Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!! 作:静かなるモアイ
「というわけで、ドクター、所長。一先ず、現地の方々と協力者が出来ました。ネロ皇帝にも事情は話したので、力に成ってくれるそうです」
ネロ皇帝との謁見のあと、リッカはロマニとオルガマリーに連絡を取っていた。無事に特異点先での協力者が出来たこと、この特異点の原因だと思われる勢力がまさかの風呂嫌いな皆様である神聖ローマ連合であることを伝えた。
『ええ、ご苦労様。後で私達も召喚サークル設置のために、私達もレイシフトを行うわ』
オルガマリーはそう告げて、通信を切った。
だが、現地勢力の協力者、それもこの時代では最高権力を誇るローマ帝国とその統治者であるネロ皇帝が出来たのは非常に嬉しいだろう。ローマ帝国は食料も沢山あるし、ローマの兵士達は戦力になるし…なんなら副業として現代で言えば大工さんのように都市開発の力も持っているのだ。
「とりあえず、トマホーク辺り使うか?ルーン魔術組み合わせたら、規模をでかく出来るぞ」
「ふむ…それも善き。では妾は蔵から未来のレールガンを提供しよう。これを使えば、あっという間に敵地に着弾出来る」
「じゃあ、僕は
と、オルガマリーと話していたリッカの後ろでは腕を組んだギャラハッド、ひまわりを抱っこしたルガル様、シロを肩に乗せたエルキドゥが物騒な話を行っていた。
「いや、お前達、容赦無さすぎだろ!!今回の特異点も情なしで解決させるの!?」
「妾の本気を知らずに良く言える。ウルク王族の家訓だ…慢心せずして、なにが王か!!」
どや顔で答えるルガル様。まあ、そんなルガル様は尊敬するお父様の親友であるエルキドゥが側に居るし、可愛いひまわり居るし、カスカベ防衛隊という素質バッチリの子供達が居るし、王様としてノリノリでカッコいい所を見せたくて色々ブッパするだろう。
「でもルガル。エアブッパ考えてない?」
「お父様の遺産を汗臭い雑種に使いたくないが、ひまわりに腐敗臭と安物のコロン*2の香りを嗅がせる訳にはいかん」
「君、本当に子供好きなのギルそっくりだね。でも、守るべき存在に常に本気なのはシドゥリに似たのかな?」
エルキドゥは生前は見ることが出来なかったルガルを見て、笑みを浮かべる。と言うのも、エルキドゥはルガルが生まれる数年前に衰弱死しており、エルキドゥが亡くなった後に旅に出た暴君だったギルガメッシュが旅から戻り…賢王となった後に、ギルガメッシュの帰りをただ1人待っていた酒場の娘であるシドゥリ*3との間に出来たのだ。
と、その時だった。
「おーい!!姉ちゃん!ひま!!ルガルのおねーさん!ギャーさん!エルキドゥの兄ちゃん!ケイのおじさん!指宿のおねーさん達がローマを案内してくれるって!」
しんのすけがやって来た。なんでも、温泉Gメンの女性2人がローマ市内を案内してくれるそうだ。これからこのローマが活動の拠点になるだろうし、過ごす街並みを把握するのは大切なことだろう。
「温泉を楽しむ前に、先ずは腹拵えですね。日本食は有りませんけど、焼き鳥や焼き豚*4は有りますし、ワインは美味しいですよ」
温泉Gメンの指宿と後生掛の2人に案内され、野原一家+マシュはローマ市内を探索する。ローマ市内はめちゃくちゃ広く、多くのテルマエや現代で言えばの立呑屋、料理屋などなどが沢山有ったのだ。ぶっちゃけ1日で終わったフランス特異点と違い、本格的なローマ市内で過ごすためなのか、野原夫妻やアルトリア、マシュは周囲を感激しながら見回していた。
「全く…観光なんてな、浮かれすぎだろ」
「そうだな。これから人理を救う旅路が始まると言うのに」
「ふ…まあ良い。此度の余興も楽しませてもらおう」
上からギャーさん、アーサー、ルガル様のお言葉である。しかし…
「お前達が一番楽しんでるだろぉぉおお!!どっから見ても観光するき満々じゃねぇぇえか!!」
ケイのツッコミが響く。
ギャーさんはサングラスをかけ「テルマエ万歳」と書かれたTシャツを纏い、風呂桶にマイタオルとマイ垢擦りを担いでいた。
アーサーは浴衣姿であり、風呂桶を左手に持っている。
ルガル様は浴衣姿であり、優雅に団扇を扇いでいる。
この3人、ローマ特にテルマエを満喫するつもりであった。
「ええ、全くですよ。我が夫、我が息子、そしてウルクの女王よ」
「そうだ、モルガン…お前からも…お前もかーい!!」
だが、彼等だけではない。それはモルガンでもあった。モルガンは浴衣姿であり、もう既に何処から調達したのか…グラスワインを飲んでいた。
「うむ。5アス*5にしては旨いな。もういっぱい呑むか。そこのお前、その焼き豚をくれ」
「あいよ!」
モルガン様。豚の串焼きを注文し、ローマを謳歌する。
「ダメだ…ツッコミが追い付かない。このチート軍団、人理修復を忘れて楽しんでやがる!!」
「ケイ」
「アルトリア、お前は……へ!?」
「この焼き鳥と豚のこんがり肉!!塩が効いていて、美味しいですよ!!酒は母さんと父さんから、戸籍年齢が二十歳になるまで停められましたが!!美味しいご飯は格別です!!肉汁が溢れてて美味しい!!鳥の股肉は柔らかくて噛む度に味が出る!!
豚のこんがり肉は肉汁が止まらない!!噛みごたえ抜群です!!」
アルトリアは軽く、10人分は食べており、ソフトドリンクの蜂蜜水を飲みながら、豚のこんがり肉と焼き鳥を楽しんでいた。
「良い尻をしている。うむ!!朕と正式にお付き合いしてもらいたいな」
1人の風呂好きサーヴァントがケイとひろしの尻をロックオン!!彼はハドリアヌス、ローマの五賢帝の1人である。だが、歴史研究家や歴史好きの方々は語る。ハドリアヌスは男色化であり、男が好きなのだ。アンティノーという若い愛人(男)がナイル川で溺死したときはローマ中にアンティノーの像を作らせたが。
「安酒だが、この値段でこの味は良いものだ」
「ぷぁあ!!たまにはワインも良いな!!飲みやすい!!」
お酒を嗜める方々*6はローマのご飯を満喫しながらワインを嗜んでいた。
ハドリアヌスにお尻を狙われているとは知らずに。
次回…温泉Gメンの正体が明らかに。
しんのすけ「疑似サーヴァント?」
番外編&コラボ
-
2004年ギャーさん勝利√
-
ひまちゃん&ルガル様ステイナイト
-
やりすぎ聖杯戦争
-
原作FGO組との遭遇