Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!! 作:静かなるモアイ
「星が綺麗だね…」
「カスカベと違って、凄く綺麗に見える!」
「21世紀は色んな物がある分、生活は豊かだが…こう言う星空が見にくくなっているからな」
満天に輝く、星空。それを見上げながら、カスカベ防衛隊、オルガマリー、マシュ、リッカ、キリシュタリア、そして着いてきたサーヴァントの皆様はキャンプをしていた。いつ、どこで風呂嫌い連中こと神聖ローマ連合が襲ってくるか分からないが、サーヴァントだけでも又兵衛、ギャーさん、カイニス、イスカンダル、ガウェイン、モードレッド姫、テスラ博士、ネロちゃま、デミ・サーヴァントとしてマシュと折田ジャンヌが居るのだから戦力は問題ない。なんならリッカが要請すればグランドアサシンのルイ・シャルルもぬるっと現れるだろう。
「あっ!!星座だよ!」
おにぎり頭こと、マサオくんが星空を見上げる。夜空には沢山の星座が示されており、人々を照らしている。白鳥座、オリオン座、沢山の星座が有るのだが…
「星座だね、ギャーさん」
「そうだな、キリシュタリア…」
バグキャラマスターのキリシュタリア、バグキャラサーヴァントのギャーさんも沢山の星座を見つける。しかし…
「「ゼウスの浮気エピソードがいっぱいだ」」*1
動物関係の星座は、ゼウスの浮気が関係しているものも有るのだ。
「そういや、テルマエロマエで見たんだけど、この時代のローマ正教ってギリシャ神話だっけ?」
「そうだね。ゼウスはユピテルという名前になっているが、同一と思って良いよ」
未来ではローマ帝国はキリスト教の国となり、ギャーさんの時代では風呂嫌い大国となってしまう。だが、この時代ではギリシャ神話と同一の起源を持つローマ正教であり、名前はゼウス→ユピテルと変わっているが、大体一緒である。しかし、21世紀ではもっとも信仰されているのはキリスト教やユダヤ教そしてそれらから派生したイスラム教であり、多神教は随分と規模が小さくなってしまった。
「てか、ルガルさんどこ行ったの?」
「確かに、女帝のヤツ居ないな」
ネネちゃんとモーちゃんがそう告げる。気が付けば、ルガル様がこの場から居なくなっていったのだ。
「ルガルのヤツなら、ひまわりがおねむの時間だから拠点に戻ったぞ」
ルガル様、ひまわりが就寝の時間が来たために、お先に拠点に戻ったもよう。翌朝、ひまわりが起きたら、再び合流するだろう。
と、その時だった。ギャラハッドはふと、立ち上がり…キャンプから少し離れる。そして、大楯の四次元空間から大型バイクのブイマックス*2を取り出して跨がる。動力は小型太陽水晶…通称アークリアクタ-に変えており、燃料の心配はない。
更に、魔術と魔力放出を用いてブイマックスをフルカウル仕様に改造する。こらにより、耐久性もバッチリだ。
「ギャーさん、どこ行くの?」
「しんのすけ、うんこだ。時間がかかるほど溜まってるから、寝とけよ」
ギャーさんはそう告げて、ブイマックスに跨がると走らせて何処かに行った。だが、又兵衛とガウェインはなにかを悟ったのか意味深にギャラハッドを見送った。
キャンプからそこそこ離れた川。そこでひろしに匹敵するあしくさ親父、宮本武蔵は身体を洗っていた。ぶっちゃけ、身体を洗いたくないし、夜に沐浴をするのは身体が冷えるのであまりしたくないが、こうしないとカルデア陣営が相手にしてくれないからしょうがないだろう。
「サーヴァントとマスター…か。のお、伊織、セイバーくん…いやタケルくん、カヤ。平和な未来でも聖杯戦争があるようだの」
宮本武蔵にとってサーヴァントは生前から関わりがあった。江戸時代初期、江戸で起きた擬似的な聖杯戦争が勃発。参勤交代により、家老であった養子兼弟子の宮本伊織、愛娘のカヤと共に北九州から江戸に出張したときに聖杯戦争に巻き込まれた過去を持つ。
伊織はそこで日本唯一のグランド資格保有サーヴァント ヤマトタケルをセイバーとして召喚、カヤもオトタチバナの疑似サーヴァントとなり、はぐれのサーヴァントを含めれば15騎のサーヴァントが召喚され、大乱戦が勃発。
『武蔵殿…風呂に入らないのか?いや……その……なんというか』
『セイバー。師匠…いや親父は大の風呂嫌いなんだ。これでもましだぞ、参勤交代の前に風呂に入ったから』
『嘘だろ!?あっ、カヤ、ご飯おかわり、徳盛で!!』
『タケルくんは沢山食べるんだね!はい、どうぞ!!』
『『『宮本一家、ファイアー!!』』』
その後、野原一家なみの勢いで事件を次々と解決。はぐれのルーラーとして江戸に滞在していたギルガメッシュ王こと、若旦那もにっこりと笑顔であった。
だって、日本最強のグランド資格保有サーヴァント+今を生きる最強剣士×2であり、実質サーヴァントが3人居るのだ。その上、オトタチバナのサポートつき、いや…どうやって停めろと!?
『くらえ!!我のあしくさキックゥゥゥウ!!』
『師匠の臭いが染み込んだ足袋靴下アタックぅぅ!!』
『武蔵の下駄攻撃ぃぃい!!』
『剣術かんけいねぇぇぇぇぇえ!!』
アーチャ-の周瑜のツッコミが響いた。奥の手は大黒柱のあしくさ攻撃、家族の常識である。
「ふっ…懐かしいの」
生前を思い返し、武蔵は衣類を纏い腰に刀を提げる。ただひたすらに剣に生きた61年、息子と違って魔術は強化しか出来ない。だが、それで充分…神秘の壁など「空」を極めた剣技と鍛え上げた身体能力で純分であり、それで宝具を使わない日本最強ヤマトタケルさえも圧倒できる。
「来たか…坊主よ」
振り返る宮本武蔵。そこではブイマックスに跨がるギャラハッドが居ており、ギャラハッドはブイマックスから降りると…腰からアロンダイトを抜刀して左手に構える。
「なあ、武蔵さん。アンタ…つえぇな。ロホルトとかより遥かに。剣と鍛え上げた肉体だけでそれって、あんたマジで中世の人間かよ」
「ふ、それしか取り柄がないからの。のぉ、坊主よ」
宮本武蔵は2本の刀を抜刀する。
「我に見せよ、お前が世界を救える存在なのか」
ギャラハッドは身体のリミッターを外す。その瞬間、宮本武蔵は地面を蹴り、大地が砕けて瞬きより速くギャラハッドの眼前に現れる。音より速く、刀が振るわれるが…ギャラハッドはアロンダイトで防ぐ。
「言った筈だ…我に見せよと。我は技量だけならヤマトタケルを超えている」
ギャラハッドは電磁加速+筋力+魔力放出を用いて上空に飛び上がり、1万を超えるルーン魔術応用の科学砲撃*3が襲いかかるが…宮本武蔵はその全てを
「空を視れる我に斬れる物は存在しない」
「驚いた。アンタ、剣だけで魔法の領域に到達したのかよ…剣で存在の『空』を判別して斬ったのかよ」
その瞬間、武蔵は空気の面を捉え、空中を駆け抜けるように飛んでギャラハッドに接近する。
「アンタ…マジでなんなの!?円卓の騎士より強くね!?産まれる時代間違えてね!?」
「笑止!!ただ好きなことを追い求めただけよ!!君と同じようにな!!」
「最終兵装宝具…解放。
この力を使うのは朱い月以来である。
「天晴れだ…坊主よ」
「こっちのセリフだよ。アンタ、一人でローマ滅ぼせるよ、マジで。なんでグランド貰えなかったのか、不思議な位だ」
ギャラハッドは最終兵装宝具を解除し、消えようとしている宮本武蔵を見下ろす。
「常時オーバードライブのアロンダイトみたいな斬撃だわ、エクスカリバーの光の斬撃さえも『』を切り裂いてねじ曲げるわ、技術だけで行けたら俺達の立つ瀬ないわ」
「ハハハハ!!そうかそうか!!ふむ……我は空を視れる、だからこそ…お前さんの勘違いも見える」
宮本武蔵はギャラハッドを見つめ、告げる。
「坊主よ…今のお前さんは剣士のサーヴァントではない、剣士の性質も持つが…お前さんは今はオンリーワンの存在だ。のお、偉大なる救世主のサーヴァント…グランドセイヴァーよ」
「おい、それって」
ギャラハッドが言う前に、武蔵は1枚の写真を手渡す。
「お前さんが発明し、魔術協会が秘匿していた写真技術。それを使い、とった家族写真よ。それを野原の長女に渡すが良い……2人目のグランドセイバーを呼べる」
その写真には生前の宮本武蔵、青年剣士であり家老の宮本伊織、中学生程の少女の宮本カヤ、そして伊織のサーヴァントでありアルトリアと同じ顔の男の娘 日本最強の外見年齢中学生~高1のヤマトタケル…日本武尊が写っていた。
「タケポンじゃん。おい、なんで?」
「ふっ…タケルくんから聞くが良い」
宮本武蔵は消滅した。だが、野原ひろしのサーヴァントとして再召喚されるのは内緒だ。
武蔵さんって?対人最強格です。
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