DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様こんばんはです、第76話目を更新致します。
今回も修行回になります。
そして修行の結果待ってるのは………と言った具合の話になります。
さて、お気に入り登録者数が遂に780人まで到達しました。
10万UAを超え、お気に入り登録者数も此処まで伸びたのは感無量です………が、まだまだ続きますので完結出来るまで走り続けて行きます!
閲覧して下さる皆々様、これからも本作をよろしくお願い致します!
では、本編へどうぞ!



第76話 それぞれの修行!神の境地の顕現!!

 ニィープ達が修行部屋に入ってから既に3ヶ月、恐らく外は3時間しか経過していないだろう。

 その中で悟空達は何度も何度もウイスに攻撃を当てようとしたが矢張り彼の会得してる『身体が勝手に動く極意』の所為で全く当たらず四苦八苦していた。

 が、実力その物は向上している感覚はあるので間違い無くこの修行には意味があるとして続けていた。

 

「そう言えば義姉ちゃんに。一星龍、他の邪悪龍を顕現させて修行相手になって貰うって出来ないかな? 

 オラ、他の邪悪龍がどんな感じか見てみてぇんだよ」

 

「他の邪悪龍ねぇ〜、四星龍辺りは間違い無く実力もあるし性格も気に入りそうだけど………他には六星龍辺りしかお勧め出来ないわね。

 他の邪悪龍って三星龍は卑劣漢だし、此処電気とか取り付く生き物も無いからその他大勢って感じに雑魚に成り下がるし」

 

「ほう、俺達の特徴を知ってるか。

 矢張り貴様は前世の記憶があるのだな………それよりも俺からも四星龍を呼び出す以外は勧めん。

 三星龍はプラスエネルギーで顕現しようが卑劣漢には変わらん、となればもう六星龍しか顕現させる候補が居ないが残念ながら奴も四星龍や三星龍兄弟と比べれば実力が劣る。

 そして肝心の他の奴等は物の数にもならん、よって修行相手には適さないと予め言って置くぞ」

 

 そんな時に悟空は他の邪悪龍を顕現させて修行相手を増やそうと画策したが、四星龍と六星龍以外は駄目だしされてしまい提案した悟空もそっかと納得しながら四星球を手に取りプラスエネルギーを注ぎ始めていた。

 ビルスも一星龍がこれだから大丈夫と思って即行動する悟空も考え物とは思うが、より修行に身が入るならばそれでも良いと考え黙って見ていた。

 すると四星球がプラスエネルギーの臨界に達した所、上空へと飛んで行き光り輝き………そして光はかなりの熱を浴びながら降り立った。

 其処には赤い制御膜で全身を覆った姿の四星龍があり、更に一星龍同様邪気が全く無い状態で顕現していた。

 

「此処は………それに、私はマイナスエネルギーで顕現せずプラスエネルギーで顕現してる? 

 一星龍、これはどう言う事だ?」

 

「少しだけ説明してやろう。

 貴様は孫悟空のプラスエネルギーで顕現し此処に立っている。

 此処は時の界王神が管轄する時の巣、その中の施設である修行部屋であり孫悟空達が修行相手を欲した故に白羽の矢が立ったのだ。

 無論単に修行相手を求めた訳では無く、未来のトランクス達の世界に居る超ドラゴンボールを乱用した敵を討つ為の戦力にしたいが為だろう」

 

「超ドラゴンボールを………何と愚かな………分かった、そう言う事なら付き合おう。

 孫悟空、そしてニィープ達よ、改めて名乗ろう。

 私の名は四星龍、邪悪龍………と名乗るにはプラスエネルギーで顕現してるから違う名でも良いのだが、我々は本来ならマイナスエネルギーで顕現する存在故に敢えて邪悪龍のままで良い。

 そしてその1人でありこの身は太陽と同じ熱を持つ者だ、よろしく頼むぞ」

 

 それから四星龍は状況確認後、悟空達に視線を合わせて名乗り上げながら丁寧に1人1人に握手を求めていた。

 クリリン達は太陽と同じ熱を持つと言われて少しビビり散らかして居たが、制御膜に覆われている今の状態なら其処まで熱くないと一星龍に注釈を入れられ握手を交わしていた。

 それから四星龍はブロリーと手合わせする事になり、2人はそれぞれ制御膜を剥がして真の姿………金色の身体を表に晒したり伝説の超サイヤ人4となり身構えていた! 

 

「では行くぞブロリー、心躍る正々堂々とした………強さを極める為の闘いをしよう!」

 

「フッ、貴様もカカロットやクリリン達と同じく性根は真っ直ぐなタイプか………ならばそれに合わせて真正面から闘ってやるぞ、四星龍!!」

 

『はぁ!!』

 

【ドガァァァァァァァァァッ!!!! 

 シュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュン!!!!!】

 

 そして四星龍も戦闘力を解放すると、超サイヤ人4と全く劣らぬ実力を発揮してブロリーと激突する!! 

 しかしパワー面は矢張りブロリー、伝説の超サイヤ人4の方が上らしく僅かに押されてしまうが、追撃を受ける前にその自慢のスピードを以てブロリーの背後を取る! 

 無論ブロリーも気を抜いた訳では無いのに背後を取られた為、コイツはとんでも無く素早いと判断し全力のスピードを出すがそれでも背後を取られ続け、ブロリー本人も含め最前線メンバーの大体は驚いていた!! 

 まさか超サイヤ人4よりも速いスピードを出せる上にパワーも超サイヤ人4と比べれば劣る程度でそれでも一級品である為、一星龍を含め邪悪龍とは此処まで強いのかと考えていた! 

 更にそれを見ていたニィープは超サイヤ人4に変身する歴史の悟空の瞬間移動を上回るスピードを出すのだ、あれ位は当然だろうと考えつつも敵として現れずに済んで良かったとも考えていた。

 何故ならば敵として現れたならあのスピードと太陽の熱と同等の熱量を持つ者は厄介極まりない存在であるからだ。

 例え超サイヤ人4でも気を抜けば肉体強度を貫き火傷しかねない………そんな存在であるのだ、四星龍とは。

 

「はぁ!!!」

 

【ガシィッ、ビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシビシバシ!!!!!】

 

 しかしブロリーも黙って背後を取られ続ける訳は無く、上手く隙を突いて格闘戦に持ち込んで何度も何度もパンチもキックも交差させた!! 

 その結果勝負は徐々に拮抗して行き………最後は2人がパンチを顔面に当てる寸前に止まった! 

 これは十分実力も把握した上にこれ以上は本気の殺し合いになるので戦力を減らさない為にブロリーも四星龍も自発的に攻撃を止めたのだ。

 

「…うむ、どうやら私の太陽の熱にも耐えるだけでなく此処まで満足出来る闘いをやれる戦士がこの場には沢山居るようだな………この四星龍、心の底から顕現化出来て良かったと思えたよ」

 

「クックック、貴様の熱とスピードは素晴らしかったぞ…一星龍共々新たに現れたライバルだと認めてやる」

 

「ひゃ~、ブロリーとも互角にやり合えるってすっげぇや! 

 なあ四星龍、オラとも手合わせしようぜ!」

 

 そして四星龍の実力に大変満足した悟空達は早速それぞれが歓迎会兼手合わせをしたいとして彼を引っ張り凧にし始め、四星龍も少し疲れるなと苦笑したが魔人ブウの回復魔術により疲労が無くなったので、これならば何人でも手合わせ出来るとなりそれに付き合う事となった。

 そしてこの日は四星龍との手合わせ兼3ヶ月分の修行の成果を見る事となり、悟空やニィープ達は部屋に入る前よりも実力の向上を認められる充実した日になったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから更に5ヶ月が経過した頃、悟飯はウイスの手解きを受けた後に休憩室で身体を休めながらドリンクを飲んで水分補給をしていた。

 そんな悟飯の隣にピッコロが立ち、何か用があると感じて話し掛け始めた。

 

「ピッコロさん、どうかしたのですか?」

 

「うむ………実は先程俺は自身の中に秘められた物に触れ、そしてそれを引き出す事に成功した。

 まさかこの俺にまだあの様な力があったのかと少し戸惑ったが…この力ならばゴハンブラックにまだ及ばないが足止めは出来るだろうと判断し一度休憩を取る事にしたんだ」

 

 どうやらこの8ヶ月でピッコロは遂に自身の境地へと至り、かなりのパワーと自信を付けたらしかった。

 それを聞き悟飯は休憩室内は外と遮断され気の探知が及ばなかったので改めてピッコロの気を測ると………明らかに今日目を覚ました時よりも、そして自分が休憩室に入る前と比べても更に戦闘力が向上している事を察知し、ピッコロ自身が豪語するのでそれを信じられるとしながら矢張り師であるピッコロさんは凄いと思っていた。

 

「だがゴハンブラックに完全に対抗する為には悟飯、お前の潜在能力をより完全に解放するしか無いとも俺は考えている。

 悟飯、お前は奴への怒りで自分の戦闘力が増したのは気付いているだろう? 

 つまり、お前にはまだ秘められた力があると言う事にもなる………これは孫やラディッツ、ニィープ達も同じ見解だ」

 

「…でもピッコロさん、僕はやっぱり自分の潜在能力を上手く引き出す事が出来ないんです…。

 幾ら怒っても何処までの力があるのか僕にさえ分からないし、それに本当にそんな力が僕にあるのかすら…」

 

「悟飯、何度も言うがお前は俺達の中でも特に潜在的な力が大きく、そしてお前は俺達よりもずっと強いんだ。

 何も力だけじゃない、その優しい心も含め精神的にもな。

 だからこそ………お前ならばあのゴハンブラック………他の歴史のお前の身体を乗っ取った上にその世界の孫や俺達全員を殺したザマスにも勝てる、絶対にな。

 師である俺が言うんだ、間違いない。

 それとも師であるこの俺の言葉が信じられないか?」

 

 更に2人の会話は続き、ゴハンブラックの完全な打倒には悟飯の潜在能力が完全に目覚める必要性をピッコロが説くが、悟飯自身がそれを上手く信じられなかった。

 そうならばゴハンブラックに負ける事も無かったのにとすら思いながら。

 だがピッコロは知っている、孫悟飯の強さ、その全てを。

 故に弟子である悟飯が悩むのならば師として導くのもまた師匠の仕事として言葉を掛け続けた。

 その結果悟飯は少し折れかけていた自信を取り戻し、首を縦に振り次は負けないと決意を改めるに至っていた。

 それを見たピッコロも笑みを浮かべ、2人の固い絆は未だに固く、そして2人の心を繋げる物であるのだと他の者がこの光景を見ればそう思う様な空気を作るのであった。

 

「さて、休憩も此処までにしてそろそろ行くぞ悟飯。

 もっと己を磨いて孫悟飯の身体を手に入れ良い気になってるブラックを倒す、そうだろう?」

 

「はい、勿論ですピッコロさん!!」

 

 そうして休憩室から2人は出ると、再びウイスの手解きを受けてより自分の課題を見つけてそれを潰して行きつつ研鑽を深めて行くのであった。

 そして、ウイスの修行により悟飯の戦闘力向上は更に充実しトランクス:TPと並んでより強くなりながら打倒ゴハンブラックへの土台を作り上げていくのであった。

 更にウイスも悟飯の潜在能力は買っているので、もしこれを全て引き出せればより深い神域………身勝手の極意や破壊神達の境地に人間の力のみで踏み入る事になるだろうと考えより期待を込めながら手解きしていた。

 更に同じ様に伸びるトランクス:TPも未来世界を守る希望の戦士のリーダーとして気に掛けながらその力をより伸ばそうと試みるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 悟空達が修行部屋に入ってから2年が経過し、悟空達は順当に実力を伸ばす中ベジータ、クウラは今日も今日とて割と本気のビルスの相手をしてボロボロになりながらも漸く自身達の目指す場所が見え始め其処に手を伸ばす段階へと移っていた! 

 しかも時にはビルスの破壊玉を受けてはそれを何とか実力で捻じ伏せる事もしたりと死に掛ける様な事も何度もした結果この段階へ至ったのだ! 

 

「はぁ、はぁ、さあ来やがれビルス!!」

 

「ふぅ〜………俺達はまだまだこんな物では無いぞ!!」

 

「ああ、それは分かってるさベジータ、クウラ。

 だからこそ君等2人にはボクが直々に修行を施してやってるのさ。

 さて………今日も無事に明日を迎えられるか見てやるとしよう………破壊!!」

 

 

【ギュォォォォォォォォォォン、ギュァァァァァァァァァァッ!!!!】

 

 そうして今日も今日とてビルスの割と本気の破壊玉を2人は受け止め、その身体が、魂が消されそうになる………が、それをゴールデンや超サイヤ人ブルーの力で捻じ伏せようとしていた………否、今日は捻じ伏せるだけではない、2人は本能的に試したい事がある為に破壊玉を受けてそれを実践しようと言うのだ!! 

 

『ぐ、ぐぐぐぐぐ………!!!』

 

「(………何時もの様に破壊玉を力で捻じ伏せて消してるのとは違う………これは………『吸収』しようとしているのか!?)」

 

 その目論見………破壊玉を吸収と言う狂気の沙汰に流石のビルスも驚愕し、そんな事をすれば身体が破壊し尽くされるとして何をしていると言う憤りが2割で………残りの8割は面白い、やってみせろであった!! 

 そんなベジータとクウラはこの僅かな時間の間に思考が巡り回り、1秒が1分と感じる程に意識が拡張していた!! 

 

「(ぐおおお………こ、こんな物ぉ………ト、トランクス達の世界を救う為ならば苦しくも無いわ………!!)」

 

「(そ、それに………ゴハンブラック………あの男は、あんな力を隠してた癖に俺達を玩具として見て、遊んでいた…!! 

 ゆ、許せん………戦士として、此処までの侮辱をされた事を、弱過ぎる己の不甲斐無さを…!!)」

 

『その借りを全て返す為にも、こんな所で立ち止まっていられるかぁ!!! 

 オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!』

 

【ギュルルルル、ギュイィィィィィィィィィン!!!!!!!】

 

 そして、ベジータとクウラはそれぞれ親や仲間としての責務、戦士としての誇り、何より己の弱さや自身達を舐め切って神の正義と言う訳の分からない物を謳っていたゴハンブラックへの怒りを糧に破壊玉を全て吸収し切った!! 

 その瞬間2人を中心に光が弾け、その光景をビルスは何が起きたのか正しく理解し目を見開いていた!! 

 そして………ベジータとクウラは完全な紫のオーラと白金のオーラを纏った姿へと変貌し、その力に呑まれず己を保っている場面をビルスへと見せ付けていた!! 

 しかし2人は破壊玉を無理に吸収した影響で直ぐに気絶し倒れ伏しそうになる………が、ビルスは今まで以上の満足した笑みを浮かべながら2人を抱えて静かに寝かせていた。

 

「お前達にその兆しがある事は分かっていた、だからこそボクが直々に修行を施していたんだ。

 そして………ベジータ、クウラ、お前達は遂にその兆しを掴み取り物にした。

 後はお前達がこれを完成させるその時が楽しみで仕方ないね………そうすれば、ボクが本気で闘ってやると約束しよう。

 まぁその時までにボクも負けるのは悔しいからほんの少し修行をしておくとするけどね………だから今は眠っていろベジータ、クウラ。

 次に目を覚ましたらその力の使い方を教えてやるさ」

 

 ビルスは意識が無く言葉が届かない2人に対して先程の力が完成した際に本気で闘う約束を取り付け、更にはそれを十全に扱う術を施す事までやると公言していた。

 もしも2人が聞いていればそれこそ直ぐにでも教えろと無理してでも修行の再開をした為、少しは休ませる事が大事なので敢えて気絶した今を狙ってそれを口にしているのだ。

 ビルスもまさかほんの数十年前に会ったばかりの者達がこの領域に踏み込んでくるとは思っていなかったのでこの世は矢張り想定外や未知、そして可能性に溢れているとしてこの瞬間が楽しいと久しく感じていた。

 更にビルスは悟空の方を見て同様に楽しみにしているのでいよいよ修行し直して鈍った身体を鍛え直し破壊神の真髄を発揮する時かと思考するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方悟空、悟飯、ラディッツは今日は粘りに粘ってウイスに挑んでいた! 

 しかし、相変わらずウイスが自動で回避する事に追い付けず3人は四苦八苦しながら修行を続けていた! 

 その中でウイスは………時折悟空の身体から『銀色のオーラ』が出る場面がチラホラと見かけ、それに釣られてなのかラディッツも『銀色のオーラ』を一瞬だけ放出する事を目撃していた。

 矢張り悟空とラディッツは兄弟、それ故に互いをライバルとはまた違う意識を向けている為にそれぞれが良い方向に影響を与え続けているのだろう。

 そしてきっと、それはこれからも変わらない………が、今は早急にブラック達への対抗策を生み出さねばならなかった。

 なのでウイスは此処で少しやり方を変える事にして2人に壁を超える事をさせ、そして悟飯にもそれを見せて超えるべき存在を更に強く認知させようと画策し始めていた。

 

「ふむ、ではほんの少しストップです。

 悟飯さんはこのまま少しだけ休憩を取って頂き、悟空さんとラディッツさんは今から私が言う事を実行して頂きますよ」

 

「ウイスさん? 

 やって欲しい事って何なんだ?」

 

「それはですね………ニィープさん、ブロリーさん、貴女達お二人で超フルパワーサイヤ人4になって頂き、悟空さんとラディッツさんをフルボッコにする勢いで闘って下さいな。

 因みに悟空さん達も界王拳を使っても構いませんよ?」

 

 するとウイスは悟空達とニィープ達でガチバトルをさせると宣言し、悟空とラディッツはマジか〜と思いながらニィープ達を見ていると、既に2人は超フルパワーサイヤ人4に変身し赤いオーラが揺らめきながら悟空達に血の気の多い視線を向けていた!! 

 特にブロリーは合法的に悟空をボコボコに出来るのでさぞ嬉しく笑みを浮かべていた!! 

 

「ウイスさんが何をやらせたいのか知らないけど、兎に角やろうぜ兄ちゃん!!」

 

「ああ、このままフルボッコにされては敵わん!!」

 

「行くわよカカロット、ラディッツ!!」

 

「貴様達をボロ雑巾にしてやる!!」

 

「それでは皆さん、死力を尽くして闘って下さいな」

 

【シュン、ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!!】

 

 そうしてウイスの言葉通り悟空達はブルー界王拳を最大出力で使い、ニィープ達も超フルパワーサイヤ人4の全力で衝突した!! 

 何方も最大戦闘力は修行部屋に入る前と比べても大幅に上昇し7000兆に到達していた!! 

 更に悟空達は瞬間移動も使い不意を突こうとしたり、ニィープ達は肉体強度によるゴリ押しを仕掛けてそれぞれにダメージを与え続ける!! 

 しかし、この戦闘を見ていた悟飯は今の悟空達やニィープ達でもまだゴハンブラックに追い付いていない事を理解している為、ウイスが何をやらせたいのか皆目見当が付いていなかった! 

 更に付け加えるならブルー界王拳の弱点………それは超サイヤ人ゴッドと超サイヤ人を重ね掛けするブルーに界王拳も重ねる為、肉体への負担が超フルパワーサイヤ人4と比べても段違いに大きく、長時間戦闘に向いていないのだ!! 

 

「ウラァ!!」

 

【ドゴォォォ!!】

 

「ぐおっ、ぐっ、はぁぁ!!!」

 

【バギィィ!!!】

 

 その為同じ実力同士の者且つブルー界王拳を使ってもまだ拮抗する、或いはそれを上回る場合はどうしても持久力差で負ける場合が多々あるのだ! 

 そして超フルパワーサイヤ人4は超サイヤ人4の延長線にありながら戦闘後はサイヤパワーが0になる事を差し引いても負担が少ない為、長時間戦闘にも向いたより攻撃的な形態。

 なのでブルー界王拳で長時間戦闘を行えばこの弱点がダイレクトに出てしまい負けそうになるのだ!! 

 しかも今回はウイスのお墨付きで相手をフルボッコにして良いとまで言われてるのでニィープ達は攻撃を緩める気は全く無かった!! 

 その結果、始めは拮抗していた闘いも20分経過でニィープ達の有利になり始めていた!! 

 なお余談だがこれでも悟空達のブルー界王拳のフルパワー持続時間は伸びてる方なのだ。

 以前までなら10分で息切れする所を20分まで伸ばせたのは限界の壁をまた1個超えた事の証明でもあるのだ。

 

「ま、まだ………まだまだ先に………!!」

 

「俺達の力は………こんな物じゃ、無い………!!」

 

 更にこんな状態になっているからこそ悟空とラディッツは自身達の現在の限界の壁を理解し、そして自分達はまだ先へ行けると言う感覚もまだ残っている事すら理解していた………そんな強さへの飽く無き追究と限界を超えようとする感情が、徐々に悟空とラディッツの中の壁を崩して行く! 

 

「………(ウイスさんの考えは恐らく………良し、此処は乗るか!!)喰らいなさいカカロット、ラディッツ!! 

 10倍のぉ………デストロイバーストォォォォォォ!!!」

 

「スローイングブラスター!!!!」

 

『………っ、かめはめ、波ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

【ギュォォォォォォォォォン、ボォォォォォゥゥゥゥ、ゴォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!】

 

 一方ニィープはウイスが何をしたいのかをもう此処まで来れば十分予測が付くので『それ』を実現させる為に敢えてフルパワーのデストロイバーストを放ち、ブロリーも本能的にスローイングブラスターを放った!! 

 対する悟空とラディッツは兄弟によるかめはめ波で対抗する………が、パワーが落ち始めてる為徐々に押されて行き着弾まで猶予が無かった!! 

 悟飯は流石にこれはやり過ぎではと考え間に飛び込もうとする………が、ピッコロがそれを無言で止めて他の面子達と共に見届ける気で居た!! 

 更に未来を知るミラ、トワはウイスは『あの境地』へと至らせようと言う意図が見えたが、ラディッツは果たしてどうなのかとも考え込んでいた!! 

 

「さあカカロット、ラディッツ、これで終わりならもう今日の修行は終わらせてやるわよ、はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

【ギュォォォォォォォォォォォン、ズドォォォォォォォォォォォォン!!!!!】

 

 そしてデストロイバースト、スローイングブラスターの2つの巨大気弾はかめはめ波を押し切り悟空とラディッツに着弾し大爆発を起こした!! 

 ウイスも此処で終わるならばそれまで、しかし悟空達ならば………まだ終わらない筈だと期待して静かに結果を見守っていた。

 それから爆煙が晴れ始め、着弾地点の2人の姿が見え始めて来た。

 其処には煙越しに脱力したまま立つ悟空達の姿があった。

 ニィープは果たして何方かと………ジッと睨む様にその爆煙が晴れるのを待っていた。

 

「………ああ、まだ、終わらないさ………」

 

「俺達は………まだ先へ、行く…!!」

 

【キュィィィィン、ビュォォォォォォッ!!!!】

 

 其処から短く、悟空達の声が響くと爆煙から突如白い光の柱が天に昇り始めていた!! 

 その光の中で悟空とラディッツは静かにニィープとブロリーに視線を合わせると光の柱が消え、其処には超サイヤ人ブルーが解除されたのか黒髪の状態………の筈だが、何故かブルー界王拳の20倍を超える気が充実し、更には圧力もブルー等の比ではなかった!! 

 更に銀色のオーラを纏い………悟空とラディッツの瞳もまたハイライトが増しながら薄く銀色に輝くと言う今までに無い姿へと変わっていた!! 

 更に神の気を探知出来る者達は悟空達の力が急激に増した事を悟り冷や汗を搔いていた!! 

 

「………ええ、信じてましたよ孫悟空さん、ラディッツさん。

 貴方達ならば其処へと踏み込んで来ると………」

 

「………く、くくくくく………そう来なくっちゃ面白く無いわよね、2人共ぉぉぉぉ!!!!」

 

「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!! 

 それでこそサイヤ人だ、カカロット、ラディッツゥゥゥゥ!!!!」

 

 そして、その姿の詳細を知る者達は悟空達に起きた変化は何なのかと悟り、且つブロリーはその圧力から新たなる境地へと至ったのだと察知し、ニィープもいよいよ本気で悟空達が神次元の更なる領域へ至る技………『身勝手の極意』が目覚め始めた事を歓喜しながら超フルパワーサイヤ人4の全力で突撃し攻撃を開始した!! 

 だが悟空、ラディッツは共にその攻撃を簡単に回避し更にカウンター気味な攻撃をニィープ達に叩き込んでいた!! 

 しかも一連の動作には無駄が無い上に全て予備動作も感じられない、今までの悟空達の動きと全く異なると悟飯やピッコロ、フリーザ達も僅かな攻防のやり取りで理解しつつも何が起きたのか分からず驚愕を隠せずにいた!! 

 

「見てて下さい悟飯さん、トランクスさん達、アレこそが貴方達が超えるべき人達が殻を破り新たな境地へと至りつつある姿です。

 あの境地の名は身勝手の極意、ビルス様達破壊神様達すらもまだ完全には使えない、名の通り身体が勝手に動きそして全てを凌駕して行く神の業です。

 アレはまだ兆し、真の身勝手の極意ではありませんが………その目で捉え、そして脳裏に刻んで下さい、貴方達次世代が超えようとする先人達の至りつつあるその勇姿を」

 

「………身勝手の、極意………アレが、父さん達が至る境地なのか………!!」

 

「凄い………本当に凄いですよ、悟空さん、ラディッツさん…!!」

 

 そしてウイスは悟飯やトランクス:TP達に身勝手の極意を明かすと5人はその姿、圧力、その全てに釘付けとなりながら偉大な戦士達のそれを見届けながら………拳を握り締めてそれを超えたいと言う感情が生まれていた!! 

 これも全ては孫悟空とラディッツ、2人の兄弟のその熱さがダイレクトに伝わっているからに他ならなかった!! 

 更にそれに触発されピッコロやセル、魔人ブウ達もまたアレに負けぬ様に………神々の業すらも超えようと言うモチベーションが生まれ不思議と身体に力が入り始めるのだった!! 

 

『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!』

 

 更にそれは直に闘っているニィープやブロリーも同様であり、そして悟空達もまだまだコレには先があると言う確信がある為それを目指し更に高みへと手を伸ばそうとしていた!! 

 その結果、ニィープとブロリーは超フルパワーサイヤ人4の肉体強度で耐え得るダメージ許容範囲を超えてもなおも闘い続け………そのまま身勝手の極意“兆”に圧倒され変身が解除され、悟空達も身勝手の極意のリバウンドによる負荷で倒れ共に倒れるのであった! 

 しかしこの修行で悟空達は得られる物も多く、また戦士達も目指し超えるべき目標が新たに見つかった事でその行く先に立ちはだかるブラックやザマス達を倒しトランクス:TP達の世界を救い、其処へと至る熱意も生まれていた。

 それ等を見届けたウイスはこの修行を見届けて良かったと思いながら悟空達を見届け、更にいつの間にかベジータとクウラを抱えていたビルスもまた身勝手の極意に至りつつある悟空達にベジータ達の様に剣呑な視線を向けながらその成長を楽しむのであった。

 

「………超サイヤ人4………まだ、こんなものじゃないわ………」

 

 その一方ニィープは身勝手の極意との対決で超フルパワーサイヤ人4と言う到達点すらもまだ通過点に過ぎなかったとサイヤ人の本能で悟りながら、その壁を如何に超えるのかと考え始めていた。

 それはブロリーも同様であり、カカロット達が神の境地へと至るのならば此方はサイヤ人の境地へと至ろうと密かに画策するのだった。

 全ては今よりも前へと行く為に、どんな敵にも負けぬ為に………。




此処までの閲覧ありがとうございました。
はい、四星龍の顕現化に加えてピッコロさんは………ぶっちゃければカナッサの紋章を背に描く事が出来ちゃいました。
更に悟空とラディッツが身勝手の極意、ベジータは我儘の極意、クウラもまたベジータと同じ境地且つ本作オリジナルのゴールデンメタルクウラに代わる頂への兆しへと踏み込みました。
それぞれ戦闘力はピッコロさんは無理無く9000兆に至り、悟空やベジータ達はまだ扉を開けたばかりなので1京2000兆辺りが妥当ですが、このまま修行を続けたら同じ“兆”でも戦闘力が更に増すでしょう、勿論自在に使えたらの話ですが。
ニィープとブロリーも更に強くなろうとし、悟飯もピッコロさんバフが掛かり始めましたのでそろそろ…。
因みにトランクス:TP達の方は次回辺りに書きつつ、修行回を終えてリベンジへと行く予定になってます。

次回もよろしくお願い致します!

追記:アジッサの紋章でした、後書き修正します。
寝起きはダメだな…。
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