Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!! 作:静かなるモアイ
野原一家。幾度も世界を救い、人理修復後も騒がしくも楽しく日々を過ごす、世界でもっともヤバい一家。
そこの長女、野原リッカは担任から与えられた宿題を前にして絶望していた。
『野原。そういや、国連から聞いたけど…お前はこの前の時間事件*1の影響がないんだってな。特別に宿題増やすぞ、カルデアでも自主勉頑張ってたと思うし、先生のような英霊様も居たと思うしな!』
と担任に言われて、宿題の量を増やされたのだ。実はカルデア側もまさか本当に人理焼失が起きるとは思わず、野原一家がカルデアに行くことが確定したあと、オルガマリーは野原一家の所属先に『カルデアに研修させます』と伝えており、全てが終わると当然ながら人理焼失の影響を受けなかった事が知れ渡ったのだ。
とはいえ、オルガマリー、キリシュタリア、ペペロン、そしてソロモン王ことロマニが頑張ってくれたことで、野原一家が人理修復の最大功労者であることは伏せられ、ギャラハッドがリッカのサーヴァントであることもなんとか隠しとおせた。世間ではリッカはDチームのままで、後方支援だけ…ということに成っているのだ。
「うんぎゃぁぁぁあ!!だからってこの量はなんなのよ!!間に合うわけないわぁぁ!!」
野原一家のリビングでリッカの叫びが響いた。
追加された課題は『実際に見た歴史上の舞台についてのレポート』『本物のギャラハッドがどんな人物なのかのレポート』『印象に残った歴史上の人物は?』等々だ。恐らく、先生が興味をもって知りたいだけなのだろうが…成績+するとはいえ、これはヒドイ。
「とりあえず、ギャラハッドは頼りになるけど、勉強の出来るアホです。今で言えばADHDの特徴があります」
「事実だが、本人の前で言うか?それと教えてやる、ADHDは天才の証だ!!」
ぬっと、私服姿のギャラハッド(メガネ無し)がリッカに話しかける。実はリッカ、ギャラハッドのお陰か…ちょっぴり医学に興味を持ち…時々だが運命の様子を見ることも兼ねて、ロマニから医学の勉強を受けている。えっ?ギャラハッドからは受けないって…常人には厳しかった。
「ついでに教えてやる。ADHDの特徴を持つ偉人、サーヴァントは多いぞ」
医学の話になるが、ADHD…注意欠陥他動症は天才病の1つとも言われることがあり、偉人に多いのだ。有名どころではピカソ、ココ・シャネル、リッカもカルデアで会ったことがある信長や坂本龍馬そしてギャーさんとダ・ヴィンチちゃんだ。
「そんなに!?」
「あとな、部分的にADHD等の世間では発達障害と言われる物の側面を少なからず持ってる人は、全体の7人に1人だと言われる。良かったな、知識が深まったぞ」
「円卓ではギャーさんだけ?」
「あとはトリスタンもその特徴あったな、生粋のハジケリストで俺以上になに考えてるかわからん」
「あの芸人、生前からあんなんだったの!?」
「俺とトリスタンは軽度側だったけど、エジソンは生前から症状が重いケースだった可能性がある。2割は成長と共に症状がなくなる、ダ・ヴィンチ*2のやつがこれ。6割が症状残るけどましになる、俺やトリスタン、ノッブがこれ。後の2割が症状が重くなるケースがある」
「教えてって言ってないのに、教えてくれてありがとう!!」
ギャーさんがまだまだ話し足らなさそうだが、ここで強制ストップである。
「てか、ギャーさん…ディノズアイランドって知ってる?」
「ディノズアイランドだ?知らん。マダオと親父が恐竜ブームって言ってたことと関係あるのか?」
「本当に興味ないこと、マジで知らないじゃん…学校で凄く有名なんだよ!?」
リッカはそう言い、リモコンでテレビをつける。テレビでは最近話題のディノズアイランドのことが紹介されており、テレビではブラキオサウルス、ティラノサウルス、ダスプレトサウルス*3、トリケラトプス、パキケファロサウルスなどが映し出されていた。
「凄いでしょ!!ギャーさん!!」
「なあ、今…近くにしんのすけとひまわりは居ないよな?」
「ギャーさん?居ないけど…」
「あの恐竜は十中八九偽物だ。動いてる姿を見ると興奮するけどな。生物だとしたら、遺伝子操作で恐竜に近付けたバイオ技術で産み出した大型爬虫類だ」
「へ…ぇぇえええーー!!」
だが、それを見たギャーさんは即刻偽物だと断定した。
「ヴェロキラプトルは彼処まで大きくない。ドロマエサウルス科で彼処までの巨体はユタラプトルだと思うが、ユタラプトルは彼処までのスタミナはないと考えられる。
ダスプレトはティラノサウルスと分布が近い。当時のアメリカ大陸は温暖で乾燥気味だ、羽毛は有っても背中の一部だけと言われており、事実…スーは背中の一部しか羽毛が生えてないだろ?
極めつけはブラキオサウルス。ブラキオサウルスの骨格と化石から想定される血圧では、首をあんなに垂直には出来ないと考えられる。それに、ブラキオサウルスが生息していたジュラ紀は針葉樹が多く、裸子植物が栄えていた。広葉樹や果物は好んで食べないぞ」
バッサリと言うギャーさん。
「屋外だよな…ジュラ紀と白亜紀は気候が随分と違う。いや、予想はダメだ。想像が止まらん、悪い癖だ。で、リッカ…入場料はイクラだ?金なら俺が出す」
ギャーさんは資金源∞のルガル様、皇族に戻ったヤマトタケル及びその家族*4、イギリスからの援助つきのアーサー+モーちゃん(モーちゃんはネネちゃんの家で暮らしてる)の次ぐらいに、サーヴァントご一行で稼いでる。カルデアからの援助無しでも食べていけるほどに。
そんなギャーさんであるが、ディノズアイランドに興味を持ったようだ。しかし…
「でも、2年先まで予約でいっぱいなんだって。VIP優先らしいよ」
「なん……だと……!?」
「タケルきゅんがパス越しで教えてくれたけど、プレオープン行くってさ」
「タケポン!!俺も連れていけ!!」
「皇族で行くから、無理だよ」
「素性を隠してるのが…仇になったか……」
「因みにリッカ。プテラノドンは恐竜ではなく、翼竜という別の大型爬虫類だ。モササウルスは海生爬虫類、恐竜じゃない」
「えっーー!!ディノズアイランドのCMじゃ、恐竜って紹介されてたよ!!」
「世間では恐竜に一くくりされた方が、分かりやすい場合があるからな」
テレビではプテラノドンなどの翼竜、そしてモササウルスの海に住んでいた大きな爬虫類は恐竜ではなく別の生き物としてカウントされるのだ。
「そして、この紹介で爽やかにサーフボードに乗ってる人達。この後ろでモササウルスが跳ねてるだろ?」
「うん」
「このモササウルスは本物なら間違いなく、人を襲う。モササウルスの歯を見たが間違いなく肉食だ。貝を主食にするグロビデンス*5なら飼い慣らせそうだが、コイツは無理だ」
「そして…極めつけは……俺が前世で見たジュラシックパーク3のメインモンスター スピノサウルスは最近の研究で、主に四足歩行で短足だと結論されて魚を食べていた!!歯の形が違うぞ!!なんで歯がギガノトサウルスのように切り裂く形をしてるんだ!!足がティラノサウルス類のように長いんだよ!!」
ギャーさんはそう告げ、悲しそうに言う。
「メディア受けを狙ったな。かわいそうすぎだ」
そしてリッカは暫くたってから、ギャーさんの言葉の意味を知る。
次回…ナナ、拾われる。
番外編&コラボ
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2004年ギャーさん勝利√
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ひまちゃん&ルガル様ステイナイト
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やりすぎ聖杯戦争
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原作FGO組との遭遇