DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、第71話目を更新致します。
前回の続きから全王様登場後のお話になります。
そして………この話が終われば事前告知として未来トランクス編の時系列に行きます。
コメソンとかの話は………ぶっちゃけアニメとあんまり変わらないのでカットします。
では、本編へどうぞ!!


第71話 よろしく全ちゃん!?その後の日常。

「ぜ、全王様、本日はお日柄も良くご体調もよろしい様で我々も嬉しい限りです!!!」

 

「うん、ビルスも一杯人間達を育ててたのね。

 ウイスも指導ご苦労さまなのね、ケン達も界王神の責務を果たしてて何よりなのね」

 

『ははぁぁぁ!!!』

 

 ビルス、ケン達は神々の頂点に君臨する全王様のお言葉をしかと受け止め、労いの言葉を投げ掛けられたのを最大限に喜ぶ感情を平伏しながら示していた!! 

 一方シャンパとフワはやらかしてしまった、全王様に生意気な口を聞いてしまった、このままでは第6宇宙ごと自分達は消されてしまうのでは無いかと完全に恐怖心が支配し頭を上げる事が出来なくなっていた!! 

 

「それでねシャンパ? 

 もう一度だけ言うけど僕の顔に免じて皆許してあげられないのね? 

 皆すっごい楽しい試合を見せてくれたんだよ? 

 そんな人間達の可能性を破壊神自らがその権限で摘み取っちゃうのね?」

 

「い、いえ、全王様が仰るのでしたら我々は文句も何もありません!!!!!! 

 は、破壊神選抜格闘試合を楽しんで頂けていたのでしたら何よりの至上の喜びでございますぅぅぅぅぅ!!!!!」

 

「うん、なら良かったのね。

 僕、ちょっとだけ退屈だから何か楽しい物が無いかなって丁度思ってたのね。

 そんな時にこの場所で皆集まって楽しそうな事をしてたからこっそりと見てたのね。

 それで第6宇宙、第7宇宙の選手達が殺し合う訳では無くて試合を楽しんでて良いな〜って思ったのね!」

 

 それから全王様は後から追い付いて来た付き人2人を傍らにこの破壊神選抜格闘試合をずっと観ていた事を告白し、こんな楽しい物を見せてくれた第6宇宙の選手を消さないでくれと頼んでいた………否、頼むのでは無い、命じていたのだ。

 それをシャンパは破壊神の沙汰を取り下げて且つこの催し物が楽しんで頂けたのなら幸いとして地面に頭を擦り付けて逆らわず受け入れていた。

 その余りの異様な光景に皆が萎縮し、ニィープもクウラも初めて全王様を目の当たりにした時………この方こそが絶対的頂点だ、その言葉には絶対的命令権があり逆らえる者は存在しないのだと理解し、この2人すらも自然と平伏に至っていた!! 

 

「う~んと………君と君と君、後君と君と君、名前何て言うのね?」

 

「へっ、オラ? 

 オラは孫悟空だ、いやですます………全王様?」

 

「………我が名はクウラと申し上げます、以降その記憶の片隅に留めて頂けたら幸いです、全王様」

 

「同じくニィープと申し上げます」

 

「………べ、ベジータと申し上げます全王様」

 

「わ、私はラディッツと申し上げます………」

 

「ブロリーです………」

 

 すると全王は悟空とクウラ、更にベジータ、ラディッツ、ニィープ、ブロリーの名を問い掛けると静かに「孫悟空、クウラ、ベジータ、ラディッツ、ニィープ…」と復唱してその名を覚え始めていた。

 その際悟空は余りにもフランク過ぎる態度を取ったのでビルス達は「(バカァァァァァァァァァァァァァァ!!!?)」と思いながらも頭を上げられず汗をダラダラと流していた!! 

 

「それでね孫悟空、クウラ、ベジータ、ラディッツ、ブロリー。

 君達は一目見て第7宇宙の中でも特に強くなりそうだなって思えたのね。

 それでね、これからも精進して欲しいなって思ったんだよね!」

 

「そ、そうなんか? 

 いやそうなんでございますでしょうか…? 

 兎に角そう言ってくれて嬉しいよ、あんがとな! 

 でも孫悟空ってフルネームは何だか余所余所しいからオラくすぐったいや」

 

「じゃあ、僕は悟空って呼んで良いのね?」

 

「おう、そんじゃオラも全ちゃんって呼んで良いか?」

 

『(ぜ、全ちゃんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!?)」

 

 そして会話の中で悟空、ベジータ、ラディッツ、クウラ、ブロリーの5人が特に強くなりそうだとされたのでそれぞれがその言葉を飲み込む中、悟空は何とフランク過ぎて全王様が悟空と呼んで良いかと聞くと代わりに此方も全ちゃんと言うあだ名呼びすると言う何とも恐れる物知らずの態度を取りビルスやシャンパ達神々やその威光に平伏してたクウラもニィープも思わずドッキリしてしまい汗が吹き出していた!! 

 すると全王様は初めて自身の事を恐れずにあだ名で呼んでくれるこの人間の魅力に惹かれ、笑顔を向けるとその顔をじっと見ていた。

 

「全ちゃん………嬉しいのね!! 

 僕の周り、皆怖がってこんな風に話せないからそう呼んでくれてありがとうなのね!!」

 

「そ、そうなんか? 

 う~ん、それもそれで何かビルス様達は恐れ過ぎだって思っちまうぞ?」

 

「バ、バカァ!!! 

 全王様はこの12も存在する宇宙の全神々の頂点に在らせられるお方だぞ!!! 

 そんなお方を堂々とあだ名呼びするなど不敬にも程があるわぁぁぁぁぁ!!!!! 「え~、ビルス、悟空のあだ名呼びを止めさせちゃうのね?」

 はっ、い、いえ、全王様がお喜びにならせられるのでしたら悟空に好きに呼ばせて上げさせて頂きますぅぅぅぅぅ!!!!!」

 

 更に悟空の全ちゃん呼びを大層気に入った全王様はそれを許してビルスの言葉を完全に叩き落としてそれを通すのであった。

 全王様恐るべしとフリーザもセルも魔人ブウも皆脳裏に刻み込み、今後は絶対に逆らってはならない人物No.1をビルスから全王様に更新するのであった! 

 対してニィープは「(何で私呼ばれたのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!?)」と汗をダラダラと流し、絶対零度の恐怖心に支配されながららその御言葉をずっと待ち続けていた!! 

 そしてニィープの目の前に全王様は立ちながら問い掛け始めた。

 

「ニィープ、君、前世の記憶を持っちゃってるよね?」

 

「は、はい、この44年間ずっと持ち続けておりました…!!」

 

「その記憶と知識でね、君はこの世界を好きにしたいって思った事ある? 

 例えばタイムマシンとかを使って好き勝手したいと考えた事はある?」

 

「滅相もございません、今を生きる者として私ニィープはこの世界で生きて、サイヤ人と言う種族の強さをとことん極めたいと言う本能に従い知識も借りながら鍛え上げた以外は全く悪用を考えた事は一切ありません!! 

 事実、母星である惑星ベジータや親族や恩師達が消滅する運命も受け入れておりました!!!」

 

 ニィープは全王にN.K.で好き勝手する事を考えた事はあるのかと問われると嘘偽り無く無いと答え、その上で運命の流れを大体は受け入れながら逆らえる部分は逆らって来たのみと思考しながら答えていた!! 

 勿論サイヤ人の本能として強き者を求めたので個人を指導して鍛え上げた位しかN.K.を利用して無いのでこればかりは変えようが無い事実であった!! 

 ケンも昔………大体10万年前に問われた問答をニィープが正しく答えた事を見届け、嘘偽りも無いこれまでの人生を振り返った答えを晒した………これで正解だと思いながらそれを見届けていた!! 

 

「………良かったのね、君はこう言う知識を悪用する様な悪い人じゃ無さそうなのね。

 確かに悪人だけどその点は人間達がより良い方向に育つ為に必要な文字通りの必要悪。

 それを確かめられて安心したのね。

 君のお陰で第7宇宙の皆は、悟空達は強くなれた、それは君の実績として誇ると良いのね」

 

「………は、はい、寛大な御言葉に感謝致します………!!」

 

「うんうん、君を消す様な事にならなくて良かったのね。

 もしそうなったら悟空達に嫌われちゃうから嫌だったのね」

 

 そうしてニィープは人生最大の山場を乗り超え、吹き出した汗が地面を濡らしていた中で漸く全王様にお許しを頂いたと理解して安心したのだった。

 事実全王様はもしもこれまでこの世界で生まれてきた前世の記憶持ちの様にこの世界をドラゴンボール等で好き勝手する様ならば即座に消す予定であったが、その目はニィープと言う人間の魂と人生を全て捉えてサイヤ人の恨みを晴らす復讐と言う目的はあれど個人の強さ云々以外ではその知識をひけらかさず辻褄合わせを必死に努めて来ていた事を見抜いており、神々の頂点として前世の記憶持ちの中でケン以来の此処まで謙虚に生きた人、或いは神は久々だったのでこの世界でこれからも生きる事を赦したのだった。

 この沙汰は一度下せば全王自身が撤回する事も無い、残りの人生を好きに活用し過去を変えず現在を揺るがさず、これから未来に訪れる脅威を排除するならばそれで良しとしたのだった。

 

「それじゃあ、僕はそろそろ帰るのね。

 またこんな試合が見たいからいつかまた会おうなのね!」

 

「おっ、そうなんか全ちゃん! 

 だったらさ、今度は第7宇宙や第6宇宙だけじゃなくって12個の宇宙も全部も一緒に競い合う大きな大会を開こうぜ! 

 そしたらもっともっと楽しいとオラは思うぞ?」

 

「あっ、それ良いね!! 

 じゃあその日程が決まったら教えるから待っててね〜!! 

 後、悟空やクウラ、ニィープともっと話したいから今度また呼ぶのね!! 

 皆、バイバイなのね〜!!」

 

【シュン!!】

 

 そして悟空は此処で12個も存在する宇宙を巻き込んだ大会を開こうと全王様に提案した結果、それを面白いとして採用した全王様は早速帰って大神官と調整しながらルールと参加する宇宙の基準をゆっくりと決めようと頭で考えながら悟空と言うこれまで生きて来た中で出会って来た中でも特に面白い人間と、クウラと言う新たに第7宇宙の破壊神に成り得る可能性を秘めた者、ニィープと言う今を生きる者や関わる者に強さを引き出す秘訣を見抜く者と話したいと近い内の再開を約束してその場を去って行くのだった。

 そして嵐の様な怒涛の展開は過ぎ去りビルス、シャンパは共に第7宇宙と第6宇宙が消滅する事無く乗り切った事を安心して溜め息を吐いていた。

 この時この破壊神達は寿命が1000万年減った様な思いをしており本当に全王様がお怒りにならずに済んで良かったと考えていた。

 

「な、何とか全王様のお怒りを買わずに済んだな………シャンパ、くれぐれもそいつ等を破壊するんじゃないぞ? 

 幾らお前でもボクの双子の兄弟で競い合う破壊神なんだ、消えて貰ったらボクも少し困るぞ」

 

「あ、あぁ、そうするぜ………ふぅ〜………………第7宇宙のお前等。

 オレ達第6宇宙に勝った事を褒めてやる、景品の超ドラゴンボールを使う権利を与えるしヒットやキャベ達や………オマケにフロストの野郎を消すのを取り止めてやる。

 また今度何かあれば挑んでやるから覚悟しとけよ!」

 

「………はい、分かりました、破壊神シャンパ様」

 

 そうして破壊神の沙汰は全王様の恩赦と言う絶対的な権限により取り下げられ、また何かあれば………ニィープは具体的に知ってる中では特に野球の試合の際に再会すると考えながら頭を下げるのであった。

 

「おいキャベ、今度貴様達の星に行き直々にこの第7宇宙のサイヤ人の王子たるベジータ様や其処のニィープが鍛えてやる、その時は覚悟しとけよ!」

 

「は、はい、ありがとうございますベジータさん、ニィープさん!」

 

 ベジータはニィープと言う一度他人の修行に首を突っ込めばその才能を最大限まで引き出す事が得意なサイヤ人を引き連れてキャベ達の母星に足を運ぶと約束し、その時を心待ちにしろと言われたキャベは喜んで彼等を惑星サダラへと招く約束をするのであった。

 ニィープは惑星プラントから改名された惑星ベジータ以前の古代サイヤ人達が住まい善と悪のサイヤ人の衝突で消滅した真の母星たる惑星サダラを知らないのでその地に足を踏み入れる事を心待ちにしてこれからを過ごそうと考えていた。

 

「ヒット、俺も悟空も、全王様に名を挙げられたラディッツやブロリーもより強くなる。

 その時はまた今回の様な心躍る闘いを演じよう」

 

「オラももっと鍛えておくから、ヒットもこれからも強くなってくれよな!」

 

「あぁ、孫悟空、クウラ、ベジータ、ラディッツ、ブロリー、そしてニィープ………その名と姿、この頭に刻み込みながら己を鍛え上げると約束しよう。

 そしてまた手合わせする時はよろしく頼む。

 後は………俺の殺し屋としての依頼にお前達の名が記されない事を祈るとしよう」

 

 更に悟空、クウラはラディッツとブロリーを隣に引き寄せてヒットに互いに鍛えまた競い合う事を約束していた。

 ラディッツやブロリーもヒットの技の数々を見て自分達なりにそれを超えたいと考えながら全王様に言われた特に強くなると言う言葉を胸にこれからも己を極限まで鍛え上げる事を誓うのだった! 

 ヒットもまた殺し屋としての依頼に彼等の名が記されない事を神々に祈りながらまだ気絶中のフロストを回収してキャベ、オッタ・マゲッタ、ボタモと共にシャンパ達の側に立ちヴァドスの高速移動術で第6宇宙へと帰還するのであった。

 その後悟空達はザマスも交えながら皆で超ドラゴンボールの願いで第6宇宙の地球を人類ごと元通りに復活させる願いを叶え、その際に超ドラゴンボールの余りのスケールのデカさに悟空達はおったまげるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 それから1週間後の第6宇宙の惑星サダラにて、ウイスの高速移動術で早速約束を果たしに来たベジータとニィープは古代サイヤ人達が身内同士の闘いで滅ぼしてしまった惑星サダラ、第6宇宙のその星に降り立つと2人は何とも言えない魂の故郷の星へと降り立った事を実感しながらキャベの気を探し始めていた。

 

「ふーむ、矢張り第7宇宙にあった惑星サダラと瓜二つですね〜。

 流石は対の宇宙と言った所です。

 ………所でニィープさん、第6宇宙のサイヤ人と第7宇宙のサイヤ人は容姿が似ているのにこうも生態が違うのは何故だと思いますか?」

 

「う~ん………矢張り1番は悪のサイヤ人が育たなかったか、或いは負けたから惑星サダラは滅びずに済み善のサイヤ人達が多く育ったのだと仮説を立てますね、私は。

 ナメック星のドラゴンボールの龍たるポルンガで超サイヤ人伝説を頭に刻み込んでますのでそれが正解なのだと私は考えます」

 

「ふむふむ………善のサイヤ人ヤモシが勝った宇宙が第6宇宙、悪のサイヤ人カンバーが勝った宇宙が第7宇宙、ですか………矢張り、対の宇宙とは鏡合わせの可能性に満ち溢れてますね〜」

 

 更にその最中にニィープはベジータの隣でサイヤ人が辿った歴史そのものが違うのだとウイスに語り、当のウイスも昔見ていた惑星サダラでの超サイヤ人ゴッド………否、超サイヤ人ブルーに覚醒したヤモシと超サイヤ人4に覚醒したカンバー、ビルスがグースカ昼寝する中で起きた神次元の領域に踏み込んだ2人が極限の闘いで勝利した側が違った為に対の宇宙のサイヤ人の生態が違うと言う仮説が恐らく正しいのだと思い、後で姉のヴァドスにその辺をお茶会で聞いてみようとも考えるのだった。

 そしてベジータはキャベは善のサイヤ人の血を引く者………そう聞くと悪のサイヤ人である自分達と少し違う事を漸く実感しつつも、キャベこそが第6宇宙のベジータに相当する人物であるのだと魂が確信してより一層鍛え上げると決意を固めた。

 しかし………ならばラディッツやブロリー、カカロットやニィープに相当するサイヤ人も居るのでは無いかと考えてニィープに問い掛け始めた。

 

「おいニィープ、お前のN.K.を早速利用してやる。

 第6宇宙にお前やラディッツ、カカロットとブロリーに相当するサイヤ人は存在するのか?」

 

「えっ? 

 う~んと………ラディッツや私は分からないけど、カカロットとブロリーに相当する2人は分かるわ。

 名前は『カリフラ』、『ケール』って名前のサイヤ人の女の子達よ。

 もしかしたらカリフラにはもう1人サイヤ人の兄無いし姉が居るかも知れないし、その子に絡んでるサイヤ人が居るかも………あっ、アンタの考えが分かったわよベジータ? 

 その子達も鍛えて今後全王様が開くって言う大会に参加させる気ね!」

 

「ああ、フロストの奴がクウラによって廃人にされてなければより強くなるしこの宇宙の脅威になるだろう。

 だったらその4人を今の内に鍛え上げてフロストへの対抗策、そして魔人ブウに相当するこの宇宙のアポトーシスにも負けない様にさせるんだ。

 どうせフロストが居たんだ、人造人間や魔族にナメック星人、そして魔人ブウ達も当然存在すると考えて良いだろう」

 

 そしてベジータは全王様が開く全宇宙を巻き込む大会にそのサイヤ人達を参加させる考えをニィープに見抜かせてキャベには語ることの無い己の真意を彼女に教え、ニィープも力の大会でカリフラやケールが強くなって闘い合えるのは大歓迎である上にもしも自分とラディッツの鏡合わせが居るならばそいつらもいっその事鍛え上げちまえと考えが一致し、悟空やラディッツ、ブロリー達を大いに驚かせる事を決意した。

 それを聞いていたウイスは大変面白そうだとして見守る様にした………その時、キャベの気が近付いて来てる事を3人は探知する。

 

「ベジータさん、ニィープさん、こんなにも早くお約束を果たしに来てくれてありがとうございます!! 

 じゃあ早速僕を」

 

「その前にキャベ、お前は他にも特に強そうなサイヤ人は知らないか? 

 そいつらも叩き上げてやるから教えろ」

 

「えっ、他にも強いサイヤ人ですか? 

 え~と………惑星サダラ防衛隊の元隊長で僕の師匠のレンソウさんとその双子の妹お二人が特に強いとか聞いた事があるんですけど、僕は彼女達が苦手でして………」

 

 それからキャベに他の強いサイヤ人について問うと防衛隊隊長の妹と言う話が飛び出し、更にそれが双子と聞かされると微妙に違うがニィープは当たりだとベジータに頷いて見せる。

 ベジータもそれを理解するとそいつ等にも接触してやると考えキャベの目を見ながら話し始めた。

 

「だったらそいつらもついでだ、この俺様やニィープが鍛えてやるから居場所を教えろ」

 

「………分かりました、ならレンソウさんの下へ行き聞いてみましょう。

 こっちです、付いて来て下さい!」

 

 そうしてベジータ、ニィープはキャベの案内でレンソウの下へ飛び、其処でレンソウの話を聞き双子の妹達は盗賊でサラダ防衛隊に良くちょっかいを掛ける舎弟を纏め上げる不良サイヤ人だと聞かされると、居場所を話して洞穴を利用したアジトに普段屯って居る事を聞きキャベ、ベジータ、ニィープは其処へ降り立つ。

 すると気の探知をしたのかゾロゾロと盗賊の舎弟達が出て来てニィープは雑魚ばっかりと思いはぁ~と溜め息を吐きながらわざわざ周りに聞こえる様に話し始めた。

 

「全く、こんな雑魚ばっかりだなんて第6宇宙のサイヤ人も程度が知れるわね。

 これなら私達第7宇宙のサイヤ人の方がずっと強いわ」

 

「んだとゴラァ!!」

 

「てか第7宇宙って、其処のキャベが破壊神シャンパ様に呼び出された試合で挑んで負けて帰って来るしか無かったって連中じゃねえか! 

 まさかカチコミに来たのか!! 

 姐さん達、カチコミだぜ!!」

 

 すると喧嘩っ早い舎弟達が早速纏め上げる2人を呼ぶと中から2人の女サイヤ人………容姿が似てないので二卵性の双子とその後ろに引っ付く女サイヤ人、そして側近らしき男のサイヤ人の少年が出て来た。

 その内ニィープは1人はカリフラ、1人はケールと記憶通りの容姿の少女達を目撃し、ならば残りが自分とラディッツの鏡合わせの存在なのだとして気を探ると………潜在能力がこの4人はキャベ並に高い事を見抜き大当たりだとして笑みを浮かべていた! 

 

「あん? 

 お前等、アイツはキャベのもやし野郎として残るオッさんとオバさんは誰だよ? 

 あんなサイヤ人アタシら知らねぇぞ?」

 

「カリフラ………アンタあのキャベが1週間前に破壊神選抜格闘試合に出て負けたって聞いて大爆笑してたでしょうに。

 多分あの2人は第7宇宙のサイヤ人よ」

 

「マジかよ『アレッタ』姉さん!! 

 おい聞いたかよケール、『ワッシュ』!! 

 アイツ等第7宇宙のサイヤ人だってよ!!」

 

「………」

 

「ふん、成る程な………確かに惑星サダラで見ない奴だし、そもそも見るからに俺達以上の隔絶した強さを持ってるみたいだからな………その線が高いだろう」

 

 そうして残る2人の名前はアレッタ、ワッシュと聞いてアレッタとはカリフラワーの近縁種、ワッシュはパンプキンの英名のスクワッシュから来てるとニィープは悟り、この2人こそがラディッツと自身の鏡合わせだと悟り悪のサイヤ人として剣呑な笑みを浮かべていた! 

 その雰囲気にアレッタは息を呑み、ワッシュは………自身の魂がこの女サイヤ人は第7宇宙の俺に相当する女だと確信し、ならば役割もこの盗賊団の指南役に似ている筈だと、オマケにアレッタの対の奴が好きであると確信していた! 

 

「なぁ姉さん、ワッシュ、あの2人よくよく見るとキャベやワッシュに似てねぇか? 

 容姿じゃなくて………上手く言えねぇけど雰囲気がさ」

 

「確かにね………あの女、ワッシュの雰囲気と良く似てるわ。

 ………となれば、第7宇宙のサイヤ人のワッシュとキャベの対になる奴って事かしらね?」

 

「その通りだ、俺の名はベジータ四世!! 

 今や母星を、殆どの同胞を失いほぼ絶滅寸前になった第7宇宙の戦闘民族サイヤ人の王子だ!! 

 そしてコイツの名はニィープ、俺達サイヤ人の生き残りの中でも4人しか居ない上級戦士の1人だ!!!」

 

「えっ、第7宇宙のサイヤ人はそんな事になってたのですか!?」

 

 そんなカリフラ達も自分達の存在に野性的な勘で雰囲気がキャベ、ワッシュと似てると察した瞬間ベジータは自分達の素性を明かすと、アレッタやワッシュ、キャベは第7宇宙のサイヤ人は戦闘民族としての歴史を歩みながら母星を失い絶滅寸前と聞き壮絶な過去を持つとしてカリフラやケールも目を見開く程の衝撃を受けていた!! 

 ニィープもちゃんとナッパの事も数えてあげたベジータに及第点を与えつつ、自身はベジータと同じ上級の上澄みのエリート戦士だと訂正して欲しい面があった。

 

「………そんな第7宇宙のサイヤ人が、何の用なのさ?」

 

「俺達はキャベの奴と少し約束事をしていてな。

 戦闘民族サイヤ人としてライバルは多い程モチベーションが高まるのでな………其処で、貴様達の中で特に強いサイヤ人をキャベと共に今から叩き上げてやる!! 

 有り難く思うんだな!!」

 

「あ、そうそう、私達は貴女達みたいに良い子ちゃんのサイヤ人じゃないから結構厳しい叩き上げになるからビビったならどうぞお下がりを。

 それでも強くなって広い世界を見たいなら………この手を取りなさい」

 

 盗賊団の2人の纏め上げ役の1人であるアレッタはベジータとニィープの発言を聞き、何とも有り難迷惑な約束事をキャベのお坊ちゃんは持って来てしまったんだと呆れつつ、舎弟達の中で鍛え上げて行けそうなのは恐らくケールのみ、指南役のワッシュとカリフラと自身の4人位しか付いて来れないと思いケールとワッシュを残して他の舎弟達を下がらせてこの4人で前に出た。

 因みにケールはずっとカリフラの後ろに隠れている。

 それ等を見てベジータ、ニィープはおおよそ想定通りだと思い、此処にはナッパに相当するサイヤ人は居ない………ならば防衛隊の方かと思いながらもこの4人とキャベを鍛え上げるのが修行中の自分達が出来る最大限の人数だとも理解し、これ以上増えると捌き切るのにラディッツを必要とするので態々出戻りする羽目になるのでこれで良しとしていた。

 

「良いだろう、貴様達5人を徹底的に叩き上げてやるぜ! 

 キャベ、周りに人が居ない場所へと移動するぞ!! 

 此処では存分に貴様達の叩き上げが出来ん!」

 

「あっ、はい!! 

 カリフラさん、アレッタさん、他のお2人も一緒に来て下さい!」

 

「ちぇ、何でキャベの坊ちゃんと………」

 

「良いから行くわよカリフラ! 

 ケール、ワッシュも付いて来て!」

 

 それから7人は誰も居ない渓谷地帯へと飛び立つと其処へ降り立ち、人が居ない事と遥か上空にウイスが待機している事を確認してから5人に向き合うとベジータとニィープは隣に立ち会いながらそれぞれを見据えた。

 感じられる基礎最大戦闘力はキャベと同じく920億、超サイヤ人に変身出来れば4兆6000億、超サイヤ人3や超サイヤ人2限界突破に至れば36兆8000億に至るので其処からは善のサイヤ人らしく超サイヤ人ゴッドや見た感じ尻尾が見当たらないのでドラゴンボールを使わせるなりなんなりして尻尾を何とか戻して超サイヤ人4にさせれば自分達が現役中にライバルが他の宇宙で大成するのでモチベーションが今から高まる一方だった。

 しかし先ずは超サイヤ人に覚醒させねばお話にならないのでベジータと視線を合わせてその方針で行くのだった。

 

「よし、先ずは貴様達は基礎最大戦闘力ら920億はあるだろうし全員穏やかな心を持ってるだろうからS細胞も十分ある筈だ。

 だからこそステップアップ1として先ずは超サイヤ人に変身して貰うぞ」

 

「超サイヤ人………? 

 あの孫悟空さんが見せた蒼い変身ですか?」

 

「アレはまた違うわ。

 今から普通の超サイヤ人をベジータと一緒に見せてあげるわ………ふっ!!」

 

【ギュビィィィン、ギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュイン!!!!】

 

 そしてニィープ、ベジータは共に超サイヤ人へと変身するとその50倍の戦闘力を放出し続けてキャベやカリフラ、アレッタ達の肌に感じさせていた!! 

 

「うわ、頭髪が余り変化しないサイヤ人の髪が金髪になった上に逆立って、しかも黒い目が碧眼になってる! 

 しかも………普通の姿から大体50倍のパワーを感じるわね………それが超サイヤ人って奴?」

 

「その通りだ、穏やかな心と高い戦闘力を持つサイヤ人が激しい怒りで覚醒する俺達の宇宙のサイヤ人に伝わる伝説の戦士だ。

 最も今では生き残りのサイヤ人は皆超サイヤ人へと至り更に上の壁を超えて行ってるがな…。

 先ずは貴様達が超サイヤ人になる事から始める。

 全員本気で思い切りブチギレてみろ、それで超サイヤ人にアッサリ覚醒する筈だ」

 

 そうしてベジータは超サイヤ人の覚醒条件をキャベやカリフラ達に語るとそれを促す為にブチギレてみろと要求し始めた。

 ニィープは第6宇宙のサイヤ人ならば背中にザワついた物を思い切り力を込めれば成れると知ってるので難航する様ならばさっさとそれに切り替えてやると考えながらジッと5人の第6宇宙の若きサイヤ人達をベジータと見つめ続けるのであった…。




此処までの閲覧ありがとうございました。
全王様の超然とした神様ムーブと子供っぽさを上手く表現出来てたら良かったですが如何でしたでしょうか?
更に第6宇宙のサイヤ人、増える。
具体的にはラディッツとニィープに対応するサイヤ人が。
そしてニィープとベジータと言うサイヤ人の修行には人一倍知識と何が向いてるかを知ってる2人が惑星サラダに赴いたのでもうキャベ達は順当に原作超よりも強くなるでしょう。
そして前書きにあった様に次回からは未来トランクス編の時系列に入ります。
今のトランクス達ならば4人でやればゴクウブラックに勝てて不死身のザマスは倒せなくても取り押さえられるでしょう、勝ったなガハハ!!(フラグ)

次回もよろしくお願い致します!
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