今回は………もうサブタイから分かる話になります。
いよいよジレンが動いたので異聞の力の大会、そのコンセプトを明かします………それは、『ジレンにももっと苦戦して貰うし第7宇宙もジレンや他宇宙ともっと激闘して欲しい』です。
どう言う事はこれから本編を見て頂けたらお分かりになります。
では、本編へどうぞ!
ブロリーとジレンが激突するほんの少し前、ニィープは第2宇宙の面々を前に超サイヤ人3で闘いながら圧倒し、瞬間移動を駆使するジーミズも悟空のそれを相手にする要領でカウンターを行い化け物じみた対応能力を見せ付けていた!!
更に高速で飛行出来たビカルをスピードで追い付いた挙句の果てに場外に叩き落としてしまい、最早第2宇宙はこれまでと他宇宙の神々や戦士達にも思われていた!
「戦士達、ちゅうもーく!!」
だがその時、第2宇宙の戦士の一人である少女『ブリアン・デ・シャトー』は『サンカ・クー』と『スー・ロース』と並び立ち、何やら始める気らしくベンチの戦士達や神々が注目し始めた!
対するニィープは………何をやるのかN.K.でバッチリ知っているので左手で待てと言うジェスチャーを悟空達に送って何をさせるか見させようとしていた!
ベジータはさっさと倒せよとも思いながら、ニィープがやらせる気ならばとキャベとの闘いに集中していた!
「今こそ戦場に可憐なる花が咲く!!」
そんな空気の中でベンチに居る何処かのファラオ風の女性である第2宇宙の破壊神ヘレスは大袈裟に手を振ると、その隣に居る界王神ペルも拳を握りながらその時を待ち侘びていた!!
「咲かせましょう、響かせましょう、愛と勝利の歌を!!
フォーメーション、ブリアン・ブリアン・ブリブリアン!!」
「フォーメーション、サンサン・カックン・サンカックン!!」
「フォーメーション、スースー・スロスロ・ススロスロン!!」
そうして3人の少女から眩い光が放たれ、地球で良くある様な魔女っ子戦士の変身シーンの様な光景が広がり他宇宙の破壊神達もお遊戯会じゃあるまいしと小馬鹿にした様子であった。
そうして光が収まると………其処には美少女3人組が変身したと思われる3人組………第7宇宙の地球の美的感覚ならば某動画サイトならば此処に絶対『戻して』と言うコメントが大量に流れるであろう3人組が立っていた!!
「皆の幸せ、愛をお届け!
リブリアン!!」
「野生の轟き、愛の雄叫び!!
カクンサ!!」
「夢と魔法で、愛の一撃!
ロージィ!!」
『変身、完了!!』
こうして変身が完了したリブリアン、カクンサ、ロージィの3人はポーズを決めてある意味では輝いていた!
それ等を見てニィープは………やっぱり美しさとは各々違うんだなぁ〜と明後日の方向の考えを思い浮かべながらギニュー特戦隊やらクウラ機甲戦隊達と同じ枠として見ており、但し感じられる気は間違い無く超サイヤ人3の比ではない………明らかに強敵と呼ぶに相応しい戦闘力を放っていた!!
「さあ、お痛をしていた貴女に愛の力でお仕置きよ!」
「………ふう、まぁ、そっちが変身したなら…こっちもちゃんと変身してやらないと無作法と言う物ね」
「あら、貴女はまだ何か変身する姿があるの?
なら待っててあげるからその変身を見せて!」
そうして身構えるリブリアン達に対してニィープはいよいよ超サイヤ人4を解禁しなければならないと判断しながら敢えてリブリアン達ならば待つと言う選択を取るであろう一言を口にして3人を注目させる事に成功する。
更に第2宇宙のヘレスや他の戦士達はリブリアンを超える輝きなど無いと疑わないのだが、取り敢えずあのニィープと言う女性が変身完了するまでは待っててやろうと武舞台に居るジーミズすら思っていた。
何故ならリブリアン達の変身をわざわざ礼儀正しく、セオリー通り待っててくれたのだから。
するとニィープは先ずは一旦通常状態に戻り、其処から超サイヤ人に変身する!
「ふむふむ、君の変身ってそんな風に金髪碧眼になるんだね!」
「そう、これがサイヤ人の変身形態である超サイヤ人。
【ギュビィィィン、バチバチ、バチバチ!!】
次にこれが超サイヤ人の限界を超えた姿、超サイヤ人2よ」
「おお、髪が更に逆立って稲妻が走ってる!
これが怒髪天を衝くって奴か!!」
それから超サイヤ人2へと変身するとカクンサが上手い言い回しを行い、その違いを表現していた。
バビディでは大して変わらないとか抜かした変身ではあるが、戦闘力は段違いなのだ。
つまりバビディの目は節穴である、何せダーブラの強さをちゃんと引き出せてないし、何なら魔人ブウや超サイヤ人3のパワーも見抜けないのだから間違い無い。
「で、これが【ギュビィィィン、バチビシ、バチビシ!!!】さっきまで変身してた更に1つ限界を超えた姿、超サイヤ人3よ」
「成る程〜、髪が伸びて眉毛も細くなるし、稲妻が更に迸るのね〜。
力強さもさっきと段違いだし、変わってるって分かるわぁ〜」
「しかも髪が伸びても髪質は其処まで固くない感じだし、お肌もピチピチだからケアは怠ってないみたいね〜」
それから超サイヤ人3に戻ると矢張りこの変化をリブリアン達は理解しており、且つ自身が割とスキンケア等をやってる事も見抜かれており相手は矢張り美しさを追求する女の子だと理解出来る一幕であった。
ラディッツも結婚してから漸くお洒落してる事に気付く位にはなれたのでニィープはそれに気付いて貰えて嬉しくあり、矢張り女と言う生き物なのである。
因みに悟飯は矯正したが悟空はノンデリ過ぎて話にならないとする。
「そして、これがそれをもう1つ超えた………はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
【ギュビィィィン、ギュインギュインギュインギュインギュインギュインバチビシ!!!!!】
「………超サイヤ人4よ。
リブリアン達、アンタ達は超サイヤ人3を上回る強さを持ってる、だからそれに応える為にコレを解禁させて貰ったわ。
でも気を付ける事ね、今度の私は油断したらちょっと火傷し掛けるわよ?」
『わ、わぁ………!?』
「………あ、余りにも野性的。
正に野猿が如き姿………だ、だが………何処までも強さを探究し尽くしたが如き力強きその姿………う、美しい………!!」
そうして見せた超サイヤ人4の姿にリブリアン達は言葉を失い、更にヘレスは野生の獣が如き荒々しさと人間の貪欲なまでに強さを探究する力の結晶の奇跡的なバランスに美しさすら覚えてしまい、ついふと美しいと口にしていた!
それを聞いたペルもまたアレこそが強さを求め続ける人間の極地だとして同じく美しさを感じていた!
「ふ、ふっふっふ〜、確かにかなり強くなってるみたいだけど、それでも私達の愛の力の方が上よ!!
行くわよ、プリティーキャノン!!」
【キュゥゥゥゥゥゥゥン、ドキュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!】
そんなニィープに対してリブリアンはまだまだ自分達の愛の力の方が上と信じて必殺技のハート型のエネルギー波であるプリティーキャノンを放ち、動かないニィープに直撃させた!!
爆煙が広がり確かな手応えを感じていたリブリアンはコレを受けた者で無事だった者は第2宇宙には居なかったので勝ったと思っていた!!
………だが、爆煙が晴れると………其処にはオーラを放ち続けてる上にまるで堪えていないニィープがギラリとした笑みを浮かべて続けており、その眼力にリブリアン、カクンサ、ロージィはブルッと震え始めていた!!
「今のは良かったわよ、超サイヤ人3までだったら間違いなく大きなダメージを受けてたわ………けど、超サイヤ人4になった今の私には余り効かないわ………。
じゃあ、次は私からやるわよ…!!」
【シュン、シュンドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガバギドガァァァァァッ!!!!!!!!】
『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?』
ニィープはリブリアン達の力を賞賛すると共に超サイヤ人4の前では無力と宣告した瞬間、超スピードで3人の背後へ回るとそのままカオスアサルトを叩き込み全身の急所へ痛烈な攻撃を仕掛けながら彼女達を一ヶ所ヘと吹き飛ばした!!
其処にリブリアン達を助けようとしたジーミズを圧倒的なパワーによる回し蹴り一発で場外まで吹き飛ばして脱落させ、最後は倒れているリブリアン達への追撃を放つだけだった!!
「それじゃあお別れよ、第2宇宙の戦士達。
フォビドゥンブラストォォォォォ!!!!!!!!」
【ギュォォォォォォォォォォォォン、ズドォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!】
そうしてニィープは右手に溜めた平時の10倍の威力を持つフォビドゥンブラストを放ち、リブリアン達をそのままエネルギーに呑み込ませながら下へと落とし………変身した3人の愛の戦士は野性的な女戦士に敗北を喫するのであった!!
そうしてニィープは第2宇宙のベンチを見つめると、其処には目を回すリブリアン達が転送されアレだけのエネルギー波を受けても無事な防御力を持つ辺りは矢張りその宇宙の代表選手かと思いながら次なる標的を探していた!
………その時である、ブロリーとジレンが激突したのは!!
「っ、ジレンが動き始めたわね!!
カカロット、ベジータ、ラディッツ、クウラ様、ピッコロ!!
此処は一度退いて態勢を立て直すわよ!!」
「義姉ちゃん!?
………っ、な、何だ………この馬鹿でっけぇ気は!?
ブロリーの超フルパワーサイヤ人4を完全に超えてやがる!?
これがジレンのパワーなのか…!?」
「な、何だこのバカみたいな気配は!?
おい姉貴、何なんだよコレ!?」
「………これは、第11宇宙の選手、かな?
拙いわね、ヒットさんよりも強いわよ、コレ」
それからのニィープの行動は早く悟空達に撤退命令を出すと、悟空達もブロリーと激突するジレンの強大過ぎる気に戦慄し、まさかブロリーの超フルパワーサイヤ人4が負ける程の気を持つ者がこの時代の他宇宙に居るとは思わず初めてフリーザと闘った際に最終形態へと変身された時の気分を思い出していた!!
更に第6宇宙のカリフラ達もジレンのパワーに吃驚仰天しており、第10宇宙のザマスやオブニ、悟飯さえも戦闘を中断してブロリーとジレンの対決に目を奪われる程だった!!
オマケにフロストもいざ復讐を終えてもジレンに勝てるビジョンが浮かばす固まり、クウラはビルスすらも超える戦士とニィープが評したのはマジであったと理解した!!
「………行けピッコロ、ジレンとやらが此方に来れば今のお前でもタダでは済まんぞ」
「ヒット………済まんな、この借りは直ぐに返す」
「気にするな、俺も第6宇宙を勝たせる為の選択を取ってるだけだ」
それからピッコロがいち早く撤退命令に従いヒットから離れると、ヒットも深呼吸してジレンと闘うイメージを行い………力の差は歴然と思い知り、だがそれでも第6宇宙の勝利の為に我が身を投げ打とうと言う考えを抱いていた!!
それからベジータ、ラディッツ、クウラと撤退を始め、最後に悟空も退いて戦闘によって発生した瓦礫の陰に気をほぼ0にしながら隠れるのだった!
其処に悟飯や17号、そして魔人ブウに加えてボロボロのブロリーが合流した。
悟空達はあのブロリーが此処まで一方的にボロボロにされた事を信じられず、ニィープの方に視線を向けていた。
その間にブロリー、及びピッコロは魔人ブウの回復魔術で傷を治され一呼吸吐いていた。
「だから言ったでしょ、ジレンの奴は破壊神の更に先の領域に立つ戦士だって。
それでブロリー、直に戦ってみて分かった事は?」
「………俺は、今までこの俺を超える者など居ないと考え、お前達も………俺とまぁまぁ並ぶ程度だと考えていた。
だが………認める、ジレンは間違い無く俺よりも、そしてビルスよりも強いとな…!!
更に奴の1つ1つの動作を見て分かったが、特殊な力があるとか変身とかそんな物では無く純粋な力、フィジカルのみで破壊神すらも超えた力を持つと同時に普段は極限までリラックスして落ち着いて、攻撃や防御の時のみ相手を上回るパワーを出力して目の前に立つ者を捻じ伏せるのだ!
しかもご丁寧にそれを可能にする程のポテンシャルをその身に宿している………正にゴハンブラックすらも超える最強の敵と言っても過言では無いだろう!!」
それからニィープの問い掛けにブロリーは正直に感じた事、伝説の超サイヤ人としての観察眼から導き出したジレンの戦闘スタイルやポテンシャル………とんでもない潜在能力を語るとクウラすらも驚愕し、悟空やラディッツもそれではまるで身勝手の極意の様だと感じており、だがジレンには神の気は感じられず純粋に人間の気だけで破壊神を超えてるとも察知していたので伝説の超サイヤ人すらも超えた難敵だとして汗を掻いていた!!
そしてそれを聞いたニィープもまたN.K.の中でベジータが語っていた『強さ自体は自分達と大して変わらないが、攻撃の一瞬のみ一気にパワーを解放しているので肉体への負担が極端に少ない』と言う情報と合致し、更にそれを可能にする程のポテンシャルと本能的な技術、血の滲む様なトレーニングの果てこそがジレンの全てであると予測していた!!
「………OKOK、よーく分かったわ、第7宇宙所か他の宇宙も最終的に勝利するにはジレンを倒すしか無いって事がね。
コレ、マジで全宇宙の代表選手対ジレンって構図に最後にはなるわ………はぁ、本当に何なのよあの天然バグキャラは………」
「チッ………だが、ブロリーとの対決で感じたアレですらもまだ奴は本気では無いのだろうな………頭に来るぜ、こっちが本腰を入れて闘ってるのに奴は手加減してるなんてな!!」
更にベジータはブロリーとの対決1回でジレンはまだまだ全然力を隠している、超フルパワーサイヤ人4でやっとそれなりに闘う気になってる程度だと見抜き頭に血が上っていた!
クウラもそれは同様であり、ならばこそそんな舐めた態度を取るジレンを一泡吹かせてやらなければ己がプライドが許さぬとして復讐鬼のフロストなど一旦捨てておき、今は対ジレンに全リソースを注ぐべきだと考えていた!!
どの道ジレンとは闘わねばならず、そして勝たねばならないのでそれが早いか遅いかの違いだけである!!
「………分かった、オラ達第7宇宙が勝つにはジレンを何としても倒さなきゃならねぇって事だな。
だったら何が何でも勝つぞ、オラ達が負ければ第7宇宙が、チチや悟天、パンやクリリン達が消えちまうんだ。
ジレンとの闘いで1対1に拘って負けてたら情けなくて死んでも悔やんじまう!」
「………チッ、今回はカカロットの言う通りだな………ブルマやトランクスにブラ達の為にも絶対に勝利してやる!!」
「ならば先ずはジレンのフルパワーを探るべきだ。
それには超フルパワーサイヤ人4ですら駄目だったとなれば当然身勝手の極意や我儘の極意、オレンジピッコロに俺のプラチナクウラ、超フルパワーサイヤ人4限界突破や17号のリミッター解放、そしてビーストや魔人ブウのフルパワーによる圧倒的なパワーが必要だ。
であるなら、誰から先に行く?」
そうして悟空もベジータも1対1で勝つ事は一旦捨てて第7宇宙全体の勝利をもぎ取る戦略を取る事にして直に闘ったブロリーも含めて全員が同意に至った。
それからクウラは誰から先にジレンのフルパワーを引き出せる役を買うのかと提案した。
これは言うなれば第7宇宙の為の捨て石になる覚悟で行けと相違無く、失敗すれば悪戯に戦力が減る危険性も孕んだ提案であった。
そうして10秒か、1分かの沈黙の後、真っ先に手を挙げる者が1人現れた。
それは………孫悟飯である。
「悟飯、行けるんだな?」
「はい。
それに僕は何時までもお父さん達に頼らない、お父さん達を超える事が目標なんだ。
それには先ずジレンと互角以上に闘う必要があるって考えたんです。
それに………別に探るだけじゃなくて倒しても構わないんでしょう?
だから皆さん、僕に行かせて下さい」
「………分かった、任せたぞ悟飯!」
悟飯の固い決意を受けて悟空も息子を信じて行かせようと判断し、他の面子もまたそれに同意して作戦が始まり出していた!
それからラディッツとベジータは無言のまま悟飯の方に手を置くと、2人からも任せたと言う想いを受け取りながら悟飯は立ち上がった!
そしてそれからは互いに無言のまま、誰かがジレンの下に向かうのを防ぐべく他の宇宙の戦士達やジレンの仲間たるトッポ、ディスポの足止めを全員でやるとして行動を開始した!!
「…居ました、ジレンです!!」
「よし、ならばあのトッポと言う奴はこのクウラが押さえよう」
「ならディスポは俺が押さえておく、孫悟空やベジータ達も第6宇宙や第10宇宙とぶつかるし、魔人ブウは相変わらず援護が出来る位置を取ってる。
だから孫悟飯、お前も思い切り飛ばして行けよ?」
そうして自然と悟飯はクウラ、17号と共に第11宇宙の残る3名をロックオンした!
一方トッポ達は性懲りも無くやって来た第7宇宙の戦士達に自分達が、特にジレンが如何に驚異的なのかを理解してるのにまだ向かって来ると言う事は何か意図があると見抜きながらもジレンと直接闘う気ならば手出しはさせまいとして自身等もそれぞれクウラ、17号と対峙するのであった!!
「フッ、愚策にもジレンに挑もうとするとは………第7宇宙の戦士も愚かな物だな。
ジレンに敵う戦士など、この宇宙には」
「黙っとけよベルモッド。
お前も悟飯の真のフルパワーはまだ発揮されてないのはとっくに見抜いてるんだろ?
だったらボク達神々は見ていようじゃないか、それぞれの宇宙の最強戦士達のぶつかり合いって奴をさ」
当然ベルモッドは余裕綽々で悟飯を馬鹿にしていたのだが………ビルスの一言もあり黙っていた。
このベルモッドもまた破壊神、故にザマスやオブニと闘ってた際の悟飯はまだまだ真のフルパワーには程遠い状態で………しかしあの姿で出力出来る力の中では割と本気になり始めていた事は見抜いていた。
だがそれでもジレンこそが上であると信じて疑わず、ならばこそ第7宇宙最強と言われたあの青年を倒せばジレンの勝利は揺るがないとしてジッと行く末を見守るのであった。
「………まさか、あのブロリーと言う悪の戦士が彼処まで追い込まれた上でこの俺に堂々と向かって来る者が第7宇宙に居るとは思わなかったぞ」
「ええ………ブロリーさんをあんなに追い詰めるなんて相当の強さだと考えてます。
けど、それでも僕は僕の目標………お父さん達を超え、そしてこれからの第7宇宙の平和や守るべき家族や友人達を守り抜く為に、その一歩として最強の戦士ジレンを超えなきゃならないと考えたんです」
ジレンはブロリーの様な者であれ、代表選手の1人を捻じ伏せていたのにこうして向かって来る度胸に感心し、対する悟飯は己の目標を語るとそれぞれ静かな空気が流れ始めていた。
両者は相対した時点で理解していた、互いに正義の戦士に属しながら何処までも強くなろうと言う意志を持つ戦士なのだと。
但し、その理由も同じであるとは限らないが。
「そうか………戦士よ、名前は何と言う?」
「孫悟飯………第7宇宙の戦士の一人、孫悟飯だ!」
「その名、覚えたぞ孫悟飯。
改めて名乗ろう、俺は第11宇宙のジレンだ。
ならば来い、貴様の目標とやらの為に、その信念と力を存分に見せてみろ。
その上で俺も第11宇宙の為、必ずそれを上回ってみせよう」
そして互いに名乗り合った直後に戦闘態勢へと入る悟飯とジレン!!
ジレンは当然ながら極限までリラックスして悟飯が動く瞬間にそれを超える力を放つ気でいた!!
対する悟飯は………先ずはアルティメットの力を完全解放し、そして其処から怒りのイメージで目が赤くなり、己の中の野生を膨れ上がらせ力を増して行く!!
その膨大な気は無の界全体を揺らし始め、破壊神達もこの力は自分達を………特にビルスやベルモッドすらも超えると確信に至っていた!!
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
【ギュビィィィン!!!!!!】
そして、悟飯はゴハンブラックとの闘いで得た最強の力、ビーストに変身するとその戦闘力はこの時点で7京を超え、更にまだまだパワーを出す余力がある様子を見せていた!!
するとジレンも悟飯ビーストを目撃した瞬間その眼力が強まり、コイツは………己が本気を出さねば呑み込まれるのは此方だと言う感覚を久々に味わうに至っていた!!
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」
【ギュォォォォン!!】
そうしてジレンも赤いオーラを放ち、とんでもない気で無の界を揺らした!!
矢張りジレンはブロリーと闘ってた時でさえ本気で闘っていなかった!!
だが………悟飯ビーストと言う規格外が現れた事により、予定よりも早く本気を出すと言う結果が齎されたのだ!!
「行くぞ、ジレンンンッ!!」
「来いっ!!」
【ドガァァァァァッ!!!!!!
シュン、ガゴボゴドゴドガボンボンボンボンボンボンドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガァァァァァァァァァ!!!!!!!!】
そうして始まった最強対最強の闘い!!
それは力の弱い破壊神達はジレンと悟飯の姿を見失い、ビルスとベルモッドも辛うじて眼で追える程度で気を抜けば他の破壊神同様その姿を捉えられなくなる程の恐ろしい戦闘が繰り広げられていた!!
その証拠にカチカッチン鋼の足場は最早普通の地面の様に割れ始め、既に何万を超える拳と蹴り、気弾や気功波の応酬が行われ、クウラやトッポ達ももっと離れなければ巻き込まれて場外脱落するとして、急いでその場から離れて戦闘をせざるを得なくなっていた!!
『うおおおおおおおおおおおお!!!!!』
【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!!】
悟飯ビーストの規格外のパワーによるゴリ押し、それを受けたジレンはその攻撃を幾つか既に浴びており、ブロリーの時と違い明確なダメージを負っていた!!
しかしジレンの方もリラックス状態からいきなり相手に相応のパワーを出力して攻撃するそれを悟飯に浴びせて何度もダメージを負わせている!!
だが両者は此等を受けても踏ん張り次の攻撃や防御を繰り返し、互いの体力が音を上げて倒れるまでこの異次元の攻防を続ける気だった!!
そして悟飯のかめはめ波にジレンの本気のエネルギー波が衝突すると互いに余りのパワーに相殺と同時に2人が異次元空間に入り込み、しかし異次元空間の方が先に崩壊すると爆風が吹き荒れ、武舞台所かベンチ、そして無の界全体に広がり皆がその風圧に少し蹌踉めいていた!!
「ば、バカな………ジレンと互角に闘える戦士が存在していただと………!!?」
「ベルモッド、ボクも第7宇宙の破壊神として関わった戦士達を鍛え上げ、導いて来たりした自負がある。
だからこそ言うぞ、悟飯は間違い無くボクを超える最強の戦士、そして他の面子もまたボククラスの力に迫る或いはそれ以上にまで至っている。
何なら彼処には次の破壊神候補も参加してるしまだ不完全だが身勝手の極意に至った者も居る。
そして………何よりボクが気に入った連中なんだ。
ソイツ等をそう簡単に落とせると思ったら大間違いだぞ…?」
ベルモッドはまさかジレン………この破壊神の中で上澄みの己を超える戦士と同じ領域に立つ者が他に居た事にうろたえる中、ビルスは第7宇宙の代表選手は皆自身と同等かそれを超え得る力を持ち、破壊神候補や身勝手の極意に至った者すら居ると明かした!
それを聞きあんなにも強い孫悟飯以外の連中もあの戦闘に堂々と乱入可能なレベルの力を持つのかと驚愕し、此処に来て第7宇宙恐るべしと言う認識が生まれていた!!
だが………ベルモッドと界王神カイはそれでもあのジレンが負ける訳が無い、正義の化身であり己を鍛え続け今なお成長する最強戦士の勝利を信じながら固唾を呑みながら激闘を見守っていた!!
「………これは、非常に拙いかも知れませんわよ………」
一方第11宇宙の天使マルカリータは冷静に如何にジレンと言えど、自身と同クラスの者達との連続戦闘を行えば無事では済まないとし、更に第7宇宙は先程ブロリーやピッコロが魔人ブウによって回復されていた事を目撃しており、ジレンたった一人で回復魔術で何度も立ち上がって来る第7宇宙を全滅させられる確率が低いと判断していた!!
「はぁぁ!!」
【ドガドガドガドゴバギバゴォ!!!!】
「ぐっ、うおおお!!!!」
【ギン、ドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!!】
そうして何度も何度もぶつかり合う悟飯とジレン!!
確実に体力が減り始めてる筈なのに両者の戦闘力は衰える事無く、逆に今なお上昇し続けておりこのままいけば2人だけで武舞台を完全に壊しかねないレベルの力の衝突が発生するだろうと天使達も汗を掻いていた。
すると大神官はカチカッチン鋼でもコレなのかと考えつつ全王様が目を輝かせるこの力の大会をこの戦闘のみで終わらせる事を良しとせず、武舞台の修復を特別に行いながら最強同士の闘いを継続させていた!!
「………恐るべし第7宇宙………ジレンが彼処まで本気を出してなお押し切れずにいるとは………!!」
「悟飯はこの俺を超える戦士だ。
そして次代を託すに相応しい男、そんな奴がそう簡単に倒せるとは考えない事だ。
………さてトッポ、貴様破壊神の力を持つのだろう?
だったらそれをさっさと使え、でなければ………このプラチナクウラが貴様を捻じ伏せてやるぞ!!」
【ギュォォォォン!!!!!!】
「なっ、それは破壊神の力!!
まさか………私以外にも同じく破壊神候補が居るとは………しかもその様子、私と違い何もかも捨て去ると言う覚悟では無い、別の想いで至ったのか…!!
………そうか、別に正義も何も捨てる事無く其処へ至る事が本当は出来たのか………ならば私は余りにも未熟なのだろう………はぁ!!」
【ギュォォォォン!!!!!】
一方クウラとトッポはその闘いを見続けていたのだが、クウラ側がトッポの力を見抜いて同質の力たるプラチナクウラを………完全に完成したそれを見せてトッポの破壊神化を促した!!
一方トッポは自分では正義も誇りも何もかもを捨て去ると言う選択と覚悟を以て漸く至れた破壊神の力を、このクウラは自分とはまるで別………恐らくは憧れとそれを超えようとする意志と信念で至れたと知り、悪の気を感じながらも何処か正義の者と歩み寄れそうな雰囲気のクウラに対して羨ましさと、自らの未熟さを自覚して破壊神の力を解放した!!
そして此方も破壊神の力同士の激突が発生し、いよいよ力の大会はその文字通り全ての力を出し切る大会と化して行き、脱落した代表選手達も神々も天使もその一つ一つの激闘から目を離せなくなるのであった…!!
此処までの閲覧ありがとうございました。
はい、後半からはもう悟飯ビースト対ジレンのフルパワーの対決になりました。
映画超BROLYでもあった異次元空間突入の演出も少し出ましたが………先に異次元空間が崩壊するパワー同士の激突で直に無の界へ戻ると言う描写になりました。
更にトッポも完成されたプラチナクウラを見て全てを捨て去ると言う考えは早計だったと未熟さを武舞台の上で気付かされる結果を出しました。
この異聞でも第7宇宙と関わる者はどんな結果であれ影響を受ける………それがより顕著になっているのです。
此処でトッポとジレンのフルパワー………勿論潜在能力も解放した全力フルパワーの戦闘力を掲載します。
トッポ
破壊神化:3京6000兆
ジレン
超フルパワー:8京
はい、トッポは破壊神になろうとジレンの半分にも満たず、ジレンは悟飯ビーストと全く同数値とさせて頂きました。
しかもジレンのトラウマ…敗北する事で何もかもが失われる喪失の恐怖を味わえば戦闘力以上のタフネスを発揮します。
今はまだフルパワーのみですが、此処から悟飯ビーストの力や身勝手の極意、超フルパワーサイヤ人4限界突破と言った規格外の力と闘い続けると…?
次回もよろしくお願い致します!