まだまだ闘いは続きますが、今回で話は中盤から終盤へと縺れ込む事になるでしょう。
そして終盤になると言う事は当然力の大会の終わりが近付くと言う訳です。
異聞の力の大会もゴールが近付きつつありますので皆様、其処までお付き合いして頂けたら幸いです。
では、本編へどうぞ!
ジレンと悟飯が激突し、トッポとクウラが破壊神の力を解放した頃。
ニィープは第6宇宙のヒットやカリフラとケール………恐らくこの後ポタラを使い現れるであろう『ケフラ』を相手にすべく走り出しており、既にその身は超フルパワーサイヤ人4となっており、此処から更に超フルパワーサイヤ人4限界突破の力を引き出す態勢が整っていた!!
すると………物陰に余りにもこの場に似つかわしく無い、具体的には戦闘力60万程度の気を感じ取ると高速移動でその者の懐に飛び込む!
「ひっ!?
何なの、何なのよ貴女達は〜!!!」
「………えっと………貴女は確か第4宇宙の戦士よね………。
………うわぁ、私とした事が………ジレンばかりに気を取られて貴女の事忘れてた………ゴメンね、こんな恐ろしい戦場に貴女みたいな力の弱い子を残し続けちゃって。
お詫びに傷付けずに脱落させてあげるから許して、ね?」
その者の名はキャウェイ。
N.K.の知識では亀仙人と………そう、亀仙人と闘っていた少女だ。
その力は亀仙人に指先1つで止められてしまう程非力で、騙し討ちで代表選手を落とす以外は何も出来ない………本当に何故代表選手に選ばれたのか謎過ぎる少女なのだ。
恐らく第4宇宙の性質、『陰謀の宇宙』と呼ばれるだけあって騙し討ち不意打ち特化の人選だったのだろう。
事実この世界でもニンクは魔人ブウ相手にブウ本人に気付かれぬ程接近して羽交い締めにして不意打ちする寸前まで行きそうだった………直前のアニラーザの攻撃によって破片が飛び散らなければ成功していただろう。
それと同様にキャウェイも不意打ちで勝とうと言う物だったのだ。
「う、ううううう………弱いからって舐めないでよぉぉぉぉ!!!!」
【ポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコ】
そんなニィープの態度にキャウェイはギャン泣きしながら超フルパワーサイヤ人4の気を入れてない身体を何度も何度も叩いていた………が、所詮戦闘力60万程度では普通の超サイヤ人にすらダメージを入れる事は叶わないので可愛い効果音と共にその攻撃は防御すら必要の無い物として扱われた。
ニィープは本当に今の今までこんな戦場にこんな娘を残し続けた事に対して己の失態として恥じており、ちゃんと知識があるなら相応の対処をしろと己に言い聞かせていた。
事実超サイヤ人3の気の爆風や魔人ブウの魔術による広範囲攻撃を受けてたらキャウェイでは消し飛んでいたのでその時点で4人が失格になりかねなかったのだ。
よってニィープは責任を持ってキャウェイを脱落させるべく、その服の裾を持って場外ギリギリまで行くとそのまま武舞台から落とすのであった。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………………」
「第4宇宙キャウェイ選手、脱落で御座います。
よって第4宇宙は敗退となります」
「キャ、キャウェイ………すまん、まさかあんなバケモノ達が出るなんて思ってなかった………」
そうしてキャウェイの脱落により第4宇宙が敗退すると、キテラはまさか破壊神を超える力を持つ戦士がゴロゴロ居るとは考えてなかったので自らの人選を詫びていた。
実はこの世界でもガノスにスパイをさせていたのだが、その際にザーボンやドドリアにより発見され交戦直前となり、何の情報も得る事無くガノスはキテラの命令で第4宇宙に帰還していたのだ。
そんな裏話があった事を露知らずなニィープも第4宇宙のベンチを見てキャウェイに対してペコリと頭を下げて自分のミスを詫びていた。
すると一連の出来事をヒットは見ていたらしく、彼もまたキャウェイの余りの弱さ等に同情し、憐れんだ視線をニィープにも送っていた。
「………ええ、あんなに弱い娘が居るって想定をせずに私は超サイヤ人3の気で選手達を吹っ飛ばした愚か者です。
下手したらクウラ様やブロリー、魔人ブウも失格にさせかねなかったバカな女よ………」
「………他の戦士が盾になった事や今の今まで変に巻き込まれなかったのは彼女の運の良さがあったのだろうな。
そしてニィープ………誰でもあんなにか弱い少女がこの大会に出るとは考えないだろう、だから今回の事は不幸な事故として教訓に刻めば良い………」
更にヒットから同情の言葉が投げ掛けられた事で、N.K.持ちの自分なら防げた事故を起こし掛けた事をより実感して気が沈んでおり、プラカードがあるなら『私はキャウェイちゃんが居る事を知識として持ってたのに失念していた愚か者です』と書いて吊るしながらベンチで正座する失態だったと心にグッサリと刺さる出来事であった。
其処から両者は深く深呼吸をして………漸くモチベーションを元に戻せたのでニィープは早速超フルパワーサイヤ人4限界突破の力を解放し、ヒットとの直接対決に臨んでいた!!
「それが今のお前の全力か。
成る程………今の孫悟飯に迫る力だ。
それにこの俺が何処まで通じるか………いや、通じさせてみせよう、そして必ず勝利し、第6宇宙を勝たせる」
「フッ、面白いわヒット!!
………心躍る闘いをしましょうか、悔い無くとことんね!!!!」
【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!!】
そうして此方も超激戦を開始し、その力に他宇宙の破壊神達をビビらせた!!
超フルパワーサイヤ人4限界突破は身勝手の極意“兆”以上、つまりは大体の破壊神を超えるパワーを誇るのだ!!
それにより第7宇宙は破壊神超えの戦士がゴロゴロ居る修羅の宇宙として認識させ、ビルスにどんな風にやればあんな戦士が雨後の筍の様に出て来るんだと視線を送ってしまっていた!!
一方ヒットもオレンジピッコロとの戦闘で戦闘力が4景まで急成長し、パラレルワールドから現れる拳自体もより多く、且つ威力と時飛ばしの長さが拡張されながら飛んで来る様になっていた!!
そうしてサイヤ人の戦士とそれを超え得る成長の可能性を持つ暗殺者は互いの全力を以て対峙する相手と闘い続けるのだった!!
「フハハハハハハハハハ!!!!」
「ちぃ、ブロリーが止まらねぇ!!」
「くっ、こんなサイヤ人が第7宇宙に居たなんて………やっぱりベジータさん達の宇宙のサイヤ人は、僕達の宇宙のサイヤ人とは何かが違う!!」
一方ブロリーは悟空とベジータ、ラディッツと共にケール、カリフラ、キャベ、アレッタ、ワッシュの5人を………と言うよりブロリーが勝手に突っ込み他3人が援護に回ると言う構図になりながらカリフラ達を圧倒していた!!
それもその筈、ブロリーは鬱憤が溜まっていたのでもう超フルパワーサイヤ人4限界突破を使い第6宇宙の始末に掛かっていたのだ!!
当然邪魔するなら悟空達も睨まれるので『援護』と言う形に収まったのだった!!
「くそ………このままじゃぜってぇ勝てねぇ!!
なら………ケール、アレ使うぞ!!
キャベとワッシュも準備しろ!!」
「はい、姐さん!!」
「そうですね………ワッシュさん、行きますよ!!」
「ふむ………あんな技に頼りたくないけどな………仕方無いか………!!」
するとブロリーの目の前でカリフラ達は何やら奥の手を使うとしてアレッタを除く4人それぞれの組み合わせで何かしようとしていた!!
そしてその正体は………何とカリフラとケールはポタラを、キャベとワッシュはフュージョンの対比ポーズの始めの部分に入っていた!!
つまり、それぞれで合体戦士をこの場で生み出す気なのだ!!
「なっ、ポタラ!?
おいシャンパ、フュージョンは兎も角アレは流石にズルじゃないのか!?」
「だったら力の大会が始まった瞬間から没収されてるに決まってるだろ!!
ですよね全王様!!」
「うん、そうだね。
でも面白そうだからアリにしたのね!!」
「………わ、分かりました」
当然ビルスは抗議したが、全王様がアリと答えたのでそれで話は終わり、ならば合体戦士が誕生する前に何とかしろと考えていた………が、悟空とベジータ、ラディッツは全く動かず、ブロリーも黙って見守っていた!!
これも全部サイヤ人の強い奴と全力で闘いたいと言う悪癖が働いた為であり、第6宇宙の合体戦士達を超フルパワーサイヤ人4限界突破や身勝手の極意“兆”、我儘の極意“兆”で闘い上回りたいと考えていたからである!!
それをビルスは見抜くと、もう好きにしろと思いながら呆れ気味に見ているのだった!!
「へへ、やっぱサイヤ人なら強え奴と闘いたいよな孫悟空!!」
「ベジータさん、今の僕達は貴方達にはまだ及ばない………けど、なら合体してでも超えて第6宇宙を勝たせます!!
『フュー…ジョン、はっ!!』」
「ああ、だったらとことんやろうぜお前達!!」
「俺達サイヤ人が求めるのは純粋な戦闘本能による更なる力同士のぶつかり合いだ………そして、ブルマ達の為に俺達は必ず勝ち、お前達を超えてやる!!」
そうして闘志をギラギラに燃やした第7宇宙のサイヤ人達は力を高めて行き、カリフラとケールはポタラを互いに着け、キャベとワッシュはフュージョンのポーズを完璧に行い2人の合体戦士が誕生したのだった!!
「うっしゃあ!!!!
ケールとカリフラの合体で『ケフラ』ってとこだな!!
そして………超サイヤ人4と超サイヤ人ゴッドのパワーが融合した形態、超サイヤ人4ゴッドモードだ!!!!!!」
「はぁ!!
キャベとワッシュが融合してキャッシュと言えば良いかな!
そして、こっちも超サイヤ人4ゴッドモードだぁ!!!!!!」
【ギュォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!】
「ほう………超フルパワーサイヤ人4限界突破とはまた違う進化形態か!!
流石サイヤ人だと褒めてやる所だ!!」
ケフラとキャッシュはニィープも知らない進化形態………恐らく第6宇宙の超サイヤ人の独自進化形態、超サイヤ人4ゴッドモードと言う形態に変身すると、遊んでいたブロリーも完全なフルパワー状態になり、更には悟空とベジータも静かに身勝手の極意“兆”と我儘の極意“兆”となり身構えていた!!
更に残ったラディッツとアレッタは………カカロットとカリフラの兄、姉と言う似た立場であるが故に決着はこの組み合わせでやるべきだと考え、ラディッツもまた身勝手の極意“兆”となり、アレッタは超サイヤ人ブルーから超サイヤ人4に一旦変身した上で超サイヤ人4ゴッドモードに変身していた!!
「お前もその姿になれるのか、アレッタ」
「先にこの変身に辿り着いたのは私とワッシュよ。
其処から合体形態にまで反映させるべく皆で同じ領域に辿り着くまで修行したわ。
………行くわよラディッツ、多分………第7宇宙の『私』!!」
「行くぜぇぇぇぇぇぇ、孫悟空、ベジータ、ブロリィィィィィィィィィ!!!!!!!!」
【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!
ボゴォッ、ドガッ、バギィ!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!!】
其処から不完全とは言え身勝手の極意や我儘の極意、更に超フルパワーサイヤ人4限界突破と超サイヤ人4ゴッドモードの合体戦士2人と単体戦士1人との闘いが勃発!!
流石にアレッタは合体していない分形成が不利ではあるが、超サイヤ人4由来のタフネスさで強引にラディッツに喰らい付き、ケフラとキャッシュは悟空、ベジータ、ブロリーの完全なフルパワーと互角以上の戦闘を繰り広げていた!!
此方も神々の領域の先の闘いを演じ、シャンパ自身も吃驚仰天する結果になりながらその闘いにも注目していた!!
「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
【シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュンッ、ガガガガガガガガガガガッ!!!!!!】
一方17号とディスポの対決は、ディスポが戦闘力を解放すると9000兆のパワー程度しか無い………が、スピードに関しては明らかに超フルパワーサイヤ人4限界突破クラスでしか捉えられない程に疾く、17号はリミッター解放しなければその姿を捉える事すら出来ず一方的な勝負になっていただろう!
事実、現在リミッター解放した17号が漸くその姿を捉えてガードに徹している状態なのだから!!
「(コイツ………俺がリミッター解放しなければ捉えられないスピードを出すなんて、恐ろしいにも程があるぞ!
パワーは其処まで無いのが救いだが、このままではガードに徹するだけで反撃もままならない………どうする?)」
「負けられねぇ、俺達は負けられねぇんだ!!
俺達の宇宙の命運が掛かってるのもある、だがそれよりも………俺達が何時までも弱いままだとジレン並び立てない、アイツに独りで闘わせちまう!!
そんなアイツの孤独を救ってやりたい、頼れる仲間が居るんだ、背中を預けられるって認めて貰う為にも力の大会を必ず『第11宇宙』で勝つんだ!!
ジレン個人の力じゃなく第11宇宙全体で!!
その為にも第7宇宙、お前等にだって負けられねぇんだぁぁぁぁ!!!!」
更にディスポは己の不甲斐なさに怒り、その炎でより強く正義の心と仲間への………ジレンへ抱く様々な負い目への正当なる怒りと悔しさからその身に秘められた力がより強く引き出されていた!
それにより戦闘力が向上し、パワーも超サイヤ人4に十分ダメージを与えられる程にまで上昇しており、17号が防戦一方になるのは当然の事であった!!
この戦闘を観ていた脱落したプライド・トルーパーズの面々やベルモッドはディスポの魂の叫びに共感し、共に闘うトッポもまたディスポの熱に当てられていた!!
『うおおおおおおおおお!!!!!!!!』
【ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!
バギィィィィィィィィィッ!!!!!!】
そのトッポもまた破壊神の力を何も捨て去らずに、ましてや悪の戦士であるクウラが完璧に得ていた事で己の未熟さを理解し、またそんな未熟な男がジレンと共に闘える訳が無いと己を恥じた結果………破壊神の力を解放しつつも正義の心を捨てる事をせず、逆に正義の心を常に燃やし続ける覚悟を改めて誓いながら振るい続ける事に成功し、戦闘力もプラチナクウラの完成体が振るう最大戦闘力7京5000兆の半分の3京6000兆から更に上昇し始め………遂には7京にまで迫っていた!!
この急成長と激化する戦闘に他の宇宙の戦士達すらも息を呑み、自然と武舞台に残る戦士達に尊敬の念を抱く様になっていた!!
そんな中陰からフロストがクウラの隙を狙おうとしていたが………当然の事ながらアナザークウラに不意討ちもされた経験があるクウラにそんな隙は存在しないのでこの行動は無駄な徒労である。
「魔人ブウ、貴方が居ては第7宇宙の最終的な勝利は揺るがないでしょう!!
故にこのザマスとオブニが確実に仕留めます!!」
「フッ、矢張り他の面々よりもこの魔人ブウを狙いに来たかザマス、オブニ!
良いだろう、ならば私がこの手で残った2人の第10宇宙の戦士達を脱落させるとしよう!!」
【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!!!!】
更にザマス、オブニが魔人ブウに連携しながら襲い掛かり第7宇宙の生命線を絶とうと躍起になっていた!!
当然魔人ブウもこれは想定しており、全てを賭して闘うザマス達への礼儀として自身も最大戦闘力6京7000兆のパワーを解放しながら戦闘を開始した!!
無論オブニと連携してもザマスでは魔人ブウには勝てない………これは間違いなく、ザマスもこの戦闘で更に成長し始めていてもこれは揺るがなかった!
故に二人で武舞台の外に魔人ブウを全力で落とす作戦を取り、隙あらば二人で押し出そうとしていた!!
「(ザマス、オブニ、君達の作戦を見抜けない私では無いぞ?
だからこそ私は君達との戦闘が始まる前、第7宇宙のメンバー全員で瓦礫の陰から出る直前、そのタイミングで既に私の身体の一部を切り離して待機させているのだからな)」
一方の魔人ブウも当然の事ながらザマス達の作戦を見抜いており、そのカウンターとして身体の一部を既に切り離して何時でもニンクを武舞台の外へ落とした時と同じ事をやる準備を整えていた!
しかも魔人ブウの身体の一部も気配を消しており、何処から襲い掛かって来るのかを気取られない様にしている為カウンターやバリヤーによる防衛もさせない完璧な伏兵として機能していた!!
後はザマス達が仕掛けて来るタイミングを見計らい、其処に待機させている身体の一部を奇襲させるだけであった!!
この魔人ブウはドラゴンボールでピッコロの頭脳を失わない様に願っている、それが故にこの様なクレバーな頭脳戦を展開出来るのだ!!
「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!」
『はぁ!!!』
【ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン!!!!!】
『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』
【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!】
一方第7宇宙と第6宇宙のサイヤ人対決も佳境に入り、徐々にではあるが………合体戦士2人にも引けを取らない悟空達の方に勝利の天秤が傾き始めており、更には悟空やラディッツ、ベジータの身勝手の極意と我儘の極意はより完成に近付き遂に8割完成に至っていた!!
残り1つの壁を超えれば悟空達は更なるステージへと登り始めるだろう!
一方それを理解出来ていてもなお負ける気は全く無いケフラ、キャッシュ、アレッタは超サイヤ人4ゴッドモードのパワーを最大限引き出して喰らい付き、逆転を信じながら闘っていた!!!
そうして各所で超激戦が繰り広げられ、ジレンただ1人で闘い抜く事が甘い算段だとベルモッドに思い知らせるのであった!!
「くっ、はぁぁ!!!」
「ぐっ、おおおお!!!!」
【ドゴッ、バギッ、ズガッ!!!!
ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガズダダダダダダダダダダギュォォォォォォンンン!!!!!
ドガァァァァァァァァンッ!!!!!】
しかしその中でも矢張り最も苛烈なのは悟飯とジレンの闘いである!
己の全てを賭してぶつかり合う最強同士の闘いは尚も続き、一向に戦闘力が落ちる気配が無いまま近接戦から気弾、エネルギー波の応酬を繰り返し互いを傷つけ合っていた!!!!
その中で悟飯は………拳を交える度にジレンの中にある感情が伝わり、何となくではあるがジレンが此処まで強くなった背景が想像出来つつあった!
対するジレンも悟飯の中にある偉大な父を、先行く者達を超えたいと言う純粋な想いや信頼の感情が伝わり、だがそれでもそれは己の中で否定した物…無価値だと断じた物だとして悟飯を倒し徹底的に信頼の力を否定しようとしていた!!
そしてこれ等は言葉を交えずとも互いに伝わり、尚の事倒れる訳には行かないと悟飯もジレンも拳や足に力が込められ始めていた!!
「な、何故だ………何故貴様達は其処までの力を………しかも、勝ち残って超ドラゴンボールで何を願う気なんだ、第7宇宙!」
「………力を付けたのは人それぞれの理由があるわ、一概にこれとは言えないわ。
後、超ドラゴンボールに何を願うかはまだ決めてないわ。
もしも願いが決まらない場合は他の宇宙に譲っても良いわよ?」
ベルモッドの問い掛けにニィープが視線を移して答え始めるが、超ドラゴンボールの願いに関しては話した結果大神官や全王様が他の宇宙復活は無しでと結論付けられたら拙いのではぐらかしていた。
が、この返答がベルモッドの癪に障ったのか青筋を立て怒りの表情を浮かべていた!
「き、貴様達はそんな生温い考えでこの力の大会に出ていたのか!!
そんな貴様達がジレンの道を阻むのか!!
何たる、何たる無責任で恥知らずな者達だ!!!
そんな貴様達に第11宇宙の、ジレンの叶えようとする願いを奪う権利などあるか!!!!」
「さっきからジレンジレンと、破壊神ともあろう者が一個人である奴に入れ込み過ぎではないか?
何故ジレン1人に其処まで拘るのだ、第11宇宙の破壊神よ?」
ベルモッドが席を立ちながら第7宇宙の戦士達に怒りをぶつけ始め、そんな態度にクウラも破壊神でありながら個人に入れ込み過ぎる事を遂に疑問視し逆に問い掛け始めていた。
ジレンの何が破壊神ベルモッドを惹きつけるのか?
そんな疑問に対してベルモッドは………何とか怒りを鎮めながら席に座りポツリポツリとその疑問の答えを語り始めた。
「………良いだろう、お前達にも教えよう…俺が何故ジレンに入れ込むのか、お前達からも見て語らずとも分かるであろうジレンの強さに対する執着への理由を。
ジレンはある悪党に両親を殺されたんだ。
そして師匠となる男に助けられ一命を取り留めた。
それからジレンは師匠の下で更なる強さと正しい道を極めようとした。
1人、2人、3人…ジレンの周りには仲間が出来た。
そこに再び奴がやって来た。仲間と共に闘った。ジレンには勝てる自信があったんだ。
─────だが奴は強過ぎた。ジレンの仲間は次々と殺された。
ジレンの師匠までも奴との戦いで命を落とした。
ジレンは再び立ち上がろうとしたが生き残った門下生に立ち上がる者は居なかった。
力無き者は強者に従うしか無かったのだ。ジレンは独りになった。
信頼していた連中に裏切られたジレンの悲しみは計り知れない。
その時痛感したんだ。〝信頼など無価値〟だと。
それと同時に理解したのさ。〝強さこそ正義〟〝強さこそ絶対〟なのだと。
勝てば周りがついて来る。勝利すれば全てが手に入る。其処に感情など不要。
俺はそんなジレンの途轍も無い強さへの渇望とその孤独心に惚れたんだ…」
ベルモッドはジレンの強さへの執着の原動力、その根底の部分…出発点を語り始めるとザマスやヒット、ブロリーやケフラ達も、そして悟空達もその言葉に耳を傾けていた。
ジレンは他の戦士達と違い心強い仲間が居らず、結局独り孤独に強くなるしか道が無かったのだと理解した。
同時にベルモッドがジレンに惚れ込む理由もその強さへの執着、孤独の力に魅入られたのだとも察するに至った。
この間にジレンはベルモッドに「お喋りが過ぎるぞ、ベルモッド」と苦言を呈されていたが、流石にベルモッドも喋り過ぎたかとして反省の色が伺えていた。
「………成る程ね、其処から独自にトレーニングや悪人退治を繰り返し続けた結果遂には破壊神すらも超える力を手に入れ、そして今に至ると言う訳か。
まぁ、そのトレーニング内容にも興味があったけれど………やっぱりジレンに負けてやる義理は無いわね。
私達も自分達の宇宙を、友人を、家族を、愛する者を守る為に此処に居るのだから。
だから破壊神ベルモッド、其処で見てなさい………この力の大会で誰が最後まで勝ち残るかを、ね!!」
「しっ!!」
【ドガァァァァァァッ!!!!!!】
しかし、そんなジレンにも負けていられないのは誰もが同じである為ニィープが口火を切りながらヒットとの交戦を再開した!!
ヒットもパラレルワールドからの同時攻撃も、対象にのみ時飛ばしを掛け続ける自身の奥の手である『時間の牢獄』と言う技も、超フルパワーサイヤ人4限界突破の出鱈目な力によって全て捻じ伏せられ最終的に純粋な殴り合いによって勝つしか無いと言う結論が成されていた!!
無論ヒットはそれに応じて時飛ばしによる拳や不可視の気弾も交えて何度も何度も拳を振るい闘い続け………しかし、矢張り最後に笑うのはニィープであった!!
何もかも肉体強度に物を言わせて受けて強引に突き進み、ヒットの関節や急所に何度も何度もパンチやキックを与え続けるカオスアサルトを叩き込み、着実にヒットの体力を消耗させ続けていた!!
「ヒット、アンタとの闘いは楽しかったわ!!
けど、勝つのは私達よ!!
喰らいなさい、デストロイバーストォォォォォォ!!!!!!!!!!」
【ゴォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!】
「ッ………すまんなカリフラ、キャベ、ケール、ワッシュ、アレッタ、そして………フロスト。
俺は此処までの様だ…」
【ドォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!】
「第6宇宙ヒット選手、脱落でございます」
そうして10倍の威力に増したデストロイバーストの一撃を受け、遂にヒットは武舞台の外へと吹き飛ばされ脱落となった!!
更にアレッタがヒットの脱落に気を取られた瞬間、ラディッツがその隙を逃さずファイナルスピリッツキャノンを撃ち込み吹き飛ばした!!
結果、アレッタも脱落し第6宇宙もいよいよケフラとキャッシュのみになりもう後が無くなり始めるのだった!!
「(ヒットとアレッタが脱落した、ならばニィープとラディッツがこっちに来るか。
ならば此処で俺が脱落してもまだ次がある………けどこのまま脱落するのも何か癪だな)」
「負けて、負けてたまるかぁぁぁ!!!!!!」
そして17号とディスポの闘いは永久式エネルギー炉のリミッター解放限界時間が迫りながらもまだ手を出しあぐねている17号の方が旗色が悪くなり、更に思った以上にディスポの体力が続いてる為、体力切れを狙う策も破綻し始めていた!
これも全てディスポの執念が身体を突き動かしているが故に起きている現象であり、本来のディスポならばもうとっくに体力切れを起こしている筈なのだ!!
それでも身体が動くのは矢張り仲間………ジレンを想う気持ちが強いからとしか言えなかった!!
「うおおおおお!!!!」
【ギュルルル、ガシッ、ヒュゥゥン!!!!】
「うげっ、お前は第7宇宙の!?」
「ピッコロ!」
その時、ディスポが17号に気を取られている隙にピッコロがディスポの身体に伸ばした腕を巻き付け、更にそれを引き寄せてガッチリとその身体をホールドしていた!!
これにはディスポも驚愕し、17号もピッコロが何を狙っているのかを理解しながらもその名を叫んでいた!
「やれ、17号!!!!」
「………すまないピッコロ、お前の分まで俺達は闘ってるぞ!」
【ギュォォォォォォォォォン!!!!】
「ぐっ………すまねぇ………ジレンッ………!!」
【ドォォォォォォォォォンッ!!!!!!】
「第7宇宙ピッコロ選手、第11宇宙ディスポ選手脱落でございます」
かくしてピッコロの狙い通り………スピードが速過ぎるディスポごと自分が脱落すると言う作戦が完遂され、17号はリミッター解放の反動から片膝を付くが漸くプライド・トルーパーズの残った3名の内1人を脱落させるに至った!
更にニィープとラディッツが17号と合流し、少し動けない彼を守りながら闘いを見守っていた!!
………そして、ディスポはジレンに言葉を発していたが………矢張りジレンは振り向く事無く悟飯と闘い続け、ジレンは未だ孤独のままだとディスポに思い知らせる結果となった。
そうして力の大会開始から20分が経過し、闘いは早くも佳境に迫りつつあった!
果たして勝利を手にするのはどの宇宙か、全王様はこの闘いに心を躍らせ、更にその先を見据えようとするのであった…!!
此処までの閲覧ありがとうございました。
遂に第7宇宙からピッコロが脱落しましたが、それでもディスポと一緒に脱落してるのでトントン所か結構なお釣りも付いて来ました。
そしてヒットやアレッタも脱落し、第7宇宙有利の状況はまだ揺らがない、寧ろ盤石になりつつあります。
此処で第6宇宙の独自の超サイヤ人である超サイヤ人4ゴッドモードについて解説します。
これは超サイヤ人4と超サイヤ人ゴッドの重ね掛け変身であり、謂わば超サイヤ人ブルーの超サイヤ人4バージョンです。
なので超フルパワーサイヤ人4限界突破とはまた違う変身であり、超サイヤ人ブルーとも少し違う第6宇宙ならではの独自変身です。
これとケフラへのポタラ合体、更にキャッシュへのフュージョンによって身勝手の極意や我儘の極意“兆”の悟空やラディッツにベジータ、超フルパワーサイヤ人4限界突破のニィープとブロリー以上の戦闘力を発揮してます…が、悟空やベジータ達は長年の戦闘経験、技術力の差で独自変身した合体戦士達にも喰らい付いています。
更に身勝手の極意と我儘の極意の完成度が高まりつつありますのでいよいよ…?
次回もよろしくお願い致します!