Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!!   作:静かなるモアイ

11 / 60
ジャンヌちゃん、合流!


ジャンヌのお姉さんだぞ!

「ほうほう…火炙りにされたジャンヌ・ダルクが甦った?火炙り程度騙せるの普通だろ?例えばだ、耐火装備や映画の撮影で使われる耐火ジェルを塗ればだな」

「いや、この時代そんなのねぇぇから!!作れるのお前ぐらいだから!!」

 

誰かの手で壊された町に辿り着いた野原一家ご一行。そこではマルチリンガルである野原一家*1、元からバイリンガルであったギャラハッド、バベる*2前の人であるルガルにはフランス特異点でのコミュニケーションは問題なく、聞き込みを行っていた。

因みにフランス語が分からない又兵衛はシロ、シロの付き添いであるエルキドゥと共にハイラックスでお留守番である。

 

「そのジャンヌって人、どんな人なんですか?私達、遠い国から来たので過去とか知らないんです」

 

リッカはギャーさん、ギャーさんの養父である親父殿ことケイ、そして又兵衛がお留守番のためにしんのすけを連れて聞き込みを行っていた。

 

「なに、ジャングルだらけ?」

「ジャングルだらけじゃなくて、ジャンヌ・ダルクな」

 

しんのすけの聞き間違いに対して、ケイは頭を抱えて大きな溜め息を吐き出した。

 

「ああ、俺達の知ってる胸が大きなけしからん少女だったよ。だけど、遠くでも分かった…アレは俺達の知るジャンヌ・ダルクじゃない。

金髪だった髪の毛は白かったし、ジル将軍に似たギョロ目の怪人、あとは複数のヤバい人間を連れていて多くの人々を殺していたよ。だけど……その中に伝説に語られるランスロット様だと思われる剣士、そのご子息様であるロホルト様らしき人も見えたんだ」

 

ここで村人から提供された情報を纏めてみよう。

 

突如として先日処刑されたばかりのジャンヌ・ダルクが復活。そのジャンヌは生前と変わって白髪であり、服装は黒く、生前と同じく巨乳で美少女らしい。

取り巻きとしてこの時代を生きている百年戦争の英雄である、ジル・ドレェにそっくりなギョロ目の怪人を連れており、怪人の外にもヤバい人間…恐らくはサーヴァントだと思われる人物を引き連れており、その中には円卓最強クラスでラブロマンスの代名詞といえるランスロット、そしてランスロットの嫡男*3のロホルトも居たと言うのだ。

 

あとジャンヌ・ダルク…いや黒いジャンヌ、ジャンヌオルタと呼ぼう。ジャンヌオルタの近くには絶滅した筈のワイバーンの群れが飛んでおり、ジャンヌオルタ一行が滅ぼした村の生き残りを食べるのだとか。

 

「「とりあえず、ランスロットしばく」」

 

ランスロットが相手に居ると聞いて、ギャラハッドとアーサーのヤル気スイッチが高まる。

 

「マシュ、みさえ。どうしてこの世界のアーサー王とギャラハッドはランスロットを憎んでいるのですか?」

 

この世界のランスロットのやらかし*4を知らないアルトリアはギャーさんが大豆粉、小麦粉、チアシード、蕎麦粉を組み合わせた完全栄養食パン(チョコ味)*5を食べながら、マシュと仮マスターのみさえに問う。

 

「「かくかく然々で」」

「殺す!!女だった私と違って、この世界のアーサー王は男だから、ガチ不倫しとるやんけぇぇ!その上、本妻の子ではなく騙されて出来たギャラハッドは認知せず!?」

 

アルトリアちゃん、この世界のランスロットに殺意マシマシになる。

 

「大丈夫よ、アルトリアちゃん。私と夫も親として同じ気持ちよ」

「そうだぞ。親を求めて遠くから来た我が子を認知せず、しかもその子が立派になって、命と引き換えに世界を救ったあと、墓を荒らすなんてな!親は何がなんでも、子供を守るもんだろ!!」

 

アルトリアの両肩にポンと、手を置くひろしとみさえ。そう、この2人もランスロットを見つけたら1組の親として怒りをぶつけるつもりなのだ。親が子を見捨てることは絶対に許されないことであり、子供達が大切な野原一家としては許すことは出来ないのだ。

 

「ひろし、みさえ……私の両親も貴方達だったら、どれほど良かったか。

或いは…この世界のケイとギャラハッドのような親子なら、どれほど幸せだったでしょうか」

「そうですよね、アルトリアさん。私も親が居ません…野原夫妻が親だったのなら……いえ、叶わぬ願いはよしましょう」

 

アルトリアは両親が居ない。顔も知らない実の父親に王の勤めを強引に託され、養父は選定の剣を抜いたあと親として接してくれなくなった。だからこそ、血の繋がりがなくても我が子に無償の愛情を注ぐ野原夫妻とケイが親ならばと、思ったのだ。

それはマシュもであり、マシュも理想の家族像を野原一家に見ていたのだ。

 

 

 

 

 

「ふふふ、無様ね。ジャンヌ」

「私がもう1人!?」

 

ジャンヌ・ダルクは死後、直ぐに不完全なサーヴァントとしてルーラーのクラスで召喚された。ルーラーは本来、聖杯戦争を執り行うクラスであり、普通の聖杯戦争では()()を使っての召喚か、バグキャラばっかりだったりイレギュラーが起きて聖杯が呼び出すパターンが多い。

金髪巨乳美女のジャンヌ・ダルクは異端審問で火炙りの刑に処され、その間に強姦されたりとこの世の絶望を受けながら魔女として処刑された。そんな絶望を味わったジャンヌちゃんであるが、召喚されて早々、目の前に黒い自分…ジャンヌ・ダルク・オルタが現れたのだ。

 

ジャンヌ・ダルク・オルタは無数の邪龍を引き連れており、今回はカーミラ、ヴラド三世を連れていたのだ。しかもカーミラとヴラド三世は裏技でバーサーカーの側面を与えており、狂化の影響で自我を薄くしている。

 

「さあ、死になさい私。それとも、もう一度…絶望を味わうかしら?」

 

ニヤリとジャンヌオルタが告げた瞬間。遠方から青白いプラズマレーザーキャノンが飛んできて、想定外の狙撃を受けてヴラド三世は反応が出来ず胴体に大きな穴が空いて一撃で倒された。

 

「はい?」

「へ?」

 

魔力の粒子になって消え行くヴラド三世。その大きく空いた風穴にはルーン文字が刻まれていた。

 

無垢なる湖光・過剰光刃(アロンダイト・オーバードライブ)

 

その声が聞こえた瞬間、消え行くヴラド三世の身体の上にギャラハッドがルーン式飛雷神で現れる。しかも、アロンダイトの真名を開放してである。ギャラハッドのアロンダイトの真名開放は全ての防御、耐性を関係なく概念事破壊する防御不可の一撃必殺の対人宝具。破壊不可能の武具以外は問答無用に破壊して、相手を両断するのだ。

青白い魔力の爆光が圧縮された刀身に耐えられる物は存在しない。

 

「ありえない…グランド・セイ!?」

 

ジャンヌオルタのクラスはルーラー。ルーラーはルーラー特権という物があり、ステータスの補整がかかり、滅茶苦茶強い。その上、全てのサーヴァントの位置と真名を把握できる。

 

「ぎゃぁあ!?」

 

カーミラは渾身の魔力で防御した。だが、意味はなく、両断されて絶命した。

 

「邪龍達!!」

 

ジャンヌオルタはギャラハッドに勝つことは出来ないと判断し、無数のワイバーンを全方位からギャラハッドに同時に襲わせた。だが、ギャラハッドの姿が見えなくなった瞬間…その全てのワイバーンは一瞬で切断された。

 

「終わりか?」

 

ギャラハッドがアロンダイトでジャンヌオルタを倒そうとした瞬間、何かが間にわって入り、楯でアロンダイトを受け止めた。その楯はプリドゥエン、かつてアーサー王が保有していた船に変身できる魔法の楯であり、数多の攻撃を防ぐ魔法の楯…円卓崩壊後はキリスト教勢力の影響で聖母マリアの肖像が刻まれた*6

 

「久しぶりだな…ロホルト。兄貴の楯、ダサくしたな…当時のキリスト教はセンスがない」

「やあ、ギャラハッド。何もなし得れなかった君がグランドになるなんてな」

 

左手でプリドゥエンを持ち、プリドゥエンでアロンダイトの一撃を受け止めた男はロホルト。表向きにはアーサー王の息子であり、真実は若き頃のランスロットに似た容姿から分かるがランスロットの長男であり、金髪の青年だ。

右手にはかつてアーサー王が保有していたカレンドヴールフ*7を持っている。

 

「まあ、良い。ダサくなったプリドゥエンごと破壊してやる」

 

真名開放されたアロンダイトがプリドゥエンを概念事破壊し始める。

 

「おい!!マスター!!令呪を使え!!」

「分かってるわよ!!セイバー!!」

 

令呪の力か、ジャンヌオルタはロホルトと共にその場から消えた。

 

 

 

 

 

 

「助かりました。私はジャンヌ・ダルクです」

 

無事に救助されたジャンヌちゃんは遅れて駆けつけた野原一家と挨拶を交わした。

 

「シュポポポポォーイ!!オラ!!野原しんのすけ5歳!!お姉さんよろしくだぞ!!」

 

美少女!!巨乳!!リッカとマシュより巨乳のジャンヌを見て、しんのすけは大興奮。ジャンヌの胸元までよじ登ってしまった。

 

「ひゃぃん!しんのすけくんですね、よろしくお願いします」

 

だが、興奮するのはしんのすけだけではない。しんのすけの父親、ひろしもであった。

 

「自分は野原ひろし。しんのすけの父で、人類を救うために来ました」キリッ!!

 

ジャンヌの胸元を2度見してから、ひろしはジャンヌの手を握るのだった。

 

「ひろしさんですね…よろしくお願いします」

 

だが、そんなひろしを見て、みさえ、リッカ、アルトリアは養豚場からと畜所に送られる豚を見るような視線を送り……

 

「「「ケッ!!ケッ!!」」」

 

軽蔑したのであった。

 

「アルトリア!?お前、野原一家に染まるの早すぎだろ!!」

 

ケイのツッコミが響くが気にしてはいけない。

 

そして、その時……

 

「あれは…王!?それに…ギャラハッド!?」

 

吹雪丸とリングと共に行動していた、アルトリア√のランスロットが現れた。だが……

 

「「しねぇぇぇぇぇえ!!この裏切り者がぁぁあ!国滅ぼして自分だけ幸せに成りやがって!!」」

「ホンゲェェェ!!えっ!?ギャラハッド!?えっ!?貴方だれぇぇ!?」

 

ギャラハッドのドロップキック、アーサーの飛び膝を受けて、悶絶するランスロット。だが…追撃は終わらない。

 

「オラ!!」

 

みさえのかかと落とし!!ランスロットに絶大なダメージ!!

 

「しねぇぇぇぇぇえ!!」

 

ケイの脛蹴り、ランスロットに大ダメージ!

 

「誇りはどうしたぁぁあ!!この世界のランスロット!!」

「王!!ちょっとまって!!」

 

アルトリアのグーパン!!

 

そしてトドメの……

 

「喰らいやがれ!!俺の靴下!!」

「ぐぅぅあああ!!」

 

ひろしの靴下攻撃である!!

 

その後、吹雪丸とリングの弁明により、アルトリア√のランスロットだと発覚。冤罪であることが明らかになった。

*1
サボテンの映画でもしんのすけは直ぐに、ペラペラになってたし、本気を出した野原一家にとって言語の壁などティッシュレベルである

*2
バベルの塔崩壊までは世界の言語は共通である。それ以前の古代ウルク民に言葉の壁は関係ない

*3
ぶっちゃけ不倫で出来ちゃった子だけど

*4
アーサー王結婚初期からのギィネヴィアとの不倫、ベイリン(早く円卓を去った人)以外にはバレず、チョメチョメしまくり、あろうことか御懐妊×3回ほどし托卵でバレず、騙されて出来たギャラハッドのことは認めず、ギャラハッドが過労死した後は墓からアロンダイトを盗掘してギィネヴィア+我が子達を救出して国外逃亡、その後はイチャラブのラブロマンスが完結し、息子達が他国に円卓半壊とギャラハッドの死を告げて、ブリテンは周辺各国から宣戦布告、結果滅んだ

*5
以前のカルデアの完全栄養食は味気がなかったり、ゼリーだったり、プロテインだったりして食べてる気がしない

*6
キリスト教が普及されてからの話では、アーサー王関係もキリスト教色が強くなっている

*7
かつてカラドボルグと呼ばれていたドリルを剣に打ち直した代物




次回、召喚サークル設置されたってよ。

オルガマリー「行くわよ!!」
ケイ「ようこそ、ツッコミ地獄へ」

かすかべ防衛隊出すぅ?出すならサーヴァントは決まってるよ。風間くんがガウェイン、ネネちゃんがモードレッド、マサオくんがイスカンダル、ボーちゃんがニコラ・テスラ

  • 出してくれ!
  • 臨時隊員のアイちゃんも(鯖ネロちゃま)
  • やめろ…ツッコミが追い付かない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。