Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!!   作:静かなるモアイ

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豚の蹄のぶりぶりざえもんなので、裏切りません。ネタ特異点なら裏切りネタが有るかも(笑)


救いのヒーロー、ぶりぶりざえもんだぞ

ぶりぶりざえもん。しんのすけが創作した落書きのヒーローであり、又兵衛のように歴史で語られたり、ギャーさんのようにヤバすぎて地球から『あっ、コイツデンジャラスなお馬鹿』認定されたり当時のキリスト教関係者に『神の意思に背いた裏切り者』認定された訳ではない。だからこそ、ぶりぶりざえもんは本来ならサーヴァントとして記録される存在ではない。

確かに、人工物や創作物もサーヴァントとして登録されるケースはある。しかし、それは人工物でありながら、太陽系の外まで2度と帰れない探索の日々に出掛けたボイジャー、世界最強の空母の一角…無敵のエンタープライズのように偉業を為し遂げた存在だ。21世紀…2014年現在、ぶりぶりざえもんは語られる存在ではない、しんのすけがヘンダーランドで呼び出した時は『秒で裏切るヤツだったわ』とか沢山だ。

 

ではサーヴァントとして登録されたぶりぶりざえもんはなんなのか?それはかつて、みさえに捨てられた落書き…ぶりぶりざえもんを拾ったとある博士が作り出した『意思を持ったコンピューターウイルス』である。だが、そのコンピューターウイルスはなんやかんやあり、組織に拉致されたしんのすけの手で、救いのヒーローとなる。だが、ワクチンで存在が消えてしまったが…その後に半透明ながら実体化し、しんのすけ達を救ったのだ。

やがて、しんのすけは英霊として座に登録され、史上2人目のグランド・セイヴァーとなる。グランド・セイヴァーとの縁、そして世界初意思を持ったコンピューターウイルスであり実体化能力を持つAIとしてぶりぶりざえもんは英霊に昇華されたのだ。

 

「カツ丼を持ってこい。話はそれからだ…」

「いや、なんでカツ丼なの!?取り調べでカツ丼持ってくるのはドラマやアニメぐらいよ!!」

 

コンピューターウイルスとしての特性を使い、ジャンヌオルタを連れてカルデア前線基地に逃れてきたぶりぶりざえもんとジャンヌオルタ。即刻、ギャーさん達に捕まったが、簡単に訳を説明して…保護されて事情聴取を受けていた。

 

ジャンヌオルタは聖杯の力で作られた、怪人ジル・ドレェの理想とするジャンヌ・ダルクであり言わばクローンに近い存在。そして特異点の黒幕は怪人ジル・ドレェであり、怪人ジルは聖杯の力で様々なサーヴァントを使役しており、ジャンヌオルタのルーラーとしての力と令呪を没収したのだ。

敵の拠点はオルレアン城であり、ぶりぶりざえもんとジャンヌオルタは把握していないが、恐らくはリングと同じく未来のサーヴァントが居ると言うことだ。でなければ、ハイテクコンピューターや水槽に入れられた沢山のジャンヌオルタなど用意できる筈がない。

 

「まあ、そのお陰で助かったがな」

 

しかし、そのお陰でぶりぶりざえもんとジャンヌオルタは逃げることが出来た。ハイテクコンピューターが無ければ、電子の海に逃げることは出来なかったし、ぶりぶりざえもんは倒されていたし、ジャンヌオルタは凌辱の限りを尽くされて嬲り物にされて新たなジャンヌオルタが水槽から出てきたであろう。

 

「そらよ、カツ丼だ」

 

ごと、ギャーさんが何処から持ってきたのか、カツ丼をジャンヌオルタとぶりぶりざえもんの前に置いた。

 

「てか、俺、さっきまでの記憶が無いんだけど、なにがあったの?皆、バタバタしてるし」

「「「なにもなかった」」」

 

因みにギャーさんはみさえのグリグリ攻撃を受けて気を失っていた間の記憶がすっかりないとのことだ。

 

「まあ、いただきます。聖杯からの魔力供給が無くなってお腹ペコペコなのよ」

 

ジャンヌオルタは頂いたカツ丼を食べようと、箸を持とうとする。だがどういう訳か、箸が握られず…どういう訳か、すり抜けるのだ。

 

「あっ…あれ?…おかしいわね…」

 

「あっ…あなた…身体が透けてるわよ」

「おい……大丈夫かのか?」

 

ひろしとみさえがジャンヌオルタを見てそう言う、そうジャンヌオルタは身体がだんだんと薄くなっており、存在が希薄に成ってきたのだ。ジャンヌオルタはサーヴァントのように座に登録されている訳ではなく、怪人ジルの我が儘と欲望で産み出された存在だ。存在の消失はその通りになり、なにもなくなる。

 

「いやよ…誰か助けてよ!!私、まだ自分の意思でなにをしたいとか、なにを楽しみたいとか、見つけれてないの!!誰か助けてよ!!」

 

怪人ジルに与えられた役割としての欲望…フランスを滅ぼしたいはあった。だが、それは与えられた役割であり、自分でなにをしたいとか思った訳ではない。

やっと、作られた存在、怪人ジルの理想どおりのジャンヌオルタではなく、ジャンヌオルタ個人としてやりたいことをこれから見つけようと思っていたのに。

 

「大丈夫だ!!おじさん達がなんとかしてやる!!」

「誰か、しんのすけ呼んできて!!しんのすけのトランプなら、なんとか出来るから!!」

 

野原夫妻だって、作られたばかり…産まれたばかりの少女を見捨てたりは出来ない。しかも、親に道具として…戦いの道具として使われて、性処理の道具にもされる予定だった少女をだ。

 

しんのすけの『スゲーナスゴイデース』ならジャンヌオルタを助けられる。だが、間に合わない。

 

「私の出番だな。私の宝具を使えば、お前を助けられる」

 

しかし、ここに救いのヒーローが居る。そう、ぶりぶりざえもんである。

 

「私の宝具 救いのヒーロー(ぶりぶりざえもん)を使えば、お前を救い、人として生きた存在にできる。だが、それを使えば私は消滅する」

「待ちなさいよ!?ぶりぶりざえもん!?貴方は救いのヒーローなんでしょ!!生きて、もっと多くの人を助けなさいよ!!私は多くのフランス人を殺したのよ!!私より、外の人にそれを使いなさいよ!!」

 

ジャンヌオルタの言葉は確かにその通りだ。ぶりぶりざえもんの宝具は強力であるが、使えばぶりぶりざえもんは消滅する。

 

「私は令呪で操られるかもしれない。だから、その前にこれを使おう。大丈夫…直ぐに会えるさ」

 

ぶりぶりざえもんは宝具を使い、光の粒子に変わって消滅した。だが、同時に透明に成っていくジャンヌオルタは元に戻り、作られた存在ではなく…ジャンヌオルタという人間になったのだ。だが、生きた人となったのでサーヴァントとしての超常的な力は同時に失われて、白髪巨乳美少女となったのである。

 

「ぐすん…勝手すぎるわよ、救いヒーロー……カツ丼ってしょっぱいわね」

 

涙を流して、カツ丼を食べるジャンヌオルタちゃんであった。

 

 

 

 

一方のしんちゃん。

 

「ふぅー…漏れるところだったぞ」

 

拠点から少し離れたところ、そこでしんのすけは立ちションをしていた。ちょっと我慢していたこともあり、物凄い勢いでしょんべんをする。カルデアの前線基地にも当然ながら、トイレは有るのだが50人以上+サーヴァントが使うこともあり、なかなか使うことが出来ない。

 

「へー…豚のサーヴァントが消えたって連絡があったから、マスターに飛ばしてもらえば、こんな所にガキが1人か」

 

その声が聞こえ、しんのすけは声の方を見る。そこでは左手にプリドゥエン、右手にカレンドヴールフを持つロホルトが立っていた。

 

「まあ、手間が省ける。死ねよ」

 

無慈悲に振り下ろされるカレンドヴールフ、かつてカラドボルグと呼ばれた聖剣がしんのすけを襲うが…

 

「ぐ!!」

「しんのすけ!!勝手に行くな!!せめて、誰かに言ってから行くようにしろ!!」

 

そこにおまたのおじさん…又兵衛、吹雪丸が駆けつけて槍と刀でカレンドヴールフを弾く。だが、ロホルトは『フランス人の考えた最強オリ主』的なランスロットの実子であり、その素質はランスロットを上回る。なんとか、弾くことが出来た又兵衛と吹雪丸であるが、手が軽く痺れたことからその破壊力が伺える。

 

「おまたのおじさん!!吹雪丸!!」

「へー、まあ、その程度でブリテンの次期国王である俺を倒せると?」

 

その瞬間、物凄い速度で猫の着ぐるみがロホルトの背後に現れた。それは未来の武装ニャオンスーツを纏ったリングであり、ニャオンスーツは通常の30倍で動くことが出来るのだ。しかし、ロホルトはその動きに対応して、カレンドヴールフでニャオンスーツを破壊し、リングを蹴り飛ばす。

 

「がは!?」

「リングのおねーさん!!」

「たく、雑魚が邪魔するなよ」

 

正に、絶体絶命……

 

「助けて!!ぶりぶりざえもーーーん!」

「はっ!!雑魚を呼んで何になるんだ?」

 

ぶりぶりざえもんには宝具が2つ有る。どちらも直接攻撃はできない。1つはジャンヌオルタを救うために使った救いのヒーロー、もう1つは『助けて!ぶりぶりざえもん!!』であるが…これはぶりぶりざえもんの意思で使うことは出来ない。ぶりぶりざえもんが何らかの理由で消滅した後、野原しんのすけ及びその縁者がぶりぶりざえもんに助けを求めると自動で発動する。効果は…ぶりぶりざえもんの自動召喚であり、助けを求めた者と契約である。

 

「久しぶりだな、しんのすけ。お助け両は1億万円、ローン可だぞ」

 

ぶりぶりざえもん、ここに復活。

 

「ぶりぶりざえもん…」

「ここは私に任せておけ!!行くぞ!!」

 

ぶりぶりざえもんはロホルトに立ち向かう、しかし、蹴りの一撃で吹き飛ばされ、しんのすけの前に転がる。

 

「ぐぇ…」

「「ぶりぶりざえもん!!」」

 

と、そのときだった。

 

「ごめん、しんちゃん。遅くなったよ!!」

「後は任せておけ」

 

リッカとギャラハッドが現れた。ギャラハッドはしんのすけ達を庇うように立ち、ロホルトを見る。

 

「よぉ、2時間ぶり?」

「ちっ、お前かよ…」

 

ロホルトはその場から逃げようとする。だが…

 

「お前、逃げるのか!?」

「しんちゃん!?」

「ギャーさんは逃げなかったぞ!!宇宙から悪いヤツが来ても、逃げずに1人で立ち向かって世界を救ったんだぞ!

なのに、お前は逃げるのか!?ギャーさんの故郷が無くなったの、お前のせいなんだろ?なのに、お前は逃げるのか!?」

 

しんのすけがロホルトを見て、啖呵をきる。だが、ロホルトは少し黙ってから突如として笑いだした。

 

「ハハハハ!!なんだ?強いお友達が来て強気になったのか?

良いことを教えてやる。ギャラハッドはなにもなして無いんだよ。地球は神様…この世で唯一の神が作りさった、地球以外では命はないし、月なんて命があるわけがない。出鱈目さ。

それに、ブリテンにはギャラハッドが為した物はなにも残されていない。伝わってないからこそ、コイツはなにも為してないんだよ。お情けで神が聖杯を還したと逸話を与えてくれたというのに、それすらも反抗したコイツはな!

まあ、コイツを庇うなら殺してやるよ。子供なら天国でも神様は許してくれるさ、神は全てを知ってるのだから」

 

と、その瞬間…ギャラハッドのなにかがキレた。

 

「リッカ…しんのすけを連れて下がってろ。又兵衛、2人を頼む」

「ギャラハッド?」

「ギャラハッド殿」

 

「ロホルト…お前には見せてなかったな。あと、子供が見てるんだ、殺すなんて使うなよ。お前は本気(マジ)で倒す」

 

その瞬間、ギャーさんの両目の下に、魔力の線が下に入り、ギャーさんの()()()()()()()()が完全解放される。




次回、ギャーさん(生身)でのフルスペック解放状態VSロホルト王子。

ロホルト「まて…ギャラハッド!!俺はお前の兄だぞ!!」
ギャーさん「俺の兄貴はアーサー王1人、あとは前世の兄貴だけさ」

イベント特異点はどっち寄りにする?ギャグになるのは確定

  • FGOより
  • 劇場版クレしんより
  • マカオとジョマ「なかよくしましょ?」
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