Fate~嵐を呼ぶ、野原一家とカルデア危機一髪!! 作:静かなるモアイ
夏のある日のことだった。
「そうだ。ボールス、このお酒。お前ん家に置いて良いか?」
「酒か?良いけどよ」
「じゃあ、冷凍庫にしまってくれ。火気厳禁な?」
実のことを言うと、プロトギャーさん√の円卓関係者は最終的にカルデアに召喚されて、人理修復後は各々好き勝手に暮らしている。ギャーさんのように野原一家にお世話になったり、モーちゃんのようにネネちゃん家にホームステイしたり、ガウェインのように風間くん家でお世話になったり、ケイとマダオ*1のようにまたずれ荘で暮らしたり、アーサーのように娘が心配でネネちゃん家とイギリス領事館を行き来したりと様々だ。
円卓の騎士13人は勿論のこと、円卓の席には座れなかったが非常に強い人物も大勢居る。妖精騎士トリスタンことバーヴァンシー、妖精騎士ランスロットことメリュジーヌ、妖精騎士ガウェインことベディヴィエール夫人ことバーゲスト、顧問監督官ベリノア、次期円卓候補のボールス等々だ。因みに、妖精騎士の3人はギャーさんの部下であり、アイドルもやっており…この前、再デビュー果たした。
その呼び出された1人、ボールスは円卓の真実が明らかになる前の定説ではギャーさん、パーシヴァルの3人で聖杯探索を行い…道中で肉欲に負けて、女性を抱いて脱DTしたが…その後は改心し、教会で『2度と女性を抱かない』と誓いを立てて、無事に聖杯に辿り着いたのだ。
しかし、御存知…この定説は最強のぶっ壊れ野郎のギャーさんの真実を隠すために当時のキリスト教勢力の皆様が広めたこと。真実は……
『えっ?お前、娼館で女抱いて避妊具無しで中だしセックス?
子孫繁栄は立派だが、顔と声と胸だけは立派なマーリン*2の話聞いてた?DTしか聖杯触れないんだぞ?』
銀魂+ぐらんぶる+Dr.STONE+仁のようなギャーさん。食品全マシマシメガ盛り兄貴のパーシヴァルとの珍道中で振り回されたスケベな野郎である。あぶなかっしく、慌てん坊だが、どこかギャーさん達のようにハジケ足りなかった弱虫である。
『フハハハ!!これで俺はお前と違って一皮むけたぜ!!』
『宜しい、スピリタスだぁあ!!』
『ギャァァア!!』
その後、ギャーさんの手で口の中にスピリタスの瓶を捩じ込まれ、ボールスは倒れた。
ではそんなボールスは人理修復後は何をしてるのか?知り合いが多いという理由で、春日部のマンションに暮らしており…代絶賛彼女募集中の日々を過ごしている。
そんなボールスであるが、ギャラハッドからプラチック大容量のボトルに入れられた酒を手渡される。水のように透明の液体であり、冷凍庫に入れておけと言われたから、その酒を冷凍庫にしまうボールス。だが、今思えば、これが喜劇の始まりであった。
数日後。
「あづい…なんなんだよ…これが21世紀の暑さかよ…」
ボールスは自宅のマンションの1室で、パンツ一丁で床に寝転んでいた。関東の暑さはブリテンと比べると地獄であり、今のご時世はエアコンは必要不可欠だ。
だが、可哀想なことにボールスの部屋のエアコンは壊れてしたい、容赦ない暑さが部屋の温度を上げていく。実際の事故で、冷房をつけていなかったこともあり、屋内で熱中症になってしまった人も居るほどなのだ。
「くっそ…何かあったか?」
ボールスは汗を拭い、冷蔵庫を物色する。だが、冷蔵庫の中には身体を冷やしてくれそうな物はなく、冷凍庫にあったアイスも先ほど食べ尽くしてしまい、ろくなものはなかった。安物の冷蔵庫であり、製氷機なんてついてないから氷を嘗めて涼むなんて出来ないし、保冷剤も入っていない。だが、1つだけ入っている物があった。それは…
「ギャラハッドとトリスタンが置いていった酒か…しかし、冷凍庫でも凍らないって相当だな、普通は液体だから凍るだろ」
液体は冷凍庫に入れれば凍る。子供でも知っている常識だが、ギャラハッドとトリスタン曰く『水』と呼ばれるこの液体はどういう訳か凍らないのだ。
実はというと、度数が高いお酒は冷凍庫に入れても凍らず、ハイボールやウオッカを冷凍庫で保存する酒好きの皆様もいらっしゃるのだ。
ボールスはその酒のボトルを触ってみるが、中はキンキンに冷えており、気持ちいい。これを肌に当てていれば暑さを紛らわせそうだ。
「そういや…ギャラハッドの奴が聖杯探索の旅路で股間を冷やせば、一気に身体が冷えるって言ってたな」
ボールスはそう告げ、ボトルを開ける。口径はそこそこ広く、ボールスはニヤリと笑みを浮かべて良いことを思い出した。このお酒は冷凍庫でも凍らないし、今はキンキンに冷えており…丁度良い口径…ナイスアイディアを思い付いたボールスはそれを実行に移した。
一方のギャーさん。
「おい、ギャラハッド。此処で買うのはこれぐらいか?」
「肉はルガルが神戸牛を1頭買い×3するって言ってたからな。用意するのは、飲み物…紙皿ぐらいだな」
ギャラハッドはリッカ、モーちゃん、ケイ親父、ガウェインと共にスーパーココノカヨウカドーに買い出しに来ていた。後日、ナナの歓迎会も兼ねて、カスカベ防衛隊とそのサーヴァント達、野原一家とそのサーヴァント達でBBQを行うこととなり、その買い出しである。
「ただ、タケポンとアルトリアが俺達の想像以上に食うから、肉と米は滅茶苦茶いる。あと、スピリタス」
「なんでスピリタス!?なんでスピリタスなの!?あれ、飲みのお前とトリスタン、アーサーぐらいしか飲まないだろ!!」
スピリタスとは度数が驚異の96%を誇るウオッカであり、ライターを近付ければあろうことか着火するお酒であり、普通に置いていたら気温によっては燃える場合もあるのだ。そのスピリタス…なんとアルコール消毒液より度数が高く、市販のアルコールでは文字通り最強を誇る。
ギャーさんはそのスピリタスを生前に再現しており、円卓の一部に配布。その結果、ギャーさん、アーサー、トリスタン、ガウェイン、ベディヴィエールは全裸で野球拳を行ったとか。
「そうですね…」
「まったくだ」
「モードレッド、ガウェイン…お前達からも言ってやれ、スピリタスなんていらないってよ」
「「あるだけ買うべきだ!!」」
「このアホどもぉぁぉおおお!!」
ケイの悲鳴が響き、BBQで円卓チームはスピリタス決行である。
ギャーさん特異体質で酔わない、モーちゃんドラゴン+妖精で滅茶苦茶強い、アーサードラゴンでもあるので滅茶苦茶強い、ガウェイン妖精の血筋+筋肉で強い、トリスタンはぐらんぶるぐらいの酒豪であり、彼らは強い。大抵、飲みの場ではベディヴィエールと巻き込まれたアグラヴェインが全裸になる。
「てか、スピリタスって美味しいの?」
「リッカ、お前は知らなくて良い!!あれは…酒の皮を被った化物だ!!」
お酒は二十歳に成ってから!!
と、そのときだった。ギャーさんのスマホに誰かから着信が入る。相手はボールスだった。
「ボールスか、どうした」
『ギャラハッド…お前とトリスタンが持ってきた酒あるだろ?あれは…もう飲めなくなったぞ』
「そうか、飲んだのか。良いさ、飲んだのなら良いさ」
『いや、違う…』
「溢したのか?」
「俺も青かったのさ…」
ボールスの妙案とは、キンキンに冷えた酒の容器。その容器の口に、ボールスのボールス(つまりイチモツ)を入れて股間を急速冷凍させて身体を冷やそうとしたのだ。だが、口とボールスのボールスがミラクルフィットしてしまい、抜けなくなったのだ。
『なんじゃそら。切るぞ』
ギャラハッドは電話を切った。酒の冷気で涼しくなったが、ボールスのボールスが注ぎ口にミラクルフィットしていることもあり、このお酒はもう飲むことが出来ないだろう。ギャーさんとトリスタンに悪いことをしたな、と思うボールスであったが…このままではカッコ悪い。ボールスはなんとか抜こうとするが抜けず、容器が揺れたことで中の酒がボールスのボールスに当たってしまい…物凄い刺激がボールスを襲った!!
「ぐっぎゃぁぁあ!?なっなんだこりゃぁぁあ!?」
実はお酒は粘膜から吸収される。胃の粘膜から吸収される場合はゆっくりと吸収されるが、腸や他の粘膜から吸収されると一気に吸収されて酒が回る…早い話、一気に酔ってしまうし…イチモツからなので刺激も強い。
一方のギャーさんはココノカヨウカドーの専門店で、スピリタスを購入しようとしていた。まあ、買っても呑むのは円卓メンバーとイスカンダル、スカサハぐらいだろうが。
「これで良し。む?また、ボールスからか…どうした?」
『ギャラハッド…俺の質問に答えろ、この酒はなんだ?』
「スピリタスだが?酒に弱くても、ジュースに少し垂らすとジュースカクテルが出来る便利な物だぞ」
『………俺はもうお仕舞いだ…』ガチャ
「この平和な世の中でなに言ってんだよ……おい?ボールス?」
だが、待たしてもボールスは電話を一方的に切ってしまった。
再びボールス視点。
「もう、お仕舞いだ……ヒック!?」
先ほども話したとおり、粘膜からは一気にお酒が吸収されて回る。ボールスはボールスのボールスからスピリタスを吸収してしまい、物凄い勢いで酔ってきたのだ。
「最低だ…最低の酔っぱらいかただ……もうお仕舞いだ…」
このままでは不味い。只でさえ、スピリタスは気化しやすいアルコールであり…このまま気化し続ければボールスのボールスについてしまってどんどん酔いも回る。
「早く…なんとかしないと…」
ボールスはハサミか何かを探して、容器を切って取ろうとする。だが、そのときだった。インターホンが鳴り…
「おーい、ボールス…何があったんだ?」
ボールスを心配してか、ギャラハッド達がやって来たようだ。しかし、鍵を閉めていることもあってか、ギャラハッド達は中にはいれない。
「なんで来たんだよ…ギャラハッドのやつ…」
ボールスは扉まで向かい、除き穴から外を伺う。そこでは…
「モーさん、今日暑いねて…」
程よく汗をかいており…色気を感じるリッカちゃん。汗が首筋から胸の谷間に消えていき、更にセクシィー!!
「おう、まったくだ」
ネネちゃんのママに選んでもらったワンピース姿のモーちゃん。アルトリア√のモーさんと違い、ここのモーちゃんはバストがEカップであり…暑さ対策で襟を軽く伸ばしたりする。すると、より谷間と二上山(隠語)が見えたり…見えなかったりしてめちゃくちゃセクシィー!!
そしてボールスは円卓の中でもぺリノア*3の次ぐらいに、性欲が凄いある。
「デュフ!!」
その結果、ボールスのボールスが立ち上がれガンダムのように立ち上がり、立ち上がりチンザムとなる。当然、立ち上がれば…上から下に向かってスピリタスが落ちるので…ボールスのボールスに弁舌にし難い刺激が襲う。
「ぐぅぎゃぁぁぁぁあ!!あがぁぁあ!!」
激痛でボールスはのたうち回る。
「のたうち回る音!?ボールス!?何があったのですか!?」
「ボールス!?どうした!?マジで何があったの!?」
ボールスの悲鳴、のたうち回る音は外まで聞こえており、真実を知らないガウェインとギャラハッドは物凄い心配をしてしまう。
そして…スピリタスの容器が壁に当たり、衝撃でボールスは最後の悲鳴を響かせた。
「「「……静かになった」」」
声と音がやんだことで、ギャーさん達は数秒ほどポカーンとするが…直ぐに正気に戻り
「親父!!管理人さんに連絡してくれ!!」
「おっおう!!待ってろよ、ボールス!!」
ケイが管理人さんを連れてきてくれて、管理人さんと共に合鍵で中に入る。そこでは…
「こっこれは!?」
全裸でビクンビクンと痙攣するボールスの姿であった。
「「「なんだ…飲み過ぎか」」」
溜め息を吐きながら言う、ギャーさんとモーちゃん、ガウェインであった。
「いや、どっからどうみても警察案件だろ!!あと、お前医者だろ!!」
「まさか…ここでの尿管処理の処置1号がお前になるとは」
その後、春日部病院に運ばれたボールスは…尿管…ボールスのボールスに管を刺されて強制的におしっこを出されたのだった*4。
後日、真相を知った円卓の皆様全員から、ボールスのあだ名はチンコスピリタス…略してチンスピとなった。
次回、しんのすけ…ディノズアイランドに向かう!
ギャーさん「しんのすけ…写真を取ってきてくれ!!」
リッカ「ディノズアイランドは写真ダメなんだって」
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