DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様お待たせ致しました、第78話目を更新致します!
仕事が忙しかったり用事が沢山あったりで中々書き進めなかったのですが、何とか書けました。
なお今回は初の試みである楽曲を小説内で使います。
では、本編へどうぞ!!


第78話 目覚める野生!!覚醒の孫悟飯!!

 悟空達とトランクス:TP達がゴクウブラック達と戦闘を開始し、再び悟空達はザマス、ゴハンブラックをそれぞれ合流させぬ様に闘い始めていた!! 

 しかも今回はたった1人に何人も袋叩きにする戦法である為純血サイヤ人勢には1対1で闘えぬ不満はあれど、エイジ796世界を此処まで滅茶苦茶に荒らした上にそれぞれの世界でも殺戮を行ったこのザマス達には容赦も正々堂々も無い、ただ凶悪な敵として倒す事しか悟空達の頭には無かった!! 

 

「おのれ界王神ザマス!! 

 我等と同じザマスでありながら神の正義を忘れた愚か者め!!」

 

「神の正義の名の下に我々神が人間の命を奪って良いのか? 

 それは命を奪う中でも特に禁忌とされる親が子を殺す事だと何故気付かない!」

 

「その罪も背負い我等は新たな世界を作り上げるのだ!! 

 人間と言う不出来な子を始末し新しい命に溢れる世界を、悪の一片もない完璧で幸福に溢れた世界を………それこそが神の正義であると何故貴様は理解しない!!」

 

「その思考停止を止めよ!! 

 貴様達の様により大きな過ちを過ちと認めず自分達だけが正しいと盲信する事こそが罪の証、其処に決して正義など無い愚行であるのだ!! 

 それを理解しないのならば、私自身の手で貴様達邪神を討つ!!」

 

 更に神威を発動させた界王神ザマスはゴクウブラックの超サイヤ人ロゼと互角の闘いを演じており、澄んだ紫の気と薔薇色の気の刃が何度も何度も音を立てて衝突し、その度に互いの主張を曲げぬ激闘と論争を繰り広げていた!! 

 其処にトランクス:TPがゴクウブラックに斬り掛かり、ギリギリでゴクウブラックは回避した………が、その隙をベジータと界王神ザマスが蹴りを鳩尾に叩き込み、更にトランクス:TPと共に何度も何度もゴクウブラックを地面にめり込ませながら殴り掛かっていた!! 

 

「ぐ、ご、がっ!? 

 な、何故ベジータとトランクスが此処までの力を…!?」

 

「貴様等の誤算を教えてやる、その身体はな………細胞の隅々までカカロットが永く激しい戦歴で作り上げた物だ!!」

 

「お前にとっては所詮借り物、悟空さんの身体を乗っ取って得た偽物の力だ!!」

 

「よって、彼にしか使い熟せない………人間の、サイヤ人の、誇り高き戦士の力と細胞が其処にあるのだ!!」

 

「そして貴様が偽物で、俺達が本物………サイヤ人の王子とその子、更に己が肉体を鍛え抜いた界王神、其処に絶対的な差があるんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!!!!!!】

 

 更にベジータ、トランクス:TP、界王神ザマスはゴクウブラックの超サイヤ人ロゼも何もかもが借り物の力であり、自身達や孫悟空達と違い自分の力を鍛え抜いた訳では無いブラック達に歴然たる戦士である自分達に勝てる道理は無いと断言しながら更に超サイヤ人ブルー進化や神威に界王拳を上乗せして更に深く大きなダメージを与え続けた!! 

 パワーアップの余地も与えず、ボロ雑巾にするかの如く!! 

 この猛攻にゴクウブラックは血反吐を吐き、3日前以上に敗北するかも知れないと言う恐怖を覚え始めるのであった!! 

 

「くっ、同志を救わねば…!!」

 

「行かせんぞ、超ドラゴンボールを乱用せし愚か者よ!!」

 

 そんなゴクウブラックを救おうと未来ザマスが何とかその場に向かおうとするが、それをゴールデンフリーザ、クリアセル、魔人ブウとミスター・ブウ、更に超一星龍が立ちはだかり合流を許さなかった!! 

 しかも………フリーザ達の攻撃は兎も角、胸にドラゴンボールを埋め込んだあの敵の攻撃は受けると不死身の肉体の治りが遅いと気付き、此方も此方で不死身なのに死ぬかも知れない恐怖に襲われていた!! 

 

「くっ、何故だ………超ドラゴンボールで不死身の肉体を得た私が、何故こんな傷を………!!?」

 

「ふん、超ドラゴンボールと言えどドラゴンボールはドラゴンボール、ならばその願いで叶えた不死身はこの邪悪龍の長たる一星龍の前には無意味なのだ!!」

 

「邪悪龍………? 

 一体何なのだ、それは!?」

 

「おっと、余所見は関心せんぞ?」

 

【ドガァッ!!! 

 ボゴォォッ!!! 

 バギィッ!!!】

 

 未来ザマスは邪悪龍なる存在により追い込まれ、更にその傷をフリーザやセル達が完璧に狙いを定めながら攻撃を叩き込んで来ている為、超一星龍によって負った超ドラゴンボールの願いを貫通した傷をより深く刻まれていた!! 

 その為この不死身の肉体になってから久方振りに痛みを覚え思わずガードを固め始めてしまっていた!! 

 以上の様に未来ザマスにとって超一星龍とは死神の鎌であり、ドラゴンボールを乱用した者の絶対的な死を味わう結果となり未来ザマスの表情は更に歪むのであった!! 

 

「フフフフ、俺が気になるのならば教えてやろう。

 邪悪龍とはドラゴンボールを乱用せし者の前に現れる裁定者、ドラゴンボールが願いを叶えた際に生まれるマイナスエネルギーが臨界に達した際に俺達はドラゴンボールより顕現するドラゴンボールの化身だ! 

 今回は孫悟空の持つプラスエネルギーがドラゴンボールに臨界まで充填された結果顕現すると言う例外はあれど、我が存在意義に変わり無し!! 

 そしてドラゴンボールの化身であるが故に邪悪龍はドラゴンボールの願いを無力化する力を持つのだ………そう、例え超ドラゴンボールの願いであろうとだ!! 

 ザマス、貴様達の超ドラゴンボール乱用の罪はドラゴンボールの化身たるこの俺が直々に裁いてやる、不死身の肉体が死ぬと言う恐怖に怯え、竦み、そしてドラゴンボールの乱用を後悔しながら死に果てるが良い!!」

 

「ド、ドラゴンボールの化身に裁定者だとぉ………人間風情と共にこの絶対の神たる私に歯向かう者が裁定者を気取るか!! 

 ならばその胸のドラゴンボールと共に貴様の存在を消してやるぞ、一星龍ッ!!」

 

 そして超一星龍は邪悪龍の存在意義を悠々と語りながら未来ザマスと言う最も愚かな存在を殺す為に気を解放し突撃する! 

 対するザマスもより怒りを募らせ、不死身の肉体を得た自身を殺し得る存在を消す為にその神力の全てを注ぐのだった! 

 しかし、其処へフリーザ達まで乱入して未来ザマスを囲んで平然と袋叩きにするを繰り返していた!! 

 悟空達と違いフリーザ達は戦士以前に悪の枢軸、敵を殺せるならば機会を逃す事は絶対にしないのだ! 

 よって超一星龍と共になり1人の敵を袋叩きにしても良心もプライドも痛まず、ただ淡々と敵を屠るだけなのだ!! 

 

「ぐぅぅぅぅ、人間如きが………神に楯突くだけでなく傷を付けるなどと………何処までも我々神々を侮辱すれば気が済むのだ、人間!!」

 

「ホッホッホッホッホッホ!! 

 何処までやるかですって? 

 それは勿論貴方のその生意気で無駄に高いプライドを粉々に砕き、絶対の神と宣うおバカさんを屈辱の果てに死んで地面に這い蹲るまで、ですよ!」

 

「無論その為ならば、我々はあらゆる手段を用いて傲慢で愚かな貴様を徹底的にこき下ろすだろう。

 後これはオマケなのだが、さっきまでの人間を裁く我こそが神だとか言う威勢は何処に行ったのだ? 

 ………笑えよ、ザマス」

 

「そして、我々の様な悪にとって貴様の様なポッと出の神の理想など知った事か!! 

 人間の美徳にも気付けぬ程に凝り固まったその思想と理念、この魔人ブウが徹底的に打ち砕いてやろう!!」

 

 更に未来ザマスの言葉にフリーザ、セル、魔人ブウはそれぞれ悪人として徹底して屈辱を与え続ける言葉と戦闘を繰り返し、戦闘力420兆程度でしか無い不死身だけが取り柄の自称界王神を一方的に追い詰める!! 

 それはまるでこのザマス達が殺して来た人間や神々の怒りが、恨みが具現化した様な苛烈な物であり、裁定者の超一星龍と合わせてフリーザ達は愚かなザマスを裁く為に現れた悪の権化なのだ!! 

 それを理解した未来ザマスではあるが、理解したとてこの状況が変わる事が無く、しかも超一星龍に至ってはほぼゴハンブラックと同等の力を有するが為、どんなに逆立ちしようとも決して勝つ可能性は0である!! 

 よってこの未来ザマスが辿る末路はただ1つ………フリーザの言う様に屈辱の果てに死ぬと言うゴールしかあり得ないのだった!! 

 

「くっ、人間共め………私達の気高き理想も理解せず世界を穢し続ける愚かな生命め、貴様達の存在を私達は絶対に許さん!! 

 必ず滅ぼしてやるぞ!!」

 

「ならば今直ぐやってみろゴハンブラック!! 

 だが俺達人間は明日の為、未来の為に貴様達に抵抗し続けてやるぞ!!」

 

「いい加減此処でケリを着けるわよ、悟飯くんの身体を奪ったザマス!!」

 

【ドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギ!!!!!】

 

 一方ゴハンブラックはその絶対的な戦闘力を発揮し続け何度も何度も食い下がるニィープやピッコロ達全員を相手に圧倒しつつも、合流しようとする度に隠し持ってる仙豆で回復されては行く手を阻まれ苛立っていた!! 

 しかし………矢張りゴハンブラックは強く、恐らく現時点では超一星龍やビルスでなければ互角に闘えずオレンジピッコロでも何とか食い下がるのがやっとだった!! 

 その為他の2人は3〜5名で闘うのに対しゴハンブラックだけは全戦力で挑む形になっていた!! 

 

「喰らえ、気円神斬!!」

 

「神・気功砲!!」

 

『はぁぁぁ!!』

 

【ギュォォォォォォォォォォッ、ズドォォォォォォォォォォォン!!!!!!】

 

 更に隙を突いてクリリンが神威と界王拳を用いた気円神斬を、天津飯もクリリンと同じ事をやりながら神・気功砲を、更に17号達やサタン、21号達と言った面々が一斉にエネルギー波をゴハンブラックに直撃させ大爆発が起きた!! 

 しかし………ゴハンブラックの高過ぎる戦闘力の前では神威+界王拳で最大戦闘力8500兆まで高まったクリリン達の技でもダメージを与える事が出来ず、矢張りオレンジピッコロの魔貫光殺砲やビルスの破壊玉位でしか大きなダメージを与えられないだろうと言う結果に終わった!! 

 

「ゴハンブラック、次は俺達が相手だ!!」

 

「俺の可愛い甥の身体を好き勝手に使う貴様だけは………その甥の嫁や又姪すらも殺した貴様だけは許さんぞ!!」

 

「孫悟空、そしてラディッツ!! 

 如何に貴様達兄弟であろうが私には勝てんぞ!! 

 それを理解しながらも挑むその愚かさだけは褒めてやろう、そして貴様達の家族の肉体の手で朽ち果てるが良い!!」

 

【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガ、バギィッ!! 

 ドガバギドガバギドガバギドガバギドゴォッ!!】

 

 そんなゴハンブラックにブルー界王拳を最大倍率で使う悟空とラディッツが突撃し、兄弟のコンビネーションで何とかしようとする………が、それでもゴハンブラックには届かなかった! 

 勿論悟空達もそれを理解はしている、だがそれでも息子や甥の身体で好き勝手し、別の歴史世界とは言えど家族や仲間達を殺して来たこの男やゴクウブラックだけは悟空達は許せないのだ!! 

 そんなブラック達への怒りが………悟空達が愚直に挑むその心が………徐々に限界の壁を壊し始めている。

 後少し何かがあれば悟空とラディッツは身勝手の極意“兆”へ至り、この男にその力を向けるだろう。

 だが………そのパズルのピースが後少し足りない、ほんの少しの壁の先が分厚く、そしてきっかけが足りずこのままでは悟空達は身勝手の極意に至る前に戦闘不能になってしまうだろう!! 

 

「ゴハンブラックゥゥゥゥ!!」

 

「貴様の相手は孫やラディッツだけでは無い!!」

 

「貴様のその力、このクウラが必ず打ち砕こう!!」

 

 そんなボロボロになり続ける悟空達とスイッチしてアルティメット悟飯、オレンジピッコロ、更には………遂にビルスとの修行で“兆”と言えど破壊神の力を得る事になり、まだ未完成とは言えオレンジピッコロ並の戦闘力を発揮したクウラが仙豆で回復して攻撃を開始した!! 

 

「クウラ………その力………矢張り破壊神の力か!! 

 まさか人間如きが破壊神の領域にまで到達し得るとは………何処までも神を愚弄する事が好きな様だな、貴様は!!」

 

「だからどうしたと言うのだ! 

 俺にとって破壊神の力はビルスを超える為に必要な物に過ぎない! 

 それを得て何が悪い、何が罪なのだ!! 

 ただ憧れ、挑戦したい頂を目指す事が悪だと言いたいのか、ゴハンブラック!!」

 

「神々の領域に踏み入る事その物が蛮行であり悪なのだ!! 

 矢張りそれを理解出来ない人間風情が破壊神の力を振るうなど相応しくない、この手で存在の一片すらも残さず消してやるぞ、クウラ!!」

 

 その中でも人間としてビルスに挑みたいと言う目標、理想があるクウラと人間が破壊神の領域に踏み入った事が許せないゴハンブラックの戦闘は苛烈と呼ぶべき物で、その余波で西の都の廃墟が次々と崩れ去り、最前線メンバーの面々でも17号やクリリン達でなければその風圧に耐える事も出来ずパラガスやニオ、ナッパは既に近付く事すら出来ずに居た!! 

 だが………この力は未完成、故にゴハンブラックには届かない! 

 その証拠に現時点のクウラの最大戦闘力は2京8000兆だが、ゴハンブラックは怒りで戦闘中に更に力が増してしまい今では4京3000兆までパワーアップしている!! 

 よって何処まで追い縋ろうともゴハンブラックに圧倒され、クウラは辛酸を舐め続ける羽目になるのだ!! 

 

「ゴクウブラックやこの世界のザマスも許せんが、矢張り1番許せんのは貴様だゴハンブラック!!」

 

「ビーデルさんやパンさんも殺して、今も皆やこの世界の人々を傷付けるお前だけは許せない!!」

 

「ハッ、私の崇高なる理想を理解出来ない人間如きが幾ら吼えようが届かん!! 

 特に孫悟飯………この中でも足手纏いになり掛けてる貴様はな!!」

 

【ドガドガドガ、ドゴォ、バギィ、ドガァッ!! 

 キィィィィィィン、ズガァァァァァァァァァァンッ!!!】

 

『がっ…!!?』

 

 そんなクウラを援護しようとしたピッコロ、悟飯を嘲笑うゴハンブラックはクウラ諸共その力で重い一撃を与え吹き飛ばす!! 

 そして瓦礫に埋もれた悟飯達は再び仙豆を食べて無理矢理身体を治して挑もうとした!! 

 其処へ遂にビルスが動き出し、ゴハンブラックとフルパワーで衝突する!! 

 その戦闘はクウラやオレンジピッコロの物と比べてもより苛烈さを極め、互いに傷付けられながらも何度も何度もパンチやキックを叩き込んではノーガードで攻撃を振るい続けた!! 

 正に互角、そう呼ぶに相応しい戦闘が其処にあった!! 

 

「ク、クククク………ビルス、矢張り貴様と闘う事こそが私にとってのメインディッシュだ!! 

 そろそろ前菜共では飽きて来た所だった………貴様を殺し、全王を地に堕とす聖戦の幕開けとさせて貰おう!!」

 

「全王様を地に堕とすだと………貴様、ボクの前でよくもそんな事を言えたな? 

 今の発言は我々神々への挑戦と受け取らせて貰うよ………そして、全王様に弓引いた事を後悔させてやる!」

 

【ドガァァァァァァァァァァ!!!!!! 

 ドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギ!!!!!!!】

 

 更に全王様に対しての敵意を隠さないゴハンブラックにビルスは今まで悟空達が見た事が無い程の絶対零度の怒りを向け、破壊神のオーラを全開にして宇宙が崩壊するかと思われる様な一撃一撃を放ち続けた!! 

 その余りに苛烈な攻撃に地球は、否、宇宙は震えもしもヤムチャ達が此処に居れば戦闘の余波だけで死んでいただろう。

 しかし………しかし、この破壊神ビルスの全力を以てしてもゴハンブラックはまだ倒せない、寧ろ戦闘が長引く所為でこの歴史世界が先に壊れてしまう事は誰の目から見ても明らかであった! 

 しかもゴハンブラックは孫悟飯の潜在能力がまだ引き出されつつあるのか、徐々に戦闘力が増している事を悟飯達は悟っていた!! 

 

「ぐっ………ビルス様でも攻め切れないのか………!!」

 

「な、なんちゅうこった、まさかゴハンブラックが此処まで強えなんて想定外だ…!! 

 アイツを倒す手段が本当に僅かな可能性がある物しかねぇ…!!」

 

 一方ボロボロになっていた悟空、ラディッツもまた仙豆を食べて漸く行動可能になったが、ビルスが見た感じ9割本気を出してもなお倒せないゴハンブラックの戦闘力に戦慄を覚えていた! 

 更に僅かな可能性の物も片や魔封波を当てる事であり、この乱戦且つゴハンブラックが元気な内は絶対に決まらないと言う確信があった! 

 ならば残る可能性は………悟飯本人の潜在能力、未だ全貌が見えないそれが発揮されるか自身達が身勝手の極意“兆”に至りつつ今のクウラやピッコロと共闘する位しか無いのだ! 

 

「ぐっ………(分かってる、僕が潜在能力を目覚めさせるしか勝てる手段が無い位!! 

 でも………怒りが目覚めるキッカケでも、これ以上怒るにはどうしたら………!!)」

 

 更にそれは悟飯自身が良く分かっていた事ではある………が、別世界の妻子を、身近な人間達全てを殺されたと聞かされ、更に皆が傷付けられる中でもう自分でも最高潮に高まった怒りをこれ以上どうやって爆発させるのか分からないのだ! 

 その悔しさの怒りでもまだこの身体に有り余る力は解放出来ていない………それを悟飯はただただ悔しく思い拳を握りながら地面を叩くしか出来なかった…。

 

「………少しだけ、無茶するか………」

 

 だが、此処でビルスとゴハンブラックの間に割って入り戦闘を行う者が居た!! 

 それは………ピッコロだった!! 

 ピッコロは悟飯の怒りも悔しさも良く理解出来ていた、かく言う自身もゴハンブラックへの怒りは凄まじい物であるが故に手を拱いて見てるだけと言う訳には行かないのだ!! 

 そして………何より悟飯の力を誰よりも理解している、ならばその引き出し方も熟知し、後の事を悟飯に託してこの怨敵を打ち倒す布石になろうと決断したのだ!! 

 

「ピッコロ、貴様何を!!」

 

「ハッ、愚かだなピッコロ………貴様の弟子の肉体と力を得た私に未だ闘う気で居るとはな!!」

 

「黙れゴハンブラック!! 

 悟飯の身体を好き勝手利用し、その身体でビーデルやパンすら殺した貴様だけはこの命に代えても必ず滅ぼしてやる!! 

 うわぁらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

 

【ドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギ!!!!!! 

 ガシッ、ドゴォォォォォォッ!!!!!!】

 

 ビルスも驚く中でピッコロは怒りのままゴハンブラックへと攻撃し………そして案の定動きを捉えられ重い一撃を受けていた!! 

 これにはビルスも何を考えているのだと憤慨しつつピッコロの救出をしようとする………が、ピッコロの目にはまだ闘志が宿り続けており、その目には助けは不要と言う意志すら感じられた!! 

 その為ビルスは事の成り行きを見守る選択肢を取り、ピッコロが何をやるのかと見つめ続けていた! 

 その間もピッコロは意地と怒りでゴハンブラックへと肉薄し………それを鬱陶しく思ったゴハンブラックはより怒りに満ちた形相でピッコロを睨んだ!! 

 

「いい加減鬱陶しいぞピッコロ!! 

 はぁぁ!!!!」

 

【ドガァァァァァァァァァァ!!!!!!】

 

「ぐおぁ………!!!」

 

【ガシッ!!】

 

 ゴハンブラックは遂にピッコロへ決定的な一撃を加え、その意識を刈り取ると同時に左手で頭を掴みつつ右手で気弾をチャージしていた!! 

 悟空達はピッコロが危ないと直感的に察し、直ぐ様行動を開始しようとする………が、それよりも早くゴハンブラックの気弾がピッコロの腹部に炸裂し、爆煙と共にピッコロは地面へと落下して行く! 

 

「ピ、ピッコロォ!!」

 

「ピッコロさん………!!」

 

「ふん、弱き人間如きが神に歯向かうからこうなるのだ。

 孫悟空、孫悟飯、お前達もピッコロの後を追わせてやる、ありがたく思え」

 

 更にゴハンブラックは悟飯達へと視線を移していよいよ孫悟空達の抹殺を行おうとする………が、其処で悟飯の表情が更に怒りに満ちた物に変わり、気も上昇し始めた事に勘付いたゴハンブラックは………もし此処で孫悟飯の怒りを爆発させ、その解放され切った潜在能力を自身が上回れば敵は居ないだろうと言う考えを、本来ザマスならば取らない選択肢をサイヤ人の血と孫悟飯の能力を得たゴハンブラックは選びつつ邪悪な笑みを浮かべていた! 

 

「ふっ、冥土の土産に良い事を教えてやるぞ孫悟飯。

 貴様の妻のビーデル………奴が娘を抱きながら最期に口にした言葉を教えてやろう。

 それは………『助けて、悟飯君』、だ」

 

「………………………」

 

 そして悟飯はその言葉を聞いた瞬間、一瞬だけ頭が真っ白になっていた。

 奴は何を言い放った? 

 何を明かした? 

 その投げ付けられた言葉をゆっくりと呑み込みながら………悟飯の脳裏にビーデルと赤子のパンの姿が浮かびながら、ビーデルの声が響いた。

 更に地面に落ちて行くピッコロの姿も改めて視認し………次の瞬間、悟飯の中で何かが切れる音がした。

 ニィープが居る世界の孫悟飯は学者と戦士の両立をしながら修行をし、その戦闘力は悟空達にさえ置いて行かれない物にまで成長した。

 つまり下地は出来上がっている………其処に邪悪な魂を持つ者が嘲笑う、仲間を傷付ける、そして別の歴史世界とは言え親達だけでなく妻や娘までもその者は殺害した。

 そんな敵にまともに闘えない不甲斐無さすら感じていた。

 

「ぐっ………ぐぐぐ………!!」

 

 それにより次世代を担う戦士の先を行く悟飯の怒りは最高潮すらも超え、今までに無い程の爆発する瞬間を迎える!! 

 此処に居る絶望を打ち払う為………悟飯が覚醒する時は満ちた!! 

 

時は満ちて

おお救世主(メシア) おお救世主達(メシアら)

………

YUDULIYA-VELE YUDULIYA-VELE

YUDULIYA-VELE

YUDULIYA IYALIYA

 

「うおおおおおぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

【ズドォォォォォォォォォォォッ、ギュインギュインギュインギュインギュインギュイン!!!!!!!!】

 

 刹那、悟飯の気が爆発し巨大な青いオーラがその身体から放出された!! 

 更に悟飯の外見も劇的に変化し、頭髪はよりボリュームがありつつ少年期の超サイヤ人2の様に逆立ちながら銀髪になり、瞳の色も超サイヤ人の碧眼と違う紅い物に変化していた!! 

 それを見ていた悟空やラディッツ、クウラ達は遂に悟飯の怒りが爆発し眠っていた物が全て目覚めたのだと確信していた!! 

 

「あの姿………超サイヤ人等とは違う、孫悟飯独自の変身………だが、その力は………!!」

 

「………ふ、ふふふふ………そうだ、それでこそ私が全てを超える神として倒すべき敵に相応しいのだ孫悟飯………行くぞ!!」

 

【ギュォォォォォォッ、ドゴォッ、ズガガガガガガガガガガガガァァァァァァァン!!!!!!】

 

 そんな悟飯を目撃したビルスやウイスはその潜在能力の高さは買ってたがまさか此処までとはと驚愕し、一方神である自身の『敵』が現れた事を確信したゴハンブラックは気を解放し飛び込み、全力で悟飯の顔面を殴り掛かるとその余波で背後の街や地面が割れてしまった!! 

 だが………………だが、悟飯はそんなパンチを受けても全く動じていなかった!! 

 そう、微動だにしていない………クリリン達が受ければ死が確定するゴハンブラックの全力攻撃がまるで効いていないのだ!! 

 

「その程度なのか? 

 なら、今度は僕の番だ…はぁぁぁ!!!!!」

 

【ドガァァァァァァァァァァッ!!!!!!】

 

「うごぉっ!!!!?」

 

【ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!】

 

 その仕返しで悟飯のパンチがゴハンブラックの顔面に叩き込まれ、その余りの威力でゴハンブラックは地面に背中を擦りながら吹き飛ばされ、幾つもビルをも貫通しながら粉煙を上げ、そしてビルを6つ分貫通した後信号機の柱にぶつかって其処でやっと吹き飛ぶのが止まった!! 

 

「………ふっ」

 

 そんなゴハンブラックの無様な姿を見た悟飯は不敵な笑みを浮かべ、今にも敵で遊びそうな程に気分が高揚し過ぎていた!! 

 確かにこの姿は超サイヤ人では無いが、孫悟飯の全ての力が様々な怒りで解放された姿、よって彼の中の『野性的』な部分が全て発揮されてるが為に敵に対してより屈辱を与え、後悔させてやるんだと言う舞い上がった感情が彼を支配し始めるのだ!! 

 

「…ご、悟飯………手を、抜くな………」

 

「悟飯くん、ピッコロの言葉が聞こえたわよね? 

 油断せず慢心せず奴を殺すわよ。

 それとピッコロにはクリリンが仙豆を食べさせてるわ、戦線復帰はもう少し掛かるけど死にはしないわ」

 

「………ピッコロさん、ニィープ伯母さん………はい、分かりました!」

 

 しかし、その感情に待ったを掛けたピッコロとニィープの手により悟飯はふと正気に戻り、しかし怒りは満ちたままの状態を保ちつつゴハンブラックを睨んでいた!! 

 もしも此処でピッコロ達の言葉が無ければ悟飯は取り返しのつかない失敗をする所だったが、此処にはピッコロとニィープが、更には悟空達も居る上に此処はトランクス:TP達の世界だ。

 失敗は許されない、それを思い返した事で悟飯は油断も慢心も無い状態となったのだ! 

 そんな悟飯に対しゴハンブラックは空高く飛び上がりながら怒りの形相で睨んでいた!! 

 

「孫………悟飯………よくもこの私に、絶対なる神である私に泥を………!!」

 

「ザマス、敵を求めたかと思えばそんな敵に見当違いな怒りを抱いたり、アンタは色々チグハグになっている事に自分自身で気付いていない様ね。

 まぁ………そんな物を教えてやる義理は無いし、そろそろ決着をつけてやるわ………はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

【ギュビィィィィィィィィン!!!!!!】

 

 更に悟飯の隣りに居たニィープもまた悟飯の覚醒を見届けた後に漸く悟空やベジータ、ラディッツから受け取った神の気によって超フルパワーサイヤ人4を超えた姿へと変身する!! 

 その姿は修行部屋で見せた時と同じく超サイヤ人4の黒髪と体色が紅みがかり、更に超サイヤ人ブルーの神の気を取り込んだ事でその気も1つになった気を放つ………その名も『超フルパワーサイヤ人4限界突破』である!! 

 超サイヤ人4のより先に進んだ姿が今、孫悟飯の潜在能力が全て覚醒した姿である『ビースト』と共に並び立ち敵を見据える!! 

 

「………悟飯の奴、溜まってた物が全部ぶち撒けられたみたいだな………となれば、俺達はこんな所でジッとしてる訳には行かないよな、カカロット?」

 

「ああ、オラ達も………親としても、戦士としても、責任を果たさなきゃな………」

 

【ブォォォン…!!!】

 

 そんな悟飯とニィープに触発された悟空、ラディッツもまた限界の壁が壊され、より神の気が純化し身体に馴染み込んだ姿である身勝手の極意“兆”に至り、ゴハンブラック………否、『3人のザマス』と言う不倶戴天の敵を見据えながら悟飯達の隣に立ちながら4人でゴハンブラック達の姿から目を離さずにいた!! 

 一方ゴハンブラックやゴクウブラック、不死身の未来ザマスは悟空とラディッツが不完全とは言え身勝手の極意へと至り、ニィープは超サイヤ人4に神の気が混ざった姿に変身し、悟飯に至っては訳が分からない形態になった事に驚愕しながら敵達を睨んでいた!! 

 

「フッ、カカロットめ………良いぜ、貴様に身勝手の極意はくれてやる…が、俺は俺の道を征く!!! 

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

【ギュルォォォォォン!!!】

 

「なっ、ベジータが………クウラと同じ………不完全とは言え、破壊神の力を…!?」

 

 其処にゴクウブラックと闘っていたベジータもまたまだ完全では無いが紫のオーラを放つ破壊神の力を…修行部屋でベジータ自身が名付けた『我儘の極意』の“兆”を使用し悟空や悟飯の身体を奪い、トランクス:TP達の世界を滅茶苦茶にした憎むべき敵へとより一層の敵意を向けていた!! 

 その隣でトランクス:TPは超サイヤ人ブルー進化に変身し、闘いはいよいよ最終局面へと突入し始めるのであった………!!




此処までの閲覧ありがとうございました
遂に………悟飯の現段階での最終形態を出せました。
そして悟飯のパワーアップには運命の日〜魂VS魂〜を流したいと言う欲があり楽曲コードを初めて入力しながら書きましたが………これで大丈夫ですかね?
更に超フルパワーサイヤ人4限界突破も出せた上に悟空とラディッツ、再び身勝手の極意の“兆”に至り、ベジータも我儘の極意“兆”と言う捏造形態へ成りました。
クウラもまたベジータと同じく“兆”でありながら破壊神の力へと到達した本作オリジナルの変身に至り始めたのでいよいよ力の大会への布石が立ちました。
まぁこれでもまだジレンの方が優勢なんですけどね………何なのバグキャラ…。
さて、悟空とラディッツの身勝手の極意やベジータの我儘の極意の“兆”、超フルパワーサイヤ人4限界突破、クウラの未完成形態、ビーストの戦闘力を掲載します。

孫悟空&ラディッツ
身勝手の極意“兆”:2京8000兆(完成度40%)

ベジータ
我儘の極意“兆”:2京9000兆(完成度40%)

ニィープ&ブロリー
超フルパワーサイヤ人4限界突破:5京6000兆(現時点)

クウラ
破壊神形態(未完成):2京9000(完成度40%)

孫悟飯
ビースト:7京(現時点)

何だか数値がぶっ飛んでる様に思えますけどこれ、まだ現時点ですのでもっと時が経てばこれより強くなれます。
悟空達はまだ自在に使用出来ないので先ずはちゃんと形態変化出来る様になろうねって地点ですけど。
そして超フルパワーサイヤ人4限界突破は身勝手の極意の“極”に一歩及ばないけど“兆”以上の立ち位置として、ビーストは身勝手の極意と互角以上に闘った+身勝手の極意の回避能力を超えて攻撃をクリーンヒットさせてた事からこの戦闘力になります。
そして悟空達の未完成組は完成したら………。

次回もよろしくお願い致します!
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