今回で異聞力の大会編は終了となります!
ジレンや残ったザマス達、そして悟空達の闘いとその結末を見守って下さいませ…!!
では、本編へどうぞ!!
「ぬおおおおおおお!!!!!」
『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
【ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!!!】
クウラとフロストの闘いが終了した直後、身勝手の極意を完成させた悟空に悟飯が合流しジレンと熾烈な闘いを繰り広げていた!!
ジレンも数と質で押されている筈なのに未だ孫親子と互角に闘い、且つクリーンヒットも何度も与えていると言う異常なタフネスを見せていた!!
しかし………そんな攻撃を受けても悟空も悟飯も立ち上がってはジレンと闘い、自身に攻撃を直撃させていた!!
「ごふっ!!
ぐっ、何故此処まで立ち上がれるのだ第7宇宙、貴様達の力の根源は一体………!!」
「そんなのは当然、オラ達の兄ちゃんや仲間が此処までの状況まで持って来たんだ。
だったらオラ達親子が無様な姿を晒す訳には行かないさ」
「僕達の勝利を信じて託してくれたピッコロさんやラディッツ伯父さんの為にも………ジレン、貴方を必ず超えて見せますよ!」
ジレンの問いに悟空や悟飯はそれぞれ仲間達が勝利を信じ託された、ならばそれに応えるのみと答えるとジレンは仲間………自身が切り捨てた物の1つが第7宇宙の原動力になっているのかと思いそんな不確かな物に負ける訳にはと気を高めようとしていた!
「それによ………オラ達、おめえみたいな強え奴と闘って、出来れば勝ちたいと思ってる。
こんな状況じゃなきゃもっとワクワクして全力で闘いを楽しめるのが惜しい所なんだぞ?
特にジレン………おめえは今まで闘って来た奴よりもずっと強いし、たった1人で其処まで強くなって来たんだろ。
だからオラは素直におめえは凄えって感じてるのさ………だからこそ、オラはオラの持てる全てを出し切ってお前に挑みたいんだ、最強の戦士ジレンにどこまで通用するか、限界を極め続けたい為に超えたいんだ!
だからさ………オラは全力全開でやらせて貰うぞ、ジレン!」
だがそんなジレンに孫悟空は武道家としての矜持………『誰にも負けない為に限界を極め続ける』事を語り、この力の大会で巡り会えたジレンと言う破壊神すら超える戦士を超えたいと語る。
それを聞いたジレンは………孫悟空は息子の孫悟飯よりも不思議な男だと感じていた。
悟飯は何方かと言えば武道家ではなく戦士、護るべき者の為に強くあり続けようと言う正義の者である。
が、対する悟空は誰にも負けない為に強くなり続ける………こんなタイプの人間はジレンが知る限りでは今まで出会った事が無い存在であった。
そんな孫悟空と言う男に………ジレンは不思議と興味を抱いていた。
コイツは何処まで強くなるのか、俺が持つ孤独の正義の力はコイツに何処まで通じるのか………そんな事を考え始めていた。
「さあ行くぞジレン!!
こっからもっとギアを上げて行くぞ、置いて行かれるなよ!」
「………フッ、貴様達の方こそ振り切られるなよ………孫悟空、孫悟飯!!」
「ジレンの纏う空気が少し変わった………コレはちょっとやそっとじゃ勝ち辛くなったかな………はぁ!!」
【ギュビィィィィィィィィィン!!!!
シュン、ドガァァァァァァァァァァッ!!!!!】
そうしてジレンが纏う空気に微妙な変化を悟った悟空、悟飯はフルパワーでありながらも更にギアを上げてジレンと戦闘を再開する!!
その闘いは無の世界を、次元の壁を超え各宇宙に居る感知能力が高い者に気配を感知する程の物であった!!
それ程の激闘を観戦するプライド・トルーパーズ達は当然身震いをしている………のだが、ジレンが悟空と悟飯との闘いを何処か楽しんでいる姿を目撃し、私情を徹底して封殺していたジレンが闘いを楽しむ事に驚き目を見開いていた。
「ジレンが孫悟空達との闘いを楽しんでいる………あの様な姿はかつてジレンが師匠と弟子達と切磋琢磨していた時にしか見た事が無い………孫悟空達との闘いで、ジレンの中で何かが変わり始めてるのか?」
「その通りだベルモッド、彼処に居る奴等は………特に悟空はな、闘いを楽しみながらも殺生に拘らない優しいサイヤ人としての生き方が他人にとんでもなく大きな影響を与えるんだよ。
ニィープは悟空達の可能性の扉を開いたが、その可能性をしっかり掴み取ったのは他でも無い本人達だ。
そして、悟空は元は冷酷なサイヤ人だった兄ラディッツやライバルのベジータ達にすらも影響を与え、今では仲間として、切磋琢磨するライバルとして共に闘う事になった。
かく言うボクも悟空やベジータ達にまだまだ抜かれたく無いから珍しくトレーニングしてるんだけどさ………とまぁ、こんな風に破壊神にすら様々な影響を与えるのが孫悟空の不思議な所なんだ。
お陰でボクも飽き飽きしないんだけどね。
そんな奴を相手にジレンが何も変わらないかと言えば………否だと分かるだろ?」
ビルスは困惑するベルモッドに孫悟空が持つ不思議な魅力について語り、悟空を中心に様々な影響が現れる………そう教えられた事でベルモッドは思い返し、全王様でさえ力の大会を悟空の鶴の一声が無ければ開かず問答無用で宇宙を減らしてたと暴露された時は戦慄した………が、悟空のお陰でチャンスが与えられたのも事実であった。
そして、その孫悟空が身勝手の極意を完成させた上に孤独のジレンの心を今揺らしている………ただの人間1人にこれ程の影響力があるのかと思いながらジレンと孫親子の闘い、トッポとフロストが乱入したが故に自動的に相手をする事になったニィープの闘いの2つを観ていた。
「ぬぅ………クウラや孫悟飯以外にもこの様な力………それも純粋な暴力に特化した力を持つ戦士がこの世に存在するとは!?」
「それが第7宇宙のサイヤ人、そして超サイヤ人4と超サイヤ人ゴッドの力が合わさった形態たる超フルパワーサイヤ人4限界突破よ。
トッポ、アンタも正義の戦士として最高峰に立つとは言え破壊神の力を得る為に正義を捨て去ると言う真似をしたのは早計だったわね………そうしなければアンタはより大きな力を得てジレンと今頃並び立てて彼の孤独の心を溶かしてたでしょうね」
「………ニィープとやらよ、もうそれ以上言うな………全ては私が未熟であるが故にジレンを孤独のままにしたのだ………!
このツケは、必ず払ってやると既に誓っている…!!」
トッポとニィープの闘いはクウラが既にトッポにダメージを与えていた事もあるが、悟空やベジータの身勝手の極意、我儘の極意の完成やブロリーの戦闘力上昇に釣られてニィープも戦闘力は7京6000兆にまで到達しトッポを完全に上回る事になっていた!!
更にトッポの未熟さと選択の過ちを口にし精神的にも堂々とダメージを与えると………トッポは全ては恥ずべき未熟さが招いた事として猛省し、次は同じ選択は取らない、必ずジレンと共に立つと既に誓っていた!!
その証拠にトッポの眼にはニィープの圧倒的なパワーを前にしても諦めない正義の心が宿り、それが破壊神の力と結びつき戦闘力を6京まで上昇させるに至っていた!!
それを見たニィープは当然サイヤ人として笑みを浮かべ…必ず倒す獲物として突撃し拳や蹴りを見舞っていた!!
「ぬぐおっ!!
お、重く鋭い攻撃………コレと同じ物をジレンは今もなお受けているのか………だ、だが、もう倒れる訳には行かんのだ………ジレンと共に闘い、そして第11宇宙を勝利に導く為に、負ける訳には行かんのだぁ!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
「その心意気や良し、ならばフルパワーで武舞台の外まで吹っ飛ばしてやるわ………カラミティブラストォォォォォォォォ!!!!!!!」
【ギュゥゥゥゥン、ギュォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!】
だがそれでもなおトッポは倒れず、ニィープに勝利してジレンと合流する為に最後の力を振り絞って突撃を敢行する!!
それを見たニィープは当然の如くカラミティブラストをフルパワーで放つ!!
エネルギー波が真っ直ぐ自身に向かって飛んで来た為トッポはそれを両腕で受け止め、押し返そうと力を込めていた!!
「ぬぐおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
「コレで終わりよトッポ、アンタもジレンとカカロット、悟飯くんの親子の闘いを見届けなさい………はぁぁ!!!!!!!」
【ギュォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!】
「うおわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
ぐっ、ジ、ジレン………!!!!!!」
「第11宇宙トッポ選手、脱落でございます」
しかし結果は矢張りニィープの勝利は揺るがず、トッポはエネルギー波の中に呑み込まれて武舞台の外へと押し出され脱落したのだった!
それを大神官が宣告すると何かが変わり始めたジレンがほんの一瞬トッポ達の方へ向き………そして無言のまま身構えていた。
だがトッポの努力は無駄では無かった、何故ならジレンは静かに何も語らないが………その背中が今までとは何処か違う様子の「後は任せろ」と告げているのだ。
それを見たトッポは涙を流し、そして声を張り上げる!!
「ジレン、負けるなジレン!!!」
「ト、トッポ………っ、ジレェェェェン!!!!!
孫悟空達に勝つんだ、ジレン!!!!!!!」
『ジレンッ!!!!!!!!』
更にトッポに釣られてディスポが、更にプライド・トルーパーズの全員がジレンに声援を送り、ベルモッドも同じくジレンに声を張り上げながら思いの丈を届ける!!
その瞬間ジレンは………それを受け止めながら悟空と悟飯の2人と激突する!!!
『うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!』
【ドゴドガバギバギバギバギバギドガドガドガドガドガドガドガドガドガドゴボガドガァ!!!!!!!!!!!】
孫親子とジレンの闘いは更なる苛烈さを極め、その余波で武舞台が大神官の修復が追いつかないレベルで壊れ始めた!!
無論第7宇宙の面々はまだ浮いてる破片に足場を預けたりして脱落を防ぎ、魔人ブウはザマスとオブニとの決着を付ける為に飛び散った自らの破片をミニブウとして増やしながら周囲にバリアを張り、一定の足場を確保するのだった!!
「………もう突っ込む気も失せたけど、あの魔人ブウって奴ズルくね?」
「回復魔術に自律稼働する破片、更にその破片を小さな自身に変化させたりそのミニブウ自体も戦闘力を持つ………マトモにやりあえば一方的に疲弊するのは目に見えてますね」
「け、けど………ザマスさんの神の気が魔人ブウさんに確実にダメージを与えてます。
アニラーザ達では与えられなかったダメージを着実に………つまり、神の気を持つ者なら魔人ブウさんに勝てる可能性がありますよ」
そんな魔人ブウに辟易し始めたシャンパと淡々とブウが今まで見せて来た解説するヴァドスは魔人ブウは「(今後出禁にすべきでは?)」と思い始めていた。
勿論第6宇宙消滅後に残った宇宙で今後力の大会を開く事になれば、だが。
しかしキャベは超サイヤ人4ゴッドモードを体得したが故にザマスの神の気も感知出来る様になり、更に神の気はこの力の大会内で魔人ブウに唯一ダメージを与えられる物と認識して彼処に自分がもしも立てていれば………ベジータさんに勝てたのなら、魔人ブウとワクワクする闘いを出来たかもしれないと考え、少し残念がっていた。
そんな第6宇宙の面々の思いを露知らぬ魔人ブウとザマス、オブニの決着も付き始めようとしていた!
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ………!!」
「ふむ、オブニは最早ほぼ戦闘力を失っているな。
矢張り神の気無しではこの魔人ブウにダメージを与える事は叶わないが故にスタミナが切れたのだろう………そしてザマス、君もそろそろ限界が近いのではないかね?」
「ふぅ………ええ。
最早私も限界が近いです………恐らく、いや、もう貴方に勝つ手段はほぼ残されてません。
ですが………それでも私は負ける訳には行きません!
ならば私は………己の限界すらも………超えてみせる!!
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
【シュン、バギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギ!!!!!】
そうしてもう動けないオブニを残して最後の闘いを始めた!!
その中でザマスの神の気に変化が始まり………ザマスの瞳も銀色の輝き帯び、此処に来て身勝手の極意の“兆”を覚醒させながら魔人ブウと激突していた!!
無論魔人ブウも身勝手の極意をこの闘いで完成させる程甘くは無いので無尽蔵に腕や足を伸ばして変幻自在な格闘を見せつつ伸びた腕からも気弾を放ち、更に目からも怪光線を放ち着実にザマスを追い詰めていた!!
「く、うう!!」
「それではさらばだザマス、オブニ!!
君達や他宇宙との闘いは面白かったぞ!!
はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
【ギュォォォォォォォォォォォォォォォン、ドガァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!】
「第10宇宙ザマス選手、オブニ選手、脱落でございます」
最後に魔人ブウはこの力の大会にて闘った全ての選手に敬意を評しながらエネルギー波を放ち、ザマスとオブニはそれに飲み込まれながら足場が崩れ去り武舞台から落ちた!!
そして第10宇宙も敗退が決まりいよいよ残りは第7宇宙の8人と第11宇宙のジレン1人のみであった!!
そのジレンも悟空と悟飯との闘いで疲弊してはいてもなお倒れず、更にはフルパワーも超え限界突破した戦闘力8京5000兆の戦闘力で孫親子を引き離そうとする!!
だが悟飯はビーストの力を更に引き上げる為に怒りのイメージを行い戦闘力を同じく8京5000兆まで引き上げ、悟空は身勝手の極意の完成からどうやって戦闘力を出すかと思った結果………………何と、身勝手の極意を発動したまま超サイヤ人ブルーに変身すると言うとんでもない事をやってのけてしまった!!
結果、戦闘力は8京8000兆になりながら身勝手の極意の自動防御と自動反撃が伴う形態に姿を変えたのだ!!
「あ、彼処から悟空は超サイヤ人ブルーになっただと!?」
「驚く事ではありませんよビルス様。
超サイヤ人ブルーとは神の気を帯びた超サイヤ人、更に身勝手の極意は本来は変身ではなく神の技なので身勝手の極意を発動したまま超サイヤ人になれば必然的に超サイヤ人ブルーになります。
しかし………いやはや、この土壇場でその発想をするとは………矢張り悟空さんは面白い方ですよ」
勿論こんな事にはビルスは吃驚仰天し、対してウイスは淡々と説明するが内心は心が躍り、もしも天使の身では無かったら悟空と切磋琢磨してみたいと思える程に成長したと感じていた!!
無論それを見たラディッツは流石はカカロットと思いつつも其処へ何れ追い付くとして手を伸ばし、そして拳を作りながら弟と甥の勝利を確信していた!!
ピッコロも悟飯の成長を嬉しく思い、そして悟空にも負けんぞと意気込みながら闘いを見守るのであった!!
『はぁぁぁぁ!!!』
【ドゴォォ!!!!】
「ぬぅぅぅ、おおおおおおおおおおおお!!!!!!」
【ギン、ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!!!!!】
そんな悟空と悟飯、ジレンの闘いはなおも続き2人の打撃を受けては目をギラリと輝かせて無数の打撃を浴びせると言う拳と拳の応酬となり、それを見守るベジータ達も巻き込まれては場外負け必須なので離れた位置の足場からそれを見ていた!!
そして………いよいよ悟空、悟飯、ジレンの体力は底を尽き始め、三者三様に肩で息をしながら最後に勝つのは自分だとしながらジレンはエネルギー波をチャージし始めた!!
「はぁ、はぁ………行くぞ、悟飯!」
「はい、お父さん!!」
『か〜、め〜、は〜、め〜!!!!!!』
悟空と悟飯はそれぞれ2人でかめはめ波のチャージを始め、ジレンとの最後の闘いに終止符を打ち第7宇宙を勝利に導く為全力を注ぎ込む!!
その輝きは無の界の観戦席に届き、そしてジレンの熱い輝きと違う温かな輝きだとベルモッドやヘレス、ラムーシ達は感じていた!!
そうしてマグマが如き灼熱のエネルギー波たる『オメガヒート・マグネトロン』と青く輝く2つの気功波のエネルギーはチャージされ続け………永遠に続くかとも思われたその時間は3人がチャージを終えた瞬間終わりを告げる!!
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
『波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!』
【ギュォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!
ギュルルルルル、ギュォォォォォォォォォォン!!!!!!!!】
3つのエネルギー波は衝突して巨大な球体を形成し、その中心の足場は消滅しながらエネルギーの押し合いが始まる!!
ジレンは当然の如くフルパワー中のフルパワー、否、限界突破した力を振り絞ってエネルギー波放ち、悟空と悟飯も同様にかめはめ波を放っていた!!
このエネルギーの押し合いを制した者がジレンならば次にベジータやブロリー、クウラ達との決戦が始まり、悟空と悟飯が勝ったならば第7宇宙の完全勝利で力の大会は幕を下ろす!!
その熾烈なる衝突に第7宇宙と第11宇宙以外は息を呑み、第11宇宙は変わらずジレンに声援を送り続け第7宇宙の面々は無言のまま………しかし心は繋がっており、悟空と悟飯の勝利を願っています!!
「ぐ、ぐぅぅぅぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!
………………ッ!!」
力を振り絞ってエネルギー波を放つジレン、その視線の先………悟空と悟飯は決意の目を浮かべ、更に悟空は静かに口を開き始めた。
「………ジレン、おめえは本当に凄えよ、良く頑張ったな、たった1人で此処まで強くなって、そして此処で仲間の大切さをまた思い出して力を引き上げるなんてよ。
今度闘う事があればもっと強くなろうぜ、互いに1対1で勝負してえ…。
待ってるからな、オラも悟飯も、ベジータ達ももっともっと腕を上げて…。
………またな!」
今度は1人で互角以上の勝負をする、そう悟空は誓うと笑みを一瞬浮かべた!
それを見たジレンは………驚きつつも第7宇宙の原動力と孫悟空の力の根源が何となく分かりながらその瞬間が訪れる確信があった!!
『カカロット、悟飯!!』
「孫、悟飯!!」
「孫悟空、孫悟飯!!」
「悟空、悟飯!!」
「カカロット、悟飯くん!!」
『行けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!』
『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!』
【ギュォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!!!】
そして第7宇宙の面々の声援を受けた悟空、悟飯は全身全霊を絞り切った上で更にかめはめ波の威力を上げ、ジレンのオメガヒート・マグネトロンを押し返した!!
これをジレンは一瞬受け止めたが直ぐに呑み込まれ、そして武舞台の外へと飛ばされながら思考していた!!
「こ、コレが信頼の力………コレが、第7宇宙の、そして孫悟空の………!!」
【ギュォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!】
「第11宇宙ジレン選手、脱落でございます。
以上を以って力の大会の勝者は第7宇宙となります」
大神官がジレンの脱落を宣言し、武舞台の上に残った第7宇宙の8名を以って試合終了として高らかに声を上げた。
その瞬間ビルスとシンや老界王神は力強く飛び上がり、ケンとウイスは頷きながらラディッツやピッコロを含めた全員を心の底から労うのであった!
一方悟空、悟飯は超サイヤ人ブルー+身勝手の極意やビーストの変身が解除され通常の状態に戻りながら疲労困憊し、しかし悟飯は皆に頷き、悟空はグッドサインをしながら笑みを浮かべるのであった…!!
「皆、良く此処まで闘ったのね。
特に悟空や悟飯、ジレンはとんでもなく凄かったのね!」
そうして武舞台から選手達が去り、全王様の下へ全員が集うと皆を労いつつ悟空、悟飯、ジレンを特に褒めて笑顔を浮かべていた。
しかし…第7宇宙以外の面々はこの後全王様による裁定で消される事が確定してるので気が重く、ニィープも超ドラゴンボールに叶えて貰う願いを今言ってしまえば阻止されかねないので喉の奥に留めながら動向を見守っていた。
「………なぁ全ちゃん、全ちゃんはこれから負けた宇宙を消しちまうんだろ?」
「うん、それがこの力の大会で定めたルールだからね」
「けどよ、オラ達は全ちゃんが消した宇宙や人々を超ドラゴンボールに復活を願って貰うって決めてるんだよ。
そしたらさ、今此処で消しちまう意味は無いだろ?」
ところが悟空は全王様に自分達が叶えて貰う願いを告白した上で今から全王様のやる事は無意味だと口にし、まさか全王様に物申すなどと思わなかったビルス達は口をあんぐりと開けながら吃驚仰天し、大神官も「素直ですねぇ」と呟く。
そんな中で全王様は少し目を閉じ、悟空の話した事を加味しながら考え始めていた。
そして約7秒で結論が出たのか悟空達の方へ視線を向けた。
「うん、確かにそうなると無意味だね。
それにボクとしても超ドラゴンボールに叶えて貰う願いを変える権限は無いからね」
「だろ?
だからさ、今回の事はちょっと驚かせたお祭り騒ぎって事にして今ある宇宙の成長をまた見守ろうって事にしようぜ?
でもって、今回参加しなかった宇宙も含めた文字通り全宇宙が参加する大会をどっかでまた、今度は宇宙消滅なんて事を抜きにしてやってみようぜ!
そしたらよ、全ちゃんも皆も楽しめて誰も不幸にはならないだろ?」
「うん………うん!!
それ、とっても良いね!!
僕ももっとワクワクする物が見れるなら大歓迎だよ!!」
更に悟空は今回参加しなかった4つの宇宙も含めて文字通り全宇宙参加且つ消滅抜きの大会、更には今回の事は少し皆に釘を刺した程度の物として丸く収めようと全王様に提案した。
それを聞き届けた全王様は目を輝かせながらOKを出し、負けた宇宙の消滅が覆った上にまた成長する権利を与えられる事となった。
コレにはベルモッド達も驚きの余り声が出ず、天使一同も全王様の裁定が覆る事があるとはと驚きながら孫悟空を見つめていたのだった。
「で言う事でね、皆お疲れ様なのね。
これからはもっと精進して人間レベルを上げて行こうね、第7宇宙みたいに………ううん、第7宇宙みたいにじゃない、それぞれの宇宙の良さを研いてね!
そして………おめでとう悟空、悟飯、ニィープ、皆。
もしも君達が他の宇宙の復活を願わなければ僕は残念だけど第7宇宙も消さなければならなかったよ。
でもそうじゃなかった上に君達は僕の裁定を覆して成長の可能性、その扉にそれぞれの宇宙を立たせてくれた。
僕が1番見たかった物を君達は示してくれた………これ程嬉しい事は無いのね。
だから君達は誇って良いよ、今日この日の事をね!」
更に全王様は第7宇宙の考えた願いじゃなければ第7宇宙も消す所だったとシレッと口にしながら他宇宙の可能性の扉を開けさせる権利を与えた悟空達に最大の労いの言葉を掛け、褒め称えていた。
ニィープもケンも口にしなかったが、まさか超ドラゴンボールを使う事すらも覆す結果を悟空が齎すとは思わず改めて『孫悟空』と言う1人の人間の偉大さを胸に刻む事となるのだった。
そんな中、ジレンが真剣な面持ちで悟空達の側に近付いていた。
「………孫悟空、そして第7宇宙の戦士達よ。
お前達の勝利を心の底から祝福しよう。
そして、俺個人が考えた願いでは宇宙を救う事は叶わなかったと、仲間達との信頼の力がどれ程大きく、そして得難い物なのか思い知らされた。
次に闘う事があれば今度は俺が、俺達が勝つ………そして、お前達の危機があれば俺達プライド・トルーパーズが駆け付けると約束しよう………俺に信頼の力を教えてくれたお前達に恩を返す為に」
「ジレン………ああ、オラももっと鍛えて待ってるさ!
でもって一緒に闘う事になったら喜んで背中を預けるから、そん時はよろしくな!」
「ああ………では帰るぞ。
『俺達』プライド・トルーパーズを求める人々の下へ!』
「ジレン………おうとも!!」
ジレンは悟空達に教えられた事をしっかりと学び、そしてリベンジや何らかの危機的状況になれば助けに来ると約束して第11宇宙への帰還を宣言した。
それもしっかりと『俺達』………自分一人ではない、共に並び立つ仲間達と共にと付け加えながら。
その言葉を聞きトッポは、ディスポは、プライド・トルーパーズ達全員は喜びながらジレンの後ろではなく横に並びながら歩を進め、そして高速移動術で第11宇宙に帰還したのだった。
それに続き他宇宙も次々と悟空達に礼を述べながら帰還し、最後に残ったのは第6宇宙と第10宇宙の面々であり、中でも第10宇宙はザマスが代表して第6宇宙の面々達と共に悟空達の側に立っていた。
「全く、今回はマジでしてやられたぜ………けど、次は絶対勝つかんな、覚えておけよ孫悟空!!
そん時までお前等も強くなってろよ!!」
「ベジータさん、貴方から学んだ強さを糧に僕達はもっと強くなります!
ベジータさん達を追い越す位に…!!」
「………クウラ、次に闘う時はもっと強くなってろよ?
さもなくばこのフロストがお前を地べたに這い蹲らせてやるから覚悟しておけよ?」
「孫悟空、孫悟飯、ニィープ………俺達はもっと強くなる。
今度はお前達に勝つ為に。
だからこそ負けるなよ、己の限界の壁と言う見えぬ物には特にな」
「悟空さん、ベジータさん、悟飯さん、ニィープさん、ケン殿………この後、第10宇宙へ帰還次第再び界王神として皆を導きます。
貴方方から教わった慈しむ心、見守る事の大切さ、そして善悪についてより一層学びながら………身勝手の極意も次に会う時には完成させると努力します。
では、本日はありがとうございました…!」
カリフラ、キャベ、フロスト、ヒット、そしてザマスはそれぞれの考えを口にしながら握手を交わしたり、不敵な笑みを浮かべたり等してそれぞれの宇宙へと帰還して行き、その最後まで第7宇宙の面々に手を振る者は振り続けたのだった。
無論悟空達も手を振って見送り、そして後に残るのは全王様と大神官、第7の神々とウイスと代表選手のみとなった。
「………んじゃ、帰るか!
オラ、ちっと頑張り過ぎて腹減っちまった!」
「カカロット………俺もだ」
「はぁ〜、緊張が解けたらお腹が減るのは生きてる証拠ね〜」
「んじゃ皆帰るよ。
それでは全王様、第7宇宙はより精進して参りますので見届けて下さいませ!」
「うん、じゃあね〜!!」
そうしてウイスの高速移動術で第7宇宙へと悟空達は帰還して行き、全王様は手を振ってそれを見送った。
それからそれぞれの宇宙の面々が帰った後、全王様は静かに笑みを浮かべてこれからの宇宙全体の成長に期待に胸を膨らませて、武舞台等の後片付けをした大神官と共に宮殿へと戻って行く。
こうして力の大会は幕を下ろした、全ての宇宙の成長の可能性がある事を神々に示して…!! 。
此処までの閲覧ありがとうございました!
いや~、此処まで書き進められた事は個人的に感慨深くあります…。
悟空の身勝手の極意+超サイヤ人ブルーに関しては漫画版ドラゴンボール超の身勝手の極意“兆”の状態で超サイヤ人ブルーになった方が性に合うと言う物を、本作ではしっかりと完成版の身勝手の極意を超サイヤ人ブルーに上乗せするちょっと漫画版の物とは違う形態となります。
なので悟空の戦闘力は今は8京8000兆ですが、これから次第でもっと強くなるし此処に界王拳を上乗せするなんて狂気の沙汰も出来ちゃったり…。
お陰でビルス様も本格的にトレーニングして悟空を上回る強さを維持しなきゃならなくなりました、此処に関しては作者もビルス様も想定外となります。
そして悟空が身勝手の極意+超サイヤ人ブルーが出来るならベジータやラディッツも…?
そしてニィープやブロリーも、地球に残った最前線戦士達も悟空達や悟飯達に置いて行かれる事無く強くなってくれるでしょう。
次回、いよいよ最終回となります。
最後まで本作にお付き合い下さいませ!