Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!! 作:静かなるモアイ
「全く…いくらなんでもフルボッコはないと思います」
アルトリア√のランスロットは誤解を解くことが出来た。しかし、この世界のランスロットに対して怒りを爆発させているギャラハッド、アーサー、野原夫妻、親父殿ことケイ、そしてこの世界のランスロットを知りぶちギレたアルトリアちゃんの手でフルボッコにされた。
吹雪丸とリングがギャラハッド達を宥めて止めるが、手遅れであり、ランスロットは顔がパンパンに膨れ上がり、潰れたあんパンみたいに成っていた。
「王、男として産まれた王…アーサーくん、そしてギャラハッド、野原さん、みさえさん、ここまでする必要有ります?」
ランスロットは半泣きで嘆くが、ボコボコにした皆様は視線をそらしてしまう。だって、自分を捨ててギィネヴィア様と不倫家庭築いてるわ*1、新婚した筈の妻を最速で寝とり托卵されるわ*2、ギャラハッドを実子でありながら蔑ろにしたくせに不倫相手との間に出来た子供は命懸けで助ける糞やろう*3、親として許せない*4等々の理由があるのだ。
リングが差し出してくれた、未来で使われている治療道具で顔の腫れは引いてきたが…それでも心に絶大なダメージが来てしまった。
「大変ですな…不倫のおじさん」
「君はしんのすけくんだったね。事実だから笑えないさ…私の過ちで円卓は滅んだ、私の息子のギャラハッドは自殺を選んでしまった」
しんのすけはランスロットの隣に座り、彼の話を聞くことにした。
2人の視線の先では又兵衛と吹雪丸が話しており、リングが野原夫妻と話していた。
「しんのすけくん。私はね…救われたかったんだ。でも、その資格はないさ」
「どうしたの?」
ランスロットは王に罰してもらいたかった。王が少女であることも知っていた。自分の過ちで、ギィネヴィアの女性としての幸せを優先してしまい、結果的に円卓は滅んでしまった。
だが…今の王は円卓時代と比べると、凄く嬉しそうだった。リッカやマシュと共にガールズトークをしており、人理修復が終ればどんなお店に行こうか、どんなオシャレをしようか、パンケーキを食べようとか、年相応の話をしている。ああ、そうだ…ランスロットは思う、自分は王の人としての幸せを願っていたのだ。
「ギャラハッド……不出来な父を許してほしい」
マシュ…この世界のギャラハッドの力の一片を人体実験で得てしまった哀れな少女。
この世界のギャラハッド。キリスト教勢力の思想や思惑、予言に囚われず正真正銘の偉業を達成したイレギュラー。
この2人を見ていると、救えなかった我が子としてのギャラハッド…予言ギャラハッドを思い出す。エレイン、エレインの親族であるキリスト教関係者の手で聖杯とロンギヌスを回収し、当時のキリスト教関係者では最も偉大な死…純潔のまま天に召される*5を果たすための舞台装置として産み出された我が子を。
もっと構ってやれば…最初から愛情を注いでいれば?運命は変えられたかもしれない。なのに、我が子は15歳という短い命を、予言を達成するために自分の手で終らせたのだ。
「なに、くよくよしてるんだよ、マダオ」
我が子としてのギャラハッドを思っていると、目の前にこの世界のギャラハッドが現れた。
「マダオ?」
「まるでダメなオヤジ、略してマダオだ。俺にとって最高のオヤジはケイだから、お前を親父呼びは出来ない。だからマダオだ。くよくよすんなよ、人理救わなきゃならないんだからな」
ランスロットならこの世界のランスロットと被ってしまう。アーサーとアルトリアなら男性と女性で別だし、名前も違うから普通に区別できる。しかし、ランスロットとランスロットなら顔は同じだし名前も一緒、違いはギャラハッドのことを思ってた+情状酌量の余地がある不倫*6なのか弁論の余地なくゲームセットなゲス不倫*7の違いしかない。
「マダオですか…ええ、私にピッタリだ。我が子1人救えなかったダメな父親ですね」
マダオランスロットは立ち上がり、前を向く。
「これが野原一家改めて集合ですね」
リング・スノーストームは誰にも見られないように、上司から手渡された写真を見る。
それは人理修復を為し遂げて、桜舞う季節の写真だった。
変わらぬ野原夫妻、高校2年生に進学したリッカ、幼稚園年長組に上がったしんのすけ、1歳になって多少の言葉を話せるようになったひまわり。そして…更に養子が増えていた。中学生の女子制服を纏ったアルトリア、高校生になったマシュ、居候(ただし金は無限大)のルガル様、裏技で医師国家試験に挑んで楽勝で合格したギャラハッドであった。写真の角では、どちらがギャラハッドの父親なのか言い争うケイとマダオが居ており、そのマダオを白けた目でシロとスピノサウルスの子供が見上げている。
「さあ、行くわよ」
Aチームから召喚サークルの設置が完了したと報告が入り、オルガマリーがBチームとCチームを引き連れてレイシフトを開始した。
「ヴラド三世でも勝てない!カーミラもダメ!?だったらもっと召喚よ!!召喚!!」
ジャンヌオルタは次々とサーヴァントを召喚していた。此方には聖杯があり、特異点なら無限にサーヴァントを呼ぶことが出来るのだから。
「ぶりぶりざえもん。お助け料は1億円だ、ローン可だぞ」
「なんか、豚が来たぁぁあ!?」
救いのヒーロー、ぶりぶりざえもん…ジャンヌオルタに呼ばれる。彼は救いのヒーローであり、心の何処かで救いを求めるジャンヌオルタを助けてくれるかも知れない。
次回オルガマリー達との合流!!
ジャンヌオルタ「いけぇぇぇ!!ファフニール!!カルデアをぶっ潰せ!!」
ルガル様「エヌマ・エリシュ。さあ、終焉であり始まりの海を見せてやろう」
かすかべ防衛隊出すぅ?出すならサーヴァントは決まってるよ。風間くんがガウェイン、ネネちゃんがモードレッド、マサオくんがイスカンダル、ボーちゃんがニコラ・テスラ
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出してくれ!
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臨時隊員のアイちゃんも(鯖ネロちゃま)
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やめろ…ツッコミが追い付かない