Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!!   作:静かなるモアイ

26 / 60
ウェイバーくん、合流。


ケイ&オルガマリー「ようこそ、ウェイバーくん」ウェイバーくん、またツッコミだぞ

「ここは……」

 

捕らわれていた筈のウェイバー・ベルベットは目を覚ました。レフとの会話の途中、突如として閃光と耳がキーンとなるような聴覚麻痺を起こしそうな音が響いて意識を手放していたが、気が付けばベッドの上で寝ていたようだ。

 

「ベッドと言うよりも、夜営地の寝床のようだな」

 

ベッドはベッドなのだが、どちらかと言うと野営地の寝床、それも野戦病院の診療所に置かれている簡易ベッドのようであった。

 

「やあ、気が付いたようだねウェイバーくん。抑止力から君の事を聞かされてね、危ないところだったよ」

 

聞き覚えのある声が聞こえ、ウェイバーは身体を起こして声の方をみる。そこでは2004年の聖杯戦争を共に戦い抜いた協力者であり、マリスビリーが秘匿した真実のお陰で表向きには聖杯戦争の勝者とされた衛宮切嗣が椅子に座っていた。

 

「切嗣さん?……おい、ちょっとまて。前会った時より、肌の張りが良くなってないか!?」

「ああ、これかい?実は並行世界で抑止力の守護者になっちゃった、僕の疑似サーヴァントになったんだ。お陰で肌の艶と張りが良くてね!お酒を呑んでも二日酔しないし、なにより油物を食べても胃もたれしないんだ!!若い身体って良いね!!」

「なんでアンタだけ若返ってるの!?ちょっとまて!?えっ!?抑止力!!そんな事が出来るなら、私の胃袋も若返らせてくれよ!!油物食べたら、胃もたれするんだよ!!」

 

かつて2004年の聖杯戦争でセイバーを召還し、表向きには聖杯戦争の勝者にされた衛宮切嗣は並行世界で、守護者となった自分自身の疑似サーヴァントとなったようだ。クラスはアサシンであり、肉体も最盛期にされたお陰か…肌の艶と張りが良くなっている。

 

「あと、アイリも疑似サーヴァントになってるよ。まだ呼ばれてないけどね」

「おぃぃい!!奥さんも疑似サーヴァントになっとるやんけ!!」

 

「で、切嗣さん。ここは?」

「ここはローマ帝国のガリアの前線基地だね。君が捕らわれていたのは、神聖ローマ連合…早い話風呂嫌いの連中だ」

「歴史を見れば、宗教的価値観や文化、あと個人的に風呂が嫌いな偉人は結構いるからな。ベートーベンとか」

「そうそう、あと宮本武蔵も風呂嫌いらしいよ」

「それは意外だ、日本人なのに」

 

どうやら、風呂嫌いローマに捕らわれていたウェイバーを助けたのは、切嗣のようであり、切嗣はアサシンの気配遮断を用いて気付かれずに潜入。その後、スタングレネードなどを用いて相手を翻弄し、ウェイバーを救出して無事に脱出したのだ。

 

「あと、ウェイバー。朗報だ、僕達の勝ちは確定したよ」

「なんでですか?」

「カルデアが完全体ギャラハッドを呼んでいる。マスターは、僕達が聖杯戦争の最後に助けようとした、あの子だ。あと、その子の妹が英雄女帝ウル・ルガルと完全武装アーサー王を呼び出し、愛犬がエルキドゥを呼び出した」

「……ソロモン、泣きません?余裕過ぎますよ」

 

だが、ウェイバーは知らない。これからもグランドOrグランドに匹敵するぶっ壊れ集団が続々と増えることを。

 

「そして…いや、これは自分の目で確かめて欲しい」

 

切嗣はそう告げて、ウェイバーにテントの外に出るように促す。ウェイバーは何事かと思うが、テントの外に出ると…そこでは…

 

「いやぁ~ここもおねーさん達が沢山いますな~」

「しんちゃん浮かれすぎ…」

「あー…頭がいてぇぇ…マジでみさえの拳骨どうなってるの?」

 

ガリア基地にも美人なお姉さん達が居たこともあり、鼻の下を伸ばして浮かれるしんのすけ。そのしんのすけを宥めるリッカ。そして恐らく、お馬鹿な事をやろうとして…みさえの拳骨を喰らったのだろう…頭の上にたんこぶが出来たギャラハッドがそこに居た。

 

「セイバー…それにあのときの女の子…」

 

あのとき助けようとした女の子が無事に元気に育っており、現在の家族に引き取られて幸せになっている。そして、10年前に彼女を救った当時のセイバーであるギャラハッドが本来のクラスでリッカに呼ばれた。凄い運命だな…とウェイバーはしみじみ思う。

 

「エルおじ様。敵を津波で流すのはダメだろうか?同時に奴らも綺麗になるし、臭いも消える」

「うーん…ダメじゃないかな?エンキのラプシュテムって一応は海水じゃないか」

 

ひまわりを抱っこしたウル・ルガル、シロを抱っこしたエルキドゥ。どちらもウェイバーが2004年に遭遇した暴君…最強の英雄王の縁者であり、方や後継者で唯一の愛娘、方や唯一無二の親友である。

 

(ウル・ルガルはまんま、ギルガメッシュを女体化*1させたような感じだな)

 

「お茶くれ、お茶」

「豚がいる!?」

 

ごろ寝して、ローマ兵士にお茶をねだるぶりぶりざえもん。機械関係の相手なら異次元に強いが、それが無ければ秒で裏切り、弱気を助ける救いのヒーローのネタキャラである。

 

「ウェイバーではないか!!」

 

そのときだった…後ろから2度と聞けないだろうと思っていた声が聞こえ、ウェイバーは後ろを振り向く。そこにはウェイバーが王と慕い、未熟な自分の成長する切っ掛けを与えてくれて、臣下に誘ってくれたかつてのサーヴァントであり王 征服王イスカンダルが現在のマスターであるマサオと共に立っていたのだ。

 

「ライダー……」

「泣きそうな顔をするではない。しかし、お前さん…良く頑張ったな。あんなちっぽな坊主がこんな1人前になるとはの!!」

 

ウェイバー、10年ぶりにイスカンダルと再会する。

 

 

 

 

「では改めまして、カルデアの皆さん。私はブーディカ!ライダーのサーヴァントで、今はローマ帝国側の将軍をしてるよ」

「アッセイ!!私はスパルタクス…ふふ、君達は圧政についてどうおもうかな?」

「ハドリアヌスだ。此処での指揮を任された」

 

ウェイバーが元気になったところで、ガリア基地の面々はカルデアから派遣された皆様を集めてミーティングを行っていた。

ウェイバーが捕らわれていた及び寝ていた間に、カルデアからマスター達がレイシフトしてきており、先行部隊としてやって来た野原一家がローマ帝国と協力関係を結び、その後から続々とマスター達がレイシフトしてきて、野原一家とカスカベ防衛隊を含めた多くのマスター達は、風呂嫌いローマである神聖ローマ連合との前線が張られたガリア基地にやって来たとの事だ。

 

ガリア基地を任されているのはライダーのサーヴァント、赤い髪に巨乳の美女ブーディカ。ネロ皇帝時代のイギリスの女王様であり、産経婦だとか。

 

そしてもう1人はバーサーカーであり、Muscleだった。彼はスパルタクス、アッセイが口癖であり、Bチームなどの典型的な魔術師では信頼関係が結べず…共に戦うことができない。

 

そしてケイとひろしのお尻を目当てに、ガリアにやって来たハドリアヌス。ライダーのクラスであり、戦争で利益を上げるよりも国内の経済を回したり、領土を充実させることでローマを繁栄させた男。建築家としても有能であるが、男色化でもある。

 

「しかし、サーヴァントになったネロも来てるなんてね」

「もう霊体化はこりごりだぞ…」

 

ここに皇帝ネロが居ないこともあり、あいちゃんのサーヴァントのネロちゃま。実体化する。

 

「カルデアのサーヴァントは少なく見積もって、ここに20人位か。どれぐらい動けるか分からないから、ちょっと模擬戦しない?」

 

と、ブーディカはこの発言を軽く後悔する。

 

「うむ。では妾が行こうかな?」

「じゃあ、僕も行こう。いや…折角だ、ルガル…君がどれほどか見ておきたい。シドゥリとギルの娘である君がどれ程なのか…」

 

ここに、メソポタミア大決戦が始まるのだった。

*1
女帝ギルなので、公式の絵からアルクェイド顔?




次回!!ルガル様VSエルキドゥ。

ルガル様「世界を切り裂くは父母より受け継ぎし乖離剣」
エルキドゥ「僕は人と共に歩もう」

ルガル様&エルキドゥ「「エヌマ・エリシュ!!」」←挨拶代わり

実況解説はギャーさん、ツッコミ実況はケイとウェイバーでお送りします。

番外編&コラボ

  • 2004年ギャーさん勝利√
  • ひまちゃん&ルガル様ステイナイト
  • やりすぎ聖杯戦争
  • 原作FGO組との遭遇
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。