近が鍛え上げていたと全く間違っていなかった! 

 その力強いフリーザへの絶対的な信頼と忠誠から裏付けられた言葉にタゴマもシサミも何も言い返せず、物陰に隠れていたソルベも裏切り者のギニューが何故此処まで………自身よりもフリーザ様への理解度が高いのだと困惑していた! 

 

「それ等を全く理解せず非情さだの恐怖だの口にして、自らの器も見つめられない貴様達は俺達特戦隊やザーボン達からすれば二流止まりなのだ!! 

 よってこのギニューが直々に教えてやる、フリーザ様から受けた恩寵と期待、それを理解した上で徹底的に鍛え上げればどうなるかと言う事をな!!!」

 

【ビュォォォォンッ!!!!】

 

 そしてギニューは、フリーザ様からの恩寵を受けた特戦隊達の長としてその死後も徹底的に鍛え上げた末、アルティメット化………老界王神による術を受けた者の潜在能力を限界以上の解放と言う手段も取り入れてなおも鍛え続けたその戦闘力を完全に解放する!! 

 結果、悟空達が感じるそれは敵対者のタゴマやシサミを大きく超えた気を放つに至っていた!! 

 

「は、はぁ!? 

 か、過去の遺物如きが………戦闘力、85兆、だとぉ………!!!?」

 

「ス、スカウターが故障したのか!?」

 

「フッ、地球技術の推移を集めてツフル人の技術を完全再現したこのスカウターが故障するなど絶対にあり得ん。

 最もそれを分かっていない者にそう言っても信じて貰えんがな………はぁ!!!」

 

【ブォォォォォォンッ!!!】

 

 シサミやタゴマはスカウターが弾き出した数値が故障した物だとして信じようとしない所でサウザーもアルティメット化の力を完全解放し、ギニューと同じく85兆の戦闘力を発揮する!! 

 その会話をスカウターの連絡機能から捉えたフリーザ達3人は矢張り聞いていた通りキコノが地球の技術者達の協力を得てツフル人の作ったスカウターのデッドコピーだった物をオリジナルと遜色無い所か完全に再現して作り上げたと理解し、宇宙の天才技術者達が集まればこうもなるかとして益々地球の価値が彼等の中で上がっていた。

 一方ソルベはそんな会話を聞いてもなおも信じられず裏切り者と辺境惑星の技術者が手を組んだだけで失われたツフルの技術を復活させられる訳が無いと現実逃避していた。

 

「さあ行くぞ若造共!! 

 ギニュー特戦隊隊長のギニュー様の力を見せてやる!!」

 

「無論クウラ機甲戦隊隊長サウザーも続こう!! 

 そして思い知らせよう、貴様達がフリーザを理解せず表面上の物しか吹聴しない事はそれ即ち兄で在らせられるクウラ様への侮辱でもある事をな!!」

 

「だ、黙れぇぇぇぇぇぇ!!!! 

 過去の遺物如きが粋がるんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

【ビュォォォォンッ、ドガァァァァァァァァ!!!! 

 バギバシバシドガバギビシドガバシバギビギドガドガバギ!!!!】

 

 ソルベと同様現実逃避をしたタゴマとシサミに戦闘前のファイティングポーズ………フリーザ達は見てると恥ずかしくなりそうなポーズでは無く、キレがあり洗練されフリーザすらも「ほう」とつい呟く程に格好良く昇華されたポーズを2人が取りながら戦闘が始まる!! 

 タゴマとシサミはそれぞれギニュー、サウザーに攻撃を与えようとするが長年の経験値や戦闘力、戦闘の技術力の差で攻撃の悉くがテレフォンパンチやキックと化して見切られてしまっていた! 

 一方ギニュー達は筋肉の動きや視線、気の流れ等で何処を防御するか、どう対処するかを見切った上でそれ等を超えるパンチやキックを当て続け、フリーザにより鍛え上げられた結果上がった異常な耐久力も飾りになる様に無駄の無い最小限の動きで最大の威力を叩き込みダメージを蓄積させる!! 

 

「おっ、隊長達やってるじゃねぇか!! 

 なら俺達もやるぞ、お前等全員止まれ!!」

 

「グルド、ナイス念力だぜ!! 

 よぉ〜し、俺達も負けてられないぜ、リクームイレイザーガン!!」

 

「クラッシャーボール!!」

 

「ライジングシュート!!」

 

【ズドォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!】

 

 そんなギニューの活躍を見たグルドが戦闘力80兆の金縛りを行い、リクーム達も各々の必殺技をフリーザ軍兵士達に叩き込むと大爆発が起こりバタバタと兵士達は墜落して行った。

 なおリクーム達は元フリーザ軍の誼で命までは取らず精々戦闘不能になり動けなくなる程度に手加減しており、勿論ベジータやブロリーは殺れるなら殺れと思っているのだが元はフリーザ軍だった特戦隊の立場を考えればこうもなると悟空達は考えていた。

 

「オラオラオラァ!! 

 こんな程度で地球を落とせると思ったら大間違いだぜ!!」

 

「俺達クウラ機甲戦隊の力を舐めてるんじゃねぇぞお前等!!」

 

【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガァァッ!!!!】

 

 更にドーレ、ネイズも格闘戦でフリーザ軍兵士達をノックダウンしてそのまま地面に放置し、戦闘終了後に地球の衛星軌道で待機してるクウラ軍の兵士達に彼等を拘束させるつもりでいた。

 勿論これはクウラの命令であり、このフリーザ軍がソルベ達に扇動されて参加したのか、或いは自身の意志でクウラ軍に反旗を翻したのか確かめて正当な裁定を下す為である。

 それに合わせてヤムチャや餃子も加減して戦っており、しかも準前線メンバーはまだまだ余裕が見られる為一般兵如きでには遅れを取る事は先ず無いと最前線メンバーは判断していた。

 

「くらえ、ミルキーキャノン!!」

 

「サウザーブレード、はぁぁぁぁ!!」

 

『く、クソォォォォォォォォォォ!!!!!!!』

 

 その間にギニュー、サウザーも苦戦する事無くタゴマとシサミの両者を下し、戦闘力に見合わない耐久力も所詮上手く扱えなければ宝の持ち腐れであり………何よりこの2名は自身の才覚を十全に理解出来ていなかった。

 それによりギニュー達が付け入る隙が大きく生まれたが故にこの様な結果となったのだ。

 本当に惜しい人材だった、ギニューはそう思いながら次にザーボンとドドリアの方に目を向けるとドドリアは旧ナメック星での因縁を返す為かヤムチャと餃子に向かって飛び立ち、一方ザーボンはギニューとサウザーの前へと飛んで来る! 

 

「どうやら俺達の相手はお前の様だな!」

 

「旧ナメック星では実力も出せずに殺られちまったからな、今度はキッチリ勝負しようぜ地球の戦士達よぉ!」

 

「………我々は何も語る事は無いなザーボン。

 では………行くぞ!!」

 

「フッ………!!」

 

 その直後ヤムチャと餃子はドドリアと、ギニューとサウザーはザーボンと戦闘を開始する!! 

 ヤムチャ達は特訓を繰り返した結果85兆の戦闘力を得て最前線メンバーを除けば地球で最も強い戦士達へと成長していた、

 しかし………その相手であるザーボン、ドドリアもまた地獄でジャネンバ事件より前はバーダックとの闘いで、それ以降はイメージトレーニングで戦闘力を上昇させ、更にタゴマとシサミ同様フリーザの手解きを受けた結果戦闘力は84兆とヤムチャ達と大差無い物に仕上がっていた!! 

 しかもタゴマ達と違い己の力を全て理解してる2人にはあの二流の未熟者達の様な闘い方が出来ず拮抗した闘いを演じる他無かった!! 

 

「狼牙風風拳!!!」

 

「オラオラオラオラオラオラ!!!!」

 

【ガシガシカシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシッ!!!!!】

 

 ヤムチャの狼牙風風拳をドドリアは格闘ラッシュで相殺し、拳同士がぶつかり合う音が鳴り響き何方も一歩も譲らない闘いを繰り広げる!! 

 更にドドリアは餃子の超能力を警戒して隙を見つけては攻撃を繰り出して金縛りをする間を無くして地球戦士2人相手に互角に立ち回っていた!! 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「ふっ、はぁ、せい!!」

 

【ドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギ!!!】

 

 更にギニューもあのザーボンが此処までの成長を遂げている事を驚きつつ、しかしこれ程のパワーアップを体験して嬉しくもある自分が居る事も理解しながらこの戦闘を楽しんでいた!! 

 ザーボンもまさか此処まで鍛え上げた自身でも互角にしかならない程ギニューがボディチェンジをせず成長し続けた事を素直に称賛しながら拳や蹴りを放っていた!! 

 

「隙ありだ、ザーボン!!」

 

「ふん!!」

 

【グンッ!! 

 ガギィ!!!】

 

「な、何だとぉ!!!?」

 

 そんなザーボンの隙を狙いサウザーがその身体を斬り裂こうとしたが、ザーボンはラグタイム無しの変身………ザーボン自身が醜くなると毛嫌い封じていた変身を即座に使用してサウザーブレードをプロテクターと変身後の耐久力の両者を合わせて肉体で受け切り、更にサウザーの右腕を掴んでギニューの方へと放り投げた!! 

 無論ギニューはサウザーを受け止めて態勢を立て直し、その間にザーボンは再び変身を解いて美形の容姿に戻っていた! 

 

「ザーボン、お前………その変身は醜くなるから封じていたのでは?」

 

「ああ、旧ナメック星で死ぬまで、な。

 だが地獄に落ちてから………何故私は負けたのかと何度も何度も己に問い掛けて答えを探していた。

 その結果、変身後の姿を受け入れられなかった私の弱さが敗北を招いたのだと気付き、其処からはドドリアと共に変身のタイムラグを減らすトレーニングを行いつつもう一つの私の姿を受け入れる覚悟を宿したのだ! 

 この美しい姿も、醜い姿も全て含めてザーボンなのだと…こんな簡単な事に地獄に落ちてから気付くのは我ながら情けない話ではある。

 しかしそれでも、地獄での全てのトレーニングもこの世に蘇った今ならば意味がある物に変わったのだ!! 

 そしてフリーザ様と共に更なるトレーニングを己に課し、2つの姿を上手く使い分ける戦略を身につけた!! 

 ギニュー、サウザー、今の私は最早昔の私と同じと思ったら大火傷をするぞ!!」

 

 ギニューの疑問にザーボンが熱く答えると、サウザーも含めてこのザーボンと言う男はその死後に自らの弱さを克服したのだと悟る! 

 更にドドリアの方にも目を向ければ側近の中でも始末屋気質、頭の回転も其処まで悪くなかったあの男も何処か変わった雰囲気を醸し出しており、しかも直接の死因であるヤムチャ達との闘いを純粋に楽しんでる様であった! 

 ギニュー達は幹部の座に胡座をかいていたザーボンとドドリアが一皮剥けて自分達の一流の戦士に成長していると確信し、これには厄介だと思いつつも一方は元フリーザ軍の同志、もう一方は自身と立場が似てる男達がこうも強くなっては楽しまずにはいられないとして互いに笑みを浮かべるのであった!! 

 

「ふむふむ………ザーボンさんもドドリアさんも中々楽しんでいる様ですね。

 お陰で私も見てるだけで身体がどんどん温まって来ますよ。

 ふふふふ、この熱が冷めぬ様にするには………矢張り私も闘わないと、ですね。

 皆さん、道をお開けなさい! 

 このフリーザ様が直々に出ますよ、巻き込まれたくないのでしたらクウラや孫悟空達の側から早々に下がりなさい! 

 勿論動けない者を下がらせる事もお忘れしない事ですよ!」

 

『フ、フリーザ様が前に出られるぞ、下がれ下がれ!!』

 

 その戦闘の熱に当てられたフリーザは肩を鳴らしながら自分用の小型ポッドから降りると直立不動のまま宙に浮くとそのまま真っ直ぐ悟空、クウラ達最前線メンバーの下へとゆっくりと移動を開始する! 

 無論その前にフリーザ軍の兵士達に戦闘不能で動けなくなった者も合わせて退避命令を指示し、ザーボンとドドリア以外の兵士達はタゴマ達を含めた気絶した兵を抱えて後退し始めた! 

 一方悟空達やニィープ、クウラはフリーザが動き出した事でゆっくり前へ歩き出していた。

 そして、復活したフリーザとZ戦士最前線メンバーの闘いの幕が今開かれようとするのであった………!!




此処までの閲覧ありがとうございました。
タゴマ達とザーボン達の違いを描きつつ、タゴマとシサミと言う若造に勝つベテランのギニューとサウザー、更にヤムチャ達だけで雑魚兵は倒せると言う事も描きました。
次回からフリーザが動きますが、それがどんな風になるかお待ち下さいませ。
此処で悟空達の戦闘力の変化ですが、書くと長々となりますので文章にしますが悟空達190兆や188兆、180兆のメンバーはそれぞれ230兆、226兆、200兆になり2人のブウは180兆、トワは160兆に、ヤムチャ達準前線メンバーは85兆までパワーアップしてます。 後はザーボン、ドドリア、更にタゴマとシサミの戦闘力を書きます。

ザーボン
通常形態:84兆
変身形態:96兆(スピードがやや落ちるので普段は通常形態、超接近時の攻撃や気功波の時に即時変身する)

ドドリア
最大戦闘力:84兆

タゴマ・シサミ
最大戦闘力:72兆

因みにソルベは戦闘力1300程度、コルド大王は地獄でも復活後もトレーニングしなかったので1億3000万で止まってます。
つまりコルド大王が子供のネーヴェにでも見つかってしまえばあっさり鎮圧されます。

次回もよろしくお願い致します!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。