DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第68話目を更新致します。
投稿しようとしたらネット回線が丁度切れてリロードしなきゃならなくなり、前書き等が吹き飛んでました。
おのれクソWi-Fi………。
今度からは完全な予約投稿に切り替えます(1敗)
さて、破壊神シャンパ編は恐らく何時も通り短めに終わらせられると思いますのでそのつもりでよろしくお願い致します。
では、本編へどうぞ!



第68話 第6宇宙との対決!破壊神選抜格闘試合!!

 クウラとフリーザは夜明けまで語り合い、様々な取り決めを交わし合った結果フリーザ及びザーボン、ドドリアの3名やフリーザ軍は流石に悪名が大き過ぎるのでニィープコンツェルン傘下の偽装企業………但し業務実態はありちゃんとした手順で起業してる………として地球で過ごす流れとなった。

 無論本来の所属はクウラ軍傘下のF部隊と言う事になり、有事の際には動く事となった。

 そしてその一環としてフリーザはコルド大王の隠れ家を襲撃し逮捕する作戦を決行、騙す形になるが最早己を鍛え上げる事すらしない怠惰な父に情けを掛ける理由も無いのでそれは即有言実行となった。

 

「フ、フリーザ………まさかお前までワシを………いや、もう時代はワシの様な老害は必要無い、と言う訳だな…」

 

「ふむ、引き際を弁えてる辺りは流石は腐ってもパパと言った所でしょう。

 安心なさい、フリーザ一族の威光は貴方の想像とはまた違う形ですが大いに輝き、この宇宙のトップ層に君臨するでしょう。

 最も、流石に星の地上げは廃業に成りますがね」

 

「………それも良かろう、腑抜けていたのはクウラでは無くワシなのだからな………」

 

 そうしてフリーザが行動を起こして僅か数時間でコルド大王は逮捕され、今やクウラ軍傘下となった銀河パトロールに身柄を引き渡され裁判を待つ身になった。

 なおこの際にクウラ、フリーザはコルド大王の罪状は軽く無い事を理解してるので極刑すらあり得るとも判断してるが私情で法を曲げるのは在ってはならないのでこれが今生の別れになる事も覚悟していたのであった。

 

「………さて、貴方の傘下企業となったからには私を上手く扱って下さいよニィープさん? 

 でないとCEOの座を奪っちゃいますよ?」

 

「ご心配無く、これでも私の頭には傘下企業の各データも社員の傾向もきっちり入ってますから適材適所、餅は餅屋としてブラック企業に成らない様に注意しながら効率的に、更に顧客に寄り添った業務をさせるとお約束させますよ。

 無論その分福利厚生は完璧に且つ優秀な人材には昇進の機会も与えますよ。

 私これでもクウラ様の隣で色々学びましたからね」

 

 そしてそれに同行していたニィープにフリーザはこの話が分かるサイヤ人の中でも頭が良い、地上げ屋の仕事も他のサイヤ人と違いきっちり星を売る際の環境を整える、逆らわない星の住民には交渉する等を幼い頃からしてた事を思い出しながらその手腕を見届ける気で居た。

 勿論何か失態があれば突く気でも居る………のだが、あの兄が隣にずっと仕えさせたこの女がそんな隙を晒す事は先ず無いだろうとも考え地球での業務を熟そうと考えるのだった。

 なおその後フリーザの興した企業であるフリーズカンパニーはニィープコンツェルンの傘下企業の中でも有数の実績を残し、全体の業務実績がそれに釣られて上がったりニィープの手腕が良過ぎて競合他社のブラック企業を泣かせる事になるのは別の話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フリーザが復活し、地球に滞在する事にそれから数日が経過した頃、ニィープやクウラ、セルや頭の良い組はフリーザも加えてカプセルコーポレーションの敷地内で悟飯が学者としての論文を発表した事を聞き早速それに目を通し中々良い論文であると太鼓判を押していた。

 フリーザも矢張り孫悟飯はあの孫悟空の息子とは思えない程頭の出来が違うとも思いながら、あの幼子が今では一児の父となった事に時の流れを感じずには居られなかった。

 なお悟空の作った野菜は美味かったのでその点だけは認めるとして彼の農家の腕を買う事となってたのは皮肉である。

 

「うーん、にしても平和だねニオ、ニィープ。

 ほんの数日前まではフリーザが復活して大騒ぎだったのにもうこの星は長閑になってるよ」

 

「それだけこの星がのんびり気質なんですよ18号」

 

「うんうん、それも地球の良い所だよね〜」

 

「本当、この星に生まれて良かったと思えますよ」

 

 そんなクウラ達の隣ではニィープ、18号、ニオ、21号と闘う主婦組がお茶会を開いて互いに菓子を摘み紅茶を飲みながら地球全体ののんびり気質について話し合っていた。

 ニィープもこんな星だからこそ血の気が多いサイヤ人も釣られて穏やかさに拍車が掛かるのだと思い、改めて地球とは不思議な星なのだとしながらチーズタルトを口にしていた。

 横でクウラが進めたケバブを食べていたフリーザもほんの数日だが過ごしてみてそれが良く分かり、且つ何故か馴染むのが早いとも考え矢張り見ただけでは分からない価値に満ち溢れた星だと思っていた。

 

「【シュン】やあ、ニィープにクウラ達、フリーザも思ったより早く馴染んでるみたいだね。

 あ、何か美味い物を頼むよ」

 

「ビルス様、本当にフッ軽過ぎてこっちも感覚が狂いますよ。

 え~と美味い物………あ、初心者向け麻婆豆腐なら直ぐ作れるから待ってて下さいな」

 

 其処にいきなりビルスとウイスが来訪し、何か食べ物を要求して来たのでニィープは何時も食卓で出す奴では無く一般的な麻婆豆腐を作るとして席を立ち、ついでにニオも付いて行った。

 ニィープの麻婆豆腐と聞き一瞬クウラ達辛い物が大丈夫な組以外はビクッとしたが、初心者向けと聞いたのでホッとしていた。

 なおフリーザはまだニィープが普段食卓に出す麻婆豆腐をまだ食してないのでどんな物なのか想像していなかった………それが後々身体の芯を熱くさせて極限の辛さの中にちゃんとした旨味が詰まってると言う恐ろしいバランスで成り立ちその辛さに中毒性すらある物と知るのはもう直ぐの話である。

 

「はい、ブルマの使う台所を借りて接客で作った初心者向け麻婆豆腐です。

 ピリ辛なので普通に食べられますよ。

 オマケにニオ特製餃子も付けてみました」

 

「ふむふむ、これが麻婆豆腐ね………どれ、あむ、もぐもぐもぐもぐ………むっ、ピリッと来る辛さに旨味が凝縮されたこの味、美味いぞ!!」

 

「あむ………う~ん、なかなか美味ですね〜。

 こちらの餃子も………あむ………美味〜〜〜い! 

 肉餡とタレの組み合わせが絶妙で曲になりますね〜!!」

 

 それからビルス達はニィープとニオの出された料理の虜になりながらその味を堪能し、中華料理と言うジャンルにも興味を示すのであった。

 因みにビルスは単純に辛過ぎる物にはキレるが辛さの中に旨味を忘れず料理と言う器の中に収めているならばちゃんと食べてくれるのだ。

 しかしそれでも辛過ぎると思わず悶えるのでまだまだ辛さ慣れはしてない方である。

 ウイスも辛過ぎる物は其処まで食べてないので極度に辛い物は控えてる方である。

 

「まぁ私やラディッツ、ルリアの食卓で出す麻婆豆腐はこんなに甘口では無いんですよね〜。

 極限の辛さと旨味の融合を追究し過ぎて辛さ慣れしてない方にはとても出せない代物なんですよ」

 

「態々頼まないと出さない位にはね………」

 

 其処にニィープが自身の良く作る麻婆豆腐の話が出たのでビルスとウイスは極限の辛さと旨味と聞き、それが如何なる物なのかと気になり始めていた。

 が、今は其処まで辛さを求めてる気分では無いのでこの麻婆豆腐で満足している。

 そうして出された料理を食べ終わり腹が膨れたのでこの星へと来た本題を話そうとビルスは考えていた。

 

「ふう、さて………ボクが態々クウラとニィープとかが集まってる所を狙ってやって来たのは他でもない、重要な話があってやって来たのだ。

 なのでお前達、心して聞くが良い」

 

「むっ、ビルスが真剣な話を持ち込んで来るのか………ああ、勿論聞こう。

 ニィープ、済まないがお前達も主婦会は一旦お開きにして聞くとしてくれ」

 

「(………あ〜、この時期と言えば第6宇宙の………もうそんな時期か)はい、分かりました。

 皆、お菓子とかを片付けてビルス様の下にテーブルを近付けて話を聞きましょう」

 

 ニィープはそれから前世の記憶を辿り復活の「F」の後は第6宇宙………この世界には12の宇宙があり今ニィープや孫悟空達が居る宇宙は第7宇宙であり、件の第6宇宙は第7宇宙の対になる宇宙であると言う壮大な背景が存在する。

 そしてフリーザ復活後直ぐに第6宇宙の破壊神でありビルスの双子の兄弟であるシャンパが地球の美味しい食べ物を欲しがるが第6宇宙の地球は文明が愚かな戦争をした事で滅びていたので第7宇宙の地球と交換する為に破壊神選抜格闘試合を開く事になったのだ。

 無論第7宇宙にメリットが無さそうだが………シャンパは第6、第7宇宙に点在する全てのドラゴンボールを超越する最上位の物、あらゆる制約が無く文字通り何でも叶う『超ドラゴンボール』を既に7つ集めてる為第7宇宙が勝てばそれを使う権利をやると言う流れなのだ。

 しかし地球が賭けられているのでニィープとしても負けていられないと内心で思っていた。

 

「実はな、この宇宙………第7宇宙と対になる第6宇宙の破壊神、ボクの双子の兄弟のシャンパと色々揉めちゃってね。

 地球の自慢をしたら向こうの宇宙の地球は滅びてるから第7宇宙の地球と交換する為に3日後に破壊神選抜格闘試合を開く事になってしまったんだ。

 破壊神同士が争うと互いの宇宙を壊し合う闘いになるからそれを防ぐ為にね」

 

『………はっ?』

 

 クウラを初めとした面々は当然ビルスから語られた破壊神選抜格闘試合の経緯を聞き耳を疑い、しかしそれはウイスの反応で真実となりこのだめ猫神は何勝手に地球を賭けてやがるんだと非難の感情が湧き上がっていた。

 しかし前世の記憶持ちであるニィープは比較的冷静に………しかし矢張り非難の感情を持ちつつも会話を進める。

 

「はぁ、それで? 

 我々が勝てばどんな物を向こうは提供して頂けるのですか?」

 

「うむ………シャンパの奴が無断で第7宇宙に侵入してセコセコと願い玉を集めてたらしくてね、7つ揃ったその願い玉………お前達に分かる様な名で呼ぶならば超ドラゴンボールで願いを叶えて良いとの事だ。

 はぁ、まさかこんな事になるとはボクも少し迂闊だったよ………だからお前達、良いか、地球を失わない為に絶対に勝てよ!?」

 

「ビルス………アンタって神は………いや、破壊神は自由気ままで気紛れ、それを親父やベリブルから教わってるから抑えろクウラ………!! 

 ふぅ~………………分かった、取り敢えず破壊神が戦士を選ぶのだろう? 

 ならばさっさと選手候補を選んでくれ」

 

 それからビルスは第7宇宙が勝利した場合は矢張り超ドラゴンボールを使う権利が与えられると話し、地球を失う方の対価に見合わない物を答えるとクウラは何とか自制して選抜メンバーの選定を促す。

 ニィープはクウラの涙ぐましい努力に思わず同情の涙を流しそうになるが、話がややこしくなるので勿論流さなかった、女の涙とはそれ程重たいのだ。

 

「無論お前達地球に居る最前線メンバーとフリーザや同程度の実力者のナッパだ! 

 その中から5人選ぶが、孫悟空とベジータは破壊星で既にこの話を知ってるし勝つ為なら相手が誰であろうが圧倒的な実力差でねじ伏せてやるんだ!! 

 其処で3人を何とか選ぶ、そしてシャンパの奴に一泡吹かせてやるんだ!! 

 因みに、ベジータの提案で簡単な知力テストをする予定だから勉強はしてろよ!」

 

「ふーむ………ならば此処は公平に何らかの物で選出しよう。

 じゃんけんでもくじ引きでも構わん、兎に角我々の中から選び抜かれる事を前提にするのだ」

 

 そうして選出メンバーは5人中2人は悟空、ベジータで固定され他の者達は何らかの物で選ぶとセルから提案されたので皆それに従う。 しかし知力テストと聞いた瞬間魔人ブウは片割れのミスター・ブウがこれに引っ掛かるとしてこの時点で選出メンバー候補から外してしまっていた。

 どの世界でもミスター・ブウの知力は最前線メンバーの中でも下から数えて1番なのだ。

 

「ならばウイス、今くじを作れ!! 

 3日後までにぜっっったいにメンバーを選び抜くんだ!!」

 

「はい、では………【ポン】ハイ出来ました〜。

 それでは皆様どんどん引いて当たりくじを当ててくださ〜い! 

 外れた人はそれで終わりですし、私の前ではくじの不正は出来ませんよ〜!」

 

「では提案者の私からだ。

 ふむ………むっ、ハズレだ」

 

 それから直ぐに最前線メンバーによるくじ引きが開かれ、ニィープが電子パットでナッパを含めて最前線メンバーをカプセルコーポレーションに直ぐに来る様に命じると悟飯も含めて丁度来れるのでさっさとくじを引かせたいビルスはウイスの術で全員をカプセルコーポレーションの敷地内に呼び寄せた。

 そうしてくじは引かれて行きセル、魔人ブウ、フリーザ、18号、21号、ニオ、ナッパがハズレを引き選出メンバーの権利を失った。

 次にニィープが当ててやると意気込みくじ箱に手を突っ込み当たりと思われるくじを選び………そして勢い良く引いた! 

 

「………っし!! 

 大当たりよ!!」

 

「ぬぐう、ニィープに取られたか………まあ仕方あるまいか。

 此処は譲ってやろう」

 

「ならば次はこの俺だ………………フフフフフ、当たりは残り1個だな」

 

 そしてニィープ、続いてクウラがくじを引き当ててしまいクリリンも「そりゃ無いよ!!」とボヤいて居たが当たりは当たり、ウイスが何も言わないので不正は絶対にあり得ずビルスもそんな指示は出していないので純粋に2人の引き運が良かっただけなのだ。

 それからブロリーが引くが、矢張り残り1個となったくじを当てるのは至難の業である為引けなかった。

 次に悟飯が引くが此方も外れた、しかし応援は誰でも呼べるのでビーデルや生まれたパン、母であるチチも読んで悟空達を応援しようと決めるのだった。

 

「では俺だな………………………むっ!! 

 最後の1個はこの俺が当てた様だ」

 

「あぁぁぁぁぁぁ!!! 

 ピッコロが俺達が引く前に当てちまった〜!!」

 

「クリリンさん、此処は大人しく応援に回りましょう? 

 ほら、クリリンさんも休暇がそろそろ欲しいって言ってたじゃないですか〜」

 

 そして最終的にピッコロが最後の枠を引き当てて5人目が決まる。

 クリリンや天津飯達は残念がるが、これもくじ運の差だとサタンは諦めつつ不満を漏らす者の緩衝材となっていた。

 そんな中ニィープはそう言えばモナカとか言うパンピーを選出メンバーに加えるとかの話があったと思い出していたが、結局5枠全て埋まったのでモナカの話は無くなったのかと思っていた。

 

「いや〜本当はモナカってメッチャクチャ強い奴を加えたかったんだけど〜、悟空達やお前達はまだまだ上を目指す意欲が滅茶苦茶あるからちょっとだけ待ったを掛けて良かったなぁ〜! 

 まぁ仕方ないから観客として呼ぶけどな〜! 

 こんな強い奴がこっちには沢山残ってるのにお前負けてやんのってシャンパに自慢する為に〜!!」

 

「(あ、この猫神めカカロットや私達の態度によってはモナカを加える気だったな。

 マジで危なかった………貴重な1枠がパンピーで埋まる所だった)」

 

「(モナカ………? 

 そいつは確か惑星ワガシで真面目な配達員をしてる一般人じゃなかったか………? 

 まさかビルス………アンタは俺達の態度の如何様によっては貴重な1枠を潰す気だったのか………!!)」

 

 しかし、ビルスはモナカを加える気だった事をあっさりカミングアウトするとニィープは貴重な1枠を潰されず危なかったと考え、一方クウラは宇宙連盟に加盟した惑星ワガシを知っており、しかも宇宙的に有名な配達業務をする中で真面目な人物としてピックアップされてたので記憶しておりビルスが5人の選手の1枠を潰す気だったと知り憤りを覚えプルプル震えていたが、『破壊神は自由気ままで気紛れ』を何度も何度も脳内で唱える事で怒りで大声を大声を上げる事を何とか阻止していた。

 そしてそんな様子をニィープが気付かない訳が無く「(クウラ様、お労しや………)」と全員に見えない様に振り返って目から液体がツゥーっと流れるのであった。

 兎にも角にもこれで選出メンバーが実力者の中でも選りすぐりの最前線メンバーのみで構成された事により不安は無く、残り3日後を待つのみであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから3日後、悟空達がズノーの下へ行き超ドラゴンボールの詳細を聞いたり選出メンバーがスパーリングをして身体を温め合う等のベストコンディションに整えながらウイスの高速移動術で観客であるチチやビーデル達、更に選ばれなかった最前線メンバー達やヤムチャ達にケンや老界王神を含めた界王神組、オマケに何故か試合を見たくなったと言う理由で第10宇宙の界王神ザマスまでを加えた大人数で第6宇宙と第7宇宙の中間に位置する『名前のない星』へと移動し到着した。

 

「此処が名前のない星………もう全部整ってますね〜」

 

 其処には透明なドームが存在し、中には入れば大気が存在し武舞台も控室も観客席もあり、更には2人の破壊神の大きな肖像画があり色々と整っていた。

 因みにモナカも移動メンバーの中にキッチリ居たがビルスが強い奴だけど今回は観客席だと言っていた。

 無論悟空のパンチを受けて痛がってたのでニィープはご愁傷様と思っていた。

 

「ようビルス、きっちり5人の選手は選んだんだよなぁ〜?」

 

「ああ勿論だともシャンパ。

 しかもこっちは切り札のモナカや多くのメンバーを残してお前のチームに勝ってやるから覚悟しろよぉ〜?」

 

「はぁ〜? 

 そんなに強い奴を出さないなんて随分余裕だなぁ〜? 

 まぁ〜、それで負けたら恥ずかしいったらありゃしないんだがなぁ〜!! 

 な〜はっはっはっはっはっは!!」

 

 それから直ぐに破壊神シャンパとビルスによる口喧嘩が起こり、2人はバチバチと火花を散らして完全にやる気満々と言った様子を見せていた。

 無論闘うのは選抜された選手なのだが、悟空は向こうの選手にフリーザみたいな奴が居たりベジータもサイヤ人らしき人物が居ると知り驚いていた。

 無論クウラもフリーザ一族に似た者が居るのは驚いていたが、それよりもロングコートの男に注目が向いていた。

 当然ニィープもその男………第6宇宙最強の男にして生きる伝説の殺し屋と謳われる『ヒット』を警戒していた! 

 

「(そう、『ボタモ』とか超サイヤ人に覚醒しても『キャベ』や『オッタ・マゲッタ』は私達1人で抜く事が出来る。

 問題はヒット………アイツの技や特殊能力と成長の可能性に気付いた際の成長スピード!! 

 コイツ1人で現状私達がやられる可能性がある………油断は出来ない!!)」

 

 ニィープはヒットの力をN.K.でこの破壊神選抜格闘試合内で最大限の脅威度を誇ると考えており、コレを破れる可能性があるのは悟空やクウラ、そして超サイヤ人4の耐久力でゴリ押し出来る自分しか居ないのでこの3人がヒットに負ければ第7宇宙は負けるとして最大限の警戒心と闘争心を滾らせていた! 

 体力をこの3人で削り切ればベジータやピッコロにも勝機はあるがそれは薄いとも考え、絶対に悟空達で勝たねばならないとしていた!! 

 

「ではそろそろ知力テストを始めますのでそれぞれの控え室へ移動して下さい」

 

 それからそれぞれの選出メンバー達はそれぞれの控え室へと移動して知力テストを受けていた。

 1番怪しいのは悟空だったが、ニィープが早期に働かせたり免許を取らせたりと精力的に動いて来た結果、原典の物語よりも点数が取れて赤点ギリギリは避けて良くも悪くも無い点数で通過していた。

 因みにベジータは下から数えて4番だが悟空と比べたら全然点数が良く取れておりケアレスミスが無ければ満点も行けたかも知れないとサイヤ人の王子としての教養の良さが発揮されていた。

 なお他3名は当然の如く満点であり余裕で知力テストは通過となった。

 

「いや〜、義姉ちゃんが悟飯が子供の頃から色々と教えてくれたお陰でそれなりに良い点取れたぞ! 

 ありがとな義姉ちゃん!」

 

「ふん、それでも俺達と比べればドベも良い所だがな。

 貴様も社会人ならもう少し点数を多く取れカカロット!」

 

「そんなベジータはケアレスミスで満点逃ししちゃってるから私達には威張れないよね〜? 

 良かったわね〜下には下が居て〜」

 

「何だとニィープ!!! 

 貴様この場でぶっ殺されたいか!!!!」

 

 そんなサイヤ人3人はそれぞれテストでの感想やベジータとニィープはマウント合戦に発展しクウラもピッコロも『良い年した大人がみっともない!!』と喝を入れる事になり、ニィープはその場でしまったと思い、ベジータも舌打ちしていた。

 矢張りサイヤ人は悟空以外は知力テストだろうが上を取らないと気が済まない質なのだとでクウラ達は判断し、悪い意味で戦闘民族の面が発揮された事に頭を悩ませていた。

 最もニィープの場合は良くある悪友とのテストの点数勝負をやってるだけだったので即座に反省し童心に帰る事を止めて試合の方に集中していた。

 

「知力テストは通過したみたいだな。

 ならば次は試合ルールのおさらいだ。

 試合形式は1対1の勝ち抜き団体戦、武器の使用や相手の殺害は禁止されてる。

 お前等は未来のトランクスみたいな武器を使うタイプの戦士じゃないし加減が出来るからまぁ大丈夫だろう。

 問題は先鋒、次鋒、中堅、副将、大将に誰を添えるかだ。

 試合開始までに審判にこの紙に書いて提出する必要がある」

 

「それなら私の考えとして先鋒はクウラ様、次鋒はカカロット、中堅はピッコロ、副将は私、大将はベジータで良いと思いますね。

 何なら次鋒までに5人全員倒すのもアリですよ」

 

「ニィープ………まさかまたN.K.による警戒か?」

 

 その後控え室から一旦外に出てビルスの下へ集まるとニィープが率先して誰から出るかを提案した事にクウラがN.K.、ニィープの前世の記憶による知識から来る警戒かと問いていた。

 ビルスはN.K.と聞いて本格的に悟空達に介入し始めた頃にニィープがあの大界王神ケンと同じ前世の記憶持ちと聞いていたのでその時はふ~ん程度の印象だったが、今回は地球が景品として掛けられているのでビルスも真剣な表情を浮かべていた。

 するとニィープは首を縦に振りながら第6宇宙の戦士達を見ていた。

 

「クウラ様、貴方は一瞬フリーザ一族に似たあの男を見ましたけど直ぐに視線があのロングコートの男に向きましたよね?」

 

「………ああ、奴の雰囲気はクウラ軍の長としてあらゆる人材を見て来たからこそ分かる。

 奴は殺し屋だ、しかも相当な手練れ………恐らく第6宇宙最強の戦士は奴だろう? 

 ニィープ、お前も俺の隣で見て来たのだから前世の記憶抜きで雰囲気で察せられる筈だ」

 

「ええ、他の4人は言っちゃなんですがこの5人ならば1人で勝ち抜ける程度の力しか無いでしょうけど………あの男は別。

 フェアプレーの精神で能力等は明かしませんけど………確実に私達5人に勝ち得る可能性を秘めた存在ですよ。

 だからもうこの選出は初めから飛ばす以外の意味は余り意味が無いです。

 私達5人であの男、ヒットを如何に攻略するかの勝負ですよ」

 

 それからニィープとクウラは会話を交わし、悟空達も2人が警戒した男………ヒットと言う名の殺し屋戦士に興味を持ち、神次元の領域へ踏み込んだ自分達に勝ち得る可能性があると知り闘志がギラついていた。

 その視線にヒットも気付き静かに此方を見始め………ベジータやピッコロも、悟空も2人が警戒した理由が肌で伝わって来た。

 コイツは強い、ニィープのN.K.による警戒も矢張り的外れでは無いとその寡黙で冷徹な雰囲気で理解したのだ。

 

「成る程な………良いだろう、俺は大将として構えておく。

 無様な闘いは晒すなよ貴様ら?」

 

「フッ、ならば先鋒としてあの男を引きずり出してやろう。

 そして奴すら倒してくれるわ!」

 

 そうして闘志を燃やし始めた悟空やクウラ達はニィープの案を受け入れてさっさと控え室で腰を掛けて座り、ビルスも紙に順番を書いた紙を提出する! 

 更にシャンパも合わせて紙を提出し、司会がそれを確認すると頷きいよいよ第6宇宙との対決が始まろうとしていた!! 

 

「(頼みましたよクウラ様、4人をさっさと片付けて………あっ、そう言えば『フロスト』の奴は………)」

 

 すると全くノーマークだったフリーザ一族に似た種族の男であるフロストの事を思い出したニィープはその手口、そして性格等を考えており………奴がクウラと当たった場合大変な事になる、主にクウラがガチギレする方面で。

 

「(………まぁ良いか、フロストだし。

 それよりもヒットよヒット、アイツに勝たなきゃ地球が第6宇宙に奪われるし。

 ………それに、私達の実力に触発されて第6宇宙が強くなるのはそれはそれでアリだしね)」

 

 しかしニィープは結局フロストを見捨てる様に切り捨てると武舞台の方に視線を向けてクウラが上がって行く背中を見届ける。

 更に第6宇宙がこの試合を通して更にモチベーションが上がり成長するならば嬉しいと考えていた。

 そう、ニィープは第7宇宙の悪のサイヤ人………何処までも闘いが大好きな種族であり、強い敵と闘える機会が生まれるならばそれに越した事は無いのだ。

 この闘争本能は例え年齢を重ねようが変わる事はこれからも一切無いだろう。

 それこそが第7宇宙のサイヤ人、平和な世で育った第6宇宙のサイヤ人とは違う歴史と進化を辿った戦闘民族なのだから。

 そして………遂に破壊神選抜格闘試合開始の瞬間が訪れ、クウラと先鋒のボタモの闘いが始まるのであった!!




此処までの閲覧ありがとうございました。
第6宇宙の面々の実力は第7宇宙に反比例させて強め且つアニメ版を基準に描かせて貰います。
丁度この辺りはリアタイしてましたので。
アニメ版としたのは漫画版だと第6宇宙の面々の実力がかなりアニメ版と異なるのが理由です、特にヒット。
漫画版でも実力が全く変わらないのは第11宇宙のジレン位だとも聞いてます。
ホントなんなの、あのバグキャラは………。
さて、第6宇宙の面々でヒット以外の戦闘力を書きます。

先鋒ボタモ
基礎最大戦闘力:700億

次鋒フロスト
第1形態:720億
最終形態:7兆6000億

中堅オッタ・マゲッタ
基礎最大戦闘力:4兆6000億

副将キャベ
基礎最大戦闘力:920億
超サイヤ人(覚醒すれば):4兆6000億

はい、第6宇宙のこの面々の戦闘力は悟空とベジータ、クウラを基準に計算式を立てて設定しました。
例えば悟空とベジータは230兆÷2500で920億、其処から超サイヤ人の50倍を掛けたら4兆6000億になります。
クウラの場合は230兆÷15÷2でフロストの最終形態の計算式を立てました(3桁億以下は面倒なので切り捨て)。
大将ヒットの実力はまた次回に………。
次回もよろしくお願い致します!
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