DRAGON BALL XP   作:”蒼龍”

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皆様おはようございます、またまた筆が乗ったので第87話目を更新致します。
今回は悟空達や他の宇宙の戦士達との闘い………そしてタイトル通り、ジレンの行動開始が中心となります。
本作での残る戦士達の力は、特に第6宇宙の面々とジレンの力をお楽しみ下さいませ。
では、本編へどうぞ!


第87話 激化する闘い!!そして動くジレン!!

 アニラーザと魔人ブウの激闘の最中、孫悟飯は第10宇宙の面々を相手取っており既にルバルト、ジラセン、リリベウが気絶しており残るは武舞台から落とすのみであったが、それをオブニとザマスが阻止していた!! 

 

「フッ………こんな形で死力を尽くす事になるとは思ってもみませんでしたよ悟飯さん」

 

「僕もです、ザマス様。

 でも、僕にも守るべき物が………愛する人達が居ます、だから此処で負ける訳には行かないんです!!」

 

「成る程、君がザマス様が常々語っていた第7宇宙の心優しき戦士、孫悟飯なのか…。

 だが、それは我々も同じ事。

 青年よ、同じ想いを抱く者同士闘い合えば最後に残るのはより力が大きな者だ! 

 ならばこそその持てる力を尽くせ、後悔などせぬ為にな…!」

 

 ザマスと悟飯が互いに語り合う中、オブニはこの青年が過ちを犯した並行世界のザマスの打倒に一役買った孫悟飯と言う第7宇宙最強の戦士だと理解し、その清らかな心に感銘を受けていた。

 が、オブニもまた第10宇宙を護る為に立ち上がった代表選手の一人である! 

 よって志は同じであり、ならばこそ互いに譲れぬ願いの為に後悔無く闘わねばとまだまだ若い悟飯に語っていた! 

 それを聞き届けた悟飯はアルティメットの力を更に引き出し、目付きも少し甘さが残ってた物から甘さが消え、歴然たる戦士の目の物になり雰囲気が先程までとガラリと変わった!! 

 ザマスとオブニはいよいよ孫悟飯が本気を出し始めたと理解し、ザマスもまた神威を纏い高倍率の界王拳を使い始め、オブニも戦闘力を解放し始めた!! 

 

「そうだ、それで良い………フン!!」

 

【ギュォォォォン!!!】

 

 その当のオブニの戦闘力は何と今のアルティメット悟飯とほぼ同等の物であり、数値化すれば間違い無く7000兆は超えているだろう!! 

 これ程の巨大な戦闘力を持つ者が他の宇宙にも居た事を知り、こんな時で無ければ悟飯は喜んで手合わせを願っていただろう! 

 そんな事を思いながら、悟飯は2対1の闘いを再び始めていた!! 

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

【ドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギ!!!!! 

 ガシッ、バシッ、ドガァ!!!!】

 

「くっ、頑張れザマス、オブニ!!」

 

「何と言う力………アレが第7宇宙最強戦士の力とやらか!! 

 だがあのピンクの怪物、魔人ブウとやらと比べれば『今は』まだ………」

 

 その激しい格闘戦は2対1であってもフルパワーのザマスとオブニがまるで押し切れず、破壊神級の才能を持つザマス自身や気のコントロールに長けた上に余り多用は出来ないが身体の動きと気の流れをズラす奥義を身に着けている筈のオブニですらも………油断すれば負けると感じ取り、それを観戦するゴワスは2人、特に聡い弟子であったザマスを応援していた!! 

 一方ラムーシは今の悟飯よりも魔人ブウの方が気が大きく、あちらこそが最強戦士では?と考えていた………が、それは現段階は、と言う前提を置いてる。

 と言うのも破壊神は皆一様に他者の隠した悪意や力を見抜く力に長けており、悟飯がまだ隠してる力は大きいと考えており、それを何時、何処で爆発させるのかと悟飯自身もタイミングを伺ってる事を悟っていたのだ! 

 故にラムーシは孫悟飯と言う男を過小評価などせず、魔人ブウ以上の………それこそ第11宇宙陣営で佇むあのジレンと言う男と同レベルの警戒心を持っていた!! 

 

「うおおおおおおおお!!!!」

 

「フッ!」

 

 一方此方は第9宇宙のトリオ・デ・デンジャーズの『ベルガモ』と17号の闘い。

 既に他の二人………『バジル』と『ラベンダ』は17号によって気絶させられ、更に先程の魔人ブウとアニラーザの技の激突で起きた気の奔流によって身体が流されて武舞台から落ちてしまっており、最早第9宇宙の命運はベルガモ1人の双肩に掛かっていた!! 

 

【ドガァッ!!】

 

「ぐっ、このぉ!!!!」

 

【バギィ!!!!!】

 

「………成る程な、お前やっぱり相手の攻撃を受けたらそれを自分のパワーに変えて倍にして返す能力を持ってるな?」

 

 その闘いの最中、17号はベルガモの能力をピッタリと言い当ててしまい、ベルガモはその言葉に動揺して一時距離を離した! 

 しかしベルガモは先程から17号の攻撃を受けては倍にして返している、このまま行けばコイツを沈ませる事が出来る………そう信じながら弟達や仲間の仇を取ろうとしていた! 

 しかし………17号はベルガモにとっては相性が最悪の相手なのだと言う事を17号自身が告げ始めた。

 

「ふう、ベルガモって言ったか? 

 お前はいつか俺が体力が切れて武舞台から落とせると考えているみたいだな。

 だが、ガッカリさせて悪いが俺はただの人間じゃなくて永久式エネルギー炉を搭載した生体ベースの人造人間なんだ。

 だからお前が思う体力切れは決して起こりはしない、俺が意図的にこのエネルギー炉の出力リミッターを長い間解放しない限りな」

 

「な、何ぃ!?」

 

「そして、今の戦闘能力が俺の本気だと思ったら大間違いだぜ………。

 はっ!!」

 

【ドゴォォォォォォォッ!!!!!!!!!!】

 

「オゴッ………ガッ………!?」

 

 そして、17号はスタミナ切れなど起きない事実と自身はまだ本気を出していないと宣言をした瞬間、ほんの一瞬のみリミッター解放を行いその圧倒的なパワーでベルガモの鳩尾に強烈なパンチを浴びせる!! 

 それを受けたベルガモは………幾ら相手のパワーを倍にして返せる能力があっても、それが自身の肉体が耐えられるレベルの攻撃でなければたった一撃で狩り取られてしまうのは自明の理であり、そして意地で反撃をしようとした………が、その一撃が放たれる事は永遠に無く、ベルガモは気絶して倒れてしまった! 

 その間に17号はベルガモの足を掴み、武舞台の外へと投げ飛ばして彼を脱落させた。

 結果、第9宇宙がこの力の大会で2番目に敗退が確定したのだった。

 

「第9宇宙ベルガモさん、脱落で御座います。

 よって第9宇宙は敗退となります」

 

 そして大神官はそれを無情に、高らかに宣言するとベンチにベルガモが転送され、シドラとロウは完全に意気消沈してしまっていた。

 一体何処で読み間違えた? 

 第7宇宙の実力を何故測り損ねた? 

 そんな考えが堂々巡りしながら………結局自分達の采配ミスと慢心がベルガモ達の敗退と言う結果を齎したのだと深く受け止め、直ぐに目を覚ましたベルガモや第9宇宙の代表選手達に神として情けない醜態と何もかも間違えてしまったと謝罪をするのであった。

 

「はぁぁぁぁぁ!!!」

 

「オラァァァ!!!」

 

 そんな17号から全王様は視点を移し悟空達の方に視線を向ける。

 其処には既に超サイヤ人3に覚醒したカリフラとケールと超サイヤ人ブルーの悟空、超サイヤ人2限界突破に成ったキャベと同じくブルーのベジータ、更にブルーのラディッツと超サイヤ人3のアレッタとワッシュが闘っており、更に別の場所ではピッコロとサオネル&ピリナが戦闘を繰り広げ、クウラは実力を増したフロストと真っ向から闘い、ヒットは悟空達の隙を伺いつつこの大会参加者の中で唯一、あの気の爆風も魔術も微動だにせず受けて無傷の男………ジレンと言う男に警戒していた! 

 

「はぁ、はぁ、はぁ………まさか、超サイヤ人3のアタシ等の力が全く通じないなんてな!! 

 やっぱりテメェ等は最高に強いな、孫悟空、ベジータ、ラディッツ!! 

 第2宇宙の方に向かったニィープの姉御も、第11宇宙とバトってるブロリーもこれ位強いんだろうな〜!!」

 

「ああ、勿論さ! 

 けどよ………そろそろおめぇ達も本気出したらどうなんだ? 

 もうこうして闘ってみて分かってんだ、おめぇ達はとっくに超サイヤ人3の更に先の領域に踏み込んじまってるてな!」

 

「ハッ、通りで中々本気でやり合って貰えねぇ訳だぜ!! 

 良いぜ………そんなに言うんなら本気、出してやるぜ………行くぞケール、姉貴、ワッシュ、キャベ!!」

 

 だが、悟空達第7宇宙のサイヤ人はカリフラ達第6宇宙のサイヤ人が既に更なる力………神々の領域に足を踏み込んでいる事を見抜いており、それが何時出るのかと心待ちにしながら対決していた! 

 そして見抜かれていた事を知ったカリフラは合図を送ると、カリフラ、キャベ、アレッタは一旦超サイヤ人に戻りつつ気の質を変化させて行く! 

 一方ケールとワッシュは超サイヤ人3から更に力を高めて行き、遂にはその規模は人の気のまま神の領域ヘと突入して行く!! 

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!』

 

【ギュビィィィン、パラパラパラ、ビュォォォォォォン!!!!!】

 

【ギュビィィィン、ギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュイン!!!!!!!】

 

 そうしてカリフラ、キャベ、アレッタの3人は何と超サイヤ人ブルーヘと変身を遂げ、ケールとワッシュは超サイヤ人4に成っていた!! 

 そう、第6宇宙のサイヤ人達は度々ベジータとニィープから手解きを受けた結果、自身に適したサイヤ人の進化の道を見つけて其処へ至る修行と、カリフラ達は超サイヤ人ゴッドの儀式を行い、ケールとワッシュは尻尾が退化しながらも強力なブルーツ波を浴びて大猿の力を取り込んだのだ!! 

 

「フッ、漸く其処へ至ったかキャベ………良いだろう、第7宇宙のサイヤ人の王子、ベジータ四世が貴様の相手をしてやる!!」

 

「はい、貴方を必ず超えてみせます師匠………いえ、ベジータさん!!」

 

「やっぱり凄えぜお前等………なら、オラ達も相当本気でやらせて貰うぞ!」

 

「ああ、でねぇとテメェをアッサリぶっ潰すぜ孫悟空!! 

 オラァァァァァァァァァ!!!!!」

 

「フッフッフ、良いだろう、貴様達を改めてライバルとして認めるぞ………来い、アレッタ、ワッシュ!!」

 

「勿論よ、ラディッツ!!!」

 

【シュン、ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガドガァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!】

 

 其処から悟空とベジータ、ラディッツは超サイヤ人ブルーのフルパワーでカリフラ達と衝突し、周りのカチカッチン鋼が傷付きながら超高速移動を交えた地上戦を繰り広げ観戦しているシャンパとフワは声援に熱を込めながらカリフラ達の勝利を信じていた!! 

 一方ビルスはまさか破壊神選抜格闘試合では超サイヤ人にすら変身出来なかった青二才がこの短期間に超サイヤ人ブルーにまで到達した事実を受け止め、ジッと第6宇宙のサイヤ人達の環境によって押し込められ秘められてしまったポテンシャルの高さを伺い知り、これだから進化する生命は退屈させないとして笑みを零していた!! 

 

「うわらぁ!!! 

 うわたたたたぁ!!!!」

 

『う、ぐあっ………!!』

 

 一方、ピッコロはサオネル&ピリナとの対決で途中から同化した全ナメック星人との同調が終わった2人を相手にアルティメット化のフルパワーで対抗し、遂に2人を地面に倒れ伏させた! 

 一方サオネルやピリナはこんなにも強く逞しいナメック星人が第7宇宙に存在していた、その事実に感動すら覚えながら負けた事をシャンパ達や同化して自身達の中に消えて行った皆に謝罪しながら武舞台から落ちて行った! 

 更にその光景を見ていたヒットはサオネルとピリナが抜けた穴を補う為、遂に狙いをピッコロに定めながら動き出した!! 

 

「へっ、お前が俺の相手になるとはな………良いぜ、とことん本気でやろうか、ヒット!! 

 はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

【キュォォォォォォォン、ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!】

 

 そんな成長する暗殺者ヒットを相手にピッコロは奥の手を隠してる余裕は無いと判断し、背中にアジッサの紋章を気で描くとこの先の領域、オレンジピッコロと成り最大戦闘力3京の力を解放した!! 

 

「な、何ぃぃぃぃぃぃ!!!!? 

 あ、あのナメック星人、やっぱ俺より強いんじゃねぇかオイ!?」

 

「みたいですねぇシャンパ様。

 これも全て貴方様の修行不足の所為ですよ?」

 

「うーん、困ったなぁ〜………」

 

 一方試合を観ていたシャンパはあのピッコロが遂には自分を、破壊神を超えてしまった事を実感してしまい吃驚仰天し目が飛び出でしまっていた!! 

 更に界王神フワも本気で困ったと口にしてしまい、これが第6宇宙の神々の本音なのだとベンチに戻されたサオネル達は聞き及んだと同時に、アレこそがナメック星人が辿り着く極地、真の頂だと実感して感涙の余り咽び泣くに至っていた!! 

 

「成る程、孫悟空以外にも此処までの強さを得る者が他にも居たか………フッ、これだからお前達第7宇宙の者達は俺の心を躍り昂らせるんだ。

 ならば俺も………新たに得た力をお前に向けるとしよう。

 良い勝負を期待するぞ、ピッコロ」

 

 そんなオレンジピッコロを目撃したヒットは長命種の自身の心の焔が燃え滾る事を再確認し、悟空が見せた身勝手の極意………まだ不完全と言われたがそれでも自身の暗殺を初めて失敗させたあの力に対抗する為に身に着けた新たな力をピッコロヘと向け始めた!! 

 その瞬間ヒットの戦闘力は2京8000兆にまで高まり、更には時飛ばしの領域が大きく拡張され………ピッコロに暗殺の拳を放つと、ピッコロはそれを見切り避けた筈が何故か『別の方向から拳が幾つも直撃する』と言う現象が発生し、更にピッコロが攻撃すると何とヒットは其処に攻撃が来ると『分かっている』素振りを見せながらそれを捌き、ピッコロに対して一方的に攻撃を繰り出し続けていた!! 

 

「ぐおっ、くっ!! 

 これは…時飛ばしだけじゃない………まさか、貴様………此処とは別の可能性を行く『同じ時間の並行世界の己の拳』をこの世界へと呼び出してるのか!? 

 更にこの攻撃の捌き方、完璧な未来視能力まで得たな!」

 

「そうだ、今までは時飛ばしにより時間が消し飛び、特殊な空間の中………ある種のパラレルワールドの中を行き来するだけだった俺の能力は、遂にパラレルワールドにて放たれた俺の拳をこの世界ヘと出力する事に成功した。

 これは決してこの世界で放たれた物では無い、別の可能性世界で其処に放った俺の拳だ、普通の手段では見切る事は不可能だ。

 そして未来視についても正解だ。

 時飛ばしと併用すれば未来で視た可能性を飛ばし、過程を消し飛ばし結果のみをこの世界に残す事も可能になった………が、俺は別に結果のみを求めてはいない。

 よってこの未来視は攻撃をガードし、お前が何処に移動するかを見切るのみに使うと心掛けている」

 

 ピッコロはその頭脳でヒットの能力である時飛ばしから更に発展してパラレルワールドの拳すらもこの世界に呼び寄せる物と無数にある未来を完璧に読み取ると言う規格外な能力に進化した事を予測し、言い当てて見せた! 

 ヒットもまた隠す気は毛頭無く、種が割れればアッサリと明かす気概を見せつつこの攻撃を見切る事は………恐らく完成した身勝手の極意で無ければ避け切る事は不可能、つまり今の孫悟空でも避けられないと踏んでおり、また自身の戦闘力が高くなった影響で超サイヤ人4やゴールデンクウラのタフネスすらも捻じ伏せられる様になったと自覚しており、暗殺者としてこれ以上に無い程の完成形に至ったのだ!! 

 だが………それでもヒットはまだ成長する、時飛ばしの次は恐らくだがこの世界の時を完全に止める事すらも何れは可能になるだろう、それ程のポテンシャルをヒットは持っているのだ!! 

 

「へっ………良いぜ、ならば俺は貴様の視た未来を超えて必ず捻じ伏せてやる!! 

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「ああ、勿論俺はそれすらも超えて行くつもりだ」

 

【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!!!!!!!!】

 

 そうしてピッコロとヒットの攻防はパラレルワールドのへの干渉と言う異次元領域にまで到達し、ピッコロはパラレルワールドからも攻撃が来るならばオレンジピッコロの気の力でそのパラレルワールドを捻じ伏せると言う力業を実行していた!! 

 事実ヒットが呼び寄せたパラレルワールドの拳が幾つか消え去り、更に未来視を超える手段として視えたとしてもそれを上回るスピードで当てると言う離れ業すら行いヒットに明確なダメージを与えていた!! 

 これも全てはオレンジピッコロと言うブルー界王拳すらも超える極限の力を身に着けたお陰であり、ピッコロの血の滲む努力の成果と言うべきだった!! 

 だが、それでもヒットのパラレルワールドの拳が全部消せた訳では無い上にどれがこの世界の急所に飛んで来る拳なのかは決して分からない為、急所攻撃をそのまま当てられてしまう場合も多々発生し、また未来視によるガードもタイミングをより速める、より正確にすると言う堅実かつ単純な方法で対処し、それによりピッコロの当たったらヤバイ攻撃は必ず捌き切りつつパラレルワールドの拳とこの世界の拳を当て続けていた!! 

 

「皆凄いのね〜!! 

 これだから人の成長は視てて面白いのね!!」

 

 そんな闘いの数々を全王様は満足しながら観戦し、1人1人が誰かの為に、又は仲間の為に闘い成長するその姿こそが人間の美徳だとして目を輝かせており、この闘いを通してより良く成長してくれるならそれこそ本望だとしていた!! 

 なおパラレルワールドからの攻撃の召喚は別に過去を変える行為には当たらず、単純に自分の放った攻撃を別の可能性から出力しているだけなので神々の法には触れていない為ヒットの力がより強く成長する事を強く望んでたりする。

 

『うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!』

 

【ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!】

 

 一方悪同士の闘いも苛烈さを増していた!! 

 クウラはフロストと最終形態同士で闘っていたが、矢張りフロストは確実にゴールデンクウラと同じ領域に到達してると見抜き何時までそれを隠す気なのかと格闘戦から根比べの押し合いをしていた!! 

 一方フロストも前回の闘いでプライドも地位も何もかも失い、第6宇宙の各勢力から狙われ続ける身となった事でクウラを恨んでおり、復讐の為により強い………あのゴールデンクウラと同等以上の力を求め、遂に得たのだ!! 

 それを今、此処で見せてやりその尊厳を奪ってやろうとドス黒い精神を剥き出しにし………そしてクウラはゴールデンクウラに、対するフロストは銀色の姿へと変貌していた!! 

 

「フフフフ、この姿は名付けて『シルバーフロスト』と言う物だ。

 全てはクウラ、お前を葬り去る為だけに生み出した復讐の力だ!!」

 

「フッ、姑息な小悪党から全てを投げ打つ復讐鬼へと変貌したか………良いだろう、その復讐の心すらも砕き散らせてやろう!!」

 

『はぁぁぁぁぁぁっ!!!!』

 

【バゴッ、ドガッ、バギッ、ドガドガドガドガドガドガドガバギドガバギドガバギドガバギ!!!!!】

 

 そうしてクウラとフロストはノーガードの殴り合いを始め、互いに血に塗れながらも目の前の敵を這い蹲らせようと何度も何度も、何度も何度も攻撃を続けていた!! 

 しかもそれは止まる事が無く、秩序悪と復讐鬼による鮮血の輪舞曲(ロンド)が繰り広げられており、下手に近付けば確実に巻き込まれ命に関わるだろうとシャンパすらも感じていた!! 

 そしてフロストは失格になっても良いからクウラをこの手で殺したい………そんな激情に駆られており、幾らダメージを受けようがコイツだけは必ず殺してやると狂気に満ちていた!! 

 一方クウラも復讐鬼を相手するのは初めてでは無い、アナザークウラで経験済みなのでその心も更に砕いてより何方が悪なのかと知らしめてやる気でいた!! 

 

「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!! 

 雑魚共が幾ら束になろうと、この俺を倒す事は出来ぬぅ!!!!」

 

「ぐ、あ………」

 

 そして、第11宇宙方面ではプライド・トルーパーズの面々が超サイヤ人4のブロリーたった1人により追い込まれ、既にケットルとクンシーは脱落し、カーセラルはたった今地に倒れ伏してしまっていた!! 

 その光京にトッポ、ディスポはブロリーと言う第11宇宙の中ですら今まで見た事の無い凶悪な戦士がこの世界に居た事を思い知り、脂汗を流しながら身構えていた!! 

 

「フフフフ………後は貴様達だけだなぁ?」

 

「くそ、俺が幾らスピードを上げて攻撃しても通じず、トッポの攻撃すらも余裕で耐えやがる………何なんだ、この化け物は!?」

 

「くっ、我々プライド・トルーパーズの力が及ばぬ悪がこの世にあってはならぬ………それなのに、私達は何と無力なのだ…!!」

 

 そしてトッポ、ディスポはこのブロリーと言う狂戦士に戦慄し、且つ己の無力さを嘆いていた!! 

 こんな体たらくでは………仲間であるジレンに申し訳が立たないと、自分達が弱い所為でたった一人で闘い続ける事になる事に憤りを感じていた!! 

 故にトッポはもう此処で奥の手………正義も何もかも捨て去り、天使マルカリータの手解きによって得た破壊神の力を解放し、この化け物をこの手で倒してやろう、そう決意した………その時である! 

 トッポ達とブロリーとの間に1人の男が割って入って来た! 

 そう、第11宇宙の正義の化身にして破壊神すら凌駕すると謳われた男、ジレンである!! 

 

「ジ、ジレン………!!」

 

「下がれトッポ、ディスポ、お前達ではコイツには絶対勝てない。

 後は俺がやる」

 

「………………………済まない、ジレン」

 

 ジレンが動き出し、自分達を助けた…その事実にトッポ達は嬉しさよりも申し訳無さが勝り、如何に自分達がジレンにとっては庇護対象なのか、共に並び立つ仲間として見て貰えていないのかと実感しながらブロリーとジレンから距離を離すのだった。

 そんなジレンの行動を見ていた破壊神ベルモッドはいよいよ自身が認めた最強の男、ジレンがあのブロリーとか言う怪物を退治すると言う英雄譚が始まる事を予感しながら見ており、一方のビルスはニィープがただ1人だけ不安材料としたあのジレンと言う男の力が見れるのかと注目し始めていた! 

 

「クックック、ジレンと言ったか? 

 貴様は正義の味方らしいがそれがどれだけの物か試してやる…!!」

 

「来い、悪の戦士よ。

 俺の正義で貴様を倒す」

 

【ギュビィィィン、ギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュインギュイン!!!!!!!! 

 バギ、ドガ、バシィィィィィ!!!!】

 

 ブロリーとジレンは短く言葉を交わした直後、ブロリーは超フルパワーサイヤ人4に変身しその剛腕を振るった!!

 一方ジレンはそれをガードし、此方も筋肉質の剛腕をブロリーに放ち、ブロリーはそれを捌く!! 

 そんな短いやり取りの直後、ブロリーとジレンは静かに佇み睨み合っていた!! 

 そんな様子を破壊神や天使の一堂は固唾を呑みながら見ており、殆どの界王神達は何なのかと思いながらブロリーとジレンを見ていた! 

 

「だ、大界王神様、アレは………」

 

「ええ、そうですよシン。

 彼等は………もう既に何百と打ち合い続けている、殆どの界王神、ご先祖様にも視えていないけれども………余りにも疾過ぎる攻防があの間では繰り広げられている………!!」

 

 そんな中でシンとケンは神威を纏えるので本当に、本当に陰がチラッと視える程度ではあるが………とんでも無く疾く、重く、鋭い攻防………戦闘力が低い者が近付けば確実に消し飛び死ぬであろう程の、どの対決よりも次元が違い過ぎる攻防が繰り広げていた!! 

 事実、よく2人の足下を視ればカチカッチン鋼の地面が割れるだけでなく飛んだ破片が塵になっているではないか!! 

 そんなブロリーとジレンによる対決は………ジレンが鋭い眼光を輝かせた瞬間、ブロリーが少し仰け反り、その隙を一切逃さず強烈な痛打を伝説の超サイヤ人に浴びせるに至っていた!! 

 

「ぬぐおっ!!!?」

 

「な、何だと!? 

 あのブロリーが………押し負けただと!?」

 

「この勝負、矢張りジレンの勝ちだ!!」

 

 伝説の超サイヤ人ブロリーが押し負けた、その事実にビルスは驚愕しながら見ており、対するベルモッドはジレンの勝利を確信していた!! 

 まさかあのブロリーが………そんな事を考える中、ジレンの攻撃は更に苛烈さを増し、対するブロリーも何度か反撃するがその悉くが届かず、いなされ、そして一方的に押し負けてしまっていた!! 

 まさかこの世界にこんな奴が居るとは思ってもみなかったブロリーは間違い無くこの男は破壊神を超える………それ所か直近で言えばあのゴハンブラックすらも超える強敵だと認識を改めていた!! 

 

「これで終わりだ、悪は必ず倒す!」

 

「ぐっ!!!」

 

 そしてジレンは止めとなるであろう一撃をブロリーに対して放とうとし、ブロリーもまた反撃でギガンティック・オメガをチャージし零距離で放ち少しでもこの男にダメージを与えてやなければ気が済まないとして右腕にエネルギーを溜めていた!! 

 そうして悪を許さぬ正義の拳が放たれようとし、対する悪の超エネルギー波が撃たれようとした………その時、ジレンの横から桃黒い強烈な気弾が迫り、ジレンはそれを眼光を輝かせて防いでしまった!! 

 が、それは初めから防がせる事が目的の気弾だった………何とその気弾は弾けると同時に太陽の様な輝きを放ち、防いだジレンの視覚を不意に奪い去った!! 

 

「ぬぐっ、小賢しい手を!!」

 

「今だブロリー、下がるぞ!!」

 

「………ちぃ、覚えてろよ………!!」

 

 そうして救援に来た魔人ブウの合図によりブロリーは此処で自分が脱落すれば第7宇宙の勝利が遠退くと本能で理解しており、この場は仕方無く………このジレンに後でリベンジを果たしてやると誓いながら撤退し、第7宇宙の17号とも合流しながら一旦最強の敵から遠ざかるのであった!! 

 

「まさかお前があんなに追い詰められる日が来るなんてな。

 あのジレンって奴………ニィープの言う通り第7宇宙の総力を以てしても勝てるか怪しいな…」

 

「………ジレン、か」

 

 遠くから様子を見ていて遠隔バリアを放ち護ろうともしていた17号もジレンと言う男の実力を思い知り、あのままフルパワー以外のバリアを張ろうが貫通されブロリーが脱落する所だっただろうと考えていた。

 故に魔人ブウの目眩ましこそが正解であり、第7宇宙の勝利の為には一度引いて情報共有が最優先だと頭で整理していた。

 一方魔人ブウも果たしてあのジレンと言う正義の化身に真っ向から勝てるのかと疑問視し始め、同時にゴハンブラックを圧倒した悟飯のビーストの力や身勝手の極意、超フルパワーサイヤ人4限界突破と言った神々すらも超え得る力との協力が必要不可欠とも考えており、その為にブロリーを失うのは以ての外であったので取り敢えず正解の行動が選べて何よりだと自分を褒めつつ第11宇宙最強の戦士と言う聳え立つ壁の厚さに汗を流すのであった…!! 。

 




此処までの閲覧ありがとうございました。
第6宇宙の面々はサイヤ人勢は超サイヤ人ブルーや超サイヤ人4、フロストは何とゴールデンと対比させたシルバーフロストと言う本作独自形態へと変身し力が増しました。
更にヒットはジョ◯ョで言う第5部の『ボス』と同じ事が出来る様にになってる上に、拳だけを無数のパラレルワールドからこの世界に呼び込む事すら可能になりました。
しかしヒットは成長し、暗殺者と言う命を刈る者として暗殺対象に最大限の尊重をする黄金の精神持ちなので『結果』だけを求める事はしません。
他にも第10宇宙のオブニは7000兆超えの戦闘力を有し、今のアルティメット悟飯クラスの戦士として武舞台に立っています。
なお力関係はザマス>オブニなので矢張りザマスの方が強いので本作の第10宇宙リーダーはザマスです。
………そんな彼等や、超フルパワーサイヤ人4となったブロリーすらも制圧可能で、破壊神の中で上澄みであるビルス様すらも完全に超えているのがジレンです。
結局の所、他宇宙も含めて第7宇宙は最後はジレンを倒さなければ勝利出来ないので第7宇宙対他宇宙に加えてジレンVS他宇宙の全戦士と言う構図が出来上がるのです。

次回もよろしくお願い致します!
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